第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、以下の契約を解消しております。

技術提携契約

契約
会社名

相手方

契約名称

契約概要

契約期間

名称

国名

当社

The ServiceMaster

Company

米国

トゥルグリーンサービス国際ライセンス契約

トゥルグリーン業務の実施許諾契約

自 平成10年10月9日

至 平成20年10月8日

以降10年毎の自動更新

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものであります。

 なお、第1四半期連結累計期間より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、「四半期純利益」を「親会社株主に帰属する四半期純利益」としております。

 

(1)業績の状況

当第3四半期連結累計期間(平成27年4月1日~平成27年12月31日)の我が国経済は、雇用や所得環境の改善等を背景に、総じて回復基調にあったものの、中国経済の減速懸念等から先行き不透明な状況が続きました。当社を取り巻く環境は、個人消費が今一つ力強さを欠く中、消費者ニーズの多様化が一層進み、他業種との競争が一段と激しさを増しております。

そのような中当社は、ホスピタリティに溢れたお客様への対応をベースに、当社が展開しているすべての事業がひとつになって対応できる企業を目指す「ONE DUSKIN」の実現に向けて、その第1フェーズとなる「中期経営方針2015」をスタートさせ、各種取り組みに着手しております。クリーン・ケアグループにおいては、衛生管理に関する高度な専門知識を有する人材「ハイジーンマスター」の育成推進、総合オンラインストアAmazon.co.jp(以下、Amazon)との連携によるAmazon「リフォームストア」経由での役務提供サービスの受注開始等、衛生管理マネジメント事業への変革を始動しました。フードグループにおいては、コンビニエンスストアやドーナツ専門店等、様々な業態の参入により競争環境が激化しているミスタードーナツのブランド再構築に着手し、バラエティ豊かな手作り・できたて商品を提供するという最大の強みを活かしながら、楽しさやわくわく感を演出し、新しい価値を常に発信し続ける新しいコンセプトのショップへの改装をスタートしました。更には、ミートパイとコーヒーを主力としたパイ専門店「パイフェイス」をオープンする等、ミスタードーナツに続く柱となる事業の開発にも注力しております。

当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、クリーン・ケアグループは第3四半期(10~12月)に入り若干鈍化したものの好調に推移した一方、フードグループが低調で、連結売上高は前年同期から2.3%減少し、1,252億67百万円となりました。利益面におきましては、クリーン・ケアグループの大幅増益に伴い、連結営業利益45億3百万円(前年同期比8.7%増)、連結経常利益56億29百万円(前年同期比3.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益38億24百万円(前年同期比12.5%増)となりました。

 

(単位:百万円)

 

前第3四半期

(平成27年3月期第3四半期)

当第3四半期

(平成28年3月期第3四半期)

増減額

 

増減率

連結売上高

128,201

125,267

△2,933

△2.3%

連結営業利益

4,141

4,503

362

8.7%

連結経常利益

5,814

5,629

△184

△3.2%

親会社株主に帰属する四半期純利益

3,398

3,824

425

12.5%

 

 

<セグメント毎の状況>

   ①クリーン・ケアグループ

主力のダストコントロール商品の売上高は、上半期は横這いに留まったものの、第3四半期(10~12月)に販売商品の売上高が減少したこと等により、第3四半期累計では前年同期の売上高を下回る結果となりました。クリーン・ケアグループ全体では、好調が続くレントオール事業(日用品、イベント用品等のレンタル)やその他の事業が牽引し、売上高は前年同期対比で6億50百万円(0.8%)増加し、840億92百万円となりました。

営業利益につきましては、増収に伴う増加に加え、「スタイルクリーナー」(新型の置き型式掃除機)の原価が減少したこと、前年同期中に開催した全国のお客様係を対象とした地域大会に係る費用が当期は発生しないこと等により増益となり、103億28百万円(前年同期比20.5%増)となりました。

 

(単位:百万円)

 

前第3四半期

(平成27年3月期第3四半期)

当第3四半期

(平成28年3月期第3四半期)

増減額

 

増減率

売上高

83,441

84,092

650

0.8%

営業利益又は

営業損失(△)

8,572

10,328

1,756

20.5%

 

家庭向けのダストコントロール商品につきましては、“簡単・手軽”且つ“健康”を意識した掃除スタイルを体現したセット商品「おそうじベーシック3」(フロアモップ「LaLa」、ハンディモップ「shushu」、「スタイルクリーナー」のセット)の販売に引き続き注力しましたが、その他のモップ商品の減少が大きく、全体では前年同期の売上高を下回りました。

商品別に見ますと、「おそうじベーシック3」の売上高が大きく増加した一方、それを除くモップ商品は減少、「くらしキレイBOX」や「芳香消臭剤」等の販売商品、フィルター商品、浄水器の売上高も減少しました。他方、人気販売商品である「台所用スポンジ」は、期中リニューアル後も好調に推移し、前年同期の売上高を大きく上回りました。

事業所向けのダストコントロール商品につきましては、デザイン性や品質では他社の追随を許さない屋内専用のオーダーメイドマット「インサイド」の訴求に注力しましたが、マット商品全体の売上高は減少し、その結果全体の売上高も減少しました。

商品別に見ますと、マット商品では、主力の「ベーシックマット」の他、「インサイド」や「うす型吸塵吸水マット」等の当社独自の高機能マットの売上高は増加しましたが、オーダーメイドマット等その他のマット商品売上高は減少しました。その他では、前期発売の脱臭機「キューブ」等の売上高が減少しましたが、新たなお客様との接点作りツールの1つとして当期導入した、飲み物等をその場で手軽に購入することができる「配置ドリンクサービス」は販売数を伸ばしております。

役務提供サービスにつきましては、サービススタッフの増員を図る等、増加傾向にある市場ニーズへの対応を強化した結果、お客様売上が増加しロイヤルティが増加しました。加えて、サービス実施時に使用する資器材等の売上高も回復したことで、前年同期の売上高を上回りました。

 

  ②フードグループ

新たなフード事業の出店により直営店売上が増加したものの、ミスタードーナツのお客様売上が減少したことに伴う加盟店への原材料等売上の減少、ロイヤルティの減少等によりフードグループの売上高は、前年同期対比で38億27百万円(10.4%)減少し329億88百万円となりました。 利益面につきましては、原材料廃棄の減少や販促費用の削減等による経費減少がありましたが、減収に伴う利益減少影響が大きく、前年同期対比で10億25百万円減少し、11億3百万円の営業損失を計上することとなりました。(前年同期の営業損失は78百万円)

 

(単位:百万円)

 

前第3四半期

(平成27年3月期第3四半期)

当第3四半期

(平成28年3月期第3四半期)

増減額

 

増減率

売上高

36,816

32,988

△3,827

△10.4%

営業利益又は

営業損失(△)

△78

△1,103

△1,025

 

 

コンビニエンスストア各社の積極的なドーナツ販売が続く中、当期のミスタードーナツは、ミスタードーナツでしか味わえない高付加価値商品や季節感のある商品の開発・販売に注力しております。第1四半期(4~6月)はクッキーとベーグルのハイブリッドドーナツ「ブルックリン メリーゴーランド」、昨年好評を得たアイス系デザート「コットンスノーキャンディ」をリニューアルして発売しました。第2四半期(7~9月)は冷やして食べてもおいしい「ミスターサマードーナツ」や季節限定の「マロンドーナツ」等、第3四半期(10~12月)は、ハロウィーン時期には食感が特徴の「ポン・デ・シュードーナツ」をハロウィーン専用ボックスに入れて発売、クリスマス時期にはフランスの伝統菓子パリブレストをアレンジした「ミスターパリブレスト」を発売しました。しかしながら、前年同期に発売した新商品に比べると商品力や話題性ともに欠け、また来店に繋げるためのインパクトあるプロモーションが展開できず、更には不採算店の閉店を進めた結果、稼働店舗数が減少したこともあり第3四半期累計全店お客様売上は、前年同期に比べて大きく減少しました。

ミスタードーナツに続く柱をつくることに注力しているその他のフード事業につきましては、店舗数増加を主因に売上高が増加しました。幅広い年齢層に支持され依然として好調に推移しているとんかつレストラン「かつアンドかつ」は11月に「精華町店(京都府相楽郡)」、郊外型大型ベーカリーショップ「ベーカリーファクトリー」は7月に「豊中緑丘店(大阪府豊中市)」、シフォンケーキ専門店「ザ・シフォン&スプーン」は4月に「コクーンシティ店(さいたま市)」をそれぞれオープンし、更には、オーストラリア発祥の「パイフェイス」を10月に川崎市、11月に東京都渋谷区にオープンしました。

 

   ③その他

その他の売上高は、為替が円安に推移していることや日本国内でのペーパータオルの需要が増えたことで楽清香港有限公司(原材料及び資器材の調達)が増収となったことを主因に、前年同期から2億43百万円(3.1%)増加し81億86百万円となりました。利益面につきましては、海外事業における決算期差異に関する未達取引修正の影響等により、前年同期から2億7百万円(519.4%)減少し1億67百万円の営業損失を計上することとなりました。なお、リース及び保険代理業を手掛けるダスキン共益株式会社は減収減益、病院施設のマネジメントサービスの株式会社ダスキンヘルスケアは増収減益となりました。

 

(単位:百万円)

 

前第3四半期

(平成27年3月期第3四半期)

当第3四半期

(平成28年3月期第3四半期)

増減額

 

増減率

売上高

7,943

8,186

243

3.1%

営業利益又は

営業損失(△)

39

△167

△207

△519.4%

 

海外事業の動静につきましては、クリーン・ケア事業を展開している台湾、中国、韓国は、いずれもお客様売上は前年同期を上回り、特に上海の家庭向けダストコントロール商品売上は好調に推移しました。ミスタードーナツ事業は、台湾、韓国、マレーシアは順調で前年同期のお客様売上を上回りましたが、国内情勢の不安等で経済成長が鈍化したタイ、フィリピンのお客様売上が減少しました。また、中国は1店舗当たり売上が増加しましたが、店舗数減少により総お客様売上は前年同期を下回りました。なお、昨年5月に1号店をオープンしたインドネシアは順調に推移しております。

 

なお、上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

(2)財政状態に関する説明

当第3四半期連結会計期間末における総資産残高は、1,885億59百万円となりました。前連結会計年度末(以下「前期末」という)と比較して99億16百万円減少しております。その要因は、有価証券が70億38百万円、繰延税金資産(固定)が23億83百万円、投資有価証券が13億48百万円減少したこと等であります。

負債残高は390億84百万円となり、前期末と比較して41億95百万円減少しております。その要因は、賞与引当金が15億79百万円、未払消費税等及び預り金の減少により流動負債のその他が15億15百万円、未払法人税等が11億22百万円減少したこと等であります。

 純資産残高は1,494億74百万円となり、前期末と比較して57億21百万円減少しております。その要因は、その他有価証券評価差額金が33億25百万円、利益剰余金が14億70百万円増加したことに対し、自己株式の取得により105億6百万円減少したこと等によるものであります。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、7億19百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(5)主要な設備

前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設、休止、大規模改修、除却、売却等について、当第3四半期連結累計期間に著しい変更があったものは、次のとおりであります。

大規模改修

提出会社

事業所名

所在地

セグメントの名称

設備の内容

投資予定金額(百万円)

資金調達
方法

着手及び完了予定年月

完成後の
増加能力

総額

既支払額

着手

完了

生産本部

大阪府

吹田市

クリーン・ケアグループ

生産事業所システム再構築

2,500

2,217

自己資金

平成24年

3月

平成28年

2月

(注)1

(注)1.販売又は生産能力に重要な影響はありません。

2.上記の金額には消費税等は含まれておりません。

3.完了予定月を延期しております。