当第1四半期連結累計期間において、新たに事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業業績の改善や雇用環境の緩やかな回復が見られるものの、米中間の貿易摩擦の激化による中国経済の減速など、世界経済の不確実性は高まっております。また本年10月に予定されている消費増税に伴う影響など、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
当社グループを取り巻く受託臨床検査市場では、診療報酬の改定の影響に加え、同業他社間の競争が激化してお
り、厳しい事業環境が続いております。また、調剤薬局市場では、調剤報酬及び薬価の改定による影響が大きく、より厳しい事業環境となっております。
当社グループでは、このような事業環境のもと、臨床検査事業及び調剤薬局事業の収益力の強化を図るとともに、将来の事業環境の変化を見据えた事業展開を進めております。
このような状況のもと、当第1四半期連結累計期間の売上高は10,911百万円(前年同期比3.6%減)、営業利益は266百万円(同16.9%減)、経常利益は300百万円(同19.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は204百万円(同2.0%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① 臨床検査事業
臨床検査事業につきましては、売上拡大に向け、大都市圏を重点地域とした新規顧客の獲得を図るとともに、クラウド型電子カルテ「HAYATE/NEO」及び平成30年12月1日より保険適用となった「MSI検査キット(FALCO)」(※)の販売強化に取り組んでおります。
(※)局所進行性または転移性の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)癌に対する効能・効果
について、抗PD-1抗体キイトルーダ®(一般名:ペムブロリズマブ)の適応を判定するための体外診断用医
薬品で、世界で初めての癌腫横断的なコンパニオン診断薬。
臨床検査事業においては、コンパニオン診断薬「MSI検査キット(FALCO)」の売上が増加したものの、平成31年2月に発生した火災の影響により臨床検査の受託検体数が大きく減少いたしました。このため、臨床検査事業の売上高は6,637百万円(前年同期比6.9%減)、営業利益は99百万円(同74.0%減)となりました。
② 調剤薬局事業
調剤薬局事業につきましては、堅実な店舗運営を推進しつつ、既存店舗の処方箋応需の拡大及び店舗運営の効率化に取り組んでおります。また、かかりつけ薬剤師・薬局として求められる役割・機能を果たすとともに、高齢者施設及び在宅を中心とした地域医療との連携を進めております。
当第1四半期連結累計期間において、1店舗を開局、3店舗を閉局、既存1店舗をフランチャイズ化したことにより、当第1四半期連結会計期間末における当社グループが運営する調剤薬局店舗総数は108店舗(フランチャイズ店6店舗含む)となりました。
調剤薬局事業においては、店舗数減少等の影響により処方箋枚数の減少したものの、処方箋単価の上昇により、売上高は4,270百万円(前年同期比1.9%増)となりました。また、営業利益は薬価改定の影響があった前年同期より増加し、231百万円(同1093.6%増)となりました。
(2) 財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末の財政状態につきましては、総資産は、主に有形固定資産が増加したことにより、前連結会計年度末に比べ180百万円増加し、32,304百万円となりました。
負債は、主に仕入債務の増加により、前連結会計年度末に比べ1,021百万円増加し、14,130百万円となりました。
また、純資産は、配当金の支払いや自己株式の取得により、前連結会計年度末に比べ840百万円減少し、18,173百万円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,111百万円減少し、6,721百万円となりました。
当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は244百万円(前年同期は771百万円)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益285百万円、減価償却費196百万円、仕入債務の増加額694百万円、災害による損失の支払額158百万円及び法人税等の支払額816百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は588百万円(前年同期は325百万円)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出309百万円及び投資有価証券の取得による支出247百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は767百万円(前年同期は222百万円)となりました。これは主に、短期借入金の純増加額200百万円、配当金の支払額233百万円及び自己株式の取得による支出741百万円によるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間より、臨床検査事業において医療情報システムの新製品の開発を目的とした研究開発活動を進めております。
当第1四半期連結累計期間における研究開発費の総額は5百万円であります。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。