当第2四半期連結累計期間において新たに発生した事業等のリスクは、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
①新型コロナウイルス感染症の拡大
世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、わが国においても2020年4月に政府から「緊急事態宣言」が発せられる事態となり、わが国の経済環境は激変するとともに、多くの企業の事業運営に少なからず影響を与えております。当社グループにおきましても、今後の事業運営上、業績に一定の影響を与える可能性があります。
②継続企業の前提に関する重要事象等
当社グループは、当第2四半期連結累計期間において、世界的な新型コロナウイルスの影響により、訪日観光客数が減少したことを主要因として、営業損失820百万円、経常損失838百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失1,075百万円を計上しました。また、世界的な新型コロナウイルスの終息及び宿泊需要の回復には一定の期間を要するものと考えられることから、当社グループの資金繰りに懸念が生じており、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。
しかしながら、重要な後発事象に記載のとおり、2020年6月30日に当社グループが保有する賃貸不動産を売却する契約を締結し、2020年7月31日に売却いたしました。また、金融機関より運転資金を調達する等、当面の運転資金を確保しております。
以上より、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断し、四半期連結財務諸表への注記は記載しておりません。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における売上高は前年同四半期を大きく下回る1,803百万円(前年同四半期比44.3%減)となりました。主な要因としては、新型コロナウイルス感染の拡大による利用客数の減少により、ホテル・アゴーラリージェンシー大阪堺において売上高が771百万円減少したこと、同じくアゴーラ・ホテル大阪守口において売上高が561百万円減少したことによるものです。また、利益面につきましては、2019年8月に開業したアゴーラ・プレイス難波、同じく2019年11月に開業したアゴーラ・金沢の2つのホテルの人件費の増加等により売上総利益が25百万円となりました。一方、その他投資事業におきましては、市場が大きく変動したことから証券投資事業において32百万円の営業損失が発生いたしました。それらの結果、営業損失は820百万円(前年同四半期は営業利益30百万円)となりました。また、営業外収益および費用として、当社の保有する豪ドル建て資産に係る投資利益85百万円を計上したこと、為替差損を33百万円計上したこと等により、経常損失は838百万円(前年同四半期は経常利益101百万円)となりました。上記の結果、税金等調整前四半期純損失は1,066百万円(前年同四半期は税金等調整前四半期純利益101百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は1,075百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益23百万円)となりました。
セグメント別の経営成績は以下のとおりです。
①宿泊事業
新型コロナウイルス感染の拡大による利用客数の減少により、宿泊事業の売上高は1,483百万円(前年同四半期対比48.2%減)となりました。これは主に、ホテル・アゴーラリージェンシー大阪堺において売上高が771百万円減少したこと、同じくアゴーラ・ホテル大阪守口において売上高が561百万円減少したことによります。また、アゴーラ・ホテル大阪守口、アゴーラ・プレイス難波、アゴーラ・金沢、今井荘の各宿泊施設は、政府の緊急事態宣言による外出自粛の影響を受け、利用客数が大きく減少したことから運営費用を抑えるため5月から休業を行いました。その結果、宿泊事業においては営業損失679百万円(前年同四半期は営業利益83百万円)となりました。
②その他投資事業
マレーシアの霊園事業につきましては、新型コロナウイルスの影響が認められ、売上高は前年対比14.5%減少した220百万円、国内にて賃貸事業を行っている住宅等不動産開発事業の売上高は前年同期とほぼ同額の99百万円となり売上高は320百万円(前年同四半期比14.3%減)となりました。証券投資事業については新型コロナウイルスの流行により債券市場が大きく変動したことにより32百万円の営業損失が発生いたしました。それらの結果、その他投資事業の全体の営業利益は32百万円(前年同四半期比63.5%減)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べて5.2%減少し、18,336百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べて27.5%減少し、2,617百万円となりました。これは現金及び預金が488百万円減少したことなどによります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて0.0%増加し15,571百万円となりました。
繰延資産は、前連結会計年度末に比べて5.0%減少し146百万円となりました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べて0.8%増加し、10,411百万円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べて29.6%減少し、1,934百万円となりました。これは、未払金が610百万円、買掛金が186百万円減少したことなどによります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて11.8%増加し、8,476百万円となりました。これは、長期借入金が917百万円増加したことなどによります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べて12.0%減少し、7,925百万円となりました。これは、利益剰余金が1,075百万円減少したことなどによります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ488百万円減少し、827百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は557百万円(前年同四半期は116百万円の獲得)となりました。
これは主に税金等調整前四半期純損失1,066百万円、売上債権の減少額389百万円、仕入債務の減少額181百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は848百万円(前年同四半期は156百万円の使用)となりました。
これは主に有形固定資産の取得による支出915百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は920百万円(前年同四半期は108百万円の使用)となりました。
これは主に長期借入れによる収入1,061百万円によるものであります。
(資本の財源及び資金の流動性)
当社グループの資金需要のうち主なものは、運転資金のほか主力事業である宿泊事業における新規ホテル等の設備投資に係る資金であります。これらの財源につきましては、営業活動によるキャッシュ・フローのほか、金融機関からの借入金等による資金調達を基本としております。また、資金調達に際しては、財務の健全性や安全性の確保を目指しております。
(4)重要事象等について
当社グループは、当第2四半期連結累計期間において、世界的な新型コロナウイルスの影響により、訪日観光客数が減少したことを主要因として、営業損失820百万円、経常損失838百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失1,075百万円を計上しました。また、世界的な新型コロナウイルスの終息及び宿泊需要の回復には一定の期間を要するものと考えられることから、当社グループの資金繰りに懸念が生じており、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。
当社は、当該状況を解消すべく、重要な後発事象に記載のとおり、2020年6月30日に当社グループが保有する賃貸不動産を売却する契約を締結し、2020年7月31日に売却いたしました。また、金融機関より運転資金を調達する等、当面の運転資金を確保しております。
当第2四半期連結会計期間において、新たに締結した重要な契約は次のとおりであります。
当社の連結子会社である南麻布二十一合同会社が、2020年6月30日に、固定資産信託受益権を譲渡する契約を締結いたしました。
詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(重要な後発事象)」に記載のとおりであります。