⑤【連結キャッシュ・フロー計算書】

 

 

前連結会計年度

(自 2019年4月1日

  至 2020年3月31日)

当連結会計年度

(自 2020年4月1日

  至 2021年3月31日)

区分

注記番号

金額(百万円)

金額(百万円)

Ⅰ 営業活動によるキャッシュ・フロー:

 

 

 

当期純利益

 

306,724

196,814

営業活動から得た現金(純額)への当期純利益の調整:

 

 

 

減価償却費・その他償却費

 

304,204

315,955

リース純投資の回収

 

474,110

419,907

貸倒引当金繰入額

24,425

信用損失費用

10

16,021

持分法投資損益(貸付利息を除く)

 

△65,764

837

子会社・関連会社株式売却損益および清算損

△74,001

△23,300

バーゲン・パーチェス益

△955

△4,966

短期売買目的保有以外の有価証券の売却益

 

△18,886

△15,228

オペレーティング・リース資産の売却益

△51,072

△26,358

長期性資産評価損

27

3,043

3,020

有価証券評価損

11

11,969

5,935

繰延税金繰入

19

14,890

25,518

短期売買目的保有の有価証券の減少

 

63,681

12,103

棚卸資産の減少(△増加)

 

11,938

△12,061

受取手形、売掛金および未収入金の減少(△増加)

 

12,348

△12,657

支払手形、買掛金および未払金の減少

 

△3,853

△1,947

保険契約債務および保険契約者勘定の増加

 

70,120

230,947

未払法人税等の減少

 

△33,318

△11,045

その他の増減(純額)

 

△7,137

△23,819

営業活動から得た現金(純額)

1,042,466

1,095,676

Ⅱ 投資活動によるキャッシュ・フロー:

 

 

 

リース資産の購入

 

△948,445

△709,999

顧客への営業貸付金の実行

 

△1,527,000

△1,198,978

営業貸付金の元本回収

 

1,134,142

1,139,608

オペレーティング・リース資産の売却

 

339,504

138,912

関連会社への投資(純額)

 

△44,140

△112,922

関連会社投資の売却

 

79,950

41,730

売却可能負債証券の購入

 

△711,973

△709,349

売却可能負債証券の売却

 

249,427

285,836

売却可能負債証券の償還

 

82,754

31,859

短期売買目的保有以外の持分証券の購入

 

△53,616

△56,314

短期売買目的保有以外の持分証券の売却

 

34,145

30,532

事業用資産の購入

 

△44,466

△43,954

子会社買収(取得時現金控除後)

 

△134,894

△82,163

子会社売却(売却時現金控除後)

 

91,835

57,722

その他の増減(純額)

 

△17,709

△15,772

投資活動に使用した現金(純額)

 

△1,470,486

△1,203,252

Ⅲ 財務活動によるキャッシュ・フロー:

 

 

 

満期日が3ヶ月以内の借入債務の増加(△減少)(純額)

 

16,182

△42,136

満期日が3ヶ月超の借入債務による調達

 

924,779

1,171,350

満期日が3ヶ月超の借入債務の返済

 

△832,881

△1,013,937

預金の受入の増加(純額)

 

304,182

85,737

親会社による配当金の支払

 

△103,824

△95,164

自己株式の取得

 

△45,720

△55,443

非支配持分からの出資

 

23,994

24,487

非支配持分からの子会社持分の取得

 

△4,501

△4,791

コールマネーの増加(△減少)(純額)

 

10,000

△17,500

その他の増減(純額)

 

△3,508

△12,719

財務活動から得た現金(純額)

288,703

39,884

Ⅳ 現金、現金等価物および使途制限付現金に対する

  為替相場変動の影響額

 

△8,979

11,983

Ⅴ 現金、現金等価物および使途制限付現金減少額(純額)

 

△148,296

△55,709

Ⅵ 現金、現金等価物および使途制限付現金期首残高

 

1,283,580

1,135,284

Ⅶ 現金、現金等価物および使途制限付現金期末残高

1,135,284

1,079,575

(注)当連結会計年度より、信用損失基準を適用しており、貸倒引当金繰入額を信用損失費用に組み替えています。

   詳細については、注記2「重要な会計方針(ah)新たに公表または適用された会計基準」をご参照ください。

 

連結財務諸表注記

 

1  会計処理の原則および手続ならびに連結財務諸表の表示方法

  この連結財務諸表は、米国預託証券の発行等に関して要請されている用語、様式および作成方法について、株式分割の会計処理を除き米国において一般に公正妥当と認められた会計原則(米国財務会計基準審議会会計基準編纂書(以下、「会計基準編纂書」)等)によって作成しています。

  当社は、1998年9月にニューヨーク証券取引所に上場して以来、米国預託証券の発行等に関して要請されている用語、様式および作成方法により作成した連結財務諸表を含めた年次報告書を米国証券取引委員会に登録しています。

  なお、当社が採用している会計処理の原則および手続ならびに表示方法のうち、わが国の連結財務諸表作成基準および連結財務諸表規則に準拠した場合と異なるもので主要なものは以下のとおりです。

 

(a)顧客との契約から生じる収益の認識

  米国会計基準では、商品および不動産売上高、サービス収入にかかる顧客との契約から生じる収益を、顧客との契約において約束した財またはサービスの移転を描写するように、その移転した財またはサービスと交換に権利を得ると見込む対価を反映した金額で認識します。

  日本会計基準では、収益は一般的に実現主義の原則に従い、財または役務の給付とそれに伴う現金または現金等価物の受領によって実現したものについて認識します。

 

(b)初期直接費用

  米国会計基準では、販売型リースおよび直接金融リースの実行に関わる初期直接費用は、主に繰延処理を行い、実行時の利回りに対する修正としてリース期間にわたって利息法により配分しています。オペレーティング・リースの実行に関わる初期直接費用は、主に繰延処理を行い、リース期間にわたり定額法で認識しています。貸付の実行に関わる初期直接費用は、主に繰延処理を行い、契約期間にわたって利息法により配分しています。

  日本会計基準では、発生時に費用処理することとなっています。

 

(c)信用損失引当金の会計処理

  米国会計基準では、個別に評価していない金融資産に対する信用損失引当金は、残存期間において将来的に発生すると予測されるすべての信用損失の見積もりにより計上されます。また、オフバランスシートの信用エクスポージャーにおいては、信用リスクに晒される残存期間にわたる信用損失の見積もりにより引当金が計上されます。

  日本会計基準では、個別に評価していない金融債権等に対する貸倒引当金は、主に過去の貸倒実績率に基づき、報告日における対象債権残高に対する見積もりにより計上されます。

 

(d)オペレーティング・リースの会計処理

  米国会計基準では、オペレーティング・リース収益は契約期間にわたって定額法で認識しています。またオペレーティング・リース資産は、主として見積耐用年数を償却期間とした定額法により減価償却を行っています。

  日本会計基準では、定率法等による償却も認められています。

 

(e)生命保険の会計処理

  米国会計基準では、新規保険契約の獲得もしくは保険契約の更新に直接的に関連する費用を繰り延べ、保険料収入の認識に応じた期間で償却しています。

  日本会計基準では、これらの費用は、発生年度の期間費用として処理することとなっています。

  また、米国会計基準では、将来保険給付債務は、予想される将来の保険加入者への保険給付金に基づく平準純保険料方式によって算出していますが、日本会計基準では行政監督庁の認める方式により算定しています。

 

(f)企業結合における営業権およびその他の無形資産に関する処理

  米国会計基準では、営業権および耐用年数が確定できない無形資産は償却をせず、少なくとも年1回の減損テストを行っています。また、減損の可能性を示す事象または状況の変化が起きた場合、発生した時点において減損テストを行っています。

  日本会計基準では、営業権(のれん)は20年以内の適切な償却期間を設定し償却を行うこととなっています。

 

(g)年金会計

  米国会計基準では、年金数理上の純利益および純損失について、コリドー方式を採用して償却処理しています。

  日本会計基準では、年金数理計算上の差異は平均残存勤務期間内の一定の年数で全額償却することとなっています。

 

(h)子会社持分の一部売却

  米国会計基準では、支配の喪失を伴う保有持分の一部売却においては、売却された持分に関連する実現損益および継続して保有する持分の公正価値の再測定による損益が認識されます。

  日本会計基準では、支配の喪失を伴う保有持分の一部売却においては、売却された持分に関連する実現損益のみが認識され、継続保有する持分の再測定による損益は認識されません。

 

(i)キャッシュ・フロー計算書

  米国会計基準では、キャッシュ・フロー区分が日本会計基準と異なっています。重要なものはリース資産の購入およびオペレーティング・リース資産の売却、顧客への営業貸付金の実行および元本回収(売却予定の営業貸付金の実行および元本回収は除く)であり、「投資活動によるキャッシュ・フロー」に含んでいます。

  日本会計基準においては、これらは「営業活動によるキャッシュ・フロー」に区分することとなっています。

  また、米国会計基準では使途制限付現金を現金および現金等価物残高に加えることが求められています。

 

(j)金融資産の譲渡

  米国会計基準では、証券化で利用される信託や特別目的会社といった様々な事業体(以下、「SPE」)についてVIEに適用される連結の検討を行うことが要求されています。検討の結果、連結対象と判断されたSPEに対して証券化を目的として金融資産を譲渡した場合、当該金融資産は売却処理されません。

  また、譲渡人が金融資産の一部を譲渡した場合、譲渡人と譲受人が保有する各持分が参加持分の定義に該当し、かつ部分的な譲渡が金融資産の消滅の認識要件を充足しない限り、当該金融資産は売却処理されず、当該金融資産を裏付けとした借入処理を適用します。

  日本会計基準では、一定の要件を満たすSPEは、資産の譲渡人の子会社に該当しないものと推定することができます。このようなSPEに対して証券化を目的として金融資産を譲渡した場合には、当該SPEは連結されず、譲渡人は金融資産に対する支配が他に移転した時点で当該金融資産を売却処理し、譲渡損益を認識します。

  また、譲渡人が金融資産の一部を譲渡した場合、部分的な譲渡が金融資産の消滅の認識要件を充足する場合には、当該金融資産を売却処理し、譲渡損益を認識します。

 

(k)投資有価証券

  米国会計基準では、原則としてすべての持分証券の評価損益を期間損益に含めて計上しています。また、売却可能負債証券の評価損益のうち、信用損失から生じる損失については信用損失引当金を通じて期間損益に計上し、その他の要素から生じた評価損益は税効果控除後の金額でその他の包括利益(損失)に認識することとなっています。

  日本会計基準では、短期売買目的および満期保有目的以外の投資有価証券の評価損益は、税効果控除後の金額でその他の包括利益(損失)に認識することとなっています。

 

(l公正価値オプション

  米国会計基準では、公正価値オプションを事前に選択することで、特定の金融資産および負債を公正価値で当初認識し、その後の公正価値の変動を連結損益計算書上で認識することが認められています。なお、すべての公正価値の変動のうち金融商品固有の信用リスクの変動から生じる金融負債の公正価値の変動部分は、税効果控除後の金額でその他の包括利益(損失)に認識することとなっています。

  日本会計基準では、公正価値オプションの規定はありません。

 

(m)借手のリース取引

  米国会計基準では、借手のリース取引において、原則として使用権資産とリース負債を計上することとなっています。

  日本会計基準では、借手のリース取引のうちオペレーティング・リース取引について、オフバランス処理されます。

 

(n賃貸等不動産の時価等の開示

  日本会計基準では、「賃貸等不動産の時価等の開示に関する会計基準」(企業会計基準第20号)および「賃貸等不動産の時価等の開示に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第23号)が適用され、以下に示す賃貸等不動産の時価等の開示が要求されていますが、米国会計基準では、そのような開示は要求されていません。なお、「連結財務諸表規則」第15条の24、および「連結財務諸表規則ガイドライン」98-3なお書きに基づき下記開示を行っています。

  当社および子会社は、東京都などの主要都市を中心に、賃貸オフィスビルや賃貸物流施設、賃貸商業施設、賃貸マンション、賃貸不動産に供する予定である開発用の土地等を所有しています。これらの賃貸等不動産の連結貸借対照表計上額、期中増減額および時価は、以下のとおりです。

 

前連結会計年度

(自 2019年4月1日

  至 2020年3月31日)

当連結会計年度

(自 2020年4月1日

  至 2021年3月31日)

連結貸借対照表計上額

期首残高(百万円)

329,970

309,343

期中増減額(百万円)

△20,627

41,456

期末残高(百万円)

309,343

350,799

期末時価(百万円)

381,219

410,858

(注)1  連結貸借対照表計上額は、取得原価から減価償却累計額および減損損失累計額を控除した金額です。

      2  期末時価は、主として社外の不動産鑑定業者による鑑定評価に基づく金額および「不動産鑑定評価基準」に基づいて社内の鑑定部門にて算定した金額、ならびに類似の方法により社内で合理的に算定した金額です。

 

  また、賃貸等不動産に関する前連結会計年度および当連結会計年度における損益は、以下のとおりです。

 

前連結会計年度

(自 2019年4月1日

  至 2020年3月31日)

当連結会計年度

(自 2020年4月1日

  至 2021年3月31日)

営業収益(百万円)

72,777

52,200

営業費用(百万円)

33,228

31,710

営業損益(百万円)

39,549

20,490

(注)1  営業収益は、賃貸収益および賃貸不動産売却益です。賃貸収益には、オペレーティング・リース収益と生命保険料収入および運用益のうち、賃貸等不動産に関するものを含んでいます。

      2  営業費用はオペレーティング・リース原価のうち上記に対応する費用(支払賃借料、減価償却費、修繕費、保険料、租税公課等)および長期性資産評価損です。

 

2  重要な会計方針

(a)連結の方針

  この連結財務諸表は当社およびすべての子会社を連結の範囲に含めています。20%以上50%以下の持分比率を有する、あるいは重要な影響力を行使しうる関連会社についてはすべて持分法を適用しています。なお、議決権の過半数を所有しているにもかかわらず、非支配株主が通常の事業活動における意思決定に対して重要な参加権を持つ場合、持分法を適用しています。また、当社および子会社が主たる受益者であるVIEを連結の範囲に含めています。

  一部の海外子会社は、会計基準編纂書946(金融サービス―投資会社)において投資会社と判定された子会社を連結しています。これらの投資会社と判定された子会社が保有する投資についてはその投資を公正価値で測定し、公正価値の変動を連結損益計算書上で認識しています。

  一部の子会社および関連会社には、継続的に3ヶ月以内の決算日の異なる財務諸表を用いています。

  連結にあたり連結会社間のすべての重要な債権・債務および取引は消去しています。

 

(b)見積もり

  一般に公正妥当と認められた会計基準に基づく連結財務諸表の作成においては、期末日の資産・負債の金額および決算期の収益・費用の金額に影響を与える見積もりや推定の結果を用いています。実際の数値はこれら見積もりの数値と異なる可能性があります。当社は以下の10の範囲において見積もりが特に連結財務諸表に重要な影響を与えると考えています。公正価値測定における評価技法の選択および前提条件の決定、ファイナンス・リースおよびオペレーティング・リースの無保証残存価額の決定および再評価、保険契約債務および繰延募集費用の決定および再評価、貸倒引当金および信用損失引当金(オフバランスシート信用エクスポージャーに対する引当金を含む)の決定、長期性資産の減損の認識および測定、投資有価証券の減損の認識および測定、繰延税金資産の評価性引当金の決定およびタックス・ポジションの評価、デリバティブを用いたヘッジ取引の有効性判定および測定、給付債務および期間純年金費用の決定、営業権および耐用年数を確定できない無形資産の減損の認識および測定に、見積もりや推定の結果を用いています。

  なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に関して、将来の見通しを慎重に検討しましたが、当連結会計年度末時点では、会計上の見積もりに特筆すべき影響はありませんでした。ただし、今後の新型コロナウイルス感染症の感染拡大やそれによる世界的な経済急減速などの見通しは不確実であり、かつ急速に変化する恐れもありますので、当社の会計上の見積もりや推定は時間とともに変化する可能性があります。

 

(c)外貨換算の方法

  当社および子会社は、それぞれの機能通貨をもって会計処理を行っています。外貨建ての取引は、取引日の為替相場によって機能通貨に換算しています。外貨建て金銭債権・債務は期末日の為替相場によって機能通貨に換算しています。

  海外子会社および関連会社の財務諸表項目の換算について、すべての資産および負債は各年度の期末日の為替相場により円貨に換算し、収益および費用については期中の平均為替相場によって円貨に換算しています。海外子会社および関連会社の取引通貨を各社の機能通貨として認識しています。外貨建ての財務諸表の円換算に関して発生した換算差額は、為替換算調整勘定として税効果控除後の金額でその他の包括利益(損失)に計上しています。

 

(d)収益の認識基準

  当社および子会社は、商品および不動産売上高、サービス収入にかかる顧客との契約から生じる収益を、以下の5ステップアプローチに基づき認識しています。

 

  ステップ1:顧客との契約を識別する

  ステップ2:契約における履行義務を識別する

  ステップ3:取引価格を算定する

  ステップ4:取引価格を契約における履行義務に配分する

  ステップ5:履行義務を充足した時に(または充足するにつれて)収益を認識する

 

  上記に従い、顧客との契約において約束した財またはサービスの移転を描写するように、その移転した財またはサービスと交換に権利を得ると見込む対価を反映した金額で収益を認識しています。収益は、値引き、リベートおよび返品等を控除した金額で測定しています。履行義務充足前に顧客から対価を受け取る場合には、契約負債として認識しています。また、他の当事者が関与する取引においては、顧客に財またはサービスの支配が移転する前に当社および子会社がそれらを支配している場合には、取引の本人として収益を総額で認識しています。

 

  上記以外に、下記で説明している方針をそれぞれの取引に適用しています。

 

金融収益

  金融収益には、主にファイナンス・リース収益、貸付金収益および金融保証収益を計上しています。

 

(1)ファイナンス・リース収益

  リース取引はOA機器をはじめ、産業機械、輸送用機器、不動産など様々な物件のリースからなります。リース純投資は、販売型リースおよび直接金融リースを含んでおり、これらはリース期間中に投下元本を概ね全額回収する契約です。これら以外のリース取引はオペレーティング・リースとして会計処理しています。リース純投資にかかる利息収益は、それぞれのリース期間にわたり利息法で認識しています。リース料が変動する場合は、変動の基礎となる事実と状況の変化が発生した期間の損益として会計処理しています。リースサービスを提供するときには、当社および子会社は、レッシー(賃借人)の代わりにリース資産にかかる税金や保険料の支払い等の補足的な業務を実行します。レッシ―(賃借人)から受け取るそれらの貸手の費用に対する補填額はファイナンス・リース収益に、それらの費用はその他の損益に計上しています。見積残存価額はリース期間終了時の物件の処分により見込まれる売却額です。見積残存価額は、中古物件の市場価額、陳腐化する時期、程度についての見積もりおよび類似する中古資産におけるこれまでの回収実績に基づいて決定されています。販売型リースおよび直接金融リースの実行に関わる初期直接費用は、主に繰延処理を行い、実行時の利回りに対する修正としてリース期間にわたって利息法により配分しています。初期直接費用の未償却残高は、リース純投資に計上しています。

 

(2)貸付金収益

  営業貸付金の利息収入は、発生主義により認識しています。また、貸付実行に関わる初期直接費用と取組手数料収入を相殺して繰延処理し、実行時の利回りに対する修正として貸付の契約期間にわたって利息法により配分しています。買取債権以外の営業貸付金から生じる利息回収額は、貸付元本残高に回収可能性があると見込まれる場合は利息収入として計上し、回収可能性が乏しい場合は、貸付元本の回収額として処理しています。また、買取債権は法的には貸付債権として保有されますが、債務不履行の状態にある債権は通常の回収手段により回収することは期待できず、買い取り後の担保の回収にあたっては個別の方策が必要とされるため、回収額、回収時期、回収方法を合理的に見積もることはできません。このため、買取債権については原価回収基準による方法で収益認識を行っています。

 

(3)金融保証収益

  保証契約の開始時に保証の公正価値を連結貸借対照表に負債計上し、当社および子会社が保証のリスクから解除されるのに従って、主に保証期間にわたり規則的で合理的な償却方法で収益を計上しています。

 

(4)収益計上停止の方針

  すべてのクラスに共通して、リース純投資および営業貸付金については、元本または利息が支払期日より30日以上経過しても回収されない債権を、支払期日経過債権として認識しています。なお、支払条件を緩和した債権について、緩和後の条件に従い、元本または利息の未収期間が支払期日より30日以上経過していない債権は、支払期日経過債権に含めていません。支払期日経過債権のうち90日以上経過しても回収されない場合、またはそれ以前であっても個々の顧客の信用状況、および過去の償却実績、未収およびその発生状況などの要因に基づいて経営陣が回収可能性に懸念があると判断した場合は、収益の計上を停止しています。ただし、災害などの債務者の責めに帰すことのできない事由により、国が最長6カ月以内の返済猶予の要請を出した場合や、公共団体等から類似の要請が出た場合の支払期日経過債権について、当該期間中に生じた未収は、回収可能性に懸念がある場合を除き、収益計上停止の対象にしていません。未回収の発生利息は、連結貸借対照表上、リース純投資または営業貸付金に計上され、信用損失引当金の設定対象となります。収益計上停止対象となった債権から現金回収があった場合には、契約条件や債務者の状況等を考慮して、先ず未収利息に充当し残余を元本に充当しています。また、一定額が継続的に入金されるなど、約定に従った元本の返済の可能性が高くなったと判断した場合、リース純投資および営業貸付金の収益計上を再開しています。収益計上を再開するまでに必要となる継続的な入金期間は、債務者の事業特性や財政状態、経済環境およびトレンドなど、その債務者の支払能力を評価するときに考慮される諸状況に応じて変わります。

 

有価証券売却・評価損益および受取配当金

  有価証券売却益は、約定日に収益計上しています。受取配当金は、配当を受け取る権利が確定した時点で収益計上しています。

 

オペレーティング・リース収益

  オペレーティング・リース収益は契約期間にわたって定額法で認識しています。リース料が変動する場合は、変動の基礎となる事実と状況の変化が発生した期間の損益として会計処理しています。当初のリース契約で規定されていないリース料のその後の変更は、原則としてリースの条件変更として会計処理します。ただし、オペレーティング・リース契約におけるレッシー(賃借人)からの賃料の支払猶予・減額・免除の要請が新型コロナウイルス感染症の拡大に伴うものであり、かつリース料の変更が、レッサー(賃貸人)の権利またはレッシー(賃借人)の義務の実質的な増加をもたらさない場合、実務上の簡便法を適用する会計処理を選択することができます。当社および子会社は、上記の条件を満たすリース料の変更についてこの実務上の簡便法を選択し、支払猶予・減額・免除の条件やレッシー(賃借人)の今後の業績予想等を考慮した上で、当初のリース契約に従い収益を認識する、減額・免除等の条件に基づき収益を認識する、あるいはリース料を現金回収があった場合のみ収益を認識する等の方法で会計処理を行っています。

  リースサービスを提供するときには、当社および子会社は、レッシー(賃借人)の代わりにリース資産にかかる税金や保険料の支払い等の補足的な業務を実行します。レッシ―(賃借人)から受け取るそれらの貸手の費用に対する補填額はオペレーティング・リース収益に、それらの費用はオペレーティング・リース原価計上しています。オペレーティング・リース投資は減価償却累計額控除後の価額で計上しています。また、オペレーティング・リース資産は主として見積耐用年数を償却期間とした定額法により減価償却を行っています。オペレーティング・リース資産の主な種類別の平均見積耐用年数は、輸送機器が6年、測定・分析機器、情報関連機器が4年、土地を除く不動産が33年、その他が8年です。減価償却費はオペレーティング・リース原価に計上しています。オペレーティング・リース資産を処分することにより発生する損益は、オペレーティング・リース収益に計上しています。

  見積残存価額は、中古物件の市場価額、陳腐化する時期、程度についての見積もりおよび類似する中古資産におけるこれまでの回収実績に基づいて決定しています。オペレーティング・リースの実行に関わる初期直接費用は、主に繰延処理を行い、リース期間にわたり定額法で認識しています。初期直接費用の未償却残高は、オペレーティング・リース投資に計上しています。

 

(e)保険取引および再保険取引

  生命保険契約の収入は支払期日に収益認識し、支払再保険料を控除した金額で計上しています。

  生命保険給付金は保険事故が発生した時点で費用として認識します。将来保険給付債務は、予想される将来の保険加入者への保険給付金に基づく平準純保険料方式によって算出しています。保険契約は長期契約に分類され、主に終身保険、定期保険、養老保険、医療保険および個人年金保険契約等から構成されています。個人年金保険以外の保険契約において必要とされる保険契約債務の算出には、保険契約締結時における死亡率、罹病率、解約率、将来投資利回りおよびその他要素に関する見積もりを反映しています。一部の子会社は継続的に保険契約債務の計算に用いた見積もりや仮定の変化の可能性を再評価し、これらの再評価を認識済みの給付債務の修正、保険契約引受基準および募集の調整に反映しています。

  当該子会社が取り扱っている保険契約には、変額年金保険契約および変額保険契約ならびに定額年金保険契約があります。変額年金保険契約者および変額保険契約者のために運用する資産は、主に持分証券であり、連結貸借対照表上、投資有価証券に計上しています。運用資産は公正価値評価し、その売却損益および評価損益は、連結損益計算書上、生命保険料収入および運用益に計上しています。当該子会社は、変額年金保険契約および変額保険契約について、公正価値オプションを選択し、公正価値の変動により生じた損益を生命保険費用に計上しています。

  当該子会社は、変額年金保険契約および変額保険契約に関して最低保証を行っており、契約上定められた最低給付額を保険契約者に履行するリスクを有しています。そのようなリスクを回避するため、変額年金保険契約および変額保険契約にかかる最低保証部分の一部を再保険会社に出再するとともに、再保険でカバーされていないリスクについては、経済的ヘッジを行っています。再保険によって、保険契約者への契約上の義務が消滅または第一次債務者の地位から免責されるものではなく、再保険会社の債務不履行により、損失が発生する可能性があります。一部の子会社は、変額年金保険契約および変額保険契約の再保険契約について、公正価値オプションを選択し、連結貸借対照表上、その他資産に含めて表示しています。

  定額年金保険契約については、払込保険料に予定利回りに基づく利息額および当該子会社の買収に関連した公正価値の調整額を加え、契約者の引出額、費用およびその他手数料を差し引くことで保険契約債務および保険契約者勘定を算出しています。当該利息額は、生命保険費用に計上しています。

  新規保険契約の獲得もしくは保険契約の更新に直接的に関連する費用を繰り延べし、保険料収入の認識に応じた期間で償却しています。繰延募集費用は、主に保険契約維持費を除く実質的な代理店手数料および保険引受費用です。

 

(f)貸倒引当金

  貸倒引当金は、リース純投資および営業貸付金に内在された発生している可能性のある損失について、経営陣の判断により十分な引当てを行っています。貸倒引当金は貸倒引当金繰入によって増加し、貸倒処理に伴う取崩により減少します。

  貸倒引当金の設定は多数の見積もりと判断に左右されます。貸倒引当金の設定にあたって、債務者の事業特性と財政状態、経済状況およびそのトレンド、過去の貸倒償却実績、未収状況および過去のトレンド、リース純投資および営業貸付金の将来キャッシュ・フロー、債権に対する担保および保証の価値など、様々な要素を斟酌しています。

  営業貸付金のうち減損しているものについては、将来キャッシュ・フローの現在価値、債権の観察可能な市場価額または担保依存のものは担保の公正価値に基づいて個別に貸倒引当金を計上し、また、減損していない営業貸付金(個別に減損判定を行わないものを含む)およびリース純投資については、債務者の業種や資金用途による区分を行い、当該区分ごとに過去の貸倒実績率を算出し、その貸倒実績率と現在の経済状況等を勘案し見積もった貸倒見込みに基づいて貸倒引当金を計上しています。

  なお、債務者の財政状態および担保資産の処分状況等から将来の回収可能性がほとんどないと判断した場合には、当該債権を償却しています。

 

(g)信用損失引当金

  2020年4月1日より、会計基準書アップデート第2016-13号(金融商品の信用損失の測定―会計基準編纂書326(信用損失))(以下、「信用損失基準」)を適用しています。

  信用損失引当金は、リース純投資および営業貸付金や満期保有目的負債証券等の償却原価で測定する金融資産の残存期間において将来的に発生すると予測されるすべての信用損失を見積もり、経営陣の判断により十分な引当てを行っています。残存期間には、予想される期限前償還を反映しています。信用損失引当金は主に信用損失費用の繰入によって増加し、貸倒処理に伴う取崩により減少します。

  信用損失引当金の設定は多数の見積もりと判断に左右されます。信用損失引当金の設定にあたって、債務者の事業特性と財政状態、過去の貸倒償却実績、未収状況および過去のトレンド、債権に対する担保および保証の価値、経済環境や事業環境の現状ならびに予想される将来の見通しなどを評価する必要があります。

  当社および子会社は、これらの見積もりや判断に応じた様々な算定方法を使用して、信用損失引当金を見積もっています。特定の金融資産が他の金融資産と類似のリスク特性を有すると判断した場合には、それらの金融資産を1つのプールとして集合的な評価を行います。これに対して、金融資産が他の金融資産と類似のリスク特性を有さないと判断した場合には、その金融資産に対して個別評価を実施します。金融資産の性質や関連するリスク特性、貸倒償却実績や相関する経済指標による将来予測シナリオなど、利用可能な情報によって最善の算定方法を選択しています。

  なお、債務者の財政状態および担保資産の処分状況等から将来の回収可能性がほとんどないと判断した場合には、当該債権を償却しています。

  また、カードローンや営業貸付金の貸付枠のローン・コミットメントおよび金融保証契約に関連する信用損失のうち、契約上の義務が無条件にキャンセル可能でない場合は、信用損失引当金の対象になります。ローン・コミットメントは、企業が信用を供与する現在の契約上の義務にもとづき、将来実行される可能性を見積もり、予想実行額に対して引当金を計上します。金融保証契約は、偶発債務に含まれる信用エクスポージャーに対して、引当金を計上します。オフバランスシート信用エクスポージャーに対する引当金は、過去の貸倒償却実績、経済環境や事業環境の現状ならびに合理的かつ裏付け可能な方法による将来の見通しなどを評価し、営業貸付金およびリース純投資の信用損失引当金と同様に様々な算定方法を使用して、引当金を見積もっています。このようなオフバランスシート信用エクスポージャーに対する引当金は、連結貸借対照表上、その他負債に計上されています。

 

(h)長期性資産の減損

  当社および子会社は、オフィスビル、賃貸マンション、航空機、船舶、メガソーラーや運営施設などをはじめとした使用目的で保有している有形固定資産や償却対象となる無形資産を含む長期性資産について、減損の兆候を示唆する状況や環境の変化が生じた場合、回収可能性の判定を実施しています。当該資産から生じる割引前見積将来キャッシュ・フローが帳簿価額より低い場合は回収が困難であるとみなし、公正価値が帳簿価額より低い場合には公正価値まで評価減しています。公正価値については、状況に応じて、同種の資産の売却を含む最近の取引事例やその他の評価技法、例えば稼働中の既存資産または開発プロジェクトの完成により生み出されると見積もられる将来キャッシュ・フローを使った割引現在価値法などに基づき、独立した鑑定機関や内部の不動産鑑定士によって評価しています。

 

(i)投資有価証券

  持分証券は原則、公正価値により評価し、その評価損益を期間損益に含めて計上しています。公正価値が容易に測定できない持分証券においては、1株当たり純資産価値で評価、もしくは代替的測定法を選択した投資については、減損控除後の取得原価に観察可能な価格の変動から生じる金額を加減算した金額を公正価値として計上しています。

  代替的測定法を選択した投資については、定性的な評価の結果、減損していると判断された場合には、公正価値により測定し、帳簿価額がこの公正価値を上回る金額を評価損として期間損益に計上します。

  また、持分に応じた損益取込を行った価額にて計上する持分証券のうち、公正価値オプションを選択した投資については公正価値評価し、その評価損益は期間損益に含めて計上しています。

  短期売買目的負債証券は公正価値により評価し、その評価損益は期間損益に含めて計上しています。

  売却可能負債証券は公正価値により評価し、未実現評価損益は税効果控除後の金額でその他の包括利益(損失)に計上、もしくは公正価値オプションを選択した投資については公正価値評価し、その評価損益は期間損益に含めて計上しています。

  2020年4月1日より、売却可能負債証券の減損に対して信用損失基準が適用されました。公正価値が償却原価を下回った場合、その証券は減損しており、償却原価を下回る公正価値の下落が信用損失またはその他の要素のいずれから生じているかを個別の証券ごとに決定します。信用損失に伴う減損は信用損失引当金を通じて期間損益に計上しています。その他の要素から生じた減損は、税効果控除後の金額でその他の包括利益(損失)に計上しています。信用損失の見積もりにおいて、回収見込キャッシュ・フローの現在価値が償却原価ベースを下回る場合には、信用損失が存在するとみなしています。信用損失引当金を計上している負債証券を売却する意図がある場合、または当該証券の公正価値が償却原価まで回復する前に売却しなければならない可能性が50%超となった場合は、信用損失引当金を直接償却し、追加減損を期間損益に計上したうえで償却原価を公正価値まで減損しています。なお、公正価値が償却原価を下回った時点において売却可能負債証券の売却が見込まれる場合、信用損失引当金を通さずに公正価値と償却原価の差額の金額を直接減額する方法により評価損として期間損益に計上しています。従来、減損が一時的ではないと判断された場合に信用損失に伴う部分を直接減額する方法により評価損として期間損益に計上してきました。

  満期保有目的負債証券は償却原価により計上しています。満期保有目的負債証券は信用損失基準の対象であり、信用損失引当金の見積もりについては、注記2「重要な会計方針(g)信用損失引当金」をご参照ください。

 

(j)法人税等

  法人税等は資産負債法により計上しています。繰延税金資産・負債は、資産および負債の財務諸表上と税務上との帳簿価額の差異および繰越欠損金による将来の見積税効果について認識しています。繰延税金資産・負債は、一時差異が解消されると見込まれる期の課税所得に対して適用される税率を使用して計算しています。繰延税金資産・負債における税率変更の影響は、税率変更が制定された日を含む年度の損益として認識しています。当社および子会社は、税法の改正、税率の変更、または評価性引当金の実現に関する判断の変更から生じる、その他の包括利益(損失)累計額に残留する税金相当額の組替について、個々の項目ごとに売却または終了を基準として認識する個別法によっています。利用可能な証拠の重要度に基づいて繰延税金資産のすべてあるいは一部について実現しない可能性が実現する可能性よりも高い場合には、評価性引当金を計上しています。

  当社および子会社は、日本および海外各国で税務申告を行い、申告上で採用するあるいは将来採用するであろうタックス・ポジションについて、税法上の技術的な解釈に基づき、申し立てや訴訟等による決定を含む税務調査において認められる可能性が認められない可能性よりも高い場合に、その影響を財務諸表で認識し、税務当局との解決において実現する可能性が50%を超える最大の金額で当該認識基準を満たすタックス・ポジションを測定しています。当社および子会社は、未認識のタックス・ベネフィットをその解消方法に基づき、繰延税金資産から控除して表示するか、還付される金額から控除して表示するかまたは負債として表示しています。当社および子会社は法人税等にかかる課徴金および利息費用については、連結損益計算書上、法人税等に含めています。

  当社および一部の子会社は、連結納税制度を適用しています。

 

(k)資産の証券化

  当社および子会社は、リース債権、営業貸付金といった金融資産を証券化し、投資家に売却しています。証券化においては、売却の対象となる資産をSPEに譲渡し、その資産を担保とした信託受益権および証券を発行し売却します。

  このような証券化取引において、当社および子会社が主たる受益者となる証券化のためのSPEは連結し、譲渡金融資産は売却処理しません。連結されたSPEが保有する資産を、譲渡前と同様に資産の種類に応じてリース債権、営業貸付金として会計処理し、投資家に発行された信託受益権および証券を借入金として負債に計上しています。なお、連結対象とならない譲受人に対して金融資産を譲渡する場合は、当社および子会社が対象となる資産に対する支配を放棄した時点で、売却として会計処理しています。

  当社および一部の子会社は、自社で組成した営業貸付金を、回収義務を保持したまま投資家に売却しています。また、一部の子会社は、他社が組成した営業貸付金の回収業務を受託しています。当該子会社は、これらの回収業務で契約により受領する手数料が、報酬として適正な水準を上回る場合にはサービス資産を、下回る場合にはサービス負債を認識します。サービス資産および負債は、当初は公正価値で認識し、その後は、回収業務から見込まれる見積利益または損失に比例して対応する期間にわたり償却し、四半期ごとに減損または追加負債計上の判定を行います。サービス資産および負債の公正価値は、自社開発モデルまたは独立した第三者機関により評価しています。これらは、割引率や期限前返済率および回収業務に要する費用を考慮した、回収業務による将来キャッシュ・フローの見積現在価値を基礎としています。自社開発モデルは、少なくとも半年に一度、第三者機関の評価を用いて検証しています。

 

(l)デリバティブ

  当社および子会社は、保有するすべてのデリバティブについて公正価値で連結貸借対照表に計上しています。計上後の公正価値変動の会計処理は、デリバティブの保有目的と、ヘッジ会計の要件を満たしているかどうかによって異なります。ヘッジ会計の要件を満たさない経済的ヘッジ目的で保有するデリバティブの公正価値の変動は、連結損益計算書に計上しています。ヘッジ会計の要件を満たすデリバティブについては、さらにそのヘッジ活動の種類に応じて、連結損益計算書上、ヘッジ対象資産および負債の公正価値変動を相殺するか、税効果控除後の金額でその他の包括利益(損失)に計上しています。

  認識された資産および負債、もしくは未認識確定契約の公正価値の変動に対するヘッジ(公正価値ヘッジ)の目的でデリバティブを保有する場合、当該デリバティブの公正価値の変動は、ヘッジ対象の公正価値変動から生じる損益とともに、損益に計上しています。

  予定取引、または認識された資産、負債に関連して発生するキャッシュ・フローの変動に対するヘッジ(キャッシュ・フロー・ヘッジ)の目的でデリバティブを保有する場合、当該デリバティブの公正価値の変動は、指定されたヘッジ対象のキャッシュ・フローの変動が損益に影響するまで、税効果控除後の金額でその他の包括利益(損失)に計上しています。

  海外子会社への純投資のヘッジ目的でデリバティブを保有する場合、当該デリバティブの公正価値の変動は、税効果控除後の金額でその他の包括利益(損失)に含まれている為替換算調整勘定に計上しています。

  当社および子会社は、有効性の評価から除かれた構成要素の当初の価値について、ヘッジ活動の種類に応じて、償却アプローチまたは公正価値アプローチを選択し連結損益計算書に計上しています。償却アプローチを選択した場合は、税効果控除後の金額でその他の包括利益(損失)に計上し、ヘッジ手段の存在期間にわたり規則的で合理的な方法で損益に計上しています。公正価値アプローチを選択した場合は、公正価値の変動をただちに連結損益計算書に計上しています。

  当社および子会社は、ヘッジ会計を適用するものについてはすべてのヘッジ取引の開始にあたり、ヘッジ関係とヘッジ活動の詳細を文書化しています。また、当社および子会社はその開始時点およびその後も継続的に、ヘッジ関係が有効であるかどうかを評価しています。デリバティブがヘッジとして有効でないと判断された場合、ヘッジ会計を中止しています。

 

(m)年金制度

  当社および一部の子会社は、実質的に全従業員を対象とした拠出型および非拠出型の年金制度を採用しています。これらのうち確定給付型年金制度については、割引率、昇給率、年金資産長期期待収益率およびその他の見積もりを前提とした年金数理計算に基づく年金費用を計上しています。

  また、年金資産の公正価値と給付債務の差額として測定される年金制度の積立状況を連結貸借対照表において認識するとともに、当該積立状況の変動は、その変動が発生した連結会計年度に、税効果控除後の金額でその他の包括利益(損失)として認識しています。

 

(n)株式による報酬制度

  当社および子会社は、原則として、株式に基づく報酬費用を従業員が提供するサービスの対価として、付与日の公正価値に基づいて測定しています。その費用は、必要な勤務期間にわたって認識しています。

 

(o)株式の分割

  2001年10月1日より前に行われた株式分割については、日本の旧商法の規定に基づき、額面金額と同額を資本剰余金から資本金へ組み入れる処理を行っています。すでに額面超過額を資本金に組み入れている場合には、当該会計処理は行われません。この会計処理方法は、日本で一般的に認められている会計慣行に従った処理です。

  なお、2001年10月1日より施行された改正旧商法および2006年5月1日より施行された会社法では、旧商法の規定に基づく上記の会計処理は不要となっています。

  米国で同様の株式分割が行われた場合には株式配当として考えられ、発行株式の時価相当額をその他の利益剰余金から資本金および資本剰余金へ振り替え、資本金を額面額で、資本剰余金を時価の額面超過額で、それぞれ増加させることとなっています。

  2001年10月1日より前に行われた株式分割をこの方法により会計処理した場合、当連結会計年度末において、資本剰余金がおよそ24,674百万円増加し、その他の利益剰余金が同額減少します。資本の部の合計額は変わりません。2000年5月19日に行われた株式分割については、米国において一般に公正妥当と認められた会計基準に基づく株式配当とは考えていないため、上記の総額から除いています。

 

(p)現金および現金等価物

  現金および現金等価物は、手元現金、銀行預金および取得日から3ヶ月以内に満期を迎える流動性の高い短期投資を含んでいます。

 

(q)使途制限付現金

  使途制限付現金は、証券化取引・不動産事業における信託口座預金、サービサー契約に関連した預金、ノンリコースローンの回収口座預金および航空機関連事業において第三者のために保有する預金などのうち、拘束性を有しているものを含んでいます。

 

(r)事業用資産

  事業用資産は、主にホテルおよび研修所などの運営資産や、メガソーラーおよび火力発電所などの環境事業用資産であり、減価償却累計額控除後の価額で計上しています。減価償却方法は、主として当該資産の見積耐用年数を償却期間とした定額法であり、前連結会計年度および当連結会計年度の減価償却費は、それぞれ27,147百万円および30,448百万円です。また前連結会計年度末および当連結会計年度末現在の減価償却累計額は、それぞれ105,433百万円および132,184百万円です。見積耐用年数の最長期間は、建物が50年、構築物が60年、その他が30年です。

 

(s)受取手形、売掛金および未収入金

  受取手形、売掛金および未収入金は、主にリース物件・棚卸資産等の売却に伴う売掛金および債券売却による未収入金を含んでいます。

 

(t)棚卸資産

  棚卸資産は、主に販売用不動産の開発のための前渡金(以下、「販売用資産前渡金」)、完成在庫(契約後、引き渡しされるまでの物件を含む。(以下、「販売用不動産」))および販売用の商品を含んでいます(以下、販売用不動産および販売用の商品を総称して「販売用資産」)。販売用資産前渡金については減損考慮後の原価法、販売用資産については低価法により評価しています。棚卸資産の原価は、個々の棚卸資産に代替性がない場合には、個別法に基づき算定し、個々の棚卸資産に代替性がある場合には、主として平均法に基づいて算定しています。前連結会計年度末および当連結会計年度末現在において、販売用資産前渡金をそれぞれ56,156百万円および57,502百万円、販売用資産をそれぞれ69,857百万円および84,654百万円計上しています。

  前連結会計年度および当連結会計年度において、主に販売用資産について、予想販売価格の低下などにより評価損を認識し、それぞれ863百万円および2,510百万円を商品および不動産売上原価に計上しています。なお、当該評価損は主に事業投資・コンセッションセグメント、不動産セグメントおよび法人営業・メンテナンスリースセグメントに計上しています。

(u)社用資産

  社用資産は、減価償却累計額控除後の価額で計上し、当該資産の見積耐用年数を償却期間とした定率法または定額法により減価償却を行っています。前連結会計年度および当連結会計年度の減価償却費は、それぞれ7,714百万円および8,269百万円です。また、前連結会計年度末および当連結会計年度末現在の減価償却累計額は、それぞれ68,117百万円および68,524百万円です。見積耐用年数の最長期間は、建物および構築物が62年、備品等が20年です。

 

(v)使用権資産

  当社および子会社は、借手のリース取引から認識した使用権資産を、オペレーティング・リース投資、事業用資産および社用資産に計上しています。リース負債は、その他負債に計上しています。

  使用権資産は、リース負債の当初測定額に前払リース料等を調整した金額で当初測定し、償却累計額控除後の金額で計上しています。リース負債の当初測定額は、リース開始日現在の借手の追加借入利子率を使用して割り引いた未払リース料の現在価値です。ファイナンス・リース使用権資産は、主としてリース期間を償却期間とした定額法により償却を行っています。オペレーティング・リース使用権資産は、リース期間にわたって定額で計上されるオペレーティング・リース費用から利息費用を差し引いた金額で償却を行っています。ファイナンス・リース使用権資産の償却費およびオペレーティング・リース費用は、オペレーティング・リース原価、サービス費用、販売費および一般管理費に計上しています。

 

(w)その他資産

  その他資産は、主に買収により計上した営業権およびその他の無形資産、再保険契約に関する再保険貸、契約期間にわたり償却をしている保険募集費用の繰延額、不動産賃借に関わる保証金、賃貸不動産および事業用資産の建設に関わる前渡金、前払年金費用、リース契約に関する固定資産税・保守料・保険料の前払費用、サービス資産、デリバティブ資産、不動産請負工事契約に関連する契約資産および繰延税金資産を含んでいます。

 

(x)企業結合

  当社および子会社は、すべての企業結合を取得法により処理しています。また、企業結合により獲得される無形資産が、2つの基準(契約または法的基準および分離可能基準)のうちの1つに該当する場合には、営業権から分離して認識しています。営業権は取得対価および非支配持分の公正価値の合計が、企業結合によって取得した純資産の公正価値に基づく認識額を超過する部分として測定しています。当社および子会社は、取得対価および非支配持分の公正価値の合計額が認識された純資産の公正価値を下回る場合にはバーゲン・パーチェス益を認識しています。段階的な取得に伴い達成された企業結合については、既存持分を支配獲得日の公正価値で再評価し、当該評価差額を損益として認識しています。

 

(y)営業権およびその他の無形資産

  当社および子会社は、営業権および耐用年数を確定できない無形資産は償却を行わず、少なくとも年1回の減損テストを行っています。また、減損の可能性を示す事象または状況の変化が起きた場合、発生した時点において減損テストを行っています。

  当社および子会社は、2020年4月1日より、会計基準アップデート第2017-04号(営業権の減損テストの簡素化―会計基準編纂書350(無形資産―営業権とその他))を適用しています。営業権の減損は、減損テストを実施する前に、報
告単位の公正価値が営業権を含むその帳簿価額を下回っている可能性が50%超であるか否かについての定性的評価を
行うことが認められています。当社および子会社は、一部の営業権については定性的評価を行っていますが、その他
の営業権については定性的評価を行わずに直接減損テストを行っています。定性的評価を行っている一部の営業権に
ついて、事象や状況を総合的に評価した結果、報告単位の公正価値が帳簿価額を下回っている可能性が50%超でない
と判断した場合は、その報告単位については減損テストを行っていません。一方、報告単位の公正価値が帳簿価額を
下回っている可能性が50%超であると判断された営業権および定性的評価を行わない営業権については、減損テスト
を行っています。減損テストは、特定された報告単位の公正価値と帳簿価額を比較し、公正価値が帳簿価額を下回っている場合は、公正価値まで減額し、評価損を期間損益として認識しています。当社および子会社は、それぞれのセ
グメントまたはそれよりひとつ下のレベルの単位で、営業権の減損テストを行っています。

  耐用年数を確定できない無形資産の減損は、定量的な減損テストを実施する前に、耐用年数を確定できない無形資産が減損している可能性が50%超であるか否かについての定性的評価を行うことが認められています。当社および子会社は、一部の耐用年数を確定できない無形資産については定性的評価を行っていますが、その他の耐用年数を確定できない無形資産については定性的評価を行わずに直接定量的な減損テストを行っています。定性的評価を行っている一部の耐用年数を確定できない無形資産について、事象や状況を総合的に評価した結果、減損している可能性が50%超でないと判断した場合には、定量的な減損テストを行っていません。一方、減損している可能性が50%超であると判断された耐用年数を確定できない無形資産および定性的評価を行っていない耐用年数を確定できない無形資産については、当該無形資産の公正価値を算定して定量的な減損テストを行っています。耐用年数を確定できない無形資産の公正価値と帳簿価額を比較し、公正価値が帳簿価額を下回っている場合は、公正価値まで減額し、評価損を期間損益として認識しています。

  確定した耐用年数を持つ無形資産は、その耐用年数にわたって償却を行い、減損テストを行います。当社および子会社は、当該資産の減損の兆候を示唆する状況や環境の変化が生じた場合、回収可能性の判定を実施しています。当該資産から生じる割引前見積将来キャッシュ・フローが帳簿価額より低い場合は回収が困難であるとみなし、公正価値が帳簿価額より低い場合には公正価値まで評価減しています。

 

(z)支払手形、買掛金および未払金

  支払手形、買掛金および未払金は、主にリース物件・販売用の商品等の購入や分譲マンション等の工事に伴う買掛金、源泉所得税などの預り金を含んでいます。

 

(aa)その他負債

  その他負債は、主に借手のリース取引から認識したリース負債、借入金利息、賞与および年金に関わる未払費用、リース契約にかかる前受リース料、賃貸不動産等に関わる受入保証金、車両メンテナンスサービスやソフトウエアサービスに関連する契約負債、デリバティブ負債およびオフバランスシート信用エクスポージャーに対する信用損失引当金を含んでいます。

 

(ab)支払利息の資産計上

  当社および子会社は、主に建設および建造期間中の特定の環境事業用資産、長期不動産開発および船舶プロジェクトに関連する支払利息の資産計上を前連結会計年度および当連結会計年度において、それぞれ622百万円および858百万円行っています。

 

 

(ac)広告宣伝費

  広告宣伝費は、発生主義により計上しています。前連結会計年度および当連結会計年度に費用として計上された広告宣伝費は、それぞれ16,480百万円および17,313百万円です。

 

(ad)1株当たり利益

  基本的1株当たり利益は、当社株主に帰属する当期純利益を各年度の期中普通株式加重平均株式数で除して計算します。希薄化後1株当たり利益は、新株発行、株式への転換をもたらす権利の行使および約定の履行を考慮の上算定しています。

 

(ae)子会社持分の追加取得および一部売却

  子会社持分の追加取得および支配が継続する一部売却は資本取引として処理しています。また、支配の喪失を伴う子会社持分の一部売却においては、売却された持分に関連する実現損益および継続して保有する持分の公正価値の再測定による損益を認識しています。

 

(af)償還可能非支配持分

  一部の子会社の非支配持分は、株主に一定の事象が発生した場合に行使可能なプットおよびコールオプションを有している償還可能優先株式です。当該非支配持分の償還は当該子会社が単独で意思決定できないため、連結貸借対照表上、負債の部と資本の部の中間に見積償還額で計上しています。

 

(ag関連会社による株式発行

  関連会社が第三者に株式を発行した場合、当社および子会社の保有する関連会社に対する持分比率は減少しますが、当社および子会社の1株当たりの平均投資簿価と異なる価格で株式が発行された時には、当社および子会社は、保有する関連会社に対する投資簿価を修正し、その増減額を持分比率が変動した連結会計年度の損益として認識しています。

 

(ah)新たに公表または適用された会計基準

  2016年6月、会計基準書アップデート第2016-13号(金融商品の信用損失の測定―会計基準編纂書326(信用損失))が公表され、その後、それを修正するアップデートが公表されました。これらのアップデートは、多くの金融資産の信用損失の測定方法および認識方法の重要な変更をしています。新たな予想損失モデルは、これらのアップデートの適用対象となる金融資産の残存期間に発生することが見込まれる予想信用損失の見積もりをただちに認識することを要求しています。また、これらのアップデートは、売却可能負債証券の減損モデルに限定的な複数の修正を行っています。当社および子会社は、これらのアップデートを2020年4月1日に適用期の期首の利益剰余金額を累積的に調整する方法により適用しています。その結果、比較期間の財務情報は更新されず、信用損失基準のもとで要求される開示は2020年4月1日より前の期間について提供されません。信用損失引当金の見積方法の変更により、営業貸付金、リース純投資等の金融資産および金融保証契約やローン・コミットメント契約のオフバランスシート信用エクスポージャーに対する信用損失引当金が増加しました。当社および子会社の適用日における財政状態への主な影響は、連結貸借対照表上、信用損失引当金が31,745百万円の増加、オフバランスシート信用エクスポージャーに関連するその他負債が28,294百万円の増加、利益剰余金が42,855百万円の減少でした。また、当社および子会社は、これらのアップデートの要求に基づき、信用の質の情報や予想信用損失に関する見積もり方法等についての開示を拡充しています。

 

  2017年1月、会計基準書アップデート第2017-04号(営業権の減損テストの簡素化―会計基準編纂書350(無形資産―営業権とその他))が公表されました。このアップデートは、従来の2つのステップによる営業権の減損テストの第2ステップを削除しています。第2ステップの代わりに、営業権の減損は、報告単位の帳簿価額が公正価値を超過する金額により測定されることになります。また、ゼロ以下の帳簿価額をもつ報告単位について定性的評価を実施し、定性的テストの結果、減損している可能性が50%超であると判断された場合に、営業権の減損テストの第2ステップの実施を要求する規定を削除しました。当社および子会社は、このアップデートを2020年4月1日に適用しています。このアップデートの適用による当社および子会社の経営成績および財政状態への重要な影響はありませんでした。

 

  2018年8月、会計基準書アップデート第2018-12号(長期保険契約に関する会計処理の限定的な改善会計基準編纂書944(金融サービス保険))が公表され、その後に公表されたアップデートにより、当初の適用日は2年延期されました。これらのアップデートは、保険会社が発行する長期保険契約の認識、測定、表示および開示要求を変更しています。これらのアップデートは、保険会社に対し、有配当契約ではない伝統的な長期保険契約および短期払い契約に係る将来保険給付債務の測定に関して、使用するキャッシュ・フローの見積もりの前提を少なくとも年1回見直すことを要求するとともに、もし変更があれば前提を更新することを要求し、また、割引率を各報告期間の末日に更新することを要求しています。割引率の変更による影響は、その他の包括利益(損失)として計上されます。また、これらのアップデートは、市場リスクを伴う給付を公正価値で測定することを要求し、繰延募集費用の償却方法を簡素化しています。さらに、これらのアップデートは、長期保険契約について新たな開示を要求しています。これらのアップデートは、2022年12月15日より後に開始する会計年度およびその期中期間から適用されます。また、早期適用が認められています。これらのアップデートは、将来保険給付債務および繰延募集費用については、表示される最も古い会計期間の期首(以下、これらのアップデートの「移行日」)時点で有効な契約に対して修正遡及アプローチが適用され、遡及適用も認められています。市場リスクを伴う給付については、移行日より遡及して適用され、移行日における公正価値と帳簿価額の差額は、利益剰余金を調整します。ただし、契約日から移行日までの期間の商品固有の信用リスクの変動による累積的影響額は、移行日にその他の包括利益累計額に計上します。当社および子会社は、これらのアップデートを2023年4月1日に適用する予定です。これらのアップデートの適用による当社および子会社の経営成績および財政状態、ならびにこれらのアップデートによって要求される開示の変更への影響については、現在調査中です。

 

 2018年8月、会計基準書アップデート第2018-13号(開示フレームワーク―公正価値測定に関する開示規定の改訂―会計基準編纂書820(公正価値測定および開示))が公表されました。このアップデートは、公正価値測定について開示を改善するとともに追加の開示を要求しています。また、公正価値のヒエラルキーのレベル1とレベル2との間の振替金額および理由、レベル間の振替時期に関する方針、さらにレベル3に分類される公正価値測定の評価プロセスの開示要求を削除しています。当社および子会社は、開示要求の削除を2019年3月期第2四半期連結会計期間から早期適用しています。また、開示の改善および追加の開示要求に関しては、2020年4月1日から適用しています。このアップデートは開示規定に関するもので、このアップデートの適用による当社および子会社の経営成績および財政状態への影響はありませんでした。

 

  2018年8月、会計基準書アップデート第2018-14号(開示フレームワーク―確定給付制度に関する開示規定の改訂―会計基準編纂書715-20(報酬退職給付確定給付制度全体))が公表されました。このアップデートは、年金制度に関連する開示の追加および明確化、また翌年度に期間純年金費用として認識されると予想されるその他の包括利益の金額など一部の開示の削除を要求しています。当社および子会社は、このアップデートを2020年4月1日から適用しています。このアップデートは開示規定に関するもので、このアップデートの適用による当社および子会社の経営成績および財政状態への影響はありませんでした。

 

  2019年12月、会計基準書アップデート第2019-12号(法人税の会計処理の簡素化―会計基準書編纂書740(法人税等))が公表されました。このアップデートは、海外子会社が関連会社になった時点で、従来認識していなかった未分配利益に対する繰延税金負債を引き続き認識しないという例外、海外関連会社が子会社になった時点で、それまで認識していた未分配利益に対する繰延税金負債を取り崩さずに引き続き認識したままとする例外等を削除しています。また、法人税等に関する会計処理の一部を簡素化しています。このアップデートは2020年12月15日より後に開始する会計年度およびその期中期間から適用され、早期適用が認められています。海外関連会社および海外子会社の持分の変更に係る法人税の会計処理の簡素化は、適用期の期首の利益剰余金を累積的に調整する修正遡及アプローチにより適用され、その他の修正は開示されるすべての会計期間にわたる遡及アプローチ、適用期の期首の利益剰余金を累積的に調整する修正遡及アプローチ、もしくは将来に向かって適用されます。当社および子会社は、このアップデートを2021年4月1日に適用します。このアップデートの適用による当社および子会社の経営成績および財政状態、ならびにこのアップデートによって要求される開示の変更への重要な影響はありません。

 

  2020年1月、会計基準書アップデート第2020-01号(持分証券等とヘッジの相互関連の明確化-会計基準編纂書321(投資―持分証券)、323(投資―持分法とジョイント・ベンチャー)、815(デリバティブとヘッジ))が公表されました。このアップデートは321(投資―持分証券)の下で代替的測定法を採用している持分証券について、持分法の適用を開始または中止する際に、観察可能な取引を考慮した再測定が必要であることを明確化しています。また、デリバティブの定義を満たさない特定証券の先渡契約または購入オプションの考慮の範囲を明確化しています。このアップデートは2020年12月15日より後に開始する会計年度およびその期中期間から将来に向かって適用され、早期適用が認められています。当社および子会社は、このアップデートを2021年4月1日に適用します。このアップデートの適用による当社および子会社の経営成績および財政状態への重要な影響はありません。

 

  2020年3月、会計基準書アップデート第2020-04号(金利指標改革―会計基準編纂書848(財務報告における金利指標改革の影響の緩和))が公表され、その後、それを修正するアップデートが公表されました。これらのアップデートは、金利指標改革のために中止されると予想されるロンドン銀行間取引金利(LIBOR)またはその他の金利を参照する契約、ヘッジ関係その他の取引に、任意の簡便法と例外を提供します。これらのアップデートは、2020年3月12日から2022年12月31日まで有効です。当社および子会社は、当連結会計年度末現在において、これらのアップデートを適用していません。当社および子会社は、金利指標の移行期間中に、これらのアップデートを適用する予定です。これらのアップデートの適用による当社および子会社の経営成績および財政状態への影響については、現在調査中です。

 

3  公正価値測定

  当社および子会社は、公正価値の測定における評価技法に用いられるインプットを以下の3つに分類し、優先順位をつけています。

 

レベル1-測定日現在において入手できる同一の資産または負債の活発な市場における公表価額(非修正)のインプット

 

レベル2-直接的または間接的に当該資産または負債について観察可能なレベル1に含まれる公表価額以外のインプット

 

レベル3-当該資産または負債の観察不能なインプット

 

  また、当社および子会社は、すべての会計期間ごとに「継続的に」公正価値測定が求められる資産および負債と特定の環境下にある場合のみ「非継続的に」公正価値測定が求められる資産および負債とを区別しています。当社および子会社は、主に特定の売却予定の営業貸付金、短期売買目的負債証券、売却可能負債証券、特定の持分証券、デリバティブ、特定の再保険貸、変額年金保険契約および変額保険契約について継続的に公正価値を測定しています。

 

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在において継続的に公正価値測定を行った主な資産および負債の内訳は以下のとおりです。

前連結会計年度末

内容

合計

(百万円)

測定日における公正価値による測定に用いるインプット

同一資産または

負債の活発な市場における市場価額

(百万円)

その他の重要な

観察可能な

インプット

(百万円)

重要な観察不能な

インプット

(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

資産:

 

 

 

 

売却予定の営業貸付金 ※1

90,893

90,893

短期売買目的負債証券

7,431

7,431

売却可能負債証券:

1,631,185

21,490

1,521,342

88,353

日本および海外の国債 ※2

653,945

3,301

650,644

日本および海外の地方債

250,355

247,523

2,832

社債 ※3

596,477

18,189

574,294

3,994

米州のCMBS/RMBS

48,672

48,672

その他資産担保証券等

81,736

209

81,527

持分証券 ※4,※5

375,174

58,400

232,873

83,901

デリバティブ資産:

39,690

202

20,258

19,230

オプションの買建/売建、その他

21,346

2,116

19,230

先物契約、為替予約

13,265

202

13,063

通貨スワップ契約

5,079

5,079

相殺している金額 ※6

△9,152

相殺後デリバティブ資産

30,538

その他資産:

18,206

18,206

再保険貸 ※7

18,206

18,206

 資産合計

2,162,579

80,092

1,872,797

209,690

負債:

 

 

 

 

デリバティブ負債:

73,649

2,471

71,178

金利スワップ契約

44,002

44,002

オプションの買建/売建、その他

20,004

20,004

先物契約、為替予約

9,506

2,471

7,035

通貨スワップ契約

137

137

相殺している金額 ※6

△9,152

相殺後デリバティブ負債

64,497

保険契約債務および保険契約者勘定:

300,739

300,739

変額年金保険契約および変額保険契約 ※8

300,739

300,739

 負債合計

374,388

2,471

71,178

300,739

 

 

当連結会計年度末

内容

合計

(百万円)

測定日における公正価値による測定に用いるインプット

同一資産または

負債の活発な市場における市場価額

(百万円)

その他の重要な

観察可能な

インプット

(百万円)

重要な観察不能な

インプット

(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

資産:

 

 

 

 

売却予定の営業貸付金 ※1

63,272

63,272

短期売買目的負債証券

2,654

2,654

売却可能負債証券:

2,003,917

6,012

1,864,448

133,457

日本および海外の国債 ※2

821,158

3,105

818,053

日本および海外の地方債

276,276

273,515

2,761

社債 ※3

742,251

2,907

738,323

1,021

米州のCMBS/RMBS

34,457

34,457

その他資産担保証券等

129,775

100

129,675

持分証券 ※4,※5

396,465

82,039

223,016

91,410

デリバティブ資産:

22,696

352

8,521

13,823

金利スワップ契約

1,867

1,867

オプションの買建/売建、その他

19,504

5,681

13,823

先物契約、為替予約

1,179

352

827

通貨スワップ契約

146

146

相殺している金額 ※6

△1,944

相殺後デリバティブ資産

20,752

その他資産:

6,297

6,297

再保険貸 ※7

6,297

6,297

 資産合計

2,495,301

88,403

2,161,911

244,987

負債:

 

 

 

 

デリバティブ負債:

71,034

475

70,526

33

金利スワップ契約

23,818

23,818

オプションの買建/売建、その他

17,009

16,976

33

先物契約、為替予約

25,739

475

25,264

通貨スワップ契約

4,459

4,459

クレジット・デリバティブの買建

9

9

相殺している金額 ※6

△1,944

相殺後デリバティブ負債

69,090

保険契約債務および保険契約者勘定:

266,422

266,422

変額年金保険契約および変額保険契約 ※8

266,422

266,422

 負債合計

337,456

475

70,526

266,455

 

 

 ※1 一部の子会社は、売却予定の営業貸付金について、公正価値オプションを選択しました。これらの貸付金は、集合住宅や高齢者向け住宅ローン債権で、米連邦住宅抵当公庫(以下、「ファニーメイ」)、米連邦住宅抵当貸付公社(以下、「フレディマック」)や機関投資家に売却されます。前連結会計年度および当連結会計年度において、それぞれ公正価値の変動により生じた5,220百万円の利益および3,260百万円の損失をその他の損益に計上しています。また、前連結会計年度および当連結会計年度において、売却予定の営業貸付金に特有の信用リスクの変動により生じた評価損益の計上はありません。前連結会計年度末に保有していた売却予定の営業貸付金の未払元本総額および公正価値総額は、それぞれ84,906百万円および90,893百万円となり、公正価値総額が未払元本総額を5,987百万円上回っていました。当連結会計年度末現在保有する売却予定の営業貸付金の未払元本総額および公正価値総額は、それぞれ60,556百万円および63,272百万円となり、公正価値総額が未払元本総額を2,716百万円上回っていました。前連結会計年度末および当連結会計年度末現在保有する売却予定の営業貸付金のうち、90日以上期日を経過した債権または収益計上を停止している債権はありません。

 ※2 一部の子会社は、売却可能負債証券に含まれる海外の国債について、公正価値オプションを選択しました。前連結会計年度および当連結会計年度において、それぞれ公正価値の変動により生じた百万円および28百万円の損失を有価証券売却・評価損益および受取配当金に計上しています。また、前連結会計年度末および当連結会計年度末現在保有する公正価値オプションを選択した海外の国債の公正価値総額は、それぞれ780百万円および1,537百万円です。

 ※3 一部の子会社は、売却可能負債証券に含まれる海外の社債について、公正価値オプションを選択しました。前連結会計年度および当連結会計年度において、それぞれ公正価値の変動により生じた210百万円および1,080百万円の利益を有価証券売却・評価損益および受取配当金に計上しています。また、前連結会計年度末および当連結会計年度末現在保有する公正価値オプションを選択した海外の社債の公正価値総額は、それぞれ18,189百万円および2,907百万円です。

 ※4 一部の子会社は、持分証券に含まれる一部の投資ファンドについて、公正価値オプションを選択しました。前連結会計年度および当連結会計年度において、それぞれ公正価値の変動により生じた1,225百万円および3,187百万円の利益を有価証券売却・評価損益および受取配当金に計上しています。また、前連結会計年度末および当連結会計年度末現在保有する公正価値オプションを選択した投資ファンドの公正価値総額は、それぞれ6,326百万円および4,940百万円です。

 ※5 前連結会計年度末および当連結会計年度末現在において、それぞれ11,631百万円および13,737百万円の1株当たり純資産価値で測定された投資ファンドを含んでいません。

 ※6 デリバティブ資産および負債の取引相手毎の相殺額です。

 ※7 一部の子会社は、保有する変額年金保険契約および変額保険契約の再保険契約について、公正価値オプションを選択しました。前連結会計年度末および当連結会計年度末現在、その他資産に含まれる公正価値オプションを選択した再保険契約の公正価値総額は、それぞれ18,206百万円および6,297百万円です。なお、前連結会計年度および当連結会計年度において、公正価値の変動が損益に与える影響については、注記26「生命保険事業」をご参照ください。

 ※8 一部の子会社は、保有する変額年金保険契約および変額保険契約全体について、公正価値オプションを選択しました。前連結会計年度末および当連結会計年度末現在、保険契約債務および保険契約者勘定に含まれる公正価値オプションを選択した変額年金保険契約および変額保険契約の公正価値は、それぞれ300,739百万円および266,422百万円です。なお、前連結会計年度および当連結会計年度において、公正価値の変動が損益に与える影響については、注記26「生命保険事業」をご参照ください。

 

  重要な観察不能なインプット(レベル3)を用いて継続的に公正価値測定を行った資産および負債(純額)の前連結会計年度および当連結会計年度における調整表は以下のとおりです。

前連結会計年度

内容

前連結

会計年度

期首

(百万円)

(未実現および実現)損益

購入

(百万円)

※3

売却

(百万円)

 

決済

(百万円)

※4

レベル3

への転入/からの転出(純額)

(百万円)

前連結会計年度末

(百万円)

当期純利益に含まれる損益のうち、

前連結会計

年度末現在保有する資産

および負債の

未実現損益(百万円)

※1

当期純利益に含まれる額

(百万円)

※1

その他の包括利益に含まれる額

(百万円)

※2

合計

(百万円)

売却可能負債証券:

100,447

1,291

△13,721

△12,430

41,270

△3,925

△34,018

△2,991

88,353

131

日本および海外の地方債

2,888

△56

△56

2,832

社債

7,158

△8

△8

900

△1,065

△2,991

3,994

その他資産担保証券等

90,401

1,291

△13,657

△12,366

40,370

△3,925

△32,953

81,527

131

持分証券:

61,193

8,197

△1,641

6,556

31,725

△10,108

△5,465

83,901

8,033

投資ファンド

61,193

8,197

△1,641

6,556

31,725

△10,108

△5,465

83,901

8,033

デリバティブ資産

および負債(純額):

5,272

10,402

△192

10,210

3,748

19,230

10,402

オプションの買建/

売建、その他

5,272

10,402

△192

10,210

3,748

19,230

10,402

その他資産:

12,449

2,937

2,937

3,053

△233

18,206

2,937

再保険貸 ※5

12,449

2,937

2,937

3,053

△233

18,206

2,937

保険契約債務

および保険契約者勘定:

360,198

4,802

1,215

6,017

△53,442

300,739

4,802

変額年金保険契約

および変額保険契約 ※6

360,198

4,802

1,215

6,017

△53,442

300,739

4,802

 

 

当連結会計年度

内容

当連結

会計年度

期首

(百万円)

(未実現および実現)損益

購入

(百万円)

※3

売却

(百万円)

 

決済

(百万円)

※4

レベル3

への転入/からの転出(純額)

(百万円)

当連結会計年度末

(百万円)

当期純利益に含まれる損益のうち、当連結会計年度末現在保有する資産

および負債の

未実現損益

(百万円)

※1

その他の包括利益に含まれる損益のうち、当連結会計年度末現在保有する資産

および負債の

未実現損益

(百万円)

※2

当期純利益に含まれる額

(百万円)

※1

その他の包括利益に含まれる額

(百万円)

※2

合計

(百万円)

売却可能負債証券:

88,353

△1,065

14,870

13,805

51,270

△12,890

△5,187

△1,894

133,457

△1,228

14,729

日本および海外の地方債

2,832

△115

44

△71

2,761

△115

44

社債

3,994

1

1

△974

△2,000

1,021

1

その他資産担保証券等

81,527

△950

14,825

13,875

51,270

△12,890

△4,213

106

129,675

△1,113

14,684

持分証券:

83,901

14,304

1,765

16,069

2,001

△4,718

△5,518

△325

91,410

14,042

1,769

投資ファンド

83,901

14,304

1,765

16,069

2,001

△4,718

△5,518

△325

91,410

14,042

1,769

デリバティブ資産

および負債(純額):

19,230

△5,474

34

△5,440

13,790

△5,474

34

オプションの買建/

売建、その他

19,230

△5,474

34

△5,440

13,790

△5,474

34

その他資産:

18,206

△14,201

△14,201

2,713

△421

6,297

△14,201

再保険貸 ※5

18,206

△14,201

△14,201

2,713

△421

6,297

△14,201

保険契約債務

および保険契約者勘定:

300,739

△42,066

△1,248

△43,314

△77,631

266,422

△42,066

△1,248

変額年金保険契約

および変額保険契約 ※6

300,739

△42,066

△1,248

△43,314

△77,631

266,422

△42,066

△1,248

※1  主に、売却可能負債証券から生じるものは有価証券売却・評価損益および受取配当金、有価証券評価損または生命保険料収入および運用益、持分証券から生じるものは有価証券売却・評価損益および受取配当金、デリバティブ資産および負債(純額)から生じるものはその他の損益にそれぞれ計上しています。また、売却可能負債証券については、金融収益として表示される、利息の償却による調整を含んでいます。

※2  売却可能負債証券から生じるものは未実現有価証券評価損益および為替換算調整勘定、持分証券およびデリバティブ資産および負債(純額)から生じるものは主に為替換算調整勘定、保険契約債務および保険契約者勘定から生じるものは金融負債評価調整に含んでいます。

※3  買収および再保険会社への出再による増加を含んでいます。

※4  再保険収入の受取による減少、死亡、解約および運用期間満了に伴う変額年金保険契約者および変額保険契約者への支払等による減少を含んでいます。

※5  上表の当期純利益に含まれる額のうち、再保険契約の公正価値の変動額を生命保険費用に計上し、再保険料から再保険収入を控除した金額を収益のマイナスとして生命保険料収入および運用益に計上しています。

  上表の当純利益に含まれる額は、変額年金保険契約者および変額保険契約者のために運用する裏付投資資産の運用見合いの損益、変額年金保険契約および変額保険契約の最低保証の履行リスクの変動に伴う保険契約債務および保険契約者勘定の公正価値の変動、ならびに保険金や年金の支払事由等の発生に伴う費用等を含んでおり、それらを生命保険費用に計上しています。

 

  前連結会計年度において、社債のうち2,991百万円を観察可能なインプットがとれるようになったため、レベル3からレベル2へ転出しています。

 

  当連結会計年度において、社債のうち2,000百万円および投資ファンドのうち325百万円を観察可能なインプットがとれるようになったため、レベル3からレベル2へ転出しています。一方で、その他資産担保証券等のうち106百万円を観察可能なインプットがとれなくなったため、レベル2からレベル3へ転入しています。

 

 

  前連結会計年度および当連結会計年度において、非継続的に公正価値測定を行った主な資産の内訳は以下のとおりです。なお、これらの資産は主に減損の認識のために非継続的な公正価値測定を行っています。

前連結会計年度

資産内容

合計

(百万円)

測定日における公正価値による測定に用いるインプット

同一資産の活発な

市場における市場価額

(百万円)

その他の重要な

観察可能なインプット

(百万円)

重要な観察不能な

インプット

(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

売却予定の営業貸付金

4,823

4,823

不動産担保価値依存の営業貸付金

(貸倒引当金控除後)

12,557

12,557

オペレーティング・リース投資

および事業用資産

5,731

1,193

4,538

一部の関連会社投資

11,213

8,741

2,472

合計

34,324

8,741

1,193

24,390

 

当連結会計年度

資産内容

合計

(百万円)

測定日における公正価値による測定に用いるインプット

同一資産の活発な

市場における市場価額

(百万円)

その他の重要な

観察可能なインプット

(百万円)

重要な観察不能な

インプット

(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

売却予定の営業貸付金

238

238

不動産担保価値依存の営業貸付金

(信用損失引当金控除後)

10,679

10,679

オペレーティング・リース投資

および事業用資産

6,740

1,806

4,934

一部の持分証券

10,486

6,909

3,577

一部の関連会社投資

11,413

8,799

2,614

一部の営業権

775

775

合計

40,331

8,799

8,953

22,579

 

  公正価値測定の主な評価技法は、以下のとおりです。

 

売却予定の営業貸付金

  営業貸付金のうち、当社が予測可能な将来において第三者へ売却を行う意図と能力を有しているものは売却予定の営業貸付金とみなされます。米州の売却予定の営業貸付金は、国債レートやスワップレート、マーケットスプレッド等の市場価額以外の観察可能なインプットを使用したマーケットアプローチに基づき評価しているものについては、レベル2に分類しています。市場で観察不能なインプットを含む割引キャッシュ・フロー法に基づき評価しているものについては、レベル3に分類しています。

 

不動産担保価値依存の営業貸付金

  信用損失引当金の見積もりにおいて、大口で均質でない営業貸付金は、将来キャッシュ・フローの現在価値、観察可能な市場価額、あるいは貸付金が担保に依存している場合には貸付金を保全する担保の公正価値に基づいて、個別に評価されます。会計基準編纂書820(公正価値測定)によると、信用の質が悪化した営業貸付金の評価を、現在価値技法を用いて行っている場合には公正価値測定とはみなされません。しかし、信用の質が悪化した営業貸付金の評価において、貸付金の観察可能な市場価額または担保依存貸付金につき保全する担保の公正価値に基づいて評価を行っている場合は公正価値測定とみなされ、非継続的な公正価値測定の開示対象とされています。

  不動産担保の公正価値については、状況に応じて、同種の資産の売却を含む最近の取引事例やその他の評価技法、例えば稼動中の既存資産または開発プロジェクトの完成により生み出されると見積もられる将来キャッシュ・フローを使った割引キャッシュ・フロー法などに基づき、独立した鑑定機関や内部の不動産鑑定士により評価されます。通常、年1回新しい鑑定評価を取得しています。さらに、担保不動産の状況を定期的にモニタリングし、公正価値に重要な影響を及ぼすかもしれない重要な変化が生じた場合には新しい鑑定評価を取得しています。これらの鑑定価格には、観察不能なインプットを含むと考えられるため、レベル3に分類しています。これらの観察不能なインプットには割引率やキャップレートおよび担保不動産の見積もり将来キャッシュ・フローが含まれ、一般的に公正価値は割引率やキャップレートの下落によって上昇し、上昇によって下落します。また、見積もり将来キャッシュ・フローの減少によって公正価値は下落し、増加によって上昇します。

 

オペレーティング・リース投資および事業用資産、開発中および未開発の土地や建物

  公正価値測定を行っているオペレーティング・リース投資は、ほとんどが不動産です。オペレーティング・リース投資および事業用資産、開発中または未開発の土地および建物の公正価値は、状況に応じて、同種の資産の売却を含む最近の取引事例やその他の評価技法、例えば稼動中の既存資産または開発プロジェクトの完成により生み出されると見積もられる将来キャッシュ・フローを使った割引キャッシュ・フロー法などに基づき、独立した鑑定機関や内部の不動産鑑定士により評価され、観察不能なインプットを含むため、レベル3に分類しています。これらの観察不能なインプットには割引率や当該資産またはプロジェクトの見積もり将来キャッシュ・フローを含み、一般的に公正価値は割引率の下落によって上昇し、上昇によって下落します。また、見積もり将来キャッシュ・フローの減少によって公正価値は下落し、増加によって上昇します。

  一部の子会社で保有する動産について、類似した資産の相場価額など、レベル1に含まれる公表価額以外の観察可能なインプットに基づき公正価値測定を行うものについては、レベル2に分類しています。

 

短期売買目的負債証券および売却可能負債証券

  活発な市場での市場価額が入手できるものについては、市場価額を使用し、レベル1に分類しています。活発な市場での市場価額が入手できない場合、類似した資産の相場価額など、レベル1に含まれる公表価額以外の観察可能なインプットに基づき公正価値測定を行うものについては、レベル2に分類しています。市場価額が入手できず、観察可能なインプットもない場合には、公正価値測定は割引キャッシュ・フロー法および第三者の算定する価格に基づき評価しています。評価モデルおよび第三者の算定する価格を使用する場合には観察不能なインプットを含むため、レベル3に分類しています。なお、第三者の算定する価格に基づき評価を行う場合には、類似する金融商品の価格や関連するベンチマーク等の市場のデータを元にその妥当性を検証しています。

 

  米州のCMBS/RMBSおよびその他資産担保証券は、取引価格や入札価格等のインプットが観察可能なものはレベル2に、観察不能なインプットを使用して公正価値評価しているものはレベル3に分類しています。インプットが観察可能かどうかの判断に際しては、最近の取引事例の欠如、取得した価格情報が最近の情報に基づいていない、または時期や値付業者によって当該価格情報が大きく変わる状況、リスク・プレミアムの大幅な上昇を示唆する何らかの状況、売気配と買気配の幅の拡大、新規発行の大幅な減少、相対取引等のため公開情報がまったくないかほとんどないような状況、その他の諸要因を評価し判断しています。米州のCMBS/RMBSおよびその他資産担保証券については、取引価格や入札価格等の観察可能なインプットに基づき公正価値測定を行うものはレベル2に分類しています。一方、発行年度の古いものや投資適格未満とされるものについては、観察可能な取引は不足し、ブローカーや独立したプライシングサービスからの価格情報に依拠することはできないと判断しています。その結果、それらの負債証券の公正価値を測定するために、割引キャッシュ・フロー法などを用いて(レベル3インプットを含む)自社モデルを開発し、それらをレベル3に分類しています。このモデルの使用にあたって、該当する証券の予想キャッシュ・フローを、市場参加者が想定するであろうクレジット・リスクと流動性リスクを見積もって織り込んだ割引率で割り引いています。また、予想キャッシュ・フローは、デフォルト率や繰上償還率、当該証券への返済の優先順位等の想定に基づき見積もっています。米州のCMBS/RMBSおよびその他資産担保証券の公正価値は、一般的に割引率とデフォルト率の下落によって上昇し、割引率とデフォルト率の上昇によって下落します。

 

持分証券および関連会社投資

  活発な市場での公表価額が入手できるものについては、市場価額を使用し、レベル1に分類しています。活発な市場での市場価額が入手できない場合、類似した資産の相場価額など、レベル1に含まれる公表価額以外の観察可能なインプットに基づき公正価値測定を行うものについては、レベル2に分類しています。投資会社に該当する一部の米州子会社が保有する投資ファンド、一部の持分証券および一部の関連会社投資については、割引キャッシュ・フロー法およびマルチプル法の組合せならびに第三者の算定する価格に基づき公正価値評価しているため、レベル3に分類しています。割引キャッシュ・フロー法は、投資先の将来キャッシュ・フローおよび加重平均資本コストなどを使用しています。マルチプル法は、投資先のキャッシュ・フローの実績や予測、類似の企業および類似の買収事例におけるEBITDAマルチプル等を使用しています。また、一部の子会社が保有する一部の投資ファンドについては、公正価値オプションを選択し、市場で観察不能なインプットに基づいた純資産価額をもとに割引計算する方法ならびに第三者の算定する価格に基づき公正価値評価しているため、レベル3に分類しています。

 

デリバティブ

  取引所取引を行っているデリバティブについては取引市場価額を用い、レベル1に分類しています。店頭取引を行っているデリバティブの公正価値は一般的なモデルおよび割引キャッシュ・フロー法に基づいています。その際に使用するイールドカーブやボラティリティなどのインプットが市場で観察可能なものであればレベル2、市場で観察可能でないものであればレベル3にそれぞれ分類しています。これらの観察不能なインプットには割引率が含まれ、公正価値は割引率の下落によって上昇し、上昇によって下落します。

 

再保険貸

  一部の子会社は、一部の再保険契約について、変額年金保険契約および変額保険契約にかかる最低保証の履行リスクの変動に伴う保険契約債務および保険契約者勘定の公正価値の変動から生じる損益の一部を減殺するため公正価値オプションを選択しています。当該子会社は、再保険契約を割引キャッシュ・フロー法に基づいて算定し、観察不能なインプットを使用しているため、当該再保険契約の公正価値測定をレベル3に分類しています。

 

変額年金保険契約および変額保険契約

  一部の子会社は、保有する変額年金保険契約および変額保険契約全体について、当該保険契約の公正価値の変動による損益の大部分を、保険契約者のために保有する運用資産、デリバティブ契約から生じる損益、および再保険契約の公正価値変動による損益によって減殺する目的で、公正価値オプションを選択しています。変額年金保険の公正価値は、変額年金保険契約者および変額保険契約者のために運用する投資有価証券等の公正価値の変動に連動しています。保険契約者のために運用する投資有価証券は主に市場で取引される持分証券で構成されています。さらに、変額年金保険契約および変額保険契約は、最低保証リスクにさらされているため、当該子会社は、変額年金保険契約および変額保険契約全体の公正価値を、裏付けとなる投資の公正価値に最低保証リスクの公正価値を調整して測定しています。当該子会社は、当該最低保証リスクによる調整金額を割引キャッシュ・フロー法に基づいて算定し、観察不能なインプットを使用しているため、変額年金保険契約および変額保険契約全体の公正価値測定をレベル3に分類しています。

 

営業権

  営業権の公正価値の評価技法につきましては、注記15「営業権およびその他の無形資産」をご参照ください。

 

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在において、重要な観察不能なインプット(レベル3)を用いて継続的に公正価値測定を行った資産および負債のインプットに関する情報は以下のとおりです。

前連結会計年度末

資産および負債内容

公正価値

(百万円)

評価技法

重要な観察不能なインプット

インプットの範囲(加重平均値)

 

売却可能負債証券:

 

 

 

 

 

日本および海外の地方債

2,832

割引キャッシュ・フロー法

割引率

8.5%

 

(8.5%)

 

社債

1,995

割引キャッシュ・フロー法

割引率

0.4%-2.5%

 

(0.8%)

 

1,999

第三者算定価格

 

その他資産担保証券等

20,582

割引キャッシュ・フロー法

割引率

1.0%-51.2%

(12.1%)

デフォルト率

1.9%

(1.9%)

60,945

第三者算定価格

 

持分証券:

 

 

 

 

 

投資ファンド

5,714

内部キャッシュ・フロー法

割引率

0.0%

 

(0.0%)

 

54,898

割引キャッシュ・フロー法

加重平均資本コスト

7.6%-19.1%

 

(16.5%)

 

EV/ターミナルEBITDAマルチプル

7.0倍-11.9倍

 

(9.3倍)

 

マルチプル法

EV/過去12カ月EBITDAマルチプル

7.5倍-11.8倍

 

(9.4倍)

 

EV/将来12カ月EBITDAマルチプル

6.5倍-10.3倍

 

(8.4倍)

 

EV/過去12カ月

類似取引EBITDAマルチプル

7.5倍-12.1倍

 

(9.5倍)

 

23,289

第三者算定価格

 

デリバティブ資産:

 

 

 

 

 

オプションの買建/売建、その他

19,170

割引キャッシュ・フロー法

割引率

12.0%-33.0%

 

(14.4%)

 

60

第三者算定価格

 

その他資産:

 

 

 

 

 

再保険貸

18,206

割引キャッシュ・フロー法

割引率

△0.2%-0.6%

 

(0.2%)

 

死亡率

0.0%-100.0%

 

(1.4%)

 

解約率

1.5%-14.0%

 

(7.1%)

 

年金開始率

(最低年金額保証)

0.0%-100.0%

 

(100.0%)

資産合計

209,690

 

 

 

 

 

保険契約債務および保険契約者勘定:

 

 

 

 

 

変額年金保険契約および変額保険契約

300,739

割引キャッシュ・フロー法

割引率

△0.2%-0.6%

 

(0.2%)

 

死亡率

0.0%-100.0%

 

(1.3%)

 

解約率

1.5%-30.0%

 

(6.9%)

 

年金開始率

(最低年金額保証)

0.0%-100.0%

 

(80.9%)

負債合計

300,739

 

 

 

 

 

当連結会計年度末

資産および負債内容

公正価値

(百万円)

評価技法

重要な観察不能なインプット

インプットの範囲(加重平均値)

 

売却可能負債証券:

 

 

 

 

 

日本および海外の地方債

2,761

第三者算定価格

 

 

社債

1,021

割引キャッシュ・フロー法

割引率

0.3%-1.8%

 

(0.7%)

 

その他資産担保証券等

25,891

割引キャッシュ・フロー法

割引率

1.0%-51.2%

(11.1%)

デフォルト率

1.9%

(1.9%)

103,784

第三者算定価格

 

持分証券:

 

 

 

 

 

投資ファンド

78,134

割引キャッシュ・フロー法

加重平均資本コスト

13.1%-18.7%

 

(16.8%)

 

EV/ターミナルEBITDAマルチプル

7.3倍-10.5倍

 

(8.6倍)

 

マルチプル法

EV/過去12カ月EBITDAマルチプル

6.8倍-9.5倍

 

(7.8倍)

 

EV/将来12カ月EBITDAマルチプル

7.6倍-11.6倍

 

(9.0倍)

 

EV/過去12カ月

類似取引EBITDAマルチプル

7.7倍-10.9倍

 

(9.1倍)

 

13,276

第三者算定価格

 

デリバティブ資産:

 

 

 

 

 

オプションの買建/売建、その他

13,762

割引キャッシュ・フロー法

割引率

12.0%-33.0%

 

(14.3%)

 

61

第三者算定価格

 

その他資産:

 

 

 

 

 

再保険貸

6,297

割引キャッシュ・フロー法

割引率

0.0%-0.4%

 

(0.1%)

 

死亡率

0.0%-100.0%

 

(1.6%)

 

解約率

1.5%-14.0%

 

(6.7%)

 

年金開始率

(最低年金額保証)

0.0%-100.0%

 

(100.0%)

資産合計

244,987

 

 

 

 

 

デリバティブ負債:

 

 

 

 

 

オプションの買建/売建、その他

33

第三者算定価格

 

 

保険契約債務および保険契約者勘定:

 

 

 

 

 

変額年金保険契約および変額保険契約

266,422

割引キャッシュ・フロー法

割引率

0.0%-0.4%

 

(0.1%)

 

死亡率

0.0%-100.0%

 

(1.6%)

 

解約率

1.5%-30.0%

 

(6.9%)

 

年金開始率

(最低年金額保証)

0.0%-100.0%

 

(76.7%)

負債合計

266,455

 

 

 

 

 

  前連結会計年度および当連結会計年度において、重要な観察不能なインプット(レベル3)を用いて非継続的に公正価値測定を行った資産のインプットに関する情報は以下のとおりです。

前連結会計年度

資産内容

公正価値

(百万円)

評価技法

重要な観察不能な

インプット

インプットの範囲(加重平均値)

売却予定の営業貸付金

4,823

割引キャッシュ・フロー法

割引率

5.7%-7.7%

(6.8%)

不動産担保価値依存の

営業貸付金

(貸倒引当金控除後)

12,557

直接還元法

キャップレート

5.6%-7.0%

(6.0%)

第三者算定価格

オペレーティング・リース投資および事業用資産

302

直接還元法

キャップレート

4.3%

(4.3%)

割引キャッシュ・フロー法

割引率

4.1%

(4.1%)

4,236

第三者算定価格

一部の関連会社投資

359

割引キャッシュ・フロー法

加重平均資本コスト

14.0%

(14.0%)

マルチプル法

EV/過去12カ月

類似取引EBITDA

マルチプル

7.0倍

(7.0倍)

EV/過去3年平均

類似取引EBITDA

マルチプル

7.0倍

(7.0倍)

2,113

第三者算定価格

合計

24,390

 

 

 

 

当連結会計年度

資産内容

公正価値

(百万円)

評価技法

重要な観察不能な

インプット

インプットの範囲(加重平均値)

不動産担保価値依存の

営業貸付金

(信用損失引当金控除後)

1,953

直接還元法

キャップレート

5.1%-7.0%

(5.9%)

8,726

第三者算定価格

オペレーティング・リース投資および事業用資産

4,934

第三者算定価格

一部の持分証券

3,577

第三者算定価格

一部の関連会社投資

2,614

第三者算定価格

一部の営業権

775

マルチプル法

EV/過去12カ月

類似取引EBITDA

マルチプル

5.5倍

(5.5倍)

合計

22,579

 

 

 

 

  当社および子会社は、レベル3の資産および負債の公正価値を決定するために、割引キャッシュ・フロー法や自社で開発したモデルを使用しています。これらの評価技法を使用するために、資産および負債に関連するインプットや前提条件を決定します。インプットや前提条件には、上表に記載しているような重要な観察不能なインプットを含み、これらの観察不能なインプットが変動した場合、公正価値に重要な影響を与える可能性があります。

 

  ある観察不能なインプットは、その変動が資産および負債の公正価値に一貫した方向で影響します。一方、その資産および負債の公正価値は、他のインプットの変動に対して逆方向に変動する可能性があります。複数のインプットが資産および負債の評価技法に使用されている場合、ひとつのインプットのある方向への変動は、他のインプットの逆方向の変動により相殺され、全体としては当該資産および負債の公正価値への影響が弱められることがあります。加えて、ある観察不能なインプットの変動が、他の観察不能なインプットを変動させることがあり、公正価値への影響を弱めることも強めることもあります。

 

  観察不能なインプットは、資産および負債の公正価値で加重平均しています。

 

  各インプットの不確実性に関する分析は、上記の主な評価技法をご参照ください。

 

4  買収および事業売却

(1)事業取得

前連結会計年度の当社および子会社による買収の取得金額は、190,119百万円であり、主に現金により支払われました。これらの買収により計上された営業権は46,522百万円であり、税務上損金に算入されません。また、営業権以外の無形資産を20,437百万円計上しています。

 

当連結会計年度の当社および子会社による買収の取得金額は、104,197百万円であり、主に現金により支払われました。これらの買収により計上された営業権は59,186百万円であり、税務上損金に算入されません。また、営業権以外の無形資産を30,595百万円計上しています。当社は営業権の金額決定にあたり、買収先の純資産額の構成要素に関する概算見積もりを反映しています。当連結会計年度末現在、一部の会社において、取得後間もないことから、取得した一部の無形資産に関する最終的な公正価値測定が未了であり、取得原価の配分が終了しておらず、無形資産および営業権の金額が変更される可能性があります。これらの買収は、主に事業投資・コンセッションセグメントおよびORIX Europeセグメントに含まれています。

 

前連結会計年度および当連結会計年度におけるバーゲン・パーチェス益は、それぞれ955百万円および4,966百万円です。前連結会計年度において、前々連結会計年度に行った買収のうち2件において、前連結会計年度に取得原価の配分が完了した結果、取得資産と引受負債の差額である純資産の公正価値を、取得対価の公正価値が下回り、法人営業・メンテナンスリースセグメントで955百万円のバーゲン・パーチェス益を計上しました。当連結会計年度において、前連結会計年度に行った買収のうち風力発電事業を行うインドの投資先及びその他1件において、当連結会計年度に取得原価の配分が完了した結果、取得資産と引受負債の差額である純資産の公正価値を、取得対価の公正価値が下回り、環境エネルギーセグメントで4,365百万円、事業投資・コンセッションセグメントで601百万円のバーゲン・パーチェス益を計上しました。

 

営業権のセグメント区分は注記15「営業権およびその他の無形資産」に記載しています。

 

(2) 事業売却

前連結会計年度および当連結会計年度における子会社・関連会社株式売却損益および清算損は、それぞれ74,001百万円および23,300百万円です。前連結会計年度に計上した子会社・関連会社株式売却損益および清算損は、主にORIX USAセグメントで26,424百万円、事業投資・コンセッションセグメントで18,127百万円、不動産セグメントで16,223百万円およびORIX Europeセグメントで13,085百万円です。当連結会計年度に計上した子会社・関連会社株式売却損益および清算損は、主に環境エネルギーセグメントで11,516百万円、アジア・豪州セグメントで6,604百万円、およびORIX USAセグメントで4,261百万円です。

 

当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しました。この変更により、前連結会計年度のセグメント数値を組替再表示しています。

 

5  顧客との契約から生じる収益

  前連結会計年度および連結会計年度における、顧客との契約およびその他の源泉から認識した収益は以下のとおりです。

 

前連結会計年度

(百万円)

当連結会計年度

(百万円)

財またはサービスの種類別

 

 

商品売上高

287,558

321,883

不動産売上高

118,953

89,070

アセットマネジメントおよびサービシング収入

181,851

173,191

自動車関連サービス収入

77,987

72,000

施設運営事業収入

69,297

23,811

環境エネルギー事業関連サービス収入

141,532

137,011

不動産管理および仲介収入

104,110

101,942

不動産請負工事売上高

88,966

80,179

その他

104,059

88,468

顧客との契約から認識した収益合計

1,174,313

1,087,555

その他の源泉から認識した収益 ※

8,210

3,247

 商品および不動産売上高

 ならびにサービス収入合計

1,182,523

1,090,802

  その他の源泉から認識した収益は、顧客との契約から生じる収益の範囲外の収益です。

 

  前連結会計年度および当連結会計年度における「商品および不動産売上原価」ならびに「サービス費用」の内訳は以下のとおりです。

 

前連結会計年度

(百万円)

当連結会計年度

(百万円)

財またはサービスの種類別

 

 

商品売上原価

247,036

272,657

不動産売上原価

106,970

75,064

アセットマネジメントおよびサービシング費用

37,808

42,145

自動車関連サービス費用

48,579

45,734

施設運営事業費用

66,163

41,461

環境エネルギー事業関連サービス費用

110,899

105,246

不動産管理および仲介関連費用

94,119

89,685

不動産請負工事原価

76,983

69,815

その他

49,363

45,147

 商品および不動産売上原価

 ならびにサービス費用合計

837,920

786,954

 

  当社および子会社は、顧客との契約において約束した財またはサービスの支配が移転したときに、その移転した財またはサービスと交換に権利を得ると見込む対価を反映した金額で収益を認識しています。収益からは、値引き、リベートおよび返品等を控除し、また、第三者のために回収する金額を除いています。特定された財またはサービスごとに、当社および子会社が取引の本人か代理人かを判定します。他の当事者が関与する取引においては、顧客に財またはサービスの支配が移転する前に当社および子会社がそれらを支配している場合には、取引の本人として収益を総額で認識します。なお、下記アセットマネジメント業務における成功報酬を除き、収益に含まれる対価に重要な変動性はありません。また、取引対価に重大な金融要素は含んでいません。

 

  財またはサービスの種類別および地域別の収益のセグメント別の内訳は、注記34「セグメント情報」をご参照ください。

 

  財またはサービスの種類別の主な収益認識方法は以下のとおりです。

 

商品売上高

  当社および子会社は、貴金属や医療用機器、業務ソフトウエア他様々な商品を顧客へ販売しています。商品販売による収益は、顧客へ商品の支配が移転した時点で認識しています。当社および子会社は支配の移転を、顧客への商品の出荷または引き渡し、あるいは顧客による検収に基づき決定しています。

 

不動産売上高

  一部の子会社は、不動産の住宅分譲事業を行っています。一戸建ておよび分譲マンション等の販売によって得られる収益は、顧客へ不動産を引き渡した時点で認識しています。

 

アセットマネジメントおよびサービシング収入

  一部の子会社は、金融商品の運用、不動産等の運用および維持管理サービスを顧客に提供しています。また、当社および子会社は顧客に代わって貸付金等の回収業務を行っています。アセットマネジメントおよびサービシング収入には主に管理手数料、サービシング手数料および成功報酬が含まれます。管理手数料およびサービシング手数料収入は、履行義務の充足につれて顧客がサービスの提供を受けると同時に消費するため、顧客との契約期間にわたり認識しています。管理手数料は、管理する投資ファンドの純資産額または運用資産の市場価値に、契約上定められた率を乗じて計算しています。サービシング手数料は、管理する資産額に契約で定められた率を乗じて計算しています。ファンドの業績に基づく成功報酬は、履行義務が充足された時に、不確実性がその後解消された際に認識した収益の累計額に重大な戻入れが生じない可能性が高い金額で認識しています。成功報酬の見積もりには、契約条件に基づき最も起こり得ると考える金額(最頻値法)を適用しています。なお、自社で組成し投資家へ売却した金融資産にかかるサービシング手数料は、報酬として適正な水準を上回る場合にはサービス資産を、下回る場合にはサービス負債として会計処理しており、顧客との契約から生じる収益の範囲外です。

 

自動車関連サービス収入

  一部の子会社は、自動車関連サービスとして、主に車両メンテナンスサービスを顧客に提供しています。このサービスにおいては、履行義務の充足につれて顧客がサービスの提供を受けると同時に消費するため、収益は、顧客との契約期間にわたり認識しています。進捗度は、顧客への支配の移転を適切に表す発生原価に基づき測定しています。顧客から対価の一部を履行義務の充足前に受領しており、契約負債として、連結貸借対照表上、その他負債へ計上しています。

 

施設運営事業収入

  当社および子会社は、ホテル・旅館、研修所、多目的ドーム等を運営しています。これらにかかる収益は、履行義務の充足につれて顧客がサービスの提供を受けると同時に消費するため、顧客による施設利用期間にわたり認識しており、その利用期間を基に、顧客に移転するサービスの価値を直接測定しています。多目的ドーム運営において顧客から対価の一部を履行義務の充足前に受領しており、契約負債として連結貸借対照表上、その他負債へ計上しています。なお、サービス収入に含まれる事業用資産の売却益は、顧客ではない相手への非金融資産の譲渡であり、顧客との契約から生じる収益の範囲外です。

 

環境エネルギー事業関連サービス収入

  当社および子会社は、工場やオフィスビル、その他の施設向けに電力供給事業を行っています。仕入または発電所の運営による、電力供給サービスにかかる収益は、履行義務の充足につれて顧客がサービスの提供を受けると同時に消費するため、顧客との電力供給契約期間にわたり認識しており、顧客の電気使用量により、顧客に移転するサービスの価値を直接測定しています。また、一部の子会社は、廃棄物処理施設を運営しています。資源および廃棄物処理サービスにかかる収益は、主に履行義務の充足につれて顧客がサービスの提供を受けると同時に消費するため、顧客とのサービス契約期間にわたり認識しており、資源および廃棄物の処理量により、顧客に移転するサービスの価値を直接測定しています。

 

不動産管理および仲介収入

  一部の子会社は、不動産管理および仲介事業として、主にマンションやオフィスビル、施設等の維持・管理サービスを顧客へ提供しています。これらの管理事業にかかる収益は、履行義務の充足につれて顧客がサービスの提供を受けると同時に消費するため、顧客との管理契約期間にわたり認識しています。進捗度は、時の経過に基づき、顧客に移転するサービスの価値を直接測定しています。顧客から対価の一部を履行義務の充足前に受領しており、契約負債として、連結貸借対照表上、その他負債へ計上しています。

 

不動産請負工事売上高

  一部の子会社は、マンションやオフィスビル、施設等にかかる修繕工事や建設工事を請け負っています。これらの工事は顧客が所有または賃借する不動産において行われ、工事が進捗するにつれて価値が増加し、かつ顧客がその資産を支配します。また、履行により当該子会社にとって他に転用できる資産が創出されず、かつ、現在までに完了した履行に対する支払いを受ける強制可能な権利を実質的に有していることから、工事期間にわたって収益を認識しています。進捗度は、顧客への支配の移転を適切に表す発生原価に基づき測定しています。当該子会社が履行した義務の一部について契約資産を認識し、連結貸借対照表上、その他資産へ計上しています。また、顧客から対価の一部を履行義務の充足前に受領しており、契約負債として連結貸借対照表上、その他負債へ計上しています。

 

その他

  その他、当社および子会社は、様々な事業を展開しています。主な収益は以下のとおりです。

 

ソフトウエアおよび測定機器等の保守サービス:

  一部の子会社は、業務ソフトウエアおよび測定機器等の製品保守および周辺業務支援サービスを顧客に提供しています。本サービスにおいては、履行義務の充足につれて顧客がサービスの提供を受けると同時に消費するため、顧客との契約期間にわたり収益を認識しています。進捗度は、顧客への支配の移転を適切に表す発生原価に基づき測定しています。顧客から対価の一部を履行義務の充足前に受領しており、契約負債として連結貸借対照表上、その他負債へ計上しています。

 

手数料収入:

  当社および子会社は、保険契約者の紹介およびその他の仲介事業を行っています。これらの事業による手数料収入は、主に顧客と紹介先または仲介先の契約が成立した時点で認識しています。

 

  連結会計年度末および当連結会計年度末現在の顧客との契約における受取債権、契約資産および契約負債の残高は以下のとおりです。

 

前連結会計年度末

(百万円)

当連結会計年度末

(百万円)

受取手形、売掛金および未収入金

165,676

180,828

契約資産(その他資産に含む)

3,811

6,558

契約負債(その他負債に含む)

32,805

40,436

 

  前連結会計年度および当連結会計年度における契約資産の重要な変動はありません。前連結会計年度において、オリックス・リビングの売却に伴い施設運営に関連する契約負債14,342百万円が非連結となった影響により、契約負債が減少しました。当連結会計年度における契約負債の重要な変動はありません。

 

  連結会計年度および連結会計年度に認識した収益のうち、前々連結会計年度末および前連結会計年度末の契約負債残高に含まれていたものは、それぞれ31,908百万円および30,367百万円です。

 

  当連結会計年度末現在における、未充足または一部未充足の履行義務に配分した取引価格は、140,885百万円であり、自動車関連サービスや不動産販売などに関連しています。これらの収益認識の最長残存期間は14年です。なお、主なものは自動車関連サービスに関するもので、10年間にわたり収益認識される予定です。当社および子会社は、当開示において実務上の簡便法を適用し、当初の契約期間が1年以内のもの、また、顧客に請求する履行対価を基にサービスの価値を直接測定して収益認識するものは含めていません。なお、充足されない履行義務へ配分された取引価格に、重要な変動対価の見積もりは含まれていません。

 

  連結会計年度末および当連結会計年度末現在における、顧客との契約の獲得または履行のためのコストから認識した資産残高に重要性はありません。

 

6  キャッシュ・フローに関する情報

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在において、連結貸借対照表に計上している現金、現金等価物および使

途制限付現金は以下のとおりです。

 

前連結会計年度末

(百万円)

当連結会計年度末

(百万円)

現金および現金等価物

982,666

951,242

使途制限付現金

152,618

128,333

現金、現金等価物および使途制限付現金  合計

1,135,284

1,079,575

 

  前連結会計年度および当連結会計年度の期中における現金支払額は以下のとおりです。

 

前連結会計年度

(百万円)

当連結会計年度

(百万円)

現金支払額:

 

 

支払利息

99,788

80,313

法人税等(純額)

124,236

76,292

 

  前連結会計年度および当連結会計年度における主な現金収支を伴わない取引は以下のとおりです。

 

  担保不動産を取得した結果、当連結会計年度において、75百万円の賃貸不動産が営業貸付金より振り替わりました。また担保不動産を取得した結果、前連結会計年度および当連結会計年度において、それぞれ29百万円および1百万円のその他資産が営業貸付金より振り替わりました。

 

  前連結会計年度において、一部の子会社は、従来連結対象であった子会社およびVIEを非連結としたことにより、前連結会計年度末の連結貸借対照表上、資産が1,281百万円、負債が33百万円減少しています。減少した資産は、主に投資有価証券であり、減少した負債は、主にその他負債です。連結会計年度において、一部の子会社は、従来連結対象であった子会社およびVIEを非連結としたことにより、当連結会計年度末の連結貸借対照表上、資産が5,218百万円、負債が18百万円減少しています。減少した資産は、主に投資有価証券であり、減少した負債は、主にその他負債です。これらは現金収支を伴わないため、投資活動および財務活動によるキャッシュ・フローに含んでいません。

 

  借手のリース取引における使用権資産および関連するリース負債の同時認識は現金収支を伴わないため、投資活動および財務活動によるキャッシュ・フローに含んでいません。詳細については注記7「リース取引」をご参照ください。

 

7  リース取引

(1)貸手のリース取引

  一部のリース契約には、リース期間の延長または解約オプションが含まれています。当社および子会社は、これらのオプション行使が合理的に確実である場合、オプションの対象期間を考慮し、リース期間を決定しています。当社および子会社のリース契約の大部分は、顧客の割安購入選択権を含んでいません。

  見積残存価額はリース期間終了時の物件の処分により見込まれる売却額です。見積残存価額は、中古物件の市場価額、陳腐化する時期、程度についての見積もりおよび類似する中古資産におけるこれまでの回収実績に基づいて決定されています。当社および子会社は、物件価格と中古市場のトレンドが想定と異なる場合、その見積額を回収できずに損失を被る、あるいは評価損の計上が必要になる可能性があります。リース資産の見積残存価額に関連するリース資産の損失リスクは、リース開始時の見積残存価額の予測および見積残存価額の定期的な見直しによりモニタリングしています。

  自動車リースと車両メンテナンスサービスの契約が一体となっている場合は、契約対価をリース要素と非リース要素の独立販売価格の比率に基づいて按分しています。通常、リース要素は、車両およびファイナンス費用を含んでおり、非リース要素はメンテナンス契約を含んでいます。

  一部の子会社は、自動車関連サービスを提供しており、非リース要素を関連するリース要素から分離しない実務上の簡便法を適用しています。当該サービスにおいては、非リース要素に関わる対価が契約対価の大部分を占めることから会計基準編纂書606を契約全体に適用しています。これらにかかる収益は、履行義務の充足につれて顧客がサービスの提供を受けると同時に消費するため、顧客によるサービス利用期間にわたり認識しており、その利用期間を基に、顧客に移転するサービスの価値を直接測定しています。

 

  前連結会計年度および当連結会計年度における貸手のリース収益の内訳は以下のとおりです。

 

前連結会計年度

(百万円)

当連結会計年度

(百万円)

ファイナンス・リース収益

 

 

利息収入

72,663

69,718

その他

2,412

2,113

オペレーティング・リース収益 ※

430,665

397,065

 合計

505,740

468,896

※ オペレーティング・リース収益には、前連結会計年度および当連結会計年度において、賃貸不動産売却益をそれぞれ30,154百万円および15,459百万円、賃貸不動産以外のオペレーティング・リース資産の売却益をそれぞれ20,918百万円および10,899百万円含んでいます。

 

  リース純投資からのファイナンス・リース収益およびリース純投資の処分に関わる損益は、連結損益計算書の金融収益に計上しています。前連結会計年度および当連結会計年度において、リース純投資の処分に関わる重要な損益は生じていません。

 

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在におけるリース純投資の内訳は以下のとおりです。

 

前連結会計年度末

(百万円)

当連結会計年度末

(百万円)

リース債権

1,049,409

998,050

無保証見積残存価額

27,868

29,245

初期直接費用

3,687

2,223

合計

1,080,964

1,029,518

 

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在におけるオペレーティング・リース投資の内訳は以下のとおりです。

 

前連結会計年度末

(百万円)

当連結会計年度末

(百万円)

輸送機器

1,305,908

1,364,559

測定・分析機器、情報関連機器

287,301

307,010

不動産

305,981

291,917

その他

32,119

43,507

 小計

1,931,309

2,006,993

減価償却累計額

△678,245

△741,022

差引残高

1,253,064

1,265,971

使用権資産

121,553

114,268

未収レンタル料

25,384

28,259

貸倒引当金 ※

△309

 合計

1,400,001

1,408,189

2020年4月1日より、信用損失基準適用に伴い、従来、貸倒引当金に計上していた未収レンタル料に対する引当金を、オペレーティング・リース投資残高へ組み替えています。

 

  オペレーティング・リース原価は減価償却費および保険料、固定資産税などの諸原価を含んでいます。前連結会計年度および当連結会計年度におけるオペレーティング・リース原価の内訳は以下のとおりです。

 

前連結会計年度

(百万円)

当連結会計年度

(百万円)

減価償却費

209,586

217,212

諸原価

80,018

78,416

合計

289,604

295,628

 

  リース純投資のリース債権(残価保証付残存価額を含む)の当連結会計年度末現在における最長の残余リース期間は28年です。オペレーティング・リース契約の当連結会計年度末現在における最長の残余リース期間は60年です。当連結会計年度末現在における今後5年間およびそれ以降の回収予定額は以下のとおりです。

期末日  3月31日

リース純投資

(百万円)

オペレーティング・リース

(百万円)

2022年

422,309

309,912

2023年

275,941

197,837

2024年

179,308

131,063

2025年

108,799

80,549

2026年

61,469

43,921

2027年以降

70,851

117,232

合計

1,118,677

880,514

控除:利息相当部分

△120,627

合計

998,050

 

(2)借手のリース取引

  当社および子会社は、契約開始時に契約にリースが含まれるか決定しています。当社および子会社は、土地、オフィス、従業員社宅・寮および車両等に係るオペレーティング・リースおよびファイナンス・リースを有しています。

  一部のリース契約には、リース期間の延長または解約オプションが含まれています。当社および子会社は、これらのオプション行使が合理的に確実である場合、オプションの対象期間を考慮し、リース期間を決定しています。当社および子会社のリース契約には、重要な残価保証または重要な財務制限条項はありません。当社および子会社のリース契約の大部分はリースの計算利子率が明示されていないため、当社および子会社はリース料総額の現在価値を算定する際、リース開始時に入手可能な情報を基にした追加借入利子率を使用しています。

 

  前連結会計年度および当連結会計年度における借手のリース取引に関するリース費用の内訳は、以下のとおりです。

 

前連結会計年度

(百万円)

当連結会計年度

(百万円)

使用権資産の償却費

743

359

リース負債の支払利息

302

131

ファイナンス・リース費用 合計

1,045

490

オペレーティング・リース費用

42,427

42,964

短期リース費用

2,633

3,347

変動リース費用

948

230

転リース収益

△3,688

△4,142

合計

43,365

42,889

 

  前連結会計年度および当連結会計年度における借手のリース取引に関するキャッシュ・フローの補足的情報は、以下のとおりです。

 

前連結会計年度

 

ファイナンス・リース

(百万円)

オペレーティング・リース

(百万円)

リース負債の返済に伴うキャッシュ・フロー

 

 

営業活動によるキャッシュ・フロー

302

44,610

財務活動によるキャッシュ・フロー

494

リース負債と同時に認識した使用権資産

531

39,775

 

 

当連結会計年度

 

ファイナンス・リース

(百万円)

オペレーティング・リース

(百万円)

リース負債の返済に伴うキャッシュ・フロー

 

 

営業活動によるキャッシュ・フロー

131

41,680

財務活動によるキャッシュ・フロー

674

リース負債と同時に認識した使用権資産

228

55,344

 

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在における借手のリース取引に関する貸借対照表の補足的情報は、以下のとおりです。

 

前連結会計年度末

 

ファイナンス・リース

(百万円)

オペレーティング・リース

(百万円)

オペレーティング・リース投資

121,553

事業用資産

2,241

73,226

社用資産

8

75,381

使用権資産  合計

2,249

270,160

その他負債

2,840

266,790

リース負債  合計

2,840

266,790

残余リース期間(加重平均)

9年

13年

加重平均割引利率

3.0%

1.1%

 

 

当連結会計年度末

 

ファイナンス・リース

(百万円)

オペレーティング・リース

(百万円)

オペレーティング・リース投資

257

114,011

事業用資産

1,990

69,291

社用資産

487

108,717

使用権資産  合計

2,734

292,019

その他負債

3,417

289,890

リース負債  合計

3,417

289,890

残余リース期間(加重平均)

7年

12年

加重平均割引利率

4.4%

1.1%

 

  当連結会計年度末現在における借手のリース取引に関するリース負債の、今後5年間およびそれ以降の返済予定額は以下のとおりです。

期末日  3月31日

ファイナンス・リース

(百万円)

オペレーティング・リース

(百万円)

2022年

869

47,926

2023年

676

38,281

2024年

596

32,513

2025年

540

29,881

2026年

254

25,483

2027年以降

698

134,119

合計

3,633

308,203

控除:利息相当部分

△216

△18,313

リース負債  合計

3,417

289,890

 

8  営業貸付金

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在における営業貸付金の国内・海外および種類別内訳は以下のとおりです。

 

前連結会計年度末

(百万円)

当連結会計年度末

(百万円)

国内貸付:

 

 

個人向け―

 

 

不動産ローン

1,842,131

1,995,031

カードローン

223,651

188,547

その他

32,618

27,698

 小計

2,098,400

2,211,276

法人向け―

 

 

不動産業

300,984

279,046

ノンリコースローン

48,566

47,956

商工業およびその他

255,309

203,890

 小計

604,859

530,892

海外貸付:

 

 

不動産業

250,195

197,074

ノンリコースローン

83,515

113,129

商工業およびその他

690,299

606,062

 小計

1,024,009

916,265

買取債権 ※

13,218

12,351

 合計

3,740,486

3,670,784

  ※  買取債権とは、当初契約実行時より債務者の信用リスクが悪化し、取得時において契約上要求されている支払額の全額は回収できないと想定される債権です。

 

  営業貸付金は、原則として契約上借り手に担保、あるいは保証人を設定しています。

 

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在における、買取債権を除いた国内貸付および海外貸付の今後5年間およびそれ以降の契約上の回収スケジュールは以下のとおりです。

期末日  3月31日

前連結会計年度末

(百万円)

当連結会計年度末

(百万円)

2021年

579,065

2022年

352,497

520,274

2023年

350,778

398,703

2024年

255,482

265,404

2025年

247,876

245,690

2026年

197,143

2026年以降

1,941,570

2027年以降

2,031,219

合計

3,727,268

3,658,433

 

  前連結会計年度および当連結会計年度における連結損益計算書の金融収益には、それぞれ166,966百万円および169,401百万円の貸付金収益を計上しています。

 

  営業貸付金のうち、当社および一部の子会社が予測可能な将来において第三者へ売却を行う意図と能力を有しているものは売却予定の営業貸付金とみなし、公正価値オプションを適用しているものを除き、個別に取得原価と公正価値のいずれか低い価額で評価しています。一部の子会社は、売却予定の営業貸付金について公正価値オプションを選択しました。当該一部の子会社は、売却予定の営業貸付金の保有期間中の公正価値の変動を相殺するために先渡契約を締結していますが、公正価値オプションの選択により、営業貸付金の公正価値の変動と金利変動により生じる先渡契約の公正価値の変動を同じ会計期間に認識することができます。営業貸付金には、前連結会計年度末および当連結会計年度末現在それぞれ127,194百万円および72,658百万円の売却予定の営業貸付金を計上しています。なお、前連結会計年度末および当連結会計年度末現在の売却予定の営業貸付金には、それぞれ90,893百万円および63,272百万円の公正価値オプションを適用している売却予定の営業貸付金を計上しています。

 

  買取債権は当初契約実行時より債務者の信用リスクが悪化し、取得時において契約上要求されている支払額の全額は回収できないと想定される債権であり、また債務不履行が継続している状態にあり、回収の時期や金額を合理的に見積もることが困難なものです。このような買取債権には概ね不動産担保が供され、当社および子会社は債務者が行う任意売却手続きの手配や、担保権を行使した場合における不動産担保物件の修繕や改造ならびに債権の第三者への譲渡など、様々な手段を講じて回収額の最大化を図っています。したがって、買取債権は法的には貸付債権として保有されますが、債務不履行の状態にある債権は通常の回収手段により回収されることは期待できず、買取後の担保の回収にあたっては個別の方策が必要とされるため、回収額、回収時期、回収方法を合理的に見積もることはできません。このため、当社および子会社は買取債権については原価回収基準による方法で収益認識を行っています。前連結会計年度末および当連結会計年度末現在における当該買取債権の帳簿価額はそれぞれ13,218百万円および12,351百万円であり、前連結会計年度および当連結会計年度において取得した当該買取債権にかかる取得時の公正価値はそれぞれ2,983百万円および2,704百万円です。

 

  帳簿価額の全額は回収できないと判断した買取債権については減損したものと考え、帳簿価額と回収可能見込額との差額に対して貸倒引当金を計上しています。ほとんどの場合、回収可能見込額は担保価額に基づいています。前連結会計年度末における貸倒引当金を計上した買取債権の金額は1,497百万円です。

 

  前連結会計年度おける買取債権にかかる貸倒引当金の推移は以下のとおりです。

 

前連結会計年度

(百万円)

 

貸倒引当金:

 

 

期首残高

3,186

 

繰入額(△戻入額)

△24

 

取崩額

△1,789

 

繰戻額

77

 

その他 ※

8

 

期末残高

1,458

 

※  その他には為替相場の変動額を含んでいます。

 

  当連結会計年度のおける「信用損失引当金」の詳細は、注記10「金融資産の信用の質および信用損失引当金」をご参照ください。

 

9  金融債権の信用の質および貸倒引当金

当社および子会社は、以下の情報をポートフォリオ・セグメント別またはそれをさらに細分化した金融債権のクラス別に開示しています。

 

  ・貸倒引当金に関する情報 - ポートフォリオ・セグメント別に開示

  ・金融債権に関する情報   - クラス別に開示

  減損している営業貸付金

  信用の質

  支払期日経過および収益計上停止

  ・問題債権のリストラクチャリングに関する情報 - クラス別に開示

 

ポートフォリオ・セグメントとは、企業が貸倒引当金を決定するために策定および文書化した体系的手法が適用されるレベル、と定義されています。当社および子会社におけるポートフォリオ・セグメントは、営業貸付金の商品別およびリース純投資に区分しています。また、金融債権のクラスとは、取得時の測定方法や金融債権のリスク特性、債務者の信用リスクをモニタリングし、評価する方法に基づいて決定され、財務諸表の利用者が金融債権に固有のリスクを理解するために十分詳細なレベルと定義されています。金融債権のクラスは一般的に、ポートフォリオ・セグメントを細分化したものであり、当社および子会社においては、ポートフォリオ・セグメントを地域別、商品別または貸出先の業種別に細分化しています。

 

  前連結会計年度末における貸倒引当金に関する情報は以下のとおりです。

前連結会計年度

 

営業貸付金

リース純投資(百万円)

合計

(百万円)

個人向け

(百万円)

法人向け

買取債権

(百万円)

※1

ノンリコース

ローン

(百万円)

その他

(百万円)

貸倒引当金:

 

 

 

 

 

 

期首残高

21,195

919

20,662

3,186

12,049

58,011

繰入額(△戻入額)

12,254

903

7,988

△24

3,304

24,425

取崩額

△13,723

△1

△6,548

△1,789

△2,859

△24,920

繰戻額

554

133

77

24

788

その他 ※2

262

△35

△877

8

△826

△1,468

期末残高

20,542

1,786

21,358

1,458

11,692

56,836

個別引当対象

3,602

228

8,950

667

13,447

個別引当対象外

16,940

1,558

12,408

791

11,692

43,389

金融債権:

 

 

 

 

 

 

期末残高

2,171,139

132,081

1,296,854

13,218

1,080,964

4,694,256

個別引当対象

26,533

2,466

55,216

1,605

85,820

個別引当対象外

2,144,606

129,615

1,241,638

11,613

1,080,964

4,608,436

 

(注) 上表には、売却予定の営業貸付金は含んでいません。

※1 買取債権とは、当初契約実行時より債務者の信用リスクが悪化し、取得時において契約上要求されている支払額の全額は回収できないと想定される債権です。

※2 その他には、主に為替相場の変動および子会社の売却に伴う貸倒引当金の減少を含んでいます。

 

 

貸倒引当金の計上において、当社および子会社は、多数の要因の中でもとりわけ以下の要因を考慮しています。

 

・債務者の事業特性と財政状態

・経済状況およびそのトレンド

・過去の貸倒償却実績

・未収状況および過去のトレンド

・債権に対する担保および保証の価値

 

当社および子会社においては、営業貸付金のうち減損しているものについては個別に貸倒引当金を計上しています。また、減損していない営業貸付金(個別に減損判定を行わないものを含む)およびリース純投資については、債務者の業種や資金用途による区分を行い、当該区分ごとに過去の貸倒実績率を算出し、その貸倒実績率と現在の経済状況等を勘案し見積もった貸倒見込みに基づいて貸倒引当金を計上しています。

 

すべてのポートフォリオ・セグメントに共通して、債務者の業況悪化により元利金返済が滞るリスクがあります。個人向け営業貸付金については、債務者固有の状況や担保および保証の価値や過去の貸倒償却実績の変動により貸倒引当金の設定額は変動します。法人向けその他の営業貸付金およびリース純投資については、債務者の状況に加え、その属している業界の経済状況およびトレンド、担保および保証の価値、過去の貸倒償却実績などの要素により貸倒引当金の設定額は変動します。

 

また、営業貸付金およびリース純投資の担保資産の価値が下落し、回収不能となるリスクも存在します。特に、不動産からのキャッシュ・フローを返済原資とするノンリコースローンについては、その回収可能額は主に不動産担保の価値に依存しています。そのため、不動産市場の流動性の悪化、賃貸不動産の空室率の上昇、賃貸料の下落などにより、その担保価値が下落するリスクがあります。このようなリスクにより、貸倒引当金の設定額は変動します。買取債権については、その回収可能額は不動産担保の価値の下落や債務者の信用状況の悪化により減少します。したがって、これらのリスクにより貸倒引当金の設定額は変動します。

 

当社および子会社は、すべてのポートフォリオ・セグメントに共通して、債務者の財政状態および担保資産の処分状況等から将来の回収可能性がほとんどないと判断した場合には、当該債権を償却しています。

 

  前連結会計年度末における減損している営業貸付金に関する情報は以下のとおりです。

前連結会計年度末

ポートフォリオ・セグメント

クラス

個別引当対象の

営業貸付金残高

(百万円)

左記のうち

元本残高

(百万円)

個別引当対象の

貸倒引当金残高

(百万円)

 

全額回収可能債権額 ※1:

 

36,528

36,524

 

 

個人向け営業貸付金

 

997

995

 

 

 

不動産ローン

584

582

 

 

 

カードローン

 

 

 

その他

413

413

 

 

法人向け営業貸付金

 

35,423

35,421

 

 

 ノンリコースローン

米州

1,705

1,705

 

 

 ノンリコースローン以外

国内不動産業

2,268

2,267

 

 

 

海外不動産業

11,231

11,231

 

 

 

国内商工業

およびその他

8,831

8,830

 

 

 

海外商工業

およびその他

11,388

11,388

 

 

買取債権

 

108

108

 

要引当対象債権額 ※2:

 

49,292

48,936

13,447

 

 

個人向け営業貸付金

 

25,536

25,316

3,602

 

 

 

不動産ローン

5,178

5,162

817

 

 

 

カードローン

3,932

3,924

632

 

 

 

その他

16,426

16,230

2,153

 

 

法人向け営業貸付金

 

22,259

22,123

9,178

 

 

 ノンリコースローン

米州

761

761

228

 

 

 ノンリコースローン以外

国内不動産業

1,233

1,219

374

 

 

 

海外不動産業

1,260

1,260

486

 

 

 

国内商工業

およびその他

3,649

3,527

2,371

 

 

 

海外商工業

およびその他

15,356

15,356

5,719

 

 

買取債権

 

1,497

1,497

667

 

合計:

 

85,820

85,460

13,447

 

 

個人向け営業貸付金

 

26,533

26,311

3,602

 

 

 

不動産ローン

5,762

5,744

817

 

 

 

カードローン

3,932

3,924

632

 

 

 

その他

16,839

16,643

2,153

 

 

法人向け営業貸付金

 

57,682

57,544

9,178

 

 

 ノンリコースローン

米州

2,466

2,466

228

 

 

 ノンリコースローン以外

国内不動産業

3,501

3,486

374

 

 

 

海外不動産業

12,491

12,491

486

 

 

 

国内商工業

およびその他

12,480

12,357

2,371

 

 

 

海外商工業

およびその他

26,744

26,744

5,719

 

 

買取債権

 

1,605

1,605

667

 

(注) 上表には、売却予定の営業貸付金を含んでいません。

※1 全額回収可能債権額とは、減損している営業貸付金のうち、債権全額が回収可能であるとして貸倒引当金を計上していない営業貸付金です。

※2 要引当対象債権額とは、減損している営業貸付金のうち、債権全額もしくはその一部が回収不可能であるとして貸倒引当金を計上している営業貸付金です。

 

当社および子会社は、買取債権および個人向け以外の営業貸付金について、元本または利息が期日から90日以上経過しても回収されない状況や、債務者の法的整理の申請、銀行取引停止処分、手形不渡りなどの状況の発生、その他債務者の経済状況が悪化したことにより、契約に従った支払条件に沿って元本および利息を回収できない可能性が高いと判断した場合に、減損したものと考えています。また、ノンリコースローンについては、これらの状況に加え、財務制限条項および期限の利益喪失、LTV(担保掛目)比率やその他の入手可能な関連情報を用いて減損の判定を行っています。買取債権については、不動産担保の価値の下落や、債務者の経済状況が債権の取得時よりも悪化したことにより、その債権に対する帳簿価額全額を回収できない可能性が高いと判断した場合に減損したものと考えています。個人向け不動産ローン、個人向けカードローンおよび個人向けその他のクラスに分類される営業貸付金については、契約条件の緩和により回収条件が変更された場合に、減損したものと考えています。

 

買取債権以外の減損した営業貸付金から生じる利息回収額は、貸付元本残高に回収可能性があると見込まれる場合は利息収入として計上し、回収可能性が乏しい場合は、貸付元本の回収額として処理しています。また、買取債権は法的には貸付債権として保有されますが、債務不履行の状態にある債権は通常の回収手段により回収されることは期待できず、買い取り後の担保の回収にあたっては個別の方策が必要とされるため、回収額、回収時期、回収方法を合理的に見積もることはできません。このため、買取債権については減損の有無にかかわらず原価回収基準による方法で収益認識を行っています。

 

すべてのクラスに共通して、減損した営業貸付金を将来キャッシュ・フローの現在価値、債権の観察可能な市場価額または、担保依存のものは担保の公正価値に基づいて個別に評価しています。ノンリコースローンにおいては、その回収可能額が主に不動産担保に依存しているため、原則として担保不動産の公正価値に基づいて回収可能額を評価しています。また、一部のノンリコースローンについては、その回収可能額を将来キャッシュ・フローの現在価値に基づいて評価しています。不動産担保の公正価値については、状況に応じて、同種の資産の売却を含む最近の取引事例やその他の評価技法、例えば稼働中の既存資産または開発プロジェクトの完成により生み出されると見積もられる将来キャッシュ・フローを使った割引現在価値法などに基づき、独立した鑑定機関や内部の不動産鑑定士により評価されます。通常、年1回新しい鑑定評価を取得しています。さらに、担保不動産の状況を定期的にモニタリングし、公正価値に重要な影響を及ぼすかもしれない重要な変化が生じた場合には新しい鑑定評価を取得しています。なお、減損した買取債権について、その帳簿価額と回収可能額との差額に対して貸倒引当金を計上しています。

 

前連結会計年度における減損している営業貸付金の期中平均残高および貸付金収益計上額に関する情報は以下のとおりです。

前連結会計年度

ポートフォリオ・セグメント

クラス

減損した営業貸付金

の期中平均残高 ※

(百万円)

減損した営業貸付金

の貸付金収益計上額

(百万円)

左記のうち

現金回収額

(百万円)

 

個人向け営業貸付金

 

24,721

446

403

 

 

不動産ローン

5,077

141

137

 

 

カードローン

3,926

57

50

 

 

その他

15,718

248

216

 

法人向け営業貸付金

 

37,103

121

119

 

 ノンリコースローン

日本

137

2

2

 

 

米州

2,954

 

 ノンリコースローン以外

国内不動産業

1,621

30

30

 

 

海外不動産業

5,785

 

 

国内商工業

およびその他

6,754

76

75

 

 

海外商工業

およびその他

19,852

13

12

 

買取債権

 

3,108

139

139

合計

 

64,932

706

661

 

(注) 上表には、売却予定の営業貸付金を含んでいません。

※ 平均残高は、期首残高および四半期末残高により算出しています。

 

    前連結会計年度末における信用の質に関する情報は以下のとおりです。

前連結会計年度末

ポートフォリオ・セグメント

クラス

一般債権

(百万円)

不良債権

合計

(百万円)

個別引当対象

(百万円)

個別引当対象外

90日以上未収債権

(百万円)

不良債権合計

(百万円)

 

個人向け営業貸付金

 

2,134,342

26,533

10,264

36,797

2,171,139

 

 

不動産ローン

1,877,227

5,762

1,370

7,132

1,884,359

 

 

カードローン

218,011

3,932

1,708

5,640

223,651

 

 

その他

39,104

16,839

7,186

24,025

63,129

 

法人向け営業貸付金

 

1,371,253

57,682

57,682

1,428,935

 

 ノンリコースローン

日本

48,566

48,566

 

 

米州

81,049

2,466

2,466

83,515

 

 ノンリコースローン以外

国内不動産業

297,483

3,501

3,501

300,984

 

 

海外不動産業

119,403

12,491

12,491

131,894

 

 

国内商工業

およびその他

242,831

12,480

12,480

255,311

 

 

海外商工業

およびその他

581,921

26,744

26,744

608,665

 

買取債権

 

11,613

1,605

1,605

13,218

 

リース純投資

 

1,065,618

15,346

15,346

1,080,964

 

 

日本

741,636

5,971

5,971

747,607

 

 

海外

323,982

9,375

9,375

333,357

合計

 

4,582,826

85,820

25,610

111,430

4,694,256

(注)上表には、売却予定の営業貸付金は含んでいません。

 

  当社および子会社は、すべてのクラスに共通して、信用の質を一般債権および不良債権として管理しています。不良債権に分類している債権は、法的整理の申請先、銀行取引停止処分先、手形不渡り発生先経済状況が悪化した先、90日以上未収先および契約条件の緩和により回収条件が変更された債権などであり、一般債権はそれ以外の債権をいいます。なお、買取債権については、その債権に対する帳簿価額全額を回収できない可能性が高いと判断された、減損した債権を不良債権として管理し、それ以外の債権を一般債権としています。

 

  不良債権のうち、1つのグループとして評価される多数の同種小口の営業貸付金(契約条件の緩和を行っていない個人向けの不動産ローン・カードローン等を含んでいます)やリース純投資を、個別引当対象外90日以上未収債権、それ以外を個別引当対象債権として個別に管理しています。不良債権に対し引当金を計上した後も、担保の価値、債務者の経営状況、およびその他の重要な要因を少なくとも四半期ごとにモニタリングし経営陣に報告するとともに、必要に応じて追加の貸倒引当金を設定しています。

 

前連結会計年度末における支払期日経過および収益計上停止に関する情報は以下のとおりです。

前連結会計年度末

ポートフォリオ・セグメント

クラス

支払期日経過債権

金融債権

合計

(百万円)

収益計上

停止債権額

(百万円)

30日以上

90日未満

(百万円)

90日以上

(百万円)

支払期日経過債権合計

(百万円)

 

個人向け営業貸付金

 

6,604

13,607

20,211

2,171,139

13,607

 

 

不動産ローン

1,863

2,469

4,332

1,884,359

2,469

 

 

カードローン

595

2,114

2,709

223,651

2,114

 

 

その他

4,146

9,024

13,170

63,129

9,024

 

法人向け営業貸付金

 

3,365

26,999

30,364

1,428,935

44,622

 

 ノンリコースローン

日本

48,566

 

 

米州

2,466

2,466

83,515

2,466

 

 ノンリコースローン以外

国内不動産業

586

586

300,984

586

 

 

海外不動産業

1

12,386

12,387

131,894

12,491

 

 

国内商工業

およびその他

226

2,409

2,635

255,311

2,409

 

 

海外商工業

およびその他

3,138

9,152

12,290

608,665

26,670

 

リース純投資

 

13,702

15,346

29,048

1,080,964

15,346

 

 

日本

2,755

5,971

8,726

747,607

5,971

 

 

海外

10,947

9,375

20,322

333,357

9,375

合計

 

23,671

55,952

79,623

4,681,038

73,575

(注)上表には、売却予定の営業貸付金および買取債権は含んでいません。

 

  当社および子会社は、すべてのクラスに共通して、元本または利息が支払期日より30日以上経過しても回収されない債権を、支払期日経過債権として認識しています。なお、支払条件を緩和した債権について、緩和後の条件に従い、元本または利息の未収期間が支払期日より30日以上経過していない債権は、支払期日経過債権に含んでいません。

 

  支払期日経過債権のうち90日以上経過しても回収されない場合、またはそれ以前であっても、個々の顧客の信用状況、および過去の償却実績、未収およびその発生状況などの要因に基づいて経営陣が回収可能性に懸念があると判断した場合は、営業貸付金およびリース純投資にかかる収益の計上を停止しています。収益計上停止対象となった債権から現金回収があった場合には、契約条件や債務者の状況等を考慮して、先ず未収利息に充当し残余を元本に充当しています。また、一定額が継続的に入金されるなど、約定に従った元本の返済の可能性が高くなったと判断した場合、営業貸付金およびリース純投資の収益計上を再開しています。収益計上を再開するまでに必要となる継続的な入金期間は、債務者の事業特性や財政状態、経済環境およびトレンドなど、その債務者の支払能力を評価するときに考慮される諸状況に応じて変わります。

 

  前連結会計年度において発生した金融債権に関する問題債権のリストラクチャリングについての情報は以下のとおりです。

前連結会計年度

ポートフォリオ・セグメント

クラス

条件修正前残高

(百万円)

条件修正後残高

(百万円)

 

個人向け営業貸付金

 

12,041

9,025

 

 

不動産ローン

19

17

 

 

カードローン

1,899

1,396

 

 

その他

10,123

7,612

 

法人向け営業貸付金

 

4,785

4,779

 

 ノンリコースローン

米州

751

751

 

 ノンリコースローン以外

海外商工業

およびその他

4,034

4,028

合計

 

16,826

13,804

 

 

  問題債権のリストラクチャリングは、金融債権のリストラクチャリングのうち、債務者の財政難に関連して、経済的な理由等により、債権者が債務者に譲歩を行うものと定義されています。

 

当社および子会社は、問題債権のリストラクチャリングに際し、可能な限り債権の保全を図るために、様々な形式の譲歩を債務者に対して行っています。ノンリコースローンの債務者に対しては、その債権と類似したリスク特性を有する債務における市場金利を下回る金利での支払期日の延長などにより譲歩を行っています。ノンリコースローン以外のすべての金融債権の債務者に対しては、元本の減免、一時的な金利の減免や、その債権と類似したリスク特性を有する債務における市場金利を下回る金利での支払期日の延長などにより譲歩を行っています。なお、問題債権のリストラクチャリングに際し、当社および子会社は、債務者からの担保物件の取得によって、元本または未収利息の全部または一部に充当する場合があります。

 

すべてのポートフォリオ・セグメントに共通して、問題債権のリストラクチャリングに該当した金融債権は減損した金融債権として、個別にその回収可能額を評価し、貸倒引当金を計上します。なお、問題債権のリストラクチャリングに該当する金融債権の大部分は、リストラクチャリングが行われる以前から減損した金融債権として個別に貸倒引当金を計上していますが、そのようなリストラクチャリングを行った結果、当社および子会社は、追加の貸倒引当金を計上する場合もあります。

 

  前連結会計年度末から過去12ヶ月間に問題債権のリストラクチャリングに該当する条件変更を行った金融債権のうち、前連結会計年度に債務不履行となった金融債権についての情報は以下のとおりです。

前連結会計年度

ポートフォリオ・セグメント

クラス

条件修正後残高

(百万円)

 

個人向け営業貸付金

 

1,687

 

 

カードローン

22

 

 

その他

1,665

 

法人向け営業貸付金

 

25

 

 ノンリコースローン以外

海外商工業

およびその他

25

合計

 

1,712

 

 

  当社および子会社は、リストラクチャリング後の契約において、元本または利息が支払期日より90日以上経過しても回収されない債権などを、債務不履行となった金融債権として認識しています。

 

  すべてのポートフォリオ・セグメントに共通して、債務不履行となった金融債権については、収益の計上を停止し、また必要に応じて追加の貸倒引当金を設定する場合もあります。

 

  前連結会計年度末において、担保権の行使により取得した居住用不動産はありません。また、差押えの過程にある居住用不動産の担保権付個人向け住宅ローンの帳簿価額は前連結会計年度末において109百万円です。

 

10  金融資産の信用の質および信用損失引当金

当社および子会社は、以下の情報をポートフォリオ・セグメント別、またはそれをさらに細分化した金融資産のクラス別に開示しています。

 

  ・信用損失引当金に関する情報 - ポートフォリオ・セグメント別に開示

  ・金融資産に関する情報   - クラス別に開示

  信用の質

  支払期日経過

  収益計上停止

  ・問題債権のリストラクチャリングに関する情報 - クラス別に開示

 

ポートフォリオ・セグメントとは、企業が信用損失引当金を決定するために策定および文書化した体系的手法が適用されるレベル、と定義されています。当社および子会社におけるポートフォリオ・セグメントは、営業貸付金の商品別、リース純投資および償却原価で測定するその他の金融資産に区分しています。また、金融資産のクラスとは、取得時の測定方法や金融債権のリスク特性、債務者の信用リスクをモニタリングし、評価する方法に基づいて決定され、財務諸表の利用者が金融資産に固有のリスクを理解するために十分詳細なレベルと定義されています。金融資産のクラスは一般的に、ポートフォリオ・セグメントを細分化したものであり、当社および子会社においては、ポートフォリオ・セグメントを地域別、商品別または貸出先の業種別に細分化しています。

 

  当連結会計年度における営業貸付金、リース純投資および償却原価で測定するその他の金融資産に対する信用損失引当金に関する情報は以下のとおりです。

当連結会計年度

 

営業貸付金

リース

純投資

(百万円)

償却原価で測定する

その他の

金融資産

(百万円)

※2

合計

(百万円)

個人向け

(百万円)

法人向け

買取債権

(百万円)

※1

ノンリコース

ローン

(百万円)

ノンリコースローン以外

(百万円)

信用損失引当金:

 

 

 

 

 

 

 

期首残高

20,542

1,786

20,209

1,458

11,692

1,149

56,836

ASU2016-13適用による

累積的影響額

14,500

1,601

10,725

3,550

1,369

31,745

オペレーティング・リース

投資に係る引当金への組替 ※3

△312

△312

2020年4月1日残高

35,042

3,387

30,934

1,458

15,242

2,206

88,269

繰入額(△戻入額)

6,614

38

8,823

353

3,285

4,483

23,596

報告期間に取得した

買取債権の取得日における

信用損失引当金

3,899

3,899

取崩額 ※4

△13,695

△16,685

△4,040

△2,668

△344

△37,432

繰戻額

651

87

46

10

11

805

その他 ※5

398

57

△18

119

653

△351

858

期末残高

29,010

3,482

23,141

1,835

16,522

6,005

79,995

集合評価対象

24,761

3,250

15,372

681

13,267

810

58,141

個別評価対象

4,249

232

7,769

1,154

3,255

5,195

21,854

 

 

(注)1 売却予定の営業貸付金および保険契約者貸付金に対しては、信用損失引当金の対象としていません。

  2 当社および子会社における満期保有目的負債証券は、日本国債および日本国債を担保とした債券であり、当連結会計年度末現在における信用損失引当金残高はありませんでした。また、支払い期日経過および収益計上停止もありません。

※1 買取債権とは、当初契約実行時より債務者の信用リスクが悪化し、取得時において契約上要求されている支払額の全額は回収できないと想定される債権です。信用損失基準適用に伴い2020年4月1日付で買取債権の信用損失グロスアップ処理として引当金を176,714百万円計上していますが、同額を償却しています。

※2 償却原価で測定するその他の金融資産は、主に関連会社貸付金や売掛金等の金融債権に対する引当金です。なお、関連会社貸付金に対する信用損失費用255百万円は持分法投資損益に計上しています。また、関連会社貸付金に対する信用損失引当金1,050百万円が関連会社投資残高から控除されています。

※3 オペレーティング・リース投資の未収リース料に係る引当金を、信用損失基準適用に伴い2020年4月1日にオペレーティング・リース投資残高へ組み替えています。

※4 取崩額には買取債権の償却額3,899百万円を含んでいます。

※5 その他には、主に為替相場の変動および子会社の非連結化に伴う信用損失引当金の減少を含んでいます。

 

 

当連結会計年度において購入した買取債権に関する情報は以下のとおりです。

 

当連結会計年度

(百万円)

取得価額

2,705

取得日における信用損失引当金

3,899

その他の要因によるディスカウント・プレミアム

254

額面価額

6,858

 

 

信用損失引当金は、金融資産の残存期間において将来的に発生すると予測されるすべての信用損失を見積もり、経営陣の判断により十分な引当を行っています。信用損失引当金の計上において、当社および子会社は、多数の要因の中でもとりわけ以下の要因をポートフォリオごとの集合評価および個別評価に考慮しています。

・債務者の事業特性と財政状態

・過去の貸倒償却実績

・未収状況および過去のトレンド

・債権に対する担保および保証の価値

・経済環境や事業環境の現状ならびに予想される将来の見通し

 

当社および子会社は、すべてのクラスに共通して、信用の質を正常債権および不良債権として管理しています。

 

不良債権に分類している債権は、法的整理の申請先、銀行取引停止処分先、手形不渡り発生先、経済状況が悪化した先、90日以上未収先および契約条件の緩和により回収条件が変更された債権などであり、正常債権はそれ以外の債権をいいます。なお、買取債権については、取得価額を回収できない可能性が高いと判断された買取債権を不良債権として管理し、それ以外の債権を正常債権としています。

 

正常債権は、主に、特定の金融資産が他の金融資産と類似のリスク特性を有すると判断した場合には、それらの金融資産を1つのプールとして集合的な評価を行います。これに対して、金融資産が他の金融資産と類似のリスク特性を有さないと判断した場合には、その金融資産に対して個別評価を実施しています。

 

個人向け営業貸付金

個人向け営業貸付金は、主に不動産ローンおよびカードローンから構成されています。

 

不動産ローンの信用の質は不動産から生じるキャッシュ・フローや担保価値から影響を受けます。

 

カードローンの信用の質は顧客の属性や過去の返済状況など支払能力から影響を受けます。

 

これらの要因は、各ポートフォリオの債務不履行率および債務不履行となった債権の損失率に反映されるので、信用損失引当金の見積もりに使用しています。

法人向け営業貸付金

法人向け営業貸付金は、ノンリコースローンとノンリコースローン以外に区分しています。

 

ノンリコースローンは、担保不動産からのキャッシュ・フローを返済原資としており、主に不動産担保の価値に依存しています。

 

ノンリコースローン以外は、さらに不動産業と商工業およびその他に区分し、それぞれ国内と海外に分類しています。

 

不動産業向け営業貸付金の信用の質は主に国内および米州の不動産市場の動向から影響を受けます。

 

多様な業種向けの営業貸付金から構成されている商工業およびその他向けの営業貸付金の信用の質は、主に国内、米州およびアジア諸国の金融、経済情勢の動向から影響を受けます。

 

法人向け営業貸付金における信用損失引当金の見積もりは、債務者の状況に加え、その属している業界の経済状況およびトレンド、担保および保証の価値、債務不履行率および債務不履行となった債権の損失率を使用しています。

 

リース純投資

リース純投資は、OA機器をはじめ、産業機械、輸送機器、不動産など様々な物件のリースからなります。リース純投資における信用損失引当金の見積もりには、リース物件の価値および債務者の状況に加え、その属している業界の経済状況およびトレンド、債務不履行率および債務不履行となった債権の損失率を使用しています。

 

すべてのポートフォリオ・セグメントに対して、信用損失引当金の見積もりには過去の貸倒償却実績およびその推移と相関する経済指標の将来予測を反映しています。貸倒償却実績の推移と相関する経済指標は、合理的かつ裏付け可能な方法により予測できる期間にわたって決定しています。経済指標には、GDP成長率や消費者物価指数、失業率、国債金利等があり、選択した経済指標が将来どのように変化するかの将来予測シナリオを考慮しています。当社および子会社は、国や日本銀行等が公表している経済レポートや第三者の情報提供機関から、入手可能な直近の経済予測を経済指標に使用しています。新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響については、ポートフォリオへの影響分析や参照している経済指標への影響分析に基づいて、必要な質的調整を反映した上で将来予測シナリオを見直しています。

 

一方、金融資産の残存期間のうち合理的かつ裏付け可能な方法で予測できる期間を超える期間については、主に過去の貸倒実績に直ちに立ち戻る適切な方法を用いて残存期間の予想信用損失を見積もっています。

 

なお、当連結会計年度において、期首に適用された信用損失基準の見積もりに使用された算定方法や指標等からの重要な変更はありませんでした。

 

信用の質が悪化した不良債権のうち、金融資産が他の金融資産と類似のリスク特性を有すると判断した場合には、債務不履行となった債権の損失率などに基づく集合的な評価を行います。一方、金融資産が他の金融資産と類似のリスク特性を有さないと判断した場合には、個別評価を行います。

 

個別評価は、将来キャッシュ・フローの現在価値、債権の観察可能な市場価額または、担保依存のものは担保の公正価値に基づいて個別に信用損失引当金を見積もります。

 

担保依存の金融債権は、債務者の財政難が見込まれ、回収可能額を大幅に担保に依存している債権と定義され、担保不動産からのキャッシュ・フローを返済原資とするノンリコースローンや買取債権が該当します。

 

ノンリコースローンの回収可能額は主に不動産担保の価値に依存しています。そのため、不動産市場の流動性の悪化、賃貸不動産の空室率の上昇、賃貸料の下落などにより、その担保価値が下落するリスクがあります。

 

買取債権については、その回収可能額は不動産担保の価値の下落や債務者の信用状況の悪化により減少します。したがって、これらのリスクの変動は、信用損失引当金の設定額に影響します。

 

当社および子会社は、すべてのポートフォリオ・セグメントに共通して、債務者の財政状態および担保資産の処分状況等から将来の回収可能性がほとんどないと判断した場合には、当該債権を償却しています。

 

  当連結会計年度末現在、金融資産の組成年度別に関する情報は以下のとおりです。個人向け営業貸付金のカードローンは組成年度別に区分することができないリボルビング返済のため、以下の組成年度別情報から除いています。

 

 

 

当連結会計年度末

ポートフォリオ・セグメント

組成年度(期末日:3月31日)

合計

(百万円)

 

クラス

 

 

 

信用の質

2021年

(百万円)

2020年

(百万円)

2019年

(百万円)

2018年

(百万円)

2017年

(百万円)

2016年以前

(百万円)

個人向け営業貸付金

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正常債権

371,914

443,079

332,461

220,035

223,814

498,350

2,089,653

 

 

 

不良債権

11,041

7,854

5,132

3,176

2,612

3,609

33,424

 

不動産ローン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正常債権

362,832

431,483

327,967

217,380

223,540

498,080

2,061,282

 

 

 

不良債権

96

735

1,598

1,683

2,068

3,459

9,639

 

その他 ※

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正常債権

9,082

11,596

4,494

2,655

274

270

28,371

 

 

 

不良債権

10,945

7,119

3,534

1,493

544

150

23,785

法人向け営業貸付金

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正常債権

341,346

378,732

207,214

124,889

71,400

97,113

1,220,694

 

 

 

不良債権

6,972

12,215

6,594

7,266

4,110

10,709

47,866

 

ノンリコースローン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正常債権

6,637

24,428

5,283

2,802

8,806

47,956

 

 

米州

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正常債権

1,349

52,413

28,291

15,817

5,178

8,764

111,812

 

 

 

不良債権

58

1,259

1,317

 

ノンリコースローン以外

 

 

 

 

 

 

 

 

 

国内不動産業

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正常債権

103,982

62,274

35,065

28,743

25,487

21,753

277,304

 

 

 

不良債権

70

252

192

690

538

1,742

 

 

海外不動産業

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正常債権

42,980

55,678

10,695

4,992

1,976

2,976

119,297

 

 

 

不良債権

3,049

2,057

4,946

1,056

3,397

14,505

 

 

国内商工業およびその他

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正常債権

78,281

41,166

30,116

12,746

11,798

18,664

192,771

 

 

 

不良債権

1,210

3,865

205

878

82

1,022

7,262

 

 

海外商工業およびその他

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正常債権

108,117

142,773

97,764

59,789

26,961

36,150

471,554

 

 

 

不良債権

5,634

5,049

4,140

1,442

2,282

4,493

23,040

買取債権

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正常債権

527

168

119

9,714

10,528

 

 

 

不良債権

15

1,808

1,823

リース純投資

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正常債権

333,190

268,966

171,040

105,708

62,977

68,712

1,010,593

 

 

 

不良債権

1,366

3,057

3,441

3,151

2,980

4,930

18,925

 

日本

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正常債権

184,342

165,580

121,072

84,928

57,393

67,040

680,355

 

 

 

不良債権

151

776

1,194

1,512

1,261

2,213

7,107

 

海外

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正常債権

148,848

103,386

49,968

20,780

5,584

1,672

330,238

 

 

 

不良債権

1,215

2,281

2,247

1,639

1,719

2,717

11,818

償却原価で測定する

その他の金融資産

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正常債権

14,882

1,045

67

938

2,502

13,762

33,196

 

 

 

不良債権

908

908

合計

カードローンリボルビング返済除く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正常債権

1,061,859

1,091,822

710,782

451,738

360,812

687,651

4,364,664

 

 

 

不良債権

19,379

23,126

15,167

14,516

9,702

21,056

102,946

(注)上表には、売却予定の営業貸付金および保険契約者貸付金は含んでいません。

※ 個人向け営業貸付金のその他には、一般個人ローン保証の保証履行がされた債権が含まれています。詳細については、注記33 「契約債務、保証債務および偶発債務」をご参照ください。

 

  当連結会計年度末現在、個人向け営業貸付金の組成年度別に区分することができないリボルビング返済のカードローンは、以下のとおりです。

 

当連結会計年度末

ポートフォリオ・セグメント

リボルビング

返済のカードローン

(百万円)

契約条件の

緩和による

回収条件変更

(百万円)

リボルビング返済の

カードローン

合計

(百万円)

組成年度別合計

(リボルビング

返済のカードローン除く)

(百万円)

償却原価で

測定する

金融資産

合計

(百万円)

 

信用の質

個人向け営業貸付金

 

 

 

 

 

 

正常債権

183,722

183,722

4,364,664

4,548,386

 

不良債権

1,132

3,693

4,825

102,946

107,771

 

  不良債権のうち、1つのグループとして評価される多数の同種小口の営業貸付金(契約条件の緩和を行っていない個人向けの不動産ローン・カードローン等を含んでいます)やリース純投資を、個別評価対象外90日以上未収債権、それ以外を個別評価対象債権として個別に管理しています。不良債権に対し引当金を計上した後も、担保の価値、債務者の経営状況、およびその他の重要な要因を少なくとも四半期ごとにモニタリングし経営陣に報告するとともに、必要に応じて追加の信用損失引当金を設定しています。

 

当連結会計年度末現在における支払期日経過に関する情報は以下のとおりです。

当連結会計年度末

ポートフォリオ・セグメント

クラス

支払期日経過債権

金融資産

合計

(百万円)

30日以上

90日未満

(百万円)

90日以上

(百万円)

支払期日経過債権合計

(百万円)

 

個人向け営業貸付金

 

4,553

10,257

14,810

2,311,624

 

 

不動産ローン

1,375

2,515

3,890

2,070,921

 

 

カードローン

371

1,105

1,476

188,547

 

 

その他

2,807

6,637

9,444

52,156

 

法人向け営業貸付金

 

8,296

24,443

32,739

1,268,560

 

 ノンリコースローン

日本

47,956

 

 

米州

5,193

1,316

6,509

113,129

 

 ノンリコースローン以外

国内不動産業

144

778

922

279,046

 

 

海外不動産業

14,505

14,505

133,802

 

 

国内商工業

およびその他

592

1,993

2,585

200,033

 

 

海外商工業

およびその他

2,367

5,851

8,218

494,594

 

リース純投資

 

9,332

17,128

26,460

1,029,518

 

 

日本

2,257

6,347

8,604

687,462

 

 

海外

7,075

10,781

17,856

342,056

合計

 

22,181

51,828

74,009

4,609,702

(注)上表には、売却予定の営業貸付金、保険契約者貸付金および買取債権は含んでいません。

 

  当社および子会社は、すべてのクラスに共通して、元本または利息が支払期日より30日以上経過しても回収されない債権を、支払期日経過債権として認識しています。なお、支払条件を緩和した債権について、緩和後の条件に従い、元本または利息の未収期間が支払期日より30日以上経過していない債権は、支払期日経過債権に含んでいません。

 

当連結会計年度末現在における収益計上停止に関する情報は以下のとおりです。

当連結会計年度

 

営業貸付金

リース

純投資

(百万円)

合計

(百万円)

個人向け

(百万円)

法人向け

ノンリコース

ローン

(百万円)

ノンリコースローン以外

(百万円)

収益計上停止債権:

 

 

 

 

 

 

期首残高

13,607

2,466

42,156

15,346

73,575

 

期末残高

10,322

10,148

43,672

17,166

81,308

 

報告期間に計上した利息収益

519

229

748

 

収益停止している償却原価ベースの金融資産のうち、信用損失引当金を計上していない債権残高

736

10,572

11,308

 

  支払期日経過債権のうち90日以上経過しても回収されない場合、またはそれ以前であっても、個々の顧客の信用状況、および過去の償却実績、未収およびその発生状況などの要因に基づいて経営陣が回収可能性に懸念があると判断した場合は、営業貸付金およびリース純投資にかかる収益の計上を停止しています。収益計上停止対象となった債権から現金回収があった場合には、契約条件や債務者の状況等を考慮して、先ず未収利息に充当し残余を元本に充当しています。また、一定額が継続的に入金されるなど、約定に従った元本の返済の可能性が高くなったと判断した場合、営業貸付金およびリース純投資の収益計上を再開しています。収益計上を再開するまでに必要となる継続的な入金期間は、債務者の事業特性や財政状態、経済環境およびトレンドなど、その債務者の支払能力を評価するときに考慮される諸状況に応じて変わります。

 

 

当連結会計年度末現在において発生した金融債権に関する問題債権のリストラクチャリングについての情報は以下のとおりです。

当連結会計年度

ポートフォリオ・セグメント

クラス

条件修正前残高

(百万円)

条件修正後残高

(百万円)

 

個人向け営業貸付金

 

9,279

6,727

 

 

不動産ローン

34

23

 

 

カードローン

1,677

1,261

 

 

その他

7,568

5,443

 

法人向け営業貸付金

 

14,723

13,049

 

 ノンリコースローン以外

海外不動産業

111

111

 

 

国内商工業

およびその他

38

38

 

 

海外商工業

およびその他

14,574

12,900

合計

 

24,002

19,776

 

  問題債権のリストラクチャリングは、金融債権のリストラクチャリングのうち、債務者の財政難に関連して、経済的な理由等により、債権者が債務者に譲歩を行うものと定義されています。

 

当社および子会社は、問題債権のリストラクチャリングに際し、可能な限り債権の保全を図るために、様々な形式の譲歩を債務者に対して行っています。ノンリコースローンの債務者に対しては、その債権と類似したリスク特性を有する債務における市場金利を下回る金利での支払期日の延長などにより譲歩を行っています。ノンリコースローン以外のすべての金融債権の債務者に対しては、元本の減免、一時的な金利の減免や、その債権と類似したリスク特性を有する債務における市場金利を下回る金利での支払期日の延長などにより譲歩を行っています。なお、問題債権のリストラクチャリングに際し、当社および子会社は、債務者からの担保物件の取得によって、元本または未収利息の全部または一部に充当する場合があります。

 

すべてのポートフォリオ・セグメントに共通して、問題債権のリストラクチャリングに該当した金融債権は信用の質が悪化した金融債権として、個別にその回収可能額を評価し、信用損失引当金を計上します。なお、問題債権のリストラクチャリングに該当する金融債権の大部分は、リストラクチャリングが行われる以前から信用の質が悪化した金融債権として個別に信用損失引当金を計上していますが、そのようなリストラクチャリングを行った結果、当社および子会社は、追加の信用損失引当金を計上する場合もあります。

 

当連結会計年度において新型コロナウイルス感染症の拡大により、上述の問題債権のリストラクチャリングとしたものの他にも支払猶予の要請を受け入れた金融債権がありますが、問題債権のリストラクチャリングの定義に該当しないと判断したものは上述の問題債権のリストラクチャリングには含めていません。

 

  過去12ヶ月間に問題債権のリストラクチャリングに該当する条件変更を行った金融債権のうち、当連結会計年度に債務不履行となった金融債権についての情報は以下のとおりです。

当連結会計年度

ポートフォリオ・セグメント

クラス

条件修正後残高

(百万円)

 

個人向け営業貸付金

 

387

 

 

カードローン

36

 

 

その他

351

 

法人向け営業貸付金

 

752

 

 ノンリコースローン以外

海外商工業

およびその他

752

合計

 

1,139

 

  当社および子会社は、リストラクチャリング後の契約において、元本または利息が支払期日より90日以上経過しても回収されない債権などを、債務不履行となった金融債権として認識しています。

 

  すべてのポートフォリオ・セグメントに共通して、債務不履行となった金融債権については、収益の計上を停止し、また必要に応じて追加の信用損失引当金を設定する場合もあります。

 

  当連結会計年度末現在において、担保権の行使により取得した居住用不動産はありません。また、当連結会計年度末現在において差押えの過程にある居住用不動産の担保権付個人向け住宅ローンの帳簿価額は70百万円です。

 

11  投資有価証券

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在における投資有価証券の内訳は以下のとおりです。

 

前連結会計年度末

(百万円)

当連結会計年度末

(百万円)

持分証券  ※

492,902

540,082

短期売買目的負債証券

7,431

2,654

売却可能負債証券

1,631,185

2,003,917

満期保有目的負債証券

113,805

113,790

合計

2,245,323

2,660,443

※ 持分証券には、前連結会計年度末および当連結会計年度末現在において、変額年金保険契約および変額保険契約の運用資産をそれぞれ254,853百万円および249,830百万円計上しています。また、前連結会計年度末および当連結会計年度末現在において、持分に応じて損益取込を行っている投資ファンドをそれぞれ70,129百万円および82,420百万円、公正価値オプションを選択した投資ファンドをそれぞれ6,326百万円および4,940百万円計上しています。

 

持分証券の売却損益および評価損益は、有価証券売却・評価損益および受取配当金、生命保険料収入および運用益、および有価証券評価損に計上しています(注記25「有価証券売却・評価損益および受取配当金」および注記26「生命保険事業」参照)。前連結会計年度末および当連結会計年度末現在に保有する持分証券の評価損益は、前連結会計年度および当連結会計年度において、それぞれ19,910百万円の評価損および83,643百万円の評価益です。なお、持分に応じて損益取込を行っている投資ファンドおよび公正価値オプションを選択した投資ファンドからの評価損益は含めていません。

 

  持分証券には、代替的測定法を選択した市場性のない株式および優先出資証券等を含んでいます。観察可能な価格の変動による下方修正額および上方修正額は、有価証券売却・評価損益および受取配当金、生命保険料収入および運用益に計上しています。また、減損額は、有価証券評価損に計上しています。前連結会計年度末および前連結会計年度ならびに当連結会計年度末現在および当連結会計年度における、減損および観察可能な価格の変動の加減算に関する情報は以下のとおりです。

 

前連結会計年度末

(百万円)

前連結会計年度

(百万円)

 

帳簿残高

減損累計額

および

下方修正累計額

上方修正

累計額

減損額

および

下方修正額

上方修正額

代替的測定法を

選択した持分証券

35,968

△13,428

112

△11,971

94

 

 

当連結会計年度末

(百万円)

当連結会計年度

(百万円)

 

帳簿残高

減損累計額

および

下方修正累計額

上方修正

累計額

減損額

および

下方修正額

上方修正額

代替的測定法を

選択した持分証券

47,460

△13,474

350

△1,479

232

  短期売買目的負債証券の売却損益および評価損益は、有価証券売却・評価損益および受取配当金に計上しています。前連結会計年度末および当連結会計年度末現在に保有する短期売買目的負債証券の評価損益は、前連結会計年度および当連結会計年度において、それぞれ491百万円および120百万円の評価益です。

 

  前連結会計年度および当連結会計年度における当社および子会社の売却可能負債証券の売却総額はそれぞれ249,427百万円および285,836百万円、売却益総額はそれぞれ9,274百万円および8,854百万円、売却損総額はそれぞれ264百万円および1,918百万円です。売却した負債証券の原価は移動平均法で算定しています。

 

  一部の子会社は、持分証券に含まれる一部の投資ファンドについて、公正価値オプションを選択しました。これらの投資は流動性に乏しいため、当該投資ファンドの純資産価値は公正価値を示していないと考えられます。当該子会社はこれらの投資を公正価値基準で管理し、公正価値オプションを選択することでより適切な前提に基づいてこれらの投資の公正価値を測定することができます。前連結会計年度末および当連結会計年度末現在において、持分証券は公正価値オプションを選択した投資ファンドをそれぞれ6,326百万円および4,940百万円含んでいます。

 

  一部の子会社は、売却可能負債証券に含まれる海外の国債について公正価値オプションを選択しました。この公正価値オプションの選択は、国債と当該国債の金利変動リスクおよび為替変動リスクを低減する目的で使用しているデリバティブの認識方法の違いによって生じる連結損益計算書上の変動軽減を目的としています。前連結会計年度末および当連結会計年度末現在において、売却可能負債証券に含まれる海外の国債は、公正価値オプションを選択した投資をそれぞれ780百万円および1,537百万円含んでいます。

 

  一部の子会社は、売却可能負債証券に含まれる海外の社債について公正価値オプションを選択しました。この公正価値オプションの選択は、社債と当該社債の金利変動リスクおよび為替変動リスクを低減する目的で使用しているデリバティブの認識方法の違いによって生じる連結損益計算書上の変動軽減を目的としています。前連結会計年度末および当連結会計年度末現在において、売却可能負債証券に含まれる海外の社債は、公正価値オプションを選択した投資をそれぞれ18,189百万円および2,907百万円含んでいます。

 

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在における、売却可能負債証券および満期保有目的負債証券の種類別の償却原価、未実現評価益総額、未実現評価損総額および公正価値の内訳は以下のとおりです。

 

前連結会計年度末

償却原価

(百万円)

未実現評価益総額

(百万円)

未実現評価損総額

(百万円)

公正価値

(百万円)

売却可能負債証券:

 

 

 

 

日本および海外の国債

640,197

21,063

△7,315

653,945

日本および海外の地方債

251,738

2,031

△3,414

250,355

社債

595,625

8,727

△7,875

596,477

米州のCMBS/RMBS

56,957

929

△9,214

48,672

その他資産担保証券等

92,363

3,267

△13,894

81,736

 小計

1,636,880

36,017

△41,712

1,631,185

満期保有目的負債証券:

 

 

 

 

日本の国債等

113,805

29,384

143,189

 合計

1,750,685

65,401

△41,712

1,774,374

 

 

当連結会計年度末

償却原価

(百万円)

信用損失引当金

(百万円)

未実現評価益総額

(百万円)

未実現評価損総額

(百万円)

公正価値

(百万円)

売却可能負債証券:

 

 

 

 

 

日本および海外の国債

846,736

6,071

△31,649

821,158

日本および海外の地方債

274,770

△120

4,238

△2,612

276,276

社債

742,862

10,125

△10,736

742,251

米州のCMBS/RMBS

35,668

549

△1,760

34,457

その他資産担保証券等

126,731

4,308

△1,264

129,775

 小計

2,026,767

△120

25,291

△48,021

2,003,917

満期保有目的負債証券:

 

 

 

 

 

日本の国債等

113,790

25,342

139,132

 合計

2,140,557

△120

50,633

△48,021

2,143,049

 

  当連結会計年度における、売却可能負債証券に対する信用損失引当金に関する情報は以下のとおりです。

当連結会計年度

(百万円)

 

海外の地方債

合計

信用損失引当金:

 

 

期首残高

過去に信用損失引当金を計上していない

証券に対する繰入

120

120

期末残高

120

120

 

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在において、未実現評価損(信用損失引当金含む)を計上している売却可能負債証券の未実現評価損継続期間別の内訳は以下のとおりです。

 

前連結会計年度末

 

12ヶ月未満

12ヶ月以上

合計

 

公正価値

(百万円)

未実現

評価損総額

(百万円)

公正価値

(百万円)

未実現

評価損総額

(百万円)

公正価値

(百万円)

未実現

評価損総額

(百万円)

売却可能負債証券:

 

 

 

 

 

 

日本および海外の国債

116,967

△2,881

165,642

△4,434

282,609

△7,315

日本および海外の地方債

143,563

△3,413

219

△1

143,782

△3,414

社債

260,738

△4,643

22,631

△3,232

283,369

△7,875

米州のCMBS/RMBS

30,830

△7,486

5,768

△1,728

36,598

△9,214

その他資産担保証券等

26,612

△3,759

22,727

△10,135

49,339

△13,894

 合計

578,710

△22,182

216,987

△19,530

795,697

△41,712

 

 

当連結会計年度末

 

12ヶ月未満

12ヶ月以上

合計

 

公正価値

(百万円)

未実現

評価損総額

(百万円)

公正価値

(百万円)

未実現

評価損総額

(百万円)

公正価値

(百万円)

未実現

評価損総額

(百万円)

売却可能負債証券:

 

 

 

 

 

 

日本および海外の国債

475,023

△21,472

264,105

△10,177

739,128

△31,649

日本および海外の地方債

48,367

△519

63,316

△2,213

111,683

△2,732

社債

231,552

△5,798

141,559

△4,938

373,111

△10,736

米州のCMBS/RMBS

345

△6

24,782

△1,754

25,127

△1,760

その他資産担保証券等

4,296

△112

29,750

△1,152

34,046

△1,264

 合計

759,583

△27,907

523,512

△20,234

1,283,095

△48,141

 

  当連結会計年度末現在において、未実現評価損を計上している売却可能負債証券のうち、信用損失引当金が計上されていない売却可能負債証券の未実現評価損継続期間別の内訳は以下のとおりです。

 

当連結会計年度末

 

12ヶ月未満

12ヶ月以上

合計

 

公正価値

(百万円)

未実現

評価損総額

(百万円)

公正価値

(百万円)

未実現

評価損総額

(百万円)

公正価値

(百万円)

未実現

評価損総額

(百万円)

売却可能負債証券:

 

 

 

 

 

 

日本および海外の国債

475,023

△21,472

264,105

△10,177

739,128

△31,649

日本および海外の地方債

45,486

△399

63,316

△2,213

108,802

△2,612

社債

231,552

△5,798

141,559

△4,938

373,111

△10,736

米州のCMBS/RMBS

345

△6

24,782

△1,754

25,127

△1,760

その他資産担保証券等

4,296

△112

29,750

△1,152

34,046

△1,264

 合計

756,702

△27,787

523,512

△20,234

1,280,214

△48,021

 

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在において、それぞれ678銘柄および638銘柄から未実現評価損が生じています。これらの負債証券の未実現評価損は、利率、クレジットスプレッドおよび市場動向の変化を含む多くの要因により生じています。

 

  当連結会計年度末現在における売却可能負債証券の未収利息は、その他資産に7,374百万円計上しています。当社および子会社はこれらの未収利息について信用損失を見積もり、信用損失引当金を設定しています。当連結会計年度末現在における信用損失引当金の残高はありません。

 

  2020年4月1日より、信用損失基準が適用されました。

 

  信用損失基準の適用以前の売却可能負債証券について、公正価値が償却原価を下回っている場合、回収可能性に関するすべての利用可能な情報をもとに減損が一時的でないか否かの判断をしています。判断をするにあたり、(1)売却意図がなく、(2)公正価値が償却原価まで回復する前に売却しなければならない可能性が50%超でなく、(3)回収見込みキャッシュ・フローの現在価値により償却原価全額を十分に回収できるという条件をすべて満たした場合は、一時的でない減損は生じていないとしています。一方で、上記の3つの条件のいずれかを満たさない場合には、一時的でない減損が生じているとしています。

 

  前連結会計年度において、その他の包括利益(損失)および期間損益に認識した売却可能負債証券の一時的でない減損はありません。

 

信用損失基準の適用以降、公正価値が償却原価を下回った場合、その証券は減損しており、償却原価を下回る公正価値の下落が信用損失またはその他の要素のいずれから生じているかを個別の証券ごとに決定します。売却可能負債証券の信用損失に伴う減損は信用損失引当金を通じて期間損益に計上しています。その他の要素から生じた減損は、税効果控除後の金額でその他の包括利益(損失)に計上しています。信用損失の見積もりにおいて、回収見込キャッシュ・フローの現在価値が償却原価ベースを下回る場合には、信用損失が存在するとみなしています。信用損失引当金を計上している負債証券を売却する意図がある場合、または当該証券の公正価値が償却原価まで回復する前に売却しなければならない可能性が50%超となった場合は、信用損失引当金を直接償却し、追加減損を期間損益に計上したうえで償却原価を公正価値まで減額しています。なお、公正価値が償却原価を下回った時点において売却可能負債証券の売却が見込まれる場合、信用損失引当金を通さずに公正価値と償却原価の差額の金額を直接減額する方法により評価損として期間損益に計上しています。

 

当連結会計年度において認識した、売却可能負債証券に関連する信用損失は、海外の地方債に関し、裏付となる資産の稼働率低下により信用損失が発生したことによるものです。売却可能負債証券の信用損失の評価は、負債証券の償却原価と裏付債権の見積公正価値や当該証券の返済優先順位などの多くの全体条件に基づき見積もったキャッシュ・フローの現在価値とを比較して行っています。当社および子会社は、これらの負債証券を売却する意図はなく、償却原価の回復前に売却しなければならない可能性も50%超ではないため、信用損失引当金を計上しています。

 

  売却可能負債証券に関する未実現評価損は、主に市場金利および為替相場の動向とリスク・プレミアムの変化により生じています。これらの負債証券の回収可能性を評価するために、入手可能なすべての情報(発行者の財政状態および事業の見通し等)を考慮しています。日本および海外の国債、日本および海外の地方債、および社債の公正価値は、主に類似した資産の相場価額等に基づいて見積もられ、それらが入手できない場合には、割引キャッシュ・フロー法および第三者の算定する価格に基づき見積もられています。米州のCMBS/RMBSおよびその他資産担保証券等の公正価値は、取引価格や入札価格等ブローカーや独立したプライシングサービスからの価格を参照し、それらに依拠できない場合には、割引キャッシュ・フロー法および第三者の算定する価格を使用しています。割引キャッシュ・フロー法は、デフォルト率や繰上償還率、当該証券への返済の優先順位等の想定に基づき見積もった予想キャッシュ・フローを、クレジット・リスクと流動性リスクを考慮した割引率で割り引いています。

 

  前連結会計年度末において保有していた売却可能負債証券について、一時的でない減損のうち信用損失に関連する累積減損額の増減は、前連結会計年度において以下のとおりです。

 

 

前連結会計年度

(百万円)

期首残高

2,102

期中増減

期末残高

2,102

 

  また、上記の売却可能負債証券について、一時的でない減損のうち信用損失以外の部分は未実現評価損として税効果控除後金額で、その他の包括利益(損失)に計上しています。これらの減損には、一時的でない減損を期間損益認識した後の、当該売却可能負債証券の公正価値の変動による未実現評価損益の金額を含んでいます。前連結会計年度末において、これらの銘柄につきその他の包括利益累計額に計上した未実現評価損益の金額に重要性はありません。

 

前連結会計年度末および当連結会計年度末現在における、売却可能負債証券および満期保有目的負債証券の契約満期日ごとの内訳は以下のとおりです。

 

前連結会計年度末

当連結会計年度末

償却原価

(百万円)

公正価値

(百万円)

償却原価

(百万円)

公正価値

(百万円)

売却可能負債証券:

 

 

 

 

1年以内

40,477

39,425

37,257

37,380

1年超5年以内

290,323

284,489

303,251

306,218

5年超10年以内

540,516

529,643

557,027

558,303

10年超

765,564

777,628

1,129,232

1,102,016

 合計

1,636,880

1,631,185

2,026,767

2,003,917

満期保有目的負債証券:

 

 

 

 

5年超10年以内

7,021

8,343

11,246

13,093

10年超

106,784

134,846

102,544

126,039

 合計

113,805

143,189

113,790

139,132

 

 モーゲージ担保証券のような満期一括回収でない負債証券は、上記の表では最終期日をもって分類しています。

 

  一部の債券発行者は、繰上償還する権利を有しています。この権利の行使により上記の契約満期日と実際の満期日が異なる場合があります。

 

  前連結会計年度および当連結会計年度における連結計算損益書の金融収益には、それぞれ13,657百万円および11,870百万円の有価証券利息を計上しています。

 

12  金融資産の譲渡

  当社および子会社は、営業貸付金(商業不動産担保ローンおよび個人向け不動産担保ローン等)等の金融資産を証券化および債権譲渡しています。

 

  証券化の過程で、これらの金融資産はSPEに譲渡され、SPEはこれらの金融資産を担保にした信託受益権および証券を投資家に対し発行します。SPEに譲渡された資産から生じるキャッシュ・フローは、これらの信託受益権および証券の分配に使用されます。これらの資産は当社および子会社から隔離され、投資家およびSPEは譲渡された資産の債務者および発行者の債務不履行に際し、当社および子会社の他の資産への請求権は持っていません。

 

  当社および子会社は多くの場合、譲渡した金融資産に対し、回収業務の受託や信託受益権の形でSPEの持分を継続して保有することで、継続的関与を持つ場合があります。継続して保有する持分は譲渡した資産の権益を含み、多くの場合、他の持分よりも劣後しています。当社および子会社が継続して保有する持分は、譲渡した資産の貸倒リスク、金利変動リスクおよび期限前返済リスクの影響を受けます。特に劣後持分は、譲渡された資産の貸倒および期限前返済によるキャッシュ・フローの減少リスクを最初に被るため、優先持分とは異なる貸倒リスクおよび期限前返済リスクにさらされています。また、投資家に対して契約利率による配当を支払った後に残る余剰資金の多くの部分は、当社および子会社への劣後持分の配当として支払われます。このような証券化取引において、当社および子会社が主たる受益者となるSPEを連結しています。

 

  連結対象とならない譲受人に対して金融資産を譲渡する場合は、当社および子会社が対象となる資産に対する支配を放棄した時点で、売却として会計処理しています。

 

  前連結会計年度および当連結会計年度において新たな証券化および債権譲渡により認識を中止した営業貸付金は、それぞれ643,422百万円および1,306,495百万円です。前連結会計年度および当連結会計年度における当該証券化および債権譲渡による譲渡損益は、連結損益計算書上、金融収益にそれぞれ20,635百万円および36,624百万円計上しています。

 

  一部の子会社は、自社で組成した営業貸付金を、回収義務を保持したまま投資家に売却しています。また、他社が組成した営業貸付金の回収業務を受託しています。このような回収業務に関するサービス資産は、連結貸借対照表上、その他資産に計上しており、前連結会計年度および当連結会計年度における増減は以下のとおりです。

 

前連結会計年度

(百万円)

当連結会計年度

(百万円)

期首残高

31,572

57,705

債権売却等による増加 ※

33,061

17,434

償却等による減少

△6,229

△12,597

為替変動による増加(減少)

△699

1,212

期末残高

57,705

63,754

  ※  債権売却等による増加には、会社買収による増加が含まれています。

 

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在のサービス資産の公正価値は以下のとおりです。

 

前連結会計年度末

(百万円)

当連結会計年度末

(百万円)

期首残高

39,846

60,419

期末残高

60,419

74,135

 

13  変動持分事業体

  当社および子会社は、通常の営業活動においてSPEを利用しています。

  これらのSPEは、議決権が存在しない場合もあり、必ずしも議決権により支配されているわけではありません。当社および子会社は、これらのSPEのうち、(a)リスクを負担する出資の合計が、出資者を含む他者からの追加的な劣後金融支援なしでは営業活動のための資金調達を行うのに十分ではないか、(b)リスクを負担する出資者がグループとして(1)その事業体の経済的パフォーマンスに最も重要な影響を与える活動の意思決定を行う議決権または同様の権利、(2)事業体の期待損失を引き受ける義務、または、(3)期待残余利益を受け取る権利、を持っていないSPEをVIEと判定しています。

 

  当社および子会社は、定性的な分析に基づき、以下の両方の特徴を有している変動持分保有者がVIEを連結すべき主たる受益者であると判断しています。

 

・VIEの経済的パフォーマンスに最も重要な影響を与える事業体の活動を指図するパワー

・VIEにとって潜在的に重要な損失を吸収する義務あるいはVIEにとって潜在的に重要な利益を享受する権利

 

  当社および子会社は、すべての事実や状況を考慮に入れて、主たる受益者に該当する、すなわち、当該VIEを連結するか否かを決定し、継続的に再評価しています。

 

  当社および子会社は、定性的評価をするにあたり、以下の事項を検討しています。

 

・事業体の経済的パフォーマンスに最も影響を与える活動と、その活動を指図するパワーを誰が有するかの特定

・当社および子会社が保有している変動持分の性質およびその他の関与(関連当事者および事実上の代理人の関与を含む)

・他の変動持分保有者による関与

・VIEの目的およびデザイン(当該VIEに発生し、その変動持分の保有者に移転するようにデザインされたリスクを含む)

 

  当社および子会社が、通常、主たる受益者の決定にあたり、重要と考えているVIEへの関与は以下のとおりです。

 

・取引のストラクチャーを設計すること

・出資および貸付を行うこと

・運用者やアセットマネージャー、サービサーとなり、変動型の報酬を受け取ること

・流動性の供与やその他の財務的支援を行うこと

 

  VIEの経済的パフォーマンスに最も重要な影響を与える事業体の活動を指図するパワーが複数の独立した当事者の間で共有されている場合、当社および子会社は当該活動を指図するパワーを有しません。その場合、当社および子会社は当該VIEを連結していません。

 

  当社および子会社に関係するVIEの情報は以下のとおりです。

 

①  連結対象VIE

  前連結会計年度末

VIE種別

総資産

(百万円)

※1

総負債

(百万円)

※1

担保に供して

いる資産

(百万円)

※2

コミットメント(百万円)

※3

(a)顧客の資産の流動化のためのVIE

(b)顧客の不動産購入および不動産開発の

  ためのVIE

2,546

2

(c)不動産関連事業に関連して当社および

  子会社が不動産を取得するためのVIE

80,385

17,941

21,970

5,153

(d)企業の再生支援事業のためのVIE

465

9

(e)有価証券投資を行うためのVIE

82,098

28

(f)リース債権、貸付債権等の金融資産を

  証券化するためのVIE

267,548

159,181

267,548

(g)第三者が行う貸付債権の証券化の

  ためのVIE

2,358

3,037

2,358

(h)発電事業を行うためのVIE

393,797

284,772

355,107

40,111

(i)その他のVIE

163,948

66,411

141,988

合計

993,145

531,381

788,971

45,264

 

  当連結会計年度末

VIE種別

総資産

(百万円)

※1

総負債

(百万円)

※1

担保に供して

いる資産

(百万円)

※2

コミットメント(百万円)

※3

(a)顧客の資産の流動化のためのVIE

(b)顧客の不動産購入および不動産開発の

  ためのVIE

1,996

0

(c)不動産関連事業に関連して当社および

  子会社が不動産を取得するためのVIE

63,935

12,977

17,923

3,720

(d)企業の再生支援事業のためのVIE

431

158

(e)有価証券投資を行うためのVIE

104,364

316

35

(f)リース債権、貸付債権等の金融資産を

  証券化するためのVIE

266,662

158,620

266,662

828

(g)第三者が行う貸付債権の証券化の

  ためのVIE

511

992

511

(h)発電事業を行うためのVIE

304,064

226,224

285,149

35,194

(i)その他のVIE

171,344

67,346

144,260

合計

913,307

466,633

714,540

39,742

※1  多くのVIEが保有する資産はVIEの債務等の返済のみに使用され、多くのVIEの負債の債権者は当社および子会社の他の資産に対して請求権を持っていません。

※2  VIEの資金調達のために、VIEが担保に供している資産。

※3  当社および子会社がVIEに対して、出資や貸付について結んでいるコミットメント契約の未使用額。

 

②  連結していないVIE

  前連結会計年度末

VIE種別

総資産

(百万円)

当社および子会社の計上額

最大損失エクス

ポージャー

(百万円)

ノンリコース

ローン拠出額

(百万円)

出資額

(百万円)

(a)顧客の資産の流動化のためのVIE

8,508

991

991

(b)顧客の不動産購入および不動産開発の

  ためのVIE

51,746

4,542

4,542

(c)不動産関連事業に関連して当社および

  子会社が不動産を取得するためのVIE

(d)企業の再生支援事業のためのVIE

(e)有価証券投資を行うためのVIE

3,820,403

55,645

72,527

(f)リース債権、貸付債権等の金融資産を

  証券化するためのVIE

(g)第三者が行う貸付債権の証券化の

  ためのVIE

1,239,325

15,663

15,668

(h)発電事業を行うためのVIE

25,037

1,719

1,719

(i)その他のVIE

200,325

2,837

10,523

13,476

合計

5,345,344

2,837

89,083

108,923

 

  当連結会計年度末

VIE種別

総資産

(百万円)

当社および子会社の計上額

最大損失エクス

ポージャー

(百万円)

ノンリコース

ローン拠出額

(百万円)

出資額

(百万円)

(a)顧客の資産の流動化のためのVIE

27,273

1,255

991

2,246

(b)顧客の不動産購入および不動産開発の

  ためのVIE

317,027

6,905

4,884

11,789

(c)不動産関連事業に関連して当社および

  子会社が不動産を取得するためのVIE

(d)企業の再生支援事業のためのVIE

(e)有価証券投資を行うためのVIE

4,108,847

56,818

75,607

(f)リース債権、貸付債権等の金融資産を

  証券化するためのVIE

709

2

2

(g)第三者が行う貸付債権の証券化の

  ためのVIE

1,485,653

18,268

18,271

(h)発電事業を行うためのVIE

10,103

442

442

(i)その他のVIE

370,516

2,845

10,101

12,946

合計

6,320,128

11,005

91,506

121,303

※  当社および子会社がVIEに対して結んでいるコミットメント契約の未使用額を含みます。

 

(a)顧客の資産の流動化のためのVIE

  当社および子会社は、顧客の特定の資産の流動化に基づきストラクチャードファイナンスを行う際にVIEを利用します。VIEは、典型的には顧客からの倒産隔離のストラクチャーを提供するために使用され、VIEを利用した取組は、顧客からの要請によるものです。そのような顧客から流動化用の資産を取得するVIEは、金融機関よりノンリコースローンを借り入れ、顧客より出資を受けます。当社および子会社は、そのようなVIEに対し、ノンリコースローン供与、出資を行います。VIEは流動化対象資産からのキャッシュ・フローによりローンを返済し、十分な資金があれば、出資者に分配を行います。

  当社および子会社が保有する連結していないVIEの変動持分は、連結貸借対照表上、ノンリコースローンは営業貸付金に計上し、出資は主にその他資産に計上しています。

 

(b)顧客の不動産購入および不動産開発のためのVIE

  顧客や当社および子会社は、不動産の取得および開発プロジェクトのためにVIEを利用します。このような場合、顧客は、顧客から倒産隔離されたVIEを設立し、出資を行います。VIEは、不動産の取得および開発プロジェクトを行います。

  当社および子会社は、そのようなVIEに対し、ノンリコースローン供与および特定社債の購入、出資を行い、一部のVIEについてはアセットマネージャーになることで実質的に支配しているため連結しています。

  連結貸借対照表上、連結したVIEの資産は、主に、現金および現金等価物、および関連会社投資に計上しています。

  当社および子会社が保有する連結していないVIEの変動持分は、連結貸借対照表上、ノンリコースローンは営業貸付金に計上し、出資は主に投資有価証券、関連会社投資およびその他資産に計上しています。当社および子会社は、第三者がVIEに対して指図するパワーを有していることから、当該VIEを連結しないと判断しています。また当社および子会社は、一部のVIEに対し複数の独立した当事者の間でパワーを共有していることから、当該VIEを連結しないと判断しています。

 

(c)不動産関連事業に関連して当社および子会社が不動産を取得するためのVIE

  当社および子会社は、外部の金融機関よりノンリコースローンによる資金調達を行うため、あるいは不動産に必要な管理業務を簡略化するためVIEを設立して不動産を取得します。

  当社および子会社は、議決権を保有しない場合でも、そのようなVIEの劣後持分が実質的にすべて当社および子会社に対して発行されていることから、当社および子会社により支配され、利用されているのでVIEを連結しています。

  連結貸借対照表上、連結したVIEの資産は、主に現金および現金等価物、使途制限付現金、オペレーティング・リース投資、投資有価証券、事業用資産およびその他資産に計上し、負債は、主に長期借入債務およびその他負債に計上しています。当社および一部の子会社は、このような連結したVIEに対して将来投資または貸付を行うコミットメント契約を結んでいます。

 

(d)企業の再生支援事業のためのVIE

  金融機関や当社および子会社は、企業の再生支援事業のためにVIEを利用します。VIEは、金融機関を含む顧客、当社および子会社から出資を受け、再生の可能性のある企業向けの貸付債権を買い取ります。債権回収業務は当社の子会社が行います。

  当社および子会社は、このようなVIEの出資持分の大部分を保有し、また債権回収業務を通じてVIEの経済的パフォーマンスに最も重要な影響を与えるVIEの活動を指図するパワーを有しているためVIEを連結しています。

  連結貸借対照表上、連結したVIEの資産は、主に営業貸付金に計上し、負債は、主にその他負債に計上しています。

 

(e)有価証券投資を行うためのVIE

  当社および子会社は、主に株式や債券に投資する様々なVIE、いわゆる投資ファンドの持分を取得しています。これらのVIEは、当社の子会社により管理・運営されているか、または、当社および子会社から独立している運営会社等により管理されています。

  これらのうち一部のVIEについては、一部の子会社が出資持分の大部分を保有し、また取組のデザインに関与するなど、VIEの経済的パフォーマンスに最も重要な影響を与えるVIEの活動を指図するパワーを有していることから連結しています。

  連結貸借対照表上、連結したVIEの資産は、主に投資有価証券および関連会社投資に計上し、負債は、主にその他負債に計上しています。

  当社および子会社が保有する連結していないVIEの変動持分は、連結貸借対照表上、投資有価証券に計上しています。当社および一部の子会社は、このような連結していないVIEに対して将来投資を行うコミットメント契約を結んでいます。

 

(f)リース債権、貸付債権等の金融資産を証券化するためのVIE

  当社および子会社は、リース債権、貸付債権等の金融資産を証券化するためにVIEを利用します。証券化において、これらの金融資産はSPEに譲渡され、SPEはその金融資産を裏付けとして信託受益権および証券を投資家に発行します。当社および子会社は証券化後も劣後部分を継続して保有し、債権回収業務も行います。

  当社および子会社はスキームの組成や債権回収業務を行うことで一部のVIEの経済的パフォーマンスに最も重要な影響を与えるVIEの活動を指図するパワーを有し、かつ劣後部分により潜在的に重要な損失を吸収する義務があるため、該当VIEを連結しています。

  連結貸借対照表上、連結したVIEの資産は、主に使途制限付現金、リース純投資および営業貸付金に計上し、負債は、主に長期借入債務に計上しています。当社および一部の子会社は、このような連結したVIEに対して将来投資または貸付を行うコミットメント契約を結んでいます。当社が保有する連結していないVIEの変動持分は、連結貸借対照表上、使途制限付現金に計上しています。

 

(g)第三者が行う貸付債権の証券化のためのVIE

  当社および子会社は、第三者が行う証券化により発行されたCMBS、RMBSおよびその他資産担保証券を保有しています。これらのうち、一部の証券化案件において、一部の子会社は劣後部分を保有するとともに、当該証券化案件のスペシャル・サービサー業務を引き受けている場合があります。スペシャル・サービサー業務では、証券化対象である不動産担保ローンにかかる担保物件の処分権限を有しています。

  当該子会社は、担保物件処分の権限を含むスペシャル・サービサー業務を行うことでVIEの経済的パフォーマンスに最も重要な影響を与えるVIEの活動を指図するパワーを有し、かつ劣後部分により潜在的に重要な損失を吸収する義務があるため、該当VIEを連結しています。

  連結貸借対照表上、連結したVIEの資産は、主に営業貸付金に計上し、負債は、主に長期借入債務に計上しています。

  当社および子会社が保有する連結していないVIEの変動持分は、連結貸借対照表上、投資有価証券に計上しています。当社は、このような連結していないVIEに対して将来投資を行うコミットメント契約を結んでいます。

 

(h)発電事業を行うためのVIE

  当社および子会社は、発電事業を行う際にVIEを利用しています。VIEは、当社および子会社から出資を受け、取得または賃借した土地に太陽光発電所、火力発電所および風力発電所を建設し、発電した電力を電力会社に売却しています。当社および子会社は、そのようなVIEに対し出資持分の大部分を保有し、一部のVIEについてはアセットマネージャーになることで実質的に支配しているため連結しています。

  連結貸借対照表上、連結したVIEの資産は、主に現金および現金等価物、使途制限付現金、事業用資産およびその他資産に計上し、負債は、主に短期借入債務、長期借入債務、その他負債に計上しています。当社および一部の子会社は、このような連結したVIEに対して将来投資または貸付を行うコミットメント契約を結んでいます。

  当社が保有する連結していないVIEの変動持分は、連結貸借対照表上、関連会社投資に計上しています。

 

(i)その他のVIE

  当社および子会社はその他様々な目的でVIEを利用しています。連結しているVIEおよび連結していないVIEのうち主なものに、組合ストラクチャーがあります。また、一部の子会社は、上記(a)~(h)に該当しない一部のVIEについて、劣後部分を保有し、かつそのVIEは子会社に実質的に支配されているため連結しています。

  日本において、一部の子会社は自らの子会社のSPEが営業者となっている組合として知られる契約構造を利用した投資商品を顧客に提供しています。第三者にリースする目的の航空機またはその他大型の物件を購入するための資金調達の手段として、当社および子会社は、組合に必要な資金を部分的に提供する投資家に組合商品を組成し販売します。残りの購入資金は、単独または複数の金融機関からノンリコースローンを組合が借り入れます。組合投資家および組合への貸し手は、購入および賃貸活動に関する組合の経済的なリスクおよびリワードを留保し、すべての関連した利益または損失は、組合の投資家の財務諸表に計上されます。当社および子会社は、商品の組成および販売に責任を持ち、サービサーおよび組合の業務の管理者となります。組成および管理に対する報酬は、連結損益計算書に認識されます。当社および子会社は、一部の組合に対して出資を行い、潜在的に重要な損失を吸収する義務があり、かつその経済的パフォーマンスに最も重要な影響を与える活動を指図するパワーを有するため、当該組合を連結しています。その他の組合については、重要な出資、保証、その他の財務上の重要な責任またはエクスポージャーを保有していないため、主たる受益者とはならないと判断しています。

  当社は、資金調達を行うためにVIEを利用しています。当社は、自らが保有する資産をSPEに譲渡し、SPEは当該資産を裏付けとしてノンリコースローンによる資金調達を実行します。当社は、SPEへの資産の譲渡後も当該SPEの劣後部分を継続して保有し、資産の管理業務も行います。当社はスキームの組成や資産の管理業務を行うことでVIEの経済的パフォーマンスに最も重要な影響を与えるVIEの活動を指図するパワーを有し、かつ劣後部分により潜在的に重要な損失を吸収する義務があるため、VIEを連結しています。

  連結貸借対照表上、連結したVIEの資産は、主にオペレーティング・リース投資、関連会社投資、社用資産およびその他資産に計上し、負債は、主に長期借入債務およびその他負債に計上しています。

  当社および子会社が保有する連結していないVIEの変動持分は、連結貸借対照表上、ノンリコースローンは営業貸付金に計上し、出資は、主に投資有価証券および関連会社投資に計上しています。一部の子会社は、このような連結していないVIEに対して将来投資を行うコミットメント契約を結んでいます。

 

14  関連会社投資

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在における関連会社投資の内訳は以下のとおりです。

 

前連結会計年度末

(百万円)

当連結会計年度末

(百万円)

株式

770,750

853,937

貸付金等

50,912

33,827

合計

821,662

887,764

 

  一部の関連会社は、株式市場に上場しています。これらの関連会社の帳簿価額および時価は、前連結会計年度末においてそれぞれ153,868百万円および166,296百万円であり、当連結会計年度末現在においてそれぞれ136,755百万円および169,928百万円です。

 

  前連結会計年度および当連結会計年度において、当社および子会社は関連会社よりそれぞれ38,372百万円および15,416百万円の配当金を受け取っています。

 

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在において、連結貸借対照表上の関連会社投資の簿価から、関連会社の直近の財務諸表に基づく純資産の当社持分の合計残高を差し引いた額は、それぞれ81,182百万円および131,600百万円です。当該差額には、主に営業権および固定資産の公正価値調整額が含まれています。当該差額は、償却や減損等の適切な処理を行っており、変動額を持分法投資損益に計上しています。

 

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在において、関連会社投資のうち重要な部分を占める会社は、Avolon Holdings Limited (持分比率30%)および関西エアポート株式会社(持分比率40%)です。

 

  前連結会計年度および当連結会計年度において、すべての関連会社の財務諸表を合算・要約したものは以下のとおりです(関連会社の経営成績の数値は、当社および子会社が投資した日以降の利用可能な財務諸表の期間について反映しています。)。

 

前連結会計年度

(百万円)

当連結会計年度

(百万円)

経営成績:

 

 

営業収益

1,674,184

1,155,974

税引前当期純利益

206,637

85,667

当期純利益

140,540

74,008

財政状態:

 

 

資産合計

12,499,794

12,858,129

負債合計

8,428,007

9,203,980

資本合計

4,071,787

3,654,149

 

  当社および子会社は上記に記載した取引を除き、これらの会社との重要な取引はありません。

 

15  営業権およびその他の無形資産

  前連結会計年度および当連結会計年度におけるセグメントごとの営業権の推移は以下のとおりです。

 

前連結会計年度

法人営業・

メンテナン

スリース

(百万円)

不動産

(百万円)

事業投資・

コンセッシ

ョン

(百万円)

環境

エネルギー(百万円)

保険

(百万円)

銀行・

クレジット

(百万円)

輸送機器

(百万円)

期首:

 

 

 

 

 

 

 

営業権

65,566

16,470

88,855

183

4,452

10,971

587

累積減損額

△837

△39

△587

差引残高

64,729

16,470

88,855

144

4,452

10,971

取得額

1,299

22,772

3,933

672

減損額

その他の増減額 ※

△111

△22,172

期末:

 

 

 

 

 

 

 

営業権

66,865

16,359

89,455

4,116

5,124

10,971

587

累積減損額

△837

△39

△587

差引残高

66,028

16,359

89,455

4,077

5,124

10,971

 

 

前連結会計年度

ORIX USA

(百万円)

ORIX Europe

(百万円)

アジア・

豪州

(百万円)

合計

(百万円)

期首:

 

 

 

 

営業権

113,801

126,131

7,911

434,927

累積減損額

△2,785

△4,248

差引残高

113,801

126,131

5,126

430,679

取得額

17,846

46,522

減損額

その他の増減額 ※

△2,401

△8,178

△521

△33,383

期末:

 

 

 

 

営業権

129,246

117,953

7,390

448,066

累積減損額

△2,785

△4,248

差引残高

129,246

117,953

4,605

443,818

 

 

当連結会計年度

法人営業・

メンテナン

スリース

(百万円)

不動産

(百万円)

事業投資・

コンセッシ

ョン

(百万円)

環境

エネルギー(百万円)

保険

(百万円)

銀行・

クレジット

(百万円)

輸送機器

(百万円)

期首:

 

 

 

 

 

 

 

営業権

66,865

16,359

89,455

4,116

5,124

10,971

587

累積減損額

△837

△39

△587

差引残高

66,028

16,359

89,455

4,077

5,124

10,971

取得額

478

47,011

減損額

△12

その他の増減額 ※

7

△14,002

△3,933

△109

期末:

 

 

 

 

 

 

 

営業権

67,350

16,359

122,464

183

5,015

10,971

587

累積減損額

△849

△39

△587

差引残高

66,501

16,359

122,464

144

5,015

10,971

 

 

当連結会計年度

ORIX USA

(百万円)

ORIX Europe

(百万円)

アジア・

豪州

(百万円)

合計

(百万円)

期首:

 

 

 

 

営業権

129,246

117,953

7,390

448,066

累積減損額

△2,785

△4,248

差引残高

129,246

117,953

4,605

443,818

取得額

11,697

59,186

減損額

△1,494

△1,506

その他の増減額 ※

566

10,847

402

△6,222

期末:

 

 

 

 

営業権

129,812

140,497

7,792

501,030

累積減損額

△1,494

△2,785

△5,754

差引残高

128,318

140,497

5,007

495,276

(注)2020年4月1日より、報告セグメントの区分を変更しており、前連結会計年度の数値は、変更後のセグメント区分

に基づいて組替再表示しています。区分変更の詳細については、注記34「セグメント情報」をご参照ください。

  ※  その他の増減額には、為替による影響額、売却による減少額、ならびに他勘定への振替額等を含んでいます。

 

  当社および子会社は、営業権について減損テストを実施した結果、前連結会計年度において減損を認識していません。また、当連結会計年度において、法人営業・メンテナンスリースセグメントに含まれる営業権について12百万円、ORIX USAセグメントに含まれる営業権について1,494百万円の減損を認識し、その他の損益として計上しました。これらの報告単位の公正価値は、主として、割引キャッシュ・フロー法および類似企業比較法に基づいて算定しています。

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在の無形資産の内訳は以下のとおりです。

 

前連結会計年度末

(百万円)

当連結会計年度末

(百万円)

耐用年数を確定できない無形資産:

 

 

商標権

69,321

67,888

アセットマネジメント契約

141,069

161,081

その他

4,192

5,312

 小計

214,582

234,281

償却すべき無形資産(取得価額):

 

 

ソフトウエア

119,666

129,695

顧客関係

137,923

155,807

その他

88,189

90,354

 小計

345,778

375,856

償却累計額

△155,868

△184,589

差引残高

189,910

191,267

 合計

404,492

425,548

 

  無形資産の償却費は、前連結会計年度および当連結会計年度にそれぞれ32,189百万円および28,748百万円です。

  今後5年間の無形資産の見積償却費は、それぞれ2022年3月期に30,129百万円、2023年3月期に25,434百万円、2024年3月期に21,525百万円、2025年3月期に17,983百万円、2026年3月期に14,747百万円です。

  当連結会計年度において増加した償却すべき無形資産は、38,325百万円です。このうち主なものは、ソフトウエア13,693百万円および買収により取得した顧客関係19,304百万円です。これらのソフトウエアおよび買収により取得した顧客関係の加重平均償却期間はそれぞれ5年および17年です。

 

  当社および子会社は、無形資産について減損テストを実施した結果、前連結会計年度において、法人営業・メンテナンスリースセグメントに含まれる無形資産について329百万円の減損を認識し、販売費および一般管理費として計上しました。また、当連結会計年度において、法人営業・メンテナンスリースセグメントに含まれる無形資産について2百万円、不動産セグメントに含まれる無形資産について217百万円、事業投資・コンセッションセグメントに含まれる無形資産について4百万円、環境エネルギーセグメントに含まれる無形資産について2百万円、保険セグメントに含まれる無形資産について2百万円、輸送機器セグメントに含まれる無形資産について505百万円、ORIX USAセグメントに含まれる無形資産について414百万円の減損を認識し、その他の損益として計上しました。これらは、将来キャッシュ・フローの見込が低下した結果、当該無形資産の公正価値が帳簿価額を下回ったことによるものです。これらの無形資産の公正価値は、主として、割引キャッシュ・フロー法に基づいて算定しています。

 

 

 

16  短期および長期借入債務

  短期借入債務は、金融機関からの借入、コマーシャル・ペーパーで構成されています。

 

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在における短期借入債務の内訳および加重平均利率(約定ベース)は以下のとおりです。

 

前連結会計年度末

当連結会計年度末

金額

(百万円)

加重平均利率

(%)

金額

(百万円)

加重平均利率

(%)

国内の、主に銀行からの短期借入債務

131,822

1.0

81,726

0.3

海外の、主に銀行からの短期借入債務

187,300

2.2

209,852

1.9

海外のミディアム・ターム・ノート

1,336

3.0

国内のコマーシャル・ペーパー

12,998

0.1

12,999

0.0

海外のコマーシャル・ペーパー

4,712

2.6

1,356

1.0

合計

336,832

1.7

307,269

1.4

 

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在における長期借入債務の内訳、加重平均利率(約定ベース)および返済期限は以下のとおりです。

 

前連結会計年度末

当連結会計年度末

金額

(百万円)

加重平均利率

(%)

返済期限

(会計年度)

金額

(百万円)

加重平均利率

(%)

返済期限

(会計年度)

銀行からの借入(固定金利)

463,599

1.2

2021年から

2037年まで

519,858

1.2

2022年から

2037年まで

銀行からの借入(変動金利)

1,957,105

1.5

2021年から

2077年まで

2,038,098

0.8

2022年から

2077年まで

保険会社およびその他の金融機関

からの借入(固定金利)

336,821

1.2

2022年から

2037年まで

328,790

0.8

2023年から

2039年まで

保険会社およびその他の金融機関

からの借入(変動金利)

336,949

1.8

2021年から

2077年まで

302,337

0.6

2023年から

2077年まで

無担保社債

845,938

1.7

2022年から

2080年まで

927,088

1.5

2023年から

2081年まで

無担保ミディアム・ターム・ノート

176,802

3.1

2021年から

2027年まで

141,296

3.1

2023年から

2027年まで

ファイナンス・リースの証券化

に伴う支払債務

4,322

0.2

2021年から

2021年まで

貸付債権および投資有価証券の証券化等

に伴う支払債務

157,818

2.2

2022年から

2039年まで

159,366

3.2

2022年から

2043年まで

合計

4,279,354

1.6

 

4,416,833

1.1

 

 

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在の長期借入債務の今後5年間およびそれ以降の返済スケジュールは以下のとおりです。

期末日  3月31日

前連結会計年度末

(百万円)

当連結会計年度末

(百万円)

2021年

658,813

2022年

632,540

704,742

2023年

599,752

646,866

2024年

438,901

654,121

2025年

520,526

513,130

2026年

371,855

2026年以降

1,428,822

2027年以降

1,526,119

合計

4,279,354

4,416,833

 

  銀行からの借入(変動金利)および保険会社およびその他の金融機関からの借入(変動金利)のうち94,000百万円は、2017年3月期に実行した劣後特約付シンジケートローン(ハイブリッドローン、2077年3月期満期)であり、借入実行から5年経過以降に60,000百万円、7年経過以降に34,000百万円の繰上返済が可能です。

 

  無担保社債のうち利払繰延条項・期限前償還条件付無担保社債(劣後特約付)(ハイブリッド債)が150,000百万円あります。うち、100,000百万円は、2020年3月期に実行、2080年3月期に満期、発行から5年経過以降に60,000百万円、10年経過以降に40,000百万円の期日前償還が可能です。また、50,000百万円は、2021年3月期に実行、2081年3月期に満期、発行から5年経過以降に29,000百万円、10年経過以降に21,000百万円の期日前償還が可能です。

 

  銀行、保険会社およびその他の金融機関からの借入、社債およびミディアム・ターム・ノートについては、主として満期日において元本一括返済、半年ごとの利払契約となっています。

 

  当社および子会社が発行した社債およびミディアム・ターム・ノートの前連結会計年度および当連結会計年度における発行差金および発行費の償却額は、それぞれ989百万円および1,010百万円です。

 

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在における当社および子会社のコミットメントライン総額はそれぞれ569,862百万円および612,737百万円であり、そのうち利用可能額はそれぞれ427,564百万円および524,451百万円です。前連結会計年度末および当連結会計年度末現在におけるコミットメントライン利用可能額のうちそれぞれ293,424百万円および465,104百万円は長期コミットメントラインです。

 

  銀行借入約定書には、一定の状況下で銀行は、借入債務に対して追加担保を要求することができ、返済期日が到来した長期および短期借入債務と預金を相殺する権利を有し、また債務不履行になった場合や、その他の特定の事象が発生した場合には、銀行に対するすべての債務を預金と相殺する権利を銀行が有する旨の規定があります。

 

  変動持分事業体(注記13  「変動持分事業体」参照)に記載の連結しているVIEが担保に供している資産以外に、金融機関からの長期および短期借入債務には前連結会計年度末および当連結会計年度末現在、以下の資産を担保に供しています。

 

前連結会計年度末

(百万円)

当連結会計年度末

(百万円)

リース債権、営業貸付金、

オペレーティング・リース投資

198,160

125,196

投資有価証券

167,800

172,503

事業用資産

28,275

27,125

その他資産等

26,982

14,026

合計

421,217

338,850

 

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在において、借入債務に対して連結消去されている連結子会社株式それぞれ166,888百万円および226,987百万円、関連会社の借入債務に対して関連会社投資それぞ60,104百万円および50,538百万円担保に供しています。前連結会計年度末および当連結会計年度末現在において、借入債務に対して連結消去されている連結子会社貸付金それぞれ10,587百万円および10,101百万円を担保に供しています。また、前連結会計年度末および当連結会計年度末現在において、主に取引保証金に対する投資有価証券や不動産取引にかかる差入保証金を担保としてそれぞれ69,313百万円および73,191百万円を差し入れています。

 

  銀行および一部の保険会社からの長期および短期借入債務は、借入契約上、貸し手の要請があった場合には担保を差し入れることとなっています。しかしながら、当連結会計年度末現在、当社および子会社は借入先からそのような要請を受けていません。

 

17  預金

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在における預金の内訳は以下のとおりです。

 

前連結会計年度末

(百万円)

当連結会計年度末

(百万円)

定期預金

1,752,755

1,860,253

その他の預金

478,948

457,532

合計

2,231,703

2,317,785

 

  定期預金および譲渡性預金のうち口座残高が10百万円以上のものの合計額は、前連結会計年度末および当連結会計年度末現在において、それぞれ1,064,398百万円および1,012,834百万円です。

 

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在の定期預金の今後の満期スケジュールは以下のとおりです。

期末日  3月31日

前連結会計年度末

(百万円)

当連結会計年度末

(百万円)

2021年

997,891

2022年

177,285

703,941

2023年

229,131

279,490

2024年

56,387

341,683

2025年

292,061

281,527

2026年

253,612

2026年以降

合計

1,752,755

1,860,253

 

18  販売費および一般管理費

  前連結会計年度および当連結会計年度における販売費および一般管理費の内訳は以下のとおりです。

 

前連結会計年度

(百万円)

当連結会計年度

(百万円)

人件費

256,931

263,026

販売費

75,860

64,749

管理費

119,694

120,751

社用資産減価償却費

7,714

8,269

合計

460,199

456,795

 

19  法人税等

  前連結会計年度および当連結会計年度における税引前当期純利益および法人税等の内訳は以下のとおりです。

 

前連結会計年度

(百万円)

当連結会計年度

(百万円)

税引前当期純利益:

 

 

国内

223,327

171,569

海外

189,234

115,992

 税引前当期純利益

412,561

287,561

法人税等:

 

 

当期分―

90,947

65,229

国内

55,577

45,262

海外

35,370

19,967

繰延分―

14,890

25,518

国内

9,643

10,642

海外

5,247

14,876

 法人税等

105,837

90,747

 

  前連結会計年度および当連結会計年度において、当社および国内子会社には、法人税が約24%、住民税が約4%および事業税が約4%課され、これに基づいて計算された法定実効税率はそれぞれ約31.5%および約31.5%です。

 

  前連結会計年度および当連結会計年度における法定実効税率による法人税等と連結損益計算書の法人税等の差異調整表は以下のとおりです。

 

前連結会計年度

(百万円)

当連結会計年度

(百万円)

税引前当期純利益

412,561

287,561

法定実効税率による法人税等

129,957

90,582

税金増加(減少)要因:

 

 

評価性引当金の増減額

2,505

6,808

損金不算入項目

4,319

2,751

益金不算入項目

△3,612

△1,629

税率が法定実効税率より低い子会社の影響

△24,862

△12,895

子会社の未分配利益の影響

3,039

4,590

税制改正および税率変更の影響

△6,642

1,158

その他(純額)

1,133

△618

法人税等

105,837

90,747

 

  実効税率は、主に損金不算入項目、益金不算入項目、評価性引当金の増減額、税率が法定実効税率より低い子会社、子会社の未分配利益の影響および税制改正による影響などの要因により法定実効税率とは相違しています。

 

  前連結会計年度および当連結会計年度における法人税等総額は以下のとおりです。

 

前連結会計年度

(百万円)

当連結会計年度

(百万円)

法人税等

105,837

90,747

その他の包括利益にかかる法人税等:

 

 

未実現有価証券評価損益

△7,016

△6,212

金融負債評価調整

340

△349

確定給付年金制度

448

2,615

為替換算調整勘定

10,276

△13,958

未実現デリバティブ評価損益

△2,163

1,883

その他の利益剰余金

△17,113

その他の資本構成要素

1,521

法人税等総額

107,722

59,134

※  当連結会計年度のその他の利益剰余金は、信用損失基準適用にかかる税効果の金額です。信用損失基準の詳細につい

ては注記2「重要な会計方針(ah)新たに公表または適用された会計基準」をご参照ください。

 

 

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在の繰延税金資産および負債となる一時差異等の税効果は以下のとおりです。

 

前連結会計年度末

(百万円)

当連結会計年度末

(百万円)

資産:

 

 

繰越欠損金

22,471

25,083

貸倒引当金

14,557

信用損失引当金

25,322

投資有価証券

11,305

9,983

未払費用

18,978

24,393

オペレーティング・リース投資

11,654

12,911

事業用資産

8,091

8,480

営業貸付金

4,353

4,392

未実現有価証券評価損

4,877

7,859

リース負債

78,697

85,422

その他

56,169

61,002

繰延税金資産 ― 総額

231,152

264,847

控除:評価性引当金

△15,369

△21,560

繰延税金資産 ― 評価性引当金控除後

215,783

243,287

負債:

 

 

リース純投資

8,594

9,705

オペレーティング・リース投資

105,667

111,102

未実現有価証券評価益

4,687

2,502

繰延保険募集費用

62,321

69,249

保険契約債務および保険契約者勘定

42,949

62,274

事業用資産

17,352

10,183

無形資産

97,383

112,234

未分配利益

47,878

38,408

前払年金費用

8,837

12,187

立替金

10,218

11,742

使用権資産

79,642

86,064

その他

31,318

19,973

繰延税金負債 ― 総額

516,846

545,623

繰延税金負債(純額)

301,063

302,336

 

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在の連結貸借対照表に含まれる繰延税金資産および負債は以下のとおりです。

 

前連結会計年度末

(百万円)

当連結会計年度末

(百万円)

その他資産

27,084

38,954

未払法人税等:繰延分

328,147

341,290

繰延税金負債(純額)

301,063

302,336

 

  評価性引当金は、主として税務上の繰越欠損金を有する連結子会社の繰延税金資産に対するものです。繰延税金資産の実現可能性の評価において、繰延税金資産の一部または全部が実現しない見込みが実現する見込みより大きいかどうかを考慮しています。繰延税金資産の最終的な実現可能性は、それらの一時差異が控除可能であり繰越欠損金が利用可能な期間中に将来の課税所得を発生させることができるかによります。この評価には、繰延税金負債の実現スケジュール、将来の予想課税所得および租税計画が考慮されます。過去の課税所得水準および繰延税金資産の控除可能期間における将来予想課税所得に基づいて、当社および子会社が当連結会計年度末現在の評価性引当金相殺後の控除可能な一時差異および繰越欠損金によるベネフィットを実現させる可能性は、実現できない可能性よりも大きいと判断しています。しかしながら、繰越期間中における将来の課税所得の予想額が減少した場合には、実現可能と考えられる金額が近い将来減少する可能性があります。前連結会計年度および当連結会計年度における評価性引当金の増減額は、それぞれ2,213百万円の増加および6,191百万円の増加です。前連結会計年度および当連結会計年度における評価性引当金の増減額のうち、繰越欠損金を使用し期間損益を認識したことによる評価性引当金の減少額は、それぞれ890百万円および553百万円であり、将来年度の実現可能性の見直しによる評価性引当金の期首残高調整額は、それぞれ純額で576百万円の減少(総額で942百万円の増加および1,518百万円の減少)および743百万円の減少(総額で1,032百万円の増加および1,775百万円の減少)です。

 

  当社および一部の子会社は当連結会計年度末現在、226,385百万円の繰越欠損金を有しています。欠損金の繰越期限は以下のとおりです。

期末日 3月31日

当連結会計年度末

(百万円)

2022年

7,307

2023年

8,757

2024年

17,895

2025年

10,279

2026年

24,346

2027年以降

121,639

無期限

36,162

合計

226,385

 

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在の未認識の税金ベネフィットについては、重要なものはありません。当連結会計年度末以降の今後12ヶ月間において、未認識の税金ベネフィットの合計額が著しく増減する可能性は低いと考えています。

 

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在の連結貸借対照表、また前連結会計年度および当連結会計年度の連結損益計算書で認識された法人税等にかかる課徴金と利息費用の金額に重要性はありません。

 

  当社および子会社は日本と海外各国で税務申告を行っています。当社は2019年3月期、主要な日本の子会社は2016年3月期以前の税務申告について、通常の税務調査は終了しています。また、米国の子会社においては、2016年3月期以降の税務申告が、税務当局の調査対象となっています。オランダの子会社においては、2015年3月期以降の税務申告が、税務当局の調査対象となっています。

 

20  年金制度

  当社および一部の子会社は、実質的に全従業員を対象とした拠出型および非拠出型の年金制度を採用しています。拠出型年金制度には、確定給付型と確定拠出型があります。この制度により従業員には、定年退職時に一括で退職金を受け取るか、分割で年金を受け取る権利が付与されています。確定給付型年金制度には勤続年数と退職時の給与に基づいて支払金額を決定するもの(最終給与比例方式による制度)およびキャッシュバランスプランがあります。

  当社および一部の子会社の積立方針は、年金数理計算された金額を毎年積み立てるというものです。年金資産は主として負債証券や市場性のある持分証券で運用されています。

 

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在の確定給付型の年金制度の積立状況は以下のとおりです。

 

前連結会計年度末

当連結会計年度末

 

国内制度

(百万円)

海外制度

(百万円)

国内制度

(百万円)

海外制度

(百万円)

給付債務の変動:

 

 

 

 

期首給付債務

110,661

107,812

110,467

103,616

勤務費用

5,879

3,566

5,831

3,288

利息費用

585

1,634

698

1,711

年金数理上の損失(△利益)

△3,935

△2,465

△1,550

12,550

制度加入者の拠出額

392

給付費

△4,111

△1,788

△4,379

△2,013

事業買収

1,399

3,087

事業売却

△237

制度改訂

△11

△1,126

402

121

為替相場の変動

△4,172

9,300

期末給付債務

110,467

103,616

114,556

128,573

年金資産の変動:

 

 

 

 

期首年金資産公正価値

123,628

96,837

122,780

96,994

年金資産の実現収益

△2,790

3,114

11,301

13,913

事業主の拠出額

3,821

2,333

3,876

2,027

制度加入者の拠出額

392

給付費

△3,429

△1,683

△3,565

△1,835

事業買収

1,550

事業売却

△187

為替相場の変動

△3,812

8,759

期末年金資産公正価値

122,780

96,994

134,392

119,858

積立状況

12,313

△6,622

19,836

△8,715

連結貸借対照表に認識された金額の内訳:

 

 

 

 

前払年金費用(「その他資産」に含む)

24,521

11

34,940

28

未払年金費用(「その他負債」に含む)

△12,208

△6,633

△15,104

△8,743

正味認識額

12,313

△6,622

19,836

△8,715

 

 

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在におけるその他の包括利益累計額(税効果控除前)の内訳は以下のとおりです。

 

前連結会計年度末

当連結会計年度末

 

国内制度

(百万円)

海外制度

(百万円)

国内制度

(百万円)

海外制度

(百万円)

過去勤務費用

545

1,446

△35

1,277

年金数理上の損失

△28,863

△12,293

△17,119

△15,344

移行時純債務

0

1

その他の包括利益累計額(税効果控除前)

△28,318

△10,847

△17,154

△14,066

 

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在における確定給付型の国内制度の累積給付債務は、それぞれ98,964百万円および102,148百万円、海外制度の累積給付債務はそれぞれ96,959百万円および121,459百万円です。

 

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在における、累積給付債務が年金資産の公正価値を上回る年金制度の累積給付債務および年金資産の公正価値は以下のとおりです。

 

前連結会計年度末

当連結会計年度末

 

国内制度

(百万円)

海外制度

(百万円)

国内制度

(百万円)

海外制度

(百万円)

累積給付債務

20,095

6,498

14,396

115,518

年金資産の公正価値

8,129

5,355

113,748

 

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在における、予測給付債務が年金資産の公正価値を上回る年金制度の予測給付債務および年金資産の公正価値は以下のとおりです。

 

前連結会計年度末

当連結会計年度末

 

国内制度

(百万円)

海外制度

(百万円)

国内制度

(百万円)

海外制度

(百万円)

予測給付債務

20,337

103,283

15,104

123,155

年金資産の公正価値

8,129

96,954

114,412

 

  前連結会計年度および当連結会計年度の期間純年金費用の内訳は以下のとおりです。

 

前連結会計年度

当連結会計年度

国内制度

(百万円)

海外制度

(百万円)

国内制度

(百万円)

海外制度

(百万円)

勤務費用

5,879

3,566

5,831

3,288

利息費用

585

1,634

698

1,711

年金資産の期待収益

△2,806

△4,262

△2,427

△3,618

過去勤務費用の当期償却額

△820

△208

△178

△269

年金数理上の純損失の当期償却額

1,156

739

1,320

313

移行時債務の当期償却額

1

1

期間純年金費用

3,994

1,470

5,244

1,426

(注) 連結損益計算書上、勤務費用以外の期間純年金費用を構成する要素は、販売費および一般管理費に含まれる人件費に計上しています。

前連結会計年度および当連結会計年度における、その他の包括利益(損失)に計上されている年金資産と予測給付債務のその他の変化は以下のとおりです。

 

前連結会計年度

当連結会計年度

 

国内制度

(百万円)

海外制度

(百万円)

国内制度

(百万円)

海外制度

(百万円)

年金数理上の損失の発生

△1,629

1,117

10,424

△2,308

年金数理上の純損失の当期償却額

1,156

739

1,320

313

制度改訂による過去勤務費用の発生

1,097

△402

△10

過去勤務費用の当期償却額

△820

△208

△178

△269

移行時債務の当期償却額

1

1

為替相場の変動

524

△946

その他包括利益(△損失)計上額(税効果控除前)の合計

△1,293

3,270

11,164

△3,219

 

 

  すべての重要な確定給付型の年金制度の測定日は、3月31日です。

  前連結会計年度および当連結会計年度における、数値算出に使用した国内および海外制度の重要な前提条件は以下のとおりです。

使用した前提条件

前連結会計年度(%)

当連結会計年度(%)

国内制度

海外制度

国内制度

海外制度

給付債務(加重平均)

 

 

 

 

割引率

0.6

1.7

0.7

1.0

昇給率

4.0

2.2

4.0

2.2

キャッシュバランスプランに係る予想再評価率

1.5

1.5

期間純年金費用(加重平均)

 

 

 

 

割引率

0.5

1.7

0.6

1.7

昇給率

4.4

2.4

4.0

2.2

年金資産長期期待収益率

2.2

3.7

2.0

3.3

キャッシュバランスプランに係る予想再評価率

1.5

1.5

 

 

  年金資産長期期待収益率については、年金資産のポートフォリオの内容およびこれらのポートフォリオから生じる長期期待収益率に基づいて毎期決定しています。長期期待収益率は、従業員が勤務の結果として生じる給付を受けるまでの期間に、実際に資産から生じる長期の収益率に近似するように設定されます。その設定にあたっては、年金資産のポートフォリオから生じた過去の実際の収益や様々な資産から生じる個々の独立した予定利率を含む、多くの要素を用いています。

  当社および一部の子会社の投資政策は、将来にわたる年金給付を確実に行うために必要とされる年金資産を確保すべく策定されています。年金資産の長期期待収益率を満たすための最適な資産の組み合わせである基本ポートフォリオを策定し、これに基づく資産配分の維持に努めています。運用結果については外部コンサルタントによる運用モニタリングを定期的に行い、必要があれば基本ポートフォリオを見直しています。

 

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在における資産カテゴリー別の国内制度の年金資産の公正価値は以下のとおりです。なお、公正価値測定に使用されるインプットの3つのレベル区分については、注記3「公正価値測定」に記載しています。

前連結会計年度末

内容

合計(百万円)

測定日における公正価値による測定に用いるインプット

同一資産または

負債の活発な市場に

おける市場価額

(百万円)

その他の重要な観察

可能なインプット

(百万円)

重要な観察不能な

インプット

(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

持分証券:

 

 

 

 

国内株式

 

 

 

 

合同運用信託 ※1

14,434

海外株式

 

 

 

 

合同運用信託 ※2

15,207

負債証券:

 

 

 

 

国内債券

 

 

 

 

合同運用信託 ※3

26,133

海外債券

 

 

 

 

合同運用信託 ※4

33,930

その他資産:

 

 

 

 

生保一般勘定 ※5

28,591

28,591

その他 ※6

4,485

4,485

 年金資産合計

122,780

33,076

  ※1  国内株式の合同運用信託は、上場株式を投資対象としています。また、当社の株式が17百万円含まれています。

  ※2  海外株式の合同運用信託は、上場株式を投資対象としています。

  ※3  国内債券の合同運用信託は、国債に約70%、公債に約10%、社債に約20%投資しています。また、当社の社債が1,192百万円含まれています。

  ※4  海外債券の合同運用信託は、国債に投資しています。

  ※5  生保一般勘定とは、生命保険会社が複数の契約の資金を合同運用する勘定であり、元本および一定の予定利率が保証されています。

  ※6  その他資産のその他には、株式公正価値の変動をヘッジするデリバティブ商品および短期金融資産を含んでいます。

 

  前連結会計年度末における、当社の資産ポートフォリオは大きく分けて3つの区分に分類されます。持分証券に約20%、負債証券に約50%、生保一般勘定などのその他資産で約30%を運用しています。

 

  公正価値の階層は、公正価値測定において用いられる時価を分類したものです。レベル2に該当する資産は、主に生保一般勘定です。生保一般勘定は、測定日の受取可能額で評価しています。合同運用信託は、測定日における1口当たり純資産価値で評価しており、公正価値の階層に分類していません。

 

 

当連結会計年度末

内容

合計(百万円)

測定日における公正価値による測定に用いるインプット

同一資産または

負債の活発な市場に

おける市場価額

(百万円)

その他の重要な観察

可能なインプット

(百万円)

重要な観察不能な

インプット

(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

持分証券:

 

 

 

 

国内株式

 

 

 

 

合同運用信託 ※1

17,823

海外株式

 

 

 

 

合同運用信託 ※2

22,231

負債証券:

 

 

 

 

国内債券

 

 

 

 

合同運用信託 ※3

24,127

海外債券

 

 

 

 

合同運用信託 ※4

36,386

その他資産:

 

 

 

 

生保一般勘定 ※5

28,977

28,977

その他 ※6

4,848

4,848

 年金資産合計

134,392

33,825

  ※1  国内株式の合同運用信託は、上場株式を投資対象としています。また、当社の株式が22百万円含まれています。

  ※2  海外株式の合同運用信託は、上場株式を投資対象としています。

  ※3  国内債券の合同運用信託は、国債に約70%、公債に約10%、社債に約20%投資しています。また、当社の社債が51百万円含まれています。

  ※4  海外債券の合同運用信託は、国債に約90%、社債に約10%に投資しています。

  ※5  生保一般勘定とは、生命保険会社が複数の契約の資金を合同運用する勘定であり、元本および一定の予定利率が保証されています。

  ※6  その他資産のその他には、株式公正価値の変動をヘッジするデリバティブ商品および短期金融資産を含んでいます。

 

  当連結会計年度末における、当社の資産ポートフォリオは大きく分けて3つの区分に分類されます。持分証券に約30%、負債証券に約50%、生保一般勘定などのその他資産で約20%を運用しています。

 

  公正価値の階層は、公正価値測定において用いられる時価を分類したものです。レベル2に該当する資産は、主に生保一般勘定です。生保一般勘定は、測定日の受取可能額で評価しています。合同運用信託は、測定日における1口当たり純資産価値で評価しており、公正価値の階層に分類していません。

 

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在における資産カテゴリー別の海外制度の年金資産の公正価値は以下のとおりです。なお、公正価値測定に使用されるインプットの3つのレベル区分については、注記3「公正価値測定」に記載しています。

 

前連結会計年度末

内容

合計(百万円)

測定日における公正価値による測定に用いるインプット

同一資産または

負債の活発な市場に

おける市場価額

(百万円)

その他の重要な観察

可能なインプット

(百万円)

重要な観察不能な

インプット

(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

持分証券:

 

 

 

 

海外株式

 

 

 

 

株式

36,848

36,848

合同運用信託 ※1

311

負債証券:

 

 

 

 

海外債券

 

 

 

 

国債

50,622

50,622

地方債

4,849

4,849

その他資産:

 

 

 

 

生保一般勘定 ※2

355

355

その他 ※3

4,009

4,009

 年金資産合計

96,994

87,470

9,213

  ※1  海外株式の合同運用信託は、上場株式を投資対象としています。

  ※2  生保一般勘定とは、生命保険会社が複数の契約の資金を合同運用する勘定であり、元本および一定の予定利率が保証されています。

  ※3  その他資産のその他には、株式公正価値の変動をヘッジするデリバティブ商品および短期金融資産を含んでいます。

 

  前連結会計年度末における、当社の資産ポートフォリオは大きく分けて3つの区分に分類されます。持分証券に約40%、負債証券に約50%、生保一般勘定などのその他資産で約10%を運用しています。

 

  公正価値の階層は、公正価値測定において用いられる時価を分類したものです。レベル1に該当する資産は、主に持分証券及び負債証券であり、活発な市場における市場価格で評価しています。レベル2に該当する資産は、主に負債証券および生保一般勘定です。生保一般勘定は、測定日の受取可能額で評価しています。合同運用信託は、測定日における1口当たり純資産価値で評価しており、公正価値の階層に分類していません。

 

 

 

当連結会計年度末

内容

合計(百万円)

測定日における公正価値による測定に用いるインプット

同一資産または

負債の活発な市場に

おける市場価額

(百万円)

その他の重要な観察

可能なインプット

(百万円)

重要な観察不能な

インプット

(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

持分証券:

 

 

 

 

海外株式

 

 

 

 

株式

58,483

58,483

合同運用信託 ※1

617

負債証券:

 

 

 

 

海外債券

 

 

 

 

国債

52,245

52,245

地方債

4,589

4,589

その他資産:

 

 

 

 

生保一般勘定 ※2

325

325

その他 ※3

3,599

3,599

 年金資産合計

119,858

110,728

8,513

  ※1  海外株式の合同運用信託は、上場株式を投資対象としています。

  ※2  生保一般勘定とは、生命保険会社が複数の契約の資金を合同運用する勘定であり、元本および一定の予定利率が保証されています。

  ※3  その他資産のその他には、株式公正価値の変動をヘッジするデリバティブ商品および短期金融資産を含んでいます。

 

  当連結会計年度末における、当社の資産ポートフォリオは大きく分けて2つの区分に分類されます。持分証券に約50%、負債証券に約50%を運用しています。

 

  公正価値の階層は、公正価値測定において用いられる時価を分類したものです。レベル1に該当する資産は、主に持分証券及び負債証券であり、活発な市場における市場価格で評価しています。レベル2に該当する資産は、主に負債証券および生保一般勘定です。生保一般勘定は、測定日の受取可能額で評価しています。合同運用信託は、測定日における1口当たり純資産価値で評価しており、公正価値の階層に分類していません。

 

  当社および一部の子会社は、翌連結会計年度において確定給付型の国内制度に拠出する金額を3,897百万円、海外制度に拠出する金額を2,170百万円と見込んでいます。

 

  当連結会計年度末現在における今後5年間およびその後5年間の予想給付費支払額合計は以下のとおりです。

期末日  3月31日

当連結会計年度末

国内制度

(百万円)

海外制度

(百万円)

2022年

3,436

1,670

2023年

3,237

1,754

2024年

3,486

1,801

2025年

3,705

1,841

2026年

3,875

1,891

2027年―2031年

21,927

11,572

合計

39,666

20,529

 

  前連結会計年度および当連結会計年度において、当社および一部の子会社が計上した確定拠出型年金制度の費用は、国内制度はそれぞれ1,779百万円および1,873百万円、海外制度はそれぞれ2,320百万円および2,446百万円です。

 

21  償還可能非支配持分

  前連結会計年度および当連結会計年度における償還可能非支配持分の変動は以下のとおりです。

 

前連結会計年度

(百万円)

当連結会計年度

(百万円)

期首残高

9,780

10,331

非支配持分との取引

653

△10,028

包括利益(△損失)

 

 

当期純利益(△損失)

384

△23

その他の包括利益(△損失)

 

 

為替換算調整勘定

△197

△280

その他の包括利益(△損失)  計

△197

△280

包括利益(△損失)  計

187

△303

配当

△289

期末残高

10,331

 

22  株式による報酬制度

  当社は、当社の取締役および執行役等を対象とする株式報酬制度を導入しており、2014年7月30日開催の報酬委員会決議により、株式報酬制度による退任取締役および退任執行役への自社株式の交付を役員報酬BIP信託を通じて行うことに変更しました。役員報酬BIP信託は、普通株式を、当社があらかじめ信託設定した金銭により将来分も含め取得し、信託財産として管理しています。

  株式報酬制度においては、対象となる取締役および執行役等には、毎年当社所定の基準によるポイントが付与され、累積ポイントは退任時に1ポイント当たり1株の普通株式に換算され支給されます。当連結会計年度に、当社は427,916ポイントを付与し、当連結会計年度に退任した取締役および執行役等に対する204,680ポイントを清算しました。当連結会計年度末現在の残高は1,612,840ポイントです。なお、当該ポイントは、1株につき10株の割合で2013年4月1日に実施された株式分割に伴い調整されています。

  前連結会計年度および当連結会計年度において、当社は株式報酬制度にかかる報酬費用を、それぞれ417百万円および885百万円計上しています。

 

23  その他の包括利益累計額

  前連結会計年度および当連結会計年度のその他の包括利益累計額の推移は以下のとおりです。

前連結会計年度

 

未実現

有価証券

評価損益

(百万円)

金融負債

評価調整

(百万円)

確定給付

年金制度

(百万円)

為替換算

調整勘定

(百万円)

未実現

デリバティブ

評価損益

(百万円)

その他の

包括利益

累計額

(百万円)

期首残高

17,389

582

△27,902

△43,558

△7,854

△61,343

未実現有価証券評価損益

(税金相当額5,078百万円控除後)

△17,637

 

 

 

 

△17,637

当期純利益への組替修正額

(税金相当額1,938百万円控除後)

△4,819

 

 

 

 

△4,819

金融負債評価調整

(税金相当額△357百万円控除後)

 

920

 

 

 

920

当期純利益への組替修正額

(税金相当額17百万円控除後)

 

△45

 

 

 

△45

確定給付年金制度

(税金相当額△223百万円控除後)

 

 

886

 

 

886

当期純利益への組替修正額

(税金相当額△225百万円控除後)

 

 

643

 

 

643

為替換算調整勘定

(税金相当額△6,212百万円控除後)

 

 

 

△40,605

 

△40,605

当期純利益への組替修正額

(税金相当額△4,064百万円控除後)

 

 

 

8,941

 

8,941

未実現デリバティブ評価損益

(税金相当額1,511百万円控除後)

 

 

 

 

△6,385

△6,385

当期純利益への組替修正額

(税金相当額652百万円控除後)

 

 

 

 

△2,171

△2,171

その他の包括利益(△損失) 計

△22,456

875

1,529

△31,664

△8,556

△60,272

非支配持分との取引

4

△2

2

非支配持分に帰属するその他の包括利益(△損失)

△66

2

△2,550

△270

△2,884

償還可能非支配持分に帰属するその他の包括利益(△損失)

△197

△197

期末残高

△5,001

1,457

△26,375

△72,471

△16,142

△118,532

 

 

当連結会計年度

 

未実現

有価証券

評価損益

(百万円)

金融負債

評価調整

(百万円)

確定給付

年金制度

(百万円)

為替換算

調整勘定

(百万円)

未実現

デリバティブ

評価損益

(百万円)

その他の

包括利益

累計額

(百万円)

期首残高

△5,001

1,457

△26,375

△72,471

△16,142

△118,532

未実現有価証券評価損益

(税金相当額5,702百万円控除後)

△11,188

 

 

 

 

△11,188

当期純利益への組替修正額

(税金相当額510百万円控除後)

6

 

 

 

 

6

金融負債評価調整

(税金相当額321百万円控除後)

 

△826

 

 

 

△826

当期純利益への組替修正額

(税金相当額28百万円控除後)

 

△73

 

 

 

△73

確定給付年金制度

(税金相当額△2,247百万円控除後)

 

 

4,511

 

 

4,511

当期純利益への組替修正額

(税金相当額△368百万円控除後)

 

 

819

 

 

819

為替換算調整勘定

(税金相当額14,709百万円控除後)

 

 

 

32,180

 

32,180

当期純利益への組替修正額

(税金相当額△751百万円控除後)

 

 

 

4,066

 

4,066

未実現デリバティブ評価損益

(税金相当額40百万円控除後)

 

 

 

 

△997

△997

当期純利益への組替修正額

(税金相当額△1,923百万円控除後)

 

 

 

 

5,779

5,779

その他の包括利益(△損失) 計

△11,182

△899

5,330

36,246

4,782

34,277

非支配持分に帰属するその他の包括利益

25

28

511

111

675

償還可能非支配持分に帰属するその他の包括利益(△損失)

△280

△280

期末残高 ※

△16,208

558

△21,073

△36,456

△11,471

△84,650

※ 当連結会計年度末現在において、未実現有価証券評価損益のうち、信用損失引当金を計上した売却可能負債証券に関

連した未実現有価証券評価損益はありません。

  前連結会計年度および当連結会計年度において、その他の包括利益累計額から当期純利益へ組替えられた金額は以下のとおりです。

前連結会計年度

その他の包括利益累計額の

構成要素の詳細

当期純利益への

組替修正額(百万円)

連結損益計算書に影響する項目

未実現有価証券評価損益

 

 

負債証券の売却により実現した利益

2,366

有価証券売却・評価損益および受取配当金

負債証券の売却により実現した利益

6,710

生命保険料収入および運用益

負債証券の償却額

△1,425

金融収益

負債証券の償却額

△894

生命保険料収入および運用益

 

6,757

税引前合計

 

△1,938

税金相当額

 

4,819

税金相当額控除後

金融負債評価調整

 

 

保険契約債務の履行

および保険契約者勘定の償却額

62

生命保険費用

 

62

税引前合計

 

△17

税金相当額

 

45

税金相当額控除後

確定給付年金制度

 

 

過去勤務費用の当期償却額

1,028

注記20「年金制度」を参照

年金数理上の純損失の当期償却額

△1,895

注記20「年金制度」を参照

移行時債務の当期償却額

△1

注記20「年金制度」を参照

 

△868

税引前合計

 

225

税金相当額

 

△643

税金相当額控除後

為替換算調整勘定

 

 

為替予約

△5,760

子会社・関連会社株式売却損益および清算損/支払利息/有価証券評価損

売却および清算等

△7,245

子会社・関連会社株式売却損益および清算損/有価証券評価損

 

△13,005

税引前合計

 

4,064

税金相当額

 

△8,941

税金相当額控除後

未実現デリバティブ評価損益

 

 

金利スワップ契約

△775

支払利息

為替予約

△338

支払利息/その他の損益

通貨スワップ契約

3,936

支払利息/その他の損益

 

2,823

税引前合計

 

△652

税金相当額

 

2,171

税金相当額控除後

 

 

当連結会計年度

その他の包括利益累計額の

構成要素の詳細

当期純利益への

組替修正額(百万円)

連結損益計算書に影響する項目

未実現有価証券評価損益

 

 

負債証券の売却により実現した利益

2,473

有価証券売却・評価損益および受取配当金

負債証券の売却により実現した利益

5,433

生命保険料収入および運用益

負債証券の償却額

△1,468

金融収益

負債証券の償却額

△1,340

生命保険料収入および運用益

その他

△4,594

有価証券評価損

 

504

税引前合計

 

△510

税金相当額

 

△6

税金相当額控除後

金融負債評価調整

 

 

保険契約債務の履行および保険契約者勘定の償却額

101

生命保険費用

 

101

税引前合計

 

△28

税金相当額

 

73

税金相当額控除後

確定給付年金制度

 

 

過去勤務費用の当期償却額

447

注記20「年金制度」を参照

年金数理上の純損失の当期償却額

△1,633

注記20「年金制度」を参照

移行時債務の当期償却額

△1

注記20「年金制度」を参照

 

△1,187

税引前合計

 

368

税金相当額

 

△819

税金相当額控除後

為替換算調整勘定

 

 

為替予約

△2,057

子会社・関連会社株式売却損益および清算損/支払利息/その他の損益

売却および清算

△2,760

子会社・関連会社株式売却損益および清算損

 

△4,817

税引前合計

 

751

税金相当額

 

△4,066

税金相当額控除後

未実現デリバティブ評価損益

 

 

金利スワップ契約

△1,522

支払利息

為替予約

△242

支払利息/その他の損益

通貨スワップ契約

△5,938

支払利息/その他の損益

 

△7,702

税引前合計

 

1,923

税金相当額

 

△5,779

税金相当額控除後

 

  なお、当社株主および非支配持分に帰属する包括利益とその内訳は、税効果控除後で連結資本変動計算書に記載し、償還可能非支配持分に帰属する包括利益とその内訳は、注記21「償還可能非支配持分」に記載しています。また、全体の包括利益とその内訳については、税効果控除後で連結包括利益計算書に記載しています。

 

24  当社株主資本

  前連結会計年度および当連結会計年度における発行済株式数の変動は以下のとおりです。

 

前連結会計年度

当連結会計年度

期首残高

1,324,629,128

1,324,629,128

自己株式の消却による減少

△38,904,648

期末残高

1,324,629,128

1,285,724,480

 

  日本の会社法では、利益剰余金の配当をする際には、配当により減少する剰余金の額に10%を乗じて得た金額を資本準備金および利益準備金の合計額が資本金の25%に達するまで利益準備金として計上し、それらはともに配当原資にはできず、資本金への組み入れや剰余金への取崩しは株主総会の決議によらなければならないとされています。ただし、定款で定めることによって、株主総会ではなく取締役会によって配当を決議することができます。当社は定款の定めにより、2021年5月の取締役会において、当連結会計年度末現在の株主に対して総額52,438百万円の現金配当を行うことを決議しました。未払配当金と配当に伴う株主資本の減少額は、取締役会決議の行われた期に反映されます。

 

  また、新株発行の際には、払込価額の1/2以上を資本金に組み入れることが義務付けられています。当社はこの規定に従い、転換社債の普通株式への転換額と新株引受権および新株予約権の行使を含む新株発行額は、資本金と資本準備金それぞれに同額を計上し、発行にかかる費用を資本準備金より控除しています。

 

  日本の会社法に従った分配可能額は、日本の会計基準による当社の個別財務諸表をもとに計算されます。当連結会計年度末現在における分配可能額は754,973百万円です。

 

  当連結会計年度末の利益剰余金には、持分法適用会社の未分配利益に対する当社および子会社の持分相当額108,176百万円の利益を含んでいます。

 

  当連結会計年度末現在の連結子会社の制限された株主資本には、銀行事業および生命保険事業等の規制により制限されている12,792百万円が含まれています。

 

25  有価証券売却・評価損益および受取配当金

  前連結会計年度および当連結会計年度における有価証券売却・評価損益および受取配当金の内訳は以下のとおりです。

 

前連結会計年度

(百万円)

当連結会計年度

(百万円)

有価証券売却・評価損益(純額) ※

20,204

44,622

受取配当金

2,295

1,475

合計

22,499

46,097

「有価証券売却・評価損益(純額)」には、持分証券にかかる未実現の公正価値変動額が含まれます。

 

26  生命保険事業

  前連結会計年度および当連結会計年度の生命保険料収入および運用益の内訳は以下のとおりです。

 

前連結会計年度

(百万円)

当連結会計年度

(百万円)

生命保険料収入

360,583

403,799

生命保険事業にかかる運用益 ※

7,195

83,751

合計

367,778

487,550

※  前連結会計年度および当連結会計年度における生命保険事業にかかる運用益には、前連結会計年度末に保有している持分証券の評価損13,122百万円、および当連結会計年度末現在保有している持分証券の評価益61,351百万円をそれぞれ含んでいます。

 

  生命保険料収入は、再保険収入を含み、支払再保険料を控除しています。前連結会計年度および当連結会計年度における、生命保険料収入に含まれる再保険収入および支払再保険料は以下のとおりです。

 

前連結会計年度

(百万円)

当連結会計年度

(百万円)

再保険収入

3,268

2,333

支払再保険料

△5,395

△5,196

 

  連結損益計算書上、生命保険費用に含まれている生命保険事業の給付および経費は契約期間にわたり保険料収入に対応するように計上しています。この処理を行うために将来の保険給付に備えて保険契約準備金を積み立てるとともに、契約時に一時に発生する募集費用(主として、代理店手数料、その他保険証券の発行および保険引き受けにかかる諸経費)の繰延および償却を行っています。前連結会計年度および当連結会計年度における償却した繰延募集費用はそれぞれ20,611百万円および21,928百万円です。

 

  変額年金保険契約および変額保険契約の契約者のために運用する資産から生じる売却損益および評価損益は、生命保険料収入および運用益に計上しています。当該保険契約にかかる最低保証リスクの一部を経済的にヘッジする目的で先物契約、為替予約およびオプション契約を保有しており、それらのデリバティブ取引から生じる損益を生命保険料収入および運用益に計上しています。また、当該保険契約全体について、当該保険契約の公正価値の変動による損益を保険契約者のために保有する運用資産、デリバティブ契約から生じる損益、および再保険契約の公正価値変動による損益によって減殺する目的で、公正価値オプションを選択しました。当該保険契約の公正価値の変動、および当該保険契約の保険金や年金の支払事由等の発生に伴う費用を相殺した金額を生命保険費用に計上しています。当該保険契約にかかる最低保証の履行リスクの変動に伴う保険契約債務および保険契約者勘定の公正価値の変動から生じる損益の一部を減殺するため、一部の再保険契約に対して公正価値オプションを選択し、当該再保険契約の公正価値の変動を生命保険費用に計上しています。

 

  なお、変額年金保険契約および変額保険契約にかかる全体の公正価値の変動のうち、金融商品固有の信用リスクの変動から生じる公正価値の変動部分は、税効果控除後の金額でその他の包括利益(損失)に計上しています。

 

  前連結会計年度および当連結会計年度において、上記の変額年金保険契約および変額保険契約に関連して生じた主な損益は以下のとおりです。

勘定科目

内容

前連結会計年度

(百万円)

当連結会計年度

(百万円)

生命保険料収入

および運用益

運用資産から生じる売却損益および評価損益(純額)

△10,798

76,470

デリバティブ取引から生じる損益(純額):

1,667

△10,271

 先物契約

1,257

△9,412

 為替予約

8

△261

 オプション契約

402

△598

生命保険費用

保険契約債務および保険契約者勘定の公正価値の変動による損益

△58,244

△35,565

保険金や年金の支払事由等の発生に伴う費用

53,442

77,631

再保険契約の公正価値の変動による損益

△5,757

11,909

 

27  長期性資産評価損

  当社および子会社は、使用目的で保有する長期性資産に対して減損の兆候を示唆する状況や環境の変化が生じた場合、回収可能性の判定を実施しています。当該資産の利用や最終処分の結果から得られる割引前見積将来キャッシュ・フローが帳簿価額より低い場合は、帳簿価額の回収が困難であるとみなし、公正価値が帳簿価額を下回る場合には、公正価値まで評価減しています。

 

  また、前連結会計年度末および当連結会計年度末現在において、連結貸借対照表上、売却目的保有に分類される長期性資産は以下のとおりです。

 

前連結会計年度末

(百万円)

当連結会計年度末

(百万円)

オペレーティング・リース投資

5,208

8,055

事業用資産

436

 

  なお、前連結会計年度末の売却目的保有に分類される長期性資産は、不動産セグメントおよび環境エネルギーセグメントに、当連結会計年度末の売却目的保有に分類される長期性資産は、不動産セグメントおよびORIX USAセグメントに含まれています。

 

  公正価値は、状況に応じて、同種の資産の売却を含む最近の取引事例やその他の評価技法、例えば稼働中の既存資産または開発プロジェクトの完成により生み出されると見積もられる将来キャッシュ・フローを使った割引現在価値法などに基づき、独立した鑑定機関や内部の不動産鑑定士によって評価されます。

 

  前連結会計年度および当連結会計年度において、当社および子会社は、長期性資産の帳簿価額と公正価値との差異について、それぞれ3,043百万円および3,020百万円の評価損を認識し、長期性資産評価損へ計上しました。その内訳は以下のとおりです。

 

 

 

前連結会計年度

当連結会計年度

売却予定

キャッシュ・フロー減少

売却予定

キャッシュ・フロー減少

金額

(百万円)

件数

 

金額

(百万円)

件数

 

金額

(百万円)

件数

 

金額

(百万円)

件数

 

オフィスビル

331

1

商業施設

529

2

1,067

5

189

1

賃貸マンション

159

1

77

3

64

2

開発中および

未開発の土地

2,083

2

98

2

その他 ※

195

1,271

合計

159

2,884

1,067

1,953

※ 「その他」については、件数の記載を省略しています。なお、前連結会計年度に計上した評価損には、ホテルにかかる109百万円を含んでおり、当連結会計年度に計上した評価損には、ホテルにかかる1,099百万円を含んでいます。

 

  なお、長期性資産評価損のセグメント別の内訳は、注記34「セグメント情報」に記載しています。

 

28  1株当たり情報

  前連結会計年度および当連結会計年度における基本的および希薄化後1株当たり利益の調整計算は以下のとおりです。

 

  前連結会計年度および当連結会計年度において、逆希薄化効果を有する株式報酬はありません。

 

 

前連結会計年度

(百万円)

当連結会計年度

(百万円)

当社株主に帰属する当期純利益

302,700

192,384

 

 

前連結会計年度

当連結会計年度

加重平均株式数

1,275,166

千株

1,236,897

千株

希薄化効果:

 

 

 

 

株式報酬

1,153

千株

1,197

千株

希薄化後1株当たり利益の計算に用いる加重平均株式数

1,276,319

千株

1,238,094

千株

 

 

前連結会計年度(円)

当連結会計年度(円)

1株当たり当社株主に帰属する当期純利益:

 

 

基本的

237.38

155.54

希薄化後

237.17

155.39

 

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在における1株当たり当社株主資本は、以下のとおりです。

 

前連結会計年度末(円)

当連結会計年度末(円)

1株当たり当社株主資本

2,386.35

2,487.77

※  役員報酬BIP信託として保有する当社株式は、1株当たり利益の計算上、加重平均株式数の算定において控除する自己株式に含んでいます。(前連結会計年度1,735,570株、当連結会計年度1,897,979株)

 

29  デリバティブとヘッジ活動

 

リスク管理方針

  当社および子会社は、資産・負債の統合管理(ALM)により金利リスクを管理しています。金利変動により不利な影響が及ばないように金利リスクをヘッジするためにデリバティブを利用しています。金利変動の結果、ヘッジ対象の資産、負債の公正価値またはキャッシュ・フローは上昇、または下落しますが、ヘッジ手段のデリバティブを利用することにより、そのような変動は通常減殺されます。当社および子会社が金利リスク管理の一部として利用しているデリバティブには、金利スワップがあります。

  当社および子会社は、外貨建ての営業取引、海外投資に伴う為替変動リスクに対して、原則的に外貨建借入、為替予約および通貨スワップ等を利用してヘッジしています。海外子会社についても同様に、各地域の資産通貨に合わせて負債を構成することを原則としています。また、一部の子会社は、保険事業における変額年金保険契約および変額保険契約の最低保証リスクを経済的にヘッジするために、オプション契約、先物契約および為替予約を保有しています。

  デリバティブを利用することにより、当社および子会社は、取引相手方の不履行が起こった場合の信用リスクにさらされています。当社および子会社は、デリバティブの取引相手方も含めた取引内容の承認、取引相手方ごとの想定元本、時価、取引の種類等に関するモニタリング等を定期的に行い、信用リスクを管理しています。

  当社および子会社は、前連結会計年度末および当連結会計年度末現在、信用リスク関連の偶発特性を有するデリバティブは保有していません。

 

(a)キャッシュ・フロー・ヘッジ

  当社および子会社は、金利スワップ契約、通貨スワップ契約および為替予約を利用して、変動金利の借入金や予定取引から発生するキャッシュ・フローの変動リスク、為替変動リスクをヘッジしています。ヘッジ対象から生じるキャッシュ・フローの変動が損益に影響したときに、その他の包括利益(損失)に計上された累積的損益を損益に再分類します。その他の包括利益(損失)に計上された累積的損益のうち、税効果控除後で2,171百万円の利益および5,779百万円の損失が、それぞれ前連結会計年度および当連結会計年度において損益に再分類され、税効果控除前の金額で計上されています。当連結会計年度末現在のその他の包括利益(損失)に含まれている未実現デリバティブ評価損益のうち、税効果控除後で44百万円の損失は2022年3月期中に損益に再分類される予定です。

 

(b)公正価値ヘッジ

  当社および子会社は、金利変動リスクおよび為替変動リスクをヘッジする目的で、公正価値ヘッジとして指定されたデリバティブを利用しています。当社および子会社は、外貨建ての社債等の為替変動リスクをヘッジするために為替予約を利用しています。また、当社および子会社は、外貨建ての国債等の金利変動に伴う公正価値の変動をヘッジするために金利スワップ契約を利用しています。

 

(c)海外子会社の純投資ヘッジ

  当社は、海外子会社への純投資の為替変動リスクをヘッジする目的で、為替予約、外貨による借入金および社債を利用しています。

 

(d)ヘッジ手段の指定を行っていないデリバティブ

  当社および子会社は、主に金利変動リスクおよび為替変動リスクをヘッジする目的で、金利スワップ契約、先物契約および為替予約を保有しています。また、一部の子会社は、保険事業における変額年金保険契約および変額保険契約の最低保証リスクを経済的にヘッジする目的でオプション契約、先物契約および為替予約を保有しています。

 

  前連結会計年度におけるデリバティブの連結損益計算書に与える影響(税効果控除前)は以下のとおりです。

(1)キャッシュ・フロー・ヘッジにおけるデリバティブ

 

その他の包括利益に

認識された

デリバティブ損益(百万円)

その他の包括利益(損失)から損益に

振替られたデリバティブ損益(百万円)

支払利息

その他の損益

金利スワップ契約

△11,506

775

為替予約

△241

△119

457

通貨スワップ契約

3,851

413

△4,349

 

(2)公正価値ヘッジにおけるデリバティブ

 

損益認識されたデリバティブ等の損益

(百万円)

損益認識されたヘッジ対象の損益(百万円)

生命保険料

収入および

運用益

その他の損益

生命保険料

収入および

運用益

その他の損益

金利スワップ契約

△19,805

18,955

為替予約

3,656

△187

△3,294

244

 

(3)純投資ヘッジにおけるデリバティブおよびその他のヘッジ手段

 

その他の包括利益に

認識された

デリバティブ損益(百万円)

その他の包括利益(損失)から損益に

振替られたデリバティブ損益(百万円)

子会社・関連会社株式

売却損益および清算損

支払利息

有価証券評価損

為替予約

15,273

1,594

4,595

2,759

外貨建の借入金

および社債

13,489

 

(4)ヘッジ手段の指定を行っていないデリバティブ

 

損益認識されたデリバティブ損益(百万円)

生命保険料収入および

運用益 ※

支払利息

その他の損益

金利スワップ契約

7

159

先物契約

1,257

△1,843

為替予約

204

4,803

△1,840

クレジット・デリバティブの買建

△6

オプションの買建/売建、その他

402

4,481

※  上表における先物契約、為替予約およびオプションの買建/売建、その他には、前連結会計年度において、保険事業における変額年金保険契約および変額保険契約の最低保証リスクを経済的にヘッジするために保有する先物契約、為替予約およびオプションの買建から生じる損益を含んでいます(注記26「生命保険事業」参照)。

 

  当連結会計年度におけるデリバティブの連結損益計算書に与える影響(税効果控除前)は以下のとおりです。

(1)キャッシュ・フロー・ヘッジにおけるデリバティブ

 

その他の包括利益に

認識された

デリバティブ損益(百万円)

その他の包括利益(損失)から損益に

振替られたデリバティブ損益(百万円)

支払利息

その他の損益

金利スワップ契約

5,051

1,522

為替予約

△45

827

△585

通貨スワップ契約

△6,043

553

5,385

 

(2)公正価値ヘッジにおけるデリバティブ

 

損益認識されたデリバティブ等の損益

(百万円)

損益認識されたヘッジ対象の損益(百万円)

生命保険料

収入および

運用益

その他の損益

生命保険料

収入および

運用益

その他の損益

金利スワップ契約

9,533

△8,990

為替予約

△5,032

438

3,591

△356

 

(3)純投資ヘッジにおけるデリバティブおよびその他のヘッジ手段

 

その他の包括利益に

認識された

デリバティブ損益(百万円)

その他の包括利益(損失)から損益に

振替られたデリバティブ損益(百万円)

子会社・関連会社株式

売却損益および清算損

支払利息

その他の損益

為替予約

△27,128

1,145

3,181

21

外貨建の借入金

および社債

△15,840

 

(4)ヘッジ手段の指定を行っていないデリバティブ

 

損益認識されたデリバティブ損益(百万円)

生命保険料収入および

運用益 ※

支払利息

その他の損益

金利スワップ契約

7

△13

先物契約

△9,412

6,980

為替予約

△215

2,085

12,814

クレジット・デリバティブの買建

1

オプションの買建/売建、その他

△598

△2,419

※  上表における先物契約、為替予約およびオプションの買建/売建、その他には、当連結会計年度において、保険事業における変額年金保険契約および変額保険契約の最低保証リスクを経済的にヘッジするために保有する先物契約、為替予約およびオプションの買建から生じる損益を含んでいます(注記26「生命保険事業」参照)。

 

  前連結会計年度において、ヘッジの有効性の評価から除かれた構成要素が、連結損益計算書に与える影響(税効果控除前)は以下のとおりです。

公正価値ヘッジ

 

損益認識された金額(百万円)

生命保険料収入および運用益

支払利息

その他の損益

為替予約

△3,020

3

オプションの買建/売建、その他

29

 

  前連結会計年度末における連結貸借対照表に含まれる公正価値ヘッジのヘッジ対象として指定された資産および負債の帳簿価額および帳簿価額に含まれる公正価値ヘッジ調整額の累計額は以下のとおりです。

ヘッジ対象指定された資産

ヘッジ対象指定された負債

勘定科目

帳簿価額

(百万円)

帳簿価額に含

まれる公正価

値ヘッジ調整

額の累計額

(百万円)

勘定科目

帳簿価額

(百万円)

帳簿価額に含

まれる公正価

値ヘッジ調整

額の累計額

(百万円)

投資有価証券  ※

320,344

24,397

※  ヘッジ会計が中止されたヘッジ対象に関する公正価値ヘッジ調整額の累計額△1,599百万円を含んでいます。

 

  当連結会計年度において、ヘッジの有効性の評価から除かれた構成要素が、連結損益計算書に与える影響(税効果控除前)は以下のとおりです。

公正価値ヘッジ

 

損益認識された金額(百万円)

生命保険料収入および運用益

支払利息

その他の損益

為替予約

△1,249

6

オプションの買建/売建、その他

32

 

  当連結会計年度末現在における連結貸借対照表に含まれる公正価値ヘッジのヘッジ対象として指定された資産および負債の帳簿価額および帳簿価額に含まれる公正価値ヘッジ調整額の累計額は以下のとおりです。

ヘッジ対象指定された資産

ヘッジ対象指定された負債

勘定科目

帳簿価額

(百万円)

帳簿価額に含

まれる公正価

値ヘッジ調整

額の累計額

(百万円)

勘定科目

帳簿価額

(百万円)

帳簿価額に含

まれる公正価

値ヘッジ調整

額の累計額

(百万円)

投資有価証券

314,248

12,764

営業貸付金

17,942

43

 

 

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在におけるデリバティブ等の想定元本および相殺前の公正価値は以下のとおりです。

前連結会計年度末

 

 

想定元本

(百万円)

デリバティブ資産

デリバティブ負債

 

公正価値

(百万円)

勘定科目

公正価値

(百万円)

勘定科目

 

ヘッジ目的でヘッジ手段指定されたデリバティブおよびその他のヘッジ手段

 

金利スワップ契約

494,893

43,889

その他負債

 

オプションの買建/売建、

その他

742

28

その他資産

 

先物契約、為替予約

623,172

7,555

その他資産

4,365

その他負債

 

通貨スワップ契約

68,840

5,079

その他資産

137

その他負債

 

外貨建の長期借入債務

612,536

 

ヘッジ手段の指定を行っていないデリバティブ

 

金利スワップ契約

7,644

113

その他負債

 

オプションの買建/売建、

その他 ※

670,044

21,318

その他資産

20,004

その他負債

 

先物契約、為替予約 ※

372,948

5,710

その他資産

5,141

その他負債

※  上表におけるオプションの買建/売建、その他および先物契約、為替予約の想定元本には、保険事業における変額年金保険契約および変額保険契約の最低保証リスクを経済的にヘッジするために保有するオプションの買建、先物契約および為替予約をそれぞれ16,754百万円、35,875百万円および16,656百万円含んでいます。また、上表におけるデリバティブ資産にはオプションの買建、先物契約および為替予約の公正価値をそれぞれ598百万円、165百万円および111百万円、デリバティブ負債には先物契約および為替予約の公正価値をそれぞれ1,564百万円および178百万円含んでいます。

 

当連結会計年度末

 

 

想定元本

(百万円)

デリバティブ資産

デリバティブ負債

 

公正価値

(百万円)

勘定科目

公正価値

(百万円)

勘定科目

 

ヘッジ目的でヘッジ手段指定されたデリバティブおよびその他のヘッジ手段

 

金利スワップ契約

531,971

1,867

その他資産

23,751

その他負債

 

オプションの買建/売建、

その他

840

26

その他資産

 

先物契約、為替予約

657,411

437

その他資産

18,941

その他負債

 

通貨スワップ契約

76,023

146

その他資産

4,459

その他負債

 

外貨建の長期借入債務

582,174

 

ヘッジ手段の指定を行っていないデリバティブ

 

金利スワップ契約

6,409

67

その他負債

 

オプションの買建/売建、

その他

746,058

19,478

その他資産

17,009

その他負債

 

先物契約、為替予約 ※

320,908

742

その他資産

6,798

その他負債

 

クレジット・デリバティブの

買建

171

9

その他負債

※  上表における先物契約、為替予約の想定元本には、保険事業における変額年金保険契約および変額保険契約の最低保証リスクを経済的にヘッジするために保有する先物契約および為替予約をそれぞれ19,127百万円および7,245百万円含んでいます。また、上表におけるデリバティブ資産には先物契約および為替予約の公正価値をそれぞれ41百万円および24百万円、デリバティブ負債には先物契約および為替予約の公正価値をそれぞれ438百万円および302百万円含んでいます。

 

30  資産および負債の相殺表示

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在、当社および子会社における、デリバティブ資産および負債に関する認識済みの金額、相殺している金額、および連結貸借対照表上の金額の情報は以下のとおりです。

前連結会計年度末

 

認識済みの金額

(百万円)

相殺している

金額

(百万円)

連結貸借対照表

上の金額

(百万円)

連結貸借対照表上、

相殺していない金額 ※

純額

(百万円)

金融商品

(百万円)

担保

(百万円)

デリバティブ資産

39,690

△9,152

30,538

△598

△843

29,097

資産合計

39,690

△9,152

30,538

△598

△843

29,097

デリバティブ負債

73,649

△9,152

64,497

△25,997

38,500

負債合計

73,649

△9,152

64,497

△25,997

38,500

 

当連結会計年度末

 

認識済みの金額

(百万円)

相殺している

金額

(百万円)

連結貸借対照表

上の金額

(百万円)

連結貸借対照表上、

相殺していない金額 ※

純額

(百万円)

金融商品

(百万円)

担保

(百万円)

デリバティブ資産

22,696

△1,944

20,752

20,752

資産合計

22,696

△1,944

20,752

20,752

デリバティブ負債

71,034

△1,944

69,090

△18,913

△147

50,030

負債合計

71,034

△1,944

69,090

△18,913

△147

50,030

 ※  法的拘束力のあるマスターネッティング契約および、それと同様の契約のうち、相殺していない金額です。

 

31  重要な信用リスクの集中

  当社および子会社は、予備審査、与信限度額、担保や保証の要求、相殺権の設定、継続的な監視など与信管理に関して様々な方針および手続を確立しています。当社および子会社の主な金融商品は、所有権により保全されているリース純投資および担保物件により保全されている営業貸付金であり、必要な場合には保証も取得しています。担保の価値や適正性は継続的に監視されています。したがって、担保等で保全されている営業取引に関しては、契約相手先の債務不履行により生ずる信用損失のリスクは軽微であると考えています。当社および子会社は、倒産やその他の損失が生じた場合、担保権を行使しています。しかしながら大幅な地価の下落により、担保不動産の公正価値が担保設定額を下回る場合には、予想を超える損失を被るリスクが生じます。

 

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在において、一債務者に対し連結総資産の1%を超える信用リスクの集中はありません。当社および子会社の与信を地域的に見ると、前連結会計年度末ですべての金融商品から生じる信用リスクの73%にあたる6兆9,949億円、当連結会計年度末現在で73%にあたる7兆1,124億円が日本国内の顧客に対するものです。海外において最も信用リスクが集中しているのは米州であり、前連結会計年度末および当連結会計年度末現在、それぞれ1兆3,740億円および1兆1,803億円です。

 

  当社および子会社は自動車や航空機などの輸送機器を保有しています。輸送機器は、主にリース純投資およびオペレーティング・リース投資に計上されています。前連結会計年度末および当連結会計年度末現在、リース純投資およびオペレーティング・リース投資において、連結総資産に対する輸送機器への投資額の割合はそれぞれ10.0%、9.7%です。

 

  当社および子会社は、個人向け不動産ローン貸付を行っています。前連結会計年度末および当連結会計年度末現在、営業貸付金において、連結総資産に対する個人向け不動産ローンへの投資額の割合はそれぞれ14.4%、15.3%です。

 

32  金融商品の見積公正価値

  以下の情報は金融商品の連結貸借対照表上の帳簿価額と、市場価額または公正価値との関連性について理解を高めるために開示するものです。この開示は、リース純投資、関連会社投資、年金債務、投資契約に区分されない保険契約や再保険契約を含んでいません。

 

前連結会計年度末

 

帳簿価額

(百万円)

見積公正価値

(百万円)

公正価値測定に使用したインプット

(百万円)

 

レベル1

レベル2

レベル3

資産:

 

 

 

 

 

現金および現金等価物

982,666

982,666

982,666

使途制限付現金

152,618

152,618

152,618

営業貸付金(貸倒引当金控除後)

3,695,342

3,653,042

207,950

3,445,092

持分証券 ※1

375,174

375,174

58,400

232,873

83,901

短期売買目的負債証券

7,431

7,431

7,431

売却可能負債証券

1,631,185

1,631,185

21,490

1,521,342

88,353

満期保有目的負債証券

113,805

143,189

118,472

24,717

その他資産

 

 

 

 

 

定期預金

5,918

5,918

5,918

デリバティブ資産 ※2

30,538

30,538

再保険貸(投資契約)

8,625

8,298

8,298

負債:

 

 

 

 

 

短期借入債務

336,832

336,832

336,832

預金

2,086,765

2,088,513

2,088,513

保険契約債務および保険契約者勘定(投資契約)

213,885

214,048

214,048

長期借入債務

4,279,354

4,291,697

1,247,587

3,044,110

その他負債

 

 

 

 

 

デリバティブ負債 ※2

64,497

64,497

※1  1株当たり純資産価値で測定された投資ファンド11,631百万円を含んでいません

※2  取引相手毎の相殺後の金額です。相殺前のインプット情報につきましては注記3「公正価値測定」をご参照ください。

 

 

当連結会計年度末

 

帳簿価額

(百万円)

見積公正価値

(百万円)

公正価値測定に使用したインプット

(百万円)

 

レベル1

レベル2

レベル3

資産:

 

 

 

 

 

現金および現金等価物

951,242

951,242

951,242

使途制限付現金

128,333

128,333

128,333

営業貸付金(信用損失引当金控除後)

3,613,316

3,631,561

166,410

3,465,151

持分証券 ※1

396,465

396,465

82,039

223,016

91,410

短期売買目的負債証券

2,654

2,654

2,654

売却可能負債証券

2,003,917

2,003,917

6,012

1,864,448

133,457

満期保有目的負債証券

113,790

139,132

115,893

23,239

その他資産

 

 

 

 

 

定期預金

4,146

4,146

4,146

デリバティブ資産 ※2

20,752

20,752

再保険貸(投資契約)

7,299

7,507

7,507

負債:

 

 

 

 

 

短期借入債務

307,269

307,269

307,269

預金

2,165,293

2,167,449

2,167,449

保険契約債務および保険契約者勘定(投資契約)

196,549

196,624

196,624

長期借入債務

4,416,833

4,442,351

1,286,463

3,155,888

その他負債

 

 

 

 

 

デリバティブ負債 ※2

69,090

69,090

※1  1株当たり純資産価値で測定された投資ファンド13,737百万円を含んでいません

※2  取引相手毎の相殺後の金額です。相殺前のインプット情報につきましては注記3「公正価値測定」をご参照ください。

 

公正価値のインプットレベル

  活発な市場での市場価額が入手できるものについては、市場価額を使用し、レベル1に分類しています。活発な市場での市場価額が入手できない場合、類似した資産の相場価額など、レベル1に含まれる公表価額以外の観察可能なインプットに基づき公正価値測定を行うものについては、レベル2に分類しています。市場価額が入手できず、観察可能なインプットもない場合には、公正価値測定は割引キャッシュ・フロー法、一般的なオプション・プライシング・モデルなどの評価モデルおよび第三者の算定する価格に基づき評価しています。評価モデルおよび第三者の算定する価格を使用する場合には観察不能なインプットを含むため、レベル3に分類しています。

 

33  契約債務、保証債務および偶発債務

 

契約債務

  前連結会計年度末および当連結会計年度末現在、当社および一部の子会社が行っているリース資産の買付予約額はそれぞれ3,027百万円および1,573百万円です。

 

  当社および一部の子会社は、解約不可能なシステム運用・管理のアウトソーシング契約を締結し、前連結会計年度および当連結会計年度にそれぞれ7,139百万円および6,486百万円の委託料を支払っています。これらの契約のうち最も長いものは、2027年3月期まで続きます。前連結会計年度末および当連結会計年度末現在における今後の支払予定額は以下のとおりです。

期末日  3月31日

前連結会計年度末

(百万円)

当連結会計年度末

(百万円)

2021年

3,183

2022年

901

3,806

2023年

1,443

2,567

2024年

374

1,085

2025年

9

320

2026年

10

2026年以降

1

2027年以降

0

合計

5,911

7,788

 

  当社および一部の子会社は、不動産開発案件の見積建設費用等にかかるコミットメントおよびその他のコミットメント契約を結び、前連結会計年度末および当連結会計年度末現在の総額はそれぞれ78,509百万円および69,235百万円です。

 

  当社および一部の子会社は、契約上合意された条件に合致する限りにおいて、顧客に将来貸付を行うコミットメント契約およびファンドに将来投資を行うコミットメント契約を結んでいます。未実行枠は前連結会計年度末および当連結会計年度末現在、377,870百万円および393,634百万円です。

保証債務

  当社および子会社は、会計基準編纂書460(保証)の適用範囲に該当する保証契約の公正価値を、契約の開始時点において、連結貸借対照表に負債計上しています。そのうち、契約上の義務が無条件にキャンセル可能でない一部の契約は、信用損失基準を適用しており、連結貸借対照表上、その他負債に計上しています。前連結会計年度末および当連結会計年度末現在の、保証契約の支払限度額、負債計上されている帳簿価額、契約の最長期限は以下のとおりです。

保証の種類

前連結会計年度末

当連結会計年度末

保証の

支払限度額

(百万円)

保証債務の

帳簿価額

(百万円)

契約の

最長期限

保証の

支払限度額

(百万円)

保証債務の

帳簿価額

(百万円)

契約の

最長期限

事業性資金債務保証

490,839

6,065

2026年

469,377

4,768

2028年

譲渡債権保証

355,452

2,371

2060年

365,546

5,827

2061年

一般個人ローン保証

341,466

41,019

2031年

294,250

49,025

2032年

不動産ローン保証

29,235

4,422

2048年

17,621

4,119

2048年

その他

130

0

2024年

598

104

2035年

合計

1,217,122

53,877

1,147,392

63,843

 

  事業性資金債務保証:当社および一部の子会社は、主に、金融機関が顧客に対し融資した資金の返済を保証しています。当社および当該子会社は、債務者である顧客が、契約に基づいて元本もしくは利息の支払を行わなかった場合に、債務者に代わり債務を履行します。一部の契約については、債務者である顧客の資産が融資の担保に差し入れられています。当社および当該子会社が債務者に代わり債務を履行する場合、当社および当該子会社はその担保資産を得ることができます。また、金融機関が顧客に対し融資した資金の返済を保証する契約には、保証履行額が保証料の一定の範囲内に限定されている契約を含んでいます。当該保証の前連結会計年度末および当連結会計年度末現在の保証契約の総額は、715,000百万円および690,000百万円であり、前連結会計年度末および当連結会計年度末現在の保証債務の帳簿価額は、2,498百万円および1,998百万円です。当該保証の支払限度額の金額は保証料の一定の範囲内に限定され、上記の保証契約の総額より小さな金額となっています。保証履行額が保証料の一定の範囲内に限定されていない契約については、契約期間内における保証の支払限度額が予め金融機関と取り決めた保証枠を基に算定されます。このため、当該支払限度額には将来発生し得る保証の額が含まれ、連結会計年度末現在における実行済みの保証残高より大きな金額となっています。また、実行済みの保証残高には保証履行時に当社が一時的に負担する金融機関が負担すべき金額が含まれ、金融機関と精算を行うまでの期間、金融機関への信用リスクを内包しています。金融機関への信用リスクを除く当社の実質的な保証履行額は、金融機関と予め取り決めた分担方法に基づき当社が負担する金額に限定されています。

  保証の履行リスクは、過去に発生したクレジットイベントに基づいて検討しています。当連結会計年度において、保証の履行リスクに大きな変動はありません。

 

  譲渡債権保証:米国の子会社は、主に、ファニーメイのDelegated Underwriting and ServicingプログラムおよびフレディマックのDelegated Underwriting Initiativeプログラムに基づいて、事前にファニーメイおよびフレディマックの承認を得ることなしに、集合住宅や高齢者向け住宅ローン債権の引き受け、実行、資金提供およびサービシングを行う権限を有しています。これらのプログラムにおいて、ファニーメイおよびフレディマックは債権購入のコミットメントを提供しています。

  これらのプログラムでは、当該子会社は、ファニーメイおよびフレディマックに譲渡した一部の債権のパフォーマンスを保証し、それらの債権から損失が発生した場合に、その損失の一部を負担する保証の履行リスクを有しています。当連結会計年度において、保証の履行リスクに大きな変動はありません。

  なお、前連結会計年度末および当連結会計年度末現在において、これらのプログラムに基づいて売却した、当該子会社が一部の損失を負担する債権残高は、それぞれ1,643,060百万円および1,857,499百万円です。

 

  一般個人ローン保証:一部の子会社は、日本の金融機関が行ったカードローン等について、債務者の支払を保証しています。当該子会社は、それらのローンの延滞が主として3ヶ月以上になった場合に、その債務者に代わり債務を履行します。

  保証の履行リスクは、過去に発生したクレジットイベントに基づいて検討しています。当連結会計年度において、保証の履行リスクに大きな変動はありません。

 

  不動産ローン保証:当社および一部の子会社は、日本の金融機関が第三者に対し融資した個人向け不動産ローンの返済を保証しています。当社および当該子会社は、それらのローンの延滞が主として3ヶ月以上になった場合に、債務者に代わって債務を履行します。不動産ローンには通常、当該不動産が担保として差し入れられています。当社および当該子会社が債務者に代わり債務を履行する場合、当社および当該子会社はその担保資産を得ることができます。

  保証の履行リスクは、過去に発生したクレジットイベントに基づいて検討しています。当連結会計年度において、保証の履行リスクに大きな変動はありません。

 

  その他:その他の債務保証契約には、金融機関に対する支払保証および債権の代理回収契約に伴う支払保証があります。金融機関に対する支払保証契約において一部の子会社は、金融機関の顧客が債務者となり、その債務が不履行となった場合に、債務者に代わって当該金融機関に債務を支払います。また、債権の代理回収契約において当社および一部の子会社は、第三者の債務を回収しますが、当該債務を回収できなかった場合には、債務者に代わって債権者に支払いを行います。

 

オフバランスシート信用エクスポージャーに対する引当金

  2020年4月1日より、信用損失基準を適用しています。カードローンや営業貸付金の貸付枠のローン・コミットメントおよび金融保証契約に関連する信用損失のうち、契約上の義務が無条件にキャンセル可能でない場合は、信用損失引当金の対象になります。ローン・コミットメントは、企業が信用を供与する現在の契約上の義務にもとづき、将来実行される可能性を見積もり、予想実行額に対して引当金を計上します。金融保証契約は、偶発債務に含まれる信用エクスポージャーに対して、引当金を計上します。オフバランスシート信用エクスポージャーに対する引当金は、過去の貸倒償却実績、経済環境や事業環境の現状ならびに合理的かつ裏付け可能な方法による将来の見通しなどを評価し、営業貸付金およびリース純投資の信用損失引当金と同様に様々な算定方法を使用して、引当金を見積もっています。このようなオフバランスシート信用エクスポージャーに対する引当金は、連結貸借対照表上、その他負債に計上されており、当連結会計年度末現在で26,094百万円です。

 

偶発事象

  当社のプライベートエクイティ投資先である一部連結子会社において、製品の一部に製造上の瑕疵があることが判明しました。当該案件に関連し、経済的便益を有する資源の流出が生じる可能性が高く、かつ、その債務の金額について信頼性をもって見積ることができる費用について、信用損失引当金等を計上しています。新たな事象の発生等により追加的な資産の評価減または引当金の計上が必要となる可能性がありますが、現時点では、将来の資産の評価減額または引当金の金額、発生時期を合理的に見積ることができません。

  なお、当社および一部の子会社は通常の営業の中で生じる損害賠償請求に係わっていますが、経営者は当社の財政状態および経営成績に重要な影響を与える訴訟等はないと考えています。

 

34  セグメント情報

 

  当社の事業セグメントは、主要な商品・サービスの性格、顧客属性、規制、営業地域などによって区分けしている経営管理上の組織に基づいて、「法人営業・メンテナンスリース」、「不動産」、「事業投資・コンセッション」、「環境エネルギー」、「保険」、「銀行・クレジット」、「輸送機器」、「ORIX USA」、「ORIX Europe」、「アジア・豪州」の10個で構成されています。

 

  以下に報告されている事業セグメントの財務情報は、そのセグメントの財務情報が入手可能なもので、かつ経営上の最高意思決定者による業績の評価および経営資源の配分の決定に定期的に使用されているものです。

 

  10セグメントの事業内容は以下のとおりです。

 

法人営業・メンテナンスリース

金融・各種手数料ビジネス、自動車および電子計測器・IT関連機器などのリースおよびレンタル、弥生

 

不動産

不動産開発・賃貸・管理、施設運営、不動産のアセットマネジメント

 

事業投資・コンセッション

企業投資、コンセッション

 

環境エネルギー

国内外再生可能エネルギー、電力小売、省エネルギーサービス、ソーラーパネル・蓄電池販売、廃棄物処理

 

保険

生命保険

 

銀行・クレジット

銀行、カードローン

 

輸送機器

航空機のリース・管理、船舶関連投融資

 

ORIX USA

米州における金融、投資、アセットマネジメント

 

ORIX Europe

株式・債券のアセットマネジメント

 

アジア・豪州

アジア・豪州における金融、投資

 

 

 

  2020年4月1日より、経営上の最高意思決定者による業績の評価および経営資源の配分におけるセグメント区分を変更したため、報告セグメントの区分を変更しました。なお、前連結会計年度のセグメント数値は、変更後のセグメント区分に基づいて組替再表示しています。

 

  前連結会計年度および当連結会計年度のセグメント情報は以下のとおりです。

 

前連結会計年度

 

法人営業・

メンテナンスリース

不動産

事業投資・

コンセッション

環境

エネルギー

保険

銀行・

クレジット

輸送機器

 

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

セグメント収益

428,036

468,086

296,365

148,423

371,387

84,355

64,650

金融収益

61,402

6,723

124

1,959

220

80,868

2,478

支払利息

6,203

1,849

1,187

7,732

1

4,488

18,402

減価償却費・その他償却費

155,704

14,881

8,015

17,188

26,560

1,288

15,705

重要な非現金項目

 

 

 

 

 

 

 

貸倒引当金繰入(戻入)額

1,171

242

40

△2

11,971

長期性資産評価損

11

303

23

2,083

保険契約債務増加額

70,120

持分法投資損益・子会社・関連会社株式売却

損益および清算損

645

28,743

35,286

176

3

28,244

バーゲン・パーチェス益

955

セグメント利益

62,978

80,182

44,110

11,625

44,833

39,096

45,287

セグメント資産

1,789,693

821,194

322,522

478,796

1,580,158

2,603,736

585,304

長期性資産残高

570,014

504,544

53,347

354,510

28,911

258,691

長期性資産支出額

192,614

71,034

1,793

29,036

166,510

関連会社投資

18,347

91,835

68,603

82,253

400

284,453

 

前連結会計年度

 

ORIX USA

ORIX Europe

アジア・

豪州

合計

 

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

セグメント収益

135,709

148,524

137,797

2,283,332

金融収益

79,973

559

43,694

278,000

支払利息

25,143

1,136

23,329

89,470

減価償却費・その他償却費

2,518

4,721

48,463

295,043

重要な非現金項目

 

 

 

 

貸倒引当金繰入(戻入)額

7,508

△17

3,512

24,425

長期性資産評価損

510

113

3,043

保険契約債務増加額

70,120

持分法投資損益・子会社・関連会社株式売却

損益および清算損

28,380

13,157

7,246

141,880

バーゲン・パーチェス益

955

セグメント利益

56,690

43,778

14,673

443,252

セグメント資産

1,374,027

317,847

1,010,268

10,883,545

長期性資産残高

17,859

192,910

1,980,786

長期性資産支出額

172

85,621

546,780

関連会社投資

52,361

1,495

221,853

821,600

 

 

当連結会計年度

 

法人営業・

メンテナンスリース

不動産

事業投資・

コンセッション

環境

エネルギー

保険

銀行・

クレジット

輸送機器

 

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

セグメント収益

429,799

359,798

331,222

143,187

491,894

83,724

31,617

金融収益

57,780

6,206

152

2,531

242

78,071

1,172

支払利息

5,594

2,441

1,736

10,423

6

4,931

14,292

減価償却費・その他償却費

162,620

15,249

9,406

20,221

28,366

1,279

13,566

重要な非現金項目

 

 

 

 

 

 

 

信用損失費用

1,074

818

3,621

469

7

508

△159

長期性資産評価損

206

1,167

98

保険契約債務増加額

230,947

持分法投資損益・子会社・関連会社株式売却

損益および清算損

1,485

6,132

△8,449

12,423

3

8,718

バーゲン・パーチェス益

601

4,365

セグメント利益

59,149

24,684

3,431

28,563

55,119

48,030

3,755

セグメント資産

1,658,571

872,095

378,698

506,666

1,959,521

2,690,627

601,762

長期性資産残高

542,284

544,232

74,130

285,155

28,538

262,019

長期性資産支出額

155,713

100,494

12,123

17,681

3

32,920

関連会社投資

18,049

99,105

55,421

180,492

200

293,469

 

当連結会計年度

 

ORIX USA

ORIX Europe

アジア・

豪州

合計

 

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

セグメント収益

138,017

160,798

128,309

2,298,365

金融収益

87,172

171

39,931

273,428

支払利息

16,280

1,125

18,043

74,871

減価償却費・その他償却費

2,474

962

50,837

304,980

重要な非現金項目

 

 

 

 

信用損失費用

6,221

34

3,424

16,017

長期性資産評価損

1,458

90

3,019

保険契約債務増加額

230,947

持分法投資損益・子会社・関連会社株式売却

損益および清算損

8,423

245

△5,200

23,780

バーゲン・パーチェス益

4,966

セグメント利益

43,614

37,886

14,660

318,891

セグメント資産

1,220,081

369,546

1,084,222

11,341,789

長期性資産残高

13,656

231,307

1,981,321

長期性資産支出額

592

87,327

406,853

関連会社投資

43,816

1,770

195,413

887,735

 

  セグメント情報の会計方針は、税金費用、非支配持分に帰属する当期純利益、償還可能非支配持分に帰属する当期純利益の取り扱いを除き、注記2の「重要な会計方針」における記載と概ね同一です。また、セグメント情報では当社株主に帰属する損益(税引前)で業績を評価しているため、非支配持分または償還可能非支配持分に帰属する当期純利益はセグメント損益に含んでいません。セグメント情報では税引前当期純利益で業績を評価しているため、税金費用はセグメント損益に含んでいません。各セグメントの営業活動に直接関連している人件費を含め、オリックスグループ全体で負担すべき費用を除く販売費および一般管理費の大部分は各セグメントに集計され、計上されています。また一部の長期性資産評価損や為替差損益(その他の損益に含まれる)など、経営者がセグメントの業績評価にあたって考慮していない損益はセグメント損益に含まず、本社部門の項目として扱っています。

 

  各セグメントに帰属させている資産は、リース純投資、営業貸付金、オペレーティング・リース投資、投資有価証券、事業用資産、関連会社投資、棚卸資産、賃貸資産前渡金(その他資産に含まれる)、事業用資産前渡金(その他資産に含まれる)、営業権、企業結合で取得した無形資産(その他資産に含まれる)、サービス資産(その他資産に含まれる)です。なお、社用資産の減価償却費はセグメント損益に含めていますが、対応する資産はセグメント資産に含めていません。しかし、これらの影響額は軽微です。

 

  2020年4月1日より、これまで各セグメントに配賦してきた販売費および一般管理費のうち、オリックスグループ全体で負担すべき費用については、各セグメントへ配賦する方法から、セグメント利益と連結財務諸表との調整額に含めて表示する方法に変更しています。なお、この変更により、前連結会計年度のセグメント数値を組替再表示しています。

 

  2020年4月1日より、信用損失基準を適用しており、貸倒引当金を信用損失引当金に組み替えています。詳細については、注記2「重要な会計方針(ah)新たに公表または適用された会計基準」をご参照ください。

 

  セグメント数値と連結財務諸表との調整は以下のとおりです。

 

  調整が重要な項目は、セグメント収益、セグメント利益およびセグメント資産です。その他の項目はセグメント数値と連結財務諸表の数値の間に重要な差異はありません。

 

 

前連結会計年度

(百万円)

当連結会計年度

(百万円)

セグメント収益

 

 

セグメント収益合計

2,283,332

2,298,365

本社部門保有の資産にかかる収入

16,273

12,010

内部取引消去

△19,276

△17,667

連結財務諸表上の営業収益

2,280,329

2,292,708

セグメント利益

 

 

セグメント利益合計

443,252

318,891

本社部門の損益

△35,733

△35,939

非支配持分および償還可能非支配持分に帰属する

当期純利益

5,042

4,609

連結財務諸表上の税引前当期純利益

412,561

287,561

セグメント資産

 

 

セグメント資産合計

10,883,545

11,341,789

現金および現金等価物・使途制限付現金

1,135,284

1,079,575

貸倒引当金

△56,836

信用損失引当金

△78,945

受取手形、売掛金および未収入金

312,744

354,334

その他の本社資産

792,791

866,329

連結財務諸表上の総資産

13,067,528

13,563,082

 

  当社および子会社の所在地別に分類した地域別情報は以下のとおりです。

前連結会計年度

 

日本

(百万円)

米州地域

(百万円)

その他海外

(百万円)

連結合計

(百万円)

営業収益

1,792,790

201,578

285,961

2,280,329

税引前当期純利益

258,385

74,697

79,479

412,561

 

当連結会計年度

 

日本

(百万円)

米州地域

(百万円)

その他海外

(百万円)

連結合計

(百万円)

営業収益

1,817,124

208,072

267,512

2,292,708

税引前当期純利益

173,258

60,912

53,391

287,561

 

(注)本邦以外の区分に属する主な国または地域

米州地域  ・・・米国

その他海外・・・アジア地域、欧州地域、豪州地域、中東地域

 

  前連結会計年度および当連結会計年度において、単独で営業収益の10%を超える顧客は存在しません。

 

  顧客との契約から認識した収益の財またはサービスの種類別、および地域別による分解は以下のとおりです。

前連結会計年度

 

セグメント区分

 

法人営業・メンテナンスリース

不動産

事業投資・コンセッション

環境

エネルギー

保険

銀行・

クレジット

輸送機器

 

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

財またはサービスの種類別

 

 

 

 

 

 

 

商品売上高

11,536

4,261

261,475

4,796

2,680

不動産売上高

117,969

アセットマネジメントおよびサービシング収入

347

7,453

36

167

21

自動車関連サービス収入

60,782

232

施設運営事業収入

67,396

環境エネルギー事業関連サービス収入

2,911

138,380

不動産管理および仲介収入

106,375

不動産請負工事売上高

89,522

その他

46,970

3,940

32,429

2,489

1,023

3,124

10,195

顧客との契約から認識した収益合計

122,546

396,916

293,940

145,897

1,023

3,291

12,896

地域別

 

 

 

 

 

 

 

日本

121,845

396,916

293,940

142,189

1,023

3,291

5,678

米州地域

その他海外

701

3,708

7,218

顧客との契約から認識した収益合計

122,546

396,916

293,940

145,897

1,023

3,291

12,896

その他の源泉から認識した収益 ※

305,490

71,170

2,425

2,526

370,364

81,064

51,754

セグメント収益/営業収益合計

428,036

468,086

296,365

148,423

371,387

84,355

64,650

 

前連結会計年度

 

セグメント区分

本社部門の

収入および

内部消去

 

連結合計

 

ORIX USA

ORIX Europe

アジア・

豪州

合計

 

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

財またはサービスの種類別

 

 

 

 

 

 

商品売上高

965

487

286,200

1,358

287,558

不動産売上高

984

118,953

118,953

アセットマネジメントおよびサービシング収入

24,248

149,675

4

181,951

△100

181,851

自動車関連サービス収入

16,950

77,964

23

77,987

施設運営事業収入

363

67,759

1,538

69,297

環境エネルギー事業関連サービス収入

963

142,254

△722

141,532

不動産管理および仲介収入

106,375

△2,265

104,110

不動産請負工事売上高

89,522

△556

88,966

その他

5,769

369

981

107,289

△3,230

104,059

顧客との契約から認識した収益合計

32,929

150,044

18,785

1,178,267

△3,954

1,174,313

地域別

 

 

 

 

 

 

日本

28

964,910

△269

964,641

米州地域

32,929

67,050

99,979

99,979

その他海外

82,994

18,757

113,378

△3,685

109,693

顧客との契約から認識した収益合計

32,929

150,044

18,785

1,178,267

△3,954

1,174,313

その他の源泉から認識した収益 ※

102,780

△1,520

119,012

1,105,065

951

1,106,016

セグメント収益/営業収益合計

135,709

148,524

137,797

2,283,332

△3,003

2,280,329

 

 

 

当連結会計年度

 

セグメント区分

 

法人営業・メンテナンスリース

不動産

事業投資・コンセッション

環境

エネルギー

保険

銀行・

クレジット

輸送機器

 

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

財またはサービスの種類別

 

 

 

 

 

 

 

商品売上高

10,348

2,836

301,732

3,816

不動産売上高

88,512

アセットマネジメントおよびサービシング収入

354

6,216

33

45

207

23

自動車関連サービス収入

59,903

225

施設運営事業収入

23,301

環境エネルギー事業関連サービス収入

3,060

134,424

不動産管理および仲介収入

103,457

不動産請負工事売上高

80,455

その他

49,548

1,505

21,997

1,667

1,667

4,771

3,317

顧客との契約から認識した収益合計

123,213

306,282

323,762

140,177

1,667

4,978

3,340

地域別

 

 

 

 

 

 

 

日本

122,232

306,282

323,762

129,024

1,667

4,978

1,194

米州地域

その他海外

981

11,153

2,146

顧客との契約から認識した収益合計

123,213

306,282

323,762

140,177

1,667

4,978

3,340

その他の源泉から認識した収益 ※

306,586

53,516

7,460

3,010

490,227

78,746

28,277

セグメント収益/営業収益合計

429,799

359,798

331,222

143,187

491,894

83,724

31,617

 

当連結会計年度

 

セグメント区分

本社部門の

収入および

内部消去

 

連結合計

 

ORIX USA

ORIX Europe

アジア・

豪州

合計

 

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

財またはサービスの種類別

 

 

 

 

 

 

商品売上高

2,407

65

321,204

679

321,883

不動産売上高

558

89,070

89,070

アセットマネジメントおよびサービシング収入

16,099

150,302

173,279

△88

173,191

自動車関連サービス収入

11,874

72,002

△2

72,000

施設運営事業収入

23,301

510

23,811

環境エネルギー事業関連サービス収入

960

138,444

△1,433

137,011

不動産管理および仲介収入

103,457

△1,515

101,942

不動産請負工事売上高

80,455

△276

80,179

その他

3,254

86

613

88,425

43

88,468

顧客との契約から認識した収益合計

23,278

150,388

12,552

1,089,637

△2,082

1,087,555

地域別

 

 

 

 

 

 

日本

1

889,140

△903

888,237

米州地域

23,278

62,249

85,527

85,527

その他海外

88,139

12,551

114,970

△1,179

113,791

顧客との契約から認識した収益合計

23,278

150,388

12,552

1,089,637

△2,082

1,087,555

その他の源泉から認識した収益 ※

114,739

10,410

115,757

1,208,728

△3,575

1,205,153

セグメント収益/営業収益合計

138,017

160,798

128,309

2,298,365

△5,657

2,292,708

  ※  その他の源泉から認識した収益は、生命保険料収入および運用益やオペレーティング・リース収益、金利収入等の金融収益等、顧客との契約から生じる収益の範囲外の収益を含んでいます。

35  重要な後発事象

  当社は、2021年5月13日開催の取締役会において、会社法第459条第1項の規定による当社定款第34条に従って自己株式を買い受けることにつき、会社法第156条第1項各号の事項を下記のとおり決議しました。

 

(1) 自己株式の取得を行う理由

    株主還元の強化および資本効率の向上のため

 

(2) 自己株式取得にかかる事項の内容

    ・取得する株式の種類      :当社普通株式

    ・取得する株式の総数      :5,000万株を上限とする

                                (発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合約4.1%)

    ・株式の取得額の総額      :500億円を上限とする

    ・取得期間                :2021年5月17日~2022年3月31日

     ・取得方法                :自己株式取得にかかる取引一任契約に基づく市場買付