文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間の日本経済は、輸出の増加や雇用・所得の改善、企業の設備投資の増加など、引き続き堅調に推移していますが、米国との経済摩擦リスクからやや先行きに不透明感が生じています。世界経済も堅調な成長が続く一方、米中間の貿易摩擦の激化から世界経済全体への深刻な影響が懸念されています。
国内では、西日本豪雨災害の復旧需要や国の国土強靭化政策に伴う防災・減災市場の拡大、インフラの維持管理・効率化需要の活性化、洋上風力発電など再生可能エネルギー需要の伸長など、当社グループの市場機会は一層の広がりを見せております。
世界的には、中国や新興国での旺盛なインフラ建設・更新需要が当社グループの市場機会を伸ばしています。その一方で、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす資源探査市場では、資源事業者による開発投資は依然として抑制的であり、大きな回復には至っておりません。
このような中での当社グループの第3四半期連結累計期間の業績は、受注高は366億1千4百万円(前年同期比98.7%)、売上高は328億1千3百万円(同99.4%)となり、営業利益は、原価率の改善および海外事業の損失縮小等により、8億1千3百万円(同556.9%)と増益となりました。経常利益は11億1千9百万円(同209.7%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は7億2千5百万円(同177.3%)となっております。
当社グループの事業セグメント別の業績は、以下のとおりです。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分方法を変更しており、当第3四半期連結累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。詳細は、第4「経理の状況」1「四半期連結財務諸表」「注記事項」(セグメント情報等) Ⅱ 当第3四半期連結累計期間の「2.報告セグメントの変更等に関する事項」をご参照ください。
① インフラ・メンテナンス事業
受注高は、国内および海外での建設・維持管理市場が好調であった一方、東日本大震災特需終焉に伴う大型の復興関連業務の縮小などから、152億3千9百万円(前年同期比95.5%)となりました。一方、売上高は143億9千6百万円(同104.2%)、営業利益は7億1千5百万円(同146.5%)と増収増益となりました。
② 防災・減災事業
受注高は、77億1千7百万円(前年同期比109.9%)となりました。売上高は60億9千8百万円(同112.7%)、営業利益は2億1千6百万円(前年同期は45百万円の損失)と増収増益となりました。
③ 環境事業
受注高は74億6千8百万円(前年同期比108.4%)となりましたが、売上高は、前年の大型売上の反動から、60億9千4百万円(同81.3%)と減収になりました。これに伴い営業利益は、3億2千万円(同66.4%)と減益となりました。
④ 資源・エネルギー事業
東日本大震災後の電力施設関連事業が概ね一巡したことから、受注高は61億8千8百万円(前年同期比85.7%)となりました。売上高は、62億2千4百万円(同98.9%)、損益は、海外の探鉱市場の回復の遅れから4億3千9百万円の損失となりましたが、前年より損失幅は着実に縮小しています(前年は7億5千2百万円の営業損失)。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ27億3千4百万円減少し、819億9千7百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末と比べ17億2千8百万円減少し、580億3千9百万円となりました。これは主として、当社グループの調査・コンサルティング事業において営業債権の回収が進んだことにより、前連結会計年度末に比べ現金及び預金が31億1千5百万円増加する一方で、完成業務未収入金が53億7千1百万円減少したことによります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ10億5百万円減少し、239億5千7百万円となりました。これは主として、投資有価証券が6億3千5百万円減少したことによります。
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ10億2千万円減少し、148億8千万円となりました。これは主として、賞与引当金が7億9千7百万円増加した一方で、流動負債のその他が11億2千7百万円減少したこと、業務未払金が6億4千8百万円減少したことによります。
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ17億1千3百万円減少し、671億1千6百万円となりました。これは主として、自己株式を消却したこと等により資本剰余金が14億4千1百万円減少したことによります。
この結果、自己資本比率は81.7%となりました。
当第3四半期連結累計期間において新たに発生した事業上の課題、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した対処すべき課題に変更はありません。
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、12億8千1百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。