当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業業績の改善や雇用環境の緩やかな回復が見られるものの、米中間の貿易摩擦の激化による中国経済の減速など、世界経済の不確実性や、消費税増税による消費への影響など、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
当社グループを取り巻く受託臨床検査市場では、診療報酬の改定の影響に加え、同業他社間の競争が激化してお
り、厳しい事業環境が続いております。また、調剤薬局市場では、調剤報酬及び薬価の改定による影響が大きく、より厳しい事業環境となっております。
当社グループでは、このような事業環境のもと、臨床検査事業及び調剤薬局事業の収益力の強化を図るとともに、将来の事業環境の変化を見据えた事業展開を進めております。
また、平成31年2月に当社連結子会社であるファルコバイオシステムズの総合研究所にて発生した火災では、皆様に多大なご迷惑、ご心配をおかけしましたが、その復旧は火災発生当初の想定より早く完了しております。
このような状況のもと、当第3四半期連結累計期間の売上高は32,787百万円(前年同期比2.2%減)、営業利益は646百万円(同46.6%減)、経常利益は737百万円(同48.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,392百万円(同61.6%増)となりました。なお、火災事故に対する受取保険金1,928百万円を特別利益として、また、検査体制の再構築を目的としたコスト構造改善関連費用460百万円等を特別損失として計上しております。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① 臨床検査事業
臨床検査事業につきましては、売上拡大に向け、大都市圏を重点地域とした新規顧客の獲得を図るとともに、クラウド型電子カルテ「HAYATE/NEO」及び平成30年12月1日より保険適用となった「MSI検査キット(FALCO)」(※)の販売強化に取り組んでおります。
(※)局所進行性または転移性の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)癌に対する効能・効果について、抗PD-1抗体キイトルーダ®(一般名:ペムブロリズマブ)の適応を判定するための体外診断用医薬品で、世界で初めての癌腫横断的なコンパニオン診断薬。
平成31年2月に発生した火災の影響により臨床検査の受託検体数が大きく減少した一方で、コンパニオン診断薬「MSI検査キット(FALCO)」の販売実績が順調に推移いたしました。このため、臨床検査事業の売上高は19,942百万円(前年同期比4.3%減)、営業利益は254百万円(同69.6%減)となりました。
② 調剤薬局事業
調剤薬局事業につきましては、堅実な店舗運営を推進しつつ、既存店舗の処方箋応需の拡大及び店舗運営の効率化に取り組んでおります。また、かかりつけ薬剤師・薬局として求められる役割・機能を果たすとともに、高齢者施設及び在宅を中心とした地域医療との連携を進めております。
当第3四半期連結累計期間において、1店舗を開局、4店舗を閉局、既存1店舗をフランチャイズ化したことにより、当第3四半期連結会計期間末における当社グループが運営する調剤薬局店舗総数は107店舗(フランチャイズ店6店舗含む)となりました。
店舗数減少等の影響により処方箋枚数が減少したものの、処方箋単価の上昇により、売上高は12,840百万円(前年同期比1.0%増)となりました。また、営業利益は令和元年10月に実施された薬価改定の影響があったものの578百万円(同6.9%増)となりました。
(2) 財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末の財政状態につきましては、総資産は、主に未収入金が増加したことにより、前連結会計年度末に比べ1,709百万円増加し、33,833百万円となりました。
負債は、主に買掛金の増加により、前連結会計年度末に比べ1,317百万円増加し、14,426百万円となりました。
また、純資産は、主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加や自己株式の取得等により、前連結会計年度末に比べ392百万円増加し、19,406百万円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,044百万円減少し、6,788百万円となりました。
当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は769百万円(前年同期は1,448百万円)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益1,994百万円、減価償却費643百万円、受取保険金1,928百万円、たな卸資産の増加額473百万円、仕入債務の増加額1,038百万円及び法人税等の支払額475百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は661百万円(前年同期は1,523百万円)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出789百万円、投資有価証券の取得による支出311百万円及び投資有価証券の売却による収入568百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は1,153百万円(前年同期は645百万円)となりました。これは主に、配当金の支払額502百万円及び自己株式の取得による支出771百万円によるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間より、臨床検査事業において医療情報システムの新製品の開発を目的とした研究開発活動を進めております。
当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は16百万円であります。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。