当第1四半期累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用情勢の改善などを背景に緩やかな回復基調にあるものの、中国を始めとする新興国経済の動向や米国新政権による政策動向の不確実性の影響からくる海外景気の下振れリスクによる景気後退懸念が依然として払拭されず、先行きは不透明な状況で推移いたしました。
このような経済環境のもと、経営ミッションである「『ファーストコールカンパニー -100年先も一番に選ばれる会社』の創造」の実現のため、「C&C(コンサルティング&コングロマリット)戦略」(コンサルティング領域の多角化戦略)を推進してまいりました。
戦略ドメイン&マネジメント研究会のテーマ拡大を進めると共に、「食品・フードサービス」「ヘルスケア」「住まいと暮らし」の3つのテーマを研究するコンサルタントで構成される事業化ドメインチームを東京本社内に新設し、ドメイン(事業戦略)に関する専門コンサルタントの活動領域の拡大を図ってまいりました。
SP(セールスプロモーション)コンサルティング事業も、全社の経営コンサルタント・事業化ドメインチームと連携し、チームコンサルティングを開発、ブランディングすることで、全社チーム連携モデルの構築に尽力すると共に、戦略総合研究所「デザインラボ」の機能を活かし、より付加価値の高い提案を行ってまいりました。
また、長年ご愛顧いただいた会員組織「イーグルクラブ」を平成29年4月より「FCCアカデミー会員」とし、クラウドを活用した学習動画コンテンツという新たな価値を提供する組織にリニューアルすると共に、この教育プラットフォームと従来のリアルな研究会・ブランディングセミナー等を組み合わせた新たな学習環境を「FCCアカデミー」とし、中堅・中小企業でも独自の企業内大学をスピーディーに設立できるコンサルティングサービスとして提供を開始いたしました。これにより、顧客の人材や組織の「学び方改革」を推進することで「働き方改革」の実現に取り組んでまいりました。
管理面におきましても、「Tanabe Vision 2020」の推進体制を更に強化するために、経営管理本部の本社機能の一部と戦略総合研究所を東京にも設置して東京本社とすると共に、戦略総合研究所をコンサルティング戦略本部から独立させ、コンサルティング戦略本部とSPコンサルティング本部に対するサポート機能の更なる充実を図ってまいりました。
このような取り組みの結果、当第1四半期累計期間の売上高は、19億45百万円(前年同期比4.4%増)となりました。利益面では、中期事業戦略に掲げる計画の達成を見据えたプロフェッショナル人材の採用やIT投資等の戦略投資の増加により、営業利益1億99百万円(前年同期比6.9%減)、経常利益2億9百万円(前年同期比7.6%減)、四半期純利益は1億43百万円(前年同期比7.4%減)となりました。
なお、当社が販売しているビジネス手帳(暦年版)が他の四半期会計期間に比べ、第3四半期会計期間に販売が集中する傾向があるため、業績に季節的変動があります。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
なお、当第1四半期会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同期比較については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
<経営コンサルティング事業>
(経営コンサルティング)
顧客課題に応じて、「ドメイン(事業戦略)×ファンクション(組織戦略)×リージョン(地域戦略)」の視点でチームを編成し、コンサルティングを実施してまいりました。「中期経営計画(ビジョン)策定・推進」「人材採用・育成・活躍」「事業承継・次世代経営チーム(ジュニアボード)育成」等のテーマの安定した受注に加えて、それ以外にも「アカデミー(企業内大学)設立支援」「ビジネスモデルデザイン」「ブランディング」「働き方改革(生産性向上)」等のテーマも増えた結果、経営コンサルティング契約数は、期中平均434契約(前年同期425契約)と伸長いたしました。一方で、企業の経営診断・調査は前年同期を下回りました。その結果、売上高は前年同期並みとなりました。
(人材育成コンサルティング)
企業戦略に適合させるオーダーメイドの教育(研修)は、企業ビジョンを推進するリーダー育成等のニーズが高く、伸長いたしました。提携先の金融機関・会計事務所等を対象とした人材育成も、融資先・顧問先の成長を実現できるコンサルティングスキルの習得というニーズが高く、伸長いたしました。その結果、売上高は前年同期を上回りました。
(セミナー)
平成29年4月開催の新入社員向けのスタートアップセミナーは、開催実施会場を増やしたこと等により、受講者数は前年同期を上回りました。また、全国10拠点で開催する次期のリーダー候補の育成を目的としたセミナーでは、前年同期並みの受講者数となりました。その結果、売上高は前年同期を上回りました。
(FCC研究会)
FCCトップ会は、前年同期並みの推移となりましたが、戦略ドメイン&マネジメント研究会は、「アグリビジネス」「会計事務所経営」「人材採用・育成・活躍」「ウェルネス」「小売・販売ビジネス」「海外ビジネス」のテーマを増やしたことで売上高が大きく伸長いたしました。その結果、売上高は前年同期を上回りました。
(アライアンス(提携))
全国の地域金融機関・会計事務所等とのアライアンス(提携)戦略につきましては、引き続き金融機関・会計事務所等の提携先の顧客支援を目的とした勉強会「経営塾」を実施してまいりました。また、金融機関等から紹介を受けた顧客へのコンサルティング提供を軸とするアライアンスビジネスモデルの構築に注力してまいりましたが、提携先数や提携先の顧客へ向けたサービスである「TNS(タナベネットワークシステム)」の会員数が前年同期に比べ減少したため、売上高は減少いたしました。その結果、売上高は前年同期を下回りました。
このような結果、経営コンサルティング事業の売上高は、12億56百万円(前年同期比3.7%増)となりましたが、専門化するコンサルティングニーズに対応するため、プロフェッショナル人材の採用を強化した結果、セグメント利益は3億13百万円(前年同期比5.6%減)となりました。
<SP(セールスプロモーション)コンサルティング事業>
(SPコンサルティング)
前事業年度において、SPコンサルティングとSPデザインツールを区分して表記しておりました。しかしながら、顧客のプロモーション戦略・ブランディング戦略の立案から実行推進までを支援するセールスプロモーションコンサルティングと、当社の専門コンサルタントがデザインしたプロモーション商品であるSPデザインを、顧客に対して一つのコンサルティングサービスとして提案することで、顧客ニーズを充足し、当該事業を拡大する方針であります。したがって、当第1四半期会計期間より、両者を一体として、SPコンサルティングと表記することといたしました。
セールスプロモーションコンサルティングは、経営コンサルティング事業との連携による提案等により契約数が増加いたしました。
また、SPデザインは、当第1四半期会計期間より、SPコンサルティング本部内の「SPデザインラボ」を「デザインラボ」として戦略総合研究所に移管し、その連携活用の範囲が広がりました。同時に、「デザインラボ」が発足して2年目を迎え、社内で機能の定着が進んだことで、独自性の高いプロモーションツールとして付加価値の高い提案が可能になり、大型案件の受注にも繋がりました。
平成28年9月に当該事業で初めて開催した「こども・子育てファミリーマーケット成長戦略」をテーマとした研究会は好評で、当第1四半期会計期間には第2期がスタートいたしました。
その結果、売上高は前年同期に比べ大きく伸長いたしました。
(SPツール)
SPツールは、継続した安定受注はあるものの、顧客開拓において、付加価値の高い提案に注力したことで、SPデザインでの受注が増加いたしました。その結果、売上高は前年同期を下回りました。
(ダイアリー)
前事業年度においては、ビジネス手帳・カレンダーと表記しておりましたが、当社のビジネス手帳の代表的なブランドであるブルーダイアリーの名称を明確に表現するため、当第1四半期会計期間より、ダイアリーと表記することといたしました。
当第1四半期会計期間より、1959年の発行以来58年を迎えるブルーダイアリーのリ・ブランディング活動を進めており、その一環としてロゴマークの変更を行い、ブランディングブックの製作やホームページのリニューアルを行いました。売上は、第3四半期会計期間に集中する傾向があり、当第1四半期会計期間の業績に影響はありません。
このような結果、SPコンサルティング事業の売上高は、6億88百万円(前年同期比5.6%増)となり、セグメント損失は29百万円(前年同期はセグメント損失47百万円)と前年同期に比べ改善いたしました。
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。