(1)業績
当期は、金融市場が変動し国内外で不透明感が高まる中、当社の収益に大きい影響を与える新規上場(IPO)市場についても、一時期の過熱感は薄らいでおります。
そのような経営環境の中、当期業績は、第1四半期は前期IPOやM&Aが寄与しましたが、第2四半期以降は低調に推移しました。
将来の利益に直結する投資につきましては、グローバルで21,441百万円(対前期比99.1%)を実行いたしました。
以上のような結果、当連結会計年度の当社グループの連結業績は、売上高41,155百万円(前期61,945百万円)、経常利益19,808百万円(前期40,132百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益17,018百万円(前期27,707百万円)となりました。また、当連結会計年度末の純資産は189,501百万円(前期末188,125百万円)、総資産は214,245百万円(前期末239,035百万円)、自己資本比率は88.5%(前期末78.7%)となりました。
当連結会計年度の主な営業活動の状況は、次のとおりであります。なお、当社グループは、投資及び投資事業組合管理運営事業の単一セグメントであります。
(投資実行の状況)
当連結会計年度の当社グループ及びファンドの投資実行額は21,441百万円(前期21,644百万円)、投資会社数は62社(前期71社)となりました。国内においてはより一層有望企業を厳選して投資を行っております。米国では、ITサービス関連3社に33百万米ドルの新規投資を実行しました。アジアにおいては中国・台湾・韓国・インドの10社に23百万米ドルの新規投資を行っております。
(キャピタルゲインと新規上場の状況)
営業投資有価証券売上高は32,376百万円(前期56,471百万円)となりました。このうち、配当金及び債券利子を除く株式等売却高は30,824百万円(前期55,862百万円)であります。これに伴うキャピタルゲインは14,137百万円(前期33,957百万円)となりました。その内訳は上場株式の売却によるものが9,989百万円(前期31,747百万円)、上場株式以外によるものが4,147百万円(前期2,210百万円)であります。上場株式以外によるキャピタルゲイン4,147百万円の内訳は売却益9,034百万円(前期9,695百万円)・売却損4,887百万円(前期7,485百万円)であります。
また、当社グループ及びファンドの投資先からのIPO社数は、国内8社(前期21社)、海外6社(前期3社)となりました。
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前連結会計年度 (自 2014年4月1日 至 2015年3月31日) |
当連結会計年度 (自 2015年4月1日 至 2016年3月31日) |
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金 額(百万円) |
金 額(百万円) |
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営業投資有価証券売上高 |
56,471 |
32,376 |
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売却高① |
55,862 |
30,824 |
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配当金・債券利子 |
608 |
1,551 |
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営業投資有価証券売上原価 |
21,904 |
16,687 |
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売却原価② |
21,904 |
16,687 |
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強制評価損 |
- |
- |
|
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|
キャピタルゲイン①-② |
33,957 |
14,137 |
|
|
上場キャピタルゲイン |
31,747 |
9,989 |
|
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上場以外キャピタルゲイン |
2,210 |
4,147 |
|
|
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売却益 |
9,695 |
9,034 |
|
売却損 |
7,485 |
4,887 |
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(投資損失引当金の状況)
営業投資有価証券については、その損失に備えるため、投資先の実情に応じ、損失見積額を計上しております。
個別投資先ごとには、原則として回収見込額が取得原価の70%未満になったものを引当しております。また、個別引当対象以外の投資先に対しても、過去の実績等に基づいた損失見積額を一括して引当しております。
当連結会計年度の投資損失引当金繰入額は3,098百万円(前期3,443百万円)となりました。その内訳は、個別引当による繰入が3,370百万円(前期4,129百万円)、一括引当による繰入(△は取崩)が△272百万円(前期△686百万円)であります。
一方、個別引当について、引当対象投資先の売却や強制評価損等により3,673百万円(前期6,531百万円)を取り崩しました。その結果、投資損失引当金繰入額の純額(△は戻入額)は△574百万円(前期△3,087百万円)となりました。
以上により、当連結会計年度末の投資損失引当金残高は15,176百万円(前期末15,757百万円)、未上場営業投資有価証券残高に対する引当率は29.8%(前期末27.5%)となりました。
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前連結会計年度 (自 2014年4月1日 至 2015年3月31日) |
当連結会計年度 (自 2015年4月1日 至 2016年3月31日) |
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金 額(百万円) |
金 額(百万円) |
||
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投資損失引当金繰入額① |
3,443 |
3,098 |
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|
個別繰入額 |
4,129 |
3,370 |
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一括繰入(△取崩)額 |
△686 |
△272 |
|
投資損失引当金取崩額② |
6,531 |
3,673 |
|
|
投資損失引当金繰入額(純額・△は戻入額)①-② |
△3,087 |
△574 |
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前連結会計年度 (2015年3月31日) |
当連結会計年度 (2016年3月31日) |
|
|
金 額(百万円) |
金 額(百万円) |
||
|
投資損失引当金残高 |
15,757 |
15,176 |
|
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|
個別引当残高 |
12,143 |
11,834 |
|
|
一括引当残高 |
3,614 |
3,342 |
|
未上場営業投資有価証券残高に対する引当率 |
27.5% |
29.8% |
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(営業投資有価証券残高の状況)
上場営業投資有価証券の評価損益(取得原価と時価の差額)は6,017百万円(前期末14,654百万円)であります。その内訳は評価益(時価が取得原価を超えるもの)が6,499百万円(前期末15,151百万円)、評価損(時価が取得原価を超えないもの)が482百万円(前期末496百万円)であります。
なお、部分純資産直入法により、当連結会計年度は△15百万円(前期△607百万円)を評価損(△は戻入益)として計上しております。
以上により、当連結会計年度末の営業投資有価証券残高は60,644百万円(前期末78,785百万円)となりました。
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前連結会計年度 (2015年3月31日) |
当連結会計年度 (2016年3月31日) |
|
|
金 額(百万円) |
金 額(百万円) |
||
|
上場営業投資有価証券の取得原価と時価の差額 |
14,654 |
6,017 |
|
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|
時価が取得原価を超えるもの |
15,151 |
6,499 |
|
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時価が取得原価を超えないもの |
△496 |
△482 |
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前連結会計年度 (自 2014年4月1日 至 2015年3月31日) |
当連結会計年度 (自 2015年4月1日 至 2016年3月31日) |
|
金 額(百万円) |
金 額(百万円) |
|
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部分純資産直入法に基づく営業投資有価証券評価損(△戻入益) |
△607 |
△15 |
営業投資有価証券残高
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前連結会計年度 (2015年3月31日) |
当連結会計年度 (2016年3月31日) |
|||
|
取得原価 (百万円) |
連結貸借対照表計上額 (百万円) |
取得原価 (百万円) |
連結貸借対照表計上額 (百万円) |
||
|
上場 |
6,864 |
21,519 |
3,763 |
9,780 |
|
|
未上場 |
47,957 |
53,767 |
45,300 |
48,215 |
|
|
小計 |
54,822 |
75,287 |
49,064 |
57,996 |
|
|
他社ファンドへの出資 |
2,857 |
3,498 |
2,257 |
2,648 |
|
|
合計 |
57,679 |
78,785 |
51,322 |
60,644 |
|
(注)1.「他社ファンドへの出資」は、当社グループ以外の第三者が運営する投資ファンドへの出資であります。
2.「未上場」及び「他社ファンドへの出資」の取得原価と連結貸借対照表計上額との差異は、外国為替の評価差額のみを反映しています。
(ファンドの管理運営業務)
当連結会計年度のファンドの管理運営業務による収入は8,688百万円(前期5,218百万円)で、その内訳は以下のとおりであります。
なお、当連結会計年度において、Icon Ventures Ⅵ, L.P.(コミットメント総額158百万米ドル、2016年3月末時点、継続募集中)を設立いたしました。
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|
前連結会計年度 (自 2014年4月1日 至 2015年3月31日) |
当連結会計年度 (自 2015年4月1日 至 2016年3月31日) |
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|
金 額(百万円) |
金 額(百万円) |
||
|
投資事業組合管理収入 |
5,218 |
8,688 |
|
|
|
管理報酬 |
4,598 |
3,812 |
|
|
成功報酬 |
619 |
4,875 |
(注)管理報酬及び成功報酬は、当社グループの出資持分相当額を相殺した後の金額となっております。
(2)キャッシュ・フロー
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは12,788百万円のキャッシュインフロー(前期28,822百万円のキャッシュインフロー)となりました。これは主に営業投資有価証券の売却によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは11,768百万円のキャッシュインフロー(前期5,744百万円のキャッシュアウトフロー)となりました。これは主に有価証券の償還によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは14,092百万円のキャッシュアウトフロー(前期3,970百万円のキャッシュアウトフロー)となりました。これは主に社債の償還によるものであります。
これらの結果、現金及び現金同等物は9,406百万円増加し、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は99,302百万円(前期末89,895百万円)となりました。
当社グループは、下図のとおり、原則としてファンド(下図①)の資金により、国内外の有望未上場企業等への投資を行っております。
ファンドにおける営業投資有価証券の売却損益等は、ファンドの出資持分に応じて、当社グループに直接帰属いたします。また、当社グループは、ファンドから契約に基づいて管理運営に対する管理報酬と投資成果に対する成功報酬を受領しております。
連結貸借対照表の営業投資有価証券残高は、ファンドの当社グループ出資持分(下図②)に応じた営業投資有価証券残高と当社グループ(下図③)の営業投資有価証券残高の合計額であります。
次ページ以降の「投資実行額」「投資残高」につきましては、当社グループの営業投資活動(投資及びファンドの管理運営)を表すため、ファンド(下図①)と当社グループ(下図③)を合算した投資活動の状況を記載しております。
(注)用語説明
|
名 称 |
定 義 |
|
ファンド |
当社グループが管理運営するファンド(投資事業有限責任組合契約に関する法律上の組合、民法上の任意組合、外国の法制上のリミテッドパートナーシップ等) |
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当社グループ |
当社及び連結子会社 |
(1)投資実行状況
(1)-1 投資実行額
|
|
|
前連結会計年度 (自 2014年4月1日 至 2015年3月31日) |
当連結会計年度 (自 2015年4月1日 至 2016年3月31日) |
||
|
金 額(百万円) |
社 数 |
金 額(百万円) |
社 数 |
||
|
エクイティ |
21,644 |
71 |
21,441 |
62 |
|
(1)-2 エクイティ投資実行額:業種別
|
|
前連結会計年度 (自 2014年4月1日 至 2015年3月31日) |
当連結会計年度 (自 2015年4月1日 至 2016年3月31日) |
|
|
金 額(百万円) |
金 額(百万円) |
|
エレクトロニクス |
1,995 |
1,074 |
|
ソフトウェア |
3,099 |
1,244 |
|
ITサービス |
12,871 |
14,492 |
|
医療・バイオ |
2,215 |
1,229 |
|
サービス |
621 |
598 |
|
製造業 |
841 |
944 |
|
流通・小売・外食 |
- |
1,858 |
|
合計 |
21,644 |
21,441 |
(1)-3 エクイティ投資実行額:地域別
|
|
前連結会計年度 (自 2014年4月1日 至 2015年3月31日) |
当連結会計年度 (自 2015年4月1日 至 2016年3月31日) |
|
|
金 額(百万円) |
金 額(百万円) |
|
日本 |
9,019 |
12,195 |
|
米国 |
8,677 |
5,008 |
|
アジア |
3,947 |
4,236 |
|
合計 |
21,644 |
21,441 |
(注)1.「投資実行額」は、当社グループ及びファンドの投資実行額の合計であります。
2.外貨建の「投資実行額」については、四半期連結会計期間ごとにそれぞれの四半期末為替レートで換算した額を合計しております。
3.米国のライフサイエンス投資(日本のベンチャー投資部門が担当)は日本に含めております。
(2)投資残高
(2)-1 投資残高
|
|
|
前連結会計年度 (2015年3月31日) |
当連結会計年度 (2016年3月31日) |
|||
|
金 額(百万円) |
社 数 |
金 額(百万円) |
社 数 |
|||
|
エクイティ |
上場 |
17,131 |
55 |
8,194 |
39 |
|
|
未上場 |
135,187 |
391 |
118,387 |
302 |
||
|
小計 |
152,319 |
446 |
126,581 |
341 |
||
|
他社ファンドへの出資 |
2,857 |
37 |
2,257 |
37 |
||
|
|
合計 |
155,176 |
483 |
128,839 |
378 |
|
(2)-2 未上場エクイティ投資残高:業種別
|
|
前連結会計年度 (2015年3月31日) |
当連結会計年度 (2016年3月31日) |
|
|
金 額(百万円) |
金 額(百万円) |
|
エレクトロニクス |
22,032 |
18,346 |
|
ソフトウェア |
22,560 |
18,492 |
|
ITサービス |
48,696 |
46,631 |
|
医療・バイオ |
5,048 |
5,669 |
|
サービス |
14,962 |
13,176 |
|
製造業 |
16,724 |
11,236 |
|
流通・小売・外食 |
3,384 |
3,452 |
|
住宅・金融等 |
1,777 |
1,381 |
|
合計 |
135,187 |
118,387 |
(2)-3 未上場エクイティ投資残高:地域別
|
|
前連結会計年度 (2015年3月31日) |
当連結会計年度 (2016年3月31日) |
|
|
金 額(百万円) |
金 額(百万円) |
|
日本 |
64,189 |
61,817 |
|
米国 |
36,277 |
29,547 |
|
アジア |
34,721 |
27,022 |
|
合計 |
135,187 |
118,387 |
(注)1.「投資残高」は、当社グループ及びファンドの投資残高の合計であります。
2.「投資残高」は取得原価で表示しております。
3.「エクイティ」には、他社との共同投資によるファンドへの出資を含んでおります。
4.「他社ファンドへの出資」は、当社グループ以外の第三者の運営する投資ファンドへの出資であり、「社数」欄にはファンド数を表示しております。
5.外貨建の「投資残高」については、各連結会計年度末為替レートで換算しております。
6.米国のライフサイエンス投資(日本のベンチャー投資部門が担当)は日本に含めております。
(3)ファンドの運用状況
|
|
前連結会計年度 (2015年3月31日) |
当連結会計年度 (2016年3月31日) |
|||
|
ファンド数 |
出資金総額 |
ファンド数 |
出資金総額 |
||
|
円建 |
|
|
(百万円) |
|
(百万円) |
|
運用中 |
23 |
305,000 |
13 |
205,500 |
|
|
延長中 |
5 |
57,900 |
14 |
155,400 |
|
|
小計 |
28 |
362,900 |
27 |
360,900 |
|
|
米ドル建 |
|
|
(千米ドル) |
|
(千米ドル) |
|
運用中 |
8 |
412,700 |
8 |
513,285 |
|
|
延長中 |
1 |
67,800 |
2 |
125,800 |
|
|
小計 |
9 |
480,500 |
10 |
639,085 |
|
|
合計 |
|
|
(百万円) |
|
(百万円) |
|
運用中 |
31 |
354,594 |
21 |
269,872 |
|
|
延長中 |
6 |
66,047 |
16 |
163,039 |
|
|
合計 |
37 |
420,641 |
37 |
432,912 |
(注)1.「出資金総額」は、契約上出資が約束されている額の総額であります。
2.合計欄における米ドル建「出資金総額」については各連結会計年度末為替レートで換算しております。
3.「出資金総額」に占める当社グループの出資持分は、前連結会計年度では37.6%、当連結会計年度では38.5%であります。
(4)投資先会社IPO(新規上場)の状況
前連結会計年度(2014年4月1日~2015年3月31日)
|
|
投資先会社名 |
上場年月日 |
上場市場 |
事業内容 |
本 社 所在地 |
|
国内:21社 |
㈱フィックスターズ |
2014年4月23日 |
マザーズ |
マルチコアプロセッサ関連事業 |
東京都 |
|
㈱白鳩 |
2014年4月23日 |
JASDAQ |
インターネットを通じたインナーウェアの販売事業 |
京都府 |
|
|
㈱フリークアウト |
2014年6月24日 |
マザーズ |
インターネット広告におけるリアルタイム広告枠取引を行うDSP及びビッグデータを分析するDMPの提供 |
東京都 |
|
|
メドピア㈱ |
2014年6月27日 |
マザーズ |
ネットによる医師向け情報サービス「MedPeer」の運営 |
東京都 |
|
|
㈱ロックオン |
2014年9月17日 |
マザーズ |
インターネット広告分野及びEコマース分野の運用をサポートする、マーケティングオートメーションプラットフォーム(AD EBiS及びEC-CUBE等)を提供 |
大阪府 |
|
|
㈱リボミック |
2014年9月25日 |
マザーズ |
創薬プラットフォーム「RiboARTシステム」によるRNAアプタマーを用いた分子標的薬の研究・開発 |
東京都 |
|
|
㈱FFRI |
2014年9月30日 |
マザーズ |
サイバー・セキュリティ対策製品の研究開発及び販売 他 |
東京都 |
|
|
ヤマシンフィルタ㈱ |
2014年10月8日 |
東京2 |
フィルタ製品の研究開発・製造及び販売 |
神奈川県 |
|
|
㈱リクルートホールディングス |
2014年10月16日 |
東京1 |
販促メディア事業、人材メディア事業、人材派遣事業等を営む子会社の経営管理及びそれに付帯関連する事業 |
東京都 |
|
|
日本PCサービス㈱ |
2014年11月26日 |
セントレックス |
パソコン、タブレット端末、デジタル家電等のネットワーク対応機器に関する設定やトラブルに対して訪問または電話で対応し解決するサービスの提供 |
大阪府 |
|
|
マークラインズ㈱ |
2014年12月16日 |
JASDAQ |
自動車産業に特化したオンライン情報サービス「自動車情報プラットフォーム」の運営 |
東京都 |
|
|
㈱フルッタフルッタ |
2014年12月17日 |
マザーズ |
アマゾンフルーツであるアサイーの輸入及び販売 |
東京都 |
|
|
㈱gumi |
2014年12月18日 |
東京1 |
モバイルオンラインゲームの開発、運営及び配信 |
東京都 |
|
|
データセクション㈱ |
2014年12月24日 |
マザーズ |
ソーシャル・ビッグデータ事業(ビッグデータ分析ツール等のSaaS形式提供、ソーシャル・ビッグデータに加える事でお客様の持つビッグデータを有効活用する為のセミオーダー型システム受託開発、ビッグデータの分析リサーチコンサルティング、ビッグデータに関する新規ビジネス創出) |
東京都 |
|
|
投資先会社名 |
上場年月日 |
上場市場 |
事業内容 |
本 社 所在地 |
|
国内:21社 |
㈱エクストリーム |
2014年12月25日 |
マザーズ |
法人顧客に対してゲーム等のエンターテインメントソフトウエア開発サービス、個人顧客に対してPCオンライン、スマートフォン等のゲームサービスを提供 |
東京都 |
|
㈱ALBERT |
2015年2月19日 |
マザーズ |
ビッグデータの統合管理・分析コンサルティング、マーケティング施策に活用するためのシステムの提供 |
東京都 |
|
|
㈱エスエルディー |
2015年3月19日 |
JASDAQ |
「kawara CAFE & DINING」ブランド等での飲食店舗の展開 |
東京都 |
|
|
㈱Aiming |
2015年3月25日 |
マザーズ |
オンラインゲームの企画、開発及び運営 |
東京都 |
|
|
シンデン・ハイテックス㈱ |
2015年3月25日 |
JASDAQ |
液晶、半導体、電子機器の仕入及び販売 |
東京都 |
|
|
㈱プラッツ |
2015年3月26日 |
マザーズ/ 福岡Q |
介護用ベッドの製造・販売 |
福岡県 |
|
|
㈱sMedio |
2015年3月27日 |
マザーズ |
マルチメディア、ネットワークに関する技術を中心としたソフトウエアの開発及び販売 |
東京都 |
|
|
海外:3社 |
Tarena International, Inc. |
2014年4月3日 |
NASDAQ |
IT職能トレーニングプロバイダー |
中国 |
|
eHi Car Services Limited |
2014年11月18日 |
NYSE |
レンタカーサービスの運営 |
中国 |
|
|
TRACON Pharmaceuticals, Inc. |
2015年1月30日 |
NASDAQ |
腫瘍組織血管新生抑制作用を標的とした新規抗体制癌剤の開発 |
米国 |
(注)海外企業の本社所在地は、主たる営業地域又は実質的な本社所在地を基準に記載しております。
当連結会計年度(2015年4月1日~2016年3月31日)
|
|
投資先会社名 |
上場年月日 |
上場市場 |
事業内容 |
本 社 所在地 |
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国内:8社 |
㈱レントラックス |
2015年4月24日 |
マザーズ |
成果報酬型広告サービス事業、検索連動型広告代行事業 |
東京都 |
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㈱Gunosy |
2015年4月28日 |
マザーズ |
情報キュレーションアプリ「Gunosy(グノシー)」の運営 |
東京都 |
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㈱エコノス |
2015年6月24日 |
アンビシャス |
古物商、電気器具・住宅設備機器・各種ソフト・楽器及びこれ等に関連する物品の販売、書籍及びこれ等に関連する物品の販売、インターネットを利用した物品の販売、カーボン・オフセット・プロバイダー事業、環境コンサルタント事業 |
北海道 |
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㈱中村超硬 |
2015年6月24日 |
マザーズ |
電子材料スライス周辺事業、特殊精密機器事業、化学繊維用紡糸ノズル事業 |
大阪府 |
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㈱アクアライン |
2015年8月31日 |
マザーズ |
「水道屋本舗」の屋号による水まわり緊急修理サービスの提供等 |
広島県 |
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㈱ブランジスタ |
2015年9月17日 |
マザーズ |
電子雑誌出版事業 |
東京都 |
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AppBank㈱ |
2015年10月15日 |
マザーズ |
スマートフォン向けアプリの紹介記事等を掲載するメディアサイト「AppBank.net」の運営、自社アプリや動画コンテンツの提供、スマートフォン及びゲーム関連商材のECサイトの運営及び店舗販売等 |
東京都 |
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㈱ヨシムラ・フード・ |
2016年3月4日 |
マザーズ |
食料品等の製造・販売業を行うグループ会社の経営管理及びそれに付随する業務 |
東京都 |
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海外:6社 |
Teladoc, Inc. |
2015年7月1日 |
NYSE |
遠隔医療サービスとその情報インフラの開発・運営 |
米国 |
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WAPS Co., Ltd. |
2015年8月24日 |
KOSDAQ |
熱可塑性エラストマー製造 |
韓国 |
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Savior Lifetec Corporation |
2015年9月8日 |
台湾店頭 |
抗生物質の無菌医薬原体(API)の開発・製造 |
台湾 |
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Park Systems Corp. |
2015年12月17日 |
KOSDAQ |
産業用の原子間力顕微鏡(AFM)システムの開発 |
韓国 |
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Egis Technology Inc. |
2015年12月23日 |
台湾店頭 |
指紋認証ソリューションの提供 |
台湾 |
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China Crystal New Material Holdings Co., Ltd. |
2016年1月28日 |
KOSDAQ |
化学合成マイカ(雲母)製造・販売 |
中国 |
(注)1.海外企業の本社所在地は、主たる営業地域又は実質的な本社所在地を基準に記載しております。
2.上記のほか、当連結会計年度に株式交換・合併により上場会社に買収され、上場会社の株式を取得した主な投資先は以下のとおりであります。
㈱アラタナ
当社が対処すべき主要な課題は以下のとおりであります。
①ファンドパフォーマンスの継続的な向上
当社の投資はファンドを通じて行っているため、継続的、安定的に外部の出資者から出資を募り、投資資金を確保することが重要です。そのためには、ファンドパフォーマンスの継続的な向上が不可欠であり、これを当社の経営の最大のテーマとしています。
②厳選・集中投資と深い経営関与を堅持
流動性のない未上場株式投資において大きなキャピタルゲインを実現するためには、投資対象を絞り込み、成長期待の高い企業に大胆に投資を行うことが必要です。投資先企業に対し影響力のあるシェアを確保し、投資先の経営やEXITに主導的に関与することによって、リスクをコントロールし、より高いパフォーマンスの実現を目指します。
③質の向上を伴ったポートフォリオの積み上げ
ファンドパフォーマンスを継続的に向上させるため、この数年、国内の投資先の社数を意識的に絞り込んできた結果、運用資産が減少しました。今後もポートフォリオの絞り込みを進め、さらに質を高めるとともに、その積み上げも視野に入れてまいります。
④次世代を担う人材の育成
当社は、起業家とともに事業や戦略を考え挑戦する「チャレンジ精神」や「開拓者魂」を持った若手の育成を、創業以来重視しています。すなわち、成功体験を組織的に蓄積し、絶えず受け継いでいくことが、永続的なファンドパフォーマンスの向上につながると確信しています。
⑤自己資本の充実と株主還元のバランスを重視
当社が投資する未上場株式は、価値変動が大きく、流動性も極めて低いというリスクを有するとともに、株式市場やIPO市場の影響も強く受けます。従って、投資を継続するためには、強固な財務基盤による裏付けが重要です。株主還元につきましても、継続性に留意しつつ、強固な財務基盤の維持とのバランスをとってまいります。
⑥ステークホルダーとの対話を通じたガバナンスの向上
株主の皆様をはじめ、当社が運用するファンドの出資者、投資先企業等の様々なステークホルダーとの対話もますます重要になってきています。これらの方々との建設的な対話を通じてガバナンス体制を一層強化し、企業価値の向上を図ってまいります。
当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある主な事項には以下のようなものがあります。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び対策に努めてまいります。
なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2016年6月22日)現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経済状況
当社グループは主に当社グループが管理運営するファンドの資金を使って、日本・米国・アジアで未上場株式等への投資を行っております。当社グループはファンドからの管理報酬及び成功報酬に加え、ファンドに自己資金を出資することにより、投資成果であるキャピタルゲインをファンドの他の出資者とともに享受します。
ファンドのパフォーマンスは、日本、米国及びアジア地域の経済情勢や株式市場の動向に影響を受けます。世界経済が不況に陥った場合には投資先企業の業績不振につながる可能性があり、また株式市場やIPO市場が低調な場合にはファンドが得るキャピタルゲイン及び成功報酬も大きく変動する可能性があります。こうした場合は、ファンドのパフォーマンスに影響し、ひいては当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
(2)未上場株式等への投資
当社グループ及びファンドは、未上場株式等を投資対象としております。未上場企業は、一般に収益基盤や財務基盤が不安定であり、経営資源に制約があること等から、景気や市場動向、競争状況等の影響を受けやすく、不確実性が高いといった特徴があります。そのため、未上場株式等への投資には以下のようなリスクが存在し、これらはファンドのパフォーマンスに影響し、ひいては当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
①投資によってキャピタルゲインが得られるかどうかについての確約はありません。
②投資によっては、キャピタルロスが発生する可能性があります。
③投資対象は、ファンドの運営期間中に株式上場、売却等が見込める企業を前提としていますが、株式上場時期・売却等が当初の見込みと大幅に異なる可能性があります。
④未上場株式等は、上場企業の株式等に比べ流動性が著しく劣ります。そのため、未上場段階で売却する場合は、当社グループが希望する条件で売却できない可能性があります。
(3)専業であること
当社グループは、ファンドの管理運営、日本・米国・アジアでの未上場株式投資に経営資源を集中し事業活動を行っております。当業界は世界経済の情勢変化や世界各国の株式市場・IPO市場の影響を強く受ける業態であるため、このような変化等が当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
(4)競合
当社グループの主たる業務である未上場株式投資では、競合他社との間で有望な未上場企業への投資案件獲得競争が激しさを増しております。こうした競合により有望企業への投資機会を逸した場合や、必ずしも当社グループが望む条件ではない場合は、十分なキャピタルゲインをあげることができず、ファンドのパフォーマンスに影響し、ひいては当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
(5)株価下落
当社グループ及びファンドが保有する上場株式の株価の下落は、ファンドのパフォーマンスならびに当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
(6)為替レートの変動
当社グループは、日本だけでなく、米国・アジアを主とする海外での地域分散投資を行っております。こうした海外投資により保有する資産は、米ドルを中心とする外貨建であるため、為替レートの変動は、ファンドのパフォーマンスに影響し、ひいては当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
(7)ファンド募集
当社グループは、主にファンドの資金を使って投資を行っております。そのため、ファンドパフォーマンスの低迷、ファンド条件や管理運営手法に対する出資者ニーズとの乖離といった要因により、今後のファンド募集において出資者から十分な資金を集めることができない場合、投資活動に支障をきたす可能性があるほか、管理報酬が減少し、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
(8)情報の管理
当社グループが保有する取引先の重要な情報及び個人情報の管理については、情報管理規程、プライバシーポリシー及び各種社内規程等の制定、役職員への周知徹底、情報システムのセキュリティ強化等、情報管理体制の整備を行っております。しかし、今後、不測の事態によりこれらの情報が漏洩した場合は、損害賠償請求や社会的信用の低下等により、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
(9)法的規制
当社グループは、ファンドの運営管理、未上場株式投資を日本・米国・アジアを中心に行っており、その活動にあたっては日本及び各関係国の種々の法的規制(会社法(商法)・独占禁止法・租税法・金融商品取引法・投資事業有限責任組合契約に関する法律・外国為替管理法・財務会計関連法規等)を受けることとなります。従いまして、その活動が制限される場合及びこれら規制との関係で費用が増加する場合があり、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
(10)法令違反等
当社グループ及びその役職員が、投資活動における関連法規や各種の契約等への違反、ファンドの無限責任組合員又はゼネラルパートナーとしての善管注意義務違反、又は業務上の過誤や不祥事等により、投資先企業、ファンド出資者その他の第三者に損害を与えた場合は、当該損害に対する賠償責任を当社グループが負う可能性があります。さらに、こうした法令違反等による社会的信用の低下や監督当局の行政処分等により、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
(11)役員派遣
当社グループは、投資先企業の価値向上のため、役職員を投資先企業の役員として派遣することがあります。その役職員個人に対し役員損害賠償請求等があった場合、当社グループによるその個人に生じた経済的損失の全部又は一部の負担や、当社グループの使用者責任等により、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
(12)有能な人材の確保や育成
当社グループの将来の成長と成功は、その事業の特性上有能なベンチャーキャピタリスト等の人材に大きく依存いたします。従いまして、有能な人材を確保できなかった場合には、当社グループの将来の成長、業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。また、有能な人材を確保・育成するためには費用が増加する場合があり、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
(13)野村ホールディングス株式会社及びその関係会社との資本関係について
野村ホールディングス株式会社が当社の議決権を19.5%保有(うち間接保有5.5%を含む)しています。また、同社の関連会社(株式会社野村総合研究所)が当社の議決権を11.2%保有しています。しかしながら、当社に対する野村ホールディングス株式会社及びその関係会社の持株比率の安定性は、保証されているわけではありません。
該当事項はありません。
該当事項はありません。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されておりますが、特に以下の重要な会計方針が、当社グループの連結財務諸表の作成において使用される重要な判断と見積りに大きな影響を及ぼすものと考えております。
①投資損失引当金
当社グループは、期末に有する営業投資有価証券の損失に備えるため、投資先企業の実情を勘案の上、その損失見積額を計上しております。従いまして、実際の損失が投資損失引当金計上時点における前提及び見積りと異なる可能性があります。また、経済状況・投資先企業の財政状態の悪化等により、設定した前提及び見積りを変更して投資損失引当金の積み増しを行わざるを得なくなり、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。
②繰延税金資産
当社グループは、将来の課税所得に関するものを含めた様々な予測・仮定に基づいて繰延税金資産を計上しており、実際の結果がかかる予測・仮定とは異なる可能性があります。また、将来の課税所得に関する予測・仮定に基づいて、当社又は子会社が繰延税金資産の一部又は全部の回収ができないと判断した場合、当社グループの繰延税金資産は減額され、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。
③退職給付費用
当社グループの退職金制度は、概ね退職一時金及び確定拠出年金の割合が均等となるよう退職金制度を採用しております。確定拠出年金の割合が概ね半分であるため、すべてが一時金である場合に比べ、割引率・昇給率・死亡率等(基礎率)の前提に基づいて計算される年金債務(PBO)の割合は相対的に低く、これら基礎率の変更等による退職給付費用への影響は相対的に小さなものとなっております。しかし、年金債務の計算はありますので、前提の変更等によって当社グループの業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。
(2)経営成績の分析
当連結会計年度における当社グループの経営成績は、連結売上高は41,155百万円、経常利益は19,808百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は17,018百万円となりました。
①売上高の分析
(営業投資有価証券売上高及びキャピタルゲインの状況)
営業投資有価証券売上高は32,376百万円(前期は56,471百万円)であり、このうち、配当金及び債券利子を除く株式等売却高は30,824百万円(前期55,862百万円)であります。これに伴うキャピタルゲインは、14,137百万円(前期33,957百万円)となりました。その内訳は上場株式の売却によるものが9,989百万円(前期31,747百万円)、上場株式以外によるものが4,147百万円(前期2,210百万円)であります。上場株式以外によるキャピタルゲイン4,147百万円の内訳は、買収・トレードセール等による売却益9,034百万円(前期9,695百万円)・売却損4,887百万円(前期7,485百万円)であります。
(ファンドの管理運営業務)
当連結会計年度のファンドの管理運営業務による収入は8,688百万円(前期5,218百万円)で、その内訳は管理報酬が3,812百万円(前期4,598百万円)、成功報酬が4,875百万円(前期619百万円)であります。
②営業投資有価証券の評価損の分析
投資損失引当金については、個別銘柄ごとには、原則として回収見込額が取得原価の70%未満になったものを引当しております。また、個別引当対象以外の投資先に対しても、過去の実績等に基づいた損失見積額を一括して引当しております。
当連結会計年度の投資損失引当金繰入額の純額(△は戻入額)は△574百万円(前期△3,087百万円)となり、当連結会計年度末の投資損失引当金残高は15,176百万円(前期末15,757百万円)、未上場営業投資有価証券残高に対する引当率は29.8%(前期末27.5%)となりました。
また、部分純資産直入法に基づく営業投資有価証券評価損計上額(△は戻入益)は△15百万円(前期△607百万円)となりました。
③販売費及び一般管理費の分析
販売費及び一般管理費は、前期5,710百万円に対し当連結会計年度5,689百万円と20百万円減少いたしました。これは主に海外子会社で経費が減少したことによるものであります。
④営業外損益及び特別損益の分析
営業外収益は、前期1,895百万円に対し当連結会計年度1,382百万円と513百万円減少いたしました。これは主に為替差益の減少によるものであります。
営業外費用は、前期182百万円に対し当連結会計年度800百万円と618百万円増加いたしました。これは主に為替差損の増加によるものであります。
特別利益は、前期は主に投資有価証券売却益の増加による2,122百万円を計上しましたが、当連結会計年度の計上はありませんでした。
特別損失は、前期は主に投資有価証券評価損による3百万円を計上しましたが、当連結会計年度の計上はありませんでした。
(3)資本の財源及び資金の流動性についての分析
①キャッシュ・フローの状況
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは12,788百万円のキャッシュインフロー(前期28,822百万円のキャッシュインフロー)となりました。これは主に営業投資有価証券の売却によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは11,768百万円のキャッシュインフロー(前期5,744百万円のキャッシュアウトフロー)となりました。これは主に有価証券の償還によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは14,092百万円のキャッシュアウトフロー(前期3,970百万円のキャッシュアウトフロー)となりました。これは主に社債の償還によるものであります。
これらの結果、現金及び現金同等物は9,406百万円増加し、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は99,302百万円(前期末89,895百万円)となりました。
②資金需要について
当社の運転資金需要のうち主なものはファンドへの投資資金、販売費及び一般管理費等であります。販売費及び一般管理費等の主なものは、人件費及び不動産費等であります。