文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間(平成28年4月1日~平成28年12月31日、以下「当第3四半期」)の我が国経済は、雇用や所得環境の改善等を背景に、全体としては緩やかな回復基調で推移したものの、個人消費は伸び悩み、今一つ力強さを欠く展開となりました。中国経済の減速、英国のEU(欧州連合)からの離脱決定、米国大統領の交代等、海外経済の不確実性は高まり、先行きの不透明感が一段と増した感があります。
そのような環境の中、「中期経営方針2015」(浸透と徹底)の2年目を迎えている当社は、業績回復に向けた各種取り組みとその後の業容拡大のための礎作りに注力しております。クリーン・ケアグループでは、当社最大の強みであるお客様との接点強化・多様化のための種々検証、生産・物流・調達及び情報システム等のコスト見直し、フードグループにおいては、ミスタードーナツのブランド再構築とミスタードーナツに次ぐ事業の育成に引き続き取り組み、更には、マレーシアのドーナツチェーン企業の子会社化等海外事業の拡大、顕在化しつつある人材不足への対応やコーポレートガバナンス強化に取り組んでおります。
当第3四半期は、クリーン・ケアグループは増収となったもののフードグループが減収となったことにより、連結売上高は前年同期から15億91百万円(1.3%)減少し1,236億76百万円となりました。利益面につきましては、減収影響に加え、退職給付費用や原材料等の配送費用等の増加があったものの、「スタイルクリーナー」の原価減少や原材料等の仕入コスト削減により原価率が改善し、連結営業利益は前年同期から6億29百万円(14.0%)増加し51億32百万円、連結経常利益は7億56百万円(13.4%)増加し63億85百万円となりました。固定資産廃棄損、関係会社清算損等が減少した一方で、前期第3四半期に計上した投資有価証券売却益がなくなったことや4月に発生した熊本地震に伴う損失を計上したこと等により特別損益が悪化しましたが、過年度に減損処理を行った関係会社株式の譲渡に伴い税金費用が減少した結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期から5億46百万円(14.3%)増加し43億71百万円となりました。
(単位:百万円)
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前第3四半期 (平成28年3月期第3四半期) |
当第3四半期 (平成29年3月期第3四半期) |
増 減 |
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増減率 (%) |
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連結売上高 |
125,267 |
123,676 |
△1,591 |
△1.3 |
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連結営業利益 |
4,503 |
5,132 |
629 |
14.0 |
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連結経常利益 |
5,629 |
6,385 |
756 |
13.4 |
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親会社株主に帰属する 四半期純利益 |
3,824 |
4,371 |
546 |
14.3 |
<セグメント毎の状況>
①クリーン・ケアグループ
主力のダストコントロール商品は、フランチャイズ加盟店向け売上高は減少したものの、フランチャイズ加盟店から前期に譲受した拠点の売上が計上されたこと等により、前年同期並みの売上高となりました。加えて、レントオール事業(日用品、イベント用品等のレンタル)、ユニフォーム関連事業、化粧品関連事業も増収となりクリーン・ケアグループ全体の売上高は、前年同期から4億87百万円(0.6%)増加し845億80百万円となりました。
営業利益につきましては、販売促進費の増加、退職給付費用の増加等により経費が増加したものの、「スタイルクリーナー」の原価減少、マット等の新布投入の減少、更には重油価格下落の影響も加わり売上原価が改善した結果、前年同期に比べ2億85百万円(2.8%)増加し106億14百万円となりました。
(単位:百万円)
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前第3四半期 (平成28年3月期第3四半期) |
当第3四半期 (平成29年3月期第3四半期) |
増 減 |
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増減率 (%) |
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売上高 |
84,092 |
84,580 |
487 |
0.6 |
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営業利益又は営業損失 (△) |
10,328 |
10,614 |
285 |
2.8 |
家庭向けの主力商品であるモップ商品は、販売に注力しているフロアモップ「LaLa」、ハンディモップ
「shushu」、「スタイルクリーナー」をセットにした商品「おそうじベーシック3」の売上高は増加したものの、その他モップの売上高が減少し、前年同期の売上高を下回りました。その他商品では、丸ごと水洗いすることでダニのフンや死がい、汗等の汚れを取り除く「ふとん丸洗い宅配サービス」が、宅配便でやり取りする手軽さとwebサイトの充実、チラシ等によるサービス認知度向上の結果、前年同期の売上高を上回った一方、前期7月にリニューアルと同時に価格改定を実施し、前年同期に加盟店による駆け込み仕入れがあった「台所用スポンジ」、フィルター商品や浄水器関連商品等の売上高は減少しました。なお当期9月より、一部地域で「ロボットクリーナーSiRo」のレンタルを開始しております。
また、事業所向けの主力商品であるマット商品は、屋内専用オーダーメイドマット「インサイド」、「うす型吸塵吸水マット」等、当社独自の高機能マットは前期に引き続き好調に推移したものの、その他マットの売上高が減少し、全体では微減となりました。しかしながら、新たなお客様との接点作りツールの1つとして前期発売を開始した「配置ドリンクサービス」が当期も順調に推移している他、宅配水ボトルの交換が不要で水道水を注ぐだけの浄水機能付きウォーターサーバー、「芳香ドーム(小便器用洗浄防汚芳香剤)」等、当期の新発売商品の売上も順調に推移しました。
役務提供サービスにつきましては、市場ニーズの高まりを受けサービススタッフの増員を図ったことで「エアコンクリーニング」や「家事おてつだいサービス」等のお客様売上が増加しロイヤルティ収入は増加しました。更に、当期より新たにサービスを開始した「ホームリペア(壁や床の補修サービス)」の寄与等があったものの、サービス実施時に使用する資器材のフランチャイズ加盟店向け売上高が減少し、役務提供サービス全体の売上高は前年同期を下回りました。
②フードグループ
ミスタードーナツを除くその他フードの売上高は増加しましたが、主力であるミスタードーナツは、お客様売上が減少したことにより、ロイヤルティ収入、加盟店への原材料等売上高が減少し、フードグループの売上高は前年同期から21億92百万円(6.6%)減少し307億96百万円となりました。利益面につきましては、減収の影響や原材料等の配送費の増加もあって、依然として営業損失5億10百万円を計上することになったものの、原材料等の仕入コスト削減による原価率の改善や販売促進費用等の削減により前年同期と比べると5億93百万円増加しました。
(単位:百万円)
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前第3四半期 (平成28年3月期第3四半期) |
当第3四半期 (平成29年3月期第3四半期) |
増 減 |
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増減率 (%) |
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売上高 |
32,988 |
30,796 |
△2,192 |
△6.6 |
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営業利益又は営業損失 (△) |
△1,103 |
△510 |
593 |
- |
ミスタードーナツは、第1、第2四半期の「クロワッサンマフィン」「ハロウィーンドーナツ」等に引き続き、季節催事をモチーフにした季節感あふれる商品として第3四半期には、クリスマスパーティー等で家族や友人とシェアして楽しむ「ビッグドーナツ」、好評の「ドーナツポップ」をクリスマス限定でカラフルに仕上げた「ドーナツポップ クリスマス」等を発売すると共に、“スヌーピー”をキャラクターに使用したパーティーで活用できるプレート等とのセット「misdo SNOOPY クリスマスパーティーセット」を限定販売する等、話題性のある企画を展開しました。更には、「ミスドファンミーティング」から生まれた取り組み「夢のドーナツフェア」(人気の定番ドーナツをアレンジして開発した商品を期間限定で販売)や「ドーナツビュッフェ」(予約制の制限時間内食べ放題企画)、健康志向の高まりを受けて開発した「カフェインレスコーヒー」の販売を開始する等、お客様の声を活かした商品の開発、販売にも注力しました。また11月には、いつでも幅広いお客様にドーナツを楽しんでいただくことを目的に価格見直しを実施し、一部定番商品の価格を引き下げました。更には、ソフトバンク株式会社の「SUPER FRIDAY」(SoftBankのスマートフォン利用者全員に金曜日に利用できるクーポンを配信するキャンペーン)への参加も奏功し、12月単月のお客様売上は前年同期を上回りました。しかしながら、不採算店舗クローズに伴う稼働店舗数の減少影響等により、当第3四半期の全店お客様売上は前年同期を下回る結果となりました。
一方当期は、期初から中期的なブランド再構築を目指した新しいコンセプトの店舗タイプ「V/21」への改装を促進してまいりましたが、11月には前述の価格見直し及び今後の店舗展開を主眼とする新事業方針を発表しました。来店お客様数は増加に転じており、今後はその方針に沿って業績回復を目指してまいります。な
お、お客様の利便性が高い商業施設や駅近隣立地への出店を目指して開発を進めてきたテイクアウト専門店「Mister Donut to go」の1号店を11月に出店しました。
③その他
その他につきましては、期中の為替が前年同期の水準に比べて円高で推移したことに加えて、ダスキン共益株式会社(リース及び保険代理業)が減収となった他、楽清香港有限公司(原材料及び資器材の調達)もペーパータオルの取扱量減少により減収となりました。しかしながら、楽清(上海)清潔用具租賃有限公司(中国(上海)でクリーン・ケア事業を展開)が好調に推移したことに加え、前期8月に出資持分を追加取得し新たに連結子会社となった美仕唐納滋(上海)食品有限公司(中国(上海)でミスタードーナツ事業を展開)の売上が計上されたこと、病院施設のマネジメントサービスを手掛ける株式会社ダスキンヘルスケアが増収となったことで、その他全体の売上高は、前年同期から1億13百万円(1.4%)増加し82億99百万円となりました。
営業利益につきましては、前年同期から3億13百万円増加し1億45百万円となりました。
(単位:百万円)
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前第3四半期 (平成28年3月期第3四半期) |
当第3四半期 (平成29年3月期第3四半期) |
増 減 |
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増減率 (%) |
|||
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売上高 |
8,186 |
8,299 |
113 |
1.4 |
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営業利益又は営業損失 (△) |
△167 |
145 |
313 |
- |
海外事業の動静につきましては、クリーン・ケア事業を展開している台湾、中国(上海)、韓国のお客様売上はいずれも前年同期を上回りました。一方、ミスタードーナツ事業は、台湾、韓国、フィリピン、マレーシア、インドネシアは順調に推移しておりますが、中国(上海)、タイのお客様売上は減少しました。
なお、上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末における総資産残高は、1,891億34百万円となりました。前連結会計年度末(以下「前期末」という)と比較して11億87百万円減少しております。その要因は、有価証券が50億13百万円減少したことに対し、投資有価証券が26億70百万円増加したこと等であります。
負債残高は459億円となり、前期末と比較して7億72百万円減少しております。その要因は、賞与引当金が11億66百万円減少したこと等であります。
純資産残高は1,432億34百万円となり、前期末と比較して4億14百万円減少しております。その要因は、利益剰余金が21億67百万円増加したことに対し、自己株式の取得による減少29億2百万円等であります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、4億87百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)主要な設備
当第3四半期連結累計期間末における新たな計画は、次のとおりであります。
大規模改修
提出会社
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事業所名 |
所在地 |
セグメントの 名称 |
設備の内容 |
投資予定金額(百万円) |
資金調達 |
着手及び完了予定年月 |
完成後の |
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総額 |
既支払額 |
着手 |
完了 |
||||||
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全社 |
大阪府 吹田市 |
全社 |
本部管理系システムの刷新に関する投資 |
1,800 |
27 |
自己資金 |
平成28年 8月 |
平成31年 8月 |
(注)1 |
(注)1.販売又は生産能力に重要な影響はありません。
2.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設、休止、大規模改装、除却、売却等について
当第3四半期連結累計期間に著しい変更があったものは、次のとおりであります。
大規模改修
提出会社
|
事業所名 |
所在地 |
セグメントの 名称 |
設備の内容 |
投資予定金額(百万円) |
資金調達 |
着手及び完了予定年月 |
完成後の |
||
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総額 |
既支払額 |
着手 |
完了 |
||||||
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ミスタードーナツ店舗 |
全国各店舗 |
フードグループ |
新コンセプト店舗への改装及び出店 |
1,000 |
742 |
自己資金 |
平成28年 2月 |
平成29年 3月 |
(注)1、3 |
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生産本部 |
大阪府 吹田市 |
クリーン・ ケアグループ |
生産事業所システム第2期開発(追加機能等) |
670 |
564 |
自己資金 |
平成24年 3月 |
平成29年 3月 |
(注)1、4 |
(注)1.販売又は生産能力に重要な影響はありません。
2.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
3.投資予定金額を変更しております。
4.完了予定月を延期しております。