文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当社グループ(当社及び連結子会社)における当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高4,994百万円(前年同期比14.6%増)、営業利益1,617百万円(前年同期比48.2%増)、経常利益1,637百万円(前年同期比47.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,050百万円(前年同期比40.0%増)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
①建築CAD事業
当上半期は、住宅供給業者・施主共に住宅の性能に対する関心が非常に高まった期間でした。ひとつは4月に発生した熊本地震による住宅の耐震性能、もうひとつは経済産業省がスタートさせたZEHビルダー登録制度で必須となる省エネ性能です。このような市場環境の中、主力商品である「ARCHITREND ZERO」の売上は堅調に推移しました。
平成28年7月に、建材・設備と住まいの3Dシミュレーションサイト「3Dカタログ.com」と連携可能な3D建築CADシステム「ARCHITREND ZERO Ver.3」を発売し、また、話題のVR(バーチャルリアリティ)に対応した新商品「ARCHITREND VR」も同時にリリースいたしました。住宅の性能やデザインに対する施主のこだわりを新しい3D技術で体現するこれらの商品は、発売と同時に多くのメディアにも取り上げられ、全体の売上を押し上げました。この結果、建築CAD事業の売上高は2,621百万円(前年同期比7.5%増)、営業利益は620百万円(前年同期比5.6%増)となりました。
②測量土木CAD事業
測量CADソフトウエアについては、主力商品である「BLUETREND XA」は市場環境に大きな変化が無く、売上は前年同期比で横ばいとなりましたが、市場における3次元計測対応のニーズから点群処理ソフト「TREND-POINT」の導入が急速に進んでおり、今後も更なる普及が見込まれます。
また、土木CADソフトウエアについては、本年度より国交省が推進する「i-Construction」が本格的に実施されていることから、「EX-TREND武蔵」と共に、CIMコミュニケーションシステム「TREND-CORE」や測量分野同様、「TREND-POINT」の導入が進んでおります。この結果、測量土木CAD事業の売上高は2,372百万円(前年同期比23.4%増)、営業利益は931百万円(前年同期比93.4%増)となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、15,064百万円となり、前連結会計年度末より412百万円増加しました。主な要因は、現金預金及び売上債権の増加、投資有価証券の減少によるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」)は、前連結会計年度末より327百万円増加し7,887百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は、1,146百万円(前年同四半期は883百万円の獲得)となっております。主な要因としましては、税金等調整前四半期純利益1,637百万円、法人税等の支払額547百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は、361百万円(前年同四半期は344百万円の使用)となっております。主な要因としましては、定期預金の預入による支出300百万円、無形固定資産の取得による支出36百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は、458百万円(前年同四半期は343百万円の使用)となっております。主な要因としましては、配当金の支払いによるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、417百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因についての分析
当社グループは、建築・測量・土木の各種CADソフトウエアの開発及び販売を主たる業務とし、またこれらのソフトウエアに関連する情報機器の販売も行っております。そのため、当社グループの経営成績は建設業界の動向に影響を受ける傾向があります。
当社グループといたしましては、これらの状況を踏まえて、①市場シェアの拡大、②新製品・新サービスの創出、③人材の育成と獲得に取り組み、経営体質の強化に努めてまいります。
(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループにおける資金使途としましては、主たる事業が建築・測量・土木のCADソフトウエアの開発及び販売であるため、開発部門及び営業部門の人件費が中心となります。当第2四半期連結会計期間末における現金及び預金残高は8,187百万円であり、将来予測可能な運転資金及び設備投資資金に対して、十分な資金を確保しております。