当第2四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクに関して、新たな以下の内容を追加いたしました。なお、本文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
サイバーセキュリティリスク
当社グループのコンピュータシステムは、サイバーセキュリティ対策としてファイヤーウォール及びIPS、WAF等の導入により安全対策を行っていますが、外部からのサイバー攻撃及びその他不正のアクセスやウイルス感染等により情報の流出やシステムの機能停止、誤作動が生じる可能性があります。この場合、業務の停止及びそれに伴う損害賠償等の負担が発生し、当社グループの信頼性も失われ、当社グループの信用低下や経営状態への悪影響を及ぼす可能性があります。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間(平成28年4月1日~平成28年9月30日)におけるわが国経済は、失業率が引き続き低水準で推移するものの、訪日外国人のインバウンド消費の縮小や消費者の節約志向等により企業の設備投資は伸び悩み、先行きに不透明感が増しております。
当社グループを取り巻く環境は、EC市場の拡大、プリペイドカードの普及や非接触型決済の導入等による「決済のキャッシュレス化」が進み、さらに異業種による参入も増え、競争はますます激化しております。
このような中、当社グループは中期3カ年経営計画「ACT-Σ(アクト・シグマ)」の2年目がスタートしました。中計ビジョン「日本を代表する先進的なコンシューマーファイナンスカンパニー」の実現に向け、「グループシナジー」、「先進性」、「CSR」を重点方針とする経営戦略を実行するとともに、経営資源の戦略的な活用に向けてコスト構造改革を推進しております。
クレジット事業は、住宅関連、呉服、二輪、高級時計等の主要業種の取扱いが拡大し、輸入車、中古車の取扱いが好調に推移したことから取扱高が増加いたしました。
カード事業は、上新電機株式会社との提携カード「Joshinクレジット&ポイントカード」の新規
会員獲得が堅調に推移したことに加え、各種利用促進プロモーションを実施したことによりショッピングの取扱高が増加いたしました。一方、キャッシングの取扱高は、減少いたしました。
ファイナンス事業は、銀行個人ローン保証、投資用マンション向け住宅ローン保証等が順調に推移し、取扱高が増加いたしました。
新事業は、連結子会社ジャックス・ペイメント・ソリューションズ株式会社が提供する後払い決済サービス「ATODENE(アトディーネ)」の新規提携先が拡大し、取扱高が増加いたしました。
海外事業は、連結子会社であるベトナム現地法人が、二輪車ローンの営業エリアを拡大し、優良顧客向け目的ローンの獲得にも注力したことから取扱高が拡大いたしました。持分法適用関連会社であるインドネシアのファイナンス会社 PT Mitra Pinasthika Mustika Finance は、景気に底打ちの兆しがあり、二輪車・四輪車の販売を行う同社のグループ会社との連携を強化し、取扱高が増加いたしました。
なお、当社グループの営業費用につきましては、良好な調達環境により金融費用が減少いたしま
した。また、コスト構造改革の推進によりカードポイント関連費用の削減や、組織・業務の効率化による経費削減を行ってまいりました。しかしながら、退職給付費用や貸倒関連費用、さらに戦略的投資のためのシステム関連費用を主因に営業費用が増加いたしました。
以上の結果、当社グループの業績は、連結取扱高1兆8,269億88百万円(前年同期比10.7%増)、連結営業収益591億39百万円(前年同期比5.3%増)、連結経常利益65億47百万円(前年同期比18.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益43億85百万円(前年同期比22.3%増)となりました。
当社グループは信販事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。主な部門別の取扱高の概況は以下のとおりです。
(包括信用購入あっせん)
カードショッピングにつきましては、ポイント還元率の見直しを行った一部のクレジットカードの取扱い減少の影響があったものの、各種利用促進プロモーションの実施及びその他提携カードの取扱いが堅調に推移したことにより取扱高が増加いたしました。
以上の結果、当部門の連結取扱高は、5,811億63百万円(前年同期比4.2%増)となりました。
(個別信用購入あっせん)
ショッピングクレジットにつきましては、主要業種である呉服、二輪、高級時計等が順調に推移いたしました。
オートローンにつきましては、国産新車の取扱いが低迷したもののキャプティブファイナンス(※)の取り組み強化及び各種施策の実施により、輸入車及び中古車販売店の取扱高が増加いたし
ました。
以上の結果、当部門の連結取扱高は、2,979億82百万円(前年同期比62.9%増)となりました。
(※)メーカーと連携した自動車販売金融業
(信用保証)
銀行個人ローン保証につきましては、提携先への商品拡充等により順調に取扱いの拡大を図ることができました。また、三菱東京UFJ銀行のWeb商品の拡大により、証書貸付及びカードローンの取扱高が増加いたしました。
住宅ローン保証につきましては、投資用マンションの販売が好調に推移するなか、営業の強化を図ることで取扱高が増加いたしました。
住宅関連商品につきましては、ハウスメーカーを中心にリフォームローンが拡大し、取扱高は前年を上回りました。
以上の結果、当部門の連結取扱高は、3,832億15百万円(前年同期比1.4%増)となりました。
(融資)
融資につきましては、カードキャッシング及びその他融資の取扱高が減少いたしました。
以上の結果、当部門の連結取扱高は、358億円(前年同期比13.0%減)となりました。
(その他)
集金代行業務につきましては、家賃・スポーツクラブ等の継続課金の取扱いが順調に推移いたしました。
連結子会社につきましては、ジャックスリース株式会社におけるリース事業が堅調に推移いたしました。
以上の結果、当部門の連結取扱高は、5,288億27百万円(前年同期比7.8%増)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第2四半期連結会計期間の資産は、前連結会計年度に比べ1,221億66百万円増加し、3兆5,598億7百万円となりました。
これは、現金及び預金が減少したものの、割賦売掛金、信用保証割賦売掛金が増加したこと等によるものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間の負債は、前連結会計年度に比べ1,204億23百万円増加し、3兆4,247億82百万円となりました。
これは、信用保証買掛金、コマーシャル・ペーパー等有利子負債の増加等によるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間の純資産は、前連結会計年度に比べ17億42百万円増加し、1,350億25百万円となりました。
これは、為替換算調整勘定、その他有価証券評価差額金が減少したものの、利益剰余金が増加したこと等によるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前第2四半期連結累計期間に比べ72億56百万円減少し、606億45百万円となりました。
各事業活動におけるキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は826億6百万円(前年同期は685億45百万円の使用)となりました。収入の主な内訳は、仕入債務の増加額503億35百万円であり、支出の主な内訳は、売上債権の増加額1,526億45百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は41億8百万円(前年同期は46億40百万円の使用)となりました。支出の主な内訳は、有形及び無形固定資産の取得による支出37億9百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は633億9百万円(前年同期は555億97百万円の獲得)となりました。収入の主な内訳は、長期借入れによる収入837億83百万円、コマーシャル・ペーパーの増加額310億円、短期借入金の増加額144億78百万円であり、支出の主な内訳は、長期借入金の返済による支出648億45百万円であります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。