文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
① 当社グループを取り巻く経営環境
新型コロナウイルス感染症に対する制限の緩和とそれに伴う経済活動の正常化が進む一方で、半導体等の部材不足、ウクライナ情勢の長期化とそれに伴うエネルギー価格や原材料価格の高騰など、世界経済は依然として先行き不透明な状況が続いています。日本経済も、新型コロナウイルスの感染症法上の分類引下げの決定や行動制限の緩和が進む一方で、物価高騰や円安の進行など引き続き不安定要素を抱える状況が続いています。
こうした中で当社グループを取り巻く市場環境を見ると、国内においては、社会インフラの老朽化や「防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策」(以下、国土強靭化計画)の実施などにより公共事業分野を中心に市場機会の拡大が続くことが想定されます。また、世界的な気候変動に対する関心が高まるなか、カーボン・ニュートラルや再生可能エネルギー活用への動きや、資源循環・生物多様性確保への動きが拡大しており、持続可能な社会の構築に向けた動きが一層進展していくことが予想されます。こうした点を踏まえ、当社グループの各事業の市場環境を概観すると以下のようになります。
《インフラ・メンテナンス事業》
国内においては、国土強靭化計画の進展や高度成長期に建設された各種社会インフラの老朽化を背景に、公共部門を中心にインフラの補修・維持管理や建替え等に関する需要が今後も継続することが予想されます。また、海外においても先進国を中心に同様な需要増が期待されます。
《防災・減災事業》
近年は、台風や豪雨等による自然災害が毎年のように発生・激甚化しており、そうした災害からの復旧工事の需要や災害防止のための需要、災害発生の予兆把握に関する需要などが高まる傾向があります。こうした、国土強靭化計画の進展や防災・減災意識の高まりを背景に、同事業関連の需要は今後も拡大していくことが期待されます。
《環境事業》
環境に関する社会的関心・意識は近年大きく高まってきており、当社グループが実施する環境アセスメントやアスベスト対策サービスなどに加え、脱炭素社会や資源循環型社会の形成に繋がる業務への需要が高まっていくことが期待されます。また、自然災害の多発化や資源循環という観点からも、当社グループが提供する災害廃棄物処理支援関連サービスへの需要が堅調に推移することが期待されます。
《資源・エネルギー事業》
世界的な脱炭素化の流れや政府による「GX(グリーントランスフォーメンション)実現に向けた基本方針」策定に伴い、再生可能エネルギーへの関心が高まっており、当社グループの洋上風力発電関連支援サービス等に対する需要も高まっていくことが期待されます。また、政府の原子力政策の見直しに伴い、原子力発電所関連の地質調査などの需要も高まることが期待されます。
② 経営方針並びに対処すべき課題
当社グループは、こうした経営環境を踏まえ、2021年度から2023年度末までの中期経営計画OYO Advance 2023を策定し、遂行しております。
OYO Advance 2023 では、2020年度末まで遂行してきた前中期経営計画OYO Jump18において創出・成長してきた新しい市場や新技術の萌芽を当社グループの次の収益事業として確実に成長させるとともに、ESG経営、SDGs目標の達成に貢献する新たな価値創造プロセスにチャレンジしております。
『OYO Advance 2023』の概要
a. 基本方針
サステナブル経営(ESG経営とSDGsの目標達成)を基本方針に、本業(4つの事業セグメント)を通じ、「社会価値」「環境価値」「顧客価値」の3つの価値の最大化を目指しております。
b. 成長ドライバー
DXを核としたイノベーション戦略に対する積極的な投資を行うことでグループ全体の成長を推進します。具体的には、DX戦略投資として10億円、研究開発戦略として45億円、合計55億円を次の3ヵ年の投資額として設定することにより、イノベーション戦略を進めております。
c. 経営基盤
世界における脱炭素化の大きな潮流が加速する中、DXを主軸とするイノベーションの推進、並びに以下の3つの構造改革を推進することで、当社グループの今後の成長基盤の構築に取り組んでおります。
「事業ポートフォリオ改革」
・4事業セグメントの改革
・国内外グループ会社の改革
「事業サービス改革」
・技術融合による改革
・協創による改革
「働き方・ガバナンス改革」
・DX活用による多様な働き方の実現
・中長期的な企業価値向上のためのコーポレートガバナンス改革
d. 業績目標
OYO Advance 2023の最終年である2023年12月期における業績目標を、連結売上高620億円、営業利益率8%、自己資本利益率(ROE)5%としております。
e. M&A
中長期的な企業価値の向上と持続的な成長のために、M&A投資枠70億円を2021年11月に120億円へ拡大いたしました。引き続き国内外の良質案件への投資を進めて参ります。
(注)M&Aによる効果は上記のd.業績目標には含めておりません。
当社グループの経営成績、株価及び財政状態等に影響を及ぼす主要なリスクは以下のようなものがあります。
当社グループにはこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、可能な限り発生の防止に努め、また発生した場合の的確な対応に努めていく方針であります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
当社グループの各事業において、公共事業領域は依然として当社の主要市場の一つであり、国及び地方公共団体等は主要顧客になります。国及び地方公共団体等の財政状況の悪化や事業量の縮小に伴う発注量の減少、調達方式の変更、並びに不測の事態に伴う指名停止措置等により、当社グループの営業成績に影響を及ぼす可能性があります。当社は、公共事業に依存した従来型のビジネスモデルからの脱却を進めることで、そうしたリスクの抑制に努めています。
当社グループの各事業は、国内外で事業を展開しています。各事業における海外での事業は、主に北米地区やシンガポールを拠点とした海外グループ会社が、現地通貨建てで取引しているため、為替変動により財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。当社は、必要に応じて為替予約等の措置を検討することで、そうしたリスクの抑制に努めています。
(3) 気候変動や自然災害等に関するリスク
当社グループの各事業は、地震や気候変動に伴う台風・豪雨・河川氾濫等の自然災害、火災等の不測の災害に見舞われた場合には、生産設備やデータの損傷・喪失、人的リソースの喪失等による事業活動の縮退、生産能力の低下などの影響を受ける可能性があります。また、炭素税の導入や環境負荷の少ない設備導入等により事業運営コストが増加する可能性もあります。当社は、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロとするカーボンニュートラルを掲げながら気候変動対策に取り組むと同時に、災害等の発生を想定した事業継続計画(BCP)の作成とその定期的な点検・訓練の実施や、気候変動が事業遂行に与える影響を継続的に評価・モニタリングすることで、そうしたリスクを最小限に抑制するよう努めています。
感染症の世界的流行(パンデミック)により、当社グループの事業に対する需要減少、サプライチェーンにおける納品遅延や部材不足、調達コスト増加などにより業績に影響を及ぼす可能性があります。当社は、各種リスクシナリオを想定しながら、そうした影響を最小限に抑える対応を取っております。
(5) 国際紛争・テロ行為に関するリスク
当社グループにおける海外での事業は、新興国や途上国における社会資本整備事業、開発事業を主要な市場と位置付けておりますが、これらの国では、国際紛争やテロ行為が発生する場合があり、紛争活動や武装行為に巻き込まれた場合には、事業の中止もしくは停止など、業務遂行に大きな影響を及ぼす可能性があります。また、長期化するウクライナ情勢により、エネルギー価格や原材料価格の高騰など、世界経済への影響も継続しています。当社は、随時、諸外国の治安関連情報や最新の経済関連情報の収集を行うことで、そうしたリスクの抑制に努めています。
(6) 知的財産等に関するリスク
当社グループの各事業は、専門技術を用いた各種サービスや製品を提供するとともに、事業を展開する各国において商標登録等も実施していますが、将来的に知的所有権などの使用差し止めや、商標の使用停止、あるいは損害賠償を請求された場合には業績等に影響を及ぼす可能性があります。当社は、適切な知財管理を行うための組織を設置することにより、そうしたリスクの低減に努めています。
(7) 資源価格変動に関するリスク
当社グループの海外子会社の中には、資源探査用の機器やシステムを販売している会社があります。資源価格の低迷や、資源開発市場の縮小などが発生した場合には、子会社の業績等に影響を及ぼす可能性があります。こうしたリスクを低減するため、新しい市場開拓を通して資源依存度の低減を図るなど、事業ポートフォリオの見直しに努めています。
(8) データの偽装・改ざん・流用に関するリスク
当社グループの各事業の遂行過程において、社内ルールに反して各種データの偽装や改ざん、及び過去データ等の流用が発生した場合には、信用失墜や損害賠償請求などが発生し、業績に影響を及ぼす可能性があります。当社は、コンプライアンス教育の徹底や業務監査室による業務プロセスの検証や、業務マニュアルの見直しなどを進めることで、こうしたリスクの顕在化の抑制に努めています。
(9) ITシステムのセキュリティー管理に関するリスク
当社グループの各企業は、ITシステムを活用した業務処理並びに情報管理を行っています。コンピュータウイルスや悪意ある第三者の不正侵入により、ITシステムの停止やランサムウェア攻撃、情報漏洩等が発生した場合には、業務遂行に大きな影響を及ぼす可能性があります。当社は、ITシステムの安全性及び情報セキュリティの強化に努めるとともに、関連する諸規定を整備し、ランサムウェア攻撃に対する防御策強化や外部からの不審メールに対する定期的な訓練を行うなどリスクの低減に努めています。
当社グループの安定的成長を持続させるためには、高度な専門性を有する優秀な人材の確保・育成が必要不可欠です。しかしながら、少子高齢化による労働人口の減少が進む中で、こうした優秀な人材の確保・育成が進まない場合には、業務遂行や業績等に影響を及ぼす可能性があります。当社は、社員の健康保持・増進活動を組織で支える健康経営に取り組むと同時に、働きやすい職場の形成や従業員のエンゲージメント向上、教育制度の充実、安定的な新卒者採用並びに優秀な中途採用者の確保等を推進することにより、そうしたリスクの低減に努めています。
(11) 法的規制に関するリスク
当社グループは、会社法、金融商品取引法、税法、労働法、独占禁止法及び建設業法等の法規制を始め、品質に関する基準、環境に関する基準、会計基準等、事業展開している国内外のさまざまな法規制の適用を受けており、社会情勢の変化等により、将来において、改正や新たな法的規制が設けられる可能性があります。その場合には当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。さらに、当社グループが直接的または間接的に関係する取引の一部が法規制等に違反していると規制当局が判断した場合には、課徴金等の行政処分や社会的な信用の失墜等の影響を受ける可能性があります。当社は、随時、関連する法規制の最新情報や改正動向に関する情報収集に努めるとともに、社内での法令順守教育を徹底することでリスクの抑制に努めています。
(12) 保有資産の減損リスク
当社グループは、長期的な取引関係の維持などを目的として株式等の有価証券を保有しており、保有する有価証券の大幅な市場価格の下落、当該企業の財政状態の悪化等があった場合、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループは国内外の事業拠点の不動産を所有していますが、不動産価格の下落等があった場合、「固定資産の減損に係る会計基準」を適用し、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
繰延税金資産は、将来の課税所得を合理的に見積り、回収可能性を判断して計上しています。将来の課税所得の見積り等に大きな変動が生じた場合、あるいは制度面の変更等があった場合には繰延税金資産が減少し、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
売上高は、590億1千1百万円(前年同期比114.2%)と前連結会計年度から73億3千5百万円増加いたしました。
売上総利益は、178億1千3百万円(前年同期比104.2%)と前連結会計年度から7億1千1百万円増加いたしました。
販売費及び一般管理費は、152億9千5百万円(前年同期比113.8%)と前連結会計年度から18億5千9百万円増加いたしました。
営業利益は、25億1千8百万円(前年同期比68.7%)と前連結会計年度から11億4千7百万円減少いたしました。売上高営業利益率は4.3%となり、前連結会計年度から2.8ポイント減少いたしました。
営業外損益は、5億1千6百万円の利益となり、前連結会計年度から2百万円増加いたしました。この結果、経常利益は前連結会計年度に比べ11億4千5百万円減少し、30億3千3百万円となりました。
特別損益は、1億9千3百万円の利益となり、前連結会計年度から2億1千2百万円増加いたしました。この結果、税金等調整前当期純利益は前連結会計年度に比べ9億3千3百万円減少し、32億2千7百万円となりました。
当連結会計年度における税金費用は、13億5千9百万円と前連結会計年度に比べ8千2百万円増加いたしました。また、当連結会計年度の非支配株主に帰属する当期純利益は4百万円(前年同期は1千7百万円の利益)となりました。この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は18億6千4百万円となり、前連結会計年度に比べ10億2百万円減少いたしました。
(インフラ・メンテナンス事業)
受注高は237億4千8百万円(前期比126.6%)となりました。売上高は198億4千7百万円(同108.1%)と前期を上回りましたが、営業利益は4億4百万円(同39.4%)と減益となりました。
(防災・減災事業)
受注高は141億5千8百万円(前期比115.8%)となりました。売上高は135億4千5百万円(同109.5%)と増収となりましたが、営業利益は4億7千4百万円(同87.8%)と減益となりました。
(環境事業)
受注高は102億4千9百万円(前期比103.8%)となりました。売上高は、99億2千3百万円(同99.9%)と前期並みでしたが、営業利益は10億6千4百万円(同108.4%)と増益となりました。
(資源・エネルギー事業)
受注高は137億9千3百万円(前期比99.3%)と前期並みでした。売上高は、156億9千4百万円(同142.5%)と増収となりましたが、営業利益は5億6千7百万円(同50.7%)と減収となりました。
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ36億1千7百万円増加し、892億7千8百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べ23億4千6百万円増加し、671億1千4百万円となりました。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ12億7千1百万円増加し、221億6千4百万円となりました。
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ29億1千4百万円増加し、187億7千1百万円となりました。
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ7億2百万円増加し、705億7百万円となりました。
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ85億5百万円減少(前期は6億8千5百万円の資金減)し、150億9千4百万円(前期比64.0%)となりました
営業活動によるキャッシュ・フローは、営業活動の結果、使用した資金は41億3千6百万円(前期は23億7百万円の資金増)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、投資活動の結果、使用した資金は10億2千万円(前期比114.9%)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、財務活動の結果、使用した資金は39億7百万円(前期比156.0%)となりました。
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1 金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。
経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループが中期経営計画 OYO Advance 2023 で目標としている経営指標における実績値は次のとおりであります。
当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと次のとおりであります。
(注) 1 セグメント間の取引については相殺消去しております。
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1 セグメント間の取引については相殺消去しております。
2 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
当連結会計年度における世界経済は、新型コロナウイルス感染症に対する制限の緩和とそれに伴う経済活動の正常化が進む一方で、半導体等の部材不足、ウクライナ情勢の長期化とそれに伴うエネルギー価格や原材料価格の高騰など、先行き不透明な状況が続きました。わが国経済も、新型コロナウイルス感染症の再拡大や物価高騰、急速な円安進行など予断を許さない状況で推移しています。
当社グループを取り巻く市場環境は、社会インフラの老朽化や「防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策」の実施などにより、公共事業分野を中心にインフラ・メンテナンス事業や防災・減災事業の市場機会が継続することが期待されています。また、世界的な気候変動に対する関心が高まる中、カーボン・ニュートラルや再生可能エネルギー活用への動きが加速しています。また、資源循環や生物多様性確保への動きも拡大してきており、持続可能な社会の構築に向けた関心が一層高まって行くことが予想されます。
このような状況の下、当社グループは中期計画「OYO Advance 2023」に沿って、サステナブル経営の積極推進を基本方針に4つの事業セグメントを通じて「社会価値」「環境価値」「顧客価値」の3つの価値の最大化に取り組んでまいりました。
こうした取り組みの結果、当連結会計年度の業績は、受注高は619億5千万円(前期比113.1%、今期第4四半期から連結に加わったシンガポール企業の2022年9月末の受注残高を含む)となりました。売上高は590億1千1百万円(同114.2%)、営業利益は、25億1千8百万円(同68.7%)となりました。これにより、経常利益は30億3千3百万円(同72.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益は18億6千4百万円(同65.0%)と増収減益となりました。
(売上高)
売上高は、590億1千1百万円(前年同期比114.2%)と前連結会計年度から73億3千5百万円増加いたしました。これは、洋上風力関連事業を中心に、当社の売上高が大きく増加したこと、及び当第4四半期から連結に加わったシンガポール企業の売上の加算等により海外グループ会社の売上高が増加したことによります。
(売上総利益)
売上総利益は、178億1千3百万円(前年同期比104.2%)と前連結会計年度から7億1千1百万円増加いたしました。これは、洋上風力関連の大型案件を中心に原価率の高い案件があったことや、海外グループ会社を中心に部材価格の高騰があったものの、上記のとおり売上高が増加したことによるものです。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
販売費及び一般管理費は、152億9千5百万円(前年同期比113.8%)と前連結会計年度から18億5千9百万円増加いたしました。営業利益は、上記の売上高の増加の一方で、人件費の増加などにより、販売費及び一般管理費が増加し、原価率も悪化したことから、25億1千8百万円(前年同期比68.7%)と前連結会計年度から11億4千7百万円減少いたしました。売上高営業利益率は4.3%となり、前連結会計年度から2.8ポイント減少いたしました。
(営業外損益、経常利益)
営業外損益は、5億1千5百万円の利益となり、前連結会計年度から2百万円増加とほぼ同額となりました。この結果、経常利益は前連結会計年度に比べ11億4千5百万円減少し、30億3千3百万円となりました。
(特別損益、税金等調整前当期純利益)
特別損益は、1億9千3百万円の利益となり、前連結会計年度から2億1千2百万円増加いたしました。これは、主に当連結会計年度において、関係会社株式の売却益8千3百万円があったことに加え、前連結会計年度に米国連結子会社の業績不振によりのれんの減損を実施したことによります。この結果、税金等調整前当期純利益は前連結会計年度に比べ9億3千3百万円減少し、32億2千7百万円となりました。
(法人税等(法人税等調整額を含む)、非支配株主に帰属する当期純利益、親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度における税金費用は、13億5千9百万円と前連結会計年度に比べ8千2百万円増加いたしました。また、当連結会計年度の非支配株主に帰属する当期純利益は4百万円(前年同期は1千7百万円の利益)となりました。この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は18億6千4百万円となり、前連結会計年度に比べ10億2百万円減少いたしました。
当社グループの事業セグメント別の業績に関する分析は、以下のとおりです。
(インフラ・メンテナンス事業)
国内グループ会社の受注が堅調に推移したことに加え、今期第4四半期から連結に加わったシンガポール企業の2022年9月末時点での受注残高が加算されたこともあり、受注高は237億4千8百万円(前期比126.6%)となりました。売上高は198億4千7百万円(同108.1%)と前期を上回りましたが、海外グループ会社を中心に部材価格が高騰したこと、部材不足に伴う設計変更費用や人件費等の販管費が増加したことにより、営業利益は4億4百万円(同39.4%)と減益となりました。
(防災・減災事業)
防災関連機器の大口案件等の成約により、受注高は141億5千8百万円(前期比115.8%)となりました。売上高は135億4千5百万円(同109.5%)と増収となりましたが、大口案件の利益率が低かったことや原価の高騰、人件費等の販管費の増加により、営業利益は4億7千4百万円(同87.8%)と減益となりました。
(環境事業)
環境再生支援事業や環境アセスメント関連業務が順調に推移し、受注高は102億4千9百万円(前期比103.8%)となりました。売上高は、99億2千3百万円(同99.9%)と前期並みでしたが、原価率の改善等に努めた結果、営業利益は10億6千4百万円(同108.4%)と増益となりました。
(資源・エネルギー事業)
洋上風力発電関連業務が堅調に推移したこともあり、受注高は137億9千3百万円(前期比99.3%)と前期並みでした。売上高は、前期受注済み案件を含む洋上風力発電関連の複数の大型案件の業務が進捗したこと等を主因として、156億9千4百万円(同142.5%)と増収となりました。しかしながら、洋上風力発電関連の大型案件を中心に原価率が高くなったことや売却済みの海外グループ会社の売却時までの営業赤字の影響もあり、営業利益は5億6千7百万円(同50.7%)と減収となりました。
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ36億1千7百万円増加し、892億7千8百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べ23億4千6百万円増加し、671億1千4百万円となりました。これは主として、洋上風力発電関連業務が順調に推移したこと等による売上の増加に伴い、完成業務未収入金及び契約資産が67億3百万円増加し、受取手形及び売掛金が13億5千8百万円増加したこと及び、原材料及び貯蔵品が9億9千6百万円増加した一方で、外注費の支払いや自己株式の取得に伴い、現金及び預金が75億5千8百万円減少したことによります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ12億7千1百万円増加し、221億6千4百万円となりました。これは主として、機械装置及び運搬具(純額)が5億8千8百万円増加したこと及び、リース資産(純額)が3億3千4百万円増加したことによります。
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ29億1千4百万円増加し、187億7千1百万円となりました。これは主として、業務未払金が10億3千4百万円増加し、流動負債のその他が9億5千8百万円増加したことによります。
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ7億2百万円増加し、705億7百万円となりました。これは主として、自己株式の消却等で資本剰余金が17億3百万円減少した一方で、為替相場が大きく変動したことにより為替換算調整勘定が22億9千1百万円増加したことによります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ85億5百万円減少(前期は6億8千5百万円の資金減)し、150億9千4百万円(前期比64.0%)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
営業活動の結果使用した資金は41億3千6百万円(前期は23億7百万円の資金増)となりました。これは主として、洋上風力関連の大型案件で売上債権が多く計上されたことから、売上債権の増加74億1千7百万円で資金が減少(前期は5億1千6百万円の資金減)した一方で、税金等調整前当期純利益32億2千7百万円(前期比77.6%)等の資金の増加要因があったことによります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は10億2千万円(前期比114.9%)となりました。これは主として、有価証券の売却による収入7億5千万円(前期は2千3百万円)があった一方で、有形及び無形固定資産の取得による支出16億3千1百万円(同148.1%)等の資金の減少要因があったことによります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金39億7百万円(前期比156.0%)となりました。これは主として、自己株式の取得による支出22億9百万円(同137.7%)、配当金の支払額13億8千2百万円(同164.9%)等の資金の減少要因があったことによります。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、以下の通りであります。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、外注費及び人件費並びに販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、研究開発、設備投資及びM&A等によるものであります。これらの資金につきましては、原則として自己資金で賄うこととしております。
当連結会計年度のキャッシュ・フローの詳細につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報」をご参照ください。
なお、当社グループのキャッシュ・フロー関連指標の推移は次のとおりであります。
※ 自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注) 1 各指標は、いずれも連結ベースの財務数値によって算出しております。
2 株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。
3 キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
4 2022年12月期のキャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオは、営業キャッシュ・フローがマイナスであるため記載しておりません。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項」の(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)のとおりです。なお、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、特に重要と考えるものは以下のとおりであります。
「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 重要な会計上の見積り」に記載しております。
当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討しておりますが、将来キャッシュ・フローの見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、減損処理が必要となる可能性があります。
当社グループは、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。
該当事項はありません。
当社グループは、将来の技術開発を支える基盤的技術として、三次元化技術やIOT技術そして地盤情報データベースの開発を行っております。またデジタル技術を活用することでビジネスモデルの変革や業務効率化が図れる分野に対しては積極的にDXを推進し、インフラ・メンテナンス事業、防災・減災事業、環境事業、資源・エネルギー事業の4つのセグメントにおいて、顧客ニーズに対するソリューションとして技術および製品の開発を進めております。
新型コロナウィルスの感染状況は収束に向かいつつありますが、これに起因して発生したサプライチェーンの混乱による影響は今も製品製造部門は受けております。米国に拠点を置くグループ会社はドル高による価格競争力の低下による成約機会の逸失、そしてロシアによるウクライナ侵攻を契機に起きたエネルギー・食料価格の高騰が各国にもたらしたインフレーションは、すべてのグループ会社に経営上の負のインパクトを与えています。もちろん各国の経済対策や、脱炭素事業として洋上風力発電所立地調査事業が拡大するなど、当社グループ社にとって追風となっている部分もあります。さらに、地球温暖化にともなう気候変動による洪水や地すべり等の土砂災害は激甚化し、地震災害なども含む自然災害の脅威はますます増大していることも当社グループが貢献できる可能性が多くあるという状況に変わりありません。
企業活動に対しては、SDGsやESGに配慮した経営が求められています。このような世界の情勢に対応した技術を創出していくことが課題です。地球科学に関わる事業を担っている当社グループは、最新の地球科学にもとづく研究開発をさらに加速していくことが求められます。
DXを推進するにあたりBIM(Building Information Modeling)を業務に取り込むことが重要です。BIMは、インフラストラクチャの計画、調査、設計、施工、維持管理までの全てのステージの情報を連携させ、事業者や施工者のみならず地域住民も含む全てのステークホルダー間で共有し、インフラストラクチャの管理、および、ライフサイクルマネジメントに活かしていくための取り組みです。今までのBIMは建築構造物を対象として発展してきたため、地盤そのものの構造や地中埋設物のモデル化、それをBIMに取り込むまでのプロセスの標準化が遅れています。国土交通省は令和5年度から公共事業におけるBIM/CIM原則適用の準備を進めてきており、3次元モデルを活用した地質・土質調査、概略設計、予備設計も推奨項目となりました。これに対応するためには現在の既存プラットフォームでは不十分であり、土木調査で作成した3次元地盤モデルが設計・施工の段階でシームレスに活用できるように改良していかなくてはなりません。当社は、地盤モデルの作成、解析、情報連携に必要なソフトウェア群をGeoToolsとして開発してきましたが、さらなる利便性向上をめざし、機能強化を進めていきます。
なお、当社が2018年に加入したBIMの国際標準化機関であるbSI(building SMART International、本部:英国)では、地盤モデルの規格案を策定するコモンスキーマプロジェクトとトンネルプロジェクトに運営メンバーとして参画してきましたが、2022年は施設および地盤も含めたすべての情報のデジタル化を可能とするIFC4.4 (Industry Foundation Classes)の策定に大きく貢献いたしました。
研究開発は、当社の技術本部研究開発センターが中心となり、IOT技術やAI技術を利用してDXを推進する情報企画本部や8事業部(計測システム事業部、情報システム事業部、メンテナンス事業部、砂防・防災事業部、地震防災事業部、地球環境事業部、流域・水資源事業部、エネルギー事業部)そして当社グループが連携して実施しております。
研究開発を効率的に推進するため、外部機関の優れた技術の活用を図ることにも積極的に取り組み、公的研究機関、大学、民間企業との共同研究を進めるとともに、国内外の大学への寄付講座の設定、研究員の派遣、コンソーシアムへの参加を行っております。また、オープンイノベーションを実現するため、業種の異なる企業との技術開発や製品開発を積極的に行っております。
当連結会計年度における当社グループ全体の研究開発費の総額は
インフラ・メンテナンス事業セグメントにおいては、道路、トンネル、堤防、建築基礎などのインフラストラクチャの建設と維持管理に関するソリューション開発を行っております。
老朽化する道路構造物の維持管理分野では、トンネルやカルバートの三次元形状や表面の状況を自動計測し、AIを用いて診断するシステムや道路のり面の安全確保のために設置されたグランドアンカーの状況を効率的に検査する方法を開発し、市場投入を開始しました。
海外グループ会社のGEOPHYSICAL SURVEY SYSTEMS,INC.(米国)は、インフラ・メンテナンス用途向けの地中レーダの次世代機の開発、および、それに付随するサービス提供に関わる開発を行っています。
従来の地中レーダは地下の埋設物や空洞探査などの位置を探索することに用いられてきましたが、最近の研究・開発によりアスファルト舗装道路のアスファルト材料の材質管理、舗装工事の品質管理などに有効な手法であることが確認できて、現在は米国での適用拡大を図っています。さらに、日本におけるアスファルト舗装道路への適用について検討を行っています。併せて、構造物点検用としてお使いいただいている地中レーダについても後継機種の開発や取得したデータ管理をクラウドサービスで提供できるプラットフォームの構築を進めています。
当連結会計年度における研究開発費の金額は
防災・減災事業セグメントにおいては、自然災害に対する防災・減災に関わるソリューション開発を行っております。
今期は、激甚化する降雨災害や降雨に伴う斜面災害に対応するため広域災害監視ソリューションの構築を目指したクラウドベース監視システムの機能強化を図るとともに、災害を早期に検知するネットワーク対応の監視センサとして、クリノポール(斜面傾斜計)の品揃えの強化や簡易雨量計、下水道水位計の開発を行い、センサーラインナップを強化しました。
政府が主導するSIPプロジェクトでは、災害危険個所を自動抽出する技術や大規模災害時に飲料水を確保する技術の開発に参画しております。また、自治体や地域住民へ避難情報を迅速に提供するため、センサーネットワークで観測された災害関連データに加え、公的に利用可能な情報を一元管理して提供するシステムの社会実装にも取り組んでおります。
海外グループ会社のKINEMETRICS,INC.(米国)は、地震観測機器の専門メーカーとして地震防災に必要な地震計の開発、販売、観測システムの構築、および、ソリューション提供を行っています。グローバルに起きているサプライチェーン問題に直面しているものの、継続的に新しい地震計、データ収録機を市場投入できるように開発に取り組んでいます。
インフラ・メンテナンス事業とも重複しますが、耐震工学的視点に立って、橋梁、ダム、プラントなどの構造物の健全度診断と維持管理を行うためのソリューション提供を行う事業の拡大を図っており、それに対応できる地震観測システムの構築も行っています。
当連結会計年度における研究開発費の金額は
環境事業セグメントにおいては、環境保全を支援するソリューション開発に取り組んでおります。
2020年から開始した建設工事で発生する有害重金属を含んだ廃土を安全かつ経済的に処理する技術の開発では、今期は実証実験を実施するとともに、実用化に向けて公的研究機関や総合建設会社とコンソーシアムを設立しました。
地方自治体のSDGsやESGに係わる目標設定やその達成を支援するため、地域の地盤特性や自然環境の特性を活かした開発可能性を評価するポジティブゾーニングの技術開発を行い、自治体向けの提案活動を開始しました。
また、発展途上国のグリーンインフラ整備を通じて国際的な事業展開を図るために実施しているウズベキスタンの荒廃地の緑化プロジェクトでは、緑化に用いる節水型保育ブロックやそれと覆土を組み合わせた育成方法の実証実験で効果が確認されました。2023年以降は、得られた知見や開発した技術を用いて緑化プロジェクトの事業化を開始する予定です。
当連結会計年度における研究開発費の金額は
資源・エネルギー事業セグメントにおいては、資源・エネルギーの探査、再生エネルギー事業開発、ならびにエネルギー関連施設の維持管理に必要な技術開発を行っております。
今期は、洋上風力発電所の立地に関わる地盤調査業務が大きく進展し、海底地盤の形状や強度を探査する海底微動アレイ探査の業務が急増しました。これまでに海底浅部地盤の状況を正確に知るために海底微動アレイ探査のシステムを開発し、サービスを開始しました。これまでの探査システムは水深40m以浅の着床式風力発電を対象としていましたが、今後主流になっていく浮体式風力発電にも対応できるようにする必要がありました。より深い深度にも対応できる大深度の海底微動アレイ探査の開発に着手し、水深80m程度で探査が可能なシステムを開発しました。さらに探査深度200m程度の三次元音波探査システムも開発を行い、洋上風力の地盤調査分野での地位を不動なものとしていきます。
海外グループ社のGEOMETRICS,INC.(米国)は、地震探査、磁気探査装置などの専門メーカーとして、鉱物資源探査や土木地質調査向けの製品の開発を行っております。
洋上風力発電所建設予定地で行われる磁気探査や海上3次元反射法探査システムの販売が好調ですが、超小型磁気センサ技術を活用して、既存の磁気探査装置の小型化、軽量化を図ることに取り組んでいます。
ROBERTSON GEOLOGGING LTD.(英国)は、ボーリング孔を利用した調査(検層)機器の開発・製造・販売を行っています。同社も鉱物資源探査分野以外の洋上風力発電所建設予定地やインフラ整備に関わる土木地質調査への適用が増えてきたことを受けて関連する検層機器の機能向上、専用の解析ソフト(GeoCAD)とのパッケージ化など製品ラインナップの拡充を目指しています。
当連結会計年度における研究開発費の金額は