第2【事業の状況】

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。

(1)経営方針

当社は、「すべての人に夢と希望を与え社会に貢献する」という企業理念のもと、美容という手段を用いて人々を美しくすることを最大のテーマとし、美容師の技術力、創造力、感性及びサービスを高め、徹底した現場第一主義を貫いております。

また、「顧客満足」「株主満足」「社員満足」「社会満足」の4つの満足の追求が、企業の社会的使命と捉え、経営活動を進めております。

 

(2)経営戦略等

当社は、経営の基本方針に基づき、「中期経営改善計画」(平成28年9月30日公表)をもとに、経営上の課題に取り組み、その達成に向けて推進してまいります。

「中期経営改善計画」の概要は以下のとおりであります。

基本方針

Ⅰ.収益体質への早期転換

Ⅱ.事業基盤の再構築

 

具体的な取り組み項目

     (1)人事施策

 ①「デザイナーの質的量的確保と効率人事の徹底」

 ②「本部人件費の削減」

     (2)営業施策

 ①「お客様への3大特典」のお客様への周知とご利用促進

 ②「お客様個々に対する個別対応」

 ③「新しい収益源の開発」

 ④「ブランド」の統廃合

     (3)店舗施策

 ①「既存店舗の統廃合と店舗美装」

 ②「新規店舗の出店抑制」

     (4)コーポレート施策

 ①「収益力の向上」

 ②「経営体制の明確化」

 

中期経営改善計画の目標

経営改善を目的とし、早期収益向上による営業利益の黒字化と経営体質の安定化を指向し、以下の業績目標といたします。

    [中期経営改善計画最終目標年度]

2018年度(平成31年3月期)

     [計画期間]

中期経営改善計画を2016年度から2018年度の3年間

       ・初年度に営業利益を黒字化

       ・次年度に当期純利益の黒字化

       ・最終年度において収益体質改善の定着化を果たす

 

「数値目標」

〔『中期経営改善計画』の当初目標〕

(単位:百万円)

 

2016年度(第43期)

[平成29年3月期]

[初年度計画]

2017年度(第44期)

[平成30年3月期]

 [次年度計画]

2018年度(第45期)

[平成31年3月期]

[最終目標年度計画]

金 額

売上比

金 額

売上比

金 額

売上比

売上高

11,644

100.0

11,371

100.0

11,289

100.0

売上総利益

1,515

13.0

1,646

14.5

1,822

16.1

営業利益

18

0.2

189

1.7

451

4.0

経常利益

13

0.2

181

1.6

443

3.9

当期純利益

△35

79

0.7

302

2.7

EPS(円)

△7.00

15.80

60.40

期末美容室数(店)

134

126

124

 

〔次年度の修正数値目標(平成29年10月24日公表)と実績対比〕

(単位:百万円)

 

2017年度(第44期)

[平成30年3月期]

[次年度修正計画]

2017年度(第44期)

[平成30年3月期]

[実績]

(次年度予実)

[平成30年3月期]

実績の目標対比

金 額

売上比

金 額

売上比

金額

達成率

売上高

10,926

100.0

10,545

100.0

△380

96.5

売上総利益

1,523

13.9

1,319

12.5

△203

86.6

営業利益

135

1.2

△46

△0.4

△182

経常利益

127

1.2

△57

△0.5

△185

当期純利益

37

0.3

△132

△1.3

△170

EPS(円)

7.53

△26.52

△34.05

期末美容室数(店)

126

126

※当初予定の次年度数値目標について、平成29年4月27日付「平成29年3月期決算短信」にて公表した業績予想から平成30年3月期第2四半期累計期間において、実績との乖離が生じたため平成29年10月24日に目標値を修正いたしました

 

(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

   当社は、以下の指標を重要なものとして目標としております。

①自己資本利益率 ・・・・・・ 10%    (当期実績   △5.2%)

②売上高経常利益率 ・・・・・ 10%    (当期実績    △0.5%)

③1株当たり当期純利益 ・・・ 150円     (当期実績  △26.52円)

 

(4)経営環境

  美容業界におきましては、「美容室のオーバーストア状態による過当競争」の激化、「人口減少社会による客数の減少」、さらには「美容師の獲得難」の様相を呈しており厳しい状況が続いております。

 

 

(5)事業上及び財務上の対処すべき課題

当社は、企業理念に従い年齢・性別・国籍を問わずより多くの人々に喜んでいただける環境を創造し続け、ヘアビジネスにおけるリーディングカンパニーとして、多様化する消費者ニーズや変化する消費者のライフスタイルに応え、新技術の開発、社員の教育、情報の発信、店舗の統廃合および合理的なコスト削減を継続的に実施することを重点課題とし、収益性と成長性を同時に追求できる経営を進めてまいります。そのためにも前記の『中期経営改善計画』の達成に向けて、全社一丸となって推進してまいります。

また、コンプライアンスを重視し、内部統制システムの一層の充実を図り、経済構造および社会情勢等の経営環境の変化に対し迅速かつ柔軟に対応できるよう、企業体質の改善、強化に努めてまいります。

 

 

2【事業等のリスク】

 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。

(1)会社がとっている特異な経営方針

当社の事業展開にあたっては、国家資格を有する美容師の採用が不可欠です。当社はサービスの質の維持あるいは向上の為にこうした有資格者を原則正社員として採用し、研修施設や各拠点にて新入社員研修、中途採用社員研修等を行った上で業務を担当させておりますが、人材採用や教育研修が計画通りに進まない場合には、当社の事業展開や経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。

(2)財政状態及び経営成績の異常な変動に係るもの

当社の売上高は、季節感を強く感じる夏季の7月、冬季の12月、及び学校や会社の入園・入学・卒業・歓迎会等にあたる3月に、他の月に比べて高くなる傾向があります。反面、冷夏、暖冬、長雨、台風等の天候不順は当社の事業展開や経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。

(3)特定の取引先等で取引の継続性が不安定であるものへの高い依存度に係るもの

当社の事業展開にあたり、店舗形態としては、自己所有物件よりも賃借物件やインショップ物件が多い傾向にあります。現時点では賃借先・デベロッパーと当社との関係は良好でありますが、将来的にこれら相手先の事業継続が危ぶまれる事態が生じた場合は、敷金保証金の貸倒発生や当社店舗の撤退・営業継続不能等も考えられ、事業展開や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

(4)特定の製品、技術等で将来性が不明確であるものへの高い依存度に係るもの

当社の事業展開上、上述のように国家資格を有する美容師、かつ、顧客からの支持の高い者の業務従事が重要と考えております。仮に当社から、これらの者が大量に離職した場合は、当社の事業展開や経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。

(5)特有の法的規制等に係るもの

当社の行う事業に適用される美容師法は、社会情勢の変化等に応じて今後も適宜、改正ないし解釈の変更等が行われる可能性があります。その場合は当社の行う事業に影響を与える可能性があります。

(6)個人情報の管理に係るもの

顧客データベースへのアクセス環境、セキュリティシステムの改善を常に図り、個人情報保護に万全を期しておりますが、これに加えて情報の取り扱いに対する意識の向上を目的とした社員教育の徹底や、情報へのアクセス者の限定、牽制システムの構築等、内部の管理体制についても強化しております。

今後も個人情報の管理は徹底してまいりますが、個人情報が流出した場合には、当社の事業展開や経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。

(7)減損会計に係るもの

  当社の保有資産につきまして、実質的価値の低下等による減損処理が必要になった場合、当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

(8)継続企業の前提に関する重要事象等について

当社は、当事業年度においては営業損失となり、経常損失は5期連続していることから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しているものと認識しております

しかしながら、「3[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](2)⑦継続企業の前提に関する重要事項等を改善するための対応策等」に記載のとおり、当事業年度における資金状況及び今後の資金繰りに懸念はなく、当該重要事象を解消するための対応策を推進することにより、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。

 

 

3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

①財政状態及び経営成績の状況

当事業年度におけるわが国経済は、政府の各種経済政策により、企業収益や雇用情勢の改善等を背景に、緩やかな回復基調が続いております。一方で、依然として海外経済の不確実性や地政学リスクの高まり等により、先行きは未だ不透明な状況となっております。

美容業界におきましても、景気の先行き不安感による消費者の節約志向の一層の高まりや、店舗間競争の激化、また労働需給逼迫による美容師確保難など、当社を取り巻く経営環境は依然として厳しい状況で推移しております。

このような状況の下、当社といたしましては、現在進行中の「中期経営改善計画(2016年度~2018年度)」の2年目として、「ALWAYS Beautiful」をスローガンに、引き続き『お客様が毎日どこでも綺麗でいていただける』ために、お客様に対する当社の「3大特典」によるご来店促進や新たな商品構成による商品販売の強化に努め、全社を挙げてお客様に喜んでいただけるサロンづくりに取り組んでまいりました。

店舗につきましては、美容室1店舗(Shampoo 京急鶴見店)の新規出店を行い、美容室1店舗(TAYA 流山おおたかの森S・C店)を移転オープンいたしました。

また、美容室10店舗の改装を実施し、美容室3店舗をブランド転換いたしました。一方で美容室10店舗(TAYA 横浜元町店、Shampoo 京王八王子SC店、Shampoo 渋谷公園通り店、TAYA 大宮店、Capelli Punto N.Y. ルミネ町田店、クレージュ・サロン・ボーテ キャナルシティ博多店、クレージュ・サロン・ボーテ ハービスPLAZA店、クレージュ・サロン・ボーテ ススキノラフィラ店、TAYA blue label イトーヨーカドー八千代店、Shampoo 綱島店)を閉鎖し、当事業年度末の店舗数は、美容室126店舗と小売店1店舗となりました。

これらの施策を実施してまいりましたが、新規客の減少や顧客の来店周期の伸び等で既存店ベースの入客数は前期比3.7%減となり、既存店売上高も前期比3.5%減と厳しい結果となりました。

以上の結果、当事業年度の売上高は10,545百万円(前期比7.5%減)となり、営業損失46百万円(前期は営業利益28百万円)、経常損失57百万円(前期は経常損失31百万円)、当期純損失は132百万円(前期は当期純損失177百万円)となりました。

 

②キャッシュ・フローの状況

当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ106百万円増加し、965百万円となりました。

また、当事業年度における各キャッシュ・フローは次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度において、営業活動の結果得られた資金は239百万円(前年同期は33百万円の使用)となりました。

これは主に、税引前当期純損失84百万円、法人税等の支払額57百万円、仕入債務の減少49百万円があったことに対し、減価償却費262百万円、固定資産除却損27百万円、未払金の増加24百万円、たな卸資産の減少21百万円があったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度において、投資活動の結果使用した資金は250百万円(前年同期は104百万円の使用)となりました。

これは主に、店舗閉鎖等による敷金及び保証金の回収による収入216百万円があったものの、店舗改装・ブランド転換にともなう有形固定資産の取得による支出368百万円、資産除去債務の履行による支出83百万円があったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度において、財務活動の結果得られた資金は117百万円(前年同期は264百万円の使用)となりました。

これは主に、長短借入金の純増136百万円があったことによるものであります。

 

③仕入及び販売の実績

a. 仕入実績

 商品及び美容材料の仕入実績

区分

当事業年度

(自 平成29年4月1日

  至 平成30年3月31日)

前年同期比(%)

商品(千円)

504,262

82.7

美容材料(千円)

358,660

90.0

合計(千円)

862,923

85.6

 (注)1.金額は実際仕入価格で表示しております。

2.上記金額には、消費税等は含まれておりません。

b. 販売実績

取扱区分別

当事業年度

(自 平成29年4月1日

  至 平成30年3月31日)

前年同期比(%)

美容施術(千円)

9,393,215

93.3

商品(千円)

1,118,298

86.1

その他(千円)

34,263

97.4

合計(千円)

10,545,777

92.5

 (注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。

c. 都道府県別売上高

都道府県

当事業年度

(自 平成29年4月1日

  至 平成30年3月31日)

売上高(千円)

構成比(%)

前年同期比(%)

北海道

64,536

0.6

85.0

宮城県

117,673

1.1

98.3

埼玉県

177,418

1.7

72.5

千葉県

998,267

9.5

96.0

東京都

3,602,802

34.2

93.3

神奈川県

2,226,212

21.1

96.1

新潟県

0.0

岐阜県

36,892

0.4

95.3

愛知県

99,766

0.9

87.5

三重県

52,284

0.5

107.8

京都府

279,815

2.7

88.8

大阪府

741,554

7.0

93.4

兵庫県

328,782

3.1

96.0

広島県

101,744

1.0

97.6

 

 

 

 

都道府県

当事業年度

(自 平成29年4月1日

  至 平成30年3月31日)

 

売上高(千円)

構成比(%)

前年同期比(%)

福岡県

1,321,513

12.5

90.2

長崎県

61,000

0.6

102.4

熊本県

106,368

1.0

76.4

大分県

87,644

0.8

96.6

店舗合計

10,404,279

98.7

92.5

本社

141,497

1.3

92.3

合計

10,545,777

100.0

92.5

 (注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。

 

d. 美容室の顧客収容能力及び入客実績

都道府県

前事業年度

 (自 平成28年4月1日

  至 平成29年3月31日)

当事業年度

 (自 平成29年4月1日

  至 平成30年3月31日)

椅子数

(席)

構成比

(%)

来店客数

(人)

構成比

(%)

椅子数

(席)

構成比

(%)

来店客数

(人)

構成比

(%)

北海道

8,875

1.3

15,807

1.0

8,610

1.3

12,992

0.9

宮城県

7,976

1.1

16,444

1.1

7,976

1.2

15,455

1.1

埼玉県

15,583

2.2

27,685

1.9

13,084

2.0

20,631

1.5

千葉県

58,454

8.4

114,483

7.7

57,537

8.9

106,883

7.8

東京都

220,007

31.6

461,323

30.9

202,590

31.3

418,344

30.6

神奈川県

140,451

20.1

289,434

19.4

138,592

21.4

281,746

20.6

新潟県

10,956

1.6

17,232

1.2

岐阜県

4,332

0.6

12,467

0.8

4,332

0.7

11,837

0.9

愛知県

8,012

1.1

16,351

1.1

8,012

1.2

14,630

1.1

三重県

4,732

0.7

14,056

0.9

4,732

0.7

14,543

1.1

京都府

15,808

2.3

39,998

2.7

9,814

1.5

36,589

2.7

大阪府

47,904

6.9

114,938

7.7

46,417

7.2

108,561

7.9

兵庫県

27,951

4.0

51,258

3.4

27,951

4.3

47,851

3.5

広島県

7,986

1.1

12,813

0.8

7,986

1.2

12,720

0.9

福岡県

96,853

13.9

218,811

14.7

91,208

14.1

200,376

14.6

長崎県

4,745

0.7

17,948

1.2

4,550

0.8

18,171

1.3

熊本県

7,780

1.1

17,779

1.2

4,719

0.8

13,707

1.0

大分県

8,736

1.3

33,854

2.3

8,736

1.4

33,612

2.5

合計

697,141

100.0

1,492,681

100.0

646,846

100.0

1,368,648

100.0

 (注) 椅子数につきましては、各店舗のセット椅子数に当期の営業日数を乗じて算出しております。

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
 ①重要な会計方針及び見積もり

 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。

 ②経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

当事業年度において、景気の先行き不安感による消費者の節約志向の一層の高まりや、店舗間競争の激化、また労働需給逼迫による美容師確保難など、当社を取り巻く経営環境は依然として厳しい状況が続く中、「ALWAYS Beautiful」をスローガンに、引き続き『お客様が毎日どこでも綺麗でいていただける』ために、お客様に対する当社の「3大特典」によるご来店促進や新たな多商品構成による商品販売の強化に努め、全社を挙げてお客様に喜んでいただけるサロンづくりに取り組んでまいりました。

また、「中期経営改善計画(2016年度~2018年度)」の次年度となる当事業年度におきましては、重点施策であります(1)人事施策(2)営業施策(3)店舗施策(4)コーポレート施策の4つの施策を軸に取り組みを推進してまいりました。

店舗につきましては、美容室1店舗を新規出店し、美容室1店舗を移転オープン、美容室10店舗を改装、美容室3店舗をブランド転換いたしました。一方で美容室10店舗の閉鎖を行いました。

この結果、既存店ベースで客単価は前期比0.2%増加いたしましたが、入客数が前期比3.7%低下し、既存店売上高は前期比3.5%減となりました。さらに、閉鎖に伴い店舗数が減少したこともあり、当事業年度の売上高は10,545百万円(前期比7.5%減)と減収となりました。

利益面につきましては、店舗閉鎖に伴う労務費や地代家賃の低減、さらに美容材料使用量の厳正化や無駄なコスト削減に努めたものの、営業損失46百万円(前期は営業利益28百万円)、経常損失は57百万円(前期は経常損失31百万円)となり、当期純損失は132百万円(前期は当期純損失177百万円)となりました。

 ③経営成績に重要な影響を与える要因について

当社の事業においては、人件費や店舗運営維持に係る経費等の固定費比率が高いため、一定水準を越える売上を確保できれば大きく利益に寄与できるものの、反面売上が計画どおりにいかない場合は、それに伴う経費圧縮が困難となり、適正な利益水準を維持することが難しくなります。

 ④経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について

当社は、早期に業績改善を行い、経営の効率化と安定性を高め、成長戦略への展開を図れる企業体質を構築するため、平成31年3月期を目標年度とする『中期経営改善計画』を策定し前事業年度より推進しております。この中期経営改善計画は、「収益体質への早期転換」「事業基盤の再構築」を計画の基本方針としており、これに基づく各取り組み施策を実行していくことで、業績向上に邁進してまいります。

 ⑤ 資本の財源及び資金の流動性

当社の運転資金需要のうち主なものは、人件費や店舗地代家賃等の経費支払や商品仕入代金、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資によるものであります。

当社は、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。

短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。

また、当社は効率的な資金調達ができるよう取引金融機関とコミットメントライン契約を締結し、流動性リスクに備えております。

 

なお、キャッシュ・フローの状況につきましては、(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローに記載のとおりであります。

⑥経営者の問題認識と今後の方針について

当社の経営者は、現状認識と将来予測に基づき最良最善の営業戦略の推進と企業体質の強化に努めており、そのためには、「第2事業の状況]1[経営方針、経営環境及び対処すべき課題等]」に記載しております課題に対処していくことが必要であると認識しております。

しかしながら、過当競争の激しい美容業界において当社を取り巻く経営環境は依然厳しさが続くものと予想されます。また、「第2事業の状況]2[事業等のリスク」で記載いたしました天候、個人消費動向等の外部要因が経営に重要な影響を与えるものとの認識もしております。

これらを踏まえ、現在進行中の「中期経営改善計画」の重点施策であります、次の4つの施策を重点ポイントとして内部充実を図り、業績の回復と安定した収益向上に取り組んでまいります。

①人事施策

②営業施策

③店舗施策

④コーポレート施策

⑦継続企業の前提に関する重要事象等を改善するための対応策等

当社は、「2[事業等のリスク](8)継続企業の前提に関する重要事象等について」に記載のとおり、未だ継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しているものと認識しております。

しかしながら、当社は当該事象又は状況の解消を図るべく、早期に業績改善を行い、成長戦略への展開が図れる企業体質を構築するため、2016年度を初年度とする「中期経営改善計画(2016年度~2018年度)」を発表いたしました。

本計画の重点施策としましては、(1)人事施策(2)営業施策(3)店舗施策(4)コーポレート施策の4つの施策を軸に、引き続きお客様に対して当社の持つ技術力・サービス力を高め提供することは勿論、お客様への特典の利用促進や商品販売の増加により売上高を確保するとともに、不採算店舗の閉鎖や移転を行う一方で既存店舗を改装することにより店舗収益の改善に努めてまいります。また、小さな本部を目指し、システム化による本部機能の集約化を進め、コスト削減を図り収益力の改善に努めてまいります。

資金面につきましては、平成28年12月に財務体質の強化を図るため、既存借入金のリファイナンス資金の調達を目的としたシンジケートローン契約を取引金融機関と締結しており、当事業年度における資金状況及び今後の資金繰りを検討した結果、当面は事業活動の継続性に懸念はなく、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。

 

 

4【経営上の重要な契約等】

(1)ライセンス契約

相手先の名称

CADSインターナショナル(ベルギー)

契約品目

MICHEL DERVYNの商標及びノウハウの使用

契約内容

日本国内において、当社が「MICHEL DERVYN」という名称の美容サロンを運営、プロモーション及び広告する際に、CADSインターナショナル社が所有する商標及びノウハウを使用させる。

契約期間

2014年11月1日から2019年10月31日まで

ロイヤリティ

年度毎に定額

(注)ロイヤリティは、販売費及び一般管理費に計上しております。

 

 なお、フランスのグループクレージュSAS(旧クレージュデザインSA)との間で締結していたライセンス契約につきましては、平成29年12月31日の契約満了日をもって終了いたしました。

 

(2)シンジケートローン契約

当社は平成28年12月22日付にて、財務体質の強化を図るため、既存借入金のリファイナンス資金調達を目的とし、株式会社三井住友銀行を幹事とする以下のタームローン契約及びコミットメントライン契約を締結しております。

 

   当該契約の概要は次の通りです。

① タームローン契約
借入人   株式会社田谷
借入先   株式会社三井住友銀行他 計3行
借入額   10億円
契約日   平成28年12月22日
契約期間  平成28年12月28日から平成38年12月28日

② コミットメントライン契約
借入人   株式会社田谷
借入先   株式会社三井住友銀行
契約総額  7億円
契約日   平成28年12月22日
契約期間  平成28年12月28日から平成31年12月27日

   財務制限条項

  ・平成29年3月期末日以降の各事業年度末日における貸借対照表に記載される純資産の部の合計金額を、平成28年3月期末日における貸借対照表に記載される純資産の部の合計金額の75%に相当する金額、又は直近の事業年度末日における貸借対照表に記載される純資産の部の合計金額の75%に相当する金額のうち、いずれか高い方の金額以上に維持すること。

  ・平成29年3月期末日以降の各事業年度末日における損益計算書に記載される営業損益を2期連続して損失としないこと。

  ・平成29年3月期末日以降の各四半期会計期間末日における貸借対照表に記載される現金及び預金の金額が7億円以上であること。

 

5【研究開発活動】

 該当事項はありません。