第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況の異常な変動等または、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
  

2 【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)  経営成績の分析

当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、緩やかな回復基調が継続したものの、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動による影響にも留意する必要があり、先行き不透明な状況が続きました。
  日本政府観光局(JNTO)によると、訪日外客数は前年同期比16.5%の伸び率となり、今後も順調に推移することが見込まれております。一方で、増加する宿泊需要を背景に競合他社に加え、異業種からの参入もあり、宿泊事業の競争環境は厳しさが増しております。
 当第1四半期連結累計期間におきましては、引き続きアジア諸国を中心に海外からの集客が堅調に推移し、インバウンドの宿泊人員は前年同四半期比約10%増となり、宿泊人員全体の約4割を占めました。特に団体に比べ客室単価が高く滞在日数も長い個人のお客さま(FIT)の誘客に注力した結果、インバウンドのうち約8割をFITが占めるなど、WHG事業を中心に宿泊部門の好調が持続いたしました。また、2017年4月に開業した「箱根小涌園 天悠(てんゆう)」(150室)や「ホテルグレイスリー京都三条 南館」(128室)が通期稼働した一方で、本年1月10日をもって営業を終了した「箱根ホテル小涌園」(224室)や2017年3月で運営受託契約が終了した「アジュール竹芝」の影響があり、当社グループ全体では、売上高は前年同四半期比178百万円減収の15,808百万円となりました。
  また、当第1四半期連結累計期間におきましては、既存ホテルの改装に伴う費用に加え、本年開業を予定するホテルや新規事業に係る先行費用などが発生したこともあり、営業損失は、前年同四半期比277百万円悪化の633百万円、経常損失は、前年同四半期比337百万円悪化の794百万円、当社グループが重要指標と位置づけている減価償却費等負担前の営業利益は、前年同四半期比129百万円減益の769百万円となりましたが、当初計画を上回る利益水準で推移いたしました。なお、親会社株主に帰属する四半期純損失は、前年同四半期比583百万円改善の553百万円となりました。
 

 

 

業績の概要は以下の通りです。

 

 

(単位:百万円)

 

金額

前年同四半期比

売上高

15,808

△178

営業損失(△)

△633

△277

経常損失(△)

△794

△337

親会社株主に帰属する
 四半期純損失(△)

△553

583

 

 

 

減価償却費等
負担前営業利益

769

△129

 

 

セグメント別の概況については以下のとおりとなります。

 

WHG事業

WHG事業では、インバウンドの集客とともにリピーターの獲得を推進し、売上の最大化を図ってまいりました。インバウンドにつきましては、東アジアや東南アジアのほか欧米豪からの集客にも注力した結果、FITの利用が増加しました。また、当社グループ顧客会員組織「藤田観光グループ・メンバーズカードWAON」におきましては、会員数が外国人のお客さま約6万人を含む44万人を超え、顧客の囲い込みを進めるとともに、会員限定プランの販売やポイントアップキャンペーンを実施するなど、お客さまのリピートを促進する取り組みも進めてまいりました。
  宿泊部門は、2017年5月に開業いたしました「ホテルグレイスリー京都三条 南館」が通期稼働し業績に寄与いたしました。また、客室単価におきましては、インバウンドのリピーター増加や地方分散化の動きもあり、春節(中華圏の旧正月)期間などでの誘客が好調に推移し、全体では前年同四半期比1.8%増、首都圏のホテルでは同1.1%増、地方のホテルでは同3.1%増と堅調に推移しました。
  これらの結果、当セグメントの売上高は前年同四半期比260百万円増収の8,541百万円となりましたが、営業利益(セグメント利益)では、既存ホテルの改装に伴う費用や本年開業を予定するホテルに係る先行費用などが発生したこともあり、前年同四半期比90百万円減益の290百万円となりました。
 

リゾート事業

リゾート事業では、箱根エリアの新たな旗艦施設として2017年4月に開業した「箱根小涌園 天悠」が通期稼働した一方で、1958年の開業から運営してまいりました「箱根ホテル小涌園」が本年1月10日をもって営業終了いたしました。「箱根小涌園 天悠」におきましては、従来の「箱根ホテル小涌園」にて提供してまいりました団体やファミリーのお客さま向けのサービスから、国内外の個人のお客さまへ付加価値の高い商品とサービスを提供するビジネスモデルへの転換を図ってまいります。
  宿泊部門は、「箱根小涌園 天悠」において、お客さまの満足度を高めることに注力し運営してまいりました。また、国内外からの集客により客室稼働も当初計画を上回る水準で推移し、「箱根ホテル小涌園」の営業終了による減収を補うかたちとなり、売上高は、前年同四半期比28百万円増収の1,076百万円となりました。
 レジャー部門の売上高は、「箱根小涌園ユネッサン」の利用人員の減少により前年同四半期比54百万円減収の290百万円となりました。
 これらの結果、当セグメントの売上高は前年同四半期比28百万円減収の1,442百万円、営業損失(セグメント損失)は「箱根小涌園 天悠」に係る費用の増加などにより、前年同四半期比81百万円悪化の307百万円となりました。
 

 

ラグジュアリー&バンケット事業

婚礼部門は、ホテル椿山荘東京において、昨年11月に新設いたしました庭園内神殿が稼働し、和式婚礼の提案などを通じて件数獲得を強化してまいりましたが、当初計画から竣工時期が遅れたことによる影響を補うには至らず、当第1四半期連結累計期間におきましては、売上高は前年同四半期比169百万円減収の2,000百万円となりました。
  宿泊部門は、ホテル椿山荘東京において、昨年7月に加盟した世界最大の独立系ホテルブランドのネットワーク「プリファード ホテルズ&リゾーツ」を活用し海外の富裕層を中心に集客を図るなど、国内外からの集客を強化し、客室単価および稼働率が前年を上回る水準で推移したものの、「アジュール竹芝」の運営受託契約終了の影響により、売上高は前年同四半期比71百万円減収の483百万円となりました。 
 これらの結果、ゴルフ部門などを含めた当セグメントの売上高は前年同四半期比438百万円減収の5,151百万円となり、営業損失は同75百万円悪化の421百万円となりました。
 

(2)  財政状態の分析

(資産・負債の状況)

当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比較して2,851百万円減少の104,510百万円となりました。現金及び預金が1,008百万円減少するなど流動資産が1,403百万円減少し、固定資産は、投資有価証券の時価の下落による投資その他の資産の減少があり1,448百万円減少しました。
  また、負債は、前連結会計年度末と比較して290百万円減少の79,434百万円となりました。法人税の支払により未払法人税等が1,001百万円減少した一方で、借入金は568百万円増加しました。なお、当第1四半期連結会計期間末の借入金残高は47,266百万円となりました。
 

(純資産の状況)

純資産は、前連結会計年度末と比較して2,561百万円減少の25,076百万円となりました。その他有価証券評価差額金が1,527百万円減少し、利益剰余金が親会社株主に帰属する四半期純損失の計上や、配当金の支払により1,032百万円減少しました。

 

(3)  事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、事業上および財務上の対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。

 

(4)  研究開発活動

該当事項はありません。