第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当社は、平成28年10月19日開催の取締役会において、株式会社フィールド・パートナーズとの間で資本業務提携並びに同社に対する第三者割当による新株式発行を行うことについて決議し、同日付で株式会社フィールド・パートナーズとの間で資本業務提携契約を締結いたしました。また、本第三者割当は、平成28年11月4日付で実施いたしました。

 詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期財務諸表 注記事項」の重要な後発事象をご参照ください。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において当社が判断したものであります。

なお、当社の事業は、環境計量証明事業並びにこれら関連業務の単一事業であることから、開示対象となるセグメントはありません。

 

(1)  業績の状況

当第1四半期累計期間の国内経済を概観すると、雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続いていますが、英国のEU離脱問題の影響による世界経済の不透明感を受け、弱含みの状況が続きました。
 環境行政の動向としては、東京都の豊洲新市場に係る土壌汚染問題が改めてクローズアップされました。食の安全・安心の観点だけでなく、専門家による第三者委員会での取り決めが実現しなかった行政手続きの課題など、様々な問題が提起されました。このような状況の中、当社は豊洲新市場に係る各種環境調査を受託しました。

当第1四半期の受注高は8億69百万円(前年同期比1億58百万円減、同15.4%減)であります。分野別の受注高は、環境調査5億4百万円(同6百万円増、同1.3%増)、コンサルタント99百万円(同96百万円減、同49.1%減)、応用測定1億92百万円(同1百万円減、同0.9%減)、放射能72百万円(同67百万円減、同47.9%減)であります。 
 当第1四半期の売上高は、5億56百万円(同1億3百万円増、同22.8%増)となりました。当第1四半期の受注残高は14億9百万円(同2億76百万円減)であります。 
 損益面については、売上原価は4億92百万円(同1億19百万円増、同32.0%増)、販売費及び一般管理費は1億74百万円(同23百万円減、同12.0%減)となりました。その結果、営業損失は1億10百万円(前年同期は1億17百万円の営業損失)、経常損失は1億9百万円(同1億25百万円の経常損失)、四半期純損失は1億2百万円(同32百万円の四半期純損失)となりました。

 

(季節変動について)
 当社が受注する案件は3月末までを契約期間とする調査業務が多く、年間売上高のおよそ3分の1が3月に計上されます。また人件費・営業経費等の固定費は毎月ほぼ均等に発生するため、第2四半期までは営業損失が生じる季節変動の特徴があります。

 

-受注高・売上高の四半期推移-

 

第1四半期

累計期間

第2四半期

累計期間

第3四半期

累計期間

通期

(7~9月)

(7~12月)

(7~3月)

(7~6月)

  受注高

当四半期累計期間

(百万円)

869

 

 

 

(参考)

前四半期累計期間

(百万円)

1,028

1,935

2,522

3,620

 

年間進捗率

(%)

28.4

53.5

69.7

100.0

  売上高

当四半期累計期間

(百万円)

556

 

 

 

(参考)

前四半期累計期間

(百万円)

453

1,124

2,931

3,634

 

年間進捗率

(%)

12.5

30.9

80.7

100.0

 

 

(2)  事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

また、前事業年度に掲げた課題については、当第1四半期累計期間も引き続き取り組んでおります。

 

(3)  研究開発活動

当第1四半期累計期間における研究開発活動の金額は2百万円であります。

なお、当第1四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(4)  従業員数

当第1四半期累計期間において、当社の従業員数に著しい増減はありません。

 

 

(5)  生産、受注及び販売の状況

当社は環境計量証明事業並びにこれら関連業務の単一事業であることから、開示対象となるセグメントはありません。

 

生産・受注及び販売状況     

 (単位:千円)

 

前第1四半期累計期間

(自  平成27年7月1日

至  平成27年9月30日)

当第1四半期累計期間

(自  平成28年7月1日

至  平成28年9月30日)

生産状況(製造原価)

656,011

728,939

受注状況(販売価格)

1,028,262

869,691

販売状況(売上高)

453,676

556,922

 

 

なお、分野別の受注高及び受注残高・売上高はつぎのとおりです。

 

①  分野別受注高及び受注残高

 

分  野

前第1四半期累計期間

(自  平成27年7月1日

至  平成27年9月30日)

当第1四半期累計期間

(自  平成28年7月1日

至  平成28年9月30日)

受注高(千円)

受注残高
(千円)

受注高(千円)

受注残高
(千円)

環境調査

497,525

709,047

504,108

607,005

コンサルタント

196,176

531,973

99,904

369,033

応用測定

194,502

219,645

192,760

201,247

放射能

140,058

224,931

72,917

232,284

合計

1,028,262

1,685,597

869,691

1,409,570

 

官公庁

304,903

780,968

205,064

517,318

 

民間

723,358

904,629

664,627

892,252

 

(注)  金額は販売価格によっており、消費税等は含まれておりません。

 

②  分野別売上高

 

分 野

前第1四半期累計期間

(自  平成27年7月1日

至  平成27年9月30日)

当第1四半期累計期間

(自  平成28年7月1日

至  平成28年9月30日)

金額(千円)

構成比(%)

金額(千円)

構成比(%)

環境調査

284,199

62.6

352,338

63.3

コンサルタント

20,386

4.5

27,727

5.0

応用測定

143,214

31.6

153,318

27.5

放射能

5,876

1.3

23,537

4.2

合計

453,676

100.0

556,922

100.0

 

 官公庁

91,213

20.1

99,559

17.9

 

 民間

362,462

79.9

457,362

82.1

 

 (注)  販売数量については、同一分野のなかでも種類が多く、かつ仕様も多岐にわたるため記載を省略しております。

 

(6)  設備の状況

当第1四半期累計期間において、当社の主要な設備に著しい変動はありません。

 

(7)  資本の財源及び資金の流動性についての分析

当社の事業は、受託した調査を4月に着手して3月に完了する契約が多く、3月末時の売掛金残高は年間売上高のおよそ3分の1になる傾向があります。それにより4~5月の売掛金回収までの間、毎月平均的に発生する人件費・外注委託費等の営業費用の支払を目的とする資金需要が生じ、取引銀行から計画的に借入金を調達しています。
 当社の資金計画は、現金及び預金の月末残高が各月の資金需要の1~1.5ヶ月相当を目安としており、安定した財務流動性を維持するよう努めております。

当第1四半期会計期間末の総資産は45億25百万円(前期末比2億39百万円増加)になりました。流動資産は12億80百万円(同2億13百万円増加)、固定資産は32億45百万円(同25百万円増加)であります。流動資産増減の主な要因は、現金及び預金の増加により70百万円増加、仕掛品2億34百万円増加、受取手形及び売掛金99百万円減少であります。 
 負債は32億89百万円(同3億41百万円増加)となりました。増減の主な要因は、運転資金を使途とする短期借入金4億50百万円増加、運転及び設備資金を使途とする長期借入金26百万円減少、未払金1億10百万円減少であります。また、リース債務1億42百万円(同11百万円減少)を含む有利子負債残高は24億74百万円(同4億12百万円増加)となりました。 
 純資産は12億35百万円(同1億1百万円減少)となりました。これは当第1四半期純損失1億2百万円によるものです。

 

(8)  経営者の問題認識と今後の方針について

首都圏エリアでは、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を控え、都心部の建設需要は活発であるものの、人員ならびに資材の逼迫により建設費が高騰しており、その波及効果は限定的なものとなっています。当社では株式会社フィールド・パートナーズとの提携を軸に、土壌・地下水分野を重点分野として、受注基盤の強化を進めていきます。
 一方、消費者の環境志向を背景に、環境性能を有する製品開発に係る受託研究が堅調に伸びています。従来の環境計量の枠を越えた分野にも注力する所存です。