第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

また、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中における将来に関する事項は、当第3四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

(1) 財政状態及び経営成績

当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの変異株による感染が急速に拡大し、期間の終わりには沈静化傾向に転じましたが、依然として厳しい状況のうちに推移しました。

この間、当社におきましては、当社施設を通じた新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、細心の注意を払いながら集客に努め、収入の確保を目指しましたが、政府の3度目の緊急事態宣言を受けて、4月25日から5月31日まで「あべのアポロシネマ」を臨時休館するに至り、6月1日の営業再開から20日までは土曜日、日曜日を休館したほか、感染予防措置である間隔を空けての座席販売及び営業時間短縮を実施しました。その後、土・日営業と全席販売を再開しましたが、4度目の緊急事態宣言が発出され、8月2日から9月30日まで再び間隔を空けての座席販売及び営業時間短縮を余儀なくされました。10月以降は通常営業に戻りましたが、長期間に亘り営業の制約を受けた結果、本格的な収入回復には至りませんでした。

この結果、当第3四半期累計期間の売上高合計は2,188,019千円(前年同期比8.2%増)となり、費用面におきましても、部門別業績管理の徹底により、諸経費全般に亘って鋭意削減に努めました結果、営業利益は123,811千円(前年同期比181.2%増)、経常利益は144,675千円(前年同期比102.5%増)となりました。これに新型コロナウイルス感染症に関連して休業等の要請に伴う協力金58,563千円を特別利益に計上し、臨時休館に伴う損失27,189千円を特別損失に計上したことなどにより、四半期純利益は103,718千円(前年同期比170.6%増)となりました。

 

 各セグメントの状況は次のとおりであります。

 

a.シネマ・アミューズメント事業

シネマ・アミューズメント事業部門におきましては、“東京リベンジャーズ”“名探偵コナン 緋色の弾丸”“シン・エヴァンゲリオン劇場版”“花束みたいな恋をした”“竜とそばかすの姫”“マスカレード・ナイト”“僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールドヒーローズミッション”などの話題作を上映する一方、販売促進活動を推進しましたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴う長期間の営業の制約による影響を大きく受けました。その結果、このセグメント全体の収入合計は693,307千円(前年同期比0.8%減)となり、営業原価控除後のセグメント損失は30,577千円(前年同期セグメント損失106,793千円)となりました。なお、収益認識会計基準等を適用した影響により、従来の方法に比べて148,956千円減収となりました。

  同事業の収入等は次のとおりであります。

区分

単位

当第3四半期累計期間

(令和3年2月1日から

令和3年10月31日まで)

前年同期比(%)

劇場入場人員

千人

464

28.8

劇場収入

千円

629,812

26.1

娯楽場収入

千円

63,494

△68.2

合計

千円

693,307

△0.8

 

 

 

b.不動産事業

不動産事業部門におきましては、感染拡大に伴い来館者数が低調に推移し、一部店舗の休業や営業時間短縮もあったため、このセグメント全体の収入合計は1,494,712千円(前年同期比12.9%増)となり、営業原価控除後のセグメント利益は367,235千円(前年同期比1.5%減)となりました。なお、収益認識会計基準等を適用した影響により、従来の方法に比べて175,586千円増収となりました。

  同事業の収入は次のとおりであります。

区分

単位

当第3四半期累計期間

(令和3年2月1日から

令和3年10月31日まで)

前年同期比(%)

不動産賃貸収入

千円

1,338,644

14.6

不動産付帯収入

千円

137,706

△5.3

その他事業収入

千円

18,361

80.0

合計

千円

1,494,712

12.9

 

 

当第3四半期会計期間末における総資産は、有形固定資産の減少等により前期末に比較して65,387千円減少し、5,693,513千円となりました。負債は、設備関係未払金の減少等により、前期末に比較して142,333千円減少し、3,476,703千円となりました。純資産は、四半期純利益など利益剰余金の増加額が配当金の支払い等による減少額を上回ったため、前期末に比較して76,945千円増加し、2,216,810千円となりました。

 

(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題

今後につきましては、新型コロナウイルス感染症は沈静化の様相を見せておりますが、第6波の感染拡大が懸念されるなど、依然として予断を許さない状況が続くものと予想される中、当社といたしましては、引き続き当社施設を通じた感染拡大を防止するため、種々の対策を徹底、継続してまいります。その上で、シネマ・アミューズメント事業部門では、魅力ある作品の上映に努めるほか、リニューアル工事により大きくイメージアップした阿倍野地区唯一の映画館「あべのアポロシネマ」への集客と収入の確保を目指してまいります。さらに、「あべのハルカス」「あべのキューズモール」「天王寺ミオ」など周辺施設との共同販売促進策を推進するほか、簡単・便利な「チケット予約システム」、格安で映画をご覧いただける「映画会員制度」をアピールし、誘客に努めます。

また、不動産事業部門におきましては、テナント入居率の維持・向上による賃貸収入の確保を図るのはもとより、引き続き設備更新・改良工事等を計画的に進めるなど、ビルのさらなる機能向上を図り、安全で快適な環境づくりに努めてまいります。加えて、「あべのアポロシネマ」との連携を推進し、一層の集客に注力してまいります。

 

(3) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。