なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。
また、当第1四半期連結累計期間において、当社は四半期連結キャッシュ・フロー計算書を作成していないため、「キャッシュ・フローの状況の分析」については記載しておりません。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間における我が国の経済は、原材料コストの上昇や円高不安、また人手不足による人件費の上昇などから、先行きの景況感は停滞し、不透明な状況が続いております。このような状況のもと、当社グループの当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、映画事業部門におきましては、「新宿武蔵野館」「シネマカリテ」で選りすぐった話題作を上映してまいりましたが、映画配給関連費用の発生もありセグメント損失を計上いたしました。一方、不動産事業部門におきましては、不動産投資に係る一時的な収入1億5千万円の計上があり、営業成績は前年同期を上回りました。自動車教習事業部門におきましてもは、ほぼ前年度と同様の営業成績を確保いたしました。以上のことから、全体として売上高は5億7千2百万円(前年同期比31.7%増)、営業利益は1億7千8百万円(前年同期比370.4%増)、経常利益は1億8千3百万円(前年同期比339.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億2千9百万円(前年同期比379.0%増)となりました。
当第1四半期連結累計期間のセグメント情報ごとの業績の状況は以下の通りであります。
(「生産、受注及び販売の状況」については、当社は映画事業や不動産事業を中心に業態を形成しており、受注・販売形式の営業活動は行っておりません。販売の状況については、下記に示したセグメント情報ごとの業績の状況をご参照ください。)
(映画事業部門)
映画興行事業におきましては、「新宿武蔵野館」では、『ファントム・スレッド』『四月の永い夢』、またシネマカリテでは、『君の名前で僕を呼んで』『心と体と』等、良質な作品を多く上映し、映画ファンの期待に応えてまいりましたが、全体的に映画興行収入は伸び悩みました。また、映画配給関連事業に係る営業費用の発生もあり、部門全体の売上高は1億5千万円(前年同期比5.7%減)、セグメント損失は1千5百万円(前年同期は1千9百万円のセグメント損失)となりました。
(不動産事業部門)
賃貸部門におきましては、テナントビルの入居・管理状況に大きな変化はなく、営業成績は前年同期をやや下回ったものの、概ね堅調に推移いたしました。販売部門におきましては、当第1四半期連結累計期間におきましても具体的な営業活動の成果を挙げるには至らず、景況を窺うに止まりました。一方、不動産投資に係る一時的な収入として、不動産信託受益権の共同保有者より、その持分売却に伴う承諾料1億5千万円を売上高に計上いたしました。その結果、部門全体の売上高は2億9千万円(前年同期比102.4%増)、セグメント利益は2億3千4百万円(前年同期比153.9%増)となりました。
(自動車教習事業部門)
卒業を控えた高校生を中心とした運転免許取得需要も一段落し、自動二輪や特殊免許等、普通自動車免許以外の教習メニューも含めて幅広く営業活動を行った結果、部門全体の売上高は1億8百万円(前年同期比0.9%増)、セグメント利益は3千万円(前年同期比4.1%減)となりました。
(商事事業部門)
東京都目黒区において経営委託している飲食店は、季節感のあるメニューやキャラクター・グッズの開発・販売に力を入れましたが、営業成績は前年同期を若干下回りました。その結果、部門全体の売上高は2千万円(前年同期比4.9%減)、セグメント利益は1百万円(前年同期比1.6%減)となりました。
(その他)
主としてマクミラン・アリスの版権手数料や自販機手数料でありますが、部門全体の売上高は1百万円(前年同期比10.3%減)、セグメント利益は0百万円(前年同期比18.6%減)となりました。
※ スポーツ・レジャー事業部門は営業中止中であります。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、主として不動産投資に係る一時的な収入による現金及び預金の増加によって流動資産が増加し、前連結会計年度末に比べ1億4千7百万円増の63億8千万円となりました。
負債合計は、有利子負債の返済を進めた一方、未払法人税等の増加があったことなどから、前連結会計年度末に比べ1千8百万円増の26億1千9百万円となりました。
純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等により利益剰余金が増加し、前連結会計年度末に比べ1億2千9百万円増の37億6千万円となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)従業員数
当第1四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数に著しい変動はありません。
(6)主要な設備
当第1四半期連結累計期間において、主要な設備の状況に著しい変動はありません。
(7)経営者の問題認識と今後の方針について
当第1四半期連結累計期間におきましては、前年同期と比べ、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益が大幅に増加しておりますが、その要因は不動産投資に係る一時的な収入1億5千万円があったことによるものであり、基幹事業の経常的な営業利益の積み上げによる安定的な内部留保の確保という観点においては、引き続き、いましばらくの時間を要するものと考えております。今後も、将来の利益配分を見据えた自己資本の充実のために、既存事業のさらなる充実、また映画の自社買付配給等の映画事業に関連した新たなビジネス・コンテンツへの取り組みにも力を入れ、グループの収益力の強化と早期の復配に向け、経営の全力を傾注してまいります。
映画事業におきましては、映画館自らの情報発信力の不足に加え、結果として、お客様が観たい作品と当社が提供する番組編成に乖離が生じていたことも営業成績に影響を及ぼしたものと認識・分析しております。今後は、東京都新宿地区5スクリーンの連携による映画の相互上映やお客様のニーズを把握するため業界の動向により気を配りながら番組編成を行うなどの対策をはかってまいります。また、映画の自社買付配給につきましても、自ら映画を選び買い付ける能力を高めることで、映画興行における作品選定に対しても、必ずや好影響をもたらすものと考えております。
不動産事業におきましては、当第1四半期は不動産投資に係る一時的な収入があったことによる特別な要因により大きな増益となりましたが、当社の賃貸物件・投資物件はいずれも首都圏の利便性の高い場所に所在し、安定した顧客の確保が出来ていることが収益の維持につながっているものと認識・分析しております。今後も、関連業者やテナントとの連携・連絡をより密にし、しっかりとしたプロパティ・マネジメントを継続していくことで収益の維持・増加をはかってまいります。
自動車教習事業におきましては、少子化や若年層の運転免許離れといった厳しい経営環境が教習生の獲得に影響を及ぼし、営業成績に影響しているものと認識・分析しております。そのような経営環境を踏まえ、自動二輪、大型自動車、特殊自動車などの普通自動車運転免許以外の教習メニューの充実をはかり、学生に限らずより幅広い層から教習生を募り、収益の維持に努めてまいります。
商事事業におきましては、東京都目黒区にて経営委託している飲食店「ピーター・ラビット・ガーデン・カフェ」の営業成績が収益の中心となっておりますが、そのイメージキャラクターの人気を生かした店作りと顧客の嗜好とのマッチングが営業成績に影響を及ぼしているものと認識・分析しております。そのため、イメージキャラクターの魅力がより伝わるようなオリジナルメニューやグッズの開発、イベントの開催など、営業成績の向上に向けて収益力の強化をはかってまいります。