第2【事業の状況】

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)会社の経営の基本方針

 創業以来現在まで、たゆまぬ創造・革新によってお客様に常に満足を提供することを心がけてまいりました。これからも企業理念のキャッチコピーである「ココロを『みどり』でいっぱいに。」を合言葉に、各事業におきまして、お客様に夢や感動を提供することを最重要課題と位置付け、スタッフ一人一人が、いかなる状況の変化にも対応し、その状況を突破するための柔軟な発想と実行力を持つことに重点を置き、新しい付加価値を次々と創出していくことで、当社グループ事業の「強み」に磨きをかけ、日々変化する顧客ニーズや消費動向に対応するとともに、当社グループ事業の競争力を高めることで業績向上に努めてまいります。

 また、企業として利益の確保に向けた経営を進めていくことはもちろんのこと、社会的責任を自覚の上、法令の遵守や倫理に則った企業活動を実践し、地域発展への貢献にも努め、すべてのステークホルダーから「信頼」される企業を目指してまいります。

 

(2)目標とする経営指標

 当社グループは売上高経常利益率の向上を目標としております。

 この目標達成のため、目まぐるしく変化する消費動向に対応し、常に変化し続ける営業体制作りを心がけ、様々な商品やサービスの提供に努めて集客を図り売上増加を目指すとともに、現状分析及び関連設備の全面的な見直しを行い、無駄な経費の削減に努めてまいります。

 

(3)中長期的な会社の経営戦略

 集客事業を柱とする当社グループでは、多彩なイベントの開催・季節に応じたキャンペーンの造成・女性層や3世代ファミリーに的を絞った戦略・さらには海外からのお客様に向けた制度を最大限に活かした営業展開や商品の販売強化に引き続き取り組み、さらなる集客を図ります。

 また、外部環境に柔軟に対応可能な組織変更やグループ再編による各事業の効率化の実現を目指してまいります。

 

(4)優先的に対処すべき事業上の課題

当社グループを取り巻く経営環境は、新型コロナウイルス感染症の影響により厳しい状態が続いております。また、今後の新型コロナウイルス感染症の広がり方や収束時期を見通すことが困難な状況でありますが、翌連結会計年度には概ね回復していくことを見込み、各種感染防止対策の徹底により、お客様に安全安心なサービスを提供することを最優先事項とした上で、可能な限り早急な収益基盤の回復と安定化に取り組んでまいります。なお、各セグメントにおける具体的施策は次のとおりです。

 

(遊園地事業)

九州の『グリーンランド』におきましては、本年は、開園から数えて55年目を迎える節目の年となりますので、様々な取り組みを行い、このメモリアルイヤーをお客様と一緒に盛り上げてまいります。

まず、春のイベントにつきましては、3月より、漫画やTVアニメが絶大な支持を受けている「約束のネバーランド」とのコラボレーションイベントを開催いたします。

園内でのオリジナルラリーイベントや展示ブースのほか、描き下ろしのイラストやキャラクターによる園内アナウンス、アトラクションとのコラボレーション、さらにオリジナルグッズ販売やレストランのコラボフードなど、本作品の世界観をたっぷり体験できるイベントとなっております。

また、「仮面ライダーセイバー スペシャルショー」と題し、現在TV放映で活躍中の「仮面ライダーセイバー」を主役として、日本最大級の屋外ステージ「グリーンスタジアム」を舞台に、迫力満点のアクションショーを展開いたします。

そのほか、夏季のプール営業や新たなアトラクション導入につきましても、鋭意取り組んでまいります。

『北海道グリーンランド遊園地』におきましては、春の遊園地オープンから、「仮面ライダーセイバー」、「トロピカル~ジュ!プリキュア」、「機界戦隊ゼンカイジャー」など、男児女児それぞれに人気の高い最新キャラクターショーを開催するほか、人気ユーチューバーによるPR展開など、注目度の高いイベント実施に取り組んでまいります。

また、夏休みに向けて、新規アトラクション「ピーターパン(仮称)」の導入を行い、更なる集客拡大を図ります。

『北海道グリーンランドホワイトパーク(スキー場)』におきましては、学校授業や自衛隊訓練等の団体獲得に加え、スキーやスノーボード初心者向けに、レッスンと用具レンタルをセットにしたホテル宿泊プランを造成いたします。

『いわみざわ公園管理』におきましては、引き続き指定管理者として適切な管理を行うとともに、昨年は新型コロナウイルスの影響により中止いたしました「ローズフェスタ」について、初夏と秋に2回開催することで、集客拡大に努めてまいります。

 

(ゴルフ事業)

ゴルフ事業におきましては、3ゴルフ場の立地やコースの特性等に伴うそれぞれのマーケットならびに顧客ニーズを的確に把握し、女性シニア向けのティーイングエリアの新設やカート乗り入れサービスの拡大など、より実効性のある集客施策に取り組んでまいります。

『グリーンランドリゾートゴルフコース』は、九州の『グリーンランド』と同じく、本年で開場55周年を迎えることとなりますので、記念コンペの開催に加えて、友の会会員限定のイベント開催ならびに特典付加による友の会加入促進とともに、顧客層の拡大を図ってまいります。

また、チームで協力してスコアを競うスクランブル方式のゴルフコンペを新たに開催することで、初心者から上級者まで幅広い集客を図ります。

『大牟田ゴルフ場』、『広川ゴルフ場』の両メンバーシップコースでは、増加傾向にある若者層の利用拡大に向け、WEB予約システムのPRならびに利用プラン拡充を図ります。

 

(ホテル事業)

『ホテルブランカ』ならびに『ホテルヴェルデ』におきましては、各種施設利用特典の付与など、グリーンランドリゾートオフィシャルホテルとしての強みを最大限に活用して宿泊獲得に努めるとともに、加えて、ブランド力ならびに商品開発力を強化していくことで、地元に愛されるホテルとして、料飲部門ならびに宴会部門の利用促進を図ってまいります。

『ホテルブランカ』におきましては、好調なネット予約を拡大して、隣接する遊園地やプール、ゴルフ場との利用セットプランの販売促進に努めるとともに、遊園地を眺望できるバルコニー付き和室でのバーベキュープランなど、多人数での宿泊や1泊2食付プランの利用を獲得することで、客単価の上昇にも注力いたします。

『ホテルヴェルデ』におきましては、「仮面ライダーセイバールーム」の造成のほか、アトラクションフリーパス付きプランなど、遊園地利用客のニーズを捉えた商品造成ならびにそのPR強化に努めてまいります。

また、各料飲店舗においては、様々な料飲イベント開催や新メニュー展開に注力し、地元顧客獲得のほか、宿泊客の利用促進により、一層の売上拡大を図ります。

宴会部門におきましては、人気グループによるスペシャルディナーショーのほか、「カニ&ステーキ祭り」や「大収穫祭」など、近隣他施設と差別化した、多彩な魅力ある集客イベントを開催いたします。

『ホテルサンプラザ』ならびに『北村温泉ホテル』におきましては、遊園地やスキー場を柱とするオフィシャルリゾートホテルとしての強みをPRするとともに、地域を代表するホテルとしてのブランド力を活かし、料飲部門や宴会部門の顧客獲得を図ってまいります。

『ホテルサンプラザ』におきましては、各種施設利用特典付きセットプランならびに豪華食事付きプランの販売を強化してまいります。

また、料飲メニューにおいては、料金設定やメニュー構成に配慮し、宿泊者の喫食率向上に取り組み、レストランでは、「カニ会席」や「豪華ステーキ」などの魅力ある集客イベントを開催し、一般利用客の獲得を図ります。

『北村温泉ホテル』におきましては、3月より大規模リニューアルオープンしており、源泉かけ流しの温泉の魅力を再発信するとともに、様々な宿泊プランの造成を行うなど、特に女性利用客を意識したサービス強化による顧客獲得を図ってまいります。

 

(不動産事業)

不動産事業におきましては、社有地の有効活用に向け、新たなテナント誘致を促進することで、更なるグリーンランドリゾートエリア全体の魅力増大を図ってまいります。

 

(土木・建設資材事業)

土木・建設資材事業におきましては、現在のバイオマス発電所への燃料投入業務受託に加えて、新たな受託の獲得に向けて注力いたします。

また、幅広い情報ネットワークを駆使し、ポゾテックやコールサンド等の建設資材販売のほか、土木工事受注を着実に行うことで、収益拡大を図ってまいります。

 

当社グループといたしましては、「ココロを『みどり』でいっぱいに。」というキャッチコピーを掲げ、全てのお客様のココロが、楽しさや感動で十分に満たされることをスタッフ全員の目標としております。

これからも、お客様一人一人のご期待に応えるべく、当社グループ一丸となって、更なる施設ならびにサービスの拡充に向け、新たな挑戦を続けてまいります。

2【事業等のリスク】

 当社グループの有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況などに関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりであります。

 なお、これらについては、発生の可能性が必ずしも高くないと考えられるものを含めて記載していること、また、当社グループに特有のリスクの内主要なものを記載しており、当社グループの全てのリスクについて網羅的に記載したものではないことに留意をお願いします。

 当社グループは、これらのリスクの可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存であります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 天候条件や大規模災害及び感染症による影響

 台風、降雨・雪をはじめとする悪天候や熊本地震のような想定を超える大規模災害の発生及び新型コロナウイルスなどの感染症の蔓延は、遊園地・ゴルフ・ホテル事業が基幹である当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループが直接影響を受けない場合であっても、取引企業や顧客が影響を受けることで、事業活動の制限、個人消費意欲が低下するといった副次的な影響により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 悪天候などによる一定の影響は見込んでおりますが、多くの来場者を見込む最盛日に雨が続くことや、台風や降雪で閉場日が多くなること、更には猛暑によるゴルフ客の減少や暖冬による北海道のスキー場の雪不足など、その後の営業努力では補えない利用者数の減少となることがあります。

 なお、新型コロナウイルス感染症は、遊園地・ゴルフ・ホテル事業において経営成績に重大な影響を及ぼしております。当該感染症への対応については、お客様に安全安心なサービスを提供するため、各業界団体で定められているガイドラインに沿い、来場時などに利用いただくアルコール消毒液の設置はもちろんのこと、遊園地においては入園券の自動販売機の新規設置や電子チケットの販売による来場時の混雑緩和や、午後から料金割引となる「アフタヌーンパス」の販売による来場分散化を図っております。また、ゴルフ場やホテルにおいてもフロントにおけるパーテーションの設置やレストランにおける最新式の空気清浄機を設置するなどの徹底した感染防止対策を実施しております。

 

(2) 安全・衛生管理について

 サービス業である当社グループは、顧客と直接接することによって成り立っている業種であり、その提供するサービスの安全性や衛生管理については最優先課題として取り組んでいるところであります。

 当社社内規則の内「業務管理規則」には遊園地・ゴルフ場の安全確保・災害防止規則、ゴルフ場の安全使用規則、飲食業務の衛生管理に関する規則などを定め業務の普遍化を図るとともに、各所における安全会議で常に確認をしております。また、保険加入についても漏れがないよう注意しております。

 なお、遊園地では、遊具・飲食・売店などの設置・運営の多くをテナント制としております。テナント制の施設では、売上高に対して委託料を支払うこととなっており、例えば、大型遊具機械については大手遊具メーカーが製造・設置し専門的な手法により責任を持って運営するなど、安全面・投資面においてリスクの分散を図っております。

 また、遊具テナントに対する管理体制を万全とすることとし、国土交通省から示された定期検査内容の遵守や、運行時の指差確認、各遊具の見えるところに「安全点検確認書」を掲示するなど、お客様に対する「安全・安心」を最優先事項といたしております。

 万一、重大な事故が生じた場合、社会的信用が失墜するとともに、安全性に対する疑念が生じ、その後の事業展開や経営成績に影響を与える恐れがあります。

 

(3) 経済状況

 当社グループの事業は、国内市場に大きく依存しております。従って、国内における景気の後退及びそれにともなう需要の減少、または消費動向に影響を与えるような不測の事態の発生は、当社グループの経営成績及び財務状況に影響を与える恐れがあります。

 

(4) ゴルフ場入会預託金の償還の影響

 当社グループは、3ゴルフ場を経営しておりますが、この内有明カントリークラブ大牟田ゴルフ場・久留米カントリークラブ広川ゴルフ場は会員制ゴルフ場であり、入会時に入会預託金を預っております。

 ゴルフ会員向けのサービスとして、当社グループの種々の施設を利用したメンバー優待制度、65歳以上の会員は親族に名義変更でき本人はそのまま名誉シニア会員となれる制度、既存会員の紹介により手頃な価格で既存会員の会員権を分与できる選択制会員権制度など、会員数の増加や、プレー人員の確保に努めております。

 預託金の償還要請には応じて償還を進めておりますが、ゴルフ需要の急激な低下や予期せぬ風評被害などによっては、預託金の償還要請が急増することが考えられ、この場合、当社グループの財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

(5) 固定資産の価値の下落

 当社グループは、遊園地・ゴルフ場・ホテル事業を営んでいるため比較的多額の固定資産を保有しております。今後、固定資産の時価の下落、収益性の低下にともない資産価値が下落したときは、当社グループの経営成績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

 なお、主な固定資産が集積している荒尾市の当リゾートエリアでは、年々新しい施設が加わるなど、新たな賑わいの創出は、社有土地の時価の維持という当社グループの方針にとって望ましいものと考えております。

 

(6) 金利の変動

 当社グループにとって、著しい金利変動は経営成績に影響を与える可能性があります。

 

(7) 繰延税金資産の回収可能性の評価による影響

 当社グループは将来減算一時差異及び税務上の繰越欠損金に対し、将来の課税所得等を合理的に見積り、繰延税金資産を計上しておりますが、実際の課税所得等が見積りと異なることで繰延税金資産の全部又は一部の回収可能性がないと判断される場合には、繰延税金資産を減額することになります。この結果、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 当該リスクへの対応策として、慎重に繰延税金資産の回収可能性を検討し、合理的な範囲内での繰延税金資産の計上を行うよう努めております。

 

3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

①財政状態及び経営成績の状況

a)経営成績

当連結会計年度の当社グループにおきましては、年初となる1月より始まった国内の新型コロナウイルスの感染拡大に伴う4月の緊急事態宣言発令により、当社グループ各施設も、ゴールデンウィーク期間を中心に臨時休業を余儀なくされるなど多大な影響を受けたほか、7月の集中豪雨、9月の大型台風接近などの自然災害発生が続き、レジャー事業にとっては非常に厳しい経営環境となり、九州の遊園地をはじめとする当社グループ各施設の利用者数は大きく減少いたしました。

以上により、当連結会計年度の業績につきましては、売上高4,616,869千円(前期比3,742,775千円減)、営業損失461,933千円(前年同期は684,457千円の利益)、経常損失348,149千円(前年同期は691,557千円の利益)、親会社株主に帰属する当期純損失は633,537千円(前年同期は386,972千円の利益)となりました。

 

 

当連結会計年度

(千円)

前連結会計年度

(千円)

増減額

(千円)

増減率

(%)

売上高

4,616,869

8,359,645

△3,742,775

△44.8

営業損益

△461,933

684,457

△1,146,391

経常損益

△348,149

691,557

△1,039,706

親会社株主に帰属する当期純損益

△633,537

386,972

△1,020,510

 

次に、事業の種類別セグメントの概況をご報告申し上げます。

 

(遊園地事業)

九州の『グリーンランド』におきましては、まず1月に、冬季のイルミネーションイベントとして、「ワンダーイルミネーション」を開催したほか、3月には、「夜桜ワンダーイルミネーション」と題して、正面メインゲート付近の桜並木をピンク色の照明で鮮やかにライトアップいたしました。

春には、幅広いターゲット層の獲得に向け、話題性の高いテーマを取りそろえて3大イベントを開催いたしました。

まず一つは、長年にわたり高い人気を誇る「クレヨンしんちゃん」の最新作映画をテーマとした「クレヨンしんちゃんワールド ラクガキングダムとワクワク!グリーンランドだゾ!」を開催いたしました。子ども心をかき立てるラクガキコーナーや様々な遊びの仕掛けをご用意し、ワクワクと楽しめるイベントは、ファミリー層を中心に好評を博し、夏にも特別開催いたしました。

また、令和最初の仮面ライダーを主役とした「仮面ライダーゼロワン バトルステージ」を開催し、日本最大級の全長70メートルの屋外ステージ「グリーンスタジアム」を舞台に、230インチの巨大LEDスクリーンによる映像演出や特殊効果を織り交ぜ、大迫力のアクションショーを繰り広げました。

さらに、お笑い芸人「クロちゃん」による初の展覧会イベントとなる「クロちゃんのモンスターパーク in グリーンランド」を開催し、クロちゃん本人によるオリジナルアイドルソングが聴けたり、クロちゃんと密室で2人きりになってしまうVR鑑賞も体験出来たりと、クロちゃんの魅力満載のイベントとなりました。

夏におきましては、春先に外出を自粛されたお客様の来園促進を図り、最新の「仮面ライダー」シリーズや「プリキュア」シリーズなど子どもたちに人気の高いキャラクターショーを開催したほか、お盆期間のサマーナイト打上花火ショーや「タマホームプレゼンツ 疫病退散祈念花火~千の花火に願いを込めて~」を実施いたしました。

秋には、様々なキャラクターショーのほか、恒例の「タマホームスペシャル花火物語2020」を開催し、30分間で5,000発の打上げ花火で、盛大に夜空を彩りました。

そのほか、新型コロナウイルス感染防止対策下における『グリーンランドの新・絶叫スタイル』を提唱して、マスクに貼る絶叫の口の形をした「絶叫マスクシール」をご来園者全員に配布し、マスク着用のままアトラクションを楽しんでいただく取り組みを行い、大変好評を博しました。

また、その第2弾といたしまして、『デコRIDE!ラリー』と題して、それぞれ趣向を凝らしたマスクシールを対象アトラクション乗車時に配布し、マスクシールでデコレーションしたお客様のマスク姿の写真をSNSに投稿していただき、抽選で賞品をプレゼントするイベントを展開いたしました。

アトラクションにおきましては、宇宙をテーマに、不思議で幻想的な体験が出来る日本初登場のアトラクション「コズミックメイズ」をオープンいたしました。

そのほか、新型コロナウイルス感染防止対策の一環として、入園券の自動販売機の新規設置や電子チケットの販売を行うことで、ご来園時における混雑緩和に取り組み、また、午後から料金割引となる「アフタヌーンパス」の販売により、お客様の来園分散化を図りました。

このように様々な取り組みを行い、秋以降には、個人客ならびに修学旅行等の団体客のご利用回復の兆しが見られたものの、ゴールデンウィークを中心とする春の行楽シーズンに臨時休園したことに加え、夏休み期間に帰省自粛が見られたほか、プール営業ならびにカウントダウンイベントなどの一部の集客イベント開催中止等の各種対応を行った結果、利用者数は、前期比522,678人減少の390,726人、売上高は前期比2,074,714千円減少の1,798,425千円となりました。

 

『北海道グリーンランドホワイトパーク(スキー場)』におきましては、1月の記録的な雪不足による営業期間の縮小に加え、新型コロナウイルス感染拡大に伴うインバウンド客ならびにスキー団体等の大幅な減少もあり、来場者数、売上高ともに前期に比べて減少いたしました。

『北海道グリーンランド遊園地』におきましては、新型コロナウイルスの影響により、オープン時期が当初予定の4月から6月初旬にずれ込んだほか、平日を中心に開園期間の短縮も行い、また、恒例の大型音楽イベント「JOIN ALIVE」や花火大会についても開催中止となるなど、思うように集客を図ることが出来ませんでした。なお、10月の開園期間を例年より延長したこともあり、学校行事利用など近郊の学校団体の取り込みは好調に推移いたしましたものの、全体でのご利用団体数は減少し、休園期間の集客の落ち込みをカバーすることが出来ず、来園者数は落ち込みました。

また、『いわみざわ公園管理』におきましては、外出自粛ムードの中にあっても、屋外型レジャーであるキャンプ場のニーズは高まりを見せたものの、やはり営業期間短縮の影響は大きく、来場者数は伸び悩みました。

この結果、北海道の遊園地ならびにスキー場を合わせた利用者数は前期比109,978人減少の117,943人となり、売上高は前期比258,344千円減少の507,410千円となりました。

 

以上の結果、利用者数は前期比632,656人減少の508,669人となり、売上高は前期比2,333,059千円減少の2,305,835千円、営業利益につきましては前期比631,408千円減少の107,574千円となりました。

 

 

(ゴルフ事業)

ゴルフ事業におきましては、コース整備や設備の拡充による顧客満足度向上を基本に据え、3ゴルフ場各々の特性や強みを活かした集客施策を行ってまいりました。また、最新式の空気清浄機の設置等、徹底した新型コロナウイルス感染防止体制を整えた上で、顧客ニーズに応じたスループレープランの促進など、安全安心のプレー環境整備に注力いたしました。

『グリーンランドリゾートゴルフコース』におきましては、海外からの入国制限に伴う韓国人プレー客の減少をカバーすべく、各季節に合わせてテーマを持たせたオープンコンペや「スタッフに挑戦コンペ」を開催して、リピーターの獲得に努めた結果、堅調な集客に繋げることができました。

施設面においては、更なる魅力増大に向けて、バンカーやレディス向けのティーイングエリアを新設し、山頂レストランにおいては、新たにウッドデッキの拡充を実施いたしました。

『大牟田ゴルフ場』、『広川ゴルフ場』の両メンバーシップコースにおきましては、会員限定のご利用ポイント制度やカート乗り入れサービスによるメンバーの利用促進に加え、各種クラブコンペの開催により、メンバーを中心とした集客拡大を図りました。

そのほか、『大牟田ゴルフ場』におきましては、新たにさく井工事を行っており、事業用水の一部を地下水利用へ切り替えることで、中長期的な運営経費の削減を図りました。

以上の取り組みを行いましたものの、緊急事態宣言発令期間における利用減少のほか、新型コロナウイルスの影響による大型コンペの減少が見られ、また、7月の豪雨被害により、一時的に『大牟田ゴルフ場』の営業に支障が生じたこともあり、3ゴルフ場を合わせた利用者数は、前期比10,837人減少の122,093人となり、売上高は前期比128,318千円減少の866,557千円、営業損失につきましては、40,301千円(前年同期は41,864千円の利益)となりました。

 

 

(ホテル事業)

『ホテルブランカ』及び『ホテルヴェルデ』では、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底し、グリーンランドリゾートオフィシャルホテルとしての万全な営業体制を維持しつつ、両ホテルにおいて、スタッフや原材料等の経営資源の集約や効率的な活用を促進し、経営基盤の安定化に努めてまいりました。

九州の『ホテルブランカ』におきましては、バルコニー付きの部屋でのバーベキューや屋上庭園「シエロガーデン」の活用など、他のホテルにはない魅力のPRに取り組みました。

九州の『ホテルヴェルデ』におきましては、ホームページの全面的なリニューアルやWi-Fi環境の整備を行い、遊園地ご利用者の宿泊特典を強くアピールするとともに、宿泊部門では、新たに「仮面ライダーゼロワンルーム」を造成したほか、料飲部門では、外出を控える地元のお客様に向けたレストランのテイクアウトメニューやデリバリーサービスに注力し、売上の拡大を図りました。

そのほか、宴会部門では、料飲イベント「秋の大収穫祭」や「純烈ディナーショー」の開催に加え、おせちの販売などを積極的に行い、更なる顧客拡大に向け、多彩な魅力発信にも努めました。

以上の取り組みの結果、秋以降のGoToトラベルキャンペーン期間においては、特に宿泊部門において著しい回復が見られましたものの、年間を通じて最大の集客時期であるゴールデンウィークの遊園地休園ならびに夏季のプール営業の中止の影響は大きく、『ホテルブランカ』及び『ホテルヴェルデ』を合わせた宿泊者数は前期比29,897人減少の37,592人となり、また、婚礼をはじめとする各種宴会ご利用の落ち込みも大きく、売上高は前期比686,958千円減少の686,935千円となりました。

 

北海道の『ホテルサンプラザ』におきましては、どうみん割やGoToトラベルキャンペーンを最大限に活用したプラン造成により、遊園地やスキー場ご利用を中心としたファミリー客や団体客の取り込みに注力いたしました。料飲部門につきましては、完全予約制でのビアガーデンイベントを開催したほか、GoToイートキャンペーンを活用した様々な企画による顧客獲得に努めました。

北海道の『北村温泉ホテル』におきましては、大規模リニューアル工事を開始した7月までの営業期間は、学校や企業を対象とした団体宿泊の取り込みに注力したほか、比較的堅調な日帰り入浴客の利用促進に努めました。

以上のような取り組みを行いましたが、『北村温泉ホテル』のリニューアル工事に伴う休館もあり、宿泊客の獲得が思うように進まず、『ホテルサンプラザ』ならびに『北村温泉ホテル』の宿泊者数は前期比13,362人減少の11,237人となり、新型コロナウイルスの影響による料飲部門ならびに宴会部門の落ち込みも大きく、売上高は前期比377,242千円減少の262,775千円となりました。

 

以上の結果、宿泊者数は前期比43,259人減少の48,829人となり、売上高は前期比1,064,200千円減少の949,711千円、営業損失は417,342千円(前年同期は25,843千円の利益)となりました。

 

 

(不動産事業)

不動産事業における賃貸収入につきましては、グリーンランドリゾートエリアの既存テナントの一部賃料改定により収益性が向上したものの、新規テナントの獲得には至らず、売上高は前期比6,415千円増加の164,476千円となり、営業利益につきましては、前期比11,486千円減少の109,492千円となりました。

 

 

(土木・建設資材事業)

土木・建設資材事業におきましては、ポゾテックの販売が好調だったほか、バイオマス発電所への燃料投入業務の受託が堅調に推移したものの、客土用土の販売が減少し、売上高は前期比223,613千円減少の330,289千円となり、セグメント利益は前期比9,994千円減少の79,788千円となりました。

 

(注)セグメント利益は連結財務諸表の営業利益と調整を行っており、上記すべてのセグメント損失合計160,788千円に、各報告セグメントに配賦していない一般管理費を含む301,144千円を加えた461,933千円が当連結会計年度の営業損失となります。

 

)財政状態

当連結会計年度末の資産額合計は、21,195,666千円(前連結会計年度比118,208千円減少)となりました。

当連結会計年度末の負債額合計は、10,641,128千円(前連結会計年度比607,070千円増加)となりました。

当連結会計年度末の純資産合計は、10,554,538千円(前連結会計年度比725,278千円減少)となりました。

 

②キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ125,571千円増加し、476,314千円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動により使用した資金は、624,383千円(前年同期は1,109,291千円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動により使用した資金は、191,559千円となり、前年同期比130,396千円の減少となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が減少したことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動により得られた資金は、941,514千円(前年同期は757,711千円の支出)となりました。これは主に、短期借入金及び長期借入金が増加したことによるものであります。

 

項目

当連結会計年度

(千円)

前連結会計年度

(千円)

増減額

営業活動によるキャッシュ・フロー

△624,383

1,109,291

△1,733,674

投資活動によるキャッシュ・フロー

△191,559

△321,955

130,396

財務活動によるキャッシュ・フロー

941,514

△757,711

1,699,226

 

③生産、受注及び販売の実績

販売実績

 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2020年1月1日

至 2020年12月31日)

販売実績(千円)

前連結会計年度比(%)

遊園地事業

2,305,835

△50.3

ゴルフ事業

866,557

△12.9

ホテル事業

949,711

△52.8

不動産事業

164,476

+4.1

土木・建設資材事業

330,289

△40.4

合計

4,616,869

△44.8

 (注)1.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合

前連結会計年度、当連結会計年度ともに、販売実績が総販売実績の100分の10以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。

2.上記金額には消費税等は含まれておりません。

3.当社グループは、遊園地事業、ゴルフ事業、ホテル事業を基幹としているため生産、受注の実績については、記載を省略しております。

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

a)経営成績

当連結会計年度における経営成績の概況については、「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 a)経営成績」に記載しております。

b)財政状態

当連結会計年度末の総資産は、21,195,666千円(前連結会計年度比118,208千円減少)となりました。

流動資産は、988,431千円(前連結会計年度比263,537千円増加)となりました。これは主に、現金及び預金、その他(未収法人税等、未収消費税等)が増加したことによるものであります。

固定資産は、20,207,235千円(前連結会計年度比381,746千円減少)となりました。これは主に、建物及び構築物が減少したことによるものであります。

当連結会計年度末の負債合計は、10,641,128千円(前連結会計年度比607,070千円増加)となりました。

流動負債は、4,413,884千円(前連結会計年度比602,315千円増加)となりました。これは主に、未払法人税等及び未払金が減少したものの、短期借入金が増加したことによるものであります。

固定負債は、6,227,244千円(前連結会計年度比4,754千円増加)となりました。これは主に、長期預り金が減少したものの、長期借入金が増加したことによるものであります。

当連結会計年度末の純資産合計は、10,554,538千円(前連結会計年度比725,278千円減少)となりました。これは主に、利益剰余金が減少したことによるものであります。

 

②経営成績に重要な影響を与える要因について

 「2 事業等のリスク」に記載しております。

 

③経営戦略の現状と見通し

当社グループの経営戦略と課題は、多様化するお客様のニーズに的確にお応えする施設の充実を図り、同時に低コスト体質を維持しながら高い収益力を得ることにあると認識しております。

取り組みとしては、業績の更なる向上を目標に、組織の再編を始めとする活力ある組織の構築、その他経営全般にわたる効率化のための諸施策等を推進することで収益基盤を強化し、激動する環境に耐え得る企業体質作りを目指すとともに、当社グループが保有する経営資源を有効に活用して収益及び資本効率の向上に努める所存であります。

 

④キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

当社グループの当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ125,571千円増加し、476,314千円となりました。

営業活動により使用した資金は、624,383千円(前年同期は1,109,291千円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失によるものであります。

投資活動により使用した資金は、191,559千円となり、前年同期比130,396千円の減少となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が減少したことによるものであります。

財務活動により得られた資金は、941,514千円(前年同期は757,711千円の支出)となりました。これは主に、短期借入金及び長期借入金が増加したことによるものであります。

今後の当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは、売上原価、販売費及び一般管理費です。設備資金需要の主なものは、遊園地事業における遊園地施設の維持更新、新設等です。

当社グループの運転資金及び設備資金の調達につきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入金等により賄っております。

次期におきましても、主に資産の維持更新等を目的とした設備投資を計画しており、営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入金等により賄う予定です。

⑤経営者の問題認識と今後の方針について

当社グループを取り巻く環境は、余暇市場に対する競合施設や活動種類の多様化が進み、旧来型の観光・行楽施設だけでなく、あらゆる集客施設との顧客争奪が激化の様相を呈しております。

このような状況のもとで、当社グループは時流に対応した積極的な営業展開はもとより、徹底的な経費の削減に取り組むことで売上高経常利益率の拡大を目標としております。当連結会計年度におきましては、売上高経常利益率△7.5%(前期8.3%)となりましたが、今後も引き続き堅実性ある経常利益の拡大を目指してまいる所存であります。

 

⑥重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たって採用している重要な会計基準は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載されているとおりであります。また、新型コロナウイルス感染症の影響についての会計上の見積りの仮定は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (追加情報)」に記載されているとおりであります。

 当社グループの連結財務諸表の作成において、損益及び資産の状況に影響を与える見積りは、過去の実績やその時点での情報に基づき合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。

 見積り及び判断に影響を及ぼす重要な会計方針としては以下のようなものがあると考えております。

    a)貸倒引当金

 当社グループの保有する債権に係る損失が見込まれる場合、その損失に充てる必要額を見積り引当計上しておりますが、将来、債務者の財務状況が著しく悪化し、その支払能力が低下した場合等は、引当金の追加計上または貸倒損失が発生する可能性があります。

    b)投資有価証券

 当社グループが保有する時価のある有価証券については、下落率等の一定基準により、時価のない有価証券については、投資先の純資産額等による実質価値の下落率や業績予想等による回収可能性等により総合的に判断し処理しておりますが、将来、保有する株式の時価の下落や投資先の財務状況が悪化した場合には、評価損を計上する可能性があります。

    c)繰延税金資産

 当社グループは、繰延税金資産の回収可能性を評価するに際して、将来の課税所得を合理的に見積っております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存しますので、その見積額が減少した場合は繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。

    d)固定資産の減損

 当社グループは固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び判定に当たっては、慎重に検討しておりますが、市場環境の変化により、その見積額の前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合には、減損処理が必要となる可能性があります。

 

4【経営上の重要な契約等】

 当社グループは、遊園地事業及びゴルフ事業の事業部門において、専門業者(テナント)と遊戯施設・飲食・物販・ゴルフ場管理等の人的・物的サービスの提供につき営業委託契約を締結しております。契約相手先は、サノヤス・ライド株式会社、泉陽興業株式会社、西日本メンテナンス株式会社ほか、企業及び個人業者であります。

 営業委託契約では、契約相手先と予め委託料率を決定し、売上にスライドして委託料を支払うこととしております。

 

5【研究開発活動】

 特記事項はありません。