第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たに生じた事業等のリスク、または、前事業年度の有価証券報告書に記載された事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)財政状態の状況

 当第3四半期連結会計期間末における総資産の残高は、前連結会計年度末より53億2千1百万円増の1,987億7千2百万円となりました。主な要因は、のれん及び未収入金が減少した一方で、現預金及び投資その他の資産が増加したことによるものであります。

 負債の残高は、26億6千7百万円増の851億1千4百万円となりました。

 短期及び長期借入金の残高は、64億6千7百万円増となる125億4千2百万円となりました。

 純資産の残高は、26億5千4百万円増の1,136億5千7百万円となり、自己資本比率は0.1ポイント減少となる57.2%となりました。

(2)経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間(2020年5月1日~2021年1月31日)におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により依然として厳しい状況にあるものの、個人消費等は持ち直しの動きがみられ、先行きについても各種政策の効果等により持ち直しの動きが続くことが期待されています。

 このような経済情勢のもと、当社グループは、調剤薬局及びコスメ&ドラッグストアの新規出店による事業拡大に加え、コストの見直しにより、グループの事業規模及び収益拡大に努めてまいりました。

 店舗においては、患者様・お客様に安心してご利用いただくべく、感染予防策を徹底するとともに、従業員に対しても感染予防策の実施を徹底することにより、継続的な医療・小売サービスの提供に努めております。

 また、2020年12月には、持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けて、当社グループが取り組むべき重要課題(マテリアリティ)を特定しました。人々の健康や美に貢献する事業を通じ、企業としての持続的な成長と、社会・環境・経済価値を創出し、サステナビリティ経営の実現に努めてまいります。

 当第3四半期連結累計期間における経営成績は、売上高が2,201億3千5百万円(前年同期比0.0%増)、営業利益は68億1千3百万円(同45.3%減)、経常利益は78億4千5百万円(同39.7%減)となり、また、親会社株主に帰属する四半期純利益は45億7千5百万円(同35.7%減)となりました。

 セグメントの経営成績は次のとおりであります。

(ファーマシー事業)

 段階的に施行されている「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律等の一部を改正 する法律」(改正薬機法)により、昨年9月から一定のルールの下において、全国でオンライン服薬指導が可能となりました。当社グループでは、引き続き、「かかりつけ薬剤師・薬局」としての機能を発揮するべく、地域医療連携、お薬手帳等を活用した薬剤に関する情報の一元的・継続的な把握とそれに基づく薬学的管理・指導の強化を行うとともに、患者様が住み慣れた地域で安心して医療提供を受けられるよう、調剤薬局全店においてオンライン服薬指導に対応可能な体制を整えております。

 昨年11月には、オンライン服薬指導から患者様の手元に医薬品を届けるまでに至る将来的な医療サービスモデルの構築を目指し、福岡市の能古島においてドローンによる処方箋医薬品配送の実証実験、長野県伊那市においてビデオ通話システムや医療機器を搭載したヘルスケアモビリティを利用したオンライン服薬指導を実施いたしました。

 営業開発においては、大型薬局の積極的な出店とM&A基準の引き上げに加え、小規模店舗の撤退を出店戦略とし、さらなる事業規模の拡大と店舗運営の効率化を推進しております。

 新型コロナウイルス感染症の影響による長期処方の増加により処方箋単価が上昇する一方で、処方箋枚数は減少したこと、店舗運営の効率化を目的とし前期64店舗閉店・事業譲渡した影響もあり、減収減益となりましたが、現在、処方箋枚数については、緩やかな回復傾向にあります。

 以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、1,942億8千4百万円(前年同期比1.3%減)、セグメント利益は137億6千9百万円(同11.6%減)となりました。

 同期間の出店状況は、M&Aを含め、グループ全体で合計15店舗を出店し、12店舗の閉店、34店舗の事業譲渡により、当社グループにおける薬局総数は1,057店舗となりました。

(リテール事業)

 コスメ&ドラッグストア事業は、新型コロナウイルス感染症の影響等により、厳しい市場環境が続いておりま す。当社グループでは、このような環境において、コスメ&ドラッグストア「アインズ&トルペ」の出店を大都市圏の中でも好調なベッドタウンのターミナル駅周辺等をターゲットとする出店戦略に転換を行い、各店舗に応じた戦略的な売り場づくりを行っております。また、「AINZ&TULPE WEBSTORE 公式ECサイト」を通して、顧客の利便性ならびにサービスの向上を図っております。

 当第3四半期連結累計期間の売上高は、143億8千6百万円(前年同期比28.3%減)、セグメント損失は15億7百万円(前年同期は5億7千5百万円の利益)となりました。

 同期間の出店状況は、7店舗を出店し、5店舗を閉店したことで、コスメ&ドラッグストア総数は65店舗となりました。

(その他の事業)

 その他の事業においては、昨年3月に売店事業を取得したことにより、売上高は115億4千2百万円(前年同期比244.9%増)、セグメント損失は4億7千9百万円(前年同期は1億7千万円の損失)となりました。

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更はありません。

(4)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。