第2【事業の状況】

1【業績等の概要】

(1)業績

当連結会計年度の当社グループにおきましては、前年4月の熊本地震発生による、団体客をはじめとする利用者の旅行手控えも次第に解消し、ゴールデンウィークが好天に恵まれたこともあり、九州の遊園地、ゴルフ場は好調に推移いたしました。北海道につきましては、新規アトラクション導入等の取り組みで遊園地は堅調に推移いたしましたが、ホテルは宿泊及び宴会部門の利用者数が伸びず、低調に推移いたしました。また、土木・建設資材事業につきましては、バイオマス火力発電所への燃料投入業務の受託開始に加え、客土用土の製造ならびに販売も再開し、売上ならびに収益を底上げすることとなりました。

その他、遊園地事業における催事及び広告宣伝の効率的な実施をはじめ、グループ全体で経費の見直しによる収益力の向上に努めた結果、各利益項目で前期実績を大幅に上回りました。

当連結会計年度の業績につきましては、売上高7,664,115千円(前期比602,874千円増)、営業利益444,937千円(前期比187,532千円増)、経常利益422,357千円(前期比191,759千円増)、親会社株主に帰属する当期純利益は267,889千円(前期比125,494千円増)となりました。

 

 

当連結会計年度

(千円)

前連結会計年度

(千円)

増減額

(千円)

増減率

(%)

売上高

7,664,115

7,061,241

602,874

8.5

営業利益

444,937

257,405

187,532

72.9

経常利益

422,357

230,598

191,759

83.2

親会社株主に帰属する当期純利益

267,889

142,395

125,494

88.1

 

次に、事業の種類別セグメントの概況をご報告申し上げます。

 

(遊園地事業)

まず、九州の「グリーンランド」におきましては、冬休み期間と1月中の週末毎に夜間営業を実施し、合わせて、ウィンターイルミネーション「光のファンタジー」の開催により、お客様に幻想的な世界をお楽しみいただきました。また春以降につきましても、シーズン毎の大規模イベント開催のほか、話題性の高いスポットイベントを効果的に実施することで、幅広い層のお客様の集客を図りました。

 

 春催事

・ドラゴンボール超(スーパー) 修行チャレンジ!

~悟空を目指して強くなろう!~

・仮面ライダーエグゼイド バトルステージ

HANABIフェスティバル

・ピカチュウだらけの大行進

 夏催事

・ジョジョの奇妙な遊園地からの脱出~

・仮面ライダーエグゼイド スペシャルショー

・仮面ライダーエグゼイド 出演俳優トークショー

・さのよいファイヤーカーニバル2017

 秋催事

・きかんしゃトーマスとなかまたち

・チャレンジ☆グリーンランド~2017秋~

・タマホームスペシャル2017 第14回「花火物語」

・グリーンランドウィン&ハロウィン花火ショー

 冬催事

・イルミネーション「光のファンタジー」

・オーロラクリスマスショー

・グリーンランドカウントダウンパーティー2018

 

ドラゴンボール超(スーパー) 修業チャレンジ! ~悟空を目指して強くなろう!~」におきましては、世界的な人気を誇るアニメをテーマとしたイベントエリアを展開し、体を使って楽しめる様々な体験ブースは、親子連れのお客様を中心に好評を博しました。

また、日本最大級の屋外ステージ「グリーンスタジアム」では「仮面ライダーエグゼイド バトルステージ」を開催し、炎や火薬の特殊効果に加え、約230インチの巨大LEDスクリーン映像による演出を行い、思わず息をのむ大迫力のショーでお客様を魅了いたしました。更に、絶好のポジションでショーを観覧できる特別観覧席付前売券につきましても、順調に販売数を伸ばし、付加価値向上と収益拡大に繋がりました。

その他、園内で間近に見ることが出来る花火大会をはじめ、13体のピカチュウ達による「ピカチュウだらけの大行進」やリアル脱出ゲーム「ジョジョの奇妙な遊園地からの脱出」等、遊園地の広大なロケーションを活かした多様なイベントを開催することで、他施設との差別化を図りました。

加えて、イルミネーションイベント「光のファンタジー」につきましても、年間を通じて規模を拡大させ、花火大会開催時やゴールデンウィーク等の夜間営業時に定期的に開催することで、認知度向上を図るとともに、光の大通り「ルーチェ・ヴィアーレ」ならびに「光と音の大噴水」の新設や、フルカラーレーザーショー「オーロラクリスマスショー」の特別開催により、顧客満足度のより一層の向上を図りました。

施設面では、人気アトラクション「ウェーブスインガー」に噴水と光の演出を加え、また、占いの館「ルクソールマジック」には新たに友達判断機能を追加するなどのリニューアルを実施したほか、スタッフの手によるきめ細やかな景観整備や季節感のある装飾演出を行うことで、遊園地全体の魅力拡充に努めました。

プール施設「ウォーターパーク」においては、新たに「キッズボルダリング」を設置し、9つのプールゾーン展開による多彩な楽しみ方をPRするとともに入場料金の改定を行い、一層の収益拡大を図りました。

その他、ショップでは、3世代ファミリー向けTシャツやグリーンランドベア(ぬいぐるみ)等のオリジナル商品の開発・販売を行い、飲食店では常に目新しいメニューを提供することで、売上拡大とともに、SNS等による話題性喚起にも注力いたしました。

このように、様々なイベント開催ならびに施設の拡充に加え、企業向け特別入園券の販売等の集客営業強化にも取り組んだ結果、利用者数は、前期比106,385人増加の820,647人、売上高は前期比397,998千円増加の3,233,524千円となり、セグメント利益につきましては、前期比194,845千円増加の520,872千円となりました。

『北海道グリーンランド遊園地』におきましては、春に「ボリショイサーカス」をロングラン公演し、ゴールデンウィークを中心に多様なキャラクターイベントを開催することで、ファミリー層を中心に集客を図りました。また、九州の遊園地内でも人気の高いアトラクション「カード迷路 ぐるり森大冒険」をオープンさせ、多くのリピーターを獲得いたしました。

夏には、「仮面ライダーエグゼイドショー」を開催したほか、清涼感溢れるウォーターアトラクション「アクアロール」を特別営業し、新たな魅力創出に努めました。

また、全国的な知名度を誇る一大コンサートイベント「JOIN ALIVE(ジョインアライブ)2017」は、一時的に強雨に見舞われましたが、2日間で約3万8千人の観客動員数となり、会場は大いに盛り上がりました。秋には脱出ゲーム「竜の夜からの脱出」を園内で展開し、若者層を中心に好評を博しました。

その他にも、営業期間中において、「いわみざわ彩花まつり花火大会」、「いわみざわ公園花火大会」、ストリートパフォーマンス等、多彩なイベントを開催し、入園者数は前期実績を上回りました。

『北海道グリーンランドホワイトパーク(スキー場)』におきましては、1月の冬休み期間中の集客は順調でありましたものの、小雪の影響による営業期間の短縮により期間全体の入園者数は減少いたしました。

この結果、北海道の遊園地ならびにスキー場を合わせた利用者数は、前期比2,636人増加の232,611人となり、売上高は前期比39,807千円増加の762,224千円、セグメント利益につきましては前期比18,639千円減少の20,576千円となりました。

以上の結果、利用者数は前期比109,021人増加の1,053,258人となり、売上高は前期比437,805千円増加の3,995,748千円、セグメント利益につきましては前期比176,205千円増加の541,449千円となりました。

 

(ゴルフ事業)

ゴルフ事業におきましては、プレーヤーの目線に立ったコース整備や施設の拡充による顧客満足度向上を基本に、3ゴルフ場のスケールメリットならびに各ゴルフ場の強みを活かした集客に努めました。

また、熊本地震発生後、一時的に落ち込んだ韓国人ゴルファーの来場者数ならびに会員権販売数につきましては、その後は回復傾向となり、加えて、海外ゴルフ場との相互施設利用提携、ゴルフツアー会社との連携による営業強化、ならびに新たな韓国人スタッフの採用等による万全の受け入れ体制整備により、海外からのゴルファー来場者数は過去最高となりました。

『グリーンランドリゾートゴルフコース』におきましては、好評な最新鋭のナビゲーションシステムのPRにより、各種コンペをはじめとする集客の拡大に努めました。

また、フェアウェイならびにガードバンカー拡張工事を実施することで、コース難易度に変化をつけ、幅広い層のお客様にお楽しみいただきました。

施設面では、カート降車場家屋の新設工事をはじめ、レストランの椅子・テーブルの入替え、友の会会員用ロッカーの電子錠設置ならびにコース内トイレの改修工事等を行い、快適なプレー環境の提供に努めました。

その他、北海道や地元ブランドとして話題の商品を多数取り揃えることで売店の充実を図り、コンペ賞品としての利用のほか、お土産品としても大変喜ばれております。

『大牟田ゴルフ場』におきましては、メンバーズゴルフ場の強みであるキャディ付プランの販売促進により収益の拡大を図るとともに、カート道路の補修をはじめ、クラブハウス内トイレの洋式化やスタート室前のテント新設等の施設面の改善により、顧客満足度向上を図りました。

『広川ゴルフ場』におきましては、夏場のフェアウェイカート乗り入れをPRしたキャディ付プランの販売促進のほか、PGAティーチングプロB級資格を保有する当社スタッフによる個別レッスン企画など、特色を活かした集客策を展開いたしました。また、コース内の樹木の剪定や伐採のほか、カート道路の補修等、プレー環境の改善にも積極的に取り組みました。

以上の結果、3ゴルフ場を合わせた利用者数は前期比4,644人増加の138,198人となり、売上高は前期比30,283千円増加の1,026,228千円、セグメント利益につきましては、前期比22,175千円増加の48,918千円となりました。

 

(ホテル事業)

『ホテルブランカ』及び『ホテルヴェルデ』におきましては、遊園地とゴルフ場に隣接する利便性の高さを活かし、ファミリー層からインバウンド客まで幅広い宿泊客の利用促進を図る一方、多彩な料理や充実した宴会場設備をPRし、地元を中心としたリピーターの獲得にも注力いたしました。

また、館内分煙化に伴う喫煙ブースの設置や、小さなお子様連れのお客様の為に授乳室の設置を行い、ホテル利用客の利便性ならびに快適性向上にも取り組みました。

『ホテルブランカ』におきましては、リゾートホテルとしての魅力増大を図り、遊園地に面した3つの客室にバルコニーを設置し、また、園内を一望できる屋上フロアにはバーカウンターを設置したことで、花火打ち上げやイルミネーションイベント開催時には、お客様から大変好評となりました。

また、フロントカウンターの移設工事を行い、精算時の動線を確保することで、お客様の利便性向上を図りました。

『ホテルヴェルデ』におきましては、ファミリー層に好評なくまモン等のキャラクタールームに、新たに人気アトラクション「カード迷路 ぐるり森大冒険」とのコラボルームを追加したほか、花火特別観覧席付宿泊プラン等の付加価値の高い宿泊商品の造成に注力いたしました。

また、レストランでは、「フォンターナ」の座席数を増やすとともに、効率的なレイアウトへのリニューアルを実施し、収益性の向上を図りました。

宴会におきましては、遊園地での花火大会実施日に合わせ「プレミアムナイト」と題して、贅沢な食材を使った料理を楽しむイベントを特別開催し、単価アップを図りました。

施設面におきましては、遊園地の大観覧車を望む中庭に噴水とイルミネーションを設置し、宿泊客をはじめとするご利用客の皆様に幻想的で非日常的な空間を提供いたしました。

この結果、『ホテルブランカ』及び『ホテルヴェルデ』を合わせた宿泊者数は前期比2,817人減少の71,531人となりましたが、売上高は前期比33,672千円増加の1,462,719千円となり、セグメント利益は前期比9,592千円減少の23,313千円となりました。

『ホテルサンプラザ』におきましては、5階の客室リニューアルによる料金改定を行い、売上拡大を図りましたが、第1四半期の宿泊者数の落ち込みが大きく、低調に推移いたしました。

また、お昼のバイキングや「牛スキしゃぶ食べ放題」等の飲食メニューは好評を博しましたが、宴会部門における集客が弱く、売上は減少いたしました。

『北村温泉ホテル』におきましては、ステーキフェアなどの企画商品による集客を図りましたものの、2度にわたる浴室改修工事に伴う休業の影響で、入湯客ならびに団体宿泊客が減少いたしました。

この結果、『ホテルサンプラザ』ならびに『北村温泉ホテル』の宿泊者は前期比3,398人減少の26,333人、売上高は前期比54,476千円減少の638,341千円、セグメント損失は2,971千円(前期は23,606千円のセグメント利益)となりました。

以上の結果、宿泊者数は前期比6,215人減少の97,864人となり、売上高は前期比20,804千円減少の2,101,061千円、セグメント利益は前期比36,170千円減少の20,342千円となりました

 

(不動産事業)

不動産事業におきましては、平成29年3月より新たに、遊園地北駐車場の一角をコンビニエンスストア用地として賃貸を開始しており、堅調に推移いたしました。売上高は前期比4,818千円増加の153,980千円となり、セグメント利益につきましては、前期比19,147千円増加の112,617千円となりました。

 

(土木・建設資材事業)

土木・建設資材事業におきましては、新たにバイオマス火力発電所への燃料投入業務の受託を開始したほか、客土用土の製造ならびに販売も堅調に推移し、売上高は前期比150,770千円増加の387,097千円、セグメント利益は前期比52,381千円増加の79,185千円となりました

 

(注)セグメント利益は連結財務諸表の営業利益と調整を行っており、上記すべてのセグメント利益合計802,513千円より、各報告セグメントに配賦していない一般管理費を含む357,575千円を差し引いた444,937千円が当連結会計年度の営業利益となります。

 

(2)キャッシュ・フロー

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、投資活動によるキャッシュ・フローで397,584千円、財務活動によるキャッシュ・フローで458,531千円それぞれ減少したものの、営業活動によるキャッシュ・フローで857,005千円増加したことにより、前連結会計年度末に比べ888千円増加し、289,102千円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は、857,005千円増加(前連結会計年度に比べ473,744千円増加)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益により407,234千円、減価償却費により429,383千円、資金がそれぞれ増加したためであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果得られた資金は、397,584千円減少(前連結会計年度に比べ47,795千円増加)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出で450,138千円、資金が減少したためであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果得られた資金は、458,531千円減少(前連結会計年度に比べ526,268千円減少)となりました。これは主に、長期借入れによる収入により1,382,230千円資金が増加したものの、長期借入金の返済による支出により1,424,405千円、短期借入金の返済により201,500千円、配当金の支払額により103,374千円、資金がそれぞれ減少したためであります。

 

2【生産、受注及び販売の状況】

販売実績

 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 平成29年1月1日

至 平成29年12月31日)

販売実績(千円)

前連結会計年度比(%)

遊園地事業

3,995,748

12.3

ゴルフ事業

1,026,228

3.0

ホテル事業

2,101,061

△1.0

不動産事業

153,980

3.2

土木・建設資材事業

387,097

63.8

合計

7,664,115

8.5

 (注)1.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合

前連結会計年度、当連結会計年度ともに、販売実績が総販売実績の100分の10以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。

2.上記金額には消費税等は含まれておりません。

3.当社グループは、遊園地事業、ゴルフ事業、ホテル事業を基幹としているため生産、受注の状況については、記載を省略しております。

 

3【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

(1)会社の経営の基本方針

 創業以来現在まで、たゆまぬ創造・革新によってお客様に常に満足を提供することを心がけてまいりました。これからも企業理念のキャッチコピーである「ココロを『みどり』でいっぱいに。」を合言葉に、各事業におきまして、お客様に夢や感動を提供することを最重要課題と位置付け、スタッフ一人一人が、いかなる状況の変化にも対応し、その状況を突破するための柔軟な発想と実行力を持つことに重点を置き、新しい付加価値を次々と創出していくことで、当社グループ事業の「強み」に磨きをかけ、日々変化する顧客ニーズや消費動向に対応するとともに、当社グループ事業の競争力を高めることで業績向上に努めてまいります。

 また、企業として利益の確保に向けた経営を進めていくことはもちろんのこと、社会的責任を自覚の上、法令の遵守や倫理に則った企業活動を実践し、地域発展への貢献にも努め、すべてのステークホルダーから「信頼」される企業を目指してまいります。

 

(2)目標とする経営指標

 目まぐるしく変化する消費動向に対応し、常に変化し続ける営業体制作りを心がけ、様々な商品やサービスの提供に努めて集客を図り売上増加を目指すとともに、現状分析及び関連設備の全面的な見直しを行い、無駄な経費の削減に努めてまいります。

 このため、売上高経常利益率の向上を目標としております。

 

(3)中長期的な会社の経営戦略

 集客事業を柱とする当社グループでは、多彩なイベントの開催・季節に応じたキャンペーンの造成・昨今増加しつつある女性層や若年層に的を絞った戦略・さらには海外からのお客様に向けた制度を最大限に活かした営業展開や商品の販売強化に引き続き取り組み、さらなる集客を図ります。

 また、外部環境に柔軟に対応可能な組織変更やグループ再編による各事業の効率化の実現を目指してまいります。

 

(4)会社の対処すべき課題

当社グループを取り巻く環境は、台風や強雨等、様々な自然災害発生への懸念はありながら、反面、九州内における競合する大型テーマパークの撤退に伴い、新たな顧客獲得の機会も生じております。また、九州の『グリーンランド』を舞台に、遊園地内で撮影された映画「オズランド」の全国公開が今年の秋に予定されており、当社グループに対する話題性の高まりも追い風となるため、スタッフ全員が五感をフル活用し、ますます多様化するお客様のニーズに的確に対応していくことで、更なる集客拡大と収益増大を図り、より一層の企業価値向上を目指してまいります。

 

各セグメントにおける具体的施策は次のとおりです。

 

(遊園地事業)

九州の『グリーンランド』におきましては、1月の冬休み期間と週末毎の夜間営業と合わせて、イルミネーションイベント「光のファンタジー」を開催し、新たに登場したスカイリフトの「光のカーペット」や桜並木のイルミネーション「桜のさんぽ道」等、園内100ヶ所以上のイルミネーションスポットを用意し、お客様を魅了いたしました。

春のイベントにつきましては、3月17日(土)から2大イベントを開催いたします。まず一つは、女児に絶大な人気を誇るキャラクター「プリキュア」の最新作をテーマとした「HUGっと!プリキュア おいでよ!はぐっとマイタウン」を開催いたします。各種オリジナルの展示物をはじめ、カラオケステージやなりきり写真館等、様々な仕掛けで「プリキュア」の世界を体験することが出来るイベントとなっております。その他、イベント限定グッズやコラボメニューの販売も行い、遊園地全体でイベントのスケール感を演出いたします。

また、もう一つは、「仮面ライダービルド バトルステージ」と題し、男児を中心に人気の高い「仮面ライダービルド」を主役とした大迫力のアクションショーを開催いたします。会場となる「グリーンスタジアム」は日本最大級の屋外ステージとなり、約230インチの巨大LEDスクリーンによる映像演出や特殊効果の使用に加え、バイクによるアクションシーンも満載で、他施設では見ることが出来ないオリジナルショーとなっております。その他、春の花火大会として恒例となりました「HANABIフェスティバル」の開催をはじめ、低年齢層向けのキャラクターショーや年々盛り上がりを見せるイースターイベント等、様々なイベントを展開し、春休みからゴールデンウィークを中心に多くの集客を図ります。

また、広大なステージで繰り広げる「仮面ライダービルド バトルステージ」を、絶好のポジションから楽しむことが出来る特別観覧席付前売券の販売を行い、売上の拡大を図ります。

春以降につきましても、これまで培ったネットワークやノウハウを活用し、当園ならではのイベントを実施して、更なる集客を図ってまいります。

アトラクションにおいては、本年もスクラップアンドビルド方式を推進して、「わんぱくボールプール」に代わり、タワー型ライド「グラフティダブル」を新規導入するほか、既存アトラクションのリニューアルを実施することで、日本一のアトラクション数を誇る当園の強みに加え、新たな魅力の増大を図ってまいります。

次に、イルミネーションイベント「光のファンタジー」につきましては、新たに全長約100メートルの「動くアニメイルミネーション」を設置するとともに、園内各所においてイルミネーションスポットを拡充させ、遊園地全体を使った壮大なスケール感を創出し、お客様に感動を与えてまいります。

更に、「ウォーターパーク(プール)」におきましても、競合施設の閉鎖に伴う需要の拡大が見込まれるため、更なる魅力増大を目指し、新たな遊びの仕掛けの導入や設備の快適性向上に取り組んでまいります。

『北海道グリーンランド遊園地』におきましては、この春、北海道で根強いファンを持つ「わんわん大サーカス」を、4月21日(土)から6月3日(日)にかけてロングランの公演を行い、また、集客の山場であるゴールデンウィークには、男児女児それぞれに人気のキャラクターショーを2本立てで開催し、集客に努めてまいります。

また、昨年新規導入したアトラクション「カード迷路 ぐるり森大冒険」に、新たに20種類のカードを取り入れ、新たな集客と更なるリピーターの獲得を図ります。

その他、アクティビティを展開する企業と連携し、体験学習等の幅を広げ、学校団体ならびに企業団体の獲得を図ります。

『北海道グリーンランドホワイトパーク(スキー場)』におきましては、着実な営業活動に努め、学校授業をはじめ、子供会やスポーツクラブ等の各種団体の利用拡大を図ってまいります。

 

(ゴルフ事業)

ゴルフ事業におきましては、コース内の樹木の剪定・伐採をはじめ、バンカーの新設やカート道路の改修等、常にプレー環境の整備や変化に努め、その情報をプレーヤーに発信していくことを基本として、継続的な集客を図ってまいります。

また、3ゴルフ場のスケールメリットやオフィシャルホテルの強みを活かし、韓国人ゴルファーの集客拡大ならびに新規会員権販売を推進してまいります。

『グリーンランドリゾートゴルフコース』では、好評な最新式のナビゲーションシステムの充実した機能をPRしてコンペ客の獲得を図ってまいります。また、特色あるクラブ主催のコンペ実施のほか、熊本県ゴルフ協会主催の公式競技の決勝競技も開催するなど、あらゆる世代や様々な技量を持つプレーヤーに対応できるゴルフ場として、利用者獲得に努めます。

また、『大牟田ゴルフ場』、『広川ゴルフ場』の両メンバーシップコースでは、新たにナビゲーションシステムを導入することで、新規のコンペ獲得に注力し、合わせて料金改定を実施し、収益拡大を図ってまいります。

加えて、新規会員を募集することで、メンバーズゴルフ場としての安定的な運営基盤の確立を図ります。

その他、外部予約サイトの効率的な活用に加え、独自のマーケット調査による集客営業を実施し、客単価の増加にも努めてまいります。

 

(ホテル事業)

『ホテルブランカ』ならびに『ホテルヴェルデ』におきましては、遊園地、ゴルフ場をはじめとするグリーンランドリゾートエリア全体の宿泊拠点としての役割に磨きをかけ、レストランや各種宴会におけるサービスや設備の充実を図り、確固たるブランドイメージの定着を目指してまいります。

『ホテルブランカ』におきましては、キャラクタールームのPR強化や客室の改装を推進し、リゾートホテルとしての魅力を増大させるとともに、ウェブサイトを活用した幅広い宿泊プランの販売により、客室稼働率ならびに客単価の増加を図ってまいります。

また、好評な遊園地を望む中庭でのバーベキューや冬の鍋料理など、他施設と差別化した特色を打ち出すことに注力し、団体客や地元客のリピーター獲得に努めてまいります。

『ホテルヴェルデ』におきましては、堅調な韓国からのインバウンド客の受入れに加え、台湾・香港に対しても積極的な営業を展開し、平日を中心とした宿泊稼働率向上を図ってまいります。また、カニバイキングやワイン会等の特色ある料飲イベントを開催して集客を図るとともに、日本料理「小岱」におきましては、コンクール受賞歴のある調理人が腕を振るう和風弁当の販売に取り組み、客単価の増加を図ります。

その他、館内回廊の刷新や中庭をはじめとするイルミネーションの拡充など、顧客満足度を一層高めてまいります。

『ホテルサンプラザ』ならびに『北村温泉ホテル』におきましては、都市圏に近い立地や特色等、それぞれのホテルが持つ強みを活かした宿泊商品販売や料飲イベントの展開により、更なる収益の拡大を目指してまいります。

『ホテルサンプラザ』におきましては、新たに客室の改装を手掛けるなど、リニューアルした客室の充実感をPRすることで競合ホテルとの差別化を図ります。また、好評なレストランのランチメニュー改定により集客力を強化し、夕食は「牛スキしゃぶ食べ放題」に生寿司の食べ放題を追加して魅力を増大させ、宿泊者の更なる利用促進を図ってまいります。

『北村温泉ホテル』におきましては、遊園地を中心とする各レジャー施設との相乗効果を活かして、一般客に加えてスポーツ合宿等の団体獲得を図ります。また、入湯客の期間パスポートの内容を見直して客単価増加に努め、無料送迎バスを強みに宴会団体の獲得を図ります。

 

(不動産事業)

不動産事業におきましては、遊園地等のリゾートエリアを中心とした社有地への新規テナント誘致を推進するほか、社有地におけるアパート賃貸事業に取り組み、新たな収益基盤強化を図ります。

 

(土木・建設資材事業)

土木・建設資材事業におきましては、ポゾテック等の建設資材の販売促進に加え、客土用土の製造及び運搬ならびに火力発電所へのバイオマス燃料投入業務受託を着実にとり行い、安定した収益基盤の確立に努めてまいります。

 

当社グループといたしましては、「ココロを『みどり』でいっぱいに。」というキャッチコピーのもと、スタッフ全員が心豊かに元気良く、お客様に感動を与えることを目指して、各事業に取り組んでまいりました。

これからも、当社グループの強みを伸ばし、新たな付加価値を創造することで、お客様から信頼の高い「ブランド力」の確立を図り、その優位性を活かして経営基盤の一層の強化に努めてまいります。

 

4【事業等のリスク】

 当社グループの有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況などに関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項は以下のようなものがあります。

 なお、これらについては、発生の可能性が必ずしも高くないと考えられるものを含めて記載していること、また、当社グループに特有のリスクの内主要なものを記載しており、当社グループの全てのリスクについて網羅的に記載したものではないことに留意をお願いします。

 当社グループは、これらのリスクの可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存であります。

 なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(平成30年3月29日)現在において判断したものであります。

 

(1) 天候条件及び大規模災害によるの影響

 台風、降雨・雪をはじめとする悪天候や異常気象及び平成28年4月に発生いたしました熊本地震のような想定を超える大規模災害が発生する場合は、遊園地・ゴルフ場・ホテル事業が基幹である当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループが直接影響を受けない場合であっても、取引企業や顧客が影響を受けることで、事業活動の制限、個人消費意欲が低下するといった副次的な影響により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 悪天候などによる一定の影響は見込んでおりますが、多くの来場者を見込む最盛日に雨が続くことや、台風や降雪で閉場日が多くなること、更には猛暑によるゴルフ客の減少や暖冬による北海道のスキー場の雪不足など、その後の営業努力では補えない利用者数の減少となることがあります。

(2) 安全・衛生管理について

 サービス業である当社グループは、顧客と直接接することによって成り立っている業種であり、その提供するサービスの安全性や衛生管理については最優先課題として取り組んでいるところであります。

 当社社内規則の内「業務管理規則」には遊園地・ゴルフ場の安全確保・災害防止規則、ゴルフ場の安全使用規則、飲食業務の衛生管理に関する規則などを定め業務の普遍化を図るとともに、各所における安全会議で常に確認をしております。また、保険加入についても漏れがないよう注意しております。

 なお、遊園地では、遊具・飲食・売店などの設置・運営の多くをテナント制としております。テナント制の施設では、売上高に対して委託料を支払うこととなっており、例えば、大型遊具機械については大手遊具メーカーが製造・設置し専門的な手法により責任を持って運営するなど、安全面・投資面においてリスクの分散を図っております。

 また、遊具テナントに対する管理体制を万全とすることとし、国土交通省から示された定期検査内容の遵守や、運行時の指差確認、各遊具の見えるところに「安全点検確認書」を掲示するなど、お客様に対する「安全・安心」を最優先事項といたしております。

 万一、重大な事故が生じた場合、社会的信用が失墜するとともに、安全性に対する疑念が生じ、その後の事業展開や経営成績に影響を与える恐れがあります。

(3) 経済状況

 当社グループの事業は、国内市場に大きく依存しております。従って、国内における景気の後退及びそれにともなう需要の減少、または消費動向に影響を与えるような不測の事態の発生は、当社グループの経営成績及び財務状況に影響を与える恐れがあります。

(4) ゴルフ場入会預託金の償還の影響

 当社グループは、3ゴルフ場を経営しておりますが、この内有明カントリークラブ大牟田ゴルフ場・久留米カントリークラブ広川ゴルフ場は会員制ゴルフ場であり、入会時に入会預託金を預っております。

 ゴルフ会員向けのサービスとして、当社グループの種々の施設を利用したメンバー優待制度、65歳以上の会員は親族に名義変更でき本人はそのまま名誉シニア会員となれる制度、既存会員の紹介により手頃な価格で既存会員の会員権を分与できる選択制会員権制度など、会員数の増加や、プレー人員の確保に努めております。

 預託金の償還要請には応じて償還を進めておりますが、ゴルフ需要の急激な低下や予期せぬ風評被害などによっては、預託金の償還要請が急増することが考えられ、この場合、当社グループの財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

(5) 固定資産の価値の下落

 当社グループは、遊園地・ゴルフ場・ホテル事業を営んでいるため比較的多額の固定資産を保有しております。今後、固定資産の時価の下落、収益性の低下にともない資産価値が下落したときは、当社グループの経営成績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

 なお、主な固定資産が集積している荒尾市の当リゾートエリアでは、年々新しい施設が加わるなど、新たな賑わいの創出は、社有土地の時価の維持という当社グループの方針にとって望ましいものと考えております。

(6) 金利の変動

 当社グループにとって、著しい金利変動は経営成績に影響を与える可能性があります。

 

5【経営上の重要な契約等】

 当社グループは、遊園地事業及びゴルフ事業の事業部門において、専門業者(テナント)と遊戯施設・飲食・物販・ゴルフ場管理等の人的・物的サービスの提供につき営業委託契約を締結しております。契約相手先は、サノヤス・ライド株式会社、泉陽興業株式会社、西日本メンテナンス株式会社ほか、企業及び個人業者であります。

 営業委託契約では、契約相手先と予め委託料率を決定し、売上にスライドして委託料を支払うこととしております。

 

6【研究開発活動】

 特記事項はありません。

 

7【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

       文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(平成30年3月29日)現在において判断したものであります。

(1)重要な会計方針及び見積り

 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たって採用している重要な会計基準は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載されているとおりであります。

 当社グループの連結財務諸表の作成において、損益及び資産の状況に影響を与える見積りは、過去の実績やその時点での情報に基づき合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。

 見積り及び判断に影響を及ぼす重要な会計方針としては以下のようなものがあると考えております。

    ①貸倒引当金

 当社グループの保有する債権に係る損失が見込まれる場合、その損失に充てる必要額を見積り引当計上しておりますが、将来、債務者の財務状況が著しく悪化し、その支払能力が低下した場合等は、引当金の追加計上または貸倒損失が発生する可能性があります。

    ②投資有価証券

 当社グループが保有する時価のある有価証券については、下落率等の一定基準により、時価のない有価証券については、投資先の純資産額等による実質価値の下落率や業績予想等による回収可能性等により総合的に判断し処理しておりますが、将来、保有する株式の時価の下落や投資先の財務状況が悪化した場合には、評価損を計上する可能性があります。

    ③繰延税金資産

 当社グループは、繰延税金資産の回収可能性を評価するに際して、将来の課税所得を合理的に見積っております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存しますので、その見積額が減少した場合は繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。

  (2)当連結会計年度の経営成績及び財務状態の分析

    ①経営成績

     当連結会計年度における経営成績の概況については、「1 業績等の概要 (1)業績」に記載しております。

    ②財政状態

     当連結会計年度末の総資産は、21,797,888千円(前連結会計年度比59,067千円増加)となりました。

 流動資産は、760,114千円(前連結会計年度比80,415千円増加)となりました。主な要因は商品及び製品で49,031千円、受取手形及び売掛金で34,456千円増加したことによるものであります。

 固定資産は、21,037,774千円(前連結会計年度比21,348千円減少)となりました。主な要因は投資有価証券で35,498千円増加しましたが、建物及び構築物で33,090千円、機械装置及び運搬具で17,342千円、土地で13,517千円減少したことによるものであります。

 流動負債は、4,079,795千円(前連結会計年度比86,143千円増加)となりました。主な要因は短期借入金で216,296千円減少したものの、未払法人税等で142,999千円、未払金で103,538千円、1年内償還予定の社債で100,000千円増加したことによるものであります。

 固定負債は、6,814,536千円(前連結会計年度比219,837千円減少)となりました。主な要因は社債で100,000千円、長期預り金で90,800千円減少したことによるものであります。

 純資産は、10,903,556千円(前連結会計年度比192,761千円増加)となりました。主な要因は利益剰余金で

164,515千円、その他有価証券評価差額金で28,245千円増加したことによるものであります。

 

   (3)経営成績に重要な影響を与える要因について

 「4 事業等のリスク」に記載しております。

 

(4)経営戦略の現状と見通し

  当社グループの経営戦略と課題は、多様化するお客様のニーズに的確にお応えする施設の充実を図り、同時に低コスト体質を維持しながら高い収益力を得ることにあると認識しております。

取り組みとしては、業績の更なる向上を目標に、組織の再編を始めとする活力ある組織の構築、その他経営全般にわたる効率化のための諸施策等を推進することで収益基盤を強化し、激動する環境に耐え得る企業体質作りを目指すとともに、当社グループが保有する経営資源を有効に活用して収益及び資本効率の向上に努める所存であります。

 

(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析

  「1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フロー」に記載しております。

(6)経営者の問題認識と今後の方針について

 当社グループを取り巻く環境は、余暇市場に対する競合施設や活動種類の多様化が進み、旧来型の観光・行楽施設だけでなく、あらゆる集客施設との顧客争奪が激化の様相を呈しております。

 このような状況のもとで、時流に対応した積極的な営業展開はもとより、徹底的な経費の削減に取り組むとともに、グループの組織再編も行い、堅実性ある経常利益の拡大を目指してまいる所存であります。