第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

継続企業の前提に関する重要事象等

当社グループは、前々連結会計年度において新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、中国連結子会社における臨時休業や日本での外出自粛要請等によって売上高が減少し、減損損失等の特別損失の計上をしたことにより3,264百万円の親会社株主に帰属する当期純損失を計上いたしました。これにより、シンジケートローンの借入契約に付されている財務制限条項に抵触いたしましたが、取引金融機関と協議した結果、返済を猶予いただきました。また、その他の借入契約につきましても取引金融機関と協議を行い、当面の返済について猶予いただきました。

前連結会計年度におきましても、日本の店舗でも臨時休業を余儀なくされ、営業再開後も時短営業や臨時休業又は飲食エリアの時短営業等を繰り返し、厳しい業績で推移いたしました。そのような状況の中、前連結会計年度において減損損失等の特別損失の計上をしたことにより3,081百万円の親会社株主に帰属する当期純損失を計上いたしました。これにより再度、シンジケートローンの借入契約に付されている財務制限条項に抵触しましたが、取引金融機関との協議の結果、引き続き当面の期間は返済猶予頂くことについて承諾を得ております。また、その他の借入契約につきましても当面の返済について猶予頂きました。

しかしながら、今後の集客が以前のように戻るまでには相当の時間がかかる見込みであり、手元流動性の確保に支障が生じる可能性が引き続きあることから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。

この状況を可能な限り早く解消するため、当社グループでは、各種コラボ企画による収益向上策の実施、広告宣伝費等のコスト削減、緊急経済対策に基づく税金の納税猶予制度等の活用、取引金融機関への継続的支援の要請、既存店のフランチャイズ化による譲渡、ファシリティ型新株予約権の発行等の財務体質改善のための資本政策の取り組みをしております。また、今後も継続して様々な取り組みを検討し、速やかに実行してまいります。

日本及び中国、いずれの国においても固定費などの費用については、役員報酬や給与等の減額、従業員の適正配置や雇用調整助成金の活用、支払賃料等の減額の要請、諸経費の見直しを行い、コスト削減に努めつつ、お客様及び従業員並びに関係者の安全を十分に確保した上で、それぞれの店舗を営業しております。

資金面については、手元流動性の確保に努めるべく、全ての取引金融機関と協議を行い、継続的な支援が得られるよう相談や交渉を継続しております。2020年7月には財務体質改善のため第三者割当による新株予約権(行使価額修正条項付)の発行及びファシリティ契約(行使停止指定条項付)を締結し、その後も権利行使が順調に進むなど資本政策に取り組みました。2020年7月から9月の期間限定にて、国内直営店を中心に「鬼滅の刃」コラボ企画を実施し、限定のグッズ販売や飲食メニューが一時品切れになるほどの大変人気となりましたが、その後も「東京リベンジャーズ」、「進撃の巨人」、「ホロライブ」といった有名人気コンテンツとのコラボ企画を積極的に実施することにより、集客や売上高の向上に努めております。今後も数多く様々な有名タイトルとのコラボを実現することにより、集客並びに売上高に貢献できるよう取り組みを継続してまいります。また、日本では「極楽湯 奈良店」を閉店したことに加え、「極楽湯 宮崎店」のフランチャイズ化、中国でも営業再開を見合わせていた中国湖北省武漢市にある「極楽湯金銀潭温泉館」のフランチャイズ化により、資産と負債を圧縮しております。これらに限らず諸施策を遂行することで、当該状況を早期に解消し、当社グループの経営基盤の強化・安定に努めてまいります。

この結果、当社グループには、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。

 

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。なお、「収益認識に関する会計基準」等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前年同四半期連結累計期間及び前連結会計年度との比較・分析を行っております。

 

(1) 業績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、経済活動の制限が段階的に緩和されたことにより景気持ち直しの動きがみられたものの、足元では新型コロナウイルスの感染が再び急拡大しており、引き続き予断を許さない状況となっております。温浴業界におきましては、感染拡大に伴う来店客数の減少や飲食など付帯施設の利用減少に加え、競争激化や人手不足並びにエネルギーコストの上昇等により、依然として厳しい経営環境が続いております。

このような状況の中、当社グループにおいては、連結売上高7,141百万円(前年同期比16.1%増)、営業損失625百万円(前年同期営業損失1,417百万円)、経常利益275百万円(前年同期経常損失1,084百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益305百万円(前年同期親会社株主に帰属する四半期純損失1,394百万円)となりました。

なお、「収益認識会計基準」等を第1四半期連結会計期間の期首から適用するとともに、従来は営業外収益「その他」に計上していた販売委託契約に係る取引に付随する取引については、売上高に計上する方法に変更しております。この結果、遡及適用を行う前と比べて、前第3四半期連結累計期間の売上高が1,210百万円減少し、営業損失が16百万円減少しておりますが、経常損失と税金等調整前四半期純損失については変更ありません。

 

セグメントの業績を示すと次のとおりです。

① 日本

当セグメントにおきましては、売上高6,043百万円(前年同期比10.5%増)、セグメント損失(営業損失)475百万円(前年同期セグメント損失1,047百万円)となりました。

第3四半期(10月~12月)における日本の業績は、TVアニメ「東京リベンジャーズ」「進撃の巨人」等のコラボイベントが好調に推移したことに加え、感染者数が大きく減少したことで消費マインドが持ち直したことや、世界的な物価上昇に伴うコストアップを反映して一部直営店の入館料金を値上げしたこと等により、営業黒字で着地し、前年同期に比べ増収増益となりました。

 

② 中国

当セグメントにおきましては、売上高1,118百万円(前年同期比61.4%増)、セグメント損失(営業損失)40百万円(前年同期セグメント損失249百万円)となりました。

第3四半期(10月~12月)における中国の業績は、中国国内で感染封じ込め対策が徹底されていることにより、海外旅行に変わる国内近郊のレジャー需要の恩恵を受け、客数及び売上高が回復傾向で推移している中、一部の直営店付近で新型コロナウイルスの感染者が出たことで集客に影響を受けたことに加え、業績回復に向けて前年度は極限まで抑えていた修繕費や人件費が増加したこと等により、営業黒字で着地したものの前年同期に比べ減収減益となりました。

 

(2) 財政状態の分析

第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ1,048百万円増加し19,563百万円となりました。これは主に、現金及び預金が1,103百万円増加した一方で、主に減価償却費により有形固定資産及び無形固定資産が266百万円減少したことによるものであります。

次に、負債合計は、前連結会計年度末に比べ23百万円増加し17,206百万円となりました。これは主に、買掛金が146百万円増加した一方で、前受金60百万円、及び短期借入金が85百万円減少したことによるものであります。

最後に、純資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,025百万円増加し2,356百万円となりました。これは主に、ファシリティ型新株予約権の行使により、資本金が287百万円及び資本剰余金が274百万円増加したことによるものであります。また、自己資本比率につきましては、10.4%となりました。

 

 

(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4) 財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針

当第3四半期連結累計期間において、財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。