第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社は四半期連結キャッシュ・フロー計算書を作成していないため、「キャッシュ・フローの状況の分析」については記載しておりません。

 

 (1)業績の状況

当第3四半期連結累計期間における我が国の経済は、雇用環境の改善や海外需要、株高等を背景に景気は回復基調にあるものの、当社のようなミニシアター経営におきましては、その景況に大きな変化はなく厳しい状況が続いております。このような状況のもと、当社グループの当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、映画事業部門は、「新宿武蔵野館」の興行成績は比較的堅調であったものの、「シネマカリテ」における映画興行収入の減少と映画配給関連の営業費用負担の影響でセグメント損失を計上することとなりました。不動産事業部門は、テナントビルの状況等に大きな変化はなく営業成績は安定的に推移いたしました。自動車教習事業部門は、学生を中心とした自動車運転免許の取得需要が伸び悩み、営業利益は減少いたしました。その結果、全体として売上高は11億8千1百万円前年同期比17.2%増)、営業利益は1千3百万円前年同期比42.3%減)、経常利益は一時的な受取配当金の計上があったことなどから6千8百万円前年同期比106.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4千9百万円前年同期比6.6%増)となりました。

当第3四半期連結累計期間のセグメント情報ごとの業績の状況は以下の通りであります。

(「生産、受注及び販売の状況」については、当社は映画興行や不動産賃貸業を中心に業態を形成しており、受注・販売形式の営業活動は行っておりません。販売の状況については、下記に示したセグメント情報ごとの業績の状況をご参照ください。)

 

 

(映画事業部門)

平成28年11月のリニューアルオープンから一年が経過した「新宿武蔵野館」では、『南瓜とマヨネーズ』『永遠のジャンゴ』等、また「シネマカリテ」では、『勝手にふるえてろ』『エンドレス・ポエトリー』等、話題作を上映し映画ファンの期待に応えてまいりましたが、「シネマカリテ」における映画興行収入の減少や、連結子会社における映画配給関連事業に係る営業費用負担の影響もあり、部門全体の売上高は4億5千1百万円(前年同期比61.7%増)、セグメント損失は4千4百万円(前年同期は3千9百万円のセグメント損失)となりました。

(不動産事業部門)

賃貸部門におきましては、不動産管理業務および主要テナントビルの賃貸状況は大きな変化はなく、営業成績は堅調に推移いたしました。販売部門は、業界の動向に気を配りながら営業機会を模索しておりますが、具体的な営業成績の計上には至っておりません。その結果、部門全体の売上高は4億3千1百万円(前年同期比10.9%増)、セグメント利益は2億7千6百万円(前年同期比19.3%増)となりました。

(自動車教習事業部門)

卒業シーズンを控えた高校生・大学生を中心に、運転免許取得を促進するための各種割引キャンペーン等をPRしてまいりましたが、まだまだその出足は鈍く、キャンペーンの効果が現れるには至っておりません。その結果、部門全体の売上高は2億2千9百万円(前年同期比4.9%減)、セグメント利益は4百万円(前年同期比83.0%減)となりました。

(商事事業部門)

東京都目黒区において経営委託している飲食店は、季節に応じたメニューの開発や物販に力を入れ、集客をはかってまいりましたが、営業成績は前年同期を下回りました。なお、住宅資材の販売につきましては、平成28年10月をもちまして取引を終了しております。その結果、部門全体の売上高は6千2百万円(前年同期比32.4%減)、セグメント利益は5百万円(前年同期比28.0%増)となりました。

(その他)

主としてマクミラン・アリスの版権料収入や自販機手数料でありますが、その他の売上高は全体で7百万円(前年同期比3.4%増)、セグメント利益は2百万円(前年同期比48.3%減)となりました。

 

※ スポーツ・レジャー事業部門は営業中止中であります。

 

 (2)財政状態の分析

当第3四半期連結会計期間末における総資産は、減価償却による有形固定資産の減少があったことなどから、前連結会計年度末に比べ、1千6百万円減62億1千3百万円となりました。
 負債合計は、法人税等の支払による未払法人税等の減少があったことなどから、前連結会計年度末に比べ6千7百万円減26億3千3百万円となりました。
 純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等により、前連結会計年度末に比べ5千万円増35億7千9百万円となりました。

 

 (3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

 

 (4)研究開発活動

該当事項はありません。

 

 (5)従業員数

当第3四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数に著しい変動はありません。

 

 (6)主要な設備

当第3四半期連結累計期間において、主要な設備の状況に著しい変動はありません。

 

 (7)経営者の問題認識と今後の方針について

当第3四半期連結累計期間におきましては、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により、利益剰余金は1億2千7百万円となりました。今後も将来の利益配分を見据えた自己資本の増強に向けて、確実に利益を積み上げていくために、既存事業の収益力強化に向けた業務改善や、映画の自社買付配給等の映画事業に関連したビジネス・コンテンツの開発など、早期復配の実現に向けて営業努力を重ねてまいります。

部門別には、映画事業では、シネマカリテの内装を一部改装し、より魅力ある劇場空間作りを施すことで映画興行収入の増加をはかるとともに、シネコンとは一線を画した映画のラインナップを継続し、ミニシアターならではの個性的な番組編成を提供してまいります。また、「小さな園の大きな奇跡」に続く自社買付作品の配給につきましても、引き続き慎重に検討してまいります。不動産事業は不動産賃貸物件のメンテナンスに気を配り収益の維持に努め、自動車教習事業は学生の卒業シーズンに向けて新規教習生にしっかりとPRすべく各種キャンペーンを行ってまいります。一方で、遊休資産となっている旧甲府武蔵野シネマ・ファイブ土地建物につきましては、売却を基本方針に、引き続き今後も情報の収集を綿密に行ってまいります。