第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。なお、重要事象等は存在しておりません。 

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

 (1)業績の状況

当第2四半期連結累計期間における我が国の経済は、企業収益、雇用情勢は改善傾向にあり、景気は緩やかな回復基調が続いてはいるものの、一方で景気改善のテンポにはばらつきもあり、引き続き足元の景況感を注意深く見守っていく必要があるものと思われます。このような状況のもと、当社グループの当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、映画事業部門は、映画興行部門は堅調な営業成績を収めることができたものの、連結子会社における新規事業に係る営業費用の増加もあり、セグメント損失を計上することとなりました。不動産事業部門は、賃貸部門において主要テナントビルの状況に変化はなく、営業成績は堅調に推移いたしました。自動車教習事業部門は、学生を中心とした自動車運転免許の取得需要が減少に向かう時期となりますが、営業利益を確保することができました。その結果、全体として売上高は8億8千6百万円(前年同期比9.4%増)、営業利益は4千1百万円(前年同期比29.4%減)、経常利益は4千9百万円(前年同期比18.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4千万円(前年同期比29.2%減)となりました。
 当第2四半期連結累計期間のセグメント情報ごとの業績の状況は以下の通りであります。
 (「生産、受注及び販売の状況」については、当社は映画興行や不動産賃貸業を中心に業態を形成しており、受注・販売形式の営業活動は行っておりません。販売の状況については、下記に示したセグメント情報ごとの業績の状況をご参照ください。)

 

 

(映画事業部門)
 映画興行部門におきましては、新宿武蔵野館では「ピエロがお前を嘲笑う」、シネマカリテでは「ナイトクローラー」等、数々の話題作を上映し、堅調な営業成績を収めることができたものの、連結子会社において新たに着手した映画配給関連のビジネスコンテンツ開発に係る営業費用が増加いたしました。その結果、部門全体の売上高は3億2千7百万円(前年同期比5.8%増)、セグメント損失は1千2百万円(前年同期は2百万円のセグメント利益)となりました。
 (不動産事業部門)
 賃貸部門におきましては、主要テナントビルの賃貸状況は大きな変化はなく安定しており、営業成績は堅調に推移いたしました。販売部門は、具体的な営業成績の計上には至っておりませんが、関連事業者とのつながりを密にし、業界の動向の把握に努めました。その結果、部門全体の売上高は2億6千9百万円(前年同期比0.3%増)、セグメント利益は1億7千7百万円(前年同期比4.3%増)となりました。
 (自動車教習事業部門)
 学生を中心とした新規教習生の獲得が難しい時期ではあるものの、きめ細かな送迎サービスをはじめ、地域に根ざした営業活動の結果、教習生の獲得に目立った落ち込みはなく、想定を上回る営業成績を収めることができました。その結果、部門全体の売上高は1億8千4百万円(前年同期比11.0%増)、セグメント利益は3千3百万円(前年同期比78.3%増)となりました。
 (商事事業部門)
 住宅資材の販売におきましては、業界の景況に底上げ感が依然乏しく、営業成績は前年同期の水準を維持するに止まりましたが、東京都目黒区において経営委託している飲食店の売上は、店舗のリニューアル後、第1四半期に引き続き堅調であり安定した営業成績を収めることができました。その結果、部門全体の売上高は8千6百万円(前年同期比61.5%増)、セグメント利益は3百万円(前年同期比35.3%増)となりました。
 (その他)
 主としてマクミラン・アリスの版権料収入や自販機手数料に加え、一時的な商品売上があったことから、全体として売上高は1千7百万円(前年同期比50.5%増)、セグメント利益は8百万円(前年同期比123.1%増)となりました。

 

※ スポーツ・レジャー事業部門は営業中止中であります。

 

 (2)財政状態の分析

 当第2四半期連結会計期間末における総資産は、有利子負債の返済を主な理由とした流動性預金の減少があったことなどから、前連結会計年度末に比べ6千3百万円減の59億6千7百万円となりました。
 負債合計は、有利子負債の返済を進めたことなどから、前連結会計年度末に比べ1億3百万円減の26億4千5百万円となりました。
 純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により、前連結会計年度末に比べ3千9百万円増の33億2千2百万円となりました。

 

 

 (3)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、当第2四半期連結累計期間に、営業活動において2千万円の資金を得て、投資活動において5千3百万円、財務活動において1億1千万円の資金を使用した結果、前第2四半期連結会計期間末に比べ、1億4千9百万円減少の6億1千3百万円(前年同期比19.6%減)となりました。

当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 〈営業活動によるキャッシュ・フロー〉

営業活動によって得られた資金は、税金等調整前四半期純利益4千9百万円、減価償却費4千1百万円があった一方、売上債権の増加2千万円、その他の増加5千万円があったこと等により、2千万円(前年同期比65.9%減)となりました。

 〈投資活動によるキャッシュ・フロー〉

投資活動によって使用した資金は、有形固定資産の取得による支出2千7百万円、差入保証金の差入による支出2千2百万円等があり、5千3百万円(前年同期は2億3千7百万円の支出)となりました。

 〈財務活動によるキャッシュ・フロー〉

財務活動によって使用した資金は、長期借入金の返済による支出1億1百万円、リース債務の返済による支出8百万円等があり、1億1千万円(前年同期は1億1千万円の支出)となりました。

 

 (4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

 (5)研究開発活動

該当事項はありません。

 

 (6)従業員数

当第2四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数に著しい変動はありません。

 

 (7)主要な設備

当第2四半期連結累計期間において、主要な設備の状況に著しい変動はありません。

 

 

 (8)経営者の問題認識と今後の方針について

繰越損失の解消(当第2四半期連結会計期間末現在の利益剰余金のマイナスは6千7百万円)が最重要経営課題であると認識し、既存事業の充実はもとより、連結子会社にて新たに準備している映画関連ビジネス等、新しい事業についても積極的に取り組み、将来の利益配分をいち早く実現すべく、今後も経営の全力を傾注してまいります。

当第2四半期連結会計期間におきましては、映画事業では、シネコンと一線を画した個性ある作品を数多く上映した映画興行部門に加え、連結子会社において新たに映画配給事業にも着手いたしました。自社映画配給作品第一弾として予定している香港映画「LITTLE BIG MASTER(原題)」は、9月に開催された「アジアフォーカス福岡国際映画祭」の招待作品として観客賞を受賞しております。また、不動産事業および自動車教習事業につきましては大きな変化はないものの、既存路線の安定化に注力した結果、営業成績は堅調に推移いたしました。一方で、遊休資産となっている旧甲府武蔵野シネマ・ファイブ土地建物につきましては、活用施策に大きな進展はなく、賃貸等を基本方針に、引き続き今後も有用な活用施策を検討してまいります。

なお、「新宿武蔵野館」および本社事務所が入居する新宿区新宿所在のテナントビル(武蔵野ビル。以下「当該ビル」という。)は、昭和43年11月竣工の旧耐震基準構造物のため、ビルの安全性を強固なものとするために、現在の法律に準じた耐震基準への補強が急務であり、かねてより当該ビル関連事業者間において全館休業による耐震補強工事を検討してまいりました。当社といたしましては、当社映画館および当該ビルの安全を第一に考え、本耐震補強工事の実施に賛同し、平成27年8月11日開催の取締役会において、本耐震補強工事への協力と、本耐震補強工事期間中の「新宿武蔵野館」の一時休館(平成28年1月29日まで営業、平成28年10月より再開予定。)と本社事務所の移転(平成27年8月31日)を決議しております。現在、当該耐震工事に係る諸要因による業績への影響額を把握・精査中であります。