第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当中間連結会計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 経営成績に関する説明

当中間連結会計期間(2024年1~6月)の売上高は、ガス販売量は増加したものの原料費調整制度によるガス販売単価の下方調整により、前年同期に比べ16.5%減105,377百万円となり、営業利益は前年同期に比べ44.9%減9,825百万円、経常利益は35.6%減12,446百万円、親会社株主に帰属する中間純利益は38.4%減8,524百万円となりました。

 

セグメントの経営成績は、次のとおりであります。

なお、下記のセグメント別経営成績数値には、セグメント間の内部取引を含んでおります。

① ガス

ガス販売量は、工業用で大口需要家の稼働増などにより、前年同期に比べ0.5%増807百万㎥となりました。

売上高は、ガス販売量は増加したものの、原料費調整制度によるガス販売単価の下方調整により、前年同期に比べ21.0%減84,955百万円となり、セグメント利益(営業利益)は49.9%減9,194百万円となりました。

② LPG・その他エネルギー

売上高は、前年同期に比べ11.7%増15,927百万円となり、セグメント利益(営業利益)は207.2%増2,219百万円となりました。

③ その他

売上高は、前年同期に比べ1.3%減8,418百万円となり、セグメント利益(営業利益)は30.7%減297百万円となりました。

 

(2) 財政状態に関する説明

当中間連結会計期間末における総資産は、株式市況の影響により投資有価証券の増加や現金及び預金の増加などにより、前連結会計年度末に比べ12,511百万円増167,220百万円となりました。

負債は、納税等により未払金、未払法人税等が減少した一方で、原料代金決済のタイミングによる買掛金の増加等により、前連結会計年度末に比べ1,664百万円増41,952百万円となりました。

純資産は、中間純利益の計上により利益剰余金が増加したことなどから、前連結会計年度末に比べ10,847百万円増125,268百万円となり、自己資本比率は70.7%となりました。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

営業活動によるキャッシュ・フローは、11,571百万円の収入(前期は33,177百万円)となりました。これは、減価償却前利益17,205百万円と、売上債権及び契約資産の増加や法人税等の支払いなどによるものであります。

投資活動によるキャッシュ・フローは、3,919百万円の支出(前期は8,028百万円の支出)となりました。これは、ガス導管網の拡張・整備や再生可能エネルギーなどへの設備投資等によるものであります。

財務活動によるキャッシュ・フローは、1,060百万円の支出(前期は14,925百万円の支出)となりました。これは配当金の支払等によるものであります。

以上の結果、当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前期末と比べ6,743百万円増加し、41,986百万円となりました。

 

 

(4) 経営方針・経営戦略等

当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当中間連結会計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(6) 研究開発活動

当中間連結会計期間の研究開発費の総額は0百万円であります。

なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。