第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動等又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)財政状態及び経営成績の状況

当社グループは、報告セグメントをデジタルエンタテインメント事業、アミューズメント事業、出版事業、及びライツ・プロパティ等事業と定め、各々のセグメントにおいて、事業基盤の強化と収益力の向上に努めております。

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は255,616百万円(前年同期比6.6%減)、営業利益は41,315百万円(前年同期比17.6%減)となりました。為替相場が前期末と比較して円安となり為替差益が10,087百万円発生したことなどにより、経常利益は50,805百万円(前年同期比6.7%減)となりました。また、当社グループの海外のスタジオ及び一部IPを売却する株式譲渡契約の締結に係る関係会社株式売却益が9,500百万円発生したことなどにより、親会社株主に帰属する四半期純利益は46,397百万円(前年同期比16.4%増)となりました。

 

当第3四半期連結累計期間の報告セグメント別の状況は次のとおりであります。

 

①デジタルエンタテインメント事業

ゲームを中心とするデジタルエンタテインメント・コンテンツの企画、開発、販売及び運営を行っております。デジタルエンタテインメント・コンテンツは、顧客のライフスタイルにあわせて、家庭用ゲーム機 (携帯ゲーム機含む)、PC、スマートデバイス等、多様な利用環境に対応しています。

当第3四半期連結累計期間は、HD(High-Definition:ハイディフィニション)ゲームにおいて、「CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII- REUNION」、「ドラゴンクエスト トレジャーズ 蒼き瞳と大空の羅針盤」、「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オフライン」等の発売があったものの、「OUTRIDERS」、「NieR Replicant ver.1.22474487139...」、「Marvel’s Guardians of the Galaxy」を発売した前年と比較して、新作タイトルによる収益が減少したことにより、前年同期比で減収となりました。

MMO(多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム)においては、「ファイナルファンタジーXIV」の拡張パッケージ発売がなかったこと等により、前年同期比で減収となりました。

スマートデバイス・PCブラウザ等をプラットフォームとしたコンテンツにおいては、既存タイトルの弱含み等により、前年同期比で減収となりました。

当事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は184,380百万円(前年同期比12.9%減)となり、営業利益は38,735百万円(前年同期比21.6%減)となりました。

 

②アミューズメント事業

アミューズメント施設の運営、並びにアミューズメント施設向けの業務用ゲーム機器・関連商製品の企画、開発及び販売を行っております。

当第3四半期連結累計期間は、既存店売上高が前年を大幅に上回ったことを受け、前年同期比で増収増益となりました。

当事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は40,883百万円(前年同期比23.3%増)となり、営業利益は4,100百万円(前年同期比206.5%増)となりました。

 

③出版事業

コミック雑誌、コミック単行本、ゲーム関連書籍等の出版、許諾等を行っております。

当第3四半期連結累計期間は、デジタル販売及び紙媒体の販売が堅調に推移した一方で、印刷用紙等の値上げに伴う原価増に加えて、広告宣伝費の増加等により、前年同期比で減益となりました。

当事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は21,071百万円(前年同期比0.0%増)となり、営業利益は8,360百万円(前年同期比6.1%減)となりました。

 

 

④ライツ・プロパティ等事業

主として当社グループのコンテンツに関する二次的著作物の企画・制作・販売及びライセンス許諾を行っております。

当第3四半期連結累計期間は、有力IPにかかる新規キャラクターグッズ等の販売が好調であったものの、商品別の売上構成比が変化したこと等により、前年同期比で増収減益となりました。

当事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は11,905百万円(前年同期比13.8%増)となり、営業利益は2,899百万円(前年同期比8.5%減)となりました。

 

当第3四半期連結会計期間の財政状態の概要は次のとおりであります。

 

①資産

当第3四半期連結会計期間末における流動資産は346,111百万円となり、前連結会計年度末に比べ23,656百万円増加しました。これは主に現金及び預金が12,913百万円、コンテンツ制作勘定が4,526百万円、流動資産その他が2,744百万円増加したことによるものであります。固定資産は53,735百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,711百万円減少しました。

この結果、総資産は、399,847百万円となり、前連結会計年度末に比べ18,944百万円増加しました。

②負債

当第3四半期連結会計期間末における流動負債は75,082百万円となり、前連結会計年度末に比べ8,717百万円減少しました。これは主に未払法人税等が3,965百万円、賞与引当金が3,513百万円減少したことによるものであります。固定負債は10,359百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,312百万円減少しました。

この結果、負債合計は、85,442百万円となり、前連結会計年度末に比べ11,030百万円減少しました。

③純資産

当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は314,404百万円となり、前連結会計年度末に比べ29,974百万円増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益46,397百万円、剰余金の配当15,430百万円によるものであります。

この結果、自己資本比率は78.4%(前連結会計年度末は74.4%)となりました。

 

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「第2 3.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の「③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定」について重要な変更はありません。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、815百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(5)従業員数

当第3四半期連結会計期間末における当社グループの従業員数は、前連結会計年度末に比べて962名減少し、4,675名になりました。これは、2022年8月26日付で主にデジタルエンタテインメント事業において連結子会社であったSQUARE ENIX NEWCO Ltd、CRYSTAL DYNAMICS,INC.、EIDOS INTERACTIVE CORP.及びEIDOS CREATIVE SOFTWARE (SHANGHAI) Co., Ltdの4社の全株式をEmbracer Group ABへ譲渡したことによるものであります。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。