第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において新たに発生した事業等のリスクは、次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

①新型コロナウイルス感染症の拡大

 世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、わが国においても2020年4月に政府から「緊急事態宣言」が発せられる事態となり、わが国の経済環境は激変するとともに、多くの企業の事業運営に少なからず影響を与えております。当社グループにおきましても、今後の事業運営上、業績に一定の影響を与える可能性があります。

 

②継続企業の前提に関する重要事象等

 当社グループは、当第1四半期累計期間において、世界的な新型コロナウイルスの影響により、訪日観光客数が減少したことを主要因として、営業損失470百万円、経常損失629百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失640百万円を計上しました。また、世界的な新型コロナウイルスの終息及び宿泊需要の回復には一定の期間を要するものと考えられることから、当社グループの資金繰りに懸念が生じており、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。

 しかしながら、重要な後発事象に記載のとおり、2020年6月30日に当社グループが保有する賃貸不動産を売却する契約を締結いたしました。また、金融機関より運転資金を調達する等、当面の運転資金を確保しております。

 以上より、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断し、連結財務諸表への注記は記載しておりません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績の状況

 当第1四半期連結累計期間における売上高は、前年同四半期を下回る1,430百万円(前年同四半期比9.9%減)となりました。宿泊事業においては1,272百万円(前年同四半期比9.3%減)となりました。これは全体的に、2月以降の新型コロナウイルスの感染拡大によるものです。一方、霊園事業および住宅事業につきましては、売上高は霊園事業108百万円、住宅事業49百万円と前年同期とほぼ同じとなりました。

 それらの要因に加え、営業費用におきましては、2019年8月に開業したアゴーラ・プレイス難波および2019年11月に開業したアゴーラ金沢の運営費用が増加したこと、また、証券事業についても、新型コロナウイルスの流行により、主に香港市場の株価が下落したことにより、営業損失は470百万円(前年同四半期は営業利益46百万円)となりました。

 また、営業外費用として、為替差損124百万円を計上したこと等により、経常損失は629百万円(前年同四半期は経常利益21百万円)となり、非支配株主に帰属する四半期純損失百万円を計上したこと等により、親会社株主に帰属する四半期純損失は640百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失21百万円)となりました。

 

 セグメント別の経営成績は以下のとおりです。

①宿泊事業

 宿泊事業部門におきましては1,272百万円(前年同四半期比9.3%減)となりました。これらは、2月以降の全面的なコロナウイルス感染拡大によるゲストの減少により、アゴーラ・ホテル大阪守口にて147百万円、アゴーラ・リージェンシー大阪堺では94百万円の売上高が減少いたしました。新型コロナウイルス感染による売上減少の緊急対策として、全社横断的な費用削減ミーティングを開催し、全施設において稼働に合わせた適正な人員配置をおこない人件費の圧縮に努めた他、外注費の削減、不急なビルメンテナンス、修繕の見直しなどのコスト削減策に取り組んでおりますが、2019年8月に開業したアゴーラ・プレイス難波の運営費用および2019年11月に開業したアゴーラ金沢の運営費用が増加したことにより、営業損失は342百万円(前年同四半期比は営業利益60百万円)となりました。

②その他投資事業

 その他投資事業部門におきましては、香港市場の株価の下落により、証券事業につきましては営業損失となりましたが、一方、霊園事業の売上高は前年同期とほぼ同じ108百万円、住宅事業は49百万円となりました。その結果、その他投資事業部門における売上高は157百万円(前年同四半期比14.6%減)となり、営業損失は25百万円(前年同四半期は営業利益55百万円)となりました。

(2)財政状態の分析

(資産)

 当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べて4.5%減少し、18,463百万円となりました。

 流動資産は、前連結会計年度末に比べて24.9%減少し、2,710百万円となりました。これは、現金及び預金が423百万円、売掛金が309百万円減少したことなどによります。

 固定資産は、前連結会計年度末に比べて0.2%増加し15,604百万円となりました。これは、建設仮勘定が207百万円増加したことなどによります。

 繰延資産は、前連結会計年度末に比べて3.5%減少し149百万円となりました。

(負債)

 当第1四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べて2.5%減少し、10,068百万円となりました。

 流動負債は、前連結会計年度末に比べて39.0%減少し、1,678百万円となりました。これは、買掛金が148百万円、未払金が825百万円減少したことなどによります。

 固定負債は、前連結会計年度末に比べて10.7%増加し、8,390百万円となりました。これは、長期借入金が826百万円増加したことなどによります。

(純資産)

 当第1四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べて607百万円減少し、8,394百万円となりました。これは、利益剰余金が640百万円減少したことなどによります。

 

(3)重要事象等について

 当社グループは、当第1四半期累計期間において、世界的な新型コロナウイルスの影響により、訪日観光客数が減少したことを主要因として、営業損失470百万円、経常損失629百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失640百万円を計上しました。また、世界的な新型コロナウイルスの終息及び宿泊需要の回復には一定の期間を要するものと考えられることから、当社グループの資金繰りに懸念が生じており、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。

 当社は、当該状況を解消すべく、重要な後発事象に記載のとおり、2020年6月30日に当社グループが保有する賃貸不動産を売却する契約を締結いたしました。また、金融機関より運転資金を調達する等、当面の運転資金を確保しております。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。