第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期累計期間における、本四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生、又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

なお、重要な事象等は存在していません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものです。

 

(1) 業績の状況

当社の第3四半期(4~6月)は、4月新年度入会の時期から始まります。2021年9月期(第43期)の第3四半期は、新型コロナウイルス感染症の影響から回復し好調でしたが、当期も順調に生徒数を伸ばすことができました。2021年6月に初めて3万人を突破した生徒総数は、2022年6月末時点では前年同期比5.0%増となりました。また、当第3四半期累計期間における期中平均生徒数は31,122人(前年同期比7.7%増)となっています。

3月募集・春期講習は、各学年とも好調でしたが、特に小学生の伸びが目立ち、4月塾生数の増加につながりました。小学生の伸びが大きくなった要因の一つとして、中学生や高校生で満席のスクール・校舎が増えており、そうしたエリアでは「中学生になってからでは入会できないかもしれない」と考えたご家庭が、小学生のうちから入会に動いていることが挙げられます。

 

今春も入試結果が好調で、生徒募集への後押しとなりました。

小中学生部門の入試実績については、神奈川県の公立トップ高校に2,395名(前年比203名増)が合格し、今春も神奈川県全塾中トップの実績を残しました。また現制度を特徴づける特色検査(記述型)を実施した全19校のうち15校において、塾別の合格者数で当社がナンバー1であり、またこの19校の神奈川県全体の合格者数のうち約44.6%をステップ生が占めています。この特色検査は主にトップ校や難関校で実施されており、合否に大きな影響を与える可能性のある試験であるため、ステップでは専門の特色検査対策チームをもうけ、研究を積み重ねながら教材作成を担当しています。

また、ステップ生の通学圏内で最難関の共学校である国立東京学芸大附属高校についても、合格者数は183名(帰国生と内部進学を除く。正規合格者112名は同総数240名のうち46.7%)に達し、14年連続で全塾中トップの合格者を出しています。

高校生部門の今春の大学合格実績は、東京大13名・一橋大12名・東京工業大22名の現役合格者(全47名中43名が神奈川県の公立高校生)を出すことができました。国公立大学の医学部医学科にも10名が現役合格し、国公立大学全体の合格者は過去最高だった前年(270名)を上回る307名(前年比37名増)となりました。また、私立大学においては早稲田大・慶應義塾大・上智大は計468名(前年438名から30名増)、理大MARCH(東京理科大・明治大・青山学院大・立教大・中央大・法政大)は計1,958名(前年1,462名から496名増)と、昨年に続き過去最高を更新しています。

当社の大学合格実績の特長として、上記の実績のほとんどが公立高校生によるものである点が挙げられます。公立高校は、首都圏においては進学実績で私立高校に押されがちとされていますが、受験に向けた態勢をしっかりとれば、公立高校生の第一志望への現役合格を大いに伸ばせるということを、今春も数字として示せたことは大きな意義があると考えています。

 

学童部門では、2020年3月に開校したSTEPキッズ辻堂教室(JR東海道線辻堂駅)、STEPキッズ茅ヶ崎教室(JR東海道線茅ヶ崎駅)が開校3年目に入りました。これまで毎年段階的に募集学年を拡大していましたが、2022年度から小1~小4生の対象全4学年の募集が始まり、これによりSTEPキッズ3教室すべてで4学年募集となっています。これに伴い、6月末時点の学童部門の生徒数は前年同期比33.9%増となりました。

 

また、2022年4月に、藤沢市に「ステップジュニアラボ湘南教室」を開校しました。学童教室STEPキッズでこれまで積み重ねてきた各種のプログラム部門を独立させ、それに特化した教室で、小3~小6生を対象に開始しました。開講プログラムは、算数、国語、英語、サイエンス、プログラミング、英検、英会話、ダンス、音楽、フルート教室、手芸、作文でスタートしました。小学生の様々な学ぶ意欲、成長意欲に積極的に応えていく新機軸のスクールである「ステップジュニアラボ」 は、主に低学年の児童教育の研究の場として、STEPキッズと一体となって成長させていきたいと考えています。

 

当事業年度中の新規開校は、小中学生部門で3スクールを3月に開校しました。武蔵新城スクール(JR南武線武蔵新城駅、川崎市中原区)、武蔵中原スクール(JR南武線武蔵中原駅、川崎市中原区)、向ヶ丘遊園スクール(小田急線向ヶ丘遊園駅、川崎市多摩区)と、いずれも当社が今後ドミナント展開の中心としていく川崎地区の校舎です。

これらの新スクールとステップジュニアラボ湘南教室開校の結果、スクール数は小中学生部門138スクール、高校生部門15校、個別指導部門1校、学童部門3校と新設のジュニアラボ1校の計158校となっています。

また、引き続き増設・移転にも注力しています。小中学生部門では、秦野スクールを2022年6月下旬により広い新築物件に移転しました。高校生部門では、3月に2号館を開校したばかりである横浜校において、依然として高1・高2生の満席が続いていることから、7月には1号館を増床しました。

 

4月下旬よりYouTube公式チャンネルを開設し、情報発信を本格的にスタートさせました。高校や大学の紹介、当社の各部門や部署の紹介、教師研修の様子などを動画で公開しています。このYouTubeチャンネルの目的は、「ステップをより知っていただき、ファンを増やす」ことです。塾生や保護者の方はもちろん、全国の多くの学生にステップの存在や特長を知ってもらうことで、今後、採用活動にもプラスになっていくものと考えています。

また、今春、教師の給与水準の引き上げ(ベースアップ)を実施いたしました。今後も積極的に教師の待遇の向上を図り、優秀な人材の確保に努めてまいります。

なお、当社は7月21日開催の取締役会において、当社の従業員360名に対し、譲渡制限付株式報酬として153百万円の自己株式の処分を行うことを決議いたしました。詳細につきましては、「第4 経理の状況 1 四半期財務諸表 注記事項 (重要な後発事象)」をご参照下さい。

 

当第3四半期累計期間の売上高は10,001百万円(前年同四半期比6.7%増)、営業利益は2,563百万円(前年同四半期比13.4%増)、経常利益は2,616百万円(前年同四半期比12.3%増)、四半期純利益は1,801百万円(前年同四半期比12.3%増)となりました。なお、収益認識に関する会計基準等の適用により、売上高は81百万円減少し、営業利益、経常利益及び税金等調整前四半期純利益においても、それぞれ同額の81百万円減少しています。

 

(2) 財政状態の分析

① 資産

当第3四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末比877百万円減の25,912百万円となりました。

流動資産は、現金及び預金の減少等により前事業年度末比952百万円減の8,015百万円となりました。

固定資産は、建物や差入保証金の増加等により前事業年度末比74百万円増の17,896百万円となりました。

 

② 負債

当第3四半期会計期間末における負債は、前事業年度末比1,887百万円減の2,028百万円となりました。

流動負債は、1年内返済予定の長期借入金の減少等により前事業年度末比1,904百万円減の1,537百万円となりました。

固定負債は、長期借入金の減少等はありましたが、資産除去債務の増加等により前事業年度末比16百万円増の491百万円となりました。

 

③ 純資産

当第3四半期会計期間末における純資産は、配当金の支払がありましたが、四半期純利益の計上等により、前事業年度末比1,009百万円増の23,883百万円となりました。

これにより、自己資本比率は前事業年度末に比べ、6.8ポイントアップの92.2%となりました。

 

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結はありません。