第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社は四半期連結キャッシュ・フロー計算書を作成していないため、「キャッシュ・フローの状況の分析」については記載しておりません。

 

 (1)業績の状況

当第3四半期連結累計期間における我が国の経済は、消費増税が個人消費に与える影響に加え、海外経済の減速を背景とした外需の落ち込みが懸念され、依然として不透明な状況が続いております。このような状況のもと、当社グループの当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、映画事業部門は、「武蔵野館」100周年記念事業として月ごとにテーマを設けて特集上映を行うなど、話題を提供してまいりましたが、映画興行収入は全体的に伸び悩み、営業損失を計上することとなりました。不動産事業部門は、テナントビルの入居状況等に大きな変化はなかったものの、主要テナントビルの設備の更新に係る減価償却費の増加が営業成績に影響を与えました。また、自動車教習事業部門は、販売費及び一般管理費の減少もあり前年同期に比べ営業利益は増加いたしました。その結果、全体として売上高は11億4千1百万円前年同期比13.2%減)、営業利益は2百万円前年同期比98.2%減)、経常利益は3千万円前年同期比82.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1千2百万円前年同期比90.3%減)となりました。 なお、2019年3月期は不動産投資に係る一時的な収入を売上高に計上したため、対前年同期比は、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益のいずれも減少しております。

当第3四半期連結累計期間のセグメント情報ごとの業績の状況は以下の通りであります。

(「生産、受注及び販売の状況」については、当社は映画興行や不動産賃貸業を中心に業態を形成しており、受注・販売形式の営業活動は行っておりません。販売の状況については、下記に示したセグメント情報ごとの業績の状況をご参照ください。)

 

 

(映画事業部門)

「武蔵野館」では、『家族を想うとき』『わたしは光をにぎっている』等、また「シネマカリテ」では、『マイ・ビューティフル・デイズ』『テルアビブ・オン・ファイア』等、話題作の上映に加え、「武蔵野館」100周年記念事業として、無声映画の活弁上映や月ごとにテーマを設けた特集上映を行ってまいりましたが、全体的に映画興行収入は伸び悩みました。その結果、部門全体の売上高は4億2千4百万円(前年同期比4.4%減)、セグメント損失は、各種イベントの開催に伴う広告宣伝費等諸経費の増加があったものの、映画配給関連事業に係る営業費用が減少したこともあり、3千1百万円(前年同期は4千万円のセグメント損失)となりました。

(不動産事業部門)

賃貸部門におきましては、不動産管理業務および主要テナントビルの賃貸状況に大きな変化はなかったものの、主要テナントビルの設備の更新等に係る減価償却費の増加があり、営業成績は前年同期を下回りました。販売部門は、景気の動向に注意を払いながら取引の機会を模索しておりますが、具体的な営業成績の計上には至っておりません。その結果、部門全体の売上高は4億3千2百万円(前年同期比25.5%減)、セグメント利益は2億5千7百万円(前年同期比38.8%減)となりました。 なお、2019年3月期は不動産投資に係る一時的な収入を売上高に計上したことを大きな理由とし、対前年同期比は、売上高、セグメント利益のいずれも減少しております。

(自動車教習事業部門)

卒業シーズンを控えた高校生・大学生を中心に、各種割引キャンペーン等を実施するなど、新規教習生の確保に向けた営業活動を展開し、営業成績の維持に努める一方で、販売費及び一般管理費の減少もあり、その結果、部門全体の売上高は2億2千3百万円(前年同期比0.8%増)、セグメント利益は3千万円(前年同期比103.1%増)となりました。

(商事事業部門)

東京都目黒区において経営委託している飲食店は、季節を反映した新メニューの開発やメインキャラクターとのコラボレーショングッズの販売等により集客をはかりましたが、不安定な天候の影響等もあり、営業成績は前年同期を下回りました。その結果、部門全体の売上高は5千5百万円(前年同期比11.9%減)、セグメント利益は5百万円(前年同期比3.9%減)となりました。

(その他)

主としてマクミラン・アリスの版権料収入や自販機手数料でありますが、その他の売上高は全体で5百万円(前年同期比5.5%減)、セグメント利益は1百万円(前年同期比11.5%減)となりました。

 

※ スポーツ・レジャー事業部門は営業中止中であります。

 

 (2)財政状態の分析

当第3四半期連結会計期間末における総資産は、有利子負債の返済や未払債務等の支払に係る現金及び預金の減少、減価償却による有形固定資産の減少があったことなどから、前連結会計年度末に比べ、1億9千4百万円減62億7千1百万円となりました。
 負債合計は、法人税等の支払いによる未払法人税等の減少や有利子負債の返済による長期借入金の減少があったことなどから、前連結会計年度末に比べ2億7百万円減25億4百万円となりました。

純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等により利益剰余金が増加し、前連結会計年度末に比べ1千2百万円増37億6千6百万円となりました。

 

 (3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

 

 (4)研究開発活動

該当事項はありません。

 

 (5)従業員数

当第3四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数に著しい変動はありません。

 

 (6)主要な設備

当第3四半期連結累計期間において、主要な設備の状況に著しい変動はありません。

 

 (7)経営者の問題認識と今後の方針について

当第3四半期連結累計期間におきましては、映画事業において、映画興行収入の伸び悩み等の原因によりセグメント損失の計上となりました。映画事業は当社の主力事業であり、会社の特色を社会に広くPRできる事業セグメントとしての貢献はあるものの、一方でセグメント損失の計上は当社の経営成績に重要な影響を及ぼしており、早急に改善すべき経営課題であると考えております。そのため当社では、映画事業を今後も継続し発展させていくために、その収益力の改善に向けて、映画興行事業のみならず映画配給関連事業への取り組みを押し進めております。また、今年で6年目を迎えた「シネマカリテ」における映画祭『カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション(通称「カリコレ」)』の開催、さらには、当社映画館のファンの裾野を拡げることを企画の趣旨とした「武蔵野館」100周年記念事業による特集上映やイベントの開催など、映画事業の底上げに向けた経営戦略を打ち出しておりますが、その収益力の改善による安定的な内部留保の積み上げには、いましばらくの時間が必要であり、そのため今後も、すべての事業において安定的に営業利益を積み重ねていけるよう、経営基盤のさらなる強化を目指すとともに、映画事業におきましては、映画配給関連事業の育成をさらに推し進め、映画興行のみならず映画配給も手掛ける会社として事業コンテンツの充実をはかるなど、復配に向けた、より前向きな経営施策を今後も講じてまいります。
 事業セグメントごとにみますと、映画事業におきましては、ジャンルにとらわれないバラエティに富んだ番組編成を心掛けたものの、結果として、お客様のニーズを番組編成に充分反映することが出来ず、営業成績に影響を及ぼしたものと認識・分析しております。今後は、東京都新宿地区5スクリーンの連携による機動性のある番組編成を心掛け、お客様のニーズを把握するために業界の動向により気を配りながら、さらに魅力ある番組編成を行うなどの対策をはかってまいります。また、映画配給関連事業につきましても、映画の規模や品質、収益性等のバランスを重視し、お客様のニーズと収益規模に見合う作品を自ら選び配給する能力を養うことで、映画興行事業との相乗効果を高め、収益に貢献できる事業に成長させられるよう努力してまいります。
 不動産事業におきましては、当社の賃貸物件・投資物件はいずれも首都圏の利便性の高い場所に所在し、安定した顧客の確保が出来ていることが事業基盤の維持につながっているものと認識・分析しておりますが、一方で建物の老朽化による大規模修繕や設備の更新等による修繕費、減価償却費の発生は、今後、当社の財政状況に少なからず影響を与える懸念があります。そのため、関連事業者やテナントとの連携・連絡をより密にし、テナントビルの状況を常に把握しながら、しっかりとしたプロパティ・マネジメントを継続していくことで、収益の確保を今後も維持してまいります。
 自動車教習事業におきましては、少子化や若年層の運転免許離れ、また、近隣自動車教習所との競合といった厳しい経営環境が営業成績に影響しているものと認識・分析しております。そのような経営環境の中、自動二輪、大型自動車、特殊自動車などの普通自動車運転免許以外の教習メニューの充実性をPRし、加えて、送迎バスのルート開拓による通い易い自動車教習所として、学生に限らず幅広い層からの支持を集めることで、収益の維持に努めてまいります。
 商事事業におきましては、東京都目黒区にて経営委託している飲食店「ピーターラビット ガーデンカフェ」の営業成績が収益の中心となっておりますが、提供するメニューや、そのイメージキャラクターの魅力を生かした店作りが顧客のニーズといかにマッチしているかが営業成績に影響を及ぼすものと認識・分析しております。そのため、イメージキャラクターの魅力がより伝わるようなオリジナルメニューやグッズの開発、イベントの開催など、営業成績の向上に向けて営業努力を重ねてまいります。

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。