第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している以下の主要なリスクが発生しております。

 なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の提出日現在において当社グループが判断したものであります。

(新型コロナウイルス感染拡大の影響)

 政府の緊急事態宣言発令を受け、当社グループのアミューズメント事業の店舗運営において、感染症対策として国内の店舗を臨時休業したことにより、前年同期比で大幅な減収、営業損失となりました。さらに、会計上の見積りにあたって、当該感染の影響が及ぶ期間を見直したことにより、固定資産の減損を特別損失に計上しております。また、繰延税金資産の一部を取り崩しております。

 なお、新型コロナウイルス感染症の拡大は依然として続いており、当社グループへの事業領域への影響や、コロナ禍における消費者のライフスタイルの変化に伴う当社コンテンツの需要を予測することが難しい状況です。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)財政状態及び経営成績の状況

当社グループは、報告セグメントをデジタルエンタテインメント事業、アミューズメント事業、出版事業、及びライツ・プロパティ等事業と定め、各々のセグメントにおいて、事業基盤の強化と収益力の向上に努めております。

当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高は87,054百万円(前年同期比63.2%増)、営業利益は24,549百万円(前年同期比241.4%増)、経常利益は24,169百万円(前年同期比283.8%増)となりました

なお、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、臨時休業等による損失2,226百万円を特別損失として計上したことなどから、親会社株主に帰属する四半期純利益は14,372百万円(前年同期比248.6%増)となりました

 

当第1四半期連結累計期間の報告セグメント別の状況は次のとおりであります。

 

①デジタルエンタテインメント事業

ゲームを中心とするデジタルエンタテインメント・コンテンツの企画、開発、販売及び運営を行っております。デジタルエンタテインメント・コンテンツは、顧客のライフスタイルにあわせて、家庭用ゲーム機 (携帯ゲーム機含む)、PC、スマートデバイス等、多様な利用環境に対応しています。

当第1四半期連結累計期間のHD(High-Definition:ハイディフィニション)ゲームにおいて、4月に発売した「FINAL FANTASY VII REMAKE」が、新型コロナウイルス感染症の拡大による流通過程の停滞・混乱に備えて、パッケージ販売の製造、出荷を絞ったことにより、当初の想定を下回った一方で、デジタルによる販売が大きく伸長したことにより、収益性の改善に寄与しました。さらに、「聖剣伝説3 TRIALS of MANA」の発売、ライセンス収入等により、HDゲームでは前年同期比で増収増益となりました。

MMO(多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム)においては、「ファイナルファンタジーXIV」の月額課金会員数が前年比で増加したことにより、前年同期比で増収増益となりました。

スマートデバイス・PCブラウザ等をプラットフォームとしたコンテンツにおいては、前期の第2四半期以降にサービスを開始した「ドラゴンクエストウォーク」、「WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争」の収益貢献により、前年同期比で増収増益となりました。

当事業における当第1四半期連結累計期間の売上高は74,363百万円(前年同期比100.1%増)となり、営業利益は26,069百万円(前年同期比242.0%増)となりました。

 

②アミューズメント事業

アミューズメント施設の運営、並びにアミューズメント施設向けの業務用ゲーム機器・関連商製品の企画、開発及び販売を行っております。

当第1四半期連結累計期間は、政府の緊急事態宣言発令を受け、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策として、国内の店舗を臨時休業としたことにより、前年同期比で大幅な減収、営業損失となりました。

当事業における当第1四半期連結累計期間の売上高は4,600百万円(前年同期比57.6%減)となり、営業損失は1,512百万円(前年同期は営業利益680百万円)となりました。

 

③出版事業

コミック雑誌、コミック単行本、ゲーム関連書籍等の出版、許諾等を行っております。

当第1四半期連結累計期間は、マンガアプリの「マンガUP!」や電子書籍等のデジタル媒体での販売が大幅に増加いたしました。また、紙媒体での販売も好調に推移し、前年同期比で増収増益となりました。

当事業における当第1四半期連結累計期間の売上高は5,466百万円(前年同期比41.1%増)となり、営業利益は2,348百万円(前年同期比84.5%増)となりました。

 

④ライツ・プロパティ等事業

主として当社グループのコンテンツに関する二次的著作物の企画・制作・販売及びライセンス許諾を行っております。

当第1四半期連結累計期間は、自社コンテンツのキャラクターグッズ、サウンドトラックの販売等が好調に推移したことから、前年同期比で増収増益となりました。

当事業における当第1四半期連結累計期間の売上高は3,180百万円(前年同期比65.9%増)となり、営業利益は1,215百万円(前年同期比658.7%増)となりました。

 

当第1四半期連結会計期間の財政状態の概要は次のとおりであります。

 

資産

当第1四半期連結会計期間末における流動資産は245,983百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,913百万円減少しました。これは主に現金及び預金が5,033百万円減少したこと、受取手形及び売掛金が1,310百万円増加したことによるものであります。固定資産は50,840百万円となり、前連結会計年度末に比べ897百万円減少しました。

この結果、総資産は、296,823百万円となり、前連結会計年度末に比べ5,810百万円減少しました。

②負債

当第1四半期連結会計期間末における流動負債は54,351百万円となり、前連結会計年度末に比べ14,992百万円減少しました。これは主に支払手形及び買掛金が5,991百万円、未払法人税等が5,588百万円及び賞与引当金が2,525百万円減少したことによるものであります。固定負債は11,355百万円となり、前連結会計年度末に比べ5百万円減少しました。

この結果、負債合計は、65,707百万円となり、前連結会計年度末に比べ14,998百万円減少しました。

③純資産

当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は231,115百万円となり、前連結会計年度末に比べ9,187百万円増加しました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益14,372百万円及び剰余金の配当5,248百万円によるものであります。

この結果、自己資本比率は77.6%(前連結会計年度末は73.1%)となりました。

 

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更を行っております。詳細については、第4 経理の状況 の四半期連結財務諸表の「注記事項の(追加情報)」に記載のとおりであります。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、777百万円であります。

なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。