(注) 1.当社は、中間連結財務諸表を作成しておりますので、提出会社の主要な経営指標等の推移については記載しておりません。
2.潜在株式調整後1株当たり中間(当期)純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
当中間連結会計期間において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)において営まれている事業の内容に重要な変更はありません。また、主要な関係会社についても異動はありません。
当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当中間連結会計期間における我が国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果を背景に、景気は緩やかな回復が期待されましたが、米国の通商政策や長引く物価高の影響により、依然として経済の先行きは不透明な状況が続いております。
このような状況の下、全国の地方競馬においては、勝馬投票券売上が前年同期を上回り、当社グループにおきましては、公営競技事業におけるインターネット投票サービスSPAT4(南関東4競馬場在宅投票システム)の売上が増加したほか、各セグメントにおける新施設の稼働も寄与し、業績は堅調に推移いたしました。
以上の結果、当社グループにおける当中間連結会計期間の業績につきましては、売上高は19,298百万円(前年同期比3.4%増)、営業利益は7,079百万円(同8.4%増)、経常利益は7,077百万円(同8.2%増)、また親会社株主に帰属する中間純利益は、4,825百万円(同7.5%増)となりました。
なお、当社グループの遊園地事業は、屋外プール営業期間中(夏季)に年間入場者の大半を集客するため、年間に占める第3四半期連結会計期間の売上高及び売上原価の割合が著しく高くなる傾向にあります。
セグメントごとの業績は、次のとおりです。
[公営競技事業]
大井競馬におきましては46日開催されました。この間、JRA交流厩舎の改修を行ったほか、施設の機能強化に努めてまいりました。
SPAT4では、全国の地方競馬を延べ618日、7,136レース発売いたしました。この間、SPAT4公式アプリの新機能として「推し馬機能」をリリースし、既存会員の満足度向上を図るとともに、新規入会者を対象としたキャンペーンを展開いたしました。このほかリアルイベント、Web配信及び各種ポイントキャンペーンの充実に取り組んだこともあり、売上ならびに会員数は順調に増加いたしました。
伊勢崎オートレースにおきましては64日開催され、他場の場外発売は延べ153日実施されました。伊勢崎オートレースの売上は、アフター5ナイター開催を含む本場開催が11日増により前年同期を上回ったものの、併設する地方競馬場外発売所「オフト伊勢崎」及び中央競馬場外発売所「J-PLACE伊勢崎」の売上は、入場者数の減少によりいずれも前年同期を下回りました。
以上の結果、公営競技事業の売上高は14,550百万円(前年同期比3.2%増)、セグメント利益は6,206百万円(同6.9%増)となりました。
[遊園地事業]
東京サマーランドにおきましては、夏季期間に先立ち、ゴールデンウィーク限定で屋外プールエリアの一部を先行オープンし、親子で楽しめる各種イベントを開催するなど、集客強化に努めました。また、5月31日からは土日限定で屋外プールエリアを一部開放するとともに、近隣の市町村民を対象とした感謝デーを開催し、さらなる集客の増加を図りました。加えて6月には「スパリゾートハワイアンズ」とのコラボレーション企画を実施し、両施設を楽しめる共通チケットの販売や、交流イベントを展開いたしました。
このほか、わんダフルネイチャーヴィレッジにおきましては、今回で49回目となる「あじさいまつり」を開催し、園内のハイキングコースに広がる約15,000株のあじさいを多くのお客様にお楽しみいただきました。
以上の結果、東京サマーランド及び各施設の入場人員は30万人(前年同期比0.1%減)となり、遊園地事業の売上高は692百万円(前年同期比2.9%増)となりました。なお、休園期間における園内整備費の増加等により、セグメント損失は502百万円(前年同期はセグメント損失463百万円)となりました。
[倉庫賃貸事業]
倉庫賃貸事業におきましては、2024年3月に竣工した「習志野茜浜2号倉庫」が順調に稼働し、勝島第2地区のマルチテナント型倉庫につきましても引き続き高い稼働率を維持いたしました。
また、従前より着手している勝島エリアの一部倉庫における屋上防水工事についても引き続き実施し、施設の長期的な機能維持に努めております。
以上の結果、倉庫賃貸事業の売上高は3,021百万円(前年同期比8.6%増)、セグメント利益は2,007百万円(同11.6%増)となりました。
[サービス事業]
サービス事業におきましては、空調設備事業の設備工事収入が減少したものの、2024年3月に完成した「ウィラ大井2号館」のテナント収入等が業績を下支えし、全体としては堅調に推移いたしました。
また、4月にウィラ大井にて開催した「スプリングフェスタ2025」では、ワークショップやファミリーコンサートなどの各種イベントを実施し、多くのお客様にご来場いただくとともに、地域交流の促進にも寄与いたしました。
以上の結果、サービス事業の売上高は1,116百万円(前年同期比3.4%減)となり、セグメント利益は117百万円(同68.6%増)となりました。
(2)財政状態の状況
当中間連結会計期間末における資産合計額は、前連結会計年度末に比べ1,173百万円増加し、123,579百万円となりました。これは、有形固定資産が1,115百万円、無形固定資産が650百万円減少したものの、現金及び預金が3,055百万円増加したことが主な要因であります。
当中間連結会計期間末における負債合計額は、前連結会計年度末に比べ1,753百万円減少し、29,509百万円となりました。これは未払金が1,331百万円、長期借入金が850百万円減少したことが主な要因であります。
当中間連結会計期間末における純資産合計額は、前連結会計年度末に比べ2,927百万円増加し、94,069百万円となりました。これは期末配当金1,948百万円の剰余金処分があった一方、親会社株主に帰属する中間純利益4,825百万円の計上により、利益剰余金が2,877百万円増加したことが主な要因であります。
以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末の74.4%から76.0%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ3,055百万円増加し、18,922百万円となりました。これは、税金等調整前中間純利益7,193百万円、減価償却費3,241百万円に対し、法人税等の支払額2,402百万円、有形固定資産の取得による支出1,661百万円、無形固定資産の取得による支出373百万円、配当金の支払額1,940百万円等による支出が主な要因であります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、9,416百万円の収入(前中間連結会計期間は4,593百万円の収入)となりました。これは、税金等調整前中間純利益7,193百万円、減価償却費3,241百万円に対し、仕入債務の減少258百万円、法人税等の支払額2,402百万円等の支出が主な要因であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、3,610百万円の支出(前中間連結会計期間は6,353百万円の支出)となりました。これは、有価証券の純増減額による支出1,600百万円、有形固定資産の取得による支出1,661百万円、無形固定資産の取得による支出373百万円等が主な要因であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、2,750百万円の支出(前中間連結会計期間は3,060百万円の支出)となりました。これは、長期借入金の返済による支出850百万円、配当金の支払額1,940百万円等が主な要因であります。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)主要な設備
①重要な設備計画の完了
該当事項はありません。
②重要な設備の新設等
該当事項はありません。
(注) 賃貸料:原則として勝馬投票券売上高の4.5%