当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
(1)経営成績の状況
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要に支えられ、緩やかな景気回復が続いていますが、物価上昇の長期化による個人消費の伸び悩みや人手不足が懸念されるなど、先行きが不透明な状況となっています。
このような状況のなか、当社グループはリース用資産の在庫状況および納期、採算を一体で重視した受注活動を行うとともに、一層のお得意先様満足を獲得すべく商品の品質向上および安全衛生管理の徹底を図っております。
以上の結果、売上高は8,376百万円(前年同期比3.7%増)となりました。損益面につきましては、売上原価率が前年同期より2.1ポイント改善したことにより営業利益は427百万円(前年同期比52.2%増)、経常利益は463百万円(前年同期比38.5%増)となりました。特別利益に連結子会社である日本キャビネット株式会社の枚方配送センター兼本社用地の固定資産売却益など86百万円、特別損失に固定資産除却損など13百万円を計上した結果、親会社株主に帰属する中間純利益は334百万円(前年同期比50.5%増)となりました。
なお、当社グループは仮設建物リース業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)財政状態の分析
① 資産の部
当中間連結会計期間末の資産合計は前連結会計年度末より450百万円減少し、34,098百万円となりました。これは主に、受取手形、売掛金及び契約資産が388百万円、土地が169百万円それぞれ減少し、リース用資産(純額)が145百万円増加したことによるものです。
② 負債の部
当中間連結会計期間末の負債合計は前連結会計年度末より792百万円減少し、17,525百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が616百万円、未払法人税等が288百万円それぞれ減少し、借入金(短期借入金、長期借入金)が211百万円増加したことによるものです。
③ 純資産の部
当中間連結会計期間末の純資産合計は前連結会計年度末より342百万円増加し、16,573百万円となりました。これは主に、利益剰余金が196百万円増加したことによるものです。
(3)キャッシュ・フローの状況
オペレーティングリース会社である当社グループは、営業用資産であるリース用資産の取得を、投資活動によるキャッシュ・フローと位置づけております。一方、リース用資産の減価償却費は非資金取引として営業活動によるキャッシュ・フローの減価償却費に含めて記載しております。
当中間連結会計期間末の現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末より68百万円減少し、1,724百万円となりました。
営業活動によるキャッシュフローは、667百万円の収入(前年同期は639百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前中間純利益536百万円および減価償却費879百万円の計上による資金増加要因と、仕入債務の減少額639百万円による資金減少要因によるものです。
投資活動によるキャッシュフローは、679百万円の支出(前年同期は1,723百万円の支出)となりました。これは主に、リース用資産取得による支出882百万円によるものです。
財務活動によるキャッシュフローは、75百万円の支出(前年同期は86百万円の収入)となりました。これは主に、配当金の支払額140百万円によるものです。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。