第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
  なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中における将来に関する事項は、本四半期報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 業績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府の経済対策・金融政策等の効果を背景とする企業収益の改善傾向が雇用・所得環境の改善につながり、また、設備投資や生産は増加傾向にあり、景気は緩やかに回復しているものの、中国をはじめアジアの新興国等の経済の先行き、政策に関する不確実性による影響や金融資本市場の変動の影響等により、景気の先行きに対する不透明感が払拭できない状況が続きました。

当社グループを取り巻く市場環境は、平成29年度の政府補正予算と平成30年度予算において、当社グループの強みが活かせる事業が多く含まれる東日本大震災からの復旧・復興、生産性向上のためのインフラ整備、豪雨・台風災害等自然災害リスクを踏まえた防災・減災対策等に予算が重点配分されたこと等から、比較的堅調に推移いたしました。

このような状況の中、当社グループは、安全・安心で持続可能な社会の実現、CSRのさらなる推進、コンサルタントとしての技術力の総合化・多様化・高度化、さらには企業価値の向上を目標に事業を推進してまいりました。

また、当社グループは、平成28年から平成30年までの中期経営ビジョンにおいて、「イノベーションとマーケティングによる市場創生・新規事業の展開と海外事業の拡大」を掲げ、①イノベーションとマーケティングによる市場創生・新規事業の展開と新しい視点による技術開発の推進、②グローバル人材の育成・確保と海外事業の拡大、③コーポレート・ガバナンスのさらなる強化、の3つの重要な経営課題に取り組むことにより、強い経営基盤の構築と安定的な成長を目指してまいりました。

当第3四半期連結累計期間における連結業績は、受注高は放射性物質の除染や汚染土壌の中間貯蔵事業に係る業務、大規模な海洋環境調査、再生可能エネルギーの環境影響調査等の受注により、前年同四半期比9億4千4百万円増加の144億7千2百万円(前年同四半期比7.0%増)、受注残高は上記の受注実績と期首繰越受注残高の増加に伴い、同16億5千2百万円増加の167億2千2百万円(同11.0%増)、売上高は化学物質の環境リスク評価に係る大型業務、大規模な海洋環境調査、放射性物質の除染や汚染土壌の中間貯蔵事業に係る業務等の売上計上により、同3億7千8百万円増加の143億6千2百万円(同2.7%増)となりました。

売上高は前年同四半期に比べて増加したものの、現地調査や点検業務など原価率の高い業務の占める割合が増加したことによる売上原価率の上昇及び受注獲得のための体制強化等により、営業利益は前年同四半期比7千5百万円減少の12億2千万円(前年同四半期比5.8%減)、経常利益は同2千1百万円減少の12億8千9百万円(同1.7%減)となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は税効果会計適用後の法人税等の負担率が減少したため、同1千1百万円増加の8億6千3百万円(同1.3%増)となりました。

 

 

  セグメントの業績は、次のとおりであります。(セグメント間取引を含んでおります。)

 

(環境コンサルタント事業)

同事業は、当社及び連結子会社4社(新日本環境調査㈱、沖縄環境調査㈱、東和環境科学㈱、以天安(北京)科技有限公司)が行っている事業であり、環境アセスメント及び環境計画部門、環境生物部門、数値解析部門、調査部門、環境化学部門、気象・沿岸部門の6部門より構成されております。

化学物質の環境リスク評価に係る大型業務、大規模な海洋環境調査等の売上計上により、売上高は前年同四半期比4億4千7百万円増加の94億4千万円(前年同四半期比5.0%増)、セグメント利益は同5千1百万円増加の6億8千4百万円(同8.1%増)となりました。

 

(建設コンサルタント事業)

同事業は、当社が行っている事業であり、河川部門、水工部門、道路部門、橋梁部門の4部門より構成されております。

大型の河川構造物の設計業務等の減少により、売上高は前年同四半期比4千4百万円減少の44億円(前年同四半期比1.0%減)、セグメント利益は同1億1千万円減少の3億9千5百万円(同21.9%減)となりました。

 

(情報システム事業)

同事業は、当社が行っている事業であり、システム開発及び画像解析等の事業を行っております。

同事業部門が担当する放射能除染関連業務が減少したこと等により、売上高は前年同四半期比3千7百万円減少の3億7千9百万円(前年同四半期比9.0%減)、セグメント利益は同1千7百万円減少の1千4百万円(同54.5%減)となりました。

 

(不動産事業)

同事業は、当社が行っている事業であり、赤坂のオフィスビル、旧本社ビル等の不動産賃貸事業を行っております。

売上高は前年同四半期比1百万円増加の2億4百万円(前年同四半期比0.7%増)、セグメント利益は同1百万円増加の1億2千5百万円(同1.5%増)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

(資産)

資産合計は、前連結会計年度末と比べ6億2千1百万円減少の237億1千4百万円(前年同四半期比4.2%増)となりました。

流動資産につきましては、主に現金及び預金が14億8千8百万円増加、売上債権の回収により受取手形及び営業未収入金が18億6千8百万円減少、第2四半期に完工業務が集中することから仕掛品が5億1千2百万円減少したことにより、前連結会計年度末に比べ8億2千5百万円減少の81億1千万円(前年同四半期比9.7%増)となりました。

固定資産につきましては、主に減価償却費の計上により建物が1億2千5百万円減少、情報機器及び調査・分析機器の購入により有形固定資産その他が8千5百万円増加、投資有価証券が2億2千4百万円増加したことにより、前連結会計年度末に比べ2億3百万円増加の156億3百万円(前年同四半期比1.6%増)となりました。

(負債)

負債合計は、前連結会計年度末と比べ14億円減少の78億2千6百万円(前年同四半期比1.7%増)となりました。

流動負債につきましては、主に支払手形及び営業未払金が2億9千7百万円減少、返済による短期借入金が14億円減少、税金等調整前四半期純利益の計上による未払法人税等が3千1百万円増加、賞与引当金が3億1千4百万円増加したことにより、前連結会計年度末に比べ13億7千9百万円減少の35億5千3百万円(前年同四半期比8.3%増)となりました。

固定負債につきましては、主に償還により社債が5千万円減少、繰延税金負債が1千5百万円減少したことにより、前連結会計年度末に比べ2千1百万円減少の42億7千3百万円(前年同四半期比3.2%減)となりました。

(純資産)

純資産につきましては、主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が7億2千3百万円増加、その他有価証券評価差額金が5千3百万円増加したことにより、前連結会計年度末に比べ7億7千8百万円増加の158億8千7百万円(前年同四半期比5.5%増)となりました。

企業の安定性を示す自己資本比率は、当四半期連結会計期間末は、前連結会計年度末に比べ4.9ポイント上昇の67.0%(前年同四半期は66.2%)となり、また、支払能力を示す流動比率は、前連結会計年度末に比べ47.1ポイント上昇の228.3%(同225.2%)となりました。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財政上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

当社グループにおける研究開発活動は、当社のみで行っております。当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、6千2百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(5) 生産、受注及び販売の実績

当第3四半期連結累計期間において、環境コンサルタント事業における生産実績は前年同四半期比7億1千万円増加の76億8千2百万円(前年同四半期比10.2%増)となりました。これは主として、化学物質の環境リスク評価に係る大型業務、大規模な海洋環境調査等の増加によるものであります。

また、環境コンサルタント事業における受注実績は前年同四半期比8億7千2百万円増加し、89億6千1百万円(前年同四半期比10.8%増)となりました。これは主に大規模な海洋環境調査等が受注できたことによるものであります。

なお、期首繰越受注残高及び受注実績の増加に伴い、受注残高は16億5千2百万円増加の167億2千2百万円(前年同四半期比11.0%増)となりました。

 

(6) 経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営戦略の現状と見通しに重要な変更はありません。

 

(7) 資本の源泉及び資金の流動性についての分析

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの資本の源泉及び資金の流動性に重要な変動はありません。