【要約四半期連結財務諸表注記】

1.報告企業

 

株式会社電通グループ(以下、当社)は日本の会社法に基づいて設立された株式会社であり、日本に所在する企業であります。

当社の登記している本社の住所は、ホームページ(https://www.group.dentsu.com/jp/)で開示しております。

当社及びその子会社(以下、当社グループ)の事業内容及び主要な活動は、「5.セグメント情報」に記載しております。

当社の要約四半期連結財務諸表は、2023年8月14日に取締役代表執行役社長CEO五十嵐博及び取締役代表執行役副社長CGO曽我有信によって承認されております。

 

2.作成の基礎

 

(1) IFRSに準拠している旨
 当社の要約四半期連結財務諸表は、四半期連結財務諸表規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件をすべて満たすことから、四半期連結財務諸表規則第93条の規定により、IAS第34号に準拠して作成しております。
 なお、要約四半期連結財務諸表は、年度の連結財務諸表で要求されるすべての情報が含まれていないため、前連結会計年度の連結財務諸表と併せて使用されるべきものです。

 

(2) 表示方法の変更

(要約四半期連結財政状態計算書関係)

前連結会計年度において、「有形固定資産」及び「無形資産」に含めて表示していた「使用権資産」は、明瞭性を高めるため、当第2四半期連結会計期間において独立掲記しております。この表示方法の変更を反映するため、前連結会計年度の連結財政状態計算書の組替えを行っております。

この結果、前連結会計年度の連結財政状態計算書において、非流動資産の「有形固定資産」に表示していた168,859百万円、「無形資産」212,345百万円は、「有形固定資産」26,577百万円、「無形資産」211,247百万円、及び、「使用権資産」143,379百万円として組み替えております。

 

(要約四半期連結損益計算書関係)

従来、「その他の収益」に表示していたコンテンツ事業の収益分配金は、当第2四半期連結累計期間より「収益」に含めて表示することに変更しております。また、従来、当該収益分配金に関連する費用として「その他の費用」に表示していた長期前払費用償却費等は、収益の控除項目として「収益」に含めて表示することに変更しております。

この変更は、契約の更改を契機として当社グループの営業活動の貢献度が高まったことから、当社グループの営業活動の成果をより適切に表示するために行うものであります。

この表示方法の変更を反映させるために、前第2四半期連結累計期間の要約四半期連結損益計算書において、「その他の収益」に含まれていた収益分配金2,801百万円から「その他の費用」に含まれていた長期前払費用償却1,761百万円及びその他220百万円を控除した819百万円を「収益」へと組み替えております。なお、この組み替えが前第2四半期連結累計期間の営業利益、税引前四半期利益に与える影響はありません。

 

(要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書関係)

前第2四半期連結累計期間において、「営業活動によるキャッシュ・フロー」の「その他」に含めて表示していた「有価証券評価損益(△は益)」は、金額的に重要性が増したため、当第2四半期連結累計期間において独立掲記しております。この表示方法の変更を反映させるため、前第2四半期連結累計期間の要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書の組替えを行っております。
    この結果、前第2四半期連結累計期間の要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書において、「営業活動によるキャッシュ・フロー」の「その他」に表示していた7,977百万円は、「有価証券評価損益(△は益)」△9,725百万円及び「その他」1,748百万円として組み替えております。

 

3.重要な会計方針

 

当社グループが当要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、前連結会計年度に係る連結財務諸表において適用した重要な会計方針と同一であります。なお、当第2四半期連結累計期間における法人所得税費用は、年間の見積実効税率に基づいて算定しております。

 

(会計方針の変更)

 (IAS第12号「法人所得税」の改訂の適用)

当社グループは、2023年5月に公表された、IAS第12号「法人所得税」の改訂を当第2四半期連結累計期間より適用しております。当該改訂は、OECDによるBEPSの第2の柱GloBE(グローバル・ミニマム課税)ルールを導入するために制定された又は実質的に制定された税法から生じる法人所得税に、IAS第12号が適用されることを明確化した上で、グローバル・ミニマム課税ルールから生じる法人所得税に関する繰延税金資産及び負債を認識及び開示しないことを要求する一時的な例外措置を定めております。また、当該改訂は公表後直ちに遡及適用するよう定められており、当社グループは当該例外措置を当第2四半期連結累計期間より遡及適用し、グローバル・ミニマム課税ルールから生じる法人所得税に関する繰延税金資産及び負債を認識及び開示しておりません。

 

4.重要な会計上の判断、見積りおよび仮定

当社グループは、要約四半期連結財務諸表を作成するために、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす判断、会計上の見積り及び仮定を用いております。見積り及び仮定は、過去の実績や状況に応じ合理的だと考えられる様々な要因に基づく経営者の最善の判断に基づいております。しかしながら実際の結果は、その性質上、見積り及び仮定と異なることがあります。

見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直されております。これらの見積りの見直しによる影響は、当該見積りを見直した期間及び将来の期間において認識しております。

当要約四半期連結財務諸表の金額に重要な影響を与える会計上の判断、見積り及び仮定は、前連結会計年度に係る連結財務諸表と同様であります。

 

 

5.セグメント情報

 

(1) 報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社グループは、主として広告を中心にコミュニケーションに関連するサービスを提供する事業を行っており、「日本」、「Americas」、「EMEA」及び「APAC」に区分して管理をしております。

したがって、当社グループは「日本」、「Americas」、「EMEA」及び「APAC」の4つを報告セグメントとしております。

 

(2) 報告セグメントに関する情報

報告セグメントの利益は、営業利益から買収行為に関連する損益及び一時的要因 (調整項目)を調整した利益をベースとしております。

セグメント間収益は市場実勢価格に基づいております。

 

  前第2四半期連結累計期間(自 2022年1月1日 至 2022年6月30日)

(単位:百万円)

 

日本

Americas

EMEA

APAC

消去/全社

連結

収益(注)1、3

258,927

149,146

112,364

50,123

570,561

6,291

576,853

売上総利益(注)2、3

216,241

146,870

101,092

49,015

513,219

6,547

519,766

セグメント利益

(調整後営業利益)(注)4

57,113

27,935

16,630

6,473

108,153

16,864

91,289

(調整項目)

 

 

 

 

 

 

 

買収により生じた無形資産の償却

13,945

販売費及び一般管理費

2,905

構造改革費用

9,316

固定資産除売却益

17,045

減損損失

15,707

その他の収益

763

その他の費用

432

営業利益

66,790

持分法による投資利益

1,540

持分法で会計処理されている投資に係る減損損失

690

段階取得に係る再測定による利益

5,467

金融収益

15,545

金融費用

18,076

税引前四半期利益

70,577

セグメント資産(注)5

1,205,180

1,194,789

762,064

451,578

3,613,613

114,070

3,727,683

 

 

 

  当第2四半期連結累計期間(自 2023年1月1日 至 2023年6月30日)

(単位:百万円)

 

日本

Americas

EMEA

APAC

消去/全社

連結

収益(注)1、3

268,756

159,765

118,071

49,685

596,279

7,050

603,329

売上総利益(注)2、3

220,133

150,522

105,709

48,311

524,677

7,245

531,923

セグメント利益又は損失(△)

(調整後営業利益又は損失(△))(注)4

48,523

28,535

5,727

1,869

80,916

20,207

60,708

(調整項目)

 

 

 

 

 

 

 

買収により生じた無形資産の償却

14,197

販売費及び一般管理費

3,431

構造改革費用

5,722

固定資産除売却益

300

減損損失

15,706

その他の収益

12

その他の費用

502

営業利益

21,459

持分法による投資利益

3,440

関連会社株式売却損

 △186

金融収益

16,952

金融費用

17,781

税引前四半期利益

23,884

セグメント資産(注)5

1,136,176

1,260,425

834,182

399,055

3,629,840

18,063

3,611,777

 

 

(注)1.収益の「消去/全社」は、ロシア事業及び全社機能に関する収益並びにセグメント間取引の消去によるものであります。前第2四半期連結累計期間においては、ロシア事業の収益は2,758百万円、全社機能に関する収益は4,097百万円であり、当第2四半期連結累計期間においては、ロシア事業の収益は3,645百万円、全社機能に関する収益は3,877百万円であります。

2.売上総利益の「消去/全社」は、ロシア事業及び全社機能に関する売上総利益並びにセグメント間取引の消去によるものであります。前第2四半期連結累計期間においては、ロシア事業の売上総利益は2,758百万円、全社機能に関する売上総利益は4,097百万円であり、当第2四半期連結累計期間においては、ロシア事業の売上総利益は3,645百万円、全社機能に関する売上総利益は3,877百万円であります。

3.「日本」において、従来、「その他の収益」に表示していたコンテンツ事業の収益分配金は、当第2四半期連結累計期間より「収益」に含めて表示することに変更しております。また、従来、当該収益分配金に関連する費用として「その他の費用」に表示していた長期前払費用償却費等は、収益の控除項目として「収益」に含めて表示することに変更しております。これに伴い、前第2四半期連結累計期間の「収益」及び「売上総利益」は、当該表示方法の変更を反映した遡及修正後の金額を記載しています。

4.セグメント利益(調整後営業利益)の「消去/全社」は、主に全社機能に関する費用であります。また、前第2四半期連結累計期間については、前第2四半期連結累計期間にセグメント利益(調整後営業利益)に含めていたロシア事業に係る営業損益を排除して組替表示しております。

5.セグメント資産の「消去/全社」は、主に全社資産、セグメント間取引の消去及び「Tag」(「AI Wertheimer Holdings Limited」の事業ユニットブランド)によるものであります。なお、2023年6月30日にTagを取得しましたが、Tagに関連する資産118,996百万円は、企業結合に係る取得価額の取得資産への配分が一部完了していないため、「全社」へ区分しております。

 

 

(3) 報告セグメントの変更等に関する事項

当社グループは、2023年1月1日より、事業変革の加速と経営の更なる高度化を実現し、事業成長と持続的な企業価値の向上を実現するため、グローバル経営を推進するワン・マネジメント・チーム「グループ・マネジメント・チーム」を組成し、世界の4事業地域を直接統括する経営体制になりました。

これに伴い、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントは、従来の「国内事業」及び「海外事業」の2セグメント制から、「日本」、「Americas」、「EMEA」及び「APAC」の4セグメント制に変更しております。

また、前第2四半期連結累計期間において「海外事業」に含めておりましたロシア事業及び海外事業に帰属する全社機能に関する損益及び資産は、第1四半期連結累計期間より、「消去/全社」へ変更しております。

前第2四半期連結累計期間のセグメント情報については、変更後の区分方法により作成したものを記載しております。これに伴い、前第2四半期連結累計期間において、「消去/全社」の収益は6,856百万円増加、売上総利益は6,857百万円増加、セグメント利益(調整後営業利益)は13,476百万円減少、セグメント資産は46,141百万円増加しております。また、これに伴い、当第2四半期連結累計期間において、「消去/全社」の収益は7,523百万円増加、売上総利益は7,523百万円増加、セグメント利益(調整後営業利益)は15,232百万円減少、セグメント資産は41,825百万円増加しております。

 

6.企業結合等関係

 

当第2四半期連結累計期間(自 2023年1月1日 至 2023年6月30日

(Tagの取得)

(1) 企業結合の内容

① 被取得事業の名称 

「Tag」(「AI Wertheimer Holdings Limited」の事業ユニットブランド)

② 取得した事業の内容 

デジタルクリエイティブコンテンツ制作事業、テクノロジー事業、チャネルアクティベーション事業

③ 企業結合を行った主な理由

当社グループはマーケティング、テクノロジーとコンサルティングの融合が進む当社の事業ドメインを「人起点の変革(People-centered Transformation)」と捉え直し、卓越したクリエイティビティとテクノロジーの力で新たなソリューションと社会的インパクトを生み出す企業へ進化を続けています。当事業買収は、「人起点の変革」の中心となる顧客体験マネジメント(CXM)領域を推進するとともに、マーケティングのパーソナライゼーションを通して、メディア領域・クリエイティブ領域も合わせた統合的な事業展開に寄与します。

④ 企業結合日 2023年6月30日

⑤ 取得した議決権付資本持分の割合 100.0%

⑥ 企業結合の法的形式 現金による株式の取得

 

(2) 要約四半期連結財務諸表に含まれる取得した事業の業績の期間

2023年6月30日を取得日としているため、当第2四半期連結会計期間は貸借対照表のみを連結しております。

 

(3) 取得した事業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳

取得した事業の取得原価 89,822百万円
 取得原価の内訳:
  株式の対価(現金) 89,822百万円

 

(4) 取得関連費用の金額及びその表示科目

当該企業結合にかかる取得関連費用は1,575百万円であり、要約四半期連結損益計算書の「販売費及び一般管理費」に計上しています。

 

 

(5) 企業結合日における資産及び負債の公正価値、支払対価及びのれん

 

(単位:百万円)

 

支配獲得日
(2023年6月30日)

流動資産

非流動資産

26,821

37,897

資産合計

流動負債

非流動負債

64,718

26,864

2,310

負債合計

29,174

識別可能な純資産の公正価値

35,544

支払対価

89,822

非支配持分

のれん(注)

54,278

 

(注)のれんは、期待される将来の超過収益力を反映しています。

 

上記のうち一部の金額については、取得日が2023年6月30日であり当第2四半期連結会計期間末日までに取得原価の配分が完了していないため、現時点で入手可能な合理的情報に基づき算定された暫定的な公正価値となっております。

 

(6) のれん以外の無形資産に配分された金額及びその内訳

 

(単位:百万円)

種類

金額

顧客との関係

20,923

その他

10,193

 

 

(7) 企業結合によるキャッシュ・フローへの影響

現金及び現金同等物による取得原価の支払

90,531 百万円

企業結合日に受け入れた現金及び現金同等物

2,987 百万円

株式取得による支出

△87,544 百万円

 

 

(8) 取得した事業の収益及び利益

当第2四半期連結会計期間は貸借対照表のみを連結しており、当第2四半期連結累計期間に係る要約四半期連結損益計算書には、被取得企業の業績は含まれておりません。

 

 

7.売却目的で保有する非流動資産

 

売却目的で保有する非流動資産及び売却目的で保有する非流動資産に直接関連する負債の内訳は、以下のとおりであります。

 

主要な資産・負債の明細

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当第2四半期連結会計期間

(2023年6月30日)

売却目的で保有する非流動資産

 

 

 現金及び現金同等物

886

4,048

 営業債権及びその他の債権

38,165

37,103

 棚卸資産

7

5

 未収法人所得税

2

1,276

 その他の金融資産(流動)

1,281

-

 その他の流動資産

1,458

5,115

 有形固定資産

16

11

 持分法で会計処理されている投資

2,383

-

 その他の金融資産(非流動)

13,003

7,716

合計

57,204

55,277

売却目的で保有する非流動資産に直接関連する負債

 

 

 営業債務及びその他の債務

27,666

26,547

  社債及び借入金(流動)

4,730

5,985

 その他の金融負債(流動)

796

1,183

 その他の流動負債

1,142

4,915

 その他の金融負債(非流動)

3,185

4,121

 その他の非流動負債

128

114

 繰延税金負債

90

308

合計

37,740

43,177

 

 

 前連結会計年度末及び当第2四半期連結会計期間末における売却目的で保有する非流動資産、及び、売却目的で保有する非流動資産に直接関連する負債は、主に、ロシア事業に関する資産及び負債であります。上記に加え、前連結会計年度末及び当第2四半期連結会計期間末における売却目的で保有する非流動資産には、「日本」セグメントにおいて当社グループが保有する株式等が含まれております。

 

 

前連結会計年度末における、ロシア事業、及び、その他の資産の明細は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

ロシア事業

その他

合計

売却目的で保有する非流動資産

 

 

 

 現金及び現金同等物

886

886

 営業債権及びその他の債権

38,165

38,165

 棚卸資産

7

7

 未収法人所得税

2

2

 その他の金融資産(流動)

1,187

93

1,281

 その他の流動資産

1,458

1,458

 有形固定資産

16

16

 持分法で会計処理されている投資

2,383

2,383

 その他の金融資産(非流動)

13,003

13,003

合計

41,724

15,480

57,204

売却目的で保有する非流動資産に直接関連する負債

 

 

 

 営業債務及びその他の債務

27,666

27,666

  社債及び借入金(流動)

4,730

4,730

 その他の金融負債(流動)

796

796

 その他の流動負債

1,142

1,142

 その他の金融負債(非流動)

3,185

3,185

 その他の非流動負債

128

128

 繰延税金負債

90

90

合計

37,740

37,740

 

 

 

当第2四半期連結会計期間末における、ロシア事業、及び、その他の資産の明細は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

ロシア事業

その他

合計

売却目的で保有する非流動資産

 

 

 

 現金及び現金同等物

4,048

4,048

 営業債権及びその他の債権

37,103

37,103

 棚卸資産

5

5

 未収法人所得税

1,276

1,276

 その他の金融資産(流動)

-

 その他の流動資産

5,115

5,115

 有形固定資産

11

11

 その他の金融資産(非流動)

7,716

7,716

合計

47,561

7,716

55,277

売却目的で保有する非流動資産に直接関連する負債

 

 

 

 営業債務及びその他の債務

26,547

26,547

  社債及び借入金(流動)

5,985

5,985

 その他の金融負債(流動)

1,183

1,183

 その他の流動負債

4,915

4,915

 その他の金融負債(非流動)

4,121

4,121

 その他の非流動負債

114

114

 繰延税金負債

308

308

合計

43,177

43,177

 

 

当社グループは、2022年3月より当社グループの方針と法的観点からロシア事業の見直しを開始し、同年11月に、当社グループのロシア事業を担う現地合弁会社の当社グループ保有持分の全てを現地パートナーへ譲渡する契約を締結いたしました。
  当該状況に伴い、前第2四半期連結累計期間において、ロシア事業に関する資産及び負債を売却目的保有に分類し、資産について、減損損失15,117百万円を計上しました。なお、前連結会計年度末及び当第2四半期連結会計期間末の連結財政状態計算書における「その他の資本の構成要素」には、売却目的保有に分類したロシア事業に係るその他の包括利益の累計額(主として在外営業活動体の換算差額)が、それぞれ△15,051百万円及び△20,222百万円含まれております。

 

8.のれんの減損テスト

当社グループでは、毎年第4四半期会計期間において年次ののれんの減損テストを実施しております。しかしながら、APACの現在の経済状況の悪化を鑑み、のれんが減損している可能性を示す兆候が存在しているものとして、当第2四半期連結会計期間末に、APACののれんが配分された資金生成単位グループにおいて、のれんの減損テストを実施いたしました。

その結果、APACののれんが配分された資金生成単位グループにおいて、のれんの減損損失14,634百万円を認識しました。

APACののれんは、当第2四半期連結会計期間末及び前連結会計年度末において、それぞれ38,779百万円(減損損失控除後)及び51,460百万円(減損損失控除後)であります。なお、2023年6月30日に取得したTagに係るのれんは、企業結合に係る取得価額の取得資産及び引受負債への配分が一部完了していないため、資金生成単位へ配分しておりません。

 

回収可能価額は、経営陣により承認された当連結会計年度の最新見込みおよびその後4ヶ年の業績予想を基礎とする使用価値に基づき算定しております。当該使用価値の算定に用いた主要な仮定及びインプットは、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度(2022年12月31日

資金生成単位グループ

税引前の割引率

売上総利益の

中期成長率

継続成長率

オペレーティング・マージン

APAC

 16.1%

3.0%

2.0%

18.3%~19.0%

 

 

当第2四半期連結会計期間(2023年6月30日

資金生成単位グループ

税引前の割引率

売上総利益の

中期成長率

継続成長率

オペレーティング・マージン

APAC

15.4%

1.0%~2.0%

2.0%

15.6%~16.7%

 

 

APACののれんが配分された資金生成単位グループについて、他のすべての変数が一定であると仮定した上で、主要な仮定が変更された場合の、当第2四半期連結会計期間において認識したのれんの減損損失14,634百万円に加えて認識される減損損失の感応度分析は以下のとおりであります。

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

税引前の割引率の100bps上昇

売上総利益の

中期成長率の100bps下落

継続成長率の

100bps下落

オペレーティング・マージンの

100bps下落

追加で認識される減損損失

2,650

1,756

3,111

8,201

 

 

 

9.資本

 

(1)配当金

配当金支払額は、以下のとおりであります。

前第2四半期連結累計期間(自 2022年1月1日 至 2022年6月30日)

決議

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり配当額
(円)

基準日

効力発生日

2022年2月14日
取締役会

普通株式

18,359

67.00

2021年12月31日

2022年3月16日

 

(注)2022年2月14日開催の取締役会決議による配当金の総額には、役員株式報酬信託に係る信託E口が所有する当社株式に対する配当金25百万円が含まれております。

 

当第2四半期連結累計期間(自 2023年1月1日 至 2023年6月30日)

決議

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり配当額
(円)

基準日

効力発生日

2023年2月14日
取締役会

普通株式

22,471

85.00

2022年12月31日

2023年3月16日

 

(注)2023年2月14日開催の取締役会決議による配当金の総額には、役員株式報酬信託に係る信託E口が所有する当社株式に対する配当金88百万円が含まれておりません。

 

基準日が各第2四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が各第2四半期連結会計期間の末日後となるものは、以下のとおりであります。

前第2四半期連結累計期間(自 2022年1月1日 至 2022年6月30日)

決議

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり配当額
(円)

基準日

効力発生日

2022年8月12日
取締役会

普通株式

 18,726

70.25

2022年6月30日

2022年9月9日

 

(注)2022年8月12日開催の取締役会決議による配当金の総額には、業績連動型株式報酬制度に係る信託E口が保有する当社株式に対する配当金24百万円が含まれております。

 

当第2四半期連結累計期間(自 2023年1月1日 至 2023年6月30日)

決議

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり配当額
(円)

基準日

効力発生日

2023年8月14日
取締役会

普通株式

20,757

78.5

2023年6月30日

2023年9月12日

 

(注)2023年8月14日開催の取締役会決議による配当金の総額には、業績連動型株式報酬制度に係る信託E口が保有する当社株式に対する配当金73百万円が含まれておりません。

 

(2)自己株式の取得

 前第2四半期連結累計期間(自 2022年1月1日 至 2022年6月30日)

  当社は、2022年2月14日開催の取締役会による、会社法第165条第3項の規定により読み替えて適用される同法第156条の規定および当社の定款の定めに基づく自己株式の取得を、前第2四半期連結累計期間に下記のとおり実施いたしました。

 

  ① 取得した株式の総額   当社普通株式

  ② 取得した株式の総数   7,188,500株

  ③ 株式の取得価額の総額  31,991百万円

  ④ 取得期間        2022年3月1日~6月30日

  ⑤ 取得方法        東京証券取引所における市場買付

 

 

10.金融収益及び金融費用

 

(1) 金融収益の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前第2四半期連結累計期間

(自 2022年1月1日

至 2022年6月30日)

当第2四半期連結累計期間

(自 2023年1月1日

至 2023年6月30日)

受取利息

1,468

 2,908

受取配当金

808

 2,276

有価証券評価益

9,725

1,168

株式買取債務に係る再測定額

2,879

 2,201

為替差益

319

 317

その他 (注)

345

 8,079

合計

15,545

 16,952

 

 

(注)上記の「その他」には、当第2四半期連結累計期間において借入金を期限前弁済してヘッジ会計を中止したことに伴い発生した金利スワップの解約益7,140百万円(その他の包括利益の純損益への振替額を含む)を含んでおります。

 

(2) 金融費用の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前第2四半期連結累計期間

(自 2022年1月1日

至 2022年6月30日)

当第2四半期連結累計期間

(自 2023年1月1日

至 2023年6月30日)

支払利息

9,360

 13,956

条件付対価に係る公正価値変動額

6,832

 3,428

その他

1,883

 397

合計

18,076

 17,781

 

 

 

11.1株当たり四半期利益

 

(1) 基本的1株当たり四半期利益及び希薄化後1株当たり四半期利益

 

 

前第2四半期連結累計期間

(自 2022年1月1日

至 2022年6月30日)

当第2四半期連結累計期間

(自 2023年1月1日

至 2023年6月30日)

基本的1株当たり四半期利益

156.59円

57.95円

希薄化後1株当たり四半期利益

155.37円

57.71円

 

 

 

前第2四半期連結会計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年6月30日)

当第2四半期連結会計期間

(自 2023年4月1日

至 2023年6月30日)

基本的1株当たり四半期利益

68.98円

13.02円

希薄化後1株当たり四半期利益

68.44円

12.97円

 

 

(2) 基本的1株当たり四半期利益及び希薄化後1株当たり四半期利益の算定上の基礎

(単位:百万円)

 

前第2四半期連結累計期間

(自 2022年1月1日

至 2022年6月30日)

当第2四半期連結累計期間

(自 2023年1月1日

至 2023年6月30日)

基本的1株当たり四半期利益及び
希薄化後1株当たり四半期利益の計算
に使用する四半期利益

 

 

親会社の所有者に帰属する四半期利益

42,483

15,321

親会社の普通株主に帰属しない金額

基本的1株当たり四半期利益の計算

に使用する四半期利益

42,483

15,321

利益調整額

 

 

関係会社の新株予約権

△3

希薄化後1株当たり四半期利益の計算

に使用する四半期利益

42,479

15,321

基本的1株当たり四半期利益及び
希薄化後1株当たり四半期利益の計算
に使用する普通株式の加重平均株式数

 

 

基本的1株当たり四半期利益の計算

に使用する普通株式の加重平均株式数

271,292千株

264,379千株

希薄化性潜在的普通株式の影響:
  業績連動型株式報酬制度

 

2,122千株

 

1,088千株

希薄化後1株当たり四半期利益の計算

に使用する普通株式の加重平均株式数

273,415千株

265,468千株

 

 

 

(単位:百万円)

 

前第2四半期連結会計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年6月30日)

当第2四半期連結会計期間

(自 2023年4月1日

至 2023年6月30日)

基本的1株当たり四半期利益及び
希薄化後1株当たり四半期利益の計算

に使用する四半期利益

 

 

親会社の所有者に帰属する四半期利益

18,579

3,442

親会社の普通株主に帰属しない金額

基本的1株当たり四半期利益の計算

に使用する四半期利益

18,579

3,442

利益調整額

 

 

関係会社の新株予約権

△0

希薄化後1株当たり四半期利益の計算

に使用する四半期利益

18,579

3,442

基本的1株当たり四半期利益及び
希薄化後1株当たり四半期利益の計算

に使用する普通株式の加重平均株式数

 

 

基本的1株当たり四半期利益の計算

に使用する普通株式の加重平均株式数

269,363千株

264,423千株

希薄化性潜在的普通株式の影響:

  業績連動型株式報酬制度

 

2,122千株

 

1,088千株

希薄化後1株当たり四半期利益の計算

に使用する普通株式の加重平均株式数

271,485千株

265,512千株

 

 

 

12.金融商品

 

(1) 金融商品の帳簿価額及び公正価値

金融商品の帳簿価額及び公正価値は、以下のとおりであります。

なお、長期借入金及び社債以外の償却原価で測定する金融資産及び金融負債の公正価値は帳簿価額と近似しております。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2022年12月31日)

当第2四半期連結会計期間
(2023年6月30日)

帳簿価額

公正価値

帳簿価額

公正価値

長期借入金

304,016

299,380

229,574

226,014

社債

199,660

197,535

199,705

199,228

 

 

(注) 1年内に返済予定の残高を含んでおります。

 

長期借入金の公正価値については、元利金の合計額を同様の新規借入を行った場合に想定される利率で割り引いて算定する方法によっており、公正価値ヒエラルキーはレベル2に該当しております。

社債の公正価値については、市場価格に基づき算定する方法によっております。また、公正価値ヒエラルキーはレベル2に該当しております。

 

(2) 金融商品の公正価値ヒエラルキー

当初認識後に経常的に公正価値で測定する金融商品は、測定に使用したインプットの観察可能性及び重要性に応じて、公正価値ヒエラルキーの3つのレベルに分類しております。公正価値のヒエラルキーは以下のように定義しております。

レベル1: 活発な市場における公表価格により測定した公正価値測定

レベル2: レベル1以外の直接又は間接的に観察可能なインプットを使用して測定した公正価値測定

レベル3: 観察可能でないインプットを使用して測定した公正価値測定

公正価値の測定に複数のインプットを使用している場合には、その公正価値の測定の全体において重要な最も低いレベルのインプットに基づいて公正価値のレベルを決定しております。

公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、各四半期の期首時点で発生したものとして認識しております。

なお、前第2四半期連結累計期間及び当第2四半期連結累計期間において、レベル1とレベル2の間における振替はありません。

 

経常的に公正価値で測定する金融商品の公正価値ヒエラルキーに基づくレベル別分類は、以下のとおりであります。

また、以下の表には株式買取債務を含めております。

 

 

前連結会計年度(2022年12月31日)

(単位:百万円)

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

金融資産

 

 

 

 

デリバティブ資産

26,679

26,679

株式

53,973

39,606

93,580

その他

488

3,395

31,427

35,311

合計

54,462

30,074

71,034

155,571

金融負債

 

 

 

 

デリバティブ負債

5,828

5,828

株式買取債務

21,493

21,493

その他(主に条件付対価)

38,425

38,425

合計

5,828

59,918

65,746

 

 

当第2四半期連結会計期間(2023年6月30日)

(単位:百万円)

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

金融資産

 

 

 

 

デリバティブ資産

21,775

21,775

株式

60,780

42,484

103,265

その他

516

3,603

27,129

31,249

合計

61,296

25,379

69,613

156,289

金融負債

 

 

 

 

デリバティブ負債

22,495

22,495

株式買取債務

22,651

22,651

その他(主に条件付対価)

49,178

49,178

合計

22,495

71,830

94,325

 

 

デリバティブ資産及びデリバティブ負債に含まれる金利スワップ、為替予約等の公正価値は、金融機関より入手した見積価格又は観察可能な市場データを用いて算定した金額で評価しているため、レベル2に分類しております。

株式及びその他(金融資産)のうち活発な市場が存在する銘柄の公正価値は市場価格に基づいて算定しているため、レベル1に分類しております。また、活発な市場が存在しない銘柄のうち、公正価値を観察可能な市場データを用いて算定した金額で評価した銘柄についてレベル2に分類し、公正価値を観察不能なインプットを用いて主としてインカム・アプローチ(Exitマルチプル法又は永久成長率法により永続価値を算定したDCF法)及びマーケット・アプローチ(類似企業比較法又は類似取引比較法)で算定した金額で評価した銘柄についてレベル3に分類しております。

 

インカム・アプローチ(Exitマルチプル法により永続価値を算定したDCF法)において重要な観察不能なインプットは主として将来時点での収益水準及びExit倍率(企業価値/収益)並びに割引率であり、公正価値は将来時点での収益水準の上昇(低下)により増加(減少)、Exit倍率の上昇(低下)により増加(減少)、割引率の上昇(低下)により減少(増加)することとなります。使用したExit倍率(企業価値/収益)及び割引率は、前連結会計年度及び当第2四半期連結会計期間においてそれぞれ2.6倍及び30%、3.1倍及び30%であります。

インカム・アプローチ(永久成長率法により永続価値を算定したDCF法)において重要な観察不能なインプットは主として割引率であり、公正価値は割引率の上昇(低下)により減少(増加)することとなります。使用した割引率は、前連結会計年度及び当第2四半期連結会計期間においてそれぞれ6.7%であります。

マーケット・アプローチ(類似企業比較法)において重要な観察不能なインプットは主として企業価値/営業利益等の評価倍率であり、公正価値は当該評価倍率の上昇(低下)により増加(減少)することとなります。前連結会計年度及び当第2四半期連結会計期間において使用した企業価値/営業利益の評価倍率は、それぞれ9.01倍及び13.99倍であります。

株式買取債務及びその他(金融負債)の公正価値等は、観察不能なインプットを用いて割引キャッシュ・フロー法で算定した金額で評価しているため、レベル3に分類しております。重要な観察不能なインプットは、主として将来時点における利益水準であり、公正価値等は、利益水準の改善(悪化)により増加(減少)することとなります。

レベル3に区分された資産、負債については公正価値測定の評価方針及び手続きに従い、担当部署が対象資産、負債の評価方法を決定し、公正価値を測定しております。公正価値の測定結果については適切な責任者が承認しております。

 

 

レベル3に分類された金融商品の増減は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

金融資産

前第2四半期連結累計期間

(自 2022年1月1日

至 2022年6月30日)

当第2四半期連結累計期間

(自 2023年1月1日

至 2023年6月30日)

期首残高

87,437

71,034

その他の包括利益(注)1

△13,226

4,016

損益(注)2

9,118

1,067

購入又は取得

5,263

1,447

売却又は決済

△646

△5,862

その他

△458

△2,089

期末残高

87,486

69,613

 

 

(単位:百万円)

金融負債

前第2四半期連結累計期間

(自 2022年1月1日

至 2022年6月30日)

当第2四半期連結累計期間

(自 2023年1月1日

至 2023年6月30日)

期首残高

83,475

59,918

損益(注)2

3,953

1,226

購入

2,978

12,607

売却又は決済

△20,254

△6,726

その他

2,155

4,804

期末残高

72,308

71,830

 

 

(注) 1 その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものであり、その他の包括利益を通じて測定する金融資産の公正価値の純変動に含まれております。

2 損益を通じて公正価値で測定する金融資産及び金融負債に関するものであり、金融収益又は金融費用に含まれております。損益のうち、四半期連結会計期間末において保有する金融商品に係るものは、前第2四半期連結累計期間において、11,997百万円(金融収益)及び6,832百万円(金融費用)、当第2四半期連結累計期間において3,269百万円(金融収益)及び3,408百万円(金融費用)であります。

 

 

13.偶発負債

当社グループ会社が広範な領域にわたり遂行している事業は、国内・海外問わず、政府機関・顧客・媒体社・協力会社等から調査・訴訟・メディア監査等に基づく請求等を受けることがあります。当社は、専門家等との協議を含む検討の結果、それらの請求による債務が発生したとしても、当社グループの財政状態や経営成績に重大な影響を与えることはないと考えております。

 

インドにおける偶発負債等について

過年度に当社グループのインドにおける子会社が締結した一部の取引について、社外弁護士等の専門家と共に、詳細な調査を実施し、その結果をインド当局に報告しております。

これらの事案に関して、当該子会社に対して提供したと主張されている商品やサービスの対価として、当社グループは取引相手から5,599百万インドルピー(9,858百万円)の支払請求を受けております。

当社グループは、現在までの法的助言に基づき、関連する取引には経済的実体がなく、また、商品やサービスの提供もないことから、金銭の支払義務はないと判断しており、したがって当該請求金額について引当金を計上しておりません。当社グループと社外弁護士等の専門家による詳細な調査は継続中でありますが、当社グループは当該判断を継続して主張するとともに、インド当局の調査への協力を続けてまいります。

この事案に関する今後の訴訟の展開や当局の判断等には、一定の不確実性が存在しております。

 

連結子会社の買収に伴う条件付対価に関する偶発負債等について

当社グループは、海外事業拡大の一環として過年度に実施した連結子会社の買収に伴う条件付対価に関連し、被取得企業の売主より、当社グループが条件付対価の算定の基礎となる業績にマイナスの影響を与える行為を行ったとの売主の主張に基づく追加の支払い請求を受けておりました。

当社グループは、当社グループの当該行為は、買収契約上認められた行為であるとの見解を主張し、売主の主張に対して争う方針でした。しかしながら買収契約に基づけば、金額に係る意見の不一致については売主及び当社グループの双方が誠意をもって解決に努める必要があることから、被取得企業の売主と当社グループは和解に向けた協議を行い、2023年8月に和解が成立いたしました。なお、当該和解が当社の要約四半期連結財務諸表に与える影響は軽微であります。

 

独占禁止法違反の疑いに係る偶発負債等について

当社グループが有する契約には、当社が一定の法規制に違反した場合、契約先がより高い価額で請求権を行使できる条項を含む場合があります。

当社は2023年2月28日に東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会におけるテストイベントの入札等事業に関して、独占禁止法違反の疑いで公正取引委員会から刑事告発され、東京地方検察庁により起訴されました。当社はこれら一連の事象は現時点では当該条項に抵触していないものと判断しておりますが、仮に今後当社に対する有罪判決、又は公正取引委員会による行政処分が確定した場合には、契約先による当該請求権の行使が管轄裁判所に認められる可能性があります。

当該条項に基づく将来の支払債務の潜在的増加額は最大で14,672百万円であります。

 

14.重要な後発事象

該当事項はありません。

 

 

2 【その他】

(1)剰余金の配当

第175期(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)中間配当については、2023年8月14日開催の取締役会において、2023年6月30日の最終の株主名簿に記録された株主に対して、次のとおり行うことを決議いたしました。

 

① 配当金の総額

20,757百万円

 

② 1株当たりの金額

78.5円

 

③ 支払請求権の効力発生日および支払開始日

2023年9月12日

 

 

(注)2023年8月14日開催の取締役会決議による配当金の総額には、業績連動型株式報酬制度に係る信託E口が保有する当社株式に対する配当金73百万円が含まれておりません。