当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間について、当社グループが属する主に中堅企業を対象としたコンサルティングマーケットにおいては、新型コロナウイルス感染症との共存に伴う社会環境等の変化に対し、自社の貢献価値を問い直して新たなビジネスモデルを検討・構築し、また本格的にデジタルトランスフォーメーション(以下、DX)へ取り組みたいと考える企業も増えてまいりました。
このような環境のもと、当社グループは顧客や従業員等の安全と健康を考え、感染防止対策を推進しながら「経営を止めない、経済を止めない、教育を止めない」活動を続けてまいりました。全国主要10都市の各事業所に常駐する「Business Doctors」(コンサルタント)が、移動制限下において「ピンチをチャンスに変えて成長したい」「新しい社会に貢献したい」と考える全国の経営者に寄り添い、高品質のコンサルティングを提供してまいりました。
また、中期経営計画「Tanabe Vision 2020(2018~2020)」の最終年度として、「C&C(コンサルティング&コングロマリット)戦略」(コンサルティング領域の多角化)及び「コンサルティングプラットフォーム戦略」(全国・全地域において高品質のコンサルティング価値を提供)を引き続き推進し、新たなアライアンス先の開拓、そして、M&A支援やバックオフィス業務コンサルティングに強みを持つグローウィン・パートナーズ株式会社をグループ企業として迎えることを実現いたしました。なお、2021年3月期の連結財務諸表作成にあたり、同社の1月から3月の3ヶ月分の業績を連結する予定であります。
当第3四半期連結累計期間における当社グループの経営成績は、以下のとおりであります。
売上高:69億3百万円(前年同期比5.1%減・計画進捗率73.5%)
(影響を与えた主な要因)
<経営コンサルティング事業>
ⅰ.主力の経営コンサルティング契約数は、期中平均453契約(前年同期485契約)。新型コロナウイルス感染症の拡大による契約の一時休止や延期が影響して減少するも、第3四半期以降は徐々に回復基調となる。
【対策】
(a)高付加価値コンサルティングサービス「チームコンサルティングブランド(TCB)」を推進し、平均単価が上昇。
(b)全国の既存顧客のフォローを強化し、地域ごとのリスク分散と長期契約基盤の維持を実現。
(c)サービス提供においてオンライン化を推進。
ⅱ.デジタルコンサルティングにおいて、主にグループ企業の株式会社リーディング・ソリューションが提供するBtoBデジタルマーケティング、営業のデジタルシフト支援等のDXテーマが好調に推移。
ⅲ.昨今注力してきた成長M&Aコンサルティングは、事業承継型や事業再編型のニーズが高く、また案件紹介チャネルとしてのアライアンスの実現や体制強化等が功を奏し、大きく伸長。
<マーケティングコンサルティング事業>
ⅰ.主力のマーケティングコンサルティングにおいて、新型コロナウイルス感染症の拡大による各種イベント等の延期・中止に伴い、プロモーション商品の企画・制作を含むコンサルティング需要が減少。一方で、需要が高まった感染防止対策商品やテレワーク商品の提供、デジタル支援等の強化へシフト。
【対策】
(a)感染防止対策商品やテレワーク商品を顧客ごとにカスタマイズするプロモーション企画を推進し、好調に推移。
(b)デジタルを活用した新たなブランディング・プロモーション支援を推進し、好調に推移。
(c)好調業界(物流・保険・ビューティー・日用品等)への支援を強化し、堅調に推移。
(d)サービス提供においてオンライン化を推進。
ⅱ.ダイアリーにおいて、ブルーダイアリー手帳等は継続した安定受注があったものの、一部キャンセルも発生して減少。
<その他>
ⅰ.コンサルティング契約への導線ともなるFCCセミナーや戦略ドメイン&ファンクション研究会において、新型コロナウイルス感染症の拡大により、キャンセルや一部延期が発生。対策として、マーケティングサイトの立ち上げも含む社内インサイドセールス体制を強化し、また見込み顧客獲得のための大型無料Web説明会を7テーマ開催して延べ1,500名以上の方々にご参加いただき、顧客創造にも貢献。
営業利益:5億48百万円(前年同期比31.3%減・計画進捗率78.4%)
(影響を与えた主な要因)
ⅰ.新型コロナウイルス感染症の影響による移動制限下においても、全国主要10都市の各事業所に常駐するコンサルタントが地域密着で高品質のコンサルティングを提供できる当社の強みが発揮され、またWeb会議システムやERP(統合型基幹業務システム)等のデジタルツールへの積極投資により、社内外におけるリアルコミュニケーションや業務をオンラインに転換することができたため、生産性が向上し、諸経費を大幅に削減。
ⅱ.その他、グループ全体の視点で不要不急のコストを見直す取り組みを実施。
経常利益:5億63百万円(前年同期比31.4%減・計画進捗率77.2%)
(影響を与えた主な要因)
ⅰ.営業外収益として、受取利息及び受取配当金を9百万円計上。
親会社株主に帰属する四半期純利益:4億15百万円(前年同期比28.4%減・計画進捗率84.8%)
(影響を与えた主な要因)
ⅰ.特別利益として、投資有価証券売却益を83百万円計上。
ⅱ.特別損失として、投資有価証券償還損を28百万円計上。
また、コーポレート戦略といたしまして、グループ全体でテレワーク・シフトワーク体制に移行し、新しい働き方に適応すべくWeb会議システム等のデジタルツールにも積極投資し、社内外のコミュニケーションの円滑化と生産性の向上を図ると共に、新型コロナウイルス感染症への感染対策も徹底してまいりました。デジタル教育コンテンツを用いた「タナベFCCアカデミー」によるプロフェッショナル人材の育成を継続することに加え、新たに導入したERP(統合型基幹業務システム)の円滑運用・定着により経営活動を効率化し、また重点事業や商品・サービスのブランディング・PRを強化してまいりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、先に掲げた中期経営計画「Tanabe Vision 2020(2018~2020)」をさらに推進すべく、マーケティング機能の拡大を目的に、従来の「SP(セールスプロモーション)コンサルティング事業」から「マーケティングコンサルティング事業」にセグメント名称を変更しております。セグメント名称の変更によるセグメント情報に与える影響はありません。
<経営コンサルティング事業>
売上高:39億35百万円(前年同期比6.8%減)
セグメント利益:7億17百万円(前年同期比35.0%減)
高付加価値のコンサルティングサービス「チームコンサルティングブランド(TCB)」が定着し、平均単価が上昇するも、新型コロナウイルス感染症の影響によるコンサルティングやFCCセミナー、戦略ドメイン&ファンクション研究会の一時休止や延期により、減収減益となりました。
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サービス・区分 |
サービス内容別の要因 |
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経営 コンサル ティング |
ドメイン・ ファンクション コンサルティング |
コンサルティング: 期初から発生した契約の一時休止や延期により減少するも、第3四半期以降は徐々に回復基調となる。TCBの推進や全国の既存顧客(長期契約先)のフォロー強化、サービス提供におけるオンライン化を推進。「ウィズコロナの中期ビジョン策定・推進」「事業承継」「収益改善」「強みを伸ばすブランディング」等のテーマが継続して好調。 |
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M&Aアライアンス: 成長M&Aコンサルティングは、事業承継型や事業再編型のニーズが高く、また案件紹介チャネルとしてのアライアンスの実現や体制強化等が功を奏し、大きく伸長。 一方で、全国の金融機関等の提携先の顧客支援を目的とした勉強会「経営塾」は、会員数の減少や開催延期・中止等により、大きく減少。 |
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戦略ドメイン&ファンクション研究会: ドメイン&ファンクション戦略を顧客と共に研究する視察型勉強会は、第1四半期・第3四半期の開催中止や一部延期により減少。対策として、ライブ配信とリアル集合型を併用して対応。 |
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HR コンサルティング |
コンサルティング: 期初から発生した契約の一時休止や延期により減少するも、第3四半期以降は徐々に回復基調となる。TCBの推進や全国の既存顧客(長期契約先)のフォロー強化、サービス提供におけるオンライン化を推進。「働き方改革を実現する人事制度構築・運用」「ジョブ型人事制度への移行」「FCCアカデミー(企業内大学)設立」等のテーマが継続して好調。 |
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FCCセミナー(階層別セミナー): リアル集合型セミナーのキャンセルや開催中止等により減少。一方で、オンデマンド配信・オンライン配信も新たに企画・実施し、「ファーストコールカンパニーフォーラム2020」「経営戦略セミナー」では、共に2,000名超の経営者・経営幹部がご参加。 |
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デジタルコンサルティング |
グループ会社の株式会社リーディング・ソリューションが、デジタル活用によるマーケティング施策の戦略策定から企画・実行・改善までをワンストップでトータルに支援した。同社単体では、DX関連の需要の高まりを受け、業績は好調に推移。 |
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※.上記のドメインとは「業種・事業領域」、ファンクションとは「経営機能」、HRとは「人的資源」を意味しております。
<マーケティングコンサルティング事業>
売上高:29億67百万円(前年同期比2.7%減)
セグメント利益:1億24百万円(前年同期比26.2%減)
感染防止対策商品やテレワーク商品の提供、デジタルを活用した新たなブランディング・プロモーション支援が好調に推移し、また好調業界への支援を強化いたしました。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大による各種イベント等の延期・中止に伴い、プロモーション商品の企画・制作を含むコンサルティング需要が減少し、ダイアリーの一部キャンセルが発生したため、減収減益となりました。
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サービス・区分 |
サービス内容別の要因 |
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マーケティング コンサルティング |
デザインプロモーション: 各種イベント等の延期・中止により、これらに伴うプロモーション商品の企画・制作が減少。 一方で、需要が高まった感染防止対策商品(マスク・消毒液・飛沫防止用アクリルパネル等)やテレワーク商品を顧客ごとにカスタマイズするプロモーション企画等が好調に推移し、また好調業界向けのプロモーション商品も堅調に推移。 |
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ブランドプロモーション: 第1四半期からの企業のプロモーション活動自粛により、集客イベントやキャンペーン等の企画が大きく減少。 一方で、第2四半期以降は、デジタルを活用した新たなブランディング・プロモーション支援へと注力し、好調に推移。 |
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SPツール |
展示会や営業活動等で使用するプロモーション商品の販売が減少するも、デザインプロモーションと同様に感染防止対策商品のニーズが高く、大きく伸長。 |
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ダイアリー |
ブルーダイアリー手帳等は、継続した安定受注はあったものの、一部キャンセルが発生して減少。 |
②財政状態の状況
(資産の部)
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は127億48百万円となり、前連結会計年度末比2億21百万円減少いたしました。
流動資産は90億4百万円となり、前連結会計年度末比12億72百万円増加いたしました。主な要因は、投資有価証券の売却や償還、長期預金の早期償還による現金及び預金の増加等によるものであります。
固定資産は37億43百万円となり、前連結会計年度末比14億94百万円減少いたしました。主な要因は、投資有価証券の売却や償還、長期預金の早期償還等によるものであります。
(負債の部)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は17億44百万円となり、前連結会計年度末比2億73百万円減少いたしました。
流動負債は13億92百万円となり、前連結会計年度末比2億50百万円減少いたしました。主な要因は、賞与引当金や未払法人税等、前受金の減少等によるものであります。
固定負債は3億52百万円となり、前連結会計年度末比23百万円減少いたしました。主な要因は、役員退職慰労引当金の減少等によるものであります。
(純資産の部)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は110億3百万円となり、前連結会計年度末比52百万円増加いたしました。主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益を計上した一方で、剰余金の配当を行ったことによるものであります。
(2)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の「重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定」の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
当社は、2020年12月9日開催の取締役会において、グローウィン・パートナーズ株式会社が発行する株式の過半数を取得して、子会社化すること及び資本業務提携を行うことを決議いたしました。詳細は、「第4 経理の状況 1.四半期連結財務諸表 注記事項(重要な後発事象)」に記載のとおりであります。