第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

平成28年6月9日開催の取締役会において、Big Apple Worldwide Holdings Sdn.Bhd.の株式を取得し、子会社化することについて決議し、同日付で株式譲渡契約を締結いたしました。

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものであります。

 

(1)業績の状況

当第1四半期連結累計期間(平成28年4月1日~平成28年6月30日、以下「当第1四半期」)の我が国経済は、雇用や所得環境の改善等を背景に、総じて緩やかな回復基調で推移しました。しかしながら、中国等海外経済の減速懸念が続く中で、4月には「熊本地震」が発生、更に6月には英国国民投票におけるEU(欧州連合)からの離脱決定等、先行きの不透明感が一段と高まった感があります。

そのような環境の中当社は、業績を回復させ再び成長軌道に乗せることに主眼を置く「中期経営方針2015」の2年目を迎えております。前期増収増益に転じたクリーン・ケアグループにおいては、今後の成長への道筋を確たるものとすべく、当社最大の強みであるお客様との接点を更に強化、多様化を図ることを目的とした種々の検証を前期から継続して着実に実行しつつ、生産・物流・調達及び情報システム等のコスト構造の見直しにも取り組んでおります。フードグループにおいては、主力のミスタードーナツは、お客様のニーズに適う商品開発に注力すると共にブランドの再構築に取り組み、その他フード事業の育成も引き続き推進しております。更には、マレーシアのドーナツチェーン企業の子会社化等、海外事業の拡大にも取り組んでおります。

当第1四半期の業績につきましては、クリーン・ケアグループ、フードグループとも減収となり連結売上高は、前年同期から3億94百万円(1.0%)減少し406億20百万円となりました。連結営業利益は、減収影響に加えて退職給付費用の増加(3億円)、クリーン・ケアグループ販売促進費の使用時期前倒し等による費用の増加(4億円)等により前年同期から6億85百万円(61.6%)減少し4億26百万円、連結経常利益は7億3百万円(44.4%)減少し8億82百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期から4億55百万円(49.7%)減少し4億61百万円となりました。

(単位:百万円)

 

前第1四半期

(平成28年3月期第1四半期)

当第1四半期

(平成29年3月期第1四半期)

増 減

 

 増減率(%)

連結売上高

41,015

40,620

△394

△1.0

連結営業利益

1,111

426

△685

△61.6

連結経常利益

1,586

882

△703

△44.4

親会社株主に帰属する

四半期純利益

916

461

△455

△49.7

 

<セグメント毎の状況>

①クリーン・ケアグループ

主力のダストコントロール商品の売上高は、前期にフランチャイズ加盟店から譲受した拠点の売上高が計上されたものの、当社からの出荷売上が僅かに減少したことで前年同期の売上高を下回る結果となりました。レントオール事業(日用品、イベント用品等のレンタル)やユニフォーム関連事業は増収になったものの、クリーン・ケアグループ全体の売上高は、前年同期から62百万円(0.2%)減少し273億13百万円となりました。利益面につきましては、「スタイルクリーナー」の原価減少等があったものの、全国折込チラシやテレビCM等の販売促進を前倒しで実施したことに伴う販売促進費の増加等により、前年同期に比べ1億14百万円(4.5%)減少し24億42百万円となりました。

(単位:百万円)

 

前第1四半期

(平成28年3月期第1四半期)

当第1四半期

(平成29年3月期第1四半期)

増 減

 

 増減率(%)

売上高

27,375

27,313

△62

△0.2

営業利益

2,557

2,442

△114

△4.5

 

当社からの出荷売上につきましては、家庭向けのダストコントロール商品の売上高は減少しました。販売に注力しているフロアモップ「LaLa」、ハンディモップ「shushu」、「スタイルクリーナー」のセット商品「おそうじベーシック3」の売上高は増加したものの、その他のモップの売上高が減少した結果、モップ商品全体では前年同期の売上高を下回った他、前期7月にリニューアルと同時に価格改定を実施した「台所用スポンジ」の売上高が、前年同期の加盟店による駆け込み仕入れの反動により減少、フィルター商品や浄水器関連商品等の売上高も減少しました。

事業所向けのダストコントロール商品は、新たなお客様との接点作りツールの1つとして前期発売を開始した「配置ドリンクサービス」が当期も順調に推移している他、宅配水ボトルの交換が不要で水道水を注ぐだけの浄水機能付きウォーターサーバー、「芳香ドーム(小便器用洗浄防汚芳香剤)」等、当期の新発売商品の売上寄与もあり、前年同期の売上高を上回りました。しかしながら、主力商品であるマット商品につきましては、屋内専用オーダーメイドマット「インサイド」、「うす型吸塵吸水マット」等の当社独自の高機能マットの売上高は前期に引き続き好調に推移しましたが、その他のマット売上高が減少した結果、全体では微減となりました。

役務提供サービスにつきましては、サービス実施時に使用する資器材のフランチャイズ加盟店向け売上高は減少したものの、市場のニーズが高まる中サービススタッフの増員を図ったことで「エアコンクリーニング」や「家事おてつだいサービス」等、お客様売上増加に伴いロイヤルティ収入は増加しました。更に、前期にフランチャイズ加盟店から譲受した拠点の売上高も加わり、役務提供サービス全体の売上高は前年同期を上回りました。

 

②フードグループ

ミスタードーナツのお客様売上減少に伴い、ロイヤルティ収入、加盟店への原材料等売上高が減少しました。その他のフード事業の売上高は増加しましたが、フードグループ全体の売上高は前年同期から4億68百万円(4.3%)減少し104億23百万円となりました。利益面につきましては、減収影響に加え製商品運賃の増加等により前年同期から3億76百万円減少し4億43百万円の営業損失を計上することとなりました。(前年同期の営業損失は67百万円)

(単位:百万円)

 

前第1四半期

(平成28年3月期第1四半期)

当第1四半期

(平成29年3月期第1四半期)

増 減

 

 増減率(%)

売上高

10,892

10,423

△468

△4.3

営業損失(△)

△67

△443

△376

 

フードグループの中心であるミスタードーナツは、4月にクロワッサン生地をマフィン型に成形した新食感の「クロワッサンマフィン」、5月には和素材をテーマにした「和ドーナツ」、6月にはブームとなっている「塩パン」をアレンジした「塩ドーナツ」、一昨年の新発売以来変わらない人気の「コットンスノーキャンディ」等、当期もミスタードーナツならではの商品開発・販売に注力しました。同時に、お客様の店舗への来店を喚起するため、人気タレントを使ったテレビCMの放映、手作り・できたての商品を提供する“製販一体”という最大の強みを活かして店頭での試食活動等に積極的に取り組んでおります。

その一方で、中期的なブランド再構築を目指した活動にも注力しており、新しいコンセプトの店舗「/21」タイプへの改装を促進しております。改装が完了した店舗は順調に推移しておりますが、改装に伴う一時的な休店や不採算店舗のクローズによる稼働店舗数の減少影響が大きく、全店お客様売上は前年同期を下回る結果となりました。

その他のフード事業につきましては、店舗数が減少した「ザ・どん」「カフェデュモンド」が減収となった一方、4月に「舞浜イクスピアリ店(千葉県浦安市)」をオープンした「パイフェイス」、同月「KITTE博多店(福岡市)」「セブンパークアリオ柏店(千葉県柏市)」をオープンした「ザ・シフォン&スプーン」、前期中の出店で稼働店舗数が増加した「かつアンドかつ」「ベーカリーファクトリー」が増収となり、全体では前年同期の売上高を上回りました。なお、前期2月から単独店での検証をスタートした「アイス・デ・ライオン」は、4月に検証2号店「ニトリモール枚方店(大阪府枚方市)」をオープンしました。

 

③その他

その他の売上高は、リース及び保険代理業を手掛けるダスキン共益株式会社、病院施設のマネジメントサービスの株式会社ダスキンヘルスケアの国内連結子会社はいずれも増収増益となりました。ペーパータオルの取扱量が減少した楽清香港有限公司(原材料及び資器材の調達)は減収となりましたが、楽清(上海)清潔用具租賃有限公司(中国(上海)でクリーン・ケア事業を展開)が好調に推移したことに加えて、中国(上海)でミスタードーナツ事業を展開する美仕唐納滋(上海)食品有限公司の出資持分を前期8月に追加取得し、新たに連結子会社化したこともあって、その他全体の売上高は、前年同期対比1億36百万円(5.0%)増加し28億83百万円となりました。利益面につきましては、前年同期から44百万円(75.7%)増加し1億2百万円となりました。

(単位:百万円)

 

前第1四半期

(平成28年3月期第1四半期)

当第1四半期

(平成29年3月期第1四半期)

増 減

 

 増減率(%)

売上高

2,747

2,883

136

5.0

営業利益

58

102

44

75.7

海外事業の動静につきましては、クリーン・ケア事業を展開している台湾、中国(上海)、韓国につきましては、いずれもお客様売上は前年同期を上回り、特に中国(上海)の家庭向けダストコントロール商品売上は好調に推移しました。ミスタードーナツ事業は、台湾、中国(上海)、韓国、タイ、フィリピンは順調で前期のお客様売上を上回りましたが、計画どおりの出店ができなかったマレーシアのお客様売上は減少しました。なお、昨年5月に1号店をオープンしたインドネシアは順調に推移しております。

 

なお、上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

(2)財政状態に関する説明

当第1四半期連結会計期間末における総資産残高は、1,853億93百万円となりました。前連結会計年度末(以下「前期末」という)と比較して49億28百万円減少しております。その要因は、短期運用の有価証券が45億円減少したこと等であります。

負債残高は436億2百万円となり、前期末と比較して30億71百万円減少しております。その要因は、賞与引当金が14億28百万円、未払金が10億53百万円減少したこと等であります。

純資産残高は1,417億91百万円となり、前期末と比較して18億57百万円減少しております。その要因は、その他有価証券評価差額金が13億15百万円、利益剰余金が6億49百万円減少したこと等によるものであります。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1億67百万円であります。

なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(5)主要な設備

当第1四半期連結累計期間末における新たな計画は、次のとおりであります。

大規模改修

提出会社

事業所名

所在地

セグメントの名称

設備の内容

投資予定金額(百万円)

資金調達
方法

着手及び完了予定年月

完成後の
増加能力

総額

既支払額

着手

完了

全社

大阪府

吹田市

全社

本部管理系システムの刷新に関する投資

1,800

自己資金

平成28年

8月

平成31年

8月

(注)1

(注)1.販売又は生産能力に重要な影響はありません。

2.上記の金額には消費税等は含まれておりません。

 

その他、前連結会計年度末に計画中であった主要な設備の新設、除却等について、重要な変更はありません。