第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はない。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものである。

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、個人消費や企業活動に甚大な影響を与え、人々の生活様式については余儀なく変化を強いられた。「緊急事態宣言」の解除後は、経済に持ち直しの動きがみられたものの、同感染症拡大の収束は見通せず先行き不透明な状況で推移した。

当社では、同感染症が拡大し始めた昨年2月末頃より映画館の来場者が減少し始め、さらに、映画公開の中止や延期、4月に政府から発出された「緊急事態宣言」により大部分の事業所を臨時休業するなど、業績に深刻な影響を及ぼした。

その後、「緊急事態宣言」が解除となり、マスクの着用、アルコール消毒液の設置、サーモグラフィーによるお客様の体温の確認、施設内の換気など一層の感染防止対策を施しながら営業を再開した。このような状況下、当社はより一層の効率化を図るとともに、お客様の感動の創造に努めた。

その結果、当第3四半期累計期間の経営成績及び財政状態は以下のとおりとなった。

 

a.経営成績

当第3四半期累計期間の売上高は13億83百万円(前年同期比55.4%減)、営業損失は3億13百万円(前年同期は営業利益2億20百万円)、経常損失は2億39百万円(前年同期は経常利益2億41百万円)、四半期純損失は2億 47百万円(前年同期は四半期純利益1億65百万円)となった

 

セグメントの業績を示すと、次のとおりである。

①シネマ事業

当事業では、新作公開が少なく旧作を上映するなど番組編成にも影響が及び、その後4月11日から5月21日までの41日間の休業を余儀なくされるなど、未曽有の状況であった。営業再開後は政府、自治体および関係団体からのガイドラインに従い、座席間隔を空け、半分の座席にて営業を行った。邦画を中心に新作映画も公開されるようになり、10月には「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が大ヒットし高稼働したが、全体の興行としては大変厳しい状況であった。また、近年着実に売り上げを伸ばしていたライブビューイングについても、公開すべき作品もほとんど無い状態が続いている。

当第3四半期累計期間の主な上映作品として、邦画では、7月公開「今日から俺は!! 劇場版」、「コンフィデンスマンJP プリンセス編」、8月公開「糸」、「事故物件 怖い間取り」、10月公開「浅田家!」、12月公開の「新解釈・三國志」、洋画では、6月公開「ドクター・ドリトル」、「ランボー ラスト・ブラッド」、9月公開「ミッドウェイ」、「TENET テネット」、12月公開の「ワンダーウーマン1984」、アニメでは、6月公開「千と千尋の神隠し」(再映)、8月公開「劇場版『Fate/stay night[Heaven’s Feel]』Ⅲ.spring song」、「映画ドラえもん のび太の新恐竜」、9月公開「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」、10月公開「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」、11月公開の「STAND BY ME ドラえもん2」、ODS(映画以外のデジタルコンテンツ)では、9月公開の「BREAK THE SILENCE : THE MOVIE」、「僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46」などの番組を編成した。

また、飲食部門の名古屋市千種区の「覚王山カフェ Ji.Coo.」、名古屋市中村区の「LA BOBINE ガレットカフェ」では、食材にこだわったメニューを開発するとともに、新型コロナウイルス感染防止対策を十分に図りながら、お客様に満足いただける店舗創りに努めてきた。

その結果、売上高は12億55百万円(前年同期比56.0%減)、セグメント損失は2億73百万円(前年同期はセグメント利益2億5百万円)となった。

 

 

②アド事業

当事業は、同感染症拡大に伴う映画関連の業務・イベント等の中止が重なったことにより、シネマ事業同様に影響を大きく受けた。しかしながら、コインパーキング等のサイン工事については、影響は少なく堅調に推移した。

その結果、売上高は1億28百万円(前年同期比49.0%減)、セグメント損失は39百万円(前年同期はセグメント利益15百万円)となった。

 

 

b.財政状態

当第3四半期会計期間末の総資産は44億26百万円(前事業年度末比6.1%減)となった。

流動資産は、12億71百万円(前事業年度末比18.4%減)となった。これは主に、現金及び預金の4億24百万円の減少等によるものである。

固定資産は、31億54百万円(前事業年度末比0.1%減)となった。これは主に、有形固定資産の1億30百万円の減少及び投資有価証券1億14百万円の増加等によるものである。

流動負債は、4億69百万円(前事業年度末比9.1%減)となった。これは主に、リース債務の10百万円の減少等によるものである。

固定負債は、3億68百万円(前事業年度末比11.5%減)となった。これは主に、リース債務の29百万円の減少等によるものである。

純資産は、35億88百万円(前事業年度末比5.1%減)となった。これは主に、繰越利益剰余金の2億47百万円の減少等によるものである。

なお、当第3四半期会計期間末の自己資本比率は前事業年度末の80.2%から81.1%となった。

 

 

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はない。

 

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はない。