当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間のわが国経済は、賃金・雇用環境の改善が続く中、引き続き緩やかな景気回復基調にあるものの、海外経済の不確実性や熊本地震などを背景とした訪日外国人の消費拡大の鈍化、企業収益の改善の減速に加え、生活物価の上昇等による消費者の生活防衛意識の高まりもあり、景気は引き続き足踏み状態にあるといえます。
当飲食業界におきましては、競合他社のみならず他業種他業態との顧客獲得競争が激化するとともに、原材料価格の高止まりや労働単価の上昇、また、顧客志向は食の安全安心を含めた品質を重視する傾向が強まるなど、経営環境はより厳しさを増しております。
当社グループでは、「日本で一番質の高い“食”&“ホスピタリティ”グループ」の実現に向け、平成26年11月に平成29年を最終年度とする中期経営計画「Fly to 2017」を策定いたしました。この中期経営計画は当社グループを取り巻く経営環境が大きく変化するなか、持続的成長を目指すものであり、時代変化を十分に踏まえたホスピタリティビジネスの産業化を目指すものです。その2年目となる当連結会計年度におきましては、当社グループが有するそれぞれの事業が「成長市場」「成熟市場」のどちらに位置しているか、また、労働供給力が十分であるかなどを見極め、それに見合った成長を図るべく、各種経営施策を着実に進めております。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は99,238百万円(前年同期比+2.3%)、営業利益は3,818百万円(前年同期比△7.7%)、経常利益は3,805百万円(前年同期比△10.2%)となりました。また、特別損益として受取補償金95百万円を特別利益に、固定資産除売却損316百万円など総額380百万円を特別損失に計上いたしました。前第3四半期連結累計期間に比べ、特別利益は417百万円減少し、特別損失は69百万円増加しておりますが、主な内容といたしましては、投資有価証券売却益の減少287百万円、受取補償金の減少129百万円、固定資産除売却損の増加88百万円によるものであります。そのほか、法人税等1,587百万円を計上し、非支配株主に帰属する四半期純利益104百万円を差し引いた、当第3四半期連結累計期間の親会社株主に帰属する四半期純利益は1,829百万円(前年同期比△26.9%)となりました。
セグメント別の概況については、次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値をセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
(外食事業)
当社グループの基幹である外食事業におきましては、ホスピタリティ・レストラン「ロイヤルホスト」、天丼・天ぷら専門店「てんや」、ステーキ・ハンバーグ&サラダバー「カウボーイ家族」、ピザレストラン「シェーキーズ」、サラダバー&グリル「シズラー」などのチェーン店のほか、ビアレストラン、カフェ、各種専門店等の多種多様な飲食業態を展開しております。
主力の「ロイヤルホスト」におきましては、フレッシュ野菜を国産化するなど、より品質重視のメニューに刷新したほか、日本各地の食材をひと手間かけた料理で紹介する“Good JAPAN”フェアを実施いたしました。また、既存店舗の内外装と厨房機器への追加投資も継続いたしました。「てんや」におきましては、新規市場開拓による「規模の成長」を継続し、新たに直営6店舗、フランチャイズ10店舗の合計16店舗を出店いたしました。
当第3四半期連結累計期間におきましては、前期および当期の新規出店による増収がありましたが、既存店の減収と人件費率の上昇により、売上高は46,882百万円(前年同期比△1.1%)、経常利益は2,328百万円(前年同期比△10.6%)となりました。
(コントラクト事業)
コントラクト事業におきましては、法人からの委託等により、空港ターミナルビル、高速道路サービスエリア、大型商業施設、オフィスビル、医療介護施設、百貨店、官公庁等において、それぞれの立地特性に合わせた多種多様な飲食業態を展開しております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、高速道路店舗や百貨店内レストランでは、大型改装による営業の縮小やインバウンド需要の鈍化などにより減収となりましたが、前期より営業を受託した拠点による増収に加え、空港ターミナル店舗や事業所内給食等で売上が堅調に推移したことにより、売上高は25,316百万円(前年同期比+1.5%)、経常利益は1,102百万円(前年同期比+11.5%)となりました。
(機内食事業)
機内食事業におきましては、関西国際空港および福岡空港、那覇空港等において、国内外の航空会社より機内食の調製業務と搭載業務を受託しております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、昨年7月の沖縄工場の稼動開始による増収がありましたが、熊本地震の影響等による福岡工場での搭載食数の減少や、一部受託路線の運休や契約内容の変更により、売上高は5,932百万円(前年同期比△1.6%)、経常利益は224百万円(前年同期比△27.3%)となりました。
(ホテル事業)
ホテル事業におきましては、「ひとと自然にやさしい、常にお客さまのために進化するホテル」を経営理念とし、全国に「リッチモンドホテル」等を38店舗展開しております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、5月に「リッチモンドホテル名古屋新幹線口」を開業したほか、一部のホテルにおいて休業を伴う大型改装も行いました。訪日外国人の増加は減速の兆しがあるものの、前期および当期に開業したホテルの増収効果により、売上高は18,742百万円(前年同期比+14.4%)、経常利益は2,564百万円(前年同期比+0.0%)となりました。
(食品事業)
食品事業におきましては、主に当社グループの各事業における食品製造、購買、物流業務等のインフラ機能を担っているほか、グループ外企業向け食品製造も行っております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、主にグループ外企業向けの販売の拡大による増収がありましたが、食品工場において、生産性の向上を目的とした操業停止を伴う大型改装を行ったことにより、売上高は7,405百万円(前年同期比+0.3%)、経常利益は171百万円(前年同期比△7.1%)となりました。
(その他)
その他の事業は不動産賃貸等の事業であり、売上高は142百万円(前年同期比△18.1%)、経常利益は91百万円(前年同期比△9.3%)となりました。
(2)財政状態
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ114百万円増加し91,027百万円となりました。内訳は、流動資産が1,581百万円減少し、固定資産が1,696百万円増加しております。流動資産の減少は、現金及び預金が508百万円増加した一方、季節的な要因等による売掛金の減少1,098百万円、未収入金の減少等による、その他流動資産の減少1,143百万円があったことなどによるものであります。また、固定資産の増加は、時価の変動等により投資有価証券が641百万円減少した一方、ホテル事業におけるリース資産の増加等により、有形固定資産が2,558百万円増加したことなどによるものであります。負債は、前連結会計年度末に比べ337百万円減少し43,940百万円となりました。内訳は、流動負債が2,328百万円減少し、固定負債が1,991百万円増加しております。流動負債の減少は、賞与引当金の計上等により、引当金が546百万円増加した一方、季節的な要因等による買掛金の減少547百万円、未払法人税等の減少630百万円、未払金の減少等による、その他流動負債の減少1,423百万円があったことなどによるものであります。また、固定負債の増加は、長期借入金の増加595百万円、リース債務(固定)の増加1,330百万円などによるものであります。純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益1,829百万円を計上し、配当金を778百万円支払った結果、利益剰余金が1,050百万円増加し、また、その他有価証券評価差額金が616百万円減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ452百万円増加し47,086百万円となりました。これらの結果、自己資本は46,267百万円となり、自己資本比率は、前連結会計年度末比0.4ポイント上昇し50.8%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ509百万円増加し、4,977百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、前第3四半期連結累計期間に比べ612百万円収入が増加し、6,873百万円の収入となりました。当第3四半期連結累計期間の法人税等の支払・還付前のキャッシュ・フロー(収入)は、前第3四半期連結累計期間に比べ1,321百万円増加し、9,151百万円の収入となりました。また、法人税等の支払・還付によるキャッシュ・フロー(支出)は、前第3四半期連結累計期間に比べ709百万円増加しております。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは、前第3四半期連結累計期間に比べ1,083百万円支出が増加し、4,983百万円の支出となりました。これは、前第3四半期連結累計期間に投資有価証券の売却による収入が814百万円あり、また、前第3四半期連結累計期間に比べ有形固定資産の取得による支出が310百万円増加したことなどによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは、前第3四半期連結累計期間に比べ516百万円支出が減少し、1,380百万円の支出となりました。これは、前第3四半期連結累計期間に比べファイナンス・リース債務の返済による支出が262百万円増加した一方、前第3四半期連結累計期間に比べ長期借入金による収入が600百万円増加し、また、前第3四半期連結累計期間に比べ長期借入金の返済による支出が355百万円減少したことなどによるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
特記すべき事項はありません。