当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はない。
当社グループの四半期連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づき作成されている。経営者の視点による当第3四半期連結累計期間の経営成績及び財政状態の状況に関する分析等は次のとおりである。
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、収益認識会計基準等の適用が経営成績及び財政状態の状況に与える影響の詳細については、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載している。
本項に記載した将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において判断したものである。
1.経営成績の状況
当社グループは、2021年4月から始動したホールディングス体制のもと、ガスエネルギー事業を中核に据えながら、国内外での不動産事業や国際エネルギー事業等、事業構造の多様化・強靭化に向けた懸命な営業活動を展開した。
当第3四半期連結累計期間の連結売上高は、電力・その他エネルギー事業において海外へのLNG出荷が拡大したことに加え、LPG事業においてLPG販売単価が上昇したこと等から、前年同期に比べ11,231百万円増の144,079百万円となった。
費用面については、ガス事業において、原料LNGの調達先で発生したトラブルを受け、代替の原料LNGをスポット市場から調達した影響等により売上原価が増加したことに加え、九州北部幹線の減価償却費が増加した。
この結果、営業損益は3,599百万円の損失(前年同期は営業利益1,073百万円)、経常損益は2,784百万円の損失(前年同期は経常利益1,220百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損益は2,064百万円の損失(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失384百万円)となった。
セグメント別の状況は、次のとおりである。
(1) ガス
当第3四半期連結累計期間の都市ガス事業におけるお客さま戸数は113万戸であり、都市ガス販売量は前年同期に比べ4.7%増の620,681千㎥となった。このうち業務用ガス販売量については、主に工業用分野において新型コロナウイルス感染症の影響からの回復により8.4%増の397,434千㎥となった。家庭用ガス販売量は、前年に比べて気温が高めに推移したこと等によりガス使用量が減少したことから5.4%減の141,103千㎥となった。他の事業者への卸供給ガス販売量については、卸供給先の需要増によって6.5%増の82,144千㎥となった。
以上のような都市ガス販売量の結果とLNG販売の増加等により、売上高は前年同期に比べ1.4%増の79,303百万円となったものの、セグメント損益は、原料LNGを価格が高騰しているスポット市場から調達したこと等により売上原価が増加したことに加え、2020年12月に供用を開始した九州北部幹線の減価償却費の影響等により、6,690百万円の損失(前年同期セグメント損失476百万円)となった。
(2) LPG
LPG販売単価が上昇したこと等により、売上高は前年同期に比べ29.0%増の16,478百万円となり、セグメント利益は197百万円(前年同期セグメント損失4百万円)となった。
(3) 電力・その他エネルギー
国際エネルギー事業として海外向けのLNG出荷が拡大したことに加え、電力販売件数が増加したこと等から、売上高は前年同期に比べ67.4%増の15,132百万円となり、セグメント利益は前年同期に比べ132.0%増の1,051百万円となった。
(4) 不動産
㈱エストラストにおいて分譲マンションの販売戸数が増加したこと等により、売上高は前年同期に比べ5.4%増の25,717百万円となり、セグメント利益は前年同期に比べ9.6%増の2,426百万円となった。
(5) その他
その他の事業には、食関連事業(食品販売事業、飲食店事業)、情報処理事業等が含まれており、食関連事業における新型コロナウイルス感染症の影響からの一部回復等により、売上高は前年同期に比べ3.9%増の19,132百万円となり、セグメント利益は107百万円(前年同期セグメント損失614百万円)となった。
(注)1.セグメント別売上高及びセグメント利益又は損失には、セグメント間の内部取引に係る金額を含んでいる。
2.本報告書では、ガス量はすべて毎月の検針による使用量の計量に基づいたものを45MJ(メガジュール)/㎥で表記している。
3.お客さま戸数は、四半期末の都市ガスメーター取付個数である。
セグメント別の売上高及びその構成比は次のとおりである。
|
|
区分 |
前第3四半期連結累計期間 |
当第3四半期連結累計期間 |
||
|
|
金額(百万円) |
構成比(%) |
金額(百万円) |
構成比(%) |
|
|
|
ガス |
78,175 |
54.8 |
79,303 |
50.9 |
|
|
LPG |
12,772 |
8.9 |
16,478 |
10.6 |
|
|
電力・その他エネルギー |
9,042 |
6.3 |
15,132 |
9.7 |
|
|
不動産 |
24,388 |
17.1 |
25,717 |
16.5 |
|
|
その他 |
18,406 |
12.9 |
19,132 |
12.3 |
|
|
計 |
142,784 |
100.0 |
155,764 |
100.0 |
2.財政状態の状況
(1) 資産
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、395,647百万円となり、前連結会計年度末に比べ5,718百万円増加した。これは主に、有形固定資産の減価償却が進んだものの、LNG価格の上昇に伴い原材料が増加したことによるものである。
(2) 負債
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、316,325百万円となり、前連結会計年度末に比べ12,517百万円増加した。これは主に、社債や原料買掛金が増加したことによるものである。
(3) 純資産
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、79,322百万円となり、前連結会計年度末に比べ6,799百万円減少した。これは主に、利益剰余金が減少したことに加え、株価の下落に伴いその他有価証券評価差額金が減少したことによるものである。
3.会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はない。
4.経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はない。
5.優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はない。
6.研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は169百万円である。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はない。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はない。