第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。なお、重要事象等は存在しておりません。 

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。

 

 (1)業績の状況

当第2四半期連結累計期間における我が国の経済は、原材料価格の上昇や為替相場の動向への警戒感に加え、天候不順・自然災害の影響もあり、先行きについては引き続き不透明な状況が続いております。このような状況のもと、当社グループの当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、映画事業部門は、「新宿武蔵野館」「シネマカリテ」における話題作の上映や、「シネマカリテ」における映画祭の開催が好評を博しましたが、映画配給関連諸費用の発生もあり、セグメント損失を計上することとなりました。不動産事業部門は、テナントビルの状況等に大きな変化はなく営業成績は安定的に推移し、また自動車教習事業部門は、学生を中心とした自動車運転免許の取得需要が時期的に見込みにくい状況もあり、セグメント利益は減少いたしました。また、第1四半期連結会計期間において不動産投資に係る一時的な収入があり、その結果、全体として売上高は9億5千7百万円前年同期比17.2%増)、営業利益は1億5千9百万円前年同期比649.9%増)、経常利益は1億7千1百万円前年同期比592.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億2千1百万円前年同期比651.7%増)となりました。
 当第2四半期連結累計期間のセグメント情報ごとの業績の状況は以下の通りであります。
 (「生産、受注及び販売の状況」については、当社は映画興行や不動産賃貸業を中心に業態を形成しており、受注・販売形式の営業活動は行っておりません。販売の状況については、下記に示したセグメント情報ごとの業績の状況をご参照ください。)

 

 

(映画事業部門)

「新宿武蔵野館」では、『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』『英国総督 最後の家』『きみの鳥はうたえる』、「シネマカリテ」では、映画祭『カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2018』を開催し、自社買付配給作品である中国・香港合作映画『閃光少女』をはじめとした個性豊かな作品を多数上映し好評を博しましたが、全体的に映画興行収入は伸び悩みました。また、連結子会社における映画配給関連事業に係る営業費用負担の影響もあり、部門全体の売上高は3億5百万円(前年同期比4.4%減)、セグメント損失は3千2百万円(前年同期は3千1百万円のセグメント損失)となりました。

(不動産事業部門)

 賃貸部門におきましては、不動産管理業務および主要テナントビルの賃貸状況は大きな変化はなく、営業成績は堅調に推移いたしました。販売部門は、業界の動向に気を配りながら取引の機会を窺っているものの、具体的な営業成績の計上には至っておりません。また、第1四半期連結会計期間に不動産投資に係る一時的な収入の計上があり、その結果、部門全体の売上高は4億3千6百万円(前年同期比52.1%増)、セグメント利益は3億2千7百万円(前年同期比78.3%増)となりました。

(自動車教習事業部門)

学生を中心とした運転免許取得需要も一段落し、新規教習生の獲得が難しい時期ではあるものの、車種別に多様な教習プランを用意し、営業成績の維持に努めました。その結果、部門全体の売上高は1億6千7百万円(前年同期比3.3%増)、セグメント利益は1千4百万円(前年同期比3.7%減)となりました。

(商事事業部門)

東京都目黒区において経営委託している飲食店は、キャラクターグッズの販売や各種イベント等の開催により集客をはかり、営業成績はほぼ前年同期並みに止まりました。その結果、部門全体の売上高は4千2百万円(前年同期比0.3%減)、セグメント利益は3百万円(前年同期比1.8%増)となりました。

(その他)

主としてマクミラン・アリスの版権料収入や自販機手数料でありますが、部門全体の売上高は4百万円(前年同期比11.1%減)、セグメント利益は1百万円(前年同期比18.0%減)となりました。

 

※ スポーツ・レジャー事業部門は営業中止中であります。

 

 (2)財政状態の分析

 当第2四半期連結会計期間末における総資産は、減価償却による有形固定資産の減少はあったものの、不動産投資に係る一時的な収入等による現金及び預金の増加があったことなどから流動資産が増加し、前連結会計年度末に比べ7千万円増の63億3百万円となりました。
 負債合計は、有利子負債の返済による減少があったことなどから、前連結会計年度末に比べ5千万円減の25億5千万円となりました。
 純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等により利益剰余金が増加し、前連結会計年度末に比べ1億2千1百万円増の37億5千2百万円となりました。

 

 

 (3)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、当第2四半期連結累計期間に、営業活動において1億6千5百万円の資金を得て、投資活動において4千1百万円、財務活動において4千5百万円の資金を使用した結果、前第2四半期連結会計期間末に比べ、1億6千7百万円増加の7億3千1百万円(前年同期比29.8%増)となりました。

当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 〈営業活動によるキャッシュ・フロー〉

営業活動によって得られた資金は、税金等調整前四半期純利益1億7千1百万円等があった一方、持分法による投資利益1千1百万円があったこと等により、1億6千5百万円前年同期比120.0%増)となりました。

 〈投資活動によるキャッシュ・フロー〉

投資活動によって使用した資金は、有形固定資産の取得による支出4千万円等により、4千1百万円(前年同期は5百万円の支出)となりました。

 〈財務活動によるキャッシュ・フロー〉

財務活動によって使用した資金は、長期借入金の返済による支出3千3百万円、リース債務の返済による支出1千2百万円等があり、4千5百万円(前年同期は7千7百万円の支出)となりました。

 

 (4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

 (5)研究開発活動

該当事項はありません。

 

 (6)従業員数

当第2四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数に著しい変動はありません。

 

 (7)主要な設備

当第2四半期連結累計期間において、主要な設備の状況に著しい変動はありません。

 

 

 (8)経営者の問題認識と今後の方針について

当第2四半期連結累計期間におきましては、不動産投資に係る一時的な収入1億5千万円があったことにより、前年同期と比べ、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益が増加しておりますが、基幹事業の経常的な営業利益の積み上げによる安定的な内部留保の確保には、いましばらくの時間を要するものと考えております。そのため今後も、将来の安定的な利益配分を念頭に置き、自己資本の充実に向けて、既存事業のさらなる強化に加え、映画の自社買付配給等の映画事業に関連した新たなビジネス・コンテンツの開発にも力を入れ、グループの収益力の強化と早期復配の実現に向け、経営の全力を傾注してまいります。

映画事業におきましては、映画祭の開催や話題作の上映により一定の評価は得られたものの、総じて、お客様のニーズと当社が提供する番組編成に乖離が生じていたことが営業成績に影響を及したものと認識・分析しております。今後は、当社が所有する東京都新宿地区5スクリーンの連携による映画の相互上映や、よりお客様のニーズを把握するために業界の情報・動向をしっかりと把握し番組編成に生かすなどの対策をはかってまいります。また、映画の自社買付配給につきましても、当第2四半期に自社買付配給作品『閃光少女』を公開し好評を博しましたが、今後も映画の規模や品質、収益性等のバランスを考慮し、より良い映画を買い付け配給していくことで映画興行との相乗効果をはかってまいります。

不動産事業におきましては、不動産投資に係る一時的な収入があったことにより、前年同期に比べ増益となりましたが、当社の賃貸物件・投資物件はいずれも首都圏の利便性の高い場所に所在し、顧客の確保においても安定性を維持出来ていることが堅調な営業成績につながっているものと認識・分析しております。今後も、収益物件の価値を高めるべく、関連業者や顧客との連携・連絡に気を配り、しっかりとしたプロパティ・マネジメント行っていくことで安定した収益の確保をはかってまいります。

自動車教習事業におきましては、少子化や若年層の運転免許離れ、また近隣の自動車教習所との競合といった厳しい経営環境が教習生の確保に影響を及ぼしているものと認識・分析しております。そのような経営環境の中、普通自動車運転免許以外にも、大型自動車、中型自動車、大型二輪、普通二輪、大型特殊自動車等、多様な車種の教習メニューを受けられるコンテンツの充実性をよりPRし、多くの教習プランを用意して、収益の維持に努めてまいります。

商事事業におきましては、東京都目黒区にて経営委託している飲食店「ピーター・ラビット・ガーデン・カフェ」の営業成績が収益の中心となっておりますが、そのイメージキャラクターの人気を生かした店舗作りと顧客の嗜好とのマッチングが営業成績に影響を及ぼす重要な要素であると認識・分析しております。そのため、イメージキャラクターの魅力をより生かしたオリジナルメニューやグッズの開発、イベントの開催など、営業成績の向上に向けて収益力の強化をはかってまいります。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。