第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

なお、新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、「2.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」に記載のとおりであります。また、重要事象等は存在しておりませんが、新型コロナウイルス感染拡大の状況によっては、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があり、今後の状況を注視してまいります。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中における将来に関する事項は、当第2四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

(1) 財政状態及び経営成績

当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により景気が急速に悪化し、戦後最悪の大幅なマイナス成長に陥るなど極めて深刻な状況のうちに推移しました。

この間、当社におきましては、当社施設を通じた感染症の拡大を防止するため、細心の注意を払いながら集客に努め、収入の確保を目指しましたが、大阪府の週末外出自粛要請や政府の緊急事態宣言が発せられたため、4月4日、5日および8日以降「あべのアポロシネマ」を臨時休館いたしました。その後、緊急事態宣言解除に伴い5月29日に営業を再開しましたが、その影響が甚大であったことに加え、上映を予定していた期待作品は、多くが公開延期または中止となったほか、感染予防措置である間隔を空けた座席販売を実施したため、本格的な収入回復には至りませんでした。

この結果、売上高は前年同期に比較して38.5%減の1,203,778千円となり、諸経費全般に亘って鋭意節減に努めましたが、遺憾ながら15,994千円の営業損失(前年同期営業利益185,235千円)、6,779千円の経常損失(前年同期経常利益189,277千円)、7,060千円の四半期純損失(前年同期四半期純利益127,167千円)となりました。

 

 各セグメントの状況は次のとおりであります。

 

a.シネマ・アミューズメント事業

シネマ・アミューズメント事業部門におきましては、映画では、2月1日に鑑賞料金の改定を行い、“犬鳴村”“今日から俺は‼劇場版”“スマホを落としただけなのに2”“ヲタクに恋は難しい”“パラサイト 半地下の家族”“コンフィデンスマンJP プリンセス編”“AI崩壊”“仮面病棟”などを上映して観客誘致に努めました。しかしながら、感染拡大による出控え、長期間に亘る臨時休館、期待作品の延期や中止、定員の約半分の座席販売により、また、「あべのハルカス」をはじめ周辺施設も大半が長期間の臨時休業に踏み切ったため、これら諸施設と連携した販売促進活動を実施できなかったこともあって、成果を挙げるには至りませんでした。一方、営業再開後は、安全・安心に映画をご覧いただけることを第一に考え、従業員の健康管理を徹底し、お客様にマスクの着用、消毒液の使用及び体温の測定をお願いするほか、劇場内に抗ウイルス・抗菌加工を実施するなどあらゆる対策に力を注ぎました。また、「あべのアポロシネマ」のトイレリニューアルが一部を除いて完成したほか、チケットカウンター周辺、スクリーン前の床を張り替えるなど、館内の美装化を図りました。しかしながら、劇場事業同様、長期間の休業を余儀なくされた娯楽場事業を含めた部門全体の収入合計は、320,900千円(前年同期比69.3%減)となり、営業原価控除後では115,477千円のセグメント損失(前年同期セグメント利益103,327千円)となりました。

 

  同事業の収入等は次のとおりであります。

区分

単位

当第2四半期累計期間

(令和2年2月1日から

令和2年7月31日まで)

前年同期比(%)

劇場入場人員

千人

153

△74.6

劇場収入

千円

205,222

△74.9

娯楽場収入

千円

115,677

△48.6

合計

千円

320,900

△69.3

 

 

b.不動産事業

不動産事業部門におきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するため、アポロ・ルシアス両ビルにおける共用部の消毒を毎日実施するほか、テナントへの情報提供に努めてまいりました。また、アポロビルにおいて、2階から6階のトイレのリニューアルを順次推進するとともに、排水管更新、デジタルサイネージ更新等の諸工事を実施し、ビルの機能強化とサービス向上を図りました。ルシアスビルにおいても、消火設備更新、防火シャッター改修等に取り組み、空調制御設備更新を段階的に進めるなど、安全・快適なビルづくりを推進しました。また、賃貸収入の確保に向けて、空室部分への後継テナント誘致に注力し、期間を通じて高いビル入居率を維持しましたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い外出自粛が広まった結果、来館者が大きく減少し、テナント維持のための賃料減額や空室発生により、駐車場収入等ビル付帯事業並びにその他の事業を含めた部門全体の収入合計は、882,877千円(前年同期比3.4%減)となり、営業原価控除後では252,786千円のセグメント利益(前年同期比9.0%増)となりました。

  同事業の収入は次のとおりであります。

区分

単位

当第2四半期累計期間

(令和2年2月1日から

令和2年7月31日まで)

前年同期比(%)

不動産賃貸収入

千円

782,086

△0.9

不動産付帯収入

千円

95,382

△15.8

その他事業収入

千円

5,408

△53.9

合計

千円

882,877

△3.4

 

 

当第2四半期会計期間末における総資産は、短期貸付金の減少等により前期末に比較して590,251千円減少し、5,328,789千円となりました。負債は、設備関係未払金の減少等により、前期末に比較して553,614千円減少し、3,251,525千円となりました。純資産は、配当金の支払に加え四半期純損失の計上等により利益剰余金が減少したため、前期末に比較して36,637千円減少し、2,077,263千円となりました。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動及び財務活動による支出が投資活動による収入を上回ったため、前事業年度末に比較して24,559千円減少し、68,792千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
 営業活動で使用した資金は、税引前四半期純損失9,749千円に加えて、その他の流動負債の減少等により206,787千円となりました。なお、前年同期は収入超過であったため、営業活動で使用した資金は前年同期と比較して増加しております。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
 投資活動で得られた資金は、短期貸付金の減少等により229,117千円となりました。なお、前年同期は支出超過であったため、投資活動で得られた資金は前年同期と比較して増加しております。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
 財務活動で使用した資金は、配当金の支払等により46,889千円となりました。なお、前年同期は収入超過であったため、財務活動で使用した資金は前年同期と比較して増加しております。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

新型コロナウイルス感染症拡大により大阪府から週末外出自粛要請、政府から緊急事態宣言が発せられたため、4月4日、5日および8日以降「あべのアポロシネマ」を臨時休館いたしました。
 その後、緊急事態宣言解除に伴い5月29日から「あべのアポロシネマ」の営業を再開しておりますが、その影響が甚大であったことに加え、上映を予定していた期待作品は、多くが公開延期または中止となったほか、感染予防措置である間隔を空けた座席販売を実施したため、本格的な収入回復には至っておりません。一方、営業再開後は、安全・安心に映画をご覧いただけることを第一に考え、従業員の健康管理を徹底し、お客様にマスクの着用、消毒液の使用及び体温の測定をお願いするほか、劇場内に抗ウイルス・抗菌加工を実施するなどあらゆる対策に力を注ぎました。その上で、魅力ある作品の上映に努めるほか、フード売店に新商品を導入しラインナップを強化するなど、集客と収入の確保を目指してまいります。

 

(4) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。