当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
中長期的な経営方針及び対処すべき課題
当社グループは、「知恵」「実行」「貢献」の社是のもと、知恵で地理空間情報のイノベーションを実行し社会資産の豊かな発展に貢献することを経営理念に掲げ、事業活動を行っております。
(1) 当社グループの経営方針
当社グループでは次の社是、経営理念、行動指針を定め、経営を行っております。
・社是
・経営理念
知恵で地理空間情報のイノベーションを実行し社会資本の豊かな発展に貢献する。
・行動指針
(2) 中期的な経営目標
当社グループは、優秀な人財の確保とその人財への教育制度の充実が経営の基礎と考えております。その中で、測量業務のソフトウェアから測量計測機器までのトータルでのソリューションを実現し、且つ、自動車の自動走行に必要とされる高精度三次元地図に「測量」の技術を融合させることのできる国内唯一の企業として、当社が社会に果たすミッションとして次のとおり定めております。
(3) 中期経営計画(2021年4月~2024年3月)
当社は、2022年3月期~2024年3月期を計画期間とする、新中期経営計画を策定しております。
前中期経営計画であるChallenge & Rebuildを経て、持続的に成長可能な企業を目指すべく、前計画で築いた土台から次なる成長に向けた期間と位置付け、「Investment & Innovation」のスローガンを掲げて成長分野に向け大胆に投資し新機軸の創出を目指し、取り組んでまいります。なお、2023年5月10日に開示した「中期経営計画の修正に関するお知らせ」の通り、当初予定しておりました2024年3月期の計画・予想を修正し、その目標達成に向けて取り組んでおります。以後の数値は修正後の数値で記載しております。
①当社の目指すべき方向性
・人財が当社グループにおける事業活動の基盤であり、採用やスキルアップへの投資を恒常的に図る。
・測位・測地演算ならびに地図創造技術をプラットフォームに「測量システム」「高精度計測システム」
「高精度三次元地図」を中核事業とする。
・当社グループは、「測量・不動産登記業務の生産性向上」と「自動運転の社会実装」の実現によって 社会資本の豊かな発展に貢献する。
②中期経営計画(2021年4月~2024年3月)の位置づけ
営業利益の推移のイメージ
③中期経営計画(2021年4月~2024年3月)の基本方針及び経営目標
・基本方針
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基本方針1 |
地理空間情報プラットフォームのもとNext事業の開拓、創出 |
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基本方針2 |
既存事業の収益性改善 |
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基本方針3 |
DXによる生産性向上と強靭な財務体質の実現 |
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基本方針4 |
少子高齢化時代における持続的成長を支える人財の採用と育成、活用 |
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基本方針5 |
コンプライアンスの徹底及び改訂コーポレート・ガバナンスコードへの対応 |
・経営目標
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経営目標1 |
2024年3月期において営業利益5億円を目指す |
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経営目標2 |
Investment & Innovationの実施 |
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経営目標3 |
公共セグメントにおいて市場占有率を高める |
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経営目標4 |
自動運転に係る技術、ノウハウを収益に変える |
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経営目標5 |
新常態に適応したワークスタイルを確立する |
④2024年3月期定量目標
新中期経営計画の最終年度である2024年3月期の売上高は57億円、営業利益5億円、売上高営業利益率は8.8%を目標水準とします。当面は、「Investment & Innovation」のスローガンを掲げて成長分野に向け大胆に投資し新機軸の創出を目指すことから営業利益は低く抑えられる見通しですが、その投資効果から持続的な成長軌道へ起点とすべく、定量目標の達成を目指します。
(注)売上高及び営業利益の増減は2023年3月期比の数値です。
⑤2024年3月期定量目標に対する2023年3月期進捗
当連結会計年度におきましては、本中期経営計画の2年目として経営計画を達成すべく、A-Drive株式会社の設立、新卒採用・キャリア採用といった採用活動に加え、人財のスキルアップなど「人」への投資を中心に、様々な研究開発、ソフトウェアやツール開発等にも取り組んでまいりました。
売上高
中期経営計画の2年目として、売上計画46億円を掲げて事業展開を進めるも、44.6億円にとどまる結果となりました。自社ソフトウェア販売や自動運転実証実験の請負業務等が好調に推移した一方で、国内外の不安定な経済状況により、測量機等精密機器関連の商材仕入にも影響が発生したことが要因となります。その結果、計画は未達となる一方、対前年比率では6.5%増となりました。
営業利益
中期経営計画の2年目として、営業利益計画3.2億円を掲げ、それを上回る3.3億円の実績となりました。売上高の底上げ、自社ソフトウェアの販売量を増やすなど、公共セグメントにおける売上総利益増加に加え、生産の効率化とコストダウンの取り組みはしっかり行うことで、売上は計画未達の中、利益項目の達成に繋がりました。
売上高営業利益率
中期経営計画の初年度より、利益率の高い自社製品、サービスの売上高の比重を高める土台作りを推進しております。同時に、生産の効率化とコストダウン、また自社製品に関連するオプションなどのリリースにより、利益率を高めることに成功し、売上高営業利益率は2年目計画の7%を上回る7.4%となりました。
(4)サステナビリティへの取り組み
企業におけるサスティナビリティの実現は、2015年に国連サミットで採択されたSDGsの取り組みの拡がりと浸透と共にグローバルに注目を集めています。その実現に向けては、CSRを踏まえたESGによる企業活動が欠かせません。以上を受け、当社グループでは、サスティナビリティの実現に向けて次の観点から、当社グループの社是の下で、その取り組みに努める所存です。
・サスティナビリティ基本方針
当社グループでは、社是、経営理念のもとAisan’s missionで掲げる「未来の社会インフラを創造する」を推進する事業そのもので社会的課題の解決を目指します。その取り組みにあたっては、「環境」「社会」の両面において、多くのステークホルダーの皆様とともに積極的に推進してまいります。
具体的な取り組みに関しては以下に記載の通りです。
①測量で、自動運転で社会インフラ整備
地震、豪雨時の災害発生時には、お客様の業務を支援するプログラムを用意し、速やかな復興に向けた貢献を行いました。また、震度5強以上の地震発生時には、電子基準点の情報を観測し、その地域の地殻変動量を算出し、レポートを公開しております。
自動運転の実証実験においては、国、自治体、交通事業者をはじめとするパートナーの皆様と連携し、数多くの実用化に向けた実証実験を行ってまいりました。新たな移動手段を社会に提供し社会課題を解決することを目的として、人材や技術など投資も進め、2023年2月に設立したA-Drive株式会社とともに事業モデルの構築を加速化させてまいります。また、新たな街づくりとして期待される「スマートシティ」や「スーパーシティ」のプロジェクトにも積極的に参画しています。
②人事制度改定により70歳定年制度へ
少子高齢化の時代が進み、人生100年時代と言われる昨今、経験とノウハウを持つ高年齢者が、意欲と能力のある限り、年齢に関わりなく働くことができる生涯現役社会をサポートする制度を設けることが社員、会社のお互いにメリットがあると考えます。
また、国の社会保障制度としても65歳以上への定年引上げや高年齢者の雇用管理制度の整備、高年齢の有期契約労働者の無期雇用への転換等を求めており、そのような要請に対応すべく、当社グループでは、2020年4月に人事制度を改定し、従来の60歳定年制度を70歳までの年度で社員個々が定年年齢を選択可能な制度を創設しました。
③働き方改革に対応し、柔軟な働き方の選択が可能に
社員各々の価値観が多様化する中、どのように事業の成果を上げるか、そのための働き方の多様化が求められています。また、出産、育児、介護が必要な環境下においても、就業継続可能な環境を用意することが経験を持った優秀な社員の離職を防ぐため重要と考えております。
当社グループでは、出産、育児、介護から復帰を可能とする休暇制度ともに、短時間勤務制度、在宅勤務制度を設けており、過去10年出産、育児を理由とした離職率は0%を維持しております。また、2020年4月にはテレワーク制度の充実を図る制度改定も行いました。
加えて男性社員の育児休業取得の意識向上にも努めております。母数が少ないため取得率は変動が大きいですが、2023年3月期には2名が取得しております。
④改訂コーポレート・ガバナンスコードへの対応を通じたガバナンス体制の強化
「知恵」「実行」「貢献」の社是に基づく企業倫理の浸透とコンプライアンスの徹底を図るとともに、リスクマネジメントの徹底に努めております。
2021年6月にコーポレート・ガバナンスコードが改訂されるとともに、2022年4月には、東京証券取引所において、市場再編が行われました。
当社グループでは、スタンダード市場として求められる事項に加え、経営方針に沿って有益な事項は積極的に取り組んでおります。その取り組みについては、ウェブサイトで公開しております。
具体的には、独立社外取締役の増員など取締役会の機能強化を実施したとともに、投資家との対話の充実を更に進めてまいります。
⑤期末連結従業員数153名(※契約社員等を除く)体制へ
当社の事業活動では幅広い人財が必要となります。そのために、新卒採用活動を継続的に実施するとともに、各事業分野で必要とする経験者をキャリア採用として確保しております。
加えて、当社グループに入社した社員の育成プログラムも構築し、安定した活躍の場を設けるとともに、定期的に社員の意識調査を行い、必要に応じ配置転換、リスキリングにも取り組んでいく方針です。
中期経営計画の目標達成に向けては、従来以上の人員確保が必要となり、積極的な採用活動、人材育成に取り組んでおります。
併せて、M&Aを活用することで、上記で不足する部分を補完することも常時検討を行っております。
⑥生産性の向上を目指してDX推進
当社グループでは、紙資源の利用を抑制するためにペーパレス化を推進しております。取締役会では数年前よりペーパレス化を図り、資料の紙での配布を廃止しております。また、お客様への納品書、請求書も電子化するサービスを導入しております。
2020年7月より契約書類の一部や取引における書面のやり取りを、電子署名技術を活用した電子契約サービスを導入する取り組みも開始しております。これらの取り組みは環境面のみならず、間接業務の生産性向上にも寄与するものと考えております。
その他、ITやクラウドを積極的に活用し業務の効率化を実現することで社員は、人間にしかできない戦略的な業務に集中することが可能となり、働き甲斐を向上させるよう取り組んでまいりました。
(5) 2024年3月期業績見通し
「中期経営計画(2021年度~2023年度) Investment & Innovation」の3年目として定量的な目標達成に取り組んでまいります。
その中期経営計画の基本方針は、以下の通りです。
① 地理空間情報プラットフォームのもとNext事業の開拓、創出
② 既存事業の収益性改善
③ DXによる生産性向上と強靭な財務体質の実現
④ 少子高齢化時代における持続的成長を支える人財の採用と育成、活用
⑤ コンプライアンスの徹底及び改定コーポレート・ガバナンスコードへの対応
2024年3月期においては、2023年5月10日に開示した「中期経営計画の修正に関するお知らせ」の通り、当初予定しておりました2024年3月期の計画・予想を修正し、その達成に向けて、以下の項目に取り組んでまいります。
① 積極的な人財採用に加え、人財の成長を促す教育や、人的資本経営に向けた投資を行います。
② 新たな製品、サービスをリリースするための組織設計や投資を行い、既存事業の収益性向上に繋げます。
③ 自動運転の実用化に向けた更なる投資を行います。
併せて、当社グループでは、株主・投資家の皆様と建設的な対話を行うことを通じて、当社グループの経営方針や成長戦略等を理解し支持していただけるよう努めております。また株主等の声を適切に反映させていくことが、当社グループが中長期的な企業価値を向上させることにつながると考えており、これらの取り組みを強化してまいります。なお、2024年3月期における連結業績予想は以下の通りであります。
アイサンテクノロジーグループの連結実績及び次期の業績予想
(単位:千円)
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2023年3月期 (実績) |
2024年3月期 (計画) |
対前期増減額 |
対前期増減率 |
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売上高 |
4,463,382 |
5,700,000 |
1,236,617 |
27.7% |
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営業利益 |
331,280 |
500,000 |
168,719 |
50.9% |
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経常利益 |
330,877 |
490,000 |
159,122 |
48.1% |
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親会社株主に帰属する当期純利益 |
240,737 |
332,000 |
91,262 |
37.9% |
各セグメントの2024年3月期における市場環境を含めた見通しは以下の通りです。
a.報告セグメント別の業績見通し
(単位:千円)
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2023年3月期 (実績) |
2024年3月期 (計画) |
対前期増減額 |
対前期増減率 |
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公共セグメント |
売上高 |
3,267,674 |
3,925,000 |
657,325 |
20.1% |
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営業利益 |
495,188 |
619,000 |
123,811 |
25.0% |
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売上高営業利益率 |
15.2% |
15.8% |
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モビリティセグメント |
売上高 |
1,184,543 |
1,764,000 |
579,456 |
48.9% |
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営業利益 |
55,723 |
158,000 |
102,276 |
183.5% |
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売上高営業利益率 |
4.7% |
9.0% |
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その他 |
売上高 |
11,164 |
11,000 |
△164 |
△1.5% |
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営業利益 |
5,286 |
5,000 |
△286 |
△5.4% |
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売上高営業利益率 |
47.4% |
45.5% |
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b.報告セグメント別の2024年3月期の見通し概要
(公共セグメント)
現在の国内外において、コロナウイルス感染症は収束に近づいたものの、世界的な半導体不足、ウクライナ情勢に起因するエネルギー・食料品価格の高騰など物価高による景気押し下げなど複合的な経済に与えるリスクを有する経済情勢下が続いております。測量・不動産登記に係る市場においては、お客様の設備投資意欲の低下や、測量機器、MMSなどのハードウェア関連の生産遅延、在庫不足による商談機会を逸するリスクが存在しております。そのような環境下においても、引き続き、三次元データの利活用推進の動きは予想されます。本事業セグメントでは計測機器販売、取得した三次元データの処理ソフトウェア販売、三次元データ計測請負の各事業を融合させることが強みであり、成長分野として捉えております。
・当社グループの主力製品である「WingneoINFINITY」の定期的なアップデート、サポートサービスに加え、新たな製品・サービスのリリースを行うことで安定した収益の獲得を目指すとともに、効果的な分野、地域への販売コストの集中的な投下により、収益性の改善を図っていきます。
・2021年4月に成立した所有者不明の土地問題を解消するための関連法案に加え、2023年4月には「相続土地国庫帰属制度」が開始するなど、従来以上に活性化が予測される不動産登記行政に対し、様々なサービス、製品の提案を強化し、収益確保を目指していきます。
・道路の維持管理など公共分野においてもMMSを利用し取得した三次元データの利活用が様々な分野で進められております。当社グループでは、これまでのMMS計測機器販売や計測請負の実績を活かすとともに、取得したデータを利活用し、事業推進を行ってまいります。
・建設関連業界におけるi-Constructionの流れは次期以降も引き続き顕著であり、補助金活用や税制優遇を活用したお客様の生産性向上の提案を推進してまいります。
・ウェブサイト上の測量機器総合マーケット「GEOMARKETセンター」では中古測量機器やレンタルの需要も高まっており、当事業分野での収益拡大を目指します。
・次期の第1四半期業績に関しては、すでに契約済みのサポートサービスによる最新バージョンの出荷に伴う売上計上が予想されるとともに、当連結会計年度からの継続案件による収益計上が見込まれます。
(モビリティセグメント)
自動車関連産業においては、EV化や自動運転などをはじめとした変革期を迎えております。中でも自動走行社会の実現においては、国を挙げての取り組みが加速しており、内閣府によるITSロードマップ2020においても、その実用化時期を2025年度とした様々な法改正や制度改正が進んでおります。2022年4月に無人運転による自動運転レベル4や自動走行ロボットの公道走行を可能にする道路交通法の改正が可決・成立したのもその一環であります。本事業セグメントにおいても、2025年をターゲットとして事業を推進しており、それまでの投資局面においては、様々な自治体やパートナー企業と連携し、高精度三次元地図の整備、実証実験、モビリティ開発、スマートシティやスーパーシティプロジェクトへの参画等を進め、2025年度以降の当社のビジネスモデルを構築してまいります。そのためにも人財確保と育成および研究開発を各専門分野で実施し、またパートナー連携の強化、プロジェクトの深化などを進め、将来の収益性の向上を図ります。
・高精度三次元地図関連事業では、既に自動車メーカーより自動運転レベル2から3に対応した車種が発売されており、高精度三次元地図も実用化フェーズに移行しております。当社としては引き続きパートナー企業との連携を深め、今後のニーズ拡大が期待される自治体向け高精度三次元地図データの利活用に向け、自動運転用地図の配信基盤の研究開発に取り組むとともに、スマートシティやスーパーシティなどで期待される高精度三次元地図データプラットフォームなどへの取り組みを進めてまいります。また、本事業の収益性を更に高めるため、自社開発の地図生産ソフトウェアの機能性をさらに高め、地図データ生成における生産性向上と品質強化の取り組みを強力に推進してまいります。
・自動走行に係る車両構築や実証実験においても、国の掲げるロードマップに即し、新たな移動手段を社会に提供し社会課題を解決することを目的として、子会社の「A-Drive株式会社」、外部パートナー企業と連携し、全国自治体との対話を進め、将来の実用化に向け今後も積極的に推進するとともに、人財や技術など投資も進め、事業モデルの構築を加速させてまいります。
(6) 経営環境及び優先的に対処すべき課題
当社グループでは、経営理念、中期経営計画にもとづく成長戦略に沿って事業活動を行っております。事業活動を行うに際しては、社会変化や技術革新など外部環境の変化に伴う機会と脅威が存在するとともに、事業を継続するうえで普遍的な課題が存在しています。これらに適切に対応することで、持続的な成長に繋がるものと考えますが、対応を誤ると獲得できる可能性のあった収益を失うことにもなります。現在不安定な国際情勢に起因するエネルギーや物流コストの高騰などの物価指数上昇、世界的な半導体不足による多方面での生産遅延が起きる不確実性の高い事業環境下において、測量・不動産登記に係る市場における技術革新への対応やモビリティ分野における自動運転の実用化社会に向けた開発競争が激しくなるなど、目まぐるしく変化する経営環境の中、「知恵・実行・貢献」の社是のもと「未来の社会インフラを創造する」企業として、持続的な成長を目指すべく「Investment & Innovation」のスローガンを掲げ、中期経営計画の達成に向け、以下の通り取り組んでまいります。
①地政学リスクへの対処すべき課題
当社グループにおける主たる事業活動の地域は、国内が中心であり、直接海外での事業活動を展開していないことから、地政学リスクの直接的な影響は小さいものと判断しております。しかしながらその影響による国内外の景気や経済活動の動向による間接的な影響を受けることとなります。
具体的には、お客様の投資マインドの低下、生産・入荷の遅延や資源価格高騰による物流への影響などがあげられます。
当社グループでは、このようなリスクに対応すべく、多方面での事業展開も同時に行うことで、特定の市場環境の影響に偏らないよう、事業活動を行うとともに、将来の取引の見込みより適正な在庫管理を行うなど実施していかなければいけません。
②中期的な対処すべき課題
当社グループでは、2021年5月14日に発表しました「中期経営計画(2021年4月~2024年3月) Investment & Innovation」にて掲げる2024年3月期の連結業績目標を2023年5月10日に修正をしました。修正後の目標値である営業利益5億円、さらにはその先の事業拡大、業績拡大に向け、限られた経営リソースを成長分野へ集中的に投資するとともに、時代に即した形でのお客様とのコンタクト機会を増やすことを実践し、中期経営計画の達成を目指していかなければいけません。
③各事業分野における対処すべき課題
(コーポレート部門)
・投資コストや資本コストを有効に活用し、効率的に利益を計上可能な取り組みを推進する。また、売上高営業利益率、ROE、ROICの指標を改善する。
・株主・投資家への情報発信・対話を強化し企業価値の向上に努める。
・人的資本経営として人財の獲得共に社員の成長を支え一人ひとりが「活き活き」とその特性を活かし、持
てる力を発揮できる職場環境を目指す。
・ESG経営の実践により、中長期的な持続的成長のため、変化する環境問題への取り組み、社会とのつながり、ガバナンスを強化への取り組みを実施する。なお、2023年3月期における取り組み内容は、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4)サステナビリティへの取り組み」に記載の通りです。
・情報セキュリティ対策を適切に講じ、事故を未然に防ぐ。
・DXによる間接業務の生産性向上を図り、小さな間接部門を目指す。
以上により、持続的に成長する企業として、公正で透明性の高い、社会から信頼を寄せられる経営を進めることがコーポレート部門における対処すべき課題となります。
(公共セグメント部門)
・新製品、新サービスを継続的にリリースし、お客様への新商材の提案を強化する。
・時代に即した形で、お客様とのコンタクトを増やし、効率的な営業活動により収益性を向上させる。
・パートナー企業との連携を強化する。
・半導体不足など商品の流通環境が不安定な中、MMS機器をはじめとする三次元計測機器販売の商談スピードを速める。
・公共分野でのMMSを活用した請負業務の受注活動の強化とともに、その生産の内製化を進め、原価率の低減を図る。
・新技術を取り入れた測量手法を提案し、他社との差別化を図ることで受注に向けた営業活動を強化する。
以上により、市場占有率を高めるとともに、収益性の改善に努めることが本事業分野における対処すべき課題となります。
(モビリティセグメント部門)
・自治体、パートナー企業との連携を強化し、自動運転の実用化に向けた社会の動きに合わせた事業推進を行う。
・これまで培ってきた営業ノウハウとソリューションを体系化させ、自治体や交通事業者などへの提案を強化する。
・収益性を改善するために、自社製品を中心としたソリューションが必要不可欠であり、その研究開発の推進と製品リリースを行う。
・高精度三次元地図の品質向上とコストダウンを引き続き実施するとともに、自動運転の実証実験は、リスクアセスメントをしっかり実施し、安全優先のうえ無事故で実施する。
・様々な受託案件に対応すべくプロフェッショナルな人員の獲得と増強を図る。
2025年に向けて自動運転の実用化が進むと想定され、これらにより既存の基盤技術・ノウハウを更に成長させ、新たな三次元地図の利活用フィールドにチャレンジすることが本事業分野における対処すべき課題となります。
当社のコーポレート・ガバナンスにはサステナビリティに対する考えも含まれており、環境問題への課題が重要と認識し、環境、社会、ガバナンスを重視したESG経営の取り組みを行っております。詳細は下記ウェブサイトをご覧ください。
https://aisan-corp.com/ir/management/sustainability/
なお、文中の将来に関する事項は、当社グループが有価証券報告書提出日現在において合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の結果とは様々な要因により大きく異なる可能性があります。
(1)ガバナンス
当社は、取締役会設置会社の体制を取っており、経営の基本方針や経営上の重要な事項について意思決定する機関であるとともに、業務の執行状況を監督する機関であると位置付け、意思決定の迅速化と経営の透明性の向上に努めております。取締役会から委ねられた業務の執行に当たっては、経営体制をより強固なものとするとともに、機動力を高め経営力の一層の強化を図ることを目的に、最高経営責任者である代表取締役社長が経営全般を統括し、各事業部門の責任者である本部長が各事業部門単位で事業全般の執行責任を担う体制としております。経営に対する監督機能と客観性を担保するため当連結会計年度では取締役2名を独立社外取締役としております。
国際情勢や社会環境が大きく変化し、これまで以上に環境に対する意識、求められることが高まっており、当社グループを取り巻く環境も変化しております。このように変化する環境に対応し、持続的な成長を実現するための体制は取締役会を中心に構築しております。
長期的な社会・環境の変化に伴うサステナビリティに関する取り組みについても、課題を考慮した経営を行うため、取締役会の中で適宜、各取締役より活動内容の報告を行い、活動の推進を行っております。また、重要な課題については、中期経営計画の中で取り上げるなど、対応策の推進を行っております。
これらの詳細は、「
(2)戦略
当社グループの事業活動においては、社是にある「知恵・実行・貢献」を実践し持続可能な社会を実現するために、持続的な成長と中長期的な価値を創出する源泉は人財であり、社員一人ひとりの活躍が求められています。そのためには、当社グループとマッチする社員を新卒採用やキャリア採用を通じて確保する必要があります。採用した社員はコストではなく大切な人的資産と考え、継続的なスキルアップを実現する教育プログラムを整えるとともに給与体系の充実と従業員満足度の向上にも努めていきます。また、社員一人ひとりが所属する組織とのミスマッチを防ぎ、「変化・変革」に果敢に挑戦し続け、活躍機会を増やすことが、生産性向上にもつながり、会社利益・企業価値向上に寄与すると考え、人財開発に投資を行っています。
多様性に対する考え方は、さまざまな年齢、性別、国籍、雇用形態や働き方、価値観などを持つ方々を「多様な人財」と捉え、一人ひとりが「活き活き」とその特性を活かし、持てる力を発揮できる職場環境を目指しています。
① 人財育成方針
当社グループにおける事業拡大や成長においては、社員の成長が不可欠となります。そのため、階層別教育を年間通して実施し社員の育成に取り組んでおります。コロナ禍の状況ではeラーニングを中心に用いて、コンプライアンス、会計、労務、ビジネスマナーなど幅広いテーマで社会人として身に着けておくべき知識を習得できるテーマを選定しております。また、専門性の高い研修については、実践を通じて取り組んでおります。特に管理職に向けてはより高度な知識習得のためのリーダーシップ研修を行っております。
特に当社グループにおいては、職種に関係なく「測量」が事業の根幹であり、その発展技術が、「自動運転」の事業分野にも活かされております。測量の基礎研修についても習得できるようプログラムの準備を行い、2023年度より「測量」のプロ集団である子会社「三和」を講師に研修プログラムを開始しました。その他にも、開発言語、品質管理、三次元計測等の研修や営業コンサルティングを活用するなどお客様へ最新技術を用いた高品質の製品やサービスを提供できる主体的に考え行動する自律型人財であるプロ集団の育成を目指してまいります。
② 人的資本経営のための環境整備方針
当社グループでは、社員一人ひとりが、「変化・変革」に対し、主体的に考え、果敢に挑戦し続けることができるように、職場の安全と心身の健康を守るとともに、社員の人権・人格・個性・多様性を尊重し、差別のない健全な職場環境を整備します。
a)多様な個性と能力の尊重
当社グループは、一人ひとりの社員が持つ個性と能力を互いに尊重し、その特色を活かすことで豊かな価値が創造され、それが企業の成長につながると考えております。そのために、女性、中途採用者、外国人などその属性理由で差別することなく、能力発揮度合いに基づく公正な評価を踏まえた登用・処遇を行います。
b)多様な働き方の実現
育児、介護、その他の様々なライフイベントが発生する際でも仕事と両立できるよう場所や時間、雇用形態にとらわれない多様な働き方ができるよう体制を整えることで、全てのグループ社員が継続して働きやすいよう環境整備に努めます。
c)キャリア形成と能力開発の支援
社員が新しいスキルを身につけ、新たな価値を創出し、成長へと結びつけるため、自律的なキャリア形成、スキルアップ・リスキリングのための教育研修など様々な成長の機会を公平かつ平等に提供します。
d)公正な人事評価制度の構築
社員の自主性とチャレンジ精神を大切にし、組織とともに成長していくことを目指します。そのために、自ら目標設定し、目標達成に向けチャレンジする社員を評価するシステムを構築し、処遇面における公正性、透明性を確保しています。目標達成に向けては、定期的に上司と面談を行い、社員の目標達成を支援しています。
e)安全で健全な職場環境
当社グループは、事業活動のすべてのプロセスにおいて社員の安全と心身の健康を重視します。職場における良好なコミュニケーションを確保します。また、様々なハラスメント行為は社員の人権を侵害し職場環境を害する行為として一切これを禁じます。
2023年度には、会社が「求める行動」を社員個人が体現しつつ、個人をより一層成長させていける職場であるために、エンゲージメントサーベイを通して改善点を見出し理想とする職場に近付けていくことが、社員・会社の双方にとって重要な取組と捉えています。当社グループでは、全従業員を対象に 定期的な調査を実施し、サーベイの結果を受けて各職場でディスカッションを行い、結果をより深く理解した上で改善点を特定して行動計画へとつなげる取り組みを予定しております。
(3)リスク管理
当社グループでは、サステナビリティ関連のリスクを含め事業活動に関わる、様々なリスクが経営に与える影響を低減する取り組みを行っております。
リスク対策委員会にてSWOT分析を用いて各事業における様々なリスクを抽出し、その発生頻度や経営に与える影響度を分析し、取締役会へ報告します。取締役会では、リスク分析結果を評価し、重点的に対処すべきリスクを絞り込み、リスク対策委員会を通じて当該事業部門へ対策を指示します。当該事業部門では、リスクに対する対応策を検討、実施をリスク対策委員会へ報告し、リスク対策委員会は、四半期単位でその内容を取締役会へ報告します。報告を受けた取締役会は、その内容評価を、事業部門へフィードバックを行うことで、リスク管理のPDCAを実践しております。
これらの詳細は、「
(4)指標及び目標
①各指標について
各指標は、「
②各指標の目標
各指標の目標に関しては、2022年1月から2023年12月31日までを計画期間とし「次世代育成支援対策推進法に
基づく一般事業主行動計画」及び「女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画」にて以下目標を定めております。
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目標の内容 |
2023年3月31日時点での進捗 |
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目標1 |
男性社員の育児休業取得者1名以上かつ、育児休業または当社独自の育児休暇を取得した者の割合を15%以上とする。 |
2022年3月期 対象4名に対し取得1名で25% 2023年3月期 対象3名に対し取得1名で33.3% |
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目標2 |
育児休業等を取得しやすい環境作りのため、テレワーク勤務制度の改善と在宅勤務者のケアの充実を図る。 |
テレワークの活用を継続して実施する方針を決定するとともに、在宅勤務者との定期的な面談、アンケートを今後実施予定。 |
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目標3 |
新卒・中途で女性を2名以上採用する。 |
2022年3月期 新卒1名、キャリア採用3名入社 2023年3月期 新卒1名、キャリア採用3名入社 |
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目標4 |
性別関係ない人事評価制度を確立する。 |
人的資本経営のための環境整備方針に記載の通り性別に関係ない公正な人事評価制度を構築し、運用を実施している。 |
なお、当社グループにおいては、女性管理職比率、人数の目標設定を行っておりません。その理由は、さまざまな年齢、性別、国籍、雇用形態や働き方、価値観などを持つ方々を「多様な人財」と捉え、一人ひとりが「活き活き」とその特性を活かし、持てる力を発揮できる職場環境を構築するとともに、必要に応じた改善を行っていることに加え、女性、中途採用者、外国人などその属性理由で差別することなく、能力発揮度合いに基づく公正な評価を踏まえた登用・処遇を行う方針からも性別に基づく目標設定はそぐわないものと考えていることによります。
③ 各指標に対する考え方
a)管理職に占める女性労働者の割合
当社グループでは、女性、中途採用者、外国人などその属性理由で差別することなく、能力発揮度合いに基づく公正な評価を踏まえた登用・処遇を行っております。
b)男性労働者の育児休業取得率
本指標の対象となる人数が少ないため、一人の取得により指標が大きく変動することとなる状況です。取得率だけではなく、取得人数、取得日数も含めた取組を推進する必要があると考えます。
c)労働者の男女賃金の差異
現在の男女における賃金差異は、平均年齢、勤続年数による差異が要因と捉えております。現在は、能力発揮度合いに基づく公正な評価、公正な人事制度を取り入れており、男女の区分が賃金の差異となることは無いように取り組んでおります。
④ 女性活躍への取り組み
a)子育て支援両立支援
当社は社員のワークライフバランスの向上及び子育てとの両立を支援するため、下記の制度を導入しております。
b)女性活躍への取り組み
・一般社団法人塩尻市振興公社「KADO」とのパートナー契約
現在、当社が取り組んでいる高精度3次元地図の制作工程において、当社のパートナーとして、長野県塩尻市の一般社団法人塩尻市振興公社が運営する、時短就労者を対象とした自営型テレワーク推進事業「KADO」に一部業務を担っていただいております。自動運転事業が事業面はもとより、地域のまちづくり、雇用創出といった社会貢献に繋がっているという一例となります。
・次世代育成支援対策推進法に基づく一般事業主行動計画
社員が仕事と子育てを両立させることができ、社員全員が働きやすい環境を作ることによって、すべての社員がその能力を十分に発揮できるようにするため、行動計画を策定し公表しております。
・女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画
女性の採用を増やし、女性が活躍できる雇用環境整備を行うため、行動計画を策定し公表しております。
・あいち女性輝きカンパニー認証
当社は、2021年11月1日付で「あいち女性輝きカンパニー」に認証されました。 「あいち女性輝きカンパニー」とは、女性活躍の推進に積極的に取り組む企業を愛知県が認証する制度であり、当社は愛知県が掲げる「あいち女性の活躍促進行動宣言」に賛同し、「女性の活躍促進宣言」を策定し、あいち女性の活躍促進応援サイトで公表しています。
各指標の詳細は、「
当社グループでは、財政状態、経営成績等に重要な影響を与える可能性がある主要なリスクとして、以下で記載しておりますが、これらのリスクは必ずしも全てのリスクを網羅したものではなく、想定していないリスクや重要性が低いと考えられる他のリスクの影響を将来的に受ける可能性もあります。
また、当社は、リスクを「収益や損失に影響を与える不確実性」と捉えております。リスクを単に「脅威」として捉えるだけではなく、「機会」としてのプラスの側面からも捉えたうえで、リスクマネジメントを行っております。現在、認識している課題、リスクは「1.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等-(6) 経営環境及び優先的に対処すべき課題」で示した内容とともに以下「事業リスクのヒートマップ(影響度・発生可能性)」の通りであり、事業リスクを個々に経営への影響度と発生頻度から分布したものとなります。
文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
①外部環境変化によるリスク
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リスク |
パンデミックに関するリスク |
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発生可能性 |
3~10年に1回発生する可能性 |
影響度 |
数年にわたり経営に影響がある |
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内容 |
現在、新型コロナウィルス感染症により影響は小さくなってきていますが、今後も新たなパンデミックの発生は想定されます。その場合の影響から現役世代の就労環境にも影響を及ぼすとともに国内外の経済影響も想定され、結果、事業活動の制限など当社グループの経営成績、財務状況等に影響を与える可能性があります。 |
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対応策 |
当社グループでは、これらのリスクに対応するため、「社員とその家族、お客様、取引先様が感染しないように取り組むとともに、会社を感染源としない。」を基本方針のもと、テレワークの継続、時差出勤など実施し、通勤途中ならびに事業場内の密を避けるなど予防や拡大防止に対して適切な管理体制を日頃より構築するとともに業績に与える影響を可能な限り抑制する取り組みを準備しております。 |
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前回からの変化 |
新型コロナウィルス感染症が5月に5類に移行されることで、徐々に事業リスクも軽減され、コロナ前の活動に戻りつつあります。一方で、テレワーク含めた柔軟な働き方は継続しており、今後も当社グループでは標準化していく方針です。引き続きコロナウィルス感染症の感染状況には留意しつつ、新たなるパンデミックを想定した体制も構築している状況です。 |
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リスク |
地政学に関するリスク |
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発生可能性 |
3~10年に1回発生する可能性 |
影響度 |
数年にわたり経営に影響がある |
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内容 |
現在、米中の2国間関係、ロシア・ウクライナ情勢、北朝鮮によるミサイル発射などアジア情勢は変化が増しております。そのような中、最先端技術の流出を防ぐための法規制や制裁などにより製品の流通等をはじめとする事業活動に影響を及ぼすリスクがあります。 |
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対応策 |
当社グループにおける主たる事業活動の地域は、国内が中心であり、一部を除き直接海外での事業活動を展開していないことから、地政学リスクの直接的な影響は小さいものと判断しております。しかしながらその影響はゼロではなく、当社グループでは、このようなリスクに対応すべく、多方面での事業展開も同時に行うことで、特定の市場環境の影響に偏らないよう、事業活動を行うとともに、将来の取引の見込みより適正な在庫管理を行うなど実施しております。 |
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前回からの変化 |
不確実性が増しており、そのリスクは高まっております。対策は従前どおりの対策を講じてまいります。 |
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リスク |
グローバルサプライチェーンに関するリスク |
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発生可能性 |
1~3年単位で発生 |
影響度 |
数年にわたり経営に影響がある |
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内容 |
当社グループにおける主たる事業活動の地域は、地政学に関するリスクにも記載の通り、国内が中心ですが、その事業活動において取り扱う商品や部品は世界各国より供給されています。具体的には、測量機販売事業ならびにMMS計測機器販売事業、自動運転システム販売事業においては、機器そのものの流通に加え部品等供給に影響を及ぼすことで生産遅延のリスクとともに、海外での製造コスト、流通コストの高騰などによる仕入れコストに影響があります。 また、上記商品や部品の生産・製造現場や流通過程全般において、企業は、人権を尊重する責任を果たすことが求められており、万が一人権を侵すような事象があった際には事業活動に影響を及ぼすリスクがあります。 |
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対応策 |
当社グループにおいては、多方面での事業展開も同時に行うことで、特定の市場環境の影響に偏らないよう、事業活動を行うとともに、将来の取引の見込みより適正な在庫管理を行うなど実施しております。 また、取引先を含め人権を尊重する取り組みの意識を高めるべくモニタリングの仕組みの構築も検討して参ります。 |
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前回からの変化 |
昨今の情勢を鑑み、個別でリスクとして新たに取り上げました。 |
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リスク |
少子高齢化に関するリスク |
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発生可能性 |
すでに発生している |
影響度 |
長期にわたり経営に大きな影響がある |
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内容 |
当社グループでは、販売部門、研究開発部門、技術部門、間接部門のすべての部門において、社員である「人財」とそこから生み出される知恵と実行力を収益の源泉と考えております。 今後、少子高齢化に伴い若年層の人材確保がさらに困難になることが懸念されます。一部業務はAIやシステムに代わることが予想されますが、すべてをそれらが担うことは困難と考えております。事業を進めるに必要な労働力を確保できない場合、将来の当社グループの財政状態や業績に影響を及ぼす可能性があります。 |
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対応策 |
当社グループでは、ウェブシステムを有効に活用した採用活動を行うなど、応募者とのコンタクトを継続するとともに、雇用環境、雇用条件の改善を行うなど人財確保に努めております。 |
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前回からの変化 |
人財獲得競争はますます厳しくなっており、対応策として雇用環境、雇用条件の改善の取り組みを追加で記載しております。 |
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リスク |
自然災害・事故災害に関するリスク |
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発生可能性 |
3~10年に1回発生する可能性 |
影響度 |
数ヶ月にわたり経営に影響がある |
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内容 |
地震、台風、津波等の自然災害、火災、停電、国際紛争等が発生した場合、当社グループの経営成績等に深刻な影響を及ぼす可能性があります。当社グループの本社機能、製品開発機能、物流機能の多くは、愛知県名古屋市に集中しております。様々なリスクの中でも、これらの地域では、将来発生が予想される東南海地震、東海地震の影響を大きく受ける可能性があります。万が一の災害時に事業を継続可能な体制を構築できない場合、当社グループの財政状態や業績に影響を及ぼす可能性があります。 |
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対応策 |
これらのリスクに対応すべく、運用されているBCPに関して、昨今の事業環境に即し、優先的に再開すべき事業、業務を明確にするとともに、その手順等の見直しを進めております。また、すでに製品開発機能を他の地域にも分散する環境整備を開始しております。物流機能に関しても、他の地域にて臨時的体制を構築し、対応するなど事業活動の影響が出ないように準備を行っております。 |
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前回からの変化 |
前回より発生リスクは僅かに高まっていると考えられるものの対応策は引き続き継続しています。 |
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リスク |
サイバーセキュリティに関するリスク |
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発生可能性 |
10年内に1回も発生しない |
影響度 |
数ヶ月にわたり経営に影響がある |
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内容 |
当社グループは、事業活動に必要な各種システムを、主に外部委託先のデータセンターやクラウドサービスで運用しております。また、それらシステムはクライアントパソコンからアクセスするとともに、一部データはそのパソコンに保存しております。これらの利用には、サイバー攻撃等による不正アクセスや改ざん、データの破壊、紛失、漏洩などのリスクを有しております。中でもクラウドサービスは、アクセス権の設定ミスによる情報漏洩のリスクを有しております。 特に未公表の企業情報や契約情報、技術情報、株主情報など機密情報が第三者に漏洩、不正利用された場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、多様な働き方を可能としており、その一つとしてテレワークを行うことができる環境を整え、自宅での業務も増加しております。この場合、自宅のインターネット回線を利用することからも通信に係る盗聴等のリスクも高くなり、そのセキュリティ対策次第では、不正アクセスや改ざん、データの破壊、紛失、漏洩などのリスクを有しております。 |
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対応策 |
これらのリスクに対応すべく、利用するデータセンターは、耐震設計、電源・通信回線の二重化、不正侵入防止などの安全対策を講じているサービスを利用し、定期的にその実施状況のチェックも行っております。クラウドサービスについても、サービス提供企業について導入時ならびに、運用開始後も企業評価を行うとともに、セキュリティへの取り組み状況も確認しております。クラウドサービスの利用においては従業員教育を行い、適切な情報管理を行えるよう他施策してまいります。 加えてクライアントパソコンに関しては、セキュリティソフトウェアを導入するとともに、オフィスのネットワーク回線の通信についても防御システムを導入するなど対策を講じております。 テレワーク環境での通信の安全性を確保するために、データセンターへのアクセスに関しては、インターネットVPNを活用するなど対策を講じております。 |
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前回からの変化 |
昨今の情勢から発生可能性のリスクは高まっており、その対応策は慎重に検討・実施を進めております。 |
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リスク |
世界経済、為替変動に関するリスク |
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発生可能性 |
3~10年に1回発生する可能性 |
影響度 |
数ヶ月にわたり経営に影響がある |
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内容 |
当社グループでは、主として国内市場のお客様を対象とした事業活動を行っております。そのため、世界経済の影響や為替変動といったリスクが直接的に当社グループの財政状態や業績に影響は小さいと考えられます。しかしながら、これらのリスクが国内経済に影響を与え始めることにより、お客様の購買や投資意欲にマイナスの影響を与える可能性があります。特にモビリティセグメントのお客様である自動車産業に係る市場では、世界経済や為替変動リスクによる影響が大きく、その結果、当社事業に対する投資予算の抑制に至ることがあります。その結果、当社グループのモビリティセグメントにおける財政状態や業績に影響を及ぼす可能性があります。 |
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対応策 |
当社グループでは、このようなリスクに対応すべく、公共事業分野など他分野での事業展開も同時に行うことで、特定の市場環境の影響に偏らないよう、事業活動を行っております。 |
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前回からの変化 |
昨今の情勢からリスクは高まるとともに、前連結会計年度においては、為替変動が大きく、また、各国と日本との金利格差からも更なる事業リスクは高まっており、記載の対応策をしっかり講じていく必要があります。 |
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②様々な技術・法令・規制の変化によるリスク
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リスク |
様々な技術・法令・規制の変化への対応 |
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発生可能性 |
1~3年単位で発生 |
影響度 |
長期にわたり経営に大きな影響がある |
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内容 |
近年の急速な技術の進化、変化、加えてそれらに対応すべく法令改正、規制の改正が行われており、これらの適切な対応は、当社グループの製品・サービスの競争力の源泉であり、収益拡大のチャンスでもあります。しかしながら以下の項目等、十分な対応が取れていないことで、成長性や業績に悪影響を及ぼすリスクがあります。 ●技術・法令・規制の変化の予想と対応 ●重点技術強化領域の設定、適切な資源の投下 ●技術・法令・規制の変化によって生まれた新領域に対する技術力強化 特に近年では生成系AIの登場、その技術革新も早く、適切に利用することでイノベーションをおこすことが期待されます。一方で利用方法を誤ると、情報漏洩や間違った情報を拡散するなどのリスクもあります。 |
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対応策 |
あらゆる分野でのイノベーションがグローバル規模で進む中、お客様や社会が直面する課題をいち早く解決できる技術の重要性がますます高まっております。当社グループでは、これを経営上重要なリスクと位置づけ意思決定のプロセスの強化に努めております。 変化の激しい市場環境に対応するために、すべてを自社での研究開発にこだわらず、必要な技術領域において強みのある大学・研究機関・企業と積極的に連携し、研究開発活動を加速させ、イノベーションを推進してまいります。 生成型AIの利活用については、最新の情報を収集し、利用する際には、適切な利用ルールを定めてまいります。 |
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前回からの変化 |
生成型AIに関するリスクと対策を追加記載しております。 |
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リスク |
所有から共有する販売形態への移行に伴うリスク |
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発生可能性 |
すでに発生している |
影響度 |
長期にわたり経営に大きな影響がある |
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内容 |
現在、世界的に「モノ」を保有する時代から、「共有」する時代へ移り変わろうとしております。当社グループの主たる市場である測量、不動産登記、建設市場においても同様の流れにあります。従来、当社グループの商材であるソフトウェアや計測機器は、お客様へ販売しお客様の資産としてご利用いただくことが大半でした。新たな流れは、そういったこれまでの慣習を大きく転換するものであり、当社グループも製品開発の段階から対応策を検討し、実行する必要があります。その対応が遅れた場合には、当社グループの公共セグメントの売上高、セグメント利益を中心に財政状態や業績に影響を及ぼす可能性があります。 |
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対応策 |
当社グループでは、このようなリスクに対応すべく、「所有」と「共有」を併存するビジネスモデルの検討を行い、対応を目指しております。 |
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前回からの変化 |
前回から変更はございません。 |
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③個別の事業分野におけるリスク
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リスク |
特定のビジネスパートナーへの依存 |
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発生可能性 |
すでに発生している |
影響度 |
長期にわたり経営に大きな影響がある |
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内容 |
当社グループでは、事業活動を行う上で特定のサプライヤ、業務提携先、販売店といったビジネスパートナーとの信頼関係の上、強力な関係を築いております。しかしながら、事業の進め方など時間の経過とともに、その関係性にも変化を及ぼし関係が弱体化することもあります。また、相手方の経営環境によって事業撤退や方針変更もあり得ます。その結果、当社グループ全般の財政状態や業績に影響を及ぼす可能性があります。 |
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対応策 |
こうしたリスクに対し、当社グループでは、特定のパートナーに依存しないよう幅広い関係を構築する取り組みを行っております。ただし、一部においては、特定のサプライヤ、ビジネスパートナーが独占的に保有する権利、技術もあり、当該パートナーとの関係性が弱体化しないよう取り組んでおります。 |
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前回からの変化 |
前回から変更はございません。 |
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リスク |
測量CADシステムへの依存 |
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発生可能性 |
すでに発生している |
影響度 |
長期にわたり経営に大きな影響がある |
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内容 |
当社グループは、測量設計業・建設コンサルタント業及び土地家屋調査士業向けのCADシステムの開発及び販売を中心に、それらに付帯するサポートサービスの提案・販売を事業としております。これらの業種は公共事業に係る予算及び執行状況に需要が比例し、加えて関連する法改正の影響を受けるものであり、それらによって当社グループの業績に影響を与える場合があります。 |
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対応策 |
主力製品「WingneoINFINITY」は、2000年の「Wingneo バージョン1」リリースから毎年アップデートを繰り返しており、新たなサービスモデルによる提供も目指していかなければなりません。その実現に向け、2023年4月より営業事業部を3部門に分け、市場情報を速やかに共有し、且つ従来独立していた開発部門を事業本部内に設置することで、現場との距離を縮め、製品提供のスピードアップを目指してまいります。 |
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前回からの変化 |
前回から内容の変更はございませんが、2023年4月の体制変更を対応策として追記しております。 |
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リスク |
自動運転技術を活用した自動走行実証実験の安全性について |
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発生可能性 |
1~3年に1回発生する可能性 |
影響度 |
長期にわたり経営に大きな影響がある |
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内容 |
世界的にも注目度の高い自動運転技術を活用した自動走行実証実験は、従来にない新たな技術を活用しています。今後の我が国の技術の発展を推進し、事故等によりその発展を妨げないよう、安全を最重視し、取り組んでいく必要があります。万が一、実証実験で重大な事故が発生した際には、当社グループの中期経営計画の達成に影響を与える場合があります。 |
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対応策 |
当社グループでは、実証実験を行うに際して、安全を最優先に準備を行い、実施しています。自動運転技術が日進月歩で進化していく状況下で、事故への対策は、安心・安全な自動運転社会を実現するうえで欠かせないものです。自動運転車の走行に関するリスクは、センサーの誤検知といった自動運転ならではの技術的なリスク、サイバー攻撃によって引き起こされるサイバーリスク、自動運転車のテストドライバーによる操作過誤などの運用上のリスク、走行環境により引き起こされるリスク、関係者の認識不足による法令やガイドラインへの抵触リスクなど多岐にわたります。 これらのリスクを網羅的に把握し、事故を未然に防ぐ対策を支援すべく、「Level Ⅳ Discovery」のサービスとして、これまで数多くの自治体や事業者にリスクアセスメントを提供し、安心・安全を最優先とした自動運転実証実験を支援してきました。 2021年5月に当社は、損害保険ジャパン株式会社及び株式会社ティアフォーと共同で、安心・安全な自動運転走行を支援するインシュアテックソリューションとして「自動運転向けデジタルリスクアセスメント」を新たに開発し、提供することを発表しました。これにより、リスク評価の定量化や提供のスピード化を可能とし、自動運転走行に向けた安全性と効率性を高め、自動運転の社会実装を後押しする役割を果たします。 以上の取り組みを通じて、安全面を優先した取り組みを行うことで、リスクに対応してまいります。 |
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前回からの変化 |
前回から変更はございません。 |
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リスク |
自動運転の実用化に向け、海外事業者の参入による勢力図が一新するリスク |
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発生可能性 |
10年以内に発生する可能性 |
影響度 |
長期にわたり経営に大きな影響がある |
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内容 |
現在業務提携先との強力なパートナー関係により自動運転の分野において、一定の評価を頂いております。今後海外の事業者が参入された際には、その状況が一変し、勢力図が一新するリスクを有します。その結果、当社グループ全般の財政状態や業績に影響を及ぼす可能性があります。 |
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対応策 |
自動運転マーケットは、国内外で投資が活発に動いており、また競争も更に増えてくることが想定されます。自動運転の実証実験ではすでに海外製モビリティの利用も行われている状況です。一方で当社が狙う国内における自動運転技術の普及においては、単なる技術優劣だけでなく、様々な国内独自の導入プロセスが必要と考えており、当社がこれまで培ってきたノウハウや実績は、今後も大きな下支えになっていくものと考えるとともに、実用化に向けてはこれまでの実証実験の知見をもとに政府の施策にそって取り組んでいくものと考えております。 その一環で2023年2月に三菱商事とともにA-Drive株式会社を設立しました。また当社事業のコアコンピタンスのひとつである、高精度三次元地図は、自動運転以外での利活用も広く進んでいくものと考えており、単なる自動運転技術のみに依存されない、公共資本に資する事業を進めて参ります。 |
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前回からの変化 |
A-Drive株式会社の設立に関する記載を追加しております。 |
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リスク |
公共事業予算執行状況に係るリスク |
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発生可能性 |
1~3年に1回発生する可能性 |
影響度 |
数ヶ月にわたり経営に影響がある |
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内容 |
当社グループでは、公共事業に携わるお客様を対象に事業活動を行っております。この市場では、国や地方の公共事業予算の執行状況が当社グループの提供する製品、サービスなどへの投資に影響を与えます。特に、国政選挙や地方選挙などが執り行われる時期では、その間の予算執行が先送りされます。その結果、当社グループの財政状態や業績に影響を及ぼす可能性があります。 |
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対応策 |
当社グループでは、このようなリスクに対応すべく、商品を売り切る販売形態から、継続した取引を行う形態への移行を目指すとともに、他分野での事業展開も同時に行うことで、特定の市場環境の影響に偏らないよう、事業活動を行っております。 |
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前回からの変化 |
前回から変更はございません。 |
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④全事業分野に関するリスク
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リスク |
個人情報・顧客情報管理に関するリスク |
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発生可能性 |
10年内に1回も発生しない |
影響度 |
長期にわたり経営に大きな影響がある |
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内容 |
当社グループは営業活動上お客様の個人情報を保有しております。個人情報漏洩による企業経営・信用への影響も十分に認識し、各種規程・マニュアルの整備、社員教育を通じた周知徹底、個人情報に関する認証の取得など、個人情報の管理体制の整備を行っておりますが、万が一情報が漏洩した際には、損害賠償費用の発生、社会的信用の低下などにより、当社グループ全般の財政状態や業績に影響を及ぼす可能性があります。 |
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対応策 |
これらのリスクに対応すべく、年に1度の社員へのセキュリティ教育を実施するとともに、定期的に社内イントラネットを通じて意識を高めるべく注意喚起を行っております。 また、個人情報や顧客情報を利用するシステムを運用するデータセンターは、耐震設計、電源・通信回線の二重化、不正侵入防止などの安全対策を講じているサービスを利用し、定期的にその実施状況のチェックも行っております。クラウドサービスについても、サービス提供企業について導入時ならびに、運用開始後も企業評価を行うとともに、セキュリティへの取り組み状況も確認しております。 加えてクライアントパソコンに関しては、セキュリティソフトウェアを導入するとともに、オフィスのネットワーク回線の通信についても防御システムを導入するなど対策を講じております。 |
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前回からの変化 |
発生リスクは僅かに高まっていますが、対応策は前回から変更はございません。 |
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リスク |
知的財産について |
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発生可能性 |
10年内に1回も発生しない |
影響度 |
長期にわたり経営に大きな影響がある |
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内容 |
ソフトウェアに係る知的財産については、様々な特許等が存在し、かつ、出願される今日においては、当社グループが保有する知的財産権が侵害される可能性と当社製品が第三者の知的財産権に抵触する可能性の双方が存在します。加えて、知的財産として開示しないノウハウが社外に漏洩する可能性があります。場合によっては、それらに対応する費用の発生によって当社グループ全般の業績に影響を与える可能性があります。 |
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対応策 |
当社は、顧問弁理士・弁護士との協議から当社の知的財産権の保全に努めるとともに、製品開発では知的財産に係る事前調査の徹底を図っております。 加えて、社内研修の一環として知的財産をテーマの一つとして取り上げております。 |
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前回からの変化 |
対応策として社内での意識を高めるため研修実施の旨を追加記載しております。 |
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リスク |
労働安全衛生管理体制について |
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発生可能性 |
3~10年に1回発生する可能性 |
影響度 |
長期にわたり経営に大きな影響がある |
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内容 |
当社グループでは、社員の労務管理について、労務関連法規・法令を踏まえた人事制度の設計及び運用を通して、適切な労務管理を行っておりますが、労務管理法令の改正等に対しては、法令施行時に随時制度の見直しが必要となります。その対応が遅れた場合には、新たな労務問題が発生し、当社グループの財政状態や業績に影響を及ぼす可能性があります。 |
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対応策 |
当社グループでは、法令改正時には顧問社会保険労務士と、その改正内容の確認を行い、対応に漏れや遅れが発生しないよう取り組んでおります。また、常に最新の動向を得るために積極的に外部セミナー等にも参加し、情報収集を行うとともにその対応を検討しております。 |
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前回からの変化 |
対応策として、最新の動向を得るための活動と対応検討について追加記載しております。 |
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リスク |
投資企業の業績による株式評価損リスク |
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発生可能性 |
すでに発生している |
影響度 |
長期にわたり経営に大きな影響がある |
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内容 |
当社グループでは事業活動の中で資本提携を行うことで関係をより強固なものとするため、政策保有目的で取引先の株式を保有しております。その大半は、世の中にない技術を保有し、新たなビジネスを当社グループと連携し、創造する企業であり、いわゆるベンチャー企業です。その為、投資後、数年間にわたり単年度決算で損失計上することも想定されます。世の中の動向次第で、その利益計画に影響を与え、収益計上までに想定以上の時間を要することもあります。当初の予定期間を超える損失計上時や財政状態の悪化状況によっては、財務会計上、当該投資有価証券の減損処理が求められることがあります。その場合、当社グループの業績や財政状態に悪影響を及ぼすリスクを有しております。 |
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対応策 |
当社グループでは、政策保有目的の株式保有は目的を明確にした投資であり、ともに事業を立ち上げていく立場であります。財務面では、投資先企業の適宜経営計画、財務諸表を入手し、その事業の進捗を確認し、投資先企業とコミュニケーションをとることで事業経営に寄与し、財務会計面でのリスクを低減する取り組みを行っております。 |
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前回からの変化 |
前回から変更はございません。 |
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(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以
下「経営成績等」といいます。)の状況の概要は次のとおりであります。
①当期の経営成績の概況
当連結会計年度におきまして、世界的な半導体不足、ロシアによるウクライナ侵攻、急激な為替相場の変動などの影響によるエネルギー資源や輸入品をはじめとする商品の価格高騰から、消費者物価指数、企業物価指数ともに大きく上昇するなど国内の企業や家計に与える負担が増加する環境となりました。また、新型コロナウイルス感染症抑制と経済活動の両立する中で、徐々に消費活動の正常化が進む緩やかな景気の持ち直しが見られるものの、依然国内外経済の先行きは前連結会計年度末と比較しても更に視界不良が増しております。一方で、政府の推進する「Society5.0」を実現するため、次世代通信規格「5G」「6G」やAI機能等を用いたIoT化、法整備をはじめとした規制改革、インフラ整備、そしてそれらの先行的な実現の場として考えられているスマートシティへの取組みなど、経済発展と社会的課題の解決を両立した新たな社会を目指すためのデジタルトランスフォーメーションが加速し、産業そのものの構造が変化していくことが想定されます。
こうした状況の中で当社グループは、2022年3月期から「Investment & Innovation」を掲げた中期経営計画がスタートし、その1年目の前連結会計年度では、成長分野に対する研究開発投資や、人財投資を進めるなど活動してまいりました。2年目となる当連結会計年度は、研究開発成果の製品化、継続的な人財の採用とその育成など、中期経営計画最終年度となる2024年3月期の営業利益計画を達成するための重要な成長フェーズと捉え、引き続き、「未来の社会インフラを創造する」をキーワードに国土強靭化、次世代防災、不動産登記行政といった分野への取り組みとともに、スマートシティ、自動運転社会の実現に対し、積極的な活動を行いました。そのような中で、三菱商事株式会社との共同出資による「A-Drive株式会社」を2023年2月に設立し、自動運転の様々なニーズに対応するサービスの展開を行い、2025年の自動運転実用化に向けた更なる事業の深化を図ってまいります。また、当社グループの将来に向けての事業成長、企業価値向上の為には、優秀な人財の獲得と育成、適材適所への配置が重要となります。特に少子高齢化時代において、人財確保には厳しい環境下でありながらも、労務環境の整備や人財戦略に向けた投資を積極的に行い、人的資本を可視化・活用するための組織設計を行ってまいりました。
当連結会計年度においては、お客様に各種補助金の活用を促し、自社製品や三次元計測機器を中心とする各計測機器への購買動機を高める活動を継続するとともに、リアルの展示会への出展とウェブを活用したセミナーを連動させた営業活動を行い商談機会の獲得に努めてまいりました。MMS(Mobile Mapping System)機器販売、高精度三次元地図の作成請負業務及び2025年の自動運転サービス実用化に向けた自動運転実証実験請負、自動運転車両の構築請負、公共及び民間からの計測業務委託については、受注から納品までに時間を要することに加え、半導体不足の影響を大きく受け、部品の納期が長期化することで想定よりも納品が遅れた案件も発生しておりましたが、翌連結会計年度へ繰越することなく、当連結会計年度内に成果物を納品することができました。
なお、当連結会計年度末における請負契約に係る受注残高は以下の通りとなり、次期に売上計上予定となります。
(単位:千円)
|
|
公共セグメント |
モビリティセグメント |
合計 |
|
計測機器販売及び関連サービス |
5,450 |
- |
5,450 |
|
各種請負業務及び関連サービス |
18,129 |
49,207 |
67,336 |
|
合計 |
23,579 |
49,207 |
72,786 |
(前連結会計年度との比較)
前連結会計年度との比較につきましては、以下の通りとなります。
A)自社ソフトウェアに関連する事業は、当社主力商品である「WingneoINFINITY」および測量・土木分野向け点群処
理ツール「WingEarth」のライセンス販売ならびにそれらのサポートサービスによるものです。当連結会計年度に
おいては、前連結会計年度の自社ソフトウェア販売が堅調に推移したことからサポートサービスの新規契約、契約
更新による売上が増加しました。また、「WingneoINFINITY」及び「WingEarth」に関しては、新たにリリースした
追加サービスや補助金申請を活用した販促活動、リモートによる業務サポートや体験会の実施などを行いました。
新規ならびに追加のライセンス販売は厳しい状況で推移しましたが、第2四半期連結会計期間以降様々な販売施策
を投入することで、最終的に前連結会計年度を上回る売上高となりました。以上より、自社ソフトウェアに関連す
る事業の売上高は前連結会計年度と比較し、増加しました。
B)MMS計測機器及び関連商材の販売は、測量・土木・地図市場において、これまでに販売してきたMMSの保守契約に係
る売上のほかに、前連結会計年度に受注した新型MMSの納品も完了しました。MMSの販売台数は前連結会計年度を下
回りましたが、MMSの保守契約や、MMSに関連するソフトウェア販売が増加した結果、MMS計測機器及び関連商材の
販売は前連結会計年度と比較し、売上高が増加しました。
C)三次元計測請負業務及び高精度三次元地図データベース整備は、安全・安心な自動運転社会の実現を目指し、自動
車向け高精度三次元地図の継続的な提供を進めるとともに、全国各地の自治体における自動運転移動サービスの実
現を目指した実証実験へのデータ提供など、高精度三次元地図を中心とした事業と技術研究開発を積極的に進めて
おります。前連結会計年度においては、新型コロナウイルス感染症による影響で、2021年3月期に納品予定だった
案件の一部が延期となり、その売上が計上されたことから、売上高が増加しておりました。その結果、前連結会計
年度と比較し、売上高は減少しました。
D)2021年10月に株式会社三和をM&Aによって新たに企業集団に加えたことで、同社が創業来事業活動を行ってきた
神奈川県を中心とした測量業務、ソフト開発、データ処理の売上高が計上されております。また、グループ内のシ
ナジーを活かし、新たな顧客開拓を行うとともに、各請負業務の原価低減に努めております。
E)様々な分野における専門業務に特化した車両を自動化する「働く車両」構築や、自動走行システムの販売および実
用化に向けた実証実験は、実用化を見据えた地域、パートナー企業とともに積極的に行っております。また、パー
トナー連携やプロジェクトへの参加などを推進したことで、新たな案件や商材を獲得できております。
当連結会計年度の受注案件は前年度を上回り、第4四半期に多くの収益計上をしたことから、売上高は、前連結会
計年度と比較し、増加しました。
F)三菱商事株式会社との共同出資による「A-Drive株式会社」を2023年2月に設立いたしました。自動運転の様々な
ニーズに対応するサービスの展開を行うことを目的としておりますが、当連結会計年度における影響は軽微となり
ました。
G)当連結会計年度では、前連結会計年度より引き続き、中期経営計画に基づき様々な投資活動を実施しております。
人財投資においては、新卒採用、即戦力となるキャリア採用のほか、労務環境の整備や人財戦略に向けた投資を行
いました。また、新たなソフトウェアの開発や、ウェブサイトの継続的なリニューアル、自動運転に関する技術の
開発推進など、一部において、計画よりも遅延はあるものの、引き続き積極的に投資を行っております。一方で、
経費の支出の見直しや削減に向けた取り組みなどを行ったことから、販売費及び一般管理費は前連結会計年度と比
較し、同水準となりました。
以上の結果、当社グループにおける当連結会計年度の業績は以下の通りとなりました。
(単位:千円)
|
|
2022年3月期 |
2023年3月期 |
対前期増減額 |
対前期増減率 |
|
売上高 |
4,190,776 |
4,463,382 |
272,605 |
6.5% |
|
営業利益 |
257,509 |
331,280 |
73,770 |
28.6% |
|
経常利益 |
253,431 |
330,877 |
77,445 |
30.6% |
|
親会社株主に帰属する当期純利益 |
203,327 |
240,737 |
37,409 |
18.4% |
セグメント別においては、次の通りであります。
a.事業セグメント別の業績
(単位:千円)
|
|
|
2022年3月期 |
2023年3月期 |
対前期増減額 |
対前期増減率 |
|
公共 セグメント |
売上高 |
2,925,449 |
3,267,674 |
342,224 |
11.7% |
|
セグメント利益 |
396,876 |
495,188 |
98,311 |
24.8% |
|
|
営業利益率 |
13.6% |
15.2% |
|
|
|
|
モビリティ セグメント |
売上高 |
1,254,540 |
1,184,543 |
△69,997 |
△5.6% |
|
セグメント利益 |
77,931 |
55,723 |
△22,208 |
△28.5% |
|
|
営業利益率 |
6.2% |
4.7% |
|
|
|
|
その他 |
売上高 |
10,786 |
11,164 |
378 |
3.5% |
|
セグメント利益 |
5,197 |
5,286 |
88 |
1.7% |
|
|
営業利益率 |
48.2% |
47.4% |
|
|
b.報告セグメント別の概要
公共セグメント
当社グループの主力製品である「WingneoINFINITY」は、従前の訪問営業だけではなく、測量・不動産登記・衛星測位・点群といった、当社製品及びサービス、ならびに当社が保有する技術に関するオンラインセミナーをパートナー企業とともに積極的に開催しました。また、2023年1月に法務省から登記所備付地図データの提供が開始されたことに伴い、「WingneoINFINITY」の関連するオプションソフトウェアの受注が好調に推移するとともに、「WingneoINFINITY」を官公庁への導入も行いました。その結果、前連結会計年度と比較し、売上高は増加しました。
測量・土木分野向け点群処理ツール「WingEarth」は、前連結会計年度における受注残案件の売上計上、補助金制度を活用した三次元計測機器とのセット販売活動により、一定の効果がありました。また、2022年6月にはサポートサービスの一環として「WingEarth-Light」を、2022年9月及び2023年3月には「WingEarth」の新バージョンをリリースし、お客様からの満足度向上を図りつつ、新たな顧客確保にも努めてまいりました。以上により、サポートサービス及びライセンス販売の売上高はともに前連結会計年度を上回る結果となりました。
これら自社ソフトウェア販売に関して、各種補助金を活用した販売施策の投入、現地調査支援システム「E-collector」、次世代TSコントローラー「LasPort」などの新サービス・新製品のリリース及び新たな製品開発の継続により、収益の改善を目指してまいります。また、測量機器のリユース・リペア・レンタルの3Rサービス
をウェブ展開する測量機器総合マーケット「GEOMARKET」は、お客様との取引がオンラインで完結します。半導体不足による影響で新品測量機器の納期が延びている中、リユース販売やレンタル需要の高まりに加え、ウェブ広告を積極的に展開することで知名度も向上しており、前連結会計年度と比較し、売上高は増加しました。
MMS計測機器及び関連商材の販売においては、公共分野、インフラ分野のお客様への新規導入提案活動、既存顧客のリプレースの提案を行うとともに、測量・土木・地図市場において、これまでに販売してきたMMSの保守契約や、公共分野でのMMS計測受託業務を行うほかに、前連結会計年度に受注した新型MMSの納品も完了しました。MMSの販売台数は前連結会計年度を下回りましたが、MMSの保守契約や、MMSに関連するソフトウェア販売が増加した結果、MMS計測機器及び関連商材の販売は前連結会計年度と比較し、売上高が増加しました。
2021年10月に子会社化をした株式会社三和における測量業務の受注は、新たな顧客開拓含め積極的な営業活動を行ってまいりました。測量成果の納品時に一括して収益を計上するため、受注から収益計上まで一定の期間を有しましたが、第4四半期に成果物を集中して納品いたしました。その結果、売上高は前連結会計年度と比較し増加しました。
一方、前連結会計年度に引き続き、中期経営計画に沿った人財投資計画による給与手当の増加や、新たな製品・ソフトウェア開発のための積極的な研究開発を進めるとともに、コストの見直しも行った結果、販売費及び一般管理費は前連結会計年度と比較し、増加する結果となりました。
モビリティセグメント
モビリティセグメントにおきましては、世界規模の半導体不足の影響も引き続き発生しており、一部自動走行車両の構築業務案件において、納期への影響も危惧されましたが、当連結会計年度においては、翌期へ遅延することなく売上を計上しました。経済産業省の掲げる「RoAD to the L4」に伴う2025年の自動運転サービス実用化に向けて、国を挙げての取り組みが加速しており、自治体や交通事業者等の課題意識も高まる一方、自動車業界においては投資対象の中心がEVへシフトしている中、継続的に新たな商談発掘に努めてまいりました。
高精度三次元地図データベース整備は、自動走行の実用化を目的とした整備業務を受注し、随時納品をしております。一方、品質やコストへの要求が高まっており、生産性向上に向けた体制の見直し、ツールの開発、グループ間でのシナジーを生み出す検証は前連結会計年度から継続して取り組んでおります。これらの結果、高精度三次元地図データベース整備は前連結会計年度と比較し、売上高は減少しました。
自動走行システムの販売および実用化に向けた実証実験は、前連結会計年度に引き続き、国内の多くの企業や地方自治体などで需要がある状況です。そのような中、自動走行の実用化に向けた実証実験は、特に実用化が期待される地域におけるものを中心に積極的に進めております。また、自動走行の実用化に向けた実証実験は、その多くを第4四半期に無事故で作業を完了させ、納品いたしました。その結果、前連結会計年度と比較し、売上高は増加しました。
自動運転の実用化は、政府目標として2025年に全国各地で40か所以上の社会実装を目指すとされています。当社は、株式会社ティアフォー、損害保険ジャパン株式会社、KDDI株式会社、三菱商事株式会社等のパートナー企業と連携し、全国自治体との対話を進め、将来の実用化に向け積極的に推進してまいります。それまでの間は、当事業分野は投資フェーズと捉えており、将来の事業モデル確立に向けた先行投資として、前当連結会計年度より引き続き、事業推進に必要な人財確保、システム構築や機材の調達などを積極的に行ってまいります。また、2022年6月に発表しました通り、愛知県の補助金を活用し、大型自動運転バスの実用化に向けた研究を開始し、引き続き開発を進めております。これにより従来の乗用車タイプ、カートタイプでの実証実験の知見を活かし、ニーズが高い大型バスタイプでの実証にも積極的に取り組んでまいります。このように、助成金等も積極的に活用した結果、販売費及び一般管理費は前連結会計年度と比較し、減少する結果となりました。
その他の分野では、自動運転支援用のカメラ販売など、新商材の販売を開始し、収益を計上いたしました。また、2023年2月に三菱商事株式会社との共同出資による「A-Drive株式会社」を設立し、パートナー企業の知見やノウハウを有効活用しながら、自動運転の様々なニーズに対応するサービスの展開を行い、2025年の自動運転実用化に向けた更なる事業の深化を目指してまいります。なお、「A-Drive株式会社」の収益に関しては、上記に記載の通り、当面は投資フェーズとして事業展開を進めております。
その他
自社保有の不動産に係る賃貸収入については、前年同期と同水準の結果となりました。
②当期の財政状態の概況
(資産)
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べて285百万円増加し、8,002百万円となりました。このうち、流動資産は6,025百万円となり、その内訳は現金及び預金が4,337百万円等であります。また、固定資産は1,976百万円となり、その内訳は有形固定資産が837百万円、ソフトウェア製品をはじめとする無形固定資産が256百万円、投資その他の資産が882百万円であります。
(負債)
当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べて12百万円減少し、1,957百万円となりました。このうち流動負債は1,568百万円となり、固定負債は388百万円となりました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べて298百万円増加し、6,044百万円となりました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益の計上240百万円、剰余金の配当70百万円を行ったことによるものであります。この結果、1株当たり純資産額は1,089円37銭となりました。
③当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は4,257百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動の結果、獲得した資金は391百万円となりました。これは主に税金等調整前当期純利益330百万円、減価償却費205百万円の一方、法人税等の支払額による支出124百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動の結果、支出した資金は209百万円となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出118百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動の結果、支出した資金は122百万円となりました。これは、長期借入金の返済による支出74百万円、配当金の支払額70百万円等によるものであります。
④生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) |
前年同期比(%) |
|
公共セグメント(千円) |
1,858,300 |
194.3 |
|
モビリティセグメント(千円) |
1,101,210 |
92.2 |
|
その他(千円) |
- |
- |
|
合計(千円) |
2,959,511 |
137.6 |
(注)金額は販売価格によっております。
b.商品仕入実績
当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) |
前年同期比(%) |
|
公共セグメント(千円) |
1,396,500 |
107.1 |
|
モビリティセグメント(千円) |
44,423 |
73.8 |
|
その他(千円) |
- |
- |
|
合計(千円) |
1,440,923 |
105.6 |
(注)金額は仕入価格によっております。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) |
前年同期比(%) |
|
公共セグメント(千円) |
3,267,674 |
111.7 |
|
モビリティセグメント(千円) |
1,184,543 |
94.4 |
|
その他(千円) |
11,164 |
103.5 |
|
合計(千円) |
4,463,382 |
106.5 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりでありま
す。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に準拠して作成していま
す。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を
与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しています
が、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りと異なる場合があります。
当社の連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表
注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載していますが、特に以下の重要な会計方針
や見積りが連結財務諸表に大きな影響を及ぼすと考えています。
a.収益及び費用の計上基準
「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」をご参照
ください。
b.投資有価証券の減損
「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」をご参照
ください。
c.無形固定資産の減価償却の方法
当社グループは、クラウドサービスのような顧客へのサービス提供、及び社内の経営情報の充実化・業務効率化
等のため、自社利用のソフトウェアの開発・導入を行う場合やパッケージ製品等の市場販売目的のソフトウェアの
開発を行う場合に、その開発コストをソフトウェアとして無形固定資産に計上する場合があります。
その場合、自社利用のソフトウェアについては社内における利用可能期間(5年)に基づく定額法により減価償
却を実施し、市場販売目的のソフトウェアについては見込販売数量等に基づく償却額と見込販売可能有効期間(3
年)に基づく定額法のいずれか大きい額を償却する方法により減価償却を実施しています。しかし、将来、事業環
境等の大幅な変化がある場合には、回収可能額を見直すことにより、損失を計上する可能性があります。
d.固定資産の減損
当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループ
から得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減
額し、当該減少額を減損損失として計上する方針としております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に
当たっては慎重に検討しておりますが、特に自動運転関連の事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前
提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、減損処理が必要となる可能性があります。
e.繰延税金資産
当社グループは、将来の課税所得を合理的に見積り、回収可能性を判断したうえで繰延税金資産を計上していま
す。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、税制の変更や事業環境の変化等により
課税所得の見積りが大きく変動した場合等には、繰延税金資産の計上額が変動する可能性があります。
なお、繰延税金資産の詳細については「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項
(税効果会計関係)」及び「第5 経理の状況 2財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(税効果会計関係)」を
ご参照下さい。
②当連結会計年度の経営成績の分析
「[ 経営成績等の状況の概要 ]」をご参照ください。
③経営成績に重要な影響を与える要因について
「[ 事業等のリスク ]」をご参照ください。
④キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性についての分析
a.キャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は4,257百万円となりました。
キャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載の
とおりであります。
なお、キャッシュ・フロー関連指標の推移は次のとおりであります。
|
|
2019年 3月期 |
2020年 3月期 |
2021年 3月期 |
2022年 3月期 |
2023年 3月期 |
|
自己資本比率(%) |
76.3 |
76.5 |
81.1 |
74.5 |
74.1 |
|
時価ベースの自己資本比率(%) |
187.0 |
96.8 |
142.9 |
135.2 |
173.9 |
|
キャッシュ・フロー 対有利子負債比率(年) |
0.1 |
0.3 |
0.4 |
0.4 |
0.3 |
|
インタレスト・カバレッジ・ レシオ(倍) |
300.3 |
123.5 |
72.8 |
129.7 |
99.0 |
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
|
(注1) |
連結ベースの財務数値により計算しております。 |
|
(注2) |
株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。 |
|
(注3) |
キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。 |
|
(注4) |
有利子負債は貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としております。 |
b.資本の財源及び資金の流動性
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入のほか、製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資、投資有価証券の取得等によるものであります。また、株主還元については、財務の健全性等に留意しつつ、配当政策に基づき実施してまいります。運転資金及び投資資金並びに株主還元等については、主として営業活動から得られるキャッシュ・フローを源泉とする内部資金又は金融機関からの借入を基本としております。
当社グループは、健全な財務体質、継続的な営業活動によるキャッシュ・フロー創出能力により、今後も事業成長を確保する目的で手元流動性を高める資金調達や、個別投資案件への資金調達は可能であると考えております。
なお、当連結会計年度末におけるリース債務を含む有利子負債の残高は99百万円となっております。また、当連
結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は4,257百万円となっております。
技術援助契約等の概要
|
契約発効日 |
契約締結先 |
契約内容 |
対価 |
有効期間 |
|
1999年7月1日 |
㈲キーノスロジック |
当社のソフトウェア開発に係る研究開発業務の一部を委託 |
委託内容・対価等は、個別契約によって支払っております。 |
1999年7月1日から2004年6月30日までの5年契約とする。以後2年ごとの自動更新。 |
連結子会社の吸収合併契約
当社は、2023年2月8日開催の取締役会において、2023年4月1日を効力発生日として、当社の完全子会社であるエーティーラボ㈱を吸収合併することを決議し、2023年4月1日付で吸収合併いたしました。
詳細につきましては、「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1)財務諸表等 注記事項 (重要な後発事象)」に記載のとおりであります。
合弁会社の設立
当社は、2023年1月13日開催の取締役会において、三菱商事株式会社と共同出資により自動運転時代の到来を見据えた自動運転ワンストップサービス提供に係わる事業を共同して行う、合弁会社を設立を決議し、2023年2月7日に「A-drive㈱」を設立しております。
合弁会社の概要は以下のとおりであります。
|
(1)名称 |
A-Drive㈱ |
|
(2)事業の内容 |
自動運転ワンストップサービスの提供事業 |
|
(3)設立年月日 |
2023年2月7日 |
|
(4)資本金 |
150,000千円 |
|
(5)出資額 |
当社 180,000千円 三菱商事㈱ 120,000千円 |
当社グループでは経営戦略・事業戦略を実現するため、製品競争力強化と事業拡大に向けた研究開発を積極的に推進しております。当連結会計年度における各セグメント別の研究開発活動の状況及び研究開発費は次のとおりであります。なお、当連結会計年度の研究開発費の総額は
(1) 公共セグメント
創業来培ってきた測量用ソフトウェアにおける高精度位置計算技術に現在の最新技術を組み合わせた新プラットフォームや三次元データの利活用に関する研究開発を行ってまいりました。本プラットフォームを将来の次世代アプリケーションの基礎となるべく計画しております。
これら公共セグメントに係る研究開発費は
(2) モビリティセグメント
測量用ソフトウェアにおける高精度位置計算技術や道路設計技術を活用し、三次元の高精度位置情報の解析や地図データベースを作成するとともに、生産体制の強化や効率化、新たなツール開発のために開発部署を新設し、積極的な研究開発を行ってまいりました。また、将来的な自動運転技術の実用化に向け、パートナーとの共同研究を行う一方で、補助金等を有効活用したことで、コストを圧縮しながら、自動運転バスの開発や、システム及び機材構築のための研究開発を行ってまいりました。
これらモビリティセグメントに係る研究開発費は