継続企業の前提に関する重要事象等
当社は、前々事業年度において3期連続の営業損失及び経常損失を計上し、前事業年度において営業利益を28百万円計上いたしましたが、安定的に営業利益を計上しうる業績基盤の確立は途上にあり、未だ継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しているものと認識しております。
しかしながら、「3 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(7)継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象または状況を改善するための対応策」に記載の通り、当第2四半期累計期間における資金状況及び今後の資金繰りに懸念はなく、当該重要事象を解消するための対応策を推進することにより、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、政府の各種経済政策により、企業収益や雇用情勢の改善等を背景に、緩やかな回復基調が続いております。一方で、海外経済の不確実性や地政学リスクの高まりにより国内景気への影響が懸念される等、先行きは未だ不透明な状況となっております。
美容業界におきましても、景気の先行き不安感による消費者の節約志向の一層の高まりや、店舗間競争の激化、また労働需給逼迫による美容師確保難など、当社を取り巻く経営環境は依然として厳しい状況で推移しております。
このような状況の下、当社といたしましては、「ALWAYS Beautiful」をスローガンに、引き続き『お客様が毎日どこでも綺麗でいていただける』ために、お客様に対する当社の「3大特典」によるご来店促進や新たな商品構成による商品販売の強化に努め、全社を挙げてお客様に喜んでいただけるサロンづくりに取り組んでまいりました。
店舗につきましては、美容室1店舗(Shampoo 京急鶴見店)の新規出店を行い、美容室1店舗(TAYA 流山おおたかの森S・C店)を移転オープンいたしました。
また、美容室1店舗(TAYA 丸の内店)の改装を実施し、美容室2店舗をブランド転換(クレージュ・サロン・ボーテ クイーンズイースト横浜店をTAYA みなとみらい東急スクエア店、クレージュ・サロン・ボーテ 横須賀モアーズシティ店をTAYA 横須賀モアーズシティ店)いたしました。
一方で美容室1店舗(TAYA 横浜元町店)を閉鎖し、当第2四半期会計期間末の店舗数は、美容室135店舗と小売店1店舗となりました。
以上の結果、当社の第2四半期累計期間の業績は、売上高5,337百万円(前年同期比6.3%減)となり、営業損失64百万円(前年同期は営業損失174百万円)、経常損失71百万円(前年同期は経常損失173百万円)となり、四半期純損失は106百万円(前年同期は四半期純損失210百万円)となりました。
また、当社は現在進行中の「中期経営改善計画(2016年度~2018年度)」の2年目として、重点施策であります(1)人事施策(2)営業施策(3)店舗施策(4)コーポレート施策の4つの施策を軸に、早期に業績改善を行い、成長戦略への展開が図れる企業体質の構築を推し進めております。
(2)財政状態の分析
当第2四半期会計期間末の総資産は6,321百万円となり、前事業年度末と比べて207百万円増加いたしました。
流動資産の残高は2,069百万円となり、前事業年度末と比べて138百万円増加いたしました。固定資産の残高は4,251百万円となり、前事業年度末と比べて68百万円増加いたしました。主な増加につきましては、現金及び預金の増加247百万円、建物の増加89百万円、主な減少につきましては、売掛金の減少58百万円であります。
当第2四半期会計期間末の負債総額は3,829百万円となり、前事業年度末と比べて314百万円増加いたしました。
流動負債の残高は2,155百万円となり、前事業年度末と比べて260百万円増加いたしました。固定負債の残高は1,674百万円となり、前事業年度末と比べて53百万円増加いたしました。主な増加につきましては、長短借入金の純増114百万円、賞与引当金の増加37百万円、主な減少につきましては、未払法人税等の減少51百万円、支払手形及び買掛金の減少38百万円であります。
当第2四半期会計期間末の純資産は2,491百万円となり、前事業年度末と比べて106百万円減少いたしました。
以上の結果、自己資本比率は前事業年度末42.5%から39.4%に減少いたしました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物は(以下「資金」という。)前事業年度末に比べ225百万円増加し、1,085百万円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において、営業活動の結果獲得した資金は197百万円(前年同四半期は216百万円の使用)となりました。
これは主に、税引前四半期純損失78百万円、法人税等の支払57百万円、仕入債務の減少39百万円あったことに対し、減価償却費122百万円、売上債権の減少58百万円、賞与引当金の増加37百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において、投資活動の結果使用した資金は78百万円(前年同四半期は20百万円の使用)となりました。
これは主に、店舗閉鎖等にともなう敷金及び保証金の回収による収入110百万円があったものの、店舗改装等にともなう有形固定資産の取得による支出107百万円、敷金及び保証金の差入による支出22百万円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において、財務活動の結果獲得した資金は106百万円(前年同四半期は202百万円の使用)となりました。
これは主に、長短借入金の純増114百万円があったことよるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象または状況を改善するための対応策
当社は、「第2 事業の状況 1 事業等のリスク」に記載のとおり、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。
しかしながら、当社は当該事象又は状況の解消を図るべく、早期に業績改善を行い、成長戦略への展開が図れる企業体質を構築するため、2016年度を初年度とする「中期経営改善計画(2016年度~2018年度)」を発表いたしました。
本計画の重点施策としましては、(1)人事施策(2)営業施策(3)店舗施策(4)コーポレート施策の4つの施策を軸に、引き続きお客様に対して当社の持つ技術力・サービス力を高め提供することは勿論、お客様への特典の利用促進や商品販売の増加により売上高を確保するとともに、不採算店舗の閉鎖や移転を行う一方で既存店舗を改装することにより店舗収益の改善を推し進めております。また、小さな本部を目指し、システム化による本部機能の集約化を進め、コスト削減を図り収益力の改善に努めてまいります。
資金面につきましては、平成28年12月に財務体質の強化を図るため、既存借入金のリファイナンス資金の調達を目的としたシンジケートローン契約を取引金融機関と締結しており、当四半期会計期間末における資金状況及び今後の資金繰りを検討した結果、当面は事業活動の継続性に懸念はなく、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。