第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

経営者の視点による当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に関する認識及び分析の検討内容は次のとおりであります。文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況 

当第2四半期累計期間(2023年12月1日~2024年5月31日)におけるわが国の経済は、政経済活動の正常化が進み、インバウンド消費の回復、株価上昇の流れのなかで景気の持ち直しが期待されますが、世界的な金融引締めに伴う影響やウクライナ情勢の長期化、エネルギー価格及び原材料価格の高止まりが予想され、物価上昇等、先行き不透明な状況が続いております。

このような状況のもと、当第2四半期累計期間の売上高は、2,920,128千円(前年同四半期比12.1%増)となりました。
 販売費及び一般管理費は、1,989,993千円(前年同四半期比8.2%増)となりました。営業利益は227,263千円(前年同四半期比80.4%増)、経常利益は227,254千円(前年同四半期比99.4%増)となりました。
 また、当第2四半期累計期間の四半期純利益は388,401千円(前年同四半期比245.4%増)となりました。
 なお、当社が営むホテル業は、第4四半期に宴会(婚礼)需要が強く、売上高が多く計上される傾向があります。

 

セグメント別の業績は以下のとおりであります。

(ホテル事業)

ホテル事業の当第2四半期累計期間の業績は、売上高2,896,414千円(前年同四半期比12.2%増)、営業利益209,407千円(前年同四半期比94.1%増)となりました。
 なお、主な部門別の売上高は、宿泊部門891,079千円(前年同四半期比11.2%増)、レストラン部門734,040千円(前年同四半期比6.0%増)、宴会部門1,025,735千円(前年同四半期比15.9%増)となりました。

(不動産賃貸事業)

不動産賃貸事業の当第2四半期累計期間の業績は、売上高23,713千円(前年同四半期比1.2%減)、営業利益17,855千円(前年同四半期比1.5%減)となりました。

 

当社の財政状態は、次のとおりであります。

(資産)

 資産合計は7,987,652千円(前事業年度末比33,885千円増)となりました。
 主な要因は現金及び預金432,038千円の減少や売掛金23,874千円の増加、有形固定資産428,848千円の増加、投資その他の資産14,563千円の増加などであります。

(負債)

 負債合計は4,364,513千円(前事業年度末比336,207千円減)となりました。 
  主な要因は買掛金46,975千円の減少や未払消費税等113,564千円の減少、長期借入金60,000千円の減少、再評価繰延税金負債55,018千円の減少などであります。

(純資産)

 純資産合計は3,623,139千円(前事業年度末比370,092千円増)となりました。

 主な要因は四半期純利益388,401千円や配当金の支払額29,522千円などであります。

 

 

 

(2)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ432,038千円減少し、1,990,534千円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー) 

当第2四半期累計期間における営業活動による資金の増加は109,883千円(前年同四半期は143,509千円の増加)となりました。これは主に、税引前四半期純利益325,338千円、減価償却費142,272千円、未払消費税の減少額113,564千円などによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期累計期間における投資活動による資金の減少は450,877千円(前年同四半期は125,378千円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出760,877千円、有形固定資産の売却による収入310,000千円などによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期累計期間における財務活動による資金の減少は91,044千円(前年同四半期は61,652千円の減少)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出60,000千円、配当金の支払額29,025千円などによるものであります。

 

(3)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。

 

(4)資本の財源及び資金の流動性

当社の資金需要のうち主なものは、設備投資資金のほか、食材等の仕入や人件費等の販売費及び一般管理費等の営業費用であります。

当社は、運転資金につきましては自己資金、並びに金融機関からの短期借入金及び長期借入金を基本としており、設備投資につきましては自己資金及び金融機関からの長期借入金を基本としております。

なお、当第2四半期会計期間末における借入金残高は2,278,000千円となっております。また、当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物の残高は1,990,534千円となっております。

 

(5)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
 

(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(7)研究開発活動

該当事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。