【注記事項】
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)

1.連結の範囲に関する事項

すべての子会社を連結しております。

連結子会社の数

6

連結子会社の名称

㈱ビステム・クリーン

共和防災設備㈱

㈱関東消防機材

協栄ビル管理㈱

エヌケー建物管理㈱

㈱TECサービス

   当連結会計年度において、㈱TECサービスの全株式を取得したため、同社を連結の範囲に含めております。

 

2.持分法の適用に関する事項

(イ) 持分法を適用した関連会社数

8

会社等の名称

㈱モマ神奈川パートナーズ、グリーンファシリティーズ瀬谷㈱、アートプレックス戸塚㈱、神奈川スポーツコミュニケーションズ㈱、ヨコハマしんこうパートナーズ㈱、HOR会館2PFI㈱、第二期霞が関R7㈱、㈱東京シアトリエ

(ロ) 持分法を適用しない関連会社の会社等の名称

エコテクノロジー㈱

持分法を適用しない理由

持分法を適用していない関連会社は、それぞれ当期純損益(持分に見合う額)及び利益剰余金(持分に見合う額)等からみて、持分法の対象から除いても連結財務諸表に及ぼす影響が軽微であり、かつ、全体としても重要性がないため、持分法の適用範囲から除外しております。

 

3.連結子会社の事業年度等に関する事項

連結子会社の決算日は、いずれも2024年12月31日であります。

連結財務諸表作成に当たっては、同決算日現在の財務諸表を使用しております。ただし、2025年1月1日から2025年3月31日までの期間に発生した重要な取引については連結上必要な調整を行っております。

 

4.会計方針に関する事項

(1) 重要な資産の評価基準及び評価方法

①  有価証券

  満期保有目的の債券

   償却原価法(定額法)

  その他有価証券

市場価格のない株式等以外のもの

時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)

市場価格のない株式等

移動平均法による原価法

②  棚卸資産
イ  未成業務支出金

個別法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切り下げの方法により算定)

ロ  商品及び製品

個別法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切り下げの方法により算定)

 

ハ  原材料及び貯蔵品

最終仕入原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切り下げの方法により算定)

(2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法

①  有形固定資産及び投資不動産(リース資産を除く)

定率法

ただし、1998年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)並びに2016年4月1日以降に取得した建物附属設備及び構築物については、定額法を採用しております。

なお、主な耐用年数は以下のとおりであります。

建物及び構築物      15~50年

②  無形固定資産(リース資産を除く)

自社利用目的のソフトウェアは見込利用可能期間(5年)に基づく定額法

企業結合において取得した顧客関連資産の取得原価は、取得日現在における公正価値で測定の上、7年にわたる定額法

③  リース資産

所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産

リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法

④  のれんの償却及び償却期間

のれんの償却については、効果の発現する期間を合理的に見積り、その投資の及ぶ期間(5年)にわたり定額法により償却しております。

 

(3) 重要な引当金の計上基準

①  貸倒引当金

債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権及び破産更生債権等特定債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。

②  賞与引当金

従業員に対する賞与の支給に備えるため、将来の支給見込額のうち当連結会計年度の負担額を計上しております。

③  受注損失引当金

受注契約に係る将来の損失に備えるため、当連結会計年度末における未完了契約残高のうち損失の発生が見込まれ、かつその損失見込額を合理的に見積もることができるものについて、当該損失見込額を計上しております。

④  役員退職慰労引当金

役員の退職慰労金の支給に備えるため、内規に基づく連結会計年度末要支給額を計上しております。

なお、当社においては、2007年5月16日開催の取締役会にて、役員退職慰労金制度の廃止を決議し、2007年6月28日開催の定時株主総会にて、同総会終結時までの在任期間に対応する退職慰労金を役員の退任時に支給することを決議いたしました。

役員の退職慰労金の額は退任時に確定いたします。

(4) 重要な収益及び費用の計上基準

当社グループは、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号2020年3月31日)等を適用し、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、当該財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することとしております。

  主要な事業における主な履行義務の内容及び当該履行義務を充足する通常の時点(収益を認識する通常の時点)は以下のとおりであります。

①  建築物総合サービス事業

当社グループは、建築物総合サービス事業において、ビルオーナーやその委託を受けたプロパティマネジメント会社等の顧客に対して、清掃や設備保守管理、改修工事等のサービスを主に提供しております。

これらのサービスは義務を履行するにつれて、顧客が便益を享受、又は資産が生じるもしくは資産の価値が増加するにつれて、顧客が当該資産を支配することから、一定の期間にわたり充足される履行義務であり、サービスの進捗度に応じて収益を計上しております。

進捗度の測定は、作業日数が履行義務の充足に係る進捗度に寄与及び概ね比例していると考えられることから、作業日数に基づくインプット法によっております。ただし、契約期間が長期にわたるPFI事業については、発生原価が履行義務の充足に係る進捗度に寄与及び概ね比例していることから、発生原価に基づくインプット法によっております。

なお、当社グループの履行義務のほとんどは1日ないし数日で充足するものであり、このように作業開始から履行義務が充足するまでの期間が短く、金額的重要性もないと見込まれる場合には、一定の期間にわたり収益を認識せず、完全に履行義務が充足された時点で収益を認識しております。

建築物総合サービス事業のその他に含まれる商品及び製品の販売業務においては、当社グループは当該商品及び製品を納品する義務を負っております。

当該履行義務は、商品及び製品を顧客に納品した時点で充足されるものであり、当該納品時点で収益を計上しております。

②  支払代行業務

建築物総合サービス事業のその他に含まれる支払代行業務は、委託者と受託者との三者契約に基づき受託者への代金の支払を委託者に代わって行うほか、委託者・受託者間の調整や作業の監理立会を行う業務であることから、委託者に対するサービスを受託者に適切に履行させることが履行義務であり、当社グループは代理人に該当することから、当該業務については、委託者から受け取る額から受託者に支払う額を控除した純額を収益と認識し、履行義務を充足した時点で収益を計上しております。

(5) 退職給付に係る会計処理の方法

①  退職給付見込額の期間帰属方法

退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法については、給付算定式基準によっております。

② 数理計算上の差異の費用処理方法

数理計算上の差異は、主として各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(5年)による定額法により按分した額を、それぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理しております。
  未認識数理計算上の差異については、税効果を調整の上、純資産の部におけるその他の包括利益累計額の退職給付に係る調整累計額に計上しております。

(6) 重要な外貨建の資産又は負債の本邦通貨への換算の基準

外貨建金銭債権債務は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理しております。

(7) 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

手許現金、随時引出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資からなっております。

 

 (重要な会計上の見積り)

 1.繰延税金資産の回収可能性

(1)当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額

 

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度

(2025年3月31日)

繰延税金資産 小計

514,522千円

498,244千円

評価性引当額

△132,494

△121,515

繰延税金資産 合計

382,028

376,729

繰延税金負債 合計

△101,890

△123,774

繰延税金資産の純額

280,137

252,954

 

 

(2)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

会計上の見積りにより当連結会計年度にその額を計上した項目であって、翌連結会計年度に係る連結財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性があるものは、繰延税金資産252,954千円であります。

当社グループは、繰延税金資産小計498,244千円に対し、評価性引当額を121,515千円計上しておりますが、そのほとんどは当社が計上したものであり、当社グループが現時点で適用を受けている税制は日本のみであります。

評価性引当額は、主に役員退職慰労引当金や投資有価証券評価損に対するものであり、その将来解消見込年度が合理的な見積可能期間を超えるもの、又は現時点で解消の予定がないものであります。

評価性引当額の取り崩しは、マネジメントの決定や入手可能な証拠に基づき、確実性が相当程度高まったと判断できる場合に行っております。

繰延税金資産の回収可能性の判断にあたって重要な見積りとなる将来の収益性については、繰延税金資産252,954千円に対し、合理的な見積可能期間にわたって十分な課税所得を得られるものと判断しております。

ただし、人材不足や採用難、オフィスビルの空室率の上昇、既存顧客からの契約解約の急増など、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす事象が発生した際には、繰延税金資産の回収可能性に悪影響を与える可能性があります。

 

2.TECサービスののれん及び顧客関連資産の評価

(1)当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額

 

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度

(2025年3月31日)

のれん

68,707千円

顧客関連資産

34,527

 

 

(2)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

 会計上の見積りにより当連結会計年度に係る連結財務諸表にその額を計上した項目であって、翌連結会計年度に係る連結財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性があるものは、のれん68,707千円及び顧客関連資産34,527千円であります。

 当社グループは当連結会計年度において、株式会社TECサービスの株式の100%を取得し、連結子会社としております。

 のれん及び顧客関連資産は、株式会社TECサービスとの経営統合の際に発生したものであり、経営統合時点において価値算定の対象となった事業計画に基づき算定した株式の取得原価を、受け入れた資産(顧客関連資産含む)及び引き受けた負債へ配分し、取得原価と取得原価の配分額(純額)との差額をのれんとして識別しております。

 のれんの算定における主要な仮定は、株式会社TECサービスが作成した事業計画における売上高及び営業利益の将来予測、割引率であります。

 顧客関連資産の算定における主要な仮定は、過去の取引実績から算出した顧客減衰率及び割引率であります。

 のれん及び顧客関連資産は、価値算定の対象となった事業計画の達成状況をモニタリングすることによって、減損の兆候の有無の判定を行っております。

 当連結会計年度においては減損の兆候はありませんが、市場環境や事業計画の著しい変化により、その見積りの前提とした条件や主要な仮定に変更が生じ、経営統合時の事業計画と実績及び将来の業績予測が大幅に乖離した場合は、翌連結会計年度の連結財務諸表において、のれん及び顧客関連資産の金額に重要な影響を与える可能性があります。

 

(会計方針の変更)

(「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等の適用)

「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」(企業会計基準第27号 2022年10月28日。以下「2022年改正会計基準」という。)等を当連結会計年度の期首から適用しております。

法人税等の計上区分(その他の包括利益に対する課税)に関する改正については、2022年改正会計基準第20-3項ただし書きに定める経過的な取扱い及び「税効果会計に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針 第28号2022年10月28日。以下「2022年改正適用指針」という。)第65-2項(2)ただし書きに定める経過的な取扱いに従っております。

なお、当該会計方針の変更による連結財務諸表への影響はありません。

また、連結会社間における子会社株式等の売却に伴い生じた売却損益を税務上繰り延べる場合の連結財務諸表における取扱いの見直しに関連する改正については、2022年改正適用指針を当連結会計年度の期首から適用しております。当該会計方針の変更は、遡及適用され、前連結会計年度については遡及適用後の連結財務諸表となっております。

なお、当該会計方針の変更による前連結会計年度の連結財務諸表への影響はありません。

 

(未適用の会計基準等)

・「リースに関する会計基準」(企業会計基準第34号 2024年9月13日 企業会計基準委員会)

・「リースに関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第33号 2024年9月13日 企業会計基準委員会)等

(1)概要

企業会計基準委員会において、日本基準を国際的に整合性のあるものとする取組みの一環として、借手の全てのリースについて資産及び負債を認識するリースに関する会計基準の開発に向けて、国際的な会計基準を踏まえた検討が行われ、基本的な方針として、IFRS第16号の単一の会計処理モデルを基礎とするものの、IFRS第16号の全ての定めを採り入れるのではなく、主要な定めのみを採り入れることにより、簡素で利便性が高く、かつ、IFRS第16号の定めを個別財務諸表に用いても、基本的に修正が不要となることを目指したリース会計基準等が公表されました。借手の会計処理として、借手のリースの費用配分の方法については、IFRS第16号と同様に、リースがファイナンス・リースであるかオペレーティング・リースであるかにかかわらず、全てのリースについて使用権資産に係る減価償却費及びリース負債に係る利息相当額を計上する単一の会計処理モデルが適用されます。

(2)適用予定日

2028年3月期の期首から適用します。

(3)当該会計基準等の適用による影響

「リースに関する会計基準」等の適用による連結財務諸表に与える影響額については、現時点で評価中であります。

 

(連結貸借対照表関係)

※1  受取手形及び売掛金のうち、顧客との契約から生じた債権の金額は、それぞれ以下のとおりであります。

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

受取手形

994

千円

8,941

千円

売掛金

4,322,108

 

4,262,407

 

 

 

※2  関連会社に対する主なものは次のとおりであります。

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

投資有価証券(株式)

286,040千円

302,972千円

 

 

※3  担保に供している資産

        PFI事業会社に対する以下の資産を当該会社の借入金等の担保に供しております。

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

流動資産その他(短期貸付金)

4,202千円

4,218千円

長期貸付金

34,867

30,648

投資有価証券

278,592

292,826

  計

317,662千円

327,694千円

 

 

  4  当座貸越契約に係る借入未実行残高 (当社借手側)

当社においては、運転資金の効率的な調達を行うため取引銀行4行と当座貸越契約を締結しております。これら契約に基づく当連結会計年度末の借入未実行残高は次のとおりであります。

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

当座貸越極度額の総額

1,050,000千円

1,050,000千円

借入実行残高

差引額

1,050,000千円

1,050,000千円

 

 

 

  5  貸出コミットメントに係る貸出未実行残高 (当社貸手側)

当社は、PFI事業会社への協調融資における劣後貸出人として、同社と劣後貸付契約を締結しております。当該契約で設定された貸出コミットメントに係る貸出未実行残高は次のとおりであります。

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

貸出コミットメントの総額

87,000千円

87,000千円

貸出実行残高

差引額

87,000千円

87,000千円

 

 

(連結損益計算書関係)

※1 顧客との契約から生じる収益

売上高については、顧客との契約から生じる収益及びそれ以外の収益を区分して記載しておりません。

顧客との契約から生じる収益の金額は、連結財務諸表「注記事項(収益認識関係) 1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報」に記載しております。

 

※2 売上原価に含まれる受注損失引当金繰入額は、次のとおりであります。

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

△422千円

12,095千円

 

 

※3 固定資産売却益の内容は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

建物及び構築物

―千円

8,284千円

土地

47

その他

9

  計

―千円

8,341千円

 

 

※4 訴訟和解金

   訴訟和解金は、連結子会社における訴訟において、和解が成立したことによるものであります。

 

※5 減損損失

前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日

当社及び連結子会社の資産のグルーピングは、福利厚生施設等は共用資産とし、その他の事業用資産は各事業拠点ごとにグルーピングしております。ただし、処分予定資産については当該資産単独で資産のグルーピングを行っております。
  以下の、当社が所有する処分予定資産について、減損損失(土地43,894千円、建物15,342千円)を計上しております。

場所

用途

種類

減損損失(千円)

静岡県熱海市

福利厚生施設

土地、建物

35,214

千葉県勝浦市

福利厚生施設

土地、建物

4,112

群馬県吾妻郡草津町

福利厚生施設

土地、建物

7,942

新潟県南魚沼郡湯沢町

福利厚生施設

土地、建物

5,324

静岡県熱海市

営業所

土地、建物

6,643

 

なお、回収可能価額は、正味売却価額により測定しており、売却予定価額に基づいております。

(連結包括利益計算書関係)

※ その他の包括利益に係る組替調整額並びに法人税等及び税効果額

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

その他有価証券評価差額金

 

 

  当期発生額

132,251千円

73,906千円

  組替調整額

△7,933

△51,027

    法人税等及び税効果調整前

124,317千円

22,878千円

    法人税等及び税効果額

△37,696

△8,795

    その他有価証券評価差額金

86,621千円

14,082千円

退職給付に係る調整額

 

 

  当期発生額

△27,182千円

△24,354千円

  組替調整額

1,622

8,058

    法人税等及び税効果調整前

△25,560千円

△16,296千円

  法人税等及び税効果額

7,747

5,392

  退職給付に係る調整額

△17,813千円

△10,904千円

その他の包括利益合計

68,808千円

3,178千円

 

 

(連結株主資本等変動計算書関係)

前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日

1.発行済株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

1,924,898

1,924,898

 

(注)当社は、2024年4月1日付で普通株式1株につき5株の割合で株式分割を行っておりますが、上記は当該株式分割前の株式数で記載しております。

 

2.自己株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

126,710

892

15,600

112,002

 

(変動事由の概要)

  増減数の内訳は、次のとおりであります。

 譲渡制限付株式(RS)の無償取得による増加      580株

 単元未満株式の買取りによる増加               312株

 譲渡制限付株式報酬としての処分による減少   15,600株

 

3.配当に関する事項

  (1) 配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額
(千円)

1株当たり配当額
(円)

基準日

効力発生日

2023年6月29日
定時株主総会

普通株式

53,945

30

2023年3月31日

2023年6月30日

2023年11月9日
取締役会

普通株式

54,399

30

2023年9月30日

2023年12月8日

 

 

  (2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

決議

株式の種類

配当の原資

配当金の総額
(千円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

2024年6月27日
定時株主総会

普通株式

利益剰余金

81,580

45

2024年3月31日

2024年6月28日

 

(注)当社は、2024年4月1日付で普通株式1株につき5株の割合で株式分割を行っております。上記の1株当たり配当額は、当該株式分割前の配当額を記載しております。

 

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日

1.発行済株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

1,924,898

7,699,592

9,624,490

 

(変動事由の概要)

  増減数の内訳は、次のとおりであります。

 株式分割による増加 7,699,592株

 

2.自己株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

112,002

450,308

78,050

484,260

 

(変動事由の概要)

  増減数の内訳は、次のとおりであります。

 株式分割による増加                 448,008株

 譲渡制限付株式(RS)の無償取得による増加    2,300株

 譲渡制限付株式報酬としての処分による減少   78,050株

 

3.配当に関する事項

  (1) 配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額
(千円)

1株当たり配当額
(円)

基準日

効力発生日

2024年6月27日
定時株主総会

普通株式

81,580

45

2024年3月31日

2024年6月28日

2024年11月8日
取締役会

普通株式

109,697

12

2024年9月30日

2024年12月10日

 

(注)当社は、2024年4月1日付で普通株式1株につき5株の割合で株式分割を行っております。上記の1株当たり配当額は、2024年6月28日効力発生分については、当該株式分割前の実際の配当金額を、2024年12月10日効力発生分については、当該株式分割後の実際の配当金額を記載しております。

 

  (2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

決議

株式の種類

配当の原資

配当金の総額
(千円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

2025年6月27日
定時株主総会

普通株式

利益剰余金

127,963

14

2025年3月31日

2025年6月30日

 

 

(連結キャッシュ・フロー計算書関係)

※1 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係

 

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

現金及び預金

4,214,376千円

4,766,959千円

預入期間が3か月を超える
定期預金

△599,500

△569,500

現金及び現金同等物

3,614,876千円

4,197,459千円

 

 

※2 株式の取得により新たに連結子会社となった会社の資産及び負債の主な内訳

  前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日

   該当事項はありません。

 

  当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日

  株式の取得により新たに株式会社TECサービスを連結したことに伴う連結開始時の資産及び負債の内訳並びに株式の取得価額と株式取得のための支出(純額)との関係は次のとおりであります。

  なお、次の金額は、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の重要な見直しが反映された後の金額によるものです。

      流動資産

       171,807 千円

      固定資産

 156,204

      のれん

  80,832

      流動負債

△50,226

      固定負債

△58,617

      株式の取得価額

 300,000

      現金及び現金同等物

△91,189

      差引:取得のための支出

 208,810

 

 

 

(リース取引関係)

(借手側)

 1.ファイナンス・リース取引

  所有権移転外ファイナンス・リース取引

 ①リース資産の内容

(ア)有形固定資産

主に基幹システムサーバ(工具、器具及び備品)や受託施設管理設備(工具、器具及び備品)であります。

(イ)無形固定資産

主に基幹システムソフト(ソフトウェア)であります。

 ②リース資産の減価償却の方法

 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項「4会計方針に関する事項(2)重要な減価償却資産の減価  

償却の方法」に記載のとおりであります。

 2.オペレーティング・リース取引

  オペレーティング・リース取引のうち解約不能のものに係る未経過リース料

 

 

前連結会計年度

2024年3月31日

当連結会計年度

2025年3月31日

1年内

80,446千円

92,653千円

1年超

314,863千円

261,028千円

合計

395,309千円

353,681千円

 

 

(金融商品関係)

1.金融商品の状況に関する事項

  (1) 金融商品に対する取組方針

当社グループは、一時的な余資は預金を中心とした安全性の高い金融資産で運用し、資金調達は主に銀行借入により行っております。

 

  (2) 金融商品の内容及びそのリスク並びに管理体制

営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されておりますが、当該リスクに関しては、与信限度額設定要領及び経理規程に基づき、取引先ごとの期日管理及び残高管理を行う体制としております。

投資有価証券である株式は、市場価格の変動リスクに晒されておりますが、主に業務上の関係を有する企業の株式であり、定期的に時価や発行体の財務状況等を把握して管理しております。また、長期貸付金につきましては、その貸付先は当社出資先のPFI事業会社であります。

差入保証金は、主に事業所の賃借に係る保証金(敷金)であり、差入先は信用度の高い企業であります。

営業債務である買掛金は、そのすべてが1年以内の支払期日であります。また、未払金及び未払法人税等につきましても、支払期日は1年以内であります。

借入金は、主に運転資金に係る資金調達であり、長期借入金は固定金利借入であります。また、ファイナンス・リースに係るリース債務は、設備投資に係る資金調達であります。

 

  (3) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明

金融商品の時価の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件を採用することにより、当該価額が変動することがあります。

 

2.金融商品の時価等に関する事項

  連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。

 

前連結会計年度(2024年3月31日)

区分

連結貸借対照表計上額
(千円)

時価(千円)

差額(千円)

(1) 投資有価証券

 

 

 

      満期保有目的の債券

150,130

147,202

△2,927

    その他有価証券

342,152

342,152

(2) 長期貸付金(※3)

58,369

58,331

△37

(3) 差入保証金

150,470

142,250

△8,219

資産計

701,122

689,937

△11,185

(1) 長期借入金(※4)

676,800

675,862

△937

(2) リース債務(※5)

34,552

34,665

112

負債計

711,352

710,527

△824

 

(※1)現金及び預金、受取手形及び売掛金、買掛金、短期借入金、未払金、未払法人税等については、現金であること、及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似することから、注記を省略しております。

 

(※2)市場価格のない株式等の連結貸借対照表計上額

区分

前連結会計年度(千円)

(1)非上場株式

253,893

(2)関係会社株式

286,040

合計

539,934

 

  これらについては、「(1)投資有価証券」には含めておりません。

 

(※3)長期貸付金には、連結貸借対照表上流動資産「その他」に含めて計上している1年内回収予定の長期貸付金が含まれております。

(※4)長期借入金には、連結貸借対照表上流動負債「短期借入金」に含めて計上している1年以内返済予定の長期借入金が含まれております。

(※5)リース債務には、連結貸借対照表上流動負債「その他」に含めて計上している1年内返済予定のリース債務が含まれております。

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

区分

連結貸借対照表計上額
(千円)

時価(千円)

差額(千円)

(1) 投資有価証券

 

 

 

      満期保有目的の債券

150,110

142,587

△7,523

    その他有価証券

358,144

358,144

(2) 長期貸付金(※3)

55,684

54,260

△1,424

(3) 差入保証金

165,729

148,671

△17,058

資産計

729,669

703,663

△26,006

(1) 長期借入金(※4)

777,600

775,716

△1,883

(2) リース債務(※5)

58,798

58,222

△575

負債計

836,398

833,938

△2,459

 

(※1)現金及び預金、受取手形及び売掛金、買掛金、短期借入金、未払金、未払法人税等については、現金であること、及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似することから、注記を省略しております。

 

(※2)市場価格のない株式等の連結貸借対照表計上額

区分

当連結会計年度(千円)

(1)非上場株式

253,893

(2)関係会社株式

302,972

合計

556,866

 

  これらについては、「(1)投資有価証券」には含めておりません。

 

(※3)長期貸付金には、連結貸借対照表上流動資産「その他」に含めて計上している1年内回収予定の長期貸付金が含まれております。

(※4)長期借入金には、連結貸借対照表上流動負債「短期借入金」に含めて計上している1年以内返済予定の長期借入金が含まれております。

(※5)リース債務には、連結貸借対照表上流動負債「その他」に含めて計上している1年内返済予定のリース債務が含まれております。

 

(注1)金銭債権及び満期のある有価証券の連結決算日後の償還予定額

前連結会計年度(2024年3月31日)

区分

1年内
(千円)

1年超5年以内
(千円)

5年超10年以内
(千円)

10年超
(千円)

現金及び預金

4,214,376

受取手形及び売掛金

4,323,103

投資有価証券

50,000

100,130

長期貸付金

7,494

28,633

22,241

差入保証金(※1)

13,926

19,655

115,989

900

合計

8,558,900

98,288

238,361

900

 

(※1)差入保証金は、予定賃借期間に基づいて記載しております。

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

区分

1年内
(千円)

1年超5年以内
(千円)

5年超10年以内
(千円)

10年超
(千円)

現金及び預金

4,766,959

受取手形及び売掛金

4,271,348

投資有価証券

50,000

100,110

長期貸付金

8,014

30,870

16,798

差入保証金(※1)

15,694

8,497

140,021

1,515

合計

9,062,017

89,368

256,931

1,515

 

(※1)差入保証金は、予定賃借期間に基づいて記載しております。

 

(注2)長期借入金及びリース債務の連結決算日後の返済予定額

 

前連結会計年度(2024年3月31日)

区分

1年内
(千円)

1年超
2年以内
(千円)

2年超
3年以内
(千円)

3年超
4年以内
(千円)

4年超
5年以内
(千円)

5年超
(千円)

短期借入金

27,000

長期借入金

381,600

216,000

79,200

リース債務

8,636

8,318

7,790

7,592

2,213

合計

416,963

224,318

86,990

7,592

2,213

 

 

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

区分

1年内
(千円)

1年超
2年以内
(千円)

2年超
3年以内
(千円)

3年超
4年以内
(千円)

4年超
5年以内
(千円)

5年超
(千円)

短期借入金

7,000

長期借入金

417,600

280,800

79,200

リース債務

15,974

15,446

15,248

9,869

2,259

合計

440,574

296,246

94,448

9,869

2,259

 

 

3.金融資産の時価の適切な区分ごとの内訳等に関する事項

 金融資産の時価を、時価の算定に用いたインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。

 レベル1の時価:同一の資産又は負債の活発な市場における(無調整の)相場価格により算定した時価

 レベル2の時価:レベル1のインプット以外の直接又は間接的に観察可能なインプットを用いて算定した時価

  レベル3の時価:重要な観察できないインプットを使用して算定した時価

  時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。

 

(1)時価をもって連結貸借対照表計上額とする金融資産及び金融負債

前連結会計年度(2024年3月31日)

 

(単位:千円)

区分

時価

レベル1

レベル2

レベル3

合計

投資有価証券

 

 

 

 

  その他有価証券

342,152

342,152

資産計

342,152

342,152

 

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

 

(単位:千円)

区分

時価

レベル1

レベル2

レベル3

合計

投資有価証券

 

 

 

 

  その他有価証券

358,144

358,144

資産計

358,144

358,144

 

 

   (2)時価をもって連結貸借対照表計上額としない金融資産及び金融負債

前連結会計年度(2024年3月31日)

 

(単位:千円)

区分

時価

レベル1

レベル2

レベル3

合計

投資有価証券

 

 

 

 

  満期保有目的の債券

147,202

147,202

長期貸付金

58,331

58,331

差入保証金

142,250

142,250

資産計

347,785

347,785

長期借入金

675,862

675,862

リース債務

34,665

34,665

負債計

710,527

710,527

 

 

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

 

(単位:千円)

区分

時価

レベル1

レベル2

レベル3

合計

投資有価証券

 

 

 

 

  満期保有目的の債券

142,587

142,587

長期貸付金

54,260

54,260

差入保証金

148,671

148,671

資産計

345,518

345,518

長期借入金

775,716

775,716

リース債務

58,222

58,222

負債計

833,938

833,938

 

 

(注)時価の算定に用いた評価技法及びインプットの説明

  投資有価証券

  上場株式は取引所の相場価格を用いて評価しており、活発な市場で取引されているため、その時価をレベル1の時価に分類しております。一方で、当社が保有している満期保有目的の債券は、取引金融機関から提示された価格を用いて評価しており、活発な市場における相場価格とは認められないため、その時価をレベル2の時価に分類しております。

 

  長期貸付金

  長期貸付金の時価は、その将来キャッシュ・フローを、当該貸付に係る事業等の特性を基に、新規に同様の貸付を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しており、レベル2の時価に分類しております。

 

   差入保証金

  差入保証金の時価は、その将来キャッシュ・フローを、国債の利回り等適切な指標による利率で割り引いた現在価値により算定しており、レベル2の時価に分類しております。なお、差入保証金(敷金)返還までの期間は、予定賃借期間としております。

 

   長期借入金及びリース債務

  これらの時価は、元利金の合計額を、新規に同様の借入又は、リース取引を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しており、レベル2の時価に分類しております。

 

(有価証券関係)

1.満期保有目的の有価証券

 

  前連結会計年度(2024年3月31日)

区分

連結貸借対照表計上額
(千円)

時価(千円)

差額(千円)

時価が連結貸借対照表計上額を
超えるもの

 

 

 

 地方債

時価が連結貸借対照表計上額を
超えないもの

 

 

 

 地方債

150,130

147,202

△2,927

合計

150,130

147,202

△2,927

 

 

 

 当連結会計年度(2025年3月31日)

区分

連結貸借対照表計上額
(千円)

時価(千円)

差額(千円)

時価が連結貸借対照表計上額を
超えるもの

 

 

 

 地方債

時価が連結貸借対照表計上額を
超えないもの

 

 

 

 地方債

150,110

142,587

△7,523

合計

150,110

142,587

△7,523

 

 

2.その他有価証券

 

  前連結会計年度(2024年3月31日)

区分

連結貸借対照表計上額
(千円)

取得原価(千円)

差額(千円)

連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えるもの

 

 

 

①  株式

342,152

125,092

217,059

②  その他

小計

342,152

125,092

217,059

連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えないもの

 

 

 

①  株式

②  その他

小計

合計

342,152

125,092

217,059

 

(注) 1  非上場株式(連結貸借対照表計上額253,893千円)については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、上表の「その他有価証券」には含めておりません。

2  減損にあたって、時価が取得原価に比し50%以上下落した場合は、時価の回復可能性がないものとして一律に減損処理を実施し、下落率が30%以上50%未満の場合には、時価の回復可能性の判定を行い減損処理の要否を決定しております。

 

  当連結会計年度(2025年3月31日)

区分

連結貸借対照表計上額
(千円)

取得原価(千円)

差額(千円)

連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えるもの

 

 

 

①  株式

358,144

118,206

239,938

②  その他

小計

358,144

118,206

239,938

連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えないもの

 

 

 

①  株式

②  その他

小計

合計

358,144

118,206

239,938

 

(注) 1  非上場株式(連結貸借対照表計上額253,893千円)については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、上表の「その他有価証券」には含めておりません。

2  減損にあたって、時価が取得原価に比し50%以上下落した場合は、時価の回復可能性がないものとして一律に減損処理を実施し、下落率が30%以上50%未満の場合には、時価の回復可能性の判定を行い減損処理の要否を決定しております。

3.連結会計年度中に売却したその他有価証券

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日

区分

売却額
(千円)

売却益の合計額
(千円)

売却損の合計額
(千円)

株式

17,804

7,933

その他

非上場株式(注)

合計

17,804

7,933

 

(注) 時価を把握することが極めて困難と認められる非上場株式であります。

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日

区分

売却額
(千円)

売却益の合計額
(千円)

売却損の合計額
(千円)

株式

57,913

51,027

その他

非上場株式(注)

合計

57,913

51,027

 

(注) 時価を把握することが極めて困難と認められる非上場株式であります。

 

4.減損処理を行った有価証券

該当事項はありません。

 

 

(退職給付関係)

1.採用している退職給付制度の概要

当社及び連結子会社は、主に確定給付型の制度として退職一時金制度を設けております。

また、一部の連結子会社については、確定拠出型である中小企業退職金共済制度に加入しております。

 

2.確定給付制度

(1) 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

退職給付債務の期首残高

405,653千円

425,587千円

勤務費用

44,464

53,373

利息費用

1,479

1,550

数理計算上の差異の発生額

27,182

24,354

退職給付の支払額

△53,192

△44,507

退職給付債務の期末残高

425,587

460,359

 

 

(2) 退職給付債務の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債の調整表

 

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度

(2025年3月31日)

非積立型制度の退職給付債務

425,587千円

460,359千円

連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額

425,587

460,359

退職給付に係る負債

425,587千円

460,359千円

連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額

425,587

460,359

 

 

(3) 退職給付費用及びその内訳項目の金額

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

勤務費用

44,464千円

53,373千円

利息費用

1,479

1,550

数理計算上の差異の費用処理額

1,622

8,058

確定給付制度に係る退職給付費用

47,567

62,982

 

 

(4) 退職給付に係る調整額

  退職給付に係る調整額に計上した項目(法人税等及び税効果控除前)は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

数理計算上の差異

△25,560千円

△16,296千円

 

 

(5) 退職給付に係る調整累計額

退職給付に係る調整累計額に計上した項目(法人税等及び税効果控除前)は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度

(2025年3月31日)

未認識数理計算上の差異

△34,004千円

△50,300千円

 

 

(6) 数理計算上の計算基礎に関する事項

主要な数理計算上の計算基礎

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

割引率

0.46%

0.46%

予想昇給率については、前連結会計年度は、2024年1月1日を基準日として算定した年齢別昇給指数を、当連結会計年度は、2025年1月1日を基準日として算定した年齢別昇給指数を、それぞれ使用しております。

 

 

3.確定拠出制度

一部の連結子会社の中小企業退職金共済制度への拠出額は、前連結会計年度2,935千円、当連結会計年度3,030千円であります。

 

 

(ストック・オプション等関係)

(社員持株会向け譲渡制限付株式報酬)

当社は、社員持株会を通じて譲渡制限付株式を付与する制度(以下「持株会向け制度」という。)を2021年10月に導入し、2024年11月に譲渡制限期間満了により制度終了しております。

持株会向け制度は、当社社員持株会に加入する当社社員のうち、同意する者(以下「対象社員」という。)に対し、福利厚生の増進策として、社員持株会を通じた当社普通株式の取得機会を創出することによって、対象社員の財産形成の一助とすることに加えて、当社の企業価値の持続的な向上を図るインセンティブを与えるとともに、対象社員が当社の株主との一層の価値共有を進めることを目的としたものであります。

 

1.社員持株会向け譲渡制限付株式による株式報酬費用の費用計上額及び科目名

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日

販売費及び一般管理費の

給料及び賞与

9,678千円

6,125千円

 

 

2.無償取得(譲渡制限期間満了前に対象社員が社員持株会を退会)により費用として一括計上した金額

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日

営業外費用のその他

364千円

48千円

 

 

3.社員持株会向け譲渡制限付株式による株式報酬制度の内容、規模及びその変動状況

(1)制度の内容

 

内容

決議年月日

2021年8月11日

自己株式処分期日

2021年10月29日

付与対象者の区分及び人数

当社社員  285名

株式の種類及び割当株式数

普通株式 8,550株

処分価額

1株につき3,745円

処分総額

32,019,750 円

割当方法

第三者割当の方法による(割当先:ハリマビステム社員持株会)

譲渡制限付株式付与年月日

2021年10月29日

譲渡制限期間

自 2021年10月29日 至 2024年11月25日

譲渡制限の解除条件

対象社員が譲渡制限期間中、継続して、社員持株会の会員であったことを条件として、当該条件を充足した対象社員の有する譲渡制限付株式持分に応じた数の本割当株式の全部について、譲渡制限期間が満了した時点で、譲渡制限を解除します。

本持株会を退会した場合の取扱い

対象社員が、譲渡制限期間中に、定年その他の正当な事由(自己都合によるものはこれに含まれません 。)により、 社員持株会を退会(会員資格を喪失した場合又は退会申請を行った場合を意味し、死亡による退会も含みます。)した場合には、当社は、対象社員が当社を退職した日(以下「退職日」という。)における対象社員の有する譲渡制限付株式持分に応じた数の本割当株式の全部について、退職日をもって譲渡制限を解除します。

当社による無償取得

当社は、譲渡制限が解除されないこととなった本割当株式について、無償で取得します。

 

 

(2)譲渡制限付株式の規模及びその変動状況

① 譲渡制限付株式の数

決議年月日

2021年8月11日

譲渡制限付株式付与日

2021年10月29日

付与譲渡制限付株式数(注)

85,500株

前連結会計年度末譲渡制限付株式残(注)

76,200

失効 (注)

1,500

譲渡制限解除 (注)

74,700

当連結会計年度末譲渡制限付株式残(注)

 

 (注) 当社は2022年10月1日付で普通株式1株につき2株、2024年4月1日付で普通株式1株につき5株の株式分割をそれぞれ行っております。付与譲渡制限付株式数、失効、譲渡制限解除、及び当連結会計年度末譲渡制限付株式残については、当該株式分割後の株式数に換算して記載しております。

 

② 単価情報

会社名

提出会社

決議年月日

2021年8月11日

1株当たりの処分価額

3,745円

算定方法

2021年8月11日(取締役会決議日の前営業日)の東京証券取引所JASDAQ市場における当社の普通株式の終値

 

(注)2022年4月4日に東京証券取引所の市場区分の見直しにより、JASDAQ市場からスタンダード市場へ移行しております。

 

  (対象取締役等向け譲渡制限付株式報酬制度)

当社は、当社の取締役(社外取締役を除く。以下「対象取締役」という。)ならびに委任型執行役員、雇用型執行役員及び幹部社員並びに当社子会社の取締役(以下、対象取締役と併せて「対象取締役等」と総称する)に対し、譲渡制限付株式を付与する制度(以下「対象取締役等向け制度」という。)を導入しております。

対象取締役等向け制度は、当社の企業価値の持続的な向上を図るインセンティブを与えるとともに、対象取締役等が当社の株主との一層の価値共有を進めることを目的としております。

 

1.対象取締役等向け譲渡制限付株式による株式報酬費用の費用計上額及び科目名

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2023年4月1日 

至 2024年3月31日

当連結会計年度

(自 2024年4月1日 

  至 2025年3月31日

売上原価の給料手当

11,767千円

15,201千円

販売費及び一般管理費の役員報酬

11,019千円

17,803千円

販売費及び一般管理費の給料及び賞与

14,830千円

18,361千円

 

 

2.無償取得(譲渡制限期間満了前に対象者が資格喪失)により費用として一括計上した金額

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2023年4月1日 

至 2024年3月31日

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

  至 2025年3月31日

営業外費用のその他

186千円

97千円

 

 

3.対象取締役等向け譲渡制限付株式による株式報酬制度の内容、規模及びその変動状況

(1)制度の内容

(対象取締役等向け)

 

内容

決議年月日

2022年7月15日

2023年7月19日

2024年7月17日

自己株式処分期日

2022年8月12日

2023年8月15日

2024年8月16日

株式の種類及び割当株式数

普通株式 7,750株

普通株式 14,400株

普通株式 73,250株

処分価額

1株につき4,815円

1株につき2,477円

1株につき777円

処分総額

37,316,250 円

35,668,800 円

56,915,250 円

処分先及びその人数並びに処分株式の数

当社の取締役(社外取締役を除く。)

6名 2,100株

当社の委任型執行役員

5名 1,000株

当社の雇用型執行役員

5名 500株

当社の幹部社員

69名 3,450株

当社子会社の取締役

7名 700 株

当社の取締役(監査等委員である取締役及び社外取締役を除く。)

5名 3,200株

当社の委任型執行役員

6名 3,000株

当社の雇用型執行役員

8名 1,600株

当社の幹部社員

66名 6,600株

当社の取締役(監査等委員である取締役及び社外取締役を除く。)

5名 27,150株

当社の委任型執行役員

6名 13,100株

当社の雇用型執行役員

9名 9,000株

当社の幹部社員

68名 24,000株

譲渡制限付株式付与年月日

2022年8月12日

2023年8月15日

2024年8月16日

譲渡制限期間

自 譲渡制限付株式付与年月日

至 当社又は当社子会社の取締役、委任型執行役員、雇用型執行役員又は使用人(嘱託を除く。)のいずれの地位をも退任又は退職した直後の時点までの間

譲渡制限の解除条件

対象取締役等が職務執行開始日からその後最初に到来する定時株主総会の終結時点の直前時(ただし、対象取締役等が雇用型執行役員又は幹部社員の場合には、譲渡制限付株式付与年月日を含む年度の7月1日から翌年度の6月30日と読み替える。以下同じとする。)までの期間(以下「本役務提供期間」という。以下同じとする。)中、継続して、当社又は当社子会社の取締役、委任型執行役員、雇用型執行役員又は使用人(嘱託を除く。)のいずれかの地位にあったことを条件として、本割当株式の全部について、譲渡制限期間の満了時点で譲渡制限を解除します。

資格を喪失した場合の

取扱い

対象取締役等が、当社又は当社子会社の取締役、取締役を兼務しない執行役員又は使用人(嘱託を除く。)のいずれの地位をも任期満了、定年、死亡又は疾病その他当社の取締役会が認めた正当な事由により退任又は退職した場合には、対象取締役等の退任又は退職の直後の時点をもって、譲渡制限を解除します。譲渡制限の解除対象となる株式数は、対象取締役等が当該退任又は退職した時点において保有する本割当株式の全部とします。

当社による無償取得

当社は、譲渡制限が解除されないこととなった本割当株式について、無償で取得します。

 

 

(当社子会社の取締役向け)

 

内容

決議年月日

2023年4月18日

2024年4月16日

自己株式処分期日

2023年5月15日

2024年5月14日

株式の種類及び割当株式数

普通株式 1,200株

普通株式 4,800株

処分価額

1株につき2,122円

1株につき689円

処分総額

2,546,400 円

3,307,200 円

処分先及びその人数並びに処分株式の数

当社子会社の取締役

6名 1,200株

当社子会社の取締役

5名 4,800株

譲渡制限付株式付与年月日

2023年5月15日

2024年5月14日

譲渡制限期間

自 譲渡制限付株式付与年月日

至 当社子会社の取締役の地位をも退任又は退職した直後の時点までの間

譲渡制限の解除条件

対象取締役等が職務執行開始日からその後最初に到来する定時株主総会の終結時点の直前時までの期間(以下「本役務提供期間」という。以下同じとする。)中、継続して、当社子会社の取締役の地位にあったことを条件として、本割当株式の全部について、譲渡制限期間の満了時点で譲渡制限を解除します。

資格を喪失した場合の

取扱い

対象取締役等が職務執行開始日からその後最初に到来する定時株主総会の終結時点の直前時(ただし、対象取締役等が雇用型執行役員又は幹部社員の場合には、譲渡制限付株式付与年月日を含む年度の7月1日から翌年度の6月30日と読み替える。以下同じとする。)までの期間(以下「本役務提供期間」という。以下同じとする。)中、継続して、当社又は当社子会社の取締役、委任型執行役員、雇用型執行役員又は使用人(嘱託を除く。)のいずれかの地位にあったことを条件として、本割当株式の全部について、譲渡制限期間の満了時点で譲渡制限を解除します。譲渡制限の解除対象となる株式数は、対象取締役等が当該退任又は退職した時点において保有する本割当株式の全部とします。

当社による無償取得

当社は、譲渡制限が解除されないこととなった本割当株式について、無償で取得します。

 

 

(2)譲渡制限付株式の規模及びその変動状況

① 譲渡制限付株式の数

   (対象取締役等向け)

決議年月日

2022年7月15日

2023年7月19日

2024年7月17日

譲渡制限付株式付与日

2022年8月12日

2023年8月15日

2024年8月16日

付与譲渡制限付株式数(注)

77,500株

72,000株

73,250株

前連結会計年度末譲渡制限付株式残(注)

71,000

70,000

失効 (注)

300

譲渡制限解除 (注)

1,000

1,000

当連結会計年度末譲渡制限付株式残 (注)

70,000

69,000

72,950

 

 

 

   (当社子会社の取締役向け)

決議年月日

2023年4月18日

2024年4月16日

譲渡制限付株式付与日

2023年5月12日

2024年5月14日

付与譲渡制限付株式数(注)

6,000株

4,800株

前連結会計年度末譲渡制限付株式残(注)

5,000

失効 (注)

譲渡制限解除 (注)

当連結会計年度末譲渡制限付株式残 (注)

5,000

4,800

 

 (注)当社は2022年10月1日付で普通株式1株につき2株、2024年4月1日付で普通株式1株につき5株の株式分割をそれぞれ行っております。付与譲渡制限付株式数、前連結会計年度末譲渡制限付株式残、失効、譲渡制限解除、及び当連結会計年度末譲渡制限付株式残については、当該株式分割後の株式数に換算して記載しております。

 

② 単価情報

(対象取締役等向け)

会社名

提出会社

提出会社

提出会社

決議年月日

2022年7月15日

2023年7月19日

2024年7月17日

1株当たりの処分価額

4,815円

2,477円

777円

算定方法

取締役会決議年月日に先立つ直近取引日の東京証券取引所スタンダード市場における当社の普通株式の終値

 

 

(当社子会社の取締役向け)

会社名

提出会社

提出会社

決議年月日

2023年4月18日

2024年4月16日

1株当たりの処分価額

2,122円

689円

算定方法

取締役会決議年月日に先立つ直近取引日の東京証券取引所スタンダード市場における当社の普通株式の終値

 

 

(税効果会計関係)

1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

 

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

繰延税金資産

 

 

  賞与引当金

108,079千円

128,593千円

  未払事業税

24,488

25,497

 貸倒引当金

20,443

16,552

  退職給付に係る負債

129,741

144,793

 役員退職慰労引当金

29,987

31,035

 投資有価証券評価損

25,413

26,167

 PFI長期修繕前受金

54,026

16,009

  減損損失

26,255

26,255

 その他

96,084

83,338

繰延税金資産  小計

514,522

498,244

評価性引当額

△132,494

△121,515

繰延税金資産  合計

382,028

376,729

繰延税金負債

 

 

  持分法適用会社の留保利益

△33,406

△34,862

  その他有価証券評価差額金

△66,593

△75,389

 その他

△1,891

△13,523

繰延税金負債  合計

△101,890

△123,774

繰延税金資産の純額

280,137

252,954

 

 

2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因となった主な項目別の内訳

 

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

法定実効税率

30.3%

30.3%

(調整)

 

 

交際費等永久に損金に
算入されない項目

0.8

0.8

のれんの償却

0.3

住民税均等割

1.7

1.4

受取配当金の益金不算入額

△0.5

△0.1

持分法投資利益

△0.3

△0.4

持分法適用会社の留保利益

0.2

0.1

評価性引当額の増減

1.2

△0.2

法人税の特別控除額

△5.3

△3.8

税率変更に伴う影響

△0.5

その他

0.2

1.2

税効果会計適用後の法人税等の
負担率

28.3

29.1

 

 

3.法人税等の税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債の金額の修正

「所得税法等の一部を改正する法律」(令和7年法律第13号)が2025年3月31日に国会で成立し、2026年4月1日以後開始する事業年度より「防衛特別法人税」の課税が行われることになりました。

これに伴い、2026年4月1日以後開始する事業年度以降に解消が見込まれる一時差異等に係る繰延税金資産及び繰延税金負債については、法定実効税率を30.3%から31.2%に変更し計算しております。

この変更により、当連結会計度の繰延税金資産(繰延税金負債の金額を控除した金額)が919千円減少し、法人税等調整額が1,372千円、退職給付に係る調整累計額が452千円それぞれ増加しております。

 

(企業結合等関係)

(取得による企業結合)

1.企業結合の概要

 (1)被取得企業の名称及びその事業の内容

   被取得企業の名称:株式会社TECサービス

   事業の内容:空調・ダクト設備工事 等

 (2)企業結合を行った主な理由

株式会社TECサービスは、空調設備工事総合企業として、関東圏を中心に、商業ビル、工場、医療施設など幅広い施設の設備工事を手掛けており、ワンストップかつスピーディーな工事を実施するなど、顧客からの信頼は強固であり、安定した事業基盤を築いてまいりました。

当社は、中期経営計画(2023~2025年度)において「設備部門をはじめとした現場力の強化」を重点施策として掲げております。今回の株式取得は、設備管理・保守及び工事関係の業務を当社の成長ドライバーとする上で大きく寄与するものであり、当社グループ内における人材交流、それに基づくノウハウの蓄積など、グループ間シナジーを生み出すものと考えております。

今後とも、株式会社TECサービスをはじめとした、当社グループの子会社との連携をより強化し、更なる企業価値向上を目指してまいります。

 (3)企業結合日

   2024年4月2日

 (4)企業結合の法的形式

   当社を完全親会社とし、株式会社TECサービスを完全子会社とする株式取得

 (5)結合後企業の名称

   変更はありません。

 (6)取得した議決権比率

   100%

 

 (7)取得企業を決定するに至った主な根拠

   当社が現金を対価として株式を取得したことによるものであります。

2.当連結会計年度に係る連結損益計算書に含まれる被取得企業の業績の期間

  2024年4月1日から2024年12月31日まで

3.被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳

  取得の対価 現金 300,000千円

  取得原価     300,000千円

 

4.主要な取得関連費用の内訳及び金額

  アドバイザリー費用等:25,638千円

5.発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間

 (1)発生したのれんの金額

   80,832千円

    なお、取得原価の配分の完了に伴い、のれんの金額は確定しております。

 (2)発生原因

   取得原価が企業結合時の時価純資産額を上回ったことによるものです。

 (3)償却方法及び償却期間

   5年間にわたる均等償却

6.企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債の額並びにその主な内訳

 流動資産 171,807千円

 固定資産 156,204

 資産合計 328,011

 

 流動負債  △50,226千円

 固定負債  △58,617

 負債合計 △108,843

 

7.企業結合に係る暫定的な会計処理の確定

 2024年4月2日に行われた株式会社TECサービスとの企業結合について、第1四半期連結会計期間において暫定的な会計処理を行っておりましたが、中間連結会計期間において確定しております。

 この暫定的な会計処理の確定に伴い、暫定的に算出されたのれんの金額107,782千円は、会計処理の確定により26,949千円減少し80,832千円となっております。のれんの減少は、主に顧客関連資産が38,671千円、繰延税金負債が11,721千円増加したことによるものです。

 なお、のれんの償却期間は5年、顧客関連資産の償却期間は7年であります。

 

   (共通支配下の取引等)

   子会社株式の追加取得

1.企業結合の概要

 (1)結合当事企業の名称及びその事業の内容

   結合当事企業の名称:エヌケー建物管理株式会社

   事業の内容:マンション・ビル管理業務、建物の補修工事等に関する業務、不動産業務

 (2)企業結合日

   2024年11月1日

 (3)企業結合の法的形式

   非支配株主からの株式取得

 (4)結合後企業の名称

   名称の変更はありません。

 (5)その他取引の概要に関する事項

   追加取得した株式の議決権比率は30.0%であり、当該取引により議決権比率の合計は100%となりました。

 

 

2.実施した会計処理の概要

「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 2019年1月16日)及び「企業結合会計基準及び事業分離等会計基準に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第10号 2019年1月16日)に基づき、共通支配下の取引のうち、非支配株主との取引として処理しております。

 

3.被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳

  取得の対価 現金 5,883千円

  取得原価     5,883千円

 

4.非支配株主との取引に係る当社の持分変動に関する事項

 (1)資本剰余金の主な変動要因

   子会社株式の追加取得

 (2)非支配株主との取引によって増加した資本剰余金の金額

   4,797千円

 

(資産除去債務関係)

当社及び連結子会社は、不動産賃貸借契約等に関する差入保証金(敷金)について、回収が最終的に見込めないと認められる金額(賃借建物の原状回復費用)を合理的に見積り、そのうち前連結会計年度及び当連結会計年度の負担額を費用計上する方法によっており、資産除去債務の負債計上は行っておりません。

なお、前連結会計年度及び当連結会計年度の負担額は、予定賃借期間に基づいて算定しております。

 

(賃貸等不動産関係)

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日

当社グループでは、当社及び連結子会社である協栄ビル管理㈱が賃貸用の建物(土地を含む。)を所有しております。
 2024年3月期における賃貸等不動産に関する賃貸損益は、18,006千円(賃貸収益は営業外収益に、賃貸費用は営業外費用に計上)であります。

また、当該賃貸等不動産の連結貸借対照表計上額、期中増減額及び時価は以下のとおりであります。

                                                                                        (単位:千円)

連結貸借対照表計上額

連結決算日における時価

当連結会計年度期首残高

当連結会計年度増減額

当連結会計年度末残高

403,047

100,528

503,576

535,378

 

  (注)1.連結貸借対照表計上額は、取得原価から減価償却累計額を控除した金額であります。

2.当連結会計年度増減額のうち、増加額は当社が賃貸用の建物及び土地を取得したことなどによる増加(106,983千円)であり、減少額は減価償却による減少(6,454千円)であります。

3.連結会計年度末の時価は、主として不動産鑑定士による「不動産鑑定評価額」を基に、自社で指標を用いて調整した金額であります。

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日

当社グループでは、当社及び連結子会社である協栄ビル管理㈱が賃貸用の建物(土地を含む。)を所有しております。
 2025年3月期における賃貸等不動産に関する賃貸損益は、21,341千円(賃貸収益は営業外収益に、賃貸費用は営業外費用に計上)であります。

 

また、当該賃貸等不動産の連結貸借対照表計上額、期中増減額及び時価は以下のとおりであります。

                                                                                        (単位:千円)

連結貸借対照表計上額

連結決算日における時価

当連結会計年度期首残高

当連結会計年度増減額

当連結会計年度末残高

503,576

△203

503,373

543,587

 

  (注)1.連結貸借対照表計上額は、取得原価から減価償却累計額を控除した金額であります。

2.当連結会計年度増減額のうち、増加額は当社が賃貸用の建物及び土地に資本的支出をしたことによる増加(6,370千円)であり、減少額は減価償却による減少(6,574千円)であります。

3.連結会計年度末の時価は、主として不動産鑑定士による「不動産鑑定評価額」を基に、自社で指標を用いて調整した金額であります。

 

(収益認識関係)

  1. 顧客との契約から生じる収益を分解した情報

     前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日

       財又はサービスの種類別に分解した顧客との契約から生じる収益は以下のとおりであります。

 

 

(単位:千円)

 

 建築物総合サービス事業

合計

清掃業務

設備保守管理業務

警備業務

工営業務

その他

一時点で移転される財又はサービス

235,988

235,988

一定の期間にわたり移転される財又はサービス

9,592,676

2,834,226

2,259,842

6,141,609

5,553,723

26,382,078

顧客との契約から生じる収益

9,592,676

2,834,226

2,259,842

6,141,609

5,789,711

26,618,066

その他の収益

外部顧客への売上高

9,592,676

2,834,226

2,259,842

6,141,609

5,789,711

26,618,066

 

     当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日

       財又はサービスの種類別に分解した顧客との契約から生じる収益は以下のとおりであります。

 

 

(単位:千円)

 

 建築物総合サービス事業

合計

清掃業務

設備保守管理業務

警備業務

工営業務

その他

一時点で移転される財又はサービス

234,828

234,828

一定の期間にわたり移転される財又はサービス

10,021,634

2,931,203

2,250,773

6,474,368

6,112,743

27,790,723

顧客との契約から生じる収益

10,021,634

2,931,203

2,250,773

6,474,368

6,347,572

28,025,552

その他の収益

外部顧客への売上高

10,021,634

2,931,203

2,250,773

6,474,368

6,347,572

28,025,552

 

 

2. 顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報

「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項 4会計方針に関する事項 (4)重要な収益及び費用の計上基準」に記載のとおりであります。

 

3.顧客との契約に基づく履行義務の充足と当該契約から生じるキャッシュ・フローとの関係並びに当連結会計年度末において存在する顧客との契約から翌連結会計年度以降に認識すると見込まれる収益の金額及び時期に関する情報

 

(1)契約資産及び契約負債の残高等

                                                                                  (単位:千円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

顧客との契約から生じた債権(期首残高)

3,822,788

4,323,103

顧客との契約から生じた債権(期末残高)

4,323,103

4,271,348

契約資産(期首残高)

46,388

31,087

契約資産(期末残高)

31,087

103,258

契約負債(期首残高)

719,770

921,748

契約負債(期末残高)

921,748

842,930

 

 

契約資産は、清掃や設備保守管理、改修工事等、履行義務が一定の期間にわたり充足されるサービスについて、期末時点でのサービスの進捗度に応じて按分し計上した収益のうち未だ請求権が発生していないものであります。契約資産は、計上した収益に対する当社グループの請求権が生じた時点で顧客との契約から生じた債権に振り替えております。

契約負債は、主に清掃や設備保守管理、改修工事等、履行義務が一定の期間にわたり充足されるサービスについて、期末時点でのサービスの進捗度に応じて按分し計上した収益の額よりも契約に基づき顧客から受け取った又は請求権が発生した額が上回る前受金であります。契約負債は収益の認識に伴い取り崩しております。

個々の契約により支払条件は異なるため、通常の支払期限はありません。

前連結会計年度に認識された収益の額のうち前連結会計年度期首現在の契約負債残高に含まれていた額は、350,302千円であります。

当連結会計年度に認識された収益の額のうち当連結会計年度期首現在の契約負債残高に含まれていた額は、    525,423千円であります。

前連結会計年度において、契約負債が201,978千円増加した主な理由は、主にPFI事業において、契約に基づき顧客から受け取った又は請求権が発生した額がサービスの進捗度に応じて按分し計上した収益の額を上回ったことによるものであります。当連結会計年度において、契約負債が78,817千円減少した主な理由は、主にPFI事業において、契約に基づき顧客から受け取った又は請求権が発生した額がサービスの進捗度に応じて按分し計上した収益の額を下回ったことによるものであります。

なお、過去の期間に充足(又は部分的に充足)した履行義務から、当連結会計年度に認識した収益(主に取引価格の変動)の額に重要性はありません。

(2)残存履行義務に配分した取引価格

残存履行義務に配分した取引価格の総額及び収益の認識が見込まれる期間は、以下のとおりであります。

                                                                        (単位:千円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

1年以内

1,065,416

1,384,430

1年超2年以内

1,570,501

971,763

2年超3年以内

792,979

650,959

3年超

3,267,651

3,224,226

合計

6,696,549

6,231,380

 

なお、期間が複数年の契約のうち、前連結会計年度末まで、および当連結会計年度末までに履行が完了した部分に対する顧客にとっての価値に直接対応する対価の額を顧客から受け取る権利を有しているものについては、収益認識に関する会計基準の適用指針第19項に従って、請求する権利を有している金額で収益を認識しております。従って、収益認識に関する会計基準第80-22項(2)の定めを適用し、残存履行義務に配分した取引価格の注記には含めておりません。