なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社は四半期連結キャッシュ・フロー計算書を作成していないため、「キャッシュ・フローの状況の分析」については記載しておりません。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間における我が国の経済は、英国のEU離脱問題等による海外経済の不確実性の高まりもあり、円高や株安といった景況への懸念材料が出始め、個人消費の動向も含めて景気の先行きは依然として不透明な状況となっております。このような状況のもと、当社グループの当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、映画事業部門におきましては、自社買付配給作品第一弾となる香港映画『小さな園の大きな奇跡』の公開準備に力を注ぎましたが、入居テナントビルの耐震工事による「新宿武蔵野館」の休館の影響もあり売上高は減少し、セグメント損失を計上いたしました。また、不動産事業部門と自動車教習事業部門におきましても、セグメント利益は確保したものの、主要テナントビルの修繕費の増加や新規教習生獲得数の減少により、それぞれ前年同期の営業成績を下回る結果となりました。以上のことから、全体として売上高は3億3千6百万円(前年同期比26.7%減)、営業利益は2千3百万円(前年同期比47.7%減)、経常利益は2千7百万円(前年同期比46.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1千9百万円(前年同期比53.3%減)となりました。
当第1四半期連結累計期間のセグメント情報ごとの業績の状況は以下の通りであります。
(「生産、受注及び販売の状況」については、当社は映画事業や不動産事業を中心に業態を形成しており、受注・販売形式の営業活動は行っておりません。販売の状況については、下記に示したセグメント情報ごとの業績の状況をご参照ください。)
(映画事業部門)
「シネマカリテ」では、『ノーマ、世界を変える料理』『孤独のススメ』『ひそひそ星』『団地』等、邦画洋画問わずバラエティに富んだ個性的な作品を選りすぐり番組編成を行ったものの、入居テナントビルの耐震工事に係る「新宿武蔵野館」休館の影響や、また、連結子会社にて準備を進めている自社買付による映画配給等に係る営業費用の増加もあり、部門全体の売上高は7千2百万円(前年同期比54.1%減)、セグメント損失は9百万円(前年同期は1千2百万円のセグメント損失)となりました。
(不動産事業部門)
賃貸部門におきましては、自由が丘ミュービルにおいてテナントの入替に係る一時的な賃貸収入の減少や設備の老朽化による修繕工事等の営業費用の増加があり、また、不動産管理業務に係る収入も一時的に減少したため、営業成績は前年同期を下回りました。販売部門におきましては、当第1四半期連結累計期間におきましても具体的な営業活動の実績はなく、将来の営業網の構築に力を注ぐに止まりました。その結果、部門全体の売上高は1億2千万円(前年同期比10.5%減)、セグメント利益は5千7百万円(前年同期比35.4%減)となりました。
(自動車教習事業部門)
主として高校生の就職内定時期が早まったことにより、卒業シーズンにかけての運転免許取得解禁の時期も早まり、その影響で当第1四半期連結累計期間においての高校生の運転免許取得需要は一段落し、営業成績は前年同期を下回りました。その結果、部門全体の売上高は1億5百万円(前年同期比8.5%減)、セグメント利益は3千万円(前年同期比19.4%減)となりました。
(商事事業部門)
住宅関連資材の販売につきましては、建設関連の受注状況に大きな変化はなく、営業成績は伸び悩みました。一方、東京都目黒区において経営委託している飲食店は、新しい店舗形態が好評を博し、営業成績は堅調に推移いたしました。その結果、部門全体の売上高は3千4百万円(前年同期比4.0%増)、セグメント利益は1百万円(前年同期比0.1%減)となりました。
(その他)
主としてマクミラン・アリスの版権手数料や自販機手数料であり、当第1四半期連結累計期間においては前年同期に計上した美術品売上等の一時的な収益もなかったため、部門全体の売上高は1百万円(前年同期比87.7%減)、セグメント利益は1百万円(前年同期比80.1%減)となりました。
※ スポーツ・レジャー事業部門は営業中止中であります。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、主として有利子負債の返済等で現金及び預金が減少し、前連結会計年度末に比べ6千3百万円減の58億4千8百万円となりました。
負債合計は、有利子負債の返済を進めたことなどから、前連結会計年度末に比べ8千2百万円減の23億7千9百万円となりました。
純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等により利益剰余金が増加し、前連結会計年度末に比べ1千8百万円増の34億6千9百万円となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)従業員数
当第1四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数に著しい変動はありません。
(6)主要な設備
当第1四半期連結累計期間において、主要な設備の状況に著しい変動はありません。
(7)経営者の問題認識と今後の方針について
当第1四半期連結累計期間におきましては、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により、当社グループの課題であった繰越損失の解消を実現し、当第1四半期連結会計期間末の利益剰余金は1千9百万円となりました。しかしながら、将来の利益配分を見据えた自己資本の充実をはかるには、さらなる営業利益の積み上げによる利益剰余金の確保が不可欠であり、それをいち早く実現すべく、さらなる既存事業の充実・発展とともに映画の自社買付配給等の映画事業に関連した新たなビジネス・コンテンツの開発に力を入れ、グループの収益力を強化し、早期復配に向け、経営の全力を傾注してまいります。
部門別には、映画事業では、「シネマカリテ」でのミニシアターならではの個性溢れる映画の上映に加え、「新宿武蔵野館」改装に係るオープニング上映作品として予定している自社買付配給作品第一弾の香港映画「小さな園の大きな奇跡」の公開準備に力を注ぎました。また、不動産事業は不動産賃貸事業を中心に、自動車教習事業は送迎ルートの充実といったサービスの向上に力を入れ、事業の安定化に注力してまいりました。一方で、遊休資産となっている旧甲府武蔵野シネマ・ファイブ土地建物につきましては、活用施策に大きな進展はなく、売却を基本方針に、引き続き今後も活用施策を検討してまいります。
なお、「新宿武蔵野館」は、入居するテナントビルの耐震補強工事のため、本四半期報告書提出日現在、休館中であります。