第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて、重要な変更はありません。

 

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)業績の状況

 当第3四半期連結累計期間のわが国経済は、賃金・雇用環境の改善が続くなか、引き続き緩やかな景気回復基調にあるものの、海外の政治、経済情勢の不確実性や国内の生活物価の上昇などにより、消費者の消費意欲については、依然として不安定な状況が続いているといえます。

 当業界におきましては、他業種他業態との顧客獲得競争の激化や、原材料価格の高騰、労働単価の上昇に加え、顧客志向の食の安全安心を含めた品質を重視する傾向が強まり続けるなど、経営環境はより一層厳しさを増しております。

 当社グループでは「ロイヤルグループ経営ビジョン 2020」の実現に向けて平成32年を最終年度とする中期経営計画「Beyond 2020」を、平成29年11月に策定しております。この中期経営計画は、経営基本理念を礎として、時代が大きく変化する中で、社会から求められる存在意義を確認しつつ、持続的成長を目指し、さらなる生産性の向上(付加価値の向上・新規市場開拓・効率性の向上)を推進していくことと、次の10年を見据えた企業価値向上に向けて、研究開発や市場開拓、働き方改革、他社との協調などに取り組む姿を表現したものです。その初年度となる当連結会計年度におきましては、セグメント別の概況に記載のとおり、「質の成長」、「規模の成長」、「効率性向上」、「シナジー」、「働き方改革」、「CSR」の6つのテーマに沿った各種施策を、着実に実施しております。

 これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は102,613百万円(前年同期比+1.5%)、営業利益は4,415百万円(前年同期比△4.8%)、経常利益は4,443百万円(前年同期比△6.2%)となりました。また、固定資産除売却損259百万円、閉鎖を決定した店舗等の固定資産の減損損失118百万円、および、災害損失102百万円の総額479百万円を特別損失に計上したほか、法人税等1,673百万円、および、非支配株主に帰属する四半期純利益87百万円を計上し、当第3四半期連結累計期間の親会社株主に帰属する四半期純利益は2,202百万円(前年同期比△19.6%)となりました。

 セグメント別の概況については、次のとおりであります。

 

(外食事業)

 当社グループの基幹である外食事業におきましては、ホスピタリティ・レストラン「ロイヤルホスト」、天丼・天ぷら専門店「てんや」、ステーキ・ハンバーグ&サラダバー「カウボーイ家族」、ピザレストラン「シェーキーズ」、サラダバー&グリル「シズラー」などのチェーン店のほか、ビアレストラン、カフェ、各種専門店等の多種多様な飲食業態を展開しております。

 主力の「ロイヤルホスト」におきましては、休業日を設け、営業日の人員体制を強化するなど、「働き方改革」を継続いたしました。また、「ヒレ」、「サーロイン」などの高品質な食材をコックがひと手間かけて提供する料理フェア「Meat & Green」、多民族国家で多彩な食文化を育むシンガポール料理を紹介する「シンガポールフェア」、36年目となる夏恒例のカレーフェア「CURRY MARKET」を実施するなど、より品質を重視したメニューを展開したほか、既存店舗の改装投資を行うなど「質の成長」に向けた施策を継続いたしました。「てんや」におきましては、新たに国内に直営2店舗と国内外にフランチャイズ8店舗を出店したほか、台湾での展開に向けた合弁会社の設立、香港での展開に向けたフランチャイズ契約の締結など「規模の成長」に向けた施策を継続いたしました。また、「効率性向上」に向けて「タッチパネルオーダー」、「券売機」、「セルフサービス」、「前会計」などの様々な省力化の実験を進めました。

 当第3四半期連結累計期間におきましては、前期および当期の閉店による減収や、新規出店店舗の開業費用などにより、売上高は46,557百万円(前年同期比△0.5%)、経常利益は2,265百万円(前年同期比△9.6%)となりました。

 

(コントラクト事業)

 コントラクト事業におきましては、法人からの委託等により、空港ターミナルビル、高速道路サービスエリア、大型商業施設、オフィスビル、医療介護施設、百貨店、官公庁等において、それぞれの立地特性に合わせた多種多様な飲食業態を展開しております。

当第3四半期連結累計期間におきましては、前期より営業を受託した拠点や、当期に「チャウダーズ」を子会社化したことによる増収に加え、空港ターミナルビル店舗の売上高が堅調に推移したことなどにより、売上高は26,157百万円(前年同期比+2.1%)、経常利益は1,268百万円(前年同期比+9.4%)となりました。

 

(機内食事業)

 機内食事業におきましては、関西国際空港、福岡空港および那覇空港等において、国内外の航空会社より機内食の調製業務と搭載業務を受託しております。

 当第3四半期連結累計期間におきましては、福岡空港、那覇空港では、航空会社の新規受注やインバウンドの増加により、好調な販売食数を維持しました。一方で、関西国際空港においては、台風21号の上陸により、空港の一時閉鎖や、国際線の運航再開に時間を要するなど、多大な影響を受けたことにより、売上高は6,224百万円(前年同期比△0.7%)、経常利益は637百万円(前年同期比△10.9%)となりました。

 

(ホテル事業)

 ホテル事業におきましては、「ひとと自然にやさしい、常にお客さまのために進化するホテル」を経営理念とし、全国に「リッチモンドホテル」等を40店舗展開しております。

 当第3四半期連結累計期間におきましても、高い評価を受けている顧客満足度の維持による「質の成長」の継続に加え、2月および6月に新たに国内の直営ホテルを開業するなど、「規模の成長」についても計画的に進めております。今期にホテルを開業したことによる増収に加え、既存のホテルにおいて高稼働率を維持したことにより、売上高は21,175百万円(前年同期比+6.3%)、経常利益は2,979百万円(前年同期比+2.0%)となりました。

 

(食品事業)

 食品事業におきましては、主に当社グループの各事業における食品製造、購買、物流業務等のインフラ機能を担っているほか、グループ外企業向けの食品製造も行っております。

 当第3四半期連結累計期間におきましては、ロイヤルホストを中心としたグループ向けの製造販売量が増加したことなどにより、売上高は7,760百万円(前年同期比+2.1%)、経常利益は236百万円(前年同期比+104.7%)となりました。

 

(その他)

 その他の事業は不動産賃貸等の事業であり、売上高は123百万円(前年同期比+3.7%)、経常利益は20百万円(前年同期比△58.7%)となりました。

 

(2)財政状態

 当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ2,958百万円増加し100,096百万円となりました。内訳は、流動資産が1,235百万円減少し、固定資産が4,193百万円増加しております。流動資産の減少は、現金及び預金の減少410百万円、季節的な要因等による売掛金の減少486百万円及び未収入金の減少等による、その他流動資産の減少345百万円などによるものであります。また、固定資産の増加は、上場株式の時価の下落等により投資有価証券が815百万円減少した一方、ホテル事業の新規出店によるリース資産の計上等により有形固定資産が5,059百万円増加したことなどによるものであります。負債は、前連結会計年度末に比べ2,207百万円増加し47,371百万円となりました。負債の増加は、買掛金の減少や、未払金等のその他流動負債の減少などにより流動負債が1,322百万円減少した一方、リース債務の計上等により固定負債が3,530百万円増加したことなどによるものであります。純資産は前連結会計年度末に比べ750百万円増加し52,724百万円となりました。内訳は、株主資本の増加1,203百万円、その他の包括利益累計額の減少667百万円、非支配株主持分の増加215百万円であります。株主資本の増加は親会社株主に帰属する四半期純利益2,202百万円の計上及び配当金1,003百万円の支払いの結果、利益剰余金が1,198百万円増加したことなどによるものであります。また、その他の包括利益累計額の減少はその他有価証券評価差額金が670百万円減少したこと、非支配株主持分の増加は、新たに子会社を設立し連結の範囲に含めたことが主な要因であります。これらの結果、自己資本比率は、前連結会計年度末比1.0ポイント減少し51.5%となっております。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ、410百万円減少し、7,148百万円となりました。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当第3四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、前第3四半期連結累計期間に比べ856百万円収入が減少し、6,141百万円の収入となりました。法人税等の支払・還付前のキャッシュ・フロー(収入)は、前第3四半期連結累計期間に比べ576百万円減少し、8,316百万円の収入となりました。また、法人税等の支払・還付によるキャッシュ・フロー(支出)は、前第3四半期連結累計期間に比べ280百万円増加しております。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当第3四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは、前第3四半期連結累計期間に比べ716百万円支出が増加し、4,293百万円の支出となりました。これは、当第3四半期連結累計期間に、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入が216百万円あった一方、前第3四半期連結累計期間に有形固定資産の売却による収入が755百万円あり、また、前第3四半期連結累計期間に比べ差入保証金の増減額(収入)が105百万円減少したことなどによるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当第3四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは、前第3四半期連結累計期間に比べ10百万円支出が減少し、2,264百万円の支出となりました。これは、長期借入金の返済による支出が605百万円、短期借入金の純増減額(支出)が300百万円、配当金の支払が231百万円、ファイナンス・リース債務の返済による支出が147百万円それぞれ増加した一方、長期借入れによる収入が1,300百万円増加したことなどによるものであります。

 

(4)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 特記すべき事項はありません。