第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年9月30日、以下「当第2四半期」という。)における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大(以下、「コロナ」という。)と共に急速に悪化し、特に、政府による緊急事態宣言下の4月から5月にかけては、個人消費が急激に落ち込む等、極めて厳しい状況となりました。緊急事態宣言解除後は、社会活動レベルが段階的に引き上げられ、経済活動も徐々に活性化しましたが、7月以降、新規感染者数は再び増加に転じる動きを見せ、コロナ終息時期が見通せない状況となり、先行きの不透明感は一層高まった感があります。

 

当期は「中期経営方針2018」の最終年度でありますが、コロナ禍という経営環境の激変に鑑み、当社の責務であるフランチャイズチェーンの維持と売上回復に力点を置き、各種施策に取り組んでおります。

訪販グループは、生活調律業への進化、事業間の連携強化を活動のベースにおきながらも、更なる高まりをみせる衛生ニーズに対応した新商品・サービス開発に注力すると共に、9月には衛生対策”“イエナカ需要”“代行需要等に対応して、グループ内を横断するキャンペーンを開始しました。

他方、フードグループにおきましても、コロナ対策を中心とする取り組みとなりました。事業開始から50周年を迎えた主力のミスタードーナツは、イートイン需要が減退する中、misdo meets等によるテイクアウト需要の取り込みに全力を挙げると共に、菅田将暉氏を50周年アンバサダーに起用したプロモーションを実施しました。また、お客様自身に商品を取っていただくカフェテリア形式全店舗のショーケースを当期中にすべて扉付きにすることにも着手し、順調に進捗しております。

また全社的なコーポレート・ガバナンス強化も引き続き進めており、各執行役員の責任明確化を図るための制度見直しや前期整備した経営陣の後継者育成プランの運用も開始しております。

 

当第2四半期は、訪販グループ、フードグループ共にコロナの影響を受け減収となったことにより、連結売上高は前年同期から50億97百万円(6.4%)減少し740億60百万円、連結営業利益は前年同期から8億61百万円(23.3%)減少し28億37百万円となりました。コスト削減に努めましたが減収の影響が大きく大幅な減益となったものです。連結経常利益は、持分法適用関連会社である株式会社ナックの収益が改善したこと等により営業外損益が大きく改善し、前年同期から1億52百万円(3.7%)の減少に留まり39億62百万円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、コロナの影響を大きく受けたフランチャイズ加盟店に対し、見舞金(16億58百万円)を支給したことを主因に特別損益が悪化したことで、前年同期から13億90百万円(49.9%)減少し13億93百万円となりました。

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前第2四半期

当第2四半期

増 減

(2020年3月期第2四半期)

(2021年3月期第2四半期)

 

増減率 (%)

連結売上高

79,157

74,060

△5,097

△6.4

連結売上総利益

36,156

33,363

△2,793

△7.7

連結営業利益

3,698

2,837

△861

△23.3

連結経常利益

4,115

3,962

△152

△3.7

親会社株主に帰属する

四半期純利益

2,783

1,393

△1,390

△49.9

 

 

<セグメント毎の状況>

セグメント別売上高

 

 

(単位:百万円)

 

前第2四半期

当第2四半期

増 減

(2020年3月期第2四半期)

(2021年3月期第2四半期)

 

増減率 (%)

 

 

訪販グループ

55,947

52,294

△3,653

△6.5

 

 

フードグループ

17,236

15,942

△1,294

△7.5

 

 

その他

7,278

7,441

162

2.2

 

 

小計

80,463

75,678

△4,784

△5.9

 

 

セグメント間取引消去

△1,306

△1,618

△312

 

 

連結売上高

79,157

74,060

△5,097

△6.4

(注)各セグメントの売上高は、セグメント間の内部売上高を含んでおります。

 

セグメント別営業利益

 

(単位:百万円)

 

前第2四半期

当第2四半期

増 減

(2020年3月期第2四半期)

(2021年3月期第2四半期)

 

増減率 (%)

 

 

訪販グループ

6,383

5,345

△1,037

△16.2

 

 

フードグループ

411

△232

△643

 

 

その他

239

268

29

12.5

 

 

小計

7,033

5,382

△1,650

△23.5

 

 

セグメント間取引消去

及び全社費用

△3,334

△2,545

789

 

 

連結営業利益

3,698

2,837

△861

△23.3

(注)各セグメントの営業利益は、セグメント間の取引を含んでおります。

 

①訪販グループ

訪販グループは、各事業がコロナの影響を大きく受け、売上高は前年同期から36億53百万円(6.5%)減少し522億94百万円、営業利益は前年同期から10億37百万円(16.2%)減少し53億45百万円となりました。

 

家庭向けダストコントロール商品につきましては、主力のモップ商品は、特に第1四半期に新規のお客様を獲得する積極的な営業活動が実施できなかったことや既存のお客様の交換時期の延期が発生したこと等により売上高は減少しました。また前期、消費増税前の9月に販売を開始したお掃除セット「くらしキレイBOX」を、当期は例年どおり下期の販売とした影響も大きな減収要因となりました。一方、感染リスクの低減等衛生意識の高まりに伴い「アルコール除菌剤」等の除菌関連商品の売上は増加し、また、前期に引き続き販売に注力している「浴室用浄水シャワー」は、積極的なTVCMWEB動画配信等が奏功し順調に推移しました。

事業所向けダストコントロール商品につきましても、第1四半期に緊急事態宣言発出に伴う自治体からの休業要請に応じたお客様店舗の休店によるマット等の商品交換の中止、延期が発生し、売上高は前年同期を下回りました。しかしながら、経済活動の活性化に伴ってその影響は徐々に薄れつつあります。またコロナの影響による衛生意識の高まりにより、空間清浄機「クリア空感」、手指消毒剤「ウエルパスマイルド」等の衛生関連商品の売上は増加しました。

役務提供サービスにつきましても、お客様店舗の休店や個人の外出自粛等により定期サービスの一時休止が第1四半期に多く発生したことで全体では減収となりました。しかしながら、緊急事態宣言解除後は一時休止も減少する等、コロナ影響は徐々に沈静化すると共に、除菌関連サービスは好調に推移しました。事業別に見ますと、「サービスマスター」(プロのお掃除サービス)は、コロナ禍における衛生意識や在宅率の高まりにより、清掃と除菌のセットサービス「衛生清掃パック」や家庭向けエアコンクリーニングサービスは大きく増加したものの、お客様売上は減少しました。また、「メリーメイド」(家事代行サービス)、「ターミニックス」(害虫獣の駆除と総合衛生管理)のお客様売上も減少しましたが、屋外作業中心の「トータルグリーン」(緑と花のお手入れサービス)、新サービスが好調に推移し加盟店数も増加した「ホームリペア」(住まいのピンポイント補修)のお客様売上は増加しました。

訪販グループのその他の事業につきましては、ヘルスレント事業(介護用品・福祉用具のレンタルと販売)は増収となったものの、前期まで順調に事業規模を拡大してきたレントオール事業(日用品・イベント用品等のレンタル)が、イベントの延期やキャンセルが相次ぐ等、コロナの影響を最も大きく受け大幅な減収となった他、ライフケア事業(ご高齢者の暮らしのお手伝い)、ユニフォーム関連事業、化粧品関連事業もコロナの影響で活動が鈍化し減収となりました。

②フードグループ

フードグループの主力であるミスタードーナツが、コロナの影響による一時休店や営業時間短縮等で全店合計お客様売上が減少し、原材料売上、ロイヤルティ売上が減少した結果、フードグループ全体の売上高は前年同期から12億94百万円(7.5%)減少し159億42百万円となりました。利益につきましても減収の影響が大きく、2億32百万円の営業損失(前年同期は営業利益4億11百万円)を計上することとなりました。

 

ミスタードーナツは、イートイン売上の減少が大きく、更に稼働店舗数の減少も加わり、全店合計お客様売上は減少しました。飲茶、パスタやホットドッグメニューをリニューアルする等、2017年より展開しているミスドゴハン強化によるイートインの来店促進を図りましたが、コロナにより、一時的な休店、営業時間の短縮、イートインスペースの閉鎖を余儀なくされたことやその後もソーシャルディスタンス確保のために席数を減少させたことの影響は大きく、イートインのお客様数は大幅に減少しました。一方テイクアウトにつきましては、コロナ禍での持ち帰り需要増に伴うお客様数増加に加え、買い上げ個数の増加によりお客様単価も上昇し、売上は増加しました。近年注力してきた“misdo meets”は、パティシエ鎧塚俊彦氏、宇治茶専門店「祇園辻利」との共同開発商品「抹茶の、頂シリーズ」「抹茶の、驚シリーズ」を第1四半期に展開したことに続いて第2四半期は、モチクリームジャパン株式会社との共同開発商品「もちクリームドーナツコレクション」を発売、ドーナツと大福を組み合わせた新感覚スイーツとして支持されました。またその他の商品としては、前期好評を博した「さつまいもド」の味を一新して当期も発売、前期以上の高い評価を得ました。更には、新たなミスドゴハンのメニューとして6月に発売したポンリングの形でもちもち食感の「ポン・ちぎりパン」、50周年アンバサダー菅田将暉氏による数量限定のスペシャルテイクアウトBOXはテイクアウト売上の増加に寄与しました。

フードグループのその他の事業につきましても、ミスタードーナツ同様に営業自粛を余儀なくされ、とんかつレストラン「かつアンドかつ」、パイ専門店「パイフェイス」、シフォンケーキ専門店「ザ・シフォン&スプーン」はいずれも減収、連結子会社の蜂屋乳業株式会社(大手乳業メーカーへのアイスクリーム等OEM製造)も減収となりました。店舗数が増加した大型ベーカリーショップ「ベーカリーファクトリー」については増収となりた。なお、2020年7月19日をもってシフォンケーキ専門店「ザ・シフォン&スプーン」は全店舗を閉鎖しました。

 

③その他

その他は、海外連結子会社につきましては、いずれの子会社もコロナの影響を大きく受け、外部顧客に対する売上高は減少しました。中国(上海)で訪問販売事業を展開している楽清(上海)清潔用具租賃有限公司は、ネット販売の売上が増加したものの、事業所・家庭への営業活動は殆ど実施できず、また、マレーシアを中心にドーナツ事業を展開しているBig Appleグループもテイクアウト、デリバリー販売のみの営業を余儀なくされました。しかしながら、楽清香港有限公司(原材料及び資器材の調達)で当社向けにマスクを調達し、売上を計上したことにより海外連結子会社合計の売上高は前年同期を上回りました。

国内連結子会社につきましては、株式会社ダスキンヘルスケア(病院施設のマネジメントサービス)の売上が微増となった他、ダスキン共益株式会社(リース及び保険代理業)も、前期下半期よりミスタードーナツ店舗システムを更新し機器を入れ替えたこと等によりリース売上が増加し増収となりました。

その結果、その他の売上高は前年同期から1億62百万円(2.2%)増加し74億41百万円となりました。利益面につきましては、美仕唐納滋(上海)食品有限公司の全店舗を2019年3月末をもって閉鎖したことにより海外の損益が改善した結果、営業利益は前年同期から29百万円(12.5%)増加し2億68百万円となりました。

 

なお、上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

(2)財政状態に関する説明

当第2四半期連結会計期間末における総資産残高は、1,821億84百万円となりました。前連結会計年度末(以下「前期末」という。)と比較して29億74百万円減少しております。その要因は、有価証券が66億14百万円増加したことに対し、現金及び預金が64億1百万円、投資有価証券が41億28百万円減少したこと等であります。

負債残高は385億42百万円となり、前期末と比較して45億84百万円減少しております。その要因は、未払金が20億66百万円、未払法人税等が12億39百万円減少したこと等であります。

純資産残高は1,436億41百万円となり、前期末と比較して16億10百万円増加しております。その要因は、その他有価証券評価差額金が17億93百万円増加したこと等であります。

(3)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末から27億85百万円減少し243億82百万円となりました。各々のキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります

①営業活動によるキャッシュ・フロー

当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、10億23百万円の資金支出(前年同四半期は6億67百万円の資金収入)となりました。その要因は、減価償却費が37億7百万円、税金等調整前四半期純利益が21億95百万円あったことに対し、未払金の減少額が17億86百万円、法人税等の支払額が14億44百万円、賞与引当金の減少額が10億62百万円、未収入金の増加額が9億34百万円、たな卸資産の増加額が9億30百万円あったこと等であります。

②投資活動によるキャッシュ・フロー

当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、1億69百万円の資金支出(前年同四半期は33億39百万円の資金収入)となりました。その要因は、有価証券及び投資有価証券の売却及び償還による収入が56億1百万円あったことに対し、有価証券及び投資有価証券の取得による支出が20億5百万円、有形固定資産の取得による支出が24億91百万円、無形固定資産の取得による支出が10億48百万円あったこと等であります。

③財務活動によるキャッシュ・フロー

当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、15億76百万円の資金支出(前年同四半期は36億96百万円の資金支出)となりました。その要因は、配当金の支払額が15億76百万円あったこと等であります。

 

(4)経営方針・経営戦略等

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、283百万円であります。

なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(7)主要な設備

前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設、休止、大規模改修、除却、売却等について、当第2四半期連結累計期間に著しい変更があったものは、次のとおりであります。

大規模改修

提出会社

事業所名

所在地

セグメントの名称

設備の内容

投資予定金額(百万円)

資金調達
方法

着手及び完了予定年月

完成後の
増加能力

総額

既支払額

着手

完了

訪販グループ

大阪府

豊中市

訪販

グループ

コンタクト

センター

システム構築

894

542

自己資金

2018年

12月

2022年

3月

(注)1、3

ミスタードーナツ店舗

全国

各店舗

フード

グループ

新コンセプト店舗への改装及び出店

1,062

443

自己資金

2020年

4月

2021年

3月

(注)1、4

(注)1.販売又は生産能力に重要な影響はありません。

2.上記の金額には消費税等は含まれておりません。

3.完了予定日を延期しております。

4.投資予定金額を変更しております。

 

(8)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。