(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間(2016年4月1日~2016年9月30日)におけるわが国経済は、経済政策や金融政策の効果により企業収益は高い水準にあるものの改善に足踏みがみられ、また、設備投資も持ち直しの動きに足踏みがみられるなど、このところ弱さもみられますが緩やかな回復基調が続いております。しかしながら、米国の金融政策正常化の影響、英国のEU離脱問題、中国を始めとする新興国等の景気下振れリスクなど、先行きについては依然として不透明な状況が続いております。
このような状況の下、当社グループは、事業を通じて、全てのお客様に「いちねんで、いちばんの毎日を。」ご提供し、社会に貢献できる企業を目指しております。基盤事業である自動車総合サービス事業を中心に、ケミカル事業、パーキング事業、機械工具販売事業、合成樹脂事業を展開しております。また、既存事業の強化を進めながら、事業領域の枠にとらわれない新規事業への参入、規模拡大を目的とした積極的なM&A、海外展開にも挑戦しております。
当第2四半期連結累計期間の連結売上高は391億58百万円(対前年同期比10.2%増)、営業利益は28億24百万円(対前年同期比2.6%増)、経常利益は26億93百万円(対前年同期比2.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は19億83百万円(対前年同期比12.9%増)となりました。
各セグメントの業績は、次のとおりであります。なお、下記のセグメント別売上高は、内部売上高消去前の金額であります。
<自動車総合サービス事業>
リースにおきましては、リース契約車両は依然として小型化傾向にありますが、リース化の進んでいない地方市場及び中小口規模の企業を中心に新規販売を積極的に行い、また、既存顧客との取引深耕にも注力した結果、2016年9月末現在リース契約台数は78,242台(対前期末比745台増)となり、リース契約高は152億79百万円(対前年同期比21.1%増)、リース未経過契約残高は673億75百万円(対前期末比1.7%増)となりました。
自動車メンテナンス受託におきましては、当社グループ独自の自動車整備工場ネットワークによる高い点検実施率を強みとしながら、契約台数、契約残高の増加に努めた結果、メンテナンス受託契約台数は80,142台(対前期末比13,315台増)となり、メンテナンス受託契約高は30億16百万円(対前年同期比6.7%増)、メンテナンス未経過契約残高は80億14百万円(対前期末比3.5%増)となりました。
燃料販売におきましては、主に自動車用燃料給油カードにおいて、低燃費車の普及により需要が減少傾向にありますが、既存顧客へのサービス向上並びに新規顧客の獲得に注力いたしました。
損益面では、リースは車両処分の販売単価は低調に推移いたしましたが、前期に株式を取得した子会社の業績及び契約台数が堅調に増加したことが寄与いたしました。自動車メンテナンス受託は契約台数が増加したことで好調を維持いたしましたが、燃料販売は仕入価格上昇が続き販売価格への転嫁が後追いとなり厳しい状況となりました。
この結果、売上高は227億37百万円(対前年同期比17.6%増)、セグメント利益は17億56百万円(対前年同期比2.9%増)となりました。
<ケミカル事業>
ケミカル事業におきましては、商品開発の強化及び品質向上に取り組むとともに、付加価値の高い商品の販売に注力いたしました。
損益面では、工業薬品関連の燃料添加剤の販売が増加いたしました。また、化学品関連では機械工具商向けケミカル製品の販売は堅調に推移いたしましたが、OA機器用ケミカル製品の販売は減少いたしました。
この結果、売上高は53億36百万円(対前年同期比2.2%減)、セグメント利益は5億72百万円(対前年同期比1.0%減)となりました。
<パーキング事業>
パーキング事業におきましては、中長期的に安定した収益基盤を築くため、更なる駐車場数の拡大に努めた結果、2016年9月末現在駐車場管理件数は1,098件(対前期末比79件増)、管理台数は26,496台(対前期末比1,568台増)となりました。
損益面では、新規駐車場の開発が順調に進み、また、既存駐車場の継続的な収益改善活動の効果もあり収益が増加いたしました。
この結果、売上高は25億11百万円(対前年同期比5.9%増)、セグメント利益は2億84百万円(対前年同期比8.9%増)となりました。
<機械工具販売事業>
機械工具販売事業におきましては、取扱アイテムの拡充、オリジナル製品の開発を促進するとともに商品調達コストの軽減に努めてまいりました。
損益面では、空調工具及び計測工具の販売は好調に推移し、また、機械工具及び自動車整備工具の販売も回復してきております。
この結果、売上高は64億13百万円(対前年同期比13.4%増)、セグメント利益は2億36百万円(対前年同期比95.4%増)となりました。
<合成樹脂事業>
合成樹脂事業におきましては、新規顧客の開拓を図るとともに品質改善に努めてまいりました。
損益面では、遊技機業界で型式試験方法の運用が変更になった影響が続いており、遊技機メーカーへの合成樹脂製品の販売は低調に推移いたしました。また、半導体実装装置メーカー等へのセラミックヒーターの販売も減少いたしました。
この結果、売上高は22億96百万円(対前年同期比17.6%減)、セグメント損失は45百万円(前年同期は65百万円のセグメント利益)となりました。
<その他>
その他におきましては、売上高は54百万円(対前年同期比1.7%減)、セグメント利益は11百万円(対前年同期比9.4%減)となりました。
(2)財政状態の分析
<資産の状況>
当第2四半期連結会計期間末における流動資産の残高は419億81百万円となり、前連結会計年度末残高417億37百万円と比べて2億43百万円増加いたしました。これは「現金及び預金」の増加3億57百万円、機械工具販売事業の販売計画に基づく在庫確保による「商品及び製品」の増加3億68百万円、自動車税等の納付による「前払費用」の増加7億94百万円、合成樹脂事業における遊技機メーカーへの合成樹脂製品の販売が減少したこと等による「受取手形及び売掛金」の減少12億80百万円が主な要因であります。
固定資産の残高は710億24百万円となり、前連結会計年度末残高687億4百万円と比べて23億20百万円増加いたしました。これはオペレーティング・リース取引の契約増加による「賃貸資産」の増加10億98百万円、ケミカル事業及び機械工具販売事業における物流拠点用不動産の取得等による「土地」の増加3億58百万円及び有形固定資産「その他」の増加14億25百万円、時価評価等による「投資有価証券」の減少5億30百万円が主な要因であります。
繰延資産の残高は58百万円となり、前連結会計年度末残高40百万円と比べて18百万円増加いたしました。
以上の結果、資産合計は当第2四半期連結会計期間末残高1,130億64百万円となり、前連結会計年度末残高1,104億82百万円と比べて25億82百万円増加いたしました。
<負債の状況>
当第2四半期連結会計期間末における流動負債の残高は364億19百万円となり、前連結会計年度末残高500億32百万円と比べて136億12百万円減少いたしました。これは仕入債務の支払等による「支払手形及び買掛金」の減少12億49百万円、「コマーシャル・ペーパー」の発行による増加10億円、M&A資金の長期転換等による「短期借入金」の減少134億円及び「1年内返済予定の長期借入金」の増加10億36百万円、納税等による「未払法人税等」の減少5億57百万円が主な要因であります。
固定負債の残高は514億74百万円となり、前連結会計年度末残高362億35百万円と比べて152億39百万円増加いたしました。これは新規発行による「社債」の増加48億18百万円、M&A資金の長期転換等による「長期借入金」の増加104億28百万円が主な要因であります。
以上の結果、負債合計は当第2四半期連結会計期間末残高878億94百万円となり、前連結会計年度末残高862億67百万円と比べて16億27百万円増加いたしました。
<純資産の状況>
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は251億70百万円となり、前連結会計年度末残高242億14百万円と比べて9億55百万円増加いたしました。これは「親会社株主に帰属する四半期純利益」の計上による「利益剰余金」の増加19億83百万円、配当金の支払による「利益剰余金」の減少4億23百万円、「自己株式」の取得による株主資本の減少2億29百万円、時価評価による「その他有価証券評価差額金」の減少3億79百万円が主な要因であります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における連結ベースの現金及び現金同等物の四半期末残高は、前連結会計年度末より3億57百万円増加し、18億42百万円となりました。
<営業活動によるキャッシュ・フロー>
営業活動によるキャッシュ・フローは、△5億46百万円(前年同期は△83百万円)となりました。これは主に、「税金等調整前四半期純利益」が30億91百万円になったこと、オペレーティング・リース取引の契約増加により「賃貸資産の純増減額(△は増加)」△64億51百万円が「減価償却費」60億46百万円を上回ったこと、「法人税等の支払額」が△15億40百万円になったこと、「仕入債務の増減額(△は減少)」が△12億74百万円になったこと、「たな卸資産の増減額(△は増加)」が△2億65百万円になったことによるものであります。
<投資活動によるキャッシュ・フロー>
投資活動によるキャッシュ・フローは、△18億34百万円(前年同期は△8億23百万円)となりました。これは主に、ケミカル事業及び機械工具販売事業における物流拠点用土地及び建物等の取得等による「有形及び無形固定資産の取得による支出」△32億47百万円、機械工具販売事業及びパーキング事業における土地及び建物等の売却による「有形及び無形固定資産の売却による収入」13億40百万円によるものであります。
<財務活動によるキャッシュ・フロー>
財務活動によるキャッシュ・フローは、27億38百万円(前年同期は6億84百万円)となりました。これは主に、「借入れによる収入」216億円及び「社債の発行による収入」49億73百万円が、「借入金の返済による支出」△235億34百万円及び「配当金の支払額」△4億23百万円を上回ったことによるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1億85百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)従業員数
2016年9月30日現在
|
セグメントの名称 |
従業員数(人) |
|
|
自動車総合サービス事業 |
343 |
(5) |
|
ケミカル事業 |
241 |
(12) |
|
パーキング事業 |
25 |
(17) |
|
機械工具販売事業 |
131 |
(23) |
|
合成樹脂事業 |
73 |
(3) |
|
報告セグメント計 |
813 |
(60) |
|
その他 |
- |
(-) |
|
全社(共通) |
64 |
(-) |
|
合計 |
877 |
(60) |
(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は( )内に年間の平均人員(1日勤務時間8時間換算)を外数で記載しております。
2.上記従業員数には、嘱託・契約社員97名は含まれておりません。
3.全社(共通)として記載している従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属しているものであります。
(7)生産、受注及び販売の状況
①生産実績
|
セグメントの名称 |
前第2四半期連結累計期間 (自 2015年4月1日 至 2015年9月30日) |
当第2四半期連結累計期間 (自 2016年4月1日 至 2016年9月30日) |
前年同四半期比 (%) |
|
|
自動車総合サービス事業 |
(百万円) |
- |
- |
- |
|
ケミカル事業 |
(百万円) |
2,180 |
2,058 |
94.4 |
|
パーキング事業 |
(百万円) |
- |
- |
- |
|
機械工具販売事業 |
(百万円) |
- |
- |
- |
|
合成樹脂事業 |
(百万円) |
2,362 |
2,153 |
91.2 |
|
報告セグメント計 |
(百万円) |
4,542 |
4,212 |
92.7 |
|
その他 |
(百万円) |
- |
3 |
- |
|
合計 |
(百万円) |
4,542 |
4,215 |
92.8 |
(注)1.金額は製品製造原価ベースで記載しております。
2.当第2四半期連結累計期間においてその他の生産実績が発生しているのは、株式会社イチネン農園が農産物の生産を行っていることによるものであります。
②仕入実績
|
セグメントの名称 |
前第2四半期連結累計期間 (自 2015年4月1日 至 2015年9月30日) |
当第2四半期連結累計期間 (自 2016年4月1日 至 2016年9月30日) |
前年同四半期比 (%) |
|
|
自動車総合サービス事業 |
(百万円) |
5,861 |
7,027 |
119.9 |
|
ケミカル事業 |
(百万円) |
955 |
885 |
92.7 |
|
パーキング事業 |
(百万円) |
1,603 |
1,678 |
104.6 |
|
機械工具販売事業 |
(百万円) |
4,450 |
5,174 |
116.3 |
|
合成樹脂事業 |
(百万円) |
- |
- |
- |
|
報告セグメント計 |
(百万円) |
12,871 |
14,765 |
114.7 |
|
その他 |
(百万円) |
- |
- |
- |
|
合計 |
(百万円) |
12,871 |
14,765 |
114.7 |
③販売実績
|
セグメントの名称 |
前第2四半期連結累計期間 (自 2015年4月1日 至 2015年9月30日) |
当第2四半期連結累計期間 (自 2016年4月1日 至 2016年9月30日) |
前年同四半期比 (%) |
|
|
自動車総合サービス事業 |
(百万円) |
19,281 |
22,685 |
117.7 |
|
ケミカル事業 |
(百万円) |
5,389 |
5,229 |
97.0 |
|
パーキング事業 |
(百万円) |
2,370 |
2,511 |
105.9 |
|
機械工具販売事業 |
(百万円) |
5,653 |
6,380 |
112.9 |
|
合成樹脂事業 |
(百万円) |
2,788 |
2,296 |
82.4 |
|
報告セグメント計 |
(百万円) |
35,484 |
39,103 |
110.2 |
|
その他 |
(百万円) |
55 |
54 |
98.3 |
|
合計 |
(百万円) |
35,539 |
39,158 |
110.2 |
(注)1.総販売実績に対し10%以上に該当する販売先はありません。
2.金額については、セグメント間取引消去後の金額を記載しております。
④自動車総合サービス事業セグメント(リース)の状況
a.リース契約の実行高
|
区分 |
前第2四半期連結累計期間 (自 2015年4月1日 至 2015年9月30日) |
当第2四半期連結累計期間 (自 2016年4月1日 至 2016年9月30日) |
前年同四半期比 (%) |
|
|
輸送用機器 |
(百万円) |
12,614 |
15,238 |
120.8 |
|
その他 |
(百万円) |
1 |
40 |
- |
|
合計 |
(百万円) |
12,616 |
15,279 |
121.1 |
(注)1.リース契約の実行高は、発生額より中途解約額を控除しております。
2.その他の前年同四半期比は1,000%以上のため、記載しておりません。
b.未経過リース料四半期末残高相当額の期日別内訳
所有権移転外ファイナンス・リース取引
|
|
1年以内 (百万円) |
2年以内 (百万円) |
3年以内 (百万円) |
4年以内 (百万円) |
5年以内 (百万円) |
5年超 (百万円) |
合計 (百万円) |
|
前第2四半期連結会計期間末 (2015年9月30日現在) |
5,225 |
4,030 |
2,967 |
1,922 |
999 |
320 |
15,465 |
|
当第2四半期連結会計期間末 (2016年9月30日現在) |
5,501 |
4,387 |
3,359 |
2,268 |
1,404 |
838 |
17,761 |
(注)1.未経過リース料の期日別内訳については、リース投資資産に係るリース料債権部分の決算日後の回収予定額を表示しております。
2.前第3四半期連結会計期間において東電リース株式会社(2015年11月2日付で株式会社イチネンTDリースへ商号変更)の株式を取得したことに伴い、所有権移転外ファイナンス・リース取引における未経過リース料の残高が増加しております。
オペレーティング・リース取引
|
|
1年以内(百万円) |
1年超(百万円) |
合計(百万円) |
|
前第2四半期連結会計期間末 (2015年9月30日現在) |
8,094 |
14,056 |
22,151 |
|
当第2四半期連結会計期間末 (2016年9月30日現在) |
11,673 |
21,624 |
33,298 |
(注)前第3四半期連結会計期間において東電リース株式会社(2015年11月2日付で株式会社イチネンTDリースへ商号変更)の株式を取得したことに伴い、オペレーティング・リース取引における未経過リース料の残高が増加しております。
c.営業成績
|
|
売上高 (百万円) |
売上原価 (百万円) |
差引利益 (百万円) |
資金原価 (百万円) |
売上総利益 (百万円) |
営業資産 平均残高 (百万円) |
利益率 (%) |
|
前第2四半期連結累計期間 (自 2015年4月1日 至 2015年9月30日) |
13,570 |
11,125 |
2,445 |
181 |
2,264 |
48,807 |
9.3 |
|
当第2四半期連結累計期間 (自 2016年4月1日 至 2016年9月30日) |
16,902 |
13,939 |
2,963 |
198 |
2,764 |
62,383 |
8.9 |
⑤自動車総合サービス事業セグメント(自動車メンテナンス受託)の状況
a.メンテナンス契約の実行高
|
区分 |
前第2四半期連結累計期間 (自 2015年4月1日 至 2015年9月30日) |
当第2四半期連結累計期間 (自 2016年4月1日 至 2016年9月30日) |
前年同四半期比 (%) |
|
|
輸送用機器 |
(百万円) |
2,826 |
3,016 |
106.7 |
|
合計 |
(百万円) |
2,826 |
3,016 |
106.7 |
(注)メンテナンス契約の実行高は、発生額より中途解約を控除しております。
b.未経過メンテナンス契約債権の期日別内訳
|
期別 |
1年以内 (百万円) |
2年以内 (百万円) |
3年以内 (百万円) |
4年以内 (百万円) |
5年以内 (百万円) |
5年超 (百万円) |
合計 (百万円) |
|
前第2四半期連結会計期間末 (2015年9月30日現在) |
3,651 |
1,855 |
1,123 |
671 |
250 |
59 |
7,611 |
|
当第2四半期連結会計期間末 (2016年9月30日現在) |
4,027 |
1,910 |
1,099 |
643 |
270 |
62 |
8,014 |