なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間(平成28年11月1日~平成29年7月31日)におけるわが国経済は、米国の大統領選挙後の円安、株高等もあり、引き続き企業業績の緩やかな回復、雇用情勢、所得環境の改善がみられており、個人消費も底堅く推移しました。一方で、米国新政権の政策や欧州の政治リスク、アジア新興国の経済動向等、先行きの不透明感は依然として高い状況が続いております。
このような環境のもと当社グループは、快適なクルマ社会の実現に向け、サービスの基盤となる駐車場及びモビリティネットワークの拡大を図るとともに、新サービスの導入やポイントプログラムの充実等を通じてドライバーの方々の支持を得ることに努めてまいりました。また、本格的な海外展開の基礎となる拠点としてオーストラリア、ニュージーランド、英国で駐車場事業を展開するSecure Parking Pty Ltd、シンガポールで駐車場事業を展開するSecure Parking Singapore Pte. Ltd.及びマレーシアで駐車場事業を展開するSecure Parking Corporation Sdn. Bhd.の株式の80%の取得を行いました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の当社グループの売上高は1,678億89百万円(前年同期比18.2%増)、営業利益137億18百万円(同8.0%減)、経常利益136億26百万円(同6.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益90億34百万円(同7.0%減)となりました。
報告セグメントごとの業績は次のとおりであります。
「駐車場事業 国内」
前連結会計年度より引き続き営業拠点の拡大を通じた地域密着型のきめ細かな開発営業と大手法人向けコンサルティング営業により駐車場ドミナントの深耕を図ると同時に、タイムズ駐車場、レンタカーサービス、カーシェアリングサービスを1枚のカードでご利用できる法人向け後払い精算カードの発行促進や電子マネー等の決済手段の多様化対応、予約のできる駐車場マッチングサービス「B-Times」の拡大など、お客様の利便性向上に努めております。
この結果、国内におけるタイムズ駐車場の運営件数は16,642件(前連結会計年度末比105.4%)、運営台数は551,446台(同103.8%)、月極駐車場及び管理受託駐車場を含めた総運営件数は18,029件(同105.0%)、総運営台数は681,714台(同105.6%)となっております。
上記より、当事業の売上高(セグメント間の内部売上高を含む)は1,099億31百万円(前年同期比5.5%増)、営業利益は183億40百万円(同0.6%増)となりました。
「駐車場事業 海外」
将来の成長戦略の一環として本年1月に海外駐車場事業会社の株式取得を行い、従来の台湾、韓国の2ヶ国展開からオーストラリア、ニュージーランド、英国、シンガポール、マレーシアの5ヶ国を加えた7ヶ国に事業規模を拡大いたしました。この結果、当第3四半期連結累計期間末における海外事業の駐車場の総運営件数は1,604件、総運営台数は389,844台となり、全世界における駐車場の総運営件数は19,633件、総運営台数は1,071,558台となりました。今後はアジア、オセアニアを中心に世界各地で「快適なクルマ社会の実現」に向け事業の拡大と当社のノウハウを生かしたサービスの拡充を図ってまいります。また、本年7月には英国にて駐車場事業を展開するNational Car Parks Limited及びそのグループ会社の株式を保有するMEIF II CP Holdings 2 Limitedの持分51%を新たに取得する契約を締結し、連結子会社とすることを決定しました。
上記より、当事業の売上高(セグメント間の内部売上高を含む)は157億84百万円(前年同期比1,026.9%増)と大幅に増加いたしましたが、営業利益につきましては、のれんの償却などにより1億19百万円(同58.4%増)となりました。
「モビリティ事業」
レンタカーサービスにおきましては、お客様のアクセスしやすい場所への店舗展開やニーズに合った車種の提供のほか、免許証情報が登録されているタイムズクラブカード及びカーシェアリング会員カードによる、レンタカー簡易貸出サービス「ピッとGo」の対応カード拡大など、より身近に当社グループのサービスをご利用頂くための環境整備を進めております。カーシェアリングサービスにつきましては、当連結会計年度末2万台の配備車両計画に向けた積極的なステーション開発や、利便性の高い場所への車両移転、法人のお客様向けの駐車場利用機能を追加した後払い精算カードの利用促進等に努めました結果、当第3四半期連結累計期間末におけるステーション数は9,689ステーション、配備台数は19,080台とそれぞれ前連結会計年度末比12.8%、17.4%の増加、会員数につきましても851,766人と前連結会計年度末比18.4%の増加となりました。また、前期より取り組んでいる車両の安全装備の充実による事故の起こりにくい環境づくりや、国土交通省が実施する「道路空間を活用したカーシェアリングの社会実験」への参加など将来へ向けた快適な移動を実現させる活動にも注力して参りました。
これらの結果、モビリティ事業全体の車両台数は当第3四半期連結累計期間末で前連結会計年度末比18.6%増加の50,932台となりました。上記より、当事業の売上高(セグメント間の内部売上高を含む)は422億92百万円(前年同期比15.5%増)となりました。一方で、安全装備への投資や増車ペースの加速等によるコストの増加で営業利益は22億34百万円(同1.0%減)となりました。
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末比709億93百万円増加して2,239億33百万円となりました。主な増減といたしましては、増加でのれんが168億89百万円、リース資産で33億99百万円、受取手形及び売掛金で32億55百万円、機械装置及び運搬具で79億9百万円となっております。
更に、8月に取得するMEIF II CP Holdings 2 Limitedの株式取得関連決済資金の借入等により、現金及び預金が276億5百万円増加しております。
負債合計は、同708億79百万円増加し、1,505億48百万円となりました。主な増減といたしましては、海外駐車場事業会社の株式取得に伴う長短借入金の増加567億85百万円が主な要因となっております。
純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による増加90億34百万円、非支配株主持分の増加2億10百万円、利益剰余金の配当による減少95億18百万円等により、同1億14百万円増加し733億85百万円となりました。
当第3四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物は前連結会計年度末に比べて49億4百万円減少し、145億56百万円となりました。
当四半期連結累計期間に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は以下の通りです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られたキャッシュ・フローは、257億18百万円(前年同期比14億44百万円の増加)となりました。主な内訳といたしましては、減価償却費を加えた税金等調整前四半期純利益321億21百万円に対し、法人税等の支払額73億74百万円があったことなどによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動に使用したキャッシュ・フローは、737億23百万円(前年同期比559億56百万円の支出の増加)となりました。これは主として、海外駐車場運営会社の株式取得に係る支出160億25百万円(取得会社の現預金相殺後の純額)とタイムズ駐車場の開設や営業車両の取得に伴う、有形固定資産の取得による支出205億64百万円、長期前払費用の取得による支出31億31百万円によるものです。また、加えてMEIF II CP Holdings 2 Limitedの株式取得関連決済資金の預託金として325億19百万円を支出しました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、430億46百万円の資金の調達(前年同期比533億69百万円の調達の増加)となりました。これは、海外駐車場運営会社の株式取得等に伴う短期借入金の収入325億円、長期借入金の収入246億99百万円、株式の発行による収入2億48百万円があった一方、配当金の支払額95億13百万円、長期借入金の返済38億71百万円があったことなどによるものです。
当第3四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
特記事項はありません。