【連結財務諸表注記】

1. 報告企業

LINEヤフー(株)(以下、当社という。)は日本で設立され、同国に本社を置いており、当社および子会社(以下、当社グループという。)の親会社は、Aホールディングス(株)であり、最終的な親会社はソフトバンクグループ(株)です。登記している本店の所在地は、東京都千代田区紀尾井町1番3号です。

当社グループの主な事業内容は「6. セグメント情報」に記載しています。

2. 作成の基礎

(1) 準拠する会計基準

当社グループの連結財務諸表は連結財務諸表規則第1条の2第1号に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、連結財務諸表規則第312条の規定により、IFRSに準拠して作成しています。

 

(2) 測定の基礎

連結財務諸表は、「3. 重要性がある会計方針」に記載しているとおり、公正価値で測定している金融商品等を除き、取得原価を基礎として作成しています。

 

(3) 表示通貨および単位

連結財務諸表は日本円を表示通貨としており、百万円未満を切捨てて表示しています。

 

(4) 表示方法の変更

(連結損益計算書関係)

前連結会計年度において独立掲記していた「減損損失」「事業分離における移転利益」「受取損害賠償金」は、重要性が乏しくなったため、当連結会計年度より「販売費及び一般管理費」に含めて表示しています。

前連結会計年度において独立掲記していた「持分変動利益」は、重要性が乏しくなったため、当連結会計年度より「その他の営業外収益」に含めて表示しています。

前連結会計年度において独立掲記していた「持分法による投資の減損損失」は、重要性が乏しくなったため、当連結会計年度より「その他の営業外費用」に含めて表示しています。

 

(連結キャッシュ・フロー計算書関係)

前連結会計年度において、営業活動によるキャッシュ・フローの「営業債権及びその他の債権の増減額」、「カード事業の貸出金の増減額」、「銀行事業の貸付金の増減額」、「その他」に含めて表示していた「貸倒引当金の増減額」は重要性が増したため、当連結会計年度において営業活動によるキャッシュ・フローにて独立掲記しています。また、営業活動によるキャッシュ・フローの「減損損失」、「事業分離における移転利益」、「持分変動利益」、「持分法による投資の減損損失」は、重要性が乏しくなったため、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しています。

この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度において営業活動によるキャッシュ・フローの「営業債権及びその他の債権の増減額」3,230百万円、「カード事業の貸出金の増減額」△6,771百万円、「銀行事業の貸付金の増減額」△215百万円、「その他」△9,108百万円は、営業活動によるキャッシュ・フローの「貸倒引当金の増減額」12,865百万円として組替えています。また、前連結会計年度において営業活動によるキャッシュ・フローの「減損損失」15,147百万円、「事業分離における移転利益」△10,458百万円、「持分変動利益」△19,262百万円、「持分法による投資の減損損失」22,834百万円は、「その他」8,260百万円として組み替えています。

前連結会計年度において、投資活動によるキャッシュ・フローの「その他」に含めて表示していた「投資の売却または償還による収入」「定期預金の払戻による収入」は重要性が増したため、当連結会計年度において投資活動によるキャッシュ・フローにて独立掲記しています。また、投資活動によるキャッシュ・フローの「貸付金の回収による収入」は、重要性が乏しくなったため、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しています。

この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度において投資活動によるキャッシュ・フローの「その他」に含めて表示していた35,613百万円は、投資活動によるキャッシュ・フローの「投資の売却または償還による収入」20,756百万円、「定期預金の払戻による収入」14,857百万円として組替えています。また、前連結会計年度において、投資活動によるキャッシュ・フローの「貸付金の回収による収入」55,274百万円は、「その他」55,274百万円として組み替えています。

前連結会計年度において、財務活動によるキャッシュ・フローの「その他」に含めて表示していた「短期借入金の純増減額」「自己株式の取得による支出」は重要性が増したため、当連結会計年度において財務活動によるキャッシュ・フローにて独立掲記しています。また、財務活動によるキャッシュ・フローの「子会社の自己株式の取得による支出」は、重要性が乏しくなったため、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しています。

この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度において、財務活動によるキャッシュ・フローの「その他」に含めて表示していた△7,206百万円は、財務活動によるキャッシュ・フローの「短期借入金の純増減額」△7,206百万円、「自己株式の取得による支出」△0百万円として組替えています。また、前連結会計年度において、財務活動によるキャッシュ・フローの「子会社の自己株式の取得による支出」△10,330百万円は、「その他」△10,330百万円として組替えています。

 

(5) 未適用の公表済み基準書および解釈指針

連結財務諸表の承認日までに公表されている主な基準書および解釈指針の新設または改訂は以下のとおりです。当連結会計年度において当社グループはこれらを早期適用していません。

 IFRS

強制適用時期

(以後開始年度)

当社グループ

適用時期

新設・改訂の概要

IFRS第18号

財務諸表における表示及び開示

2027年1月1日

2028年3月期

財務諸表における表示及び開示に関する改訂

 

 

IFRS第18号「財務諸表における表示及び開示」の適用による影響は検討中です。

 

 

3. 重要性がある会計方針

以下の会計方針は、他の記載がない限り、連結財務諸表に記載されている全ての期間に適用しています。

 

(1) 連結の基礎

① 連結の基本方針

連結財務諸表は、当社および当社が支配している企業(子会社)の財務諸表に基づき作成しています。支配とは、投資先に対するパワー、投資先への関与により生じる変動リターンに対するエクスポージャーまたは権利、投資者のリターンの額に影響を及ぼすように投資先に対するパワーを用いる能力の全てを有している場合をいいます。当社による支配の有無は、議決権または類似の権利の保有割合や投資先に関する契約内容等の諸要素を勘案し総合的に判断しています。

子会社については、支配獲得日から支配喪失日までの期間を連結しています。子会社の包括利益は、たとえ非支配持分が負の残高になる場合でも、親会社の所有者と非支配持分に配分されます。

子会社が採用する会計方針が当社グループで採用した会計方針と異なる場合には、必要に応じて当該子会社の財務諸表に調整を加えています。

当社グループ内部での債権債務残高、取引、当社グループ内取引によって発生した未実現損益は、連結財務諸表作成にあたり消去しています。

 

② 子会社として存続する場合における当社グループの所有持分の変動

子会社に対する当社グループの所有持分の変動で支配の喪失にならない取引は、資本取引として会計処理しています。当社グループの持分および非支配持分の帳簿価額は、子会社に対する相対的な持分の変動を反映して調整しています。非支配持分を調整した額と支払対価または受取対価の公正価値との差額は資本に直接認識し、親会社の所有者に帰属しています。

当社グループが子会社の支配を喪失する場合、処分損益は(i)「受取対価の公正価値および残存持分の公正価値の合計」と(ⅱ)「子会社の資産(のれんを含む)、負債、非支配持分の従前の帳簿価額」との間の差額として算定され、それまで認識していたその他の包括利益累計額は、純損益に振り替えています。

 

 

③ 企業結合

事業の取得は「取得法」で会計処理をしています。企業結合時に引き渡した対価は、当社グループが移転した資産、被取得企業の従前の所有者に対する当社グループの負債、被取得企業の支配と交換に当社グループが発行した資本持分の取得日の公正価値の合計として測定されます。取得関連費用は発生時に純損益で認識しています。

取得日において、識別可能な取得した資産および引受けた負債は、以下を除き、取得日における公正価値で認識されます。

 

・繰延税金資産(または繰延税金負債)および従業員給付契約に関連する資産(または負債)は、それぞれIAS第12号「法人所得税」およびIAS第19号「従業員給付」に従って認識し測定されます。

・「被取得企業の株式に基づく報酬契約」または「被取得企業の株式に基づく報酬制度を当社グループの制度に置換えるために発行された当社グループの株式に基づく報酬契約」に関する負債または資本性金融商品は、取得日にIFRS第2号「株式に基づく報酬」に従って測定されます。

・IFRS第5号「売却目的で保有する非流動資産及び非継続事業」に従って売却目的保有に分類される資産または処分グループは、当該基準書に従って測定されます。

 

のれんは、移転された対価、被取得企業の非支配持分の金額、取得企業が以前に保有していた被取得企業の資本持分の公正価値の合計金額が、取得日における識別可能な取得した資産と引受けた負債の正味価額を上回る場合にその超過額として測定されます。この差額が負の金額である場合には、直ちに純損益で認識しています。

現在の所有持分であり、清算時に企業の純資産に対する比例的な取り分を保有者に与えている非支配持分は、当初認識時に公正価値、または被取得企業の識別可能純資産の認識金額に対する非支配持分の比例的な取り分相当額によって測定されます。上記以外の非支配持分は、公正価値、または該当する場合には、他の基準書に特定されている測定方法によって測定されます。

段階的に達成される企業結合の場合、当社グループが以前に保有していた被取得企業の資本持分は取得日(すなわち当社グループの支配獲得日)の公正価値で再評価され、発生した利得または損失があれば純損益に認識されます。取得日以前にその他の包括利益に計上されていた被取得企業の持分の金額は、取得企業がその持分を直接処分した場合と同じ方法で会計処理されます。

 

④ のれん

事業の取得から生じるのれんは、事業の取得日に計上された取得原価から減損損失累計額を控除した金額で計上されます。

のれんが配分される資金生成単位については、のれんが内部報告目的で監視される単位に基づき決定し、集約前の事業セグメントの範囲内となっています。

のれんは償却を行わず、資金生成単位または資金生成単位グループに配分し、配分された資金生成単位については、連結会計年度の一定時期、またはその生成単位に減損の兆候がある場合は、より頻繁に減損テストを行っています。当該資金生成単位の回収可能価額が帳簿価額未満の場合、まず減損損失を資金生成単位に配分されたのれんに配分し、次に資金生成単位におけるその他の資産の帳簿価額の比例割合で各資産に配分しています。

のれんの減損損失は、純損益に直接認識され、以後の期間に戻入れは行いません。

なお、関連会社の取得により生じたのれんに関する当社グループの会計方針は、「⑤ 関連会社および共同支配企業への投資」に記載しています。

 

 

⑤ 関連会社および共同支配企業への投資

関連会社とは、当社グループが議決権の20%以上を所有し、投資先の財務および営業の方針決定に重要な影響力を行使し得ない反証が存在しない会社、もしくは20%未満の保有でも重要な影響力を行使し得る会社をいいます。

共同支配企業とは、当社グループを含む複数の当事者が、事業活動の重要な意思決定に関し全員一致の合意を必要とする契約上の取決めに基づき共同支配を有し、当該取決めの純資産に対する権利を有する投資先をいいます。 

関連会社および共同支配企業に対する投資は、投資先が関連会社および共同支配企業になる日から持分法を適用して会計処理されます。関連会社および共同支配企業に対する投資の取得時には、取得原価が、取得日に認識されている投資先の識別可能な資産および負債の正味の公正価値のうち当社グループの持分相当額を超過する額は、のれんとして認識し、投資の帳簿価額に含まれます。再評価後、識別可能な資産および負債の正味の公正価値の当社グループの持分相当額が取得原価を超過する場合は、超過差額を投資が実施された期間に純損益に直ちに認識しています。

持分法では、関連会社および共同支配企業に対する投資額は、連結財政状態計算書において取得原価で当初認識し、その後、関連会社および共同支配企業の純損益およびその他の包括利益の当社グループの持分を認識するために修正しています。関連会社および共同支配企業の損失に対する当社グループの持分相当額が、当社グループの関連会社および共同支配企業に対する持分(実質的に当社グループの関連会社および共同支配企業に対する正味投資持分の一部を構成するいかなる長期持分を含む)を超過する場合、当社グループは追加的な損失について当社グループの持分相当額を認識していません。追加的な損失は、当社グループが関連会社および共同支配企業に代わって法的債務または推定的債務を負う、または関連会社および共同支配企業の代わりに支払いを行う範囲で認識しています。

当該投資が関連会社および共同支配企業でなくなった日もしくは売却目的保有に分類された日から、当社グループは持分法の適用を中止しています。当社グループが以前の関連会社および共同支配企業に対する残存持分を保持しており、残存持分が金融資産である場合には、当社グループは、残存持分をその日時点の公正価値で測定し、当該公正価値はIFRS第9号「金融商品」(以下、IFRS第9号という。)に従って金融資産としての当初認識時の公正価値とみなされます。持分法適用が中止された日における関連会社および共同支配企業の帳簿価額と、残存持分の公正価値および関連会社および共同支配企業に対する一部持分の処分による収入との差額は、関連会社および共同支配企業の処分損益の決定に含まれます。

当社グループの関連会社および共同支配企業投資に関する減損損失を認識するかどうかを決定するため、IFRS第9号の要求が適用されます。減損テストは、(のれんを含む)投資全体の帳簿価額に対し、IAS第36号「資産の減損」に従って行われています。

 

(2) 外貨換算

① 外貨建取引

当社グループの財務諸表は、各社の機能通貨で作成しています。機能通貨以外の通貨(外貨)での取引は、取引日の為替レートで機能通貨に換算しています。外貨建貨幣性項目は、各四半期末の為替レートで機能通貨に換算しています。公正価値で測定している外貨建非貨幣性項目は、測定日の為替レートで機能通貨に換算しています。

換算によって発生した為替換算差額は、「② 在外営業活動体」を除いて、その期間の純損益で認識しています。

 

② 在外営業活動体

連結財務諸表を作成するために、在外営業活動体の資産および負債(取得により発生したのれんおよび公正価値の調整を含む)は、各四半期末の為替レートで日本円に換算しています。収益および費用は、その各四半期の平均為替レートで日本円に換算しています。在外営業活動体の財務諸表の換算によって生じた為替差額は、その他の包括利益で認識し、在外営業活動体の換算差額勘定に累積しています。

在外営業活動体の持分全てまたは持分の一部処分を行った場合、当該在外営業活動体の換算差額は、処分損益の一部として純損益に振り替えています。

 

(3) 金融商品

① 認識

金融資産および金融負債は、当社グループが金融商品の契約上の当事者になった時点で認識しています。

金融資産および金融負債は当初認識時において公正価値で測定しています。純損益を通じて公正価値で測定する金融資産(以下、FVTPLの金融資産という。)および純損益を通じて公正価値で測定する金融負債(以下、FVTPLの金融負債という。)を除き、金融資産の取得および金融負債の発行に直接起因する取引コストは、当初認識時において、金融資産の公正価値に加算または金融負債の公正価値から減算しています。FVTPLの金融資産およびFVTPLの金融負債の取得に直接起因する取引コストは純損益で認識しています。

 

② 非デリバティブ金融資産

非デリバティブ金融資産は、「償却原価で測定する金融資産」、「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する負債性金融資産(以下、FVTOCIの負債性金融資産という。)」、「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融資産(以下、FVTOCIの資本性金融資産という。)」、「FVTPLの金融資産」に分類しています。この分類は、金融資産の性質と目的に応じて、当初認識時に決定しています。

通常の方法による全ての金融資産の売買は、約定日に認識および認識の中止を行っています。通常の方法による売買とは、市場における規則または慣行により一般に認められている期間内での資産の引渡しを要求する契約による金融資産の購入または売却をいいます。

 

a. 償却原価で測定する金融資産

以下の要件がともに満たされる場合に「償却原価で測定する金融資産」に分類しています。

・契約上のキャッシュ・フローを回収するために金融資産を保有することを目的とする事業モデルの中で保有されている。

・金融資産の契約条件により、元本および元本残高に対する利息の支払のみであるキャッシュ・フローが所定の日に生じる。

当初認識後、償却原価で測定する金融資産は実効金利法による償却原価から必要な場合には減損損失を控除した金額で測定しています。実効金利法による利息収益は純損益で認識しています。

 

b. FVTOCIの負債性金融資産

以下の要件がともに満たされる場合に「FVTOCIの負債性金融資産」に分類しています。

・契約上のキャッシュ・フローの回収と売却の両方によって目的が達成される事業モデルの中で保有されている。

・金融資産の契約条件により、元本および元本残高に対する利息の支払のみであるキャッシュ・フローが所定の日に生じる。

当初認識後、FVTOCIの負債性金融資産は公正価値で測定し、公正価値の変動から生じる評価損益は、その他の包括利益で認識しています。その他の包括利益として認識した金額は、認識を中止した場合、その累計額を純損益に振り替えています。FVTOCIの負債性金融資産に分類された貨幣性金融資産から生じる為替差損益、FVTOCIの負債性金融資産に係る実効金利法による利息収益は、純損益で認識しています。

 

c. FVTOCIの資本性金融資産

資本性金融資産については、当初認識時に公正価値の変動を純損益ではなくその他の包括利益で認識するという取消不能な選択を行っている場合に「FVTOCIの資本性金融資産」に分類しています。当初認識後、FVTOCIの資本性金融資産は公正価値で測定し、公正価値の変動から生じる評価損益は、その他の包括利益で認識しています。

FVTOCIの資本性金融資産の公正価値は、「31. 金融商品の公正価値 (1) 公正価値ヒエラルキーのレベル別分類」で記載している方法により測定しています。

認識を中止した場合、もしくは著しくまたは長期に公正価値が取得原価を下回る場合に、その他の包括利益を通じて認識された利得または損失の累計額を直接利益剰余金へ振り替えています。なお、FVTOCIの資本性金融資産に係る受取配当金は、純損益で認識しています。

 

d. FVTPLの金融資産

以下の要件のいずれかに該当する場合には「FVTPLの金融資産」に分類しています。

・売買目的保有の金融資産

・「償却原価で測定する金融資産」、「FVTOCIの負債性金融資産」、「FVTOCIの資本性金融資産」のいずれにも分類しない場合

売買目的保有には、デリバティブ以外の金融資産で、主として短期間に売却する目的で取得した売却目的保有の金融資産を分類しています。なお、いずれの金融資産も、会計上のミスマッチを取り除くあるいは大幅に削減させるために純損益を通じて公正価値で測定するものとして指定していません。

当初認識後、FVTPLの金融資産は公正価値で測定し、公正価値の変動から生じる評価損益、配当収益および利息収益は純損益で認識しています。

FVTPLの金融資産の公正価値は、「31. 金融商品の公正価値 (1) 公正価値ヒエラルキーのレベル別分類」で記載している方法により測定しています。

 

e. 金融資産の減損

償却原価で測定する金融資産、FVTOCIの負債性金融資産に係る予想信用損失について、貸倒引当金を認識しています。期末日毎に、金融資産に係る信用リスクが当初認識時点から著しく増加しているかどうかを評価しています。金融資産に係る信用リスクが当初認識以降に著しく増大していない場合には、金融資産に係る貸倒引当金を12か月の予想信用損失と同額で測定しています。一方、金融資産に係る信用リスクが当初認識以降に著しく増大している場合、または信用減損金融資産については、金融資産に係る貸倒引当金を全期間の予想信用損失と同額で測定しています。ただし、営業債権および契約資産については常に貸倒引当金を全期間の予想信用損失と同額で測定しています。

予想信用損失は、以下のものを反映する方法で見積っています。

・一定範囲の生じ得る結果を評価することにより算定される、偏りのない確率加重金額

・貨幣の時間価値

・過去の事象、現在の状況、将来の経済状況の予測についての、報告日において過大なコスト労力を掛けずに利用可能な合理的で裏付け可能な情報

当該測定に係る貸倒引当金の繰入額、および、その後の期間において、貸倒引当金を減額する事象が発生した場合は、貸倒引当金戻入額を純損益で認識しています。

金融資産の全体または一部分を回収するという合理的な予想を有していない場合には、当該金額を貸倒引当金と相殺して帳簿価額を直接減額しています。

 

f. 金融資産の認識の中止

金融資産から生じるキャッシュ・フローに対する契約上の権利が消滅した場合、または金融資産を譲渡し、その金融資産の所有に係るリスクと経済価値を実質的に全て移転した場合に、当該金融資産の認識を中止しています。

 

③ 非デリバティブ金融負債

非デリバティブ金融負債は、「FVTPLの金融負債」または「償却原価で測定する金融負債」に分類し、当初認識時に分類を決定しています。
 FVTPLの金融負債は当初認識後、公正価値で測定し、公正価値の変動から生じる評価損益および利息費用は純損益で認識しています。
 償却原価で測定する金融負債は当初認識後、実効金利法による償却原価で測定しています。

金融負債は義務を履行した場合、もしくは債務が免責、取消しまたは失効となった場合に認識を中止しています。

 

 

④ デリバティブ金融資産および金融負債

デリバティブは、デリバティブ取引契約が締結された日の公正価値で当初認識しています。当初認識後は、各四半期末の公正価値で測定しています。デリバティブの公正価値の変動額は、直ちに純損益で認識しています。

デリバティブ金融資産は「FVTPLの金融資産」に、デリバティブ金融負債は「FVTPLの金融負債」にそれぞれ分類しています。

 

⑤ 金融資産および金融負債の相殺

金融資産および金融負債は、認識された金額を相殺する法的に強制力のある権利を有し、かつ純額で決済するかまたは資産の実現と負債の決済を同時に行う意図を有する場合にのみ、連結財政状態計算書上で相殺し、純額で表示しています。

 

(4) 現金及び現金同等物

現金及び現金同等物は、現金、随時引出し可能な預金、および容易に換金可能でかつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から満期日までの期間が3ヶ月以内の短期投資で構成されています。

 

(5) 棚卸資産

棚卸資産は、原価と正味実現可能価額のいずれか低い金額で測定しています。原価は、主として移動平均法を用いて算定しており、正味実現可能価額は、通常の事業の過程における見積販売価格から、販売に要する見積費用を控除して算定しています。
 また、棚卸資産の内訳は、主として商品です。

 

(6) 有形固定資産

有形固定資産は、原価モデルを採用し、取得原価から減価償却累計額および減損損失累計額を控除した金額で計上しています。取得原価には、資産の取得に直接関連する費用、資産の解体・除去および土地の原状回復費用が含まれます。

減価償却費は、土地および建設仮勘定を除き、見積耐用年数にわたって定額法で計上しています。

主要な有形固定資産の見積耐用年数は以下のとおりです。

・建物および構築物         2年~50年

・工具、器具および備品     2年~20年

・機械装置および運搬具     2年~15年

減価償却方法、耐用年数および残存価額は、連結会計年度末に見直しを行い、変更がある場合は、会計上の見積りの変更として将来に向かって適用しています。

 

 

(7) 無形資産

個別に取得した耐用年数を確定できる無形資産は、原価モデルを採用し、取得原価から償却累計額および減損損失累計額を控除した金額で計上しています。個別に取得した耐用年数を確定できない無形資産は、取得原価から減損損失累計額を控除した額で計上しています。

企業結合により取得し、のれんとは区別して認識された無形資産は、取得日の公正価値で当初認識されます。当初認識後、企業結合により取得した無形資産は、個別に取得した無形資産と同様に、取得原価から償却累計額および減損損失累計額を控除した金額で計上されます。

研究段階で発生した支出は、発生した期間の費用として計上しています。開発段階で発生した自己創設無形資産は、資産計上の要件を全て満たした日から、開発完了までに発生した支出の合計額で認識しています。当初認識後、自己創設無形資産は、個別に取得した無形資産と同様に、取得原価から償却累計額および減損損失累計額を控除した金額で計上しています。

償却費は、見積耐用年数にわたって主に定額法で計上しています。

耐用年数を確定できる主要な無形資産の見積耐用年数は以下のとおりです。

・ソフトウェア             5年~15年

・顧客基盤           10年~25年

償却方法、耐用年数および残存価額は、連結会計年度末に見直しを行い、変更がある場合は、会計上の見積りの変更として将来に向かって適用しています。

商標権の一部について、事業を継続する限り基本的に存続するため、耐用年数を確定できないと判断し、償却していません。

 

(8) リース

 当社グループでは、契約の開始時に、契約がリース又はリースを含んだものであるのかどうかを判定しています。リースを含む契約の開始日または再評価日に契約における対価を、リース構成部分の独立価格と非リース構成部分の独立価格の総額との比率に基づいてそれぞれに配分することにより、リース構成部分を非リース構成部分から区分して会計処理しています。また、リース期間は、リースの解約不能期間に、行使することが合理的に確実な延長オプションの対象期間および行使しないことが合理的に確実な解約オプションの対象期間を加えたものとしています。

(借手側)

① 無形資産のリース取引

 当社グループは無形資産のリース取引に対して、IFRS第16号「リース」(以下、IFRS第16号という。)を適用していません。

 

② 使用権資産

 リースの開始日に使用権資産を認識しています。使用権資産は開始日において、取得原価で測定しており、当該取得原価は、リース負債の当初測定の金額、リース開始日以前に支払ったリース料から受け取ったリース・インセンティブを控除した金額、発生した当初直接コストおよびリースの契約条件で要求されている原資産の解体及び除去、原資産の敷地の原状回復又は原資産の原状回復の際に借手に生じるコストの見積りの合計で構成されています。

開始日後においては、原価モデルを採用し、取得原価から減価償却累計額および減損損失累計額を控除して測定しています。使用権資産は、当社グループがリース期間の終了時に原資産の所有権を取得する場合を除き、開始日から使用権資産の耐用年数の終了時又はリース期間の終了時のいずれか早い方まで定額法を用いて減価償却しています。使用権資産の耐用年数は有形固定資産と同様の方法で決定しています。

 

③ リース負債 

 リースの開始日にリース負債を認識しています。リース負債はリース開始日現在で支払われていないリース料の現在価値で測定しています。当該リース料は、リースの計算利子率が容易に算定できる場合には、当該利子率を用いて割り引いていますが、そうでない場合には、追加借入利子率を用いて割り引いています。リース負債の測定に含まれているリース料は、主に固定リース料、延長オプションの行使が合理的に確実である場合の延長期間のリース料およびリース期間が借手によるリース解約オプションの行使を反映している場合の解約に対するペナルティの支払額で構成されています。

 開始日後においては、リース負債は実効金利法を用いて償却原価で測定しています。その上で、指数またはレートの変更により将来のリース料に変更が生じた場合、残価保証に基づいた支払金額の見積りに変更が生じた場合、または延長オプションや解約オプションの行使可能性の評価に変更が生じた場合、リース負債を再測定しています。
 リース負債が再測定された場合には、リース負債の再測定の金額を使用権資産の修正として認識しています。ただし、リース負債の再測定による負債の減少額が使用権資産の帳簿価額より大きい場合、使用権資産をゼロまで減額したあとの金額は純損益で認識します。 

 

(貸手側)

当社グループは、原資産の所有に伴うリスクと経済価値のほとんどすべてを移転するものではないリースをオペレーティング・リースに分類しています。オペレーティング・リース取引では、対象の原資産を連結財政状態計算書に計上し、リース料を主にリース期間にわたって定額法により収益として認識しています。

 

 

(9) のれんを除く有形固定資産、使用権資産および無形資産の減損

当社グループは、各四半期末に、有形固定資産、使用権資産および無形資産が減損損失に晒されている兆候の有無を判定しています。

減損の兆候がある場合には、減損損失の程度を算定するために、回収可能価額の見積りを行っています。個別資産の回収可能価額を見積もることができない場合には、当社グループは、その資産の属する資金生成単位の回収可能価額を見積もっています。

耐用年数が確定できない無形資産および未だ利用可能でない無形資産は、減損の兆候がある場合、および減損の兆候の有無に関わらず連結会計年度の一定時期に、減損テストを実施しています。

回収可能価額は、「処分コスト控除後の公正価値」と「使用価値」のいずれか高い方となります。

使用価値の評価に際しては、貨幣の時間的価値および当該資産に固有のリスクを反映した税引前割引率により見積もった将来キャッシュ・フローを、現在価値に割り引くことにより測定しています。

資産(または資金生成単位)の回収可能価額が帳簿価額を下回った場合、資産(または資金生成単位)の帳簿価額は回収可能価額まで減額されます。

減損損失を事後に戻入れる場合、当該資産(または資金生成単位)の帳簿価額は、過去の期間において当該資産(または資金生成単位)について認識した減損損失がなかったとした場合の資産(または資金生成単位)の帳簿価額を超えない範囲で、改訂後の見積回収可能価額まで増額しています。

 

(10) 引当金

引当金は、過去の事象から生じた現在の法的または推定的債務で、当該債務を決済するために経済的便益が流出する可能性が高く、当該債務について信頼性のある見積りができる場合に認識しています。

引当金は、貨幣の時間的価値の影響が重要な場合、見積将来キャッシュ・フローを貨幣の時間的価値および当該負債に特有のリスクを反映した税引前の割引率を用いて、現在価値に割り引いています。時の経過に伴う割引額の割戻しは純損益で認識しています。

主な引当金の内容は以下のとおりです。

① 資産除去債務

賃借契約終了時に原状回復義務のある賃借事務所等の原状回復費用見込額について、資産除去債務を計上しています。これらの費用の金額や支払時期の見積りは、現在の事業計画等に基づくものであり、将来の事業計画等により今後変更される可能性があります。

 

② ポイント引当金

販売促進を目的とするポイント制度に基づき、会員へ付与したポイントの利用に備えるため、将来利用されると見込まれる額を計上しています。なお、当該ポイントの会員による利用には不確実性があります。

 

 

(11) 売却目的保有に分類された資産および処分グループ

継続的使用よりも主に売却取引により回収が見込まれる資産および処分グループについて、1年以内に売却する可能性が高く、現状で直ちに売却することが可能で、経営者が売却計画の実行を確約している場合には、売却目的保有に分類しています。

当社グループが、子会社に対する支配の喪失を伴う売却計画を確約し上記の条件を満たす場合は、当社グループが売却後にその子会社の非支配持分を保有するか否かにかかわらず、その子会社の資産および負債を売却目的保有に分類しています。

売却目的保有に分類した資産は、帳簿価額と売却コスト控除後の公正価値のいずれか低い金額で測定しています。

また、売却目的保有への分類後は、有形固定資産および無形資産の減価償却または償却は行いません。

 

(12) 株式に基づく報酬

当社グループは、取締役および従業員等に対するインセンティブ制度として、ストック・オプション制度、役員報酬BIP信託を用いた株式報酬制度、株式交付制度、株式給付信託(J-ESOP)を導入しています。ストック・オプション制度および役員報酬BIP信託を用いた株式報酬制度は持分決済型株式報酬として、株式交付制度および株式給付信託(J-ESOP)は持分決済型株式報酬または現金決済型株式報酬として会計処理しています。持分決済型の株式に基づく報酬は付与日における資本性金融商品の公正価値で測定しています。ストック・オプションの公正価値は、オプションの諸条件を考慮し、ブラック・ショールズモデルや二項モデル、モンテカルロ・シミュレーション等を用いて算定し、役員報酬BIP信託を用いた株式報酬制度、株式交付制度、株式給付信託(J-ESOP) の公正価値は、付与日の株価を用いて算定しています。

持分決済型の株式に基づく報酬の付与日に決定した公正価値は、権利確定期間にわたって定額法により費用計上し、同額を資本の増加として認識しています。また、条件については各四半期末において定期的に見直し、必要に応じて権利確定数の見積りを修正しています。

現金決済型の株式に基づく報酬は、発生した負債の公正価値で測定しています。当該負債の公正価値は、期末日および決済日に再測定し、公正価値の変動を純損益に認識しています。

 

(13) 売上収益

IFRS第15号における以下の5ステップアプローチに基づき、顧客への財やサービスの移転との交換により、その権利を得ると見込む対価を反映した金額で収益を認識しています。 

ステップ1:顧客との契約を識別する。
 ステップ2:契約における履行義務を識別する。
 ステップ3:取引価格を算定する。
 ステップ4:取引価格を契約における履行義務へ配分する。
 ステップ5:履行義務を充足した時点で(又は充足するに応じて)収益を認識する。
  

顧客に支払われる対価は、それが顧客から受け取る財又はサービスの対価であるものを除き、取引価格から控除しています。

また、顧客との契約の獲得又は履行のためのコスト(以下、契約コスト)のうち、回収が見込まれる部分について、資産として認識しています。契約コストから認識した資産については、顧客との見積契約期間にわたり定額法で償却しています。

 

当社グループにおける各事業の主要な収益認識基準は以下のとおりです。 

① メディア事業 

メディア事業は、主に広告商品の企画・販売・掲載をするための各サービスの企画・運営、情報掲載サービス の提供およびその他法人向けのサービスを提供しています。主な売上収益は、検索広告、アカウント広告、ディスプレイ広告等であり、以下のとおり収益を認識しています。 

 

 

a. 検索広告

検索広告は、広告主や広告代理店向けに販売している広告商品です。「Yahoo! JAPAN」等で検索をした際、その検索キーワードに応じて検索結果ページに表示され、掲載された広告がクリックされた場合に課金されます。 広告主および広告代理店に広告運用ツールを提供し、その設定依頼に従い掲載を行うことが履行義務になります。検索広告は、ウェブサイト閲覧者が検索広告をクリックした時点で、顧客が設定したクリック料金に基づき収益を認識しています。

 

b. アカウント広告
 アカウント広告は、主にLINE公式アカウント、LINEスポンサードスタンプから構成されます。LINE公式アカウントは、企業等の広告主が、当該広告主を「友だち」として追加したLINEユーザーに直接メッセージを送信する ことができるサービスです。LINE公式アカウントを契約期間にわたり維持するとともに、広告主がいつでもLINE ユーザーにメッセージを送信できるようにすることが履行義務となります。そのため、契約期間にわたりLINE公式アカウント登録利用の収益を認識しています。LINEスポンサードスタンプは、LINE公式アカウントの広告主が、無料でダウンロードすることができるLINEスポンサードスタンプをLINEユーザーに提供することができるサービスです。契約期間にわたりユーザーが望むときにいつでもスポンサードスタンプを利用できるようにすることが広告主に対する履行義務となります。そのため、契約期間にわたり収益を認識しています。
 

c. ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、ディスプレイ広告(予約型)およびディスプレイ広告(運用型)からなります。 ディスプレイ広告(予約型)は、「ブランドパネル」や「プライムディスプレイ」等、「Yahoo! JAPAN」の各種プロパティ内に表示され、画像や映像等を用いた多彩な広告表現が可能な広告商品です。主な顧客は広告主および広告代理店です。ビューアブルインプレッション購入型、枠購入型、時間帯ジャック購入型の期間販売で、契約に則して掲載することが履行義務になります。ディスプレイ広告(予約型)は、ウェブサイト上に広告が掲載される期間にわたって収益を認識しています。

 ディスプレイ広告(運用型)は、主にYahoo!広告およびLINE VOOM、LINE NEWSから構成されます。Yahoo!広告は、広告主や広告代理店向けに販売している広告商品であり、ターゲット条件を設定し、条件に一致するユーザーが閲覧している「Yahoo! JAPAN」や提携サイトに広告配信を行います。広告主および広告代理店に広告運用ツールを提供し、その設定依頼に従い掲載を行うことが履行義務になります。Yahoo!広告は、ウェブサイト閲覧者がコンテンツページ上の広告をクリックした時点で、顧客が設定したクリック料金に基づき収益を認識しています。LINE VOOM、LINE NEWSに掲載される広告は、インプレッション、ビュー、クリック 等の特定のアクションを基に対価を受領します。随時ユーザーに対して広告を表示することが履行義務となり、契約条件で規定された特定のアクションを充足した時点で、収益を認識しています。

 

d. その他

 その他は、主に「LYPプレミアム」であり、個人ユーザー向けに様々な会員特典を受けられる「LYPプレミアム」を販売しており、会員資格が有効な期間にわたって収益を認識しています。
 

 

② コマース事業 
  コマース事業は、主に中小企業や個人向けにインターネットを介して商品の販売やサービスの企画・提供をしています。
 主な売上収益は、アスクルグループの物品販売サービス、「ZOZOTOWN」や「Yahoo!オークション」等のeコマース関連サービスであり、以下のとおり収益を認識しています。
 
a. アスクルグループの物品販売サービス 
 アスクルグループは、オフィス関連商品等の販売事業を行っており、主な顧客は中小企業等の法人および個人ユーザーになります。物品販売の収益は、顧客が物品の使用を指図し、当該物品から残りの便益のほとんど全てを獲得する能力を有することとなる、顧客が物品に対する支配を獲得した時点で認識しています。


 b. 「ZOZOTOWN」 
 主に「ZOZOTOWN」内にテナント形式で出店する各ブランドの代理人として、個人ユーザー向けに商品の受託販売を行っており、顧客が物品に対する支配を獲得した時点で、商品取扱高に各手数料率を乗じた受託販売手数料を収益として認識しています。

 
c. 「Yahoo!オークション」 
 個人ユーザーや法人向けにネットオークションサービスを提供しており、オークション取引が成立した時点で、落札金額に応じた出品者に対する落札システム利用料を収益として認識しています。 

 
 

 

 

(14) 退職給付

当社グループでは主に確定拠出制度を採用しています。
  確定拠出制度は、雇用主が一定額の掛金を他の独立した基金に拠出し、その拠出額以上の支払いについて法的または推定的債務を負わない退職給付制度です。
  確定拠出制度への拠出は、従業員がサービスを提供した期間に費用として認識し、未払拠出額を債務として認識しています。

 

(15) 法人所得税

法人所得税は当期税金および繰延税金から構成され、企業結合から生じる税金、およびその他の包括利益または直接資本に認識する項目から生じる税金を除き、純損益で認識しています。

① 当期税金

当期税金は税務当局に対する納付または税務当局からの還付が予想される金額で測定し、税額の算定は、当連結会計年度末に制定または実質的に制定されている税率および税法を使用しています。

 

② 繰延税金

繰延税金資産は、将来減算一時差異、繰越欠損金および繰越税額控除について、将来の課税所得により使用できる可能性が高い範囲内で認識しています。また、繰延税金資産は各四半期末に回収可能性の見直しを実施しています。繰延税金負債は、原則として将来加算一時差異について認識しています。

なお、以下の一時差異に対しては、繰延税金資産または負債を認識していません。

 

・企業結合以外の取引で、かつ会計上の利益にも課税所得にも影響を及ぼさない取引における資産または負債の当初認識から生じる一時差異

・のれんの当初認識から生じる将来加算一時差異

・子会社および関連会社に対する投資に係る将来減算一時差異のうち、予測可能な将来に当該一時差異が解消する可能性が高くない場合または当該一時差異の使用対象となる課税所得が稼得される可能性が高くない場合

・子会社および関連会社に対する投資に係る将来加算一時差異のうち、一時差異の解消時期をコントロールすることができ、予測可能な将来に当該一時差異が解消しない可能性が高い場合

 

繰延税金資産および負債は、当連結会計年度末に制定または実質的に制定されている法律に基づいて、当該資産が実現されるまたは負債が決済される時点において適用されると予測される税率を用いて測定しています。

繰延税金資産および負債は、当期税金資産および負債を相殺する法律上強制力のある権利を有し、かつ、法人所得税が同一の税務当局によって同一の納税主体に課されている場合に相殺しています。

 

IAS第12号(改訂)の一時的な救済措置に応じて、第2の柱モデルルールの法人所得税に係る繰延税金資産および繰延税金負債に関する認識および情報の開示に対する例外規定を適用しています。

 

(16) 自己株式

自己株式を取得した場合は、直接取引費用を含む税効果考慮後の支払対価を、資本の控除項目として認識しています。自己株式の購入、売却または消却において損益は認識していません。なお、帳簿価額と売却時の対価との差額は資本剰余金として認識しています。

 

 

(17) 1株当たり利益

基本的1株当たり当期利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益を、その期間の自己株式を調整した発行済普通株式の加重平均株式数で除して算定しています。

希薄化後1株当たり当期利益は、全ての希薄化効果のある潜在株式が転換されたと仮定して、親会社の所有者に帰属する当期利益および自己株式を調整した発行済普通株式の加重平均株式数を調整することにより算定しています。

 

(18) 政府補助金

政府補助金は、補助交付のための付帯条件を満たし、補助金を受領することについて合理的な保証が得られた時に認識しています。収益に関する政府補助金は、補助金により保証される費用が認識される期間にわたって、純損益として認識しています。純損益として認識された補助金については、関連する費用から控除しています。資産に関する政府補助金は、当該補助金の金額を資産の取得原価から控除しています。

 

(19) 会計方針の変更
   当社グループが当連結会計年度より適用している基準書および解釈指針は以下のとおりです。

基準書

基準名

新設・改訂の概要

IAS第7号

(改訂)

IFRS第7号

(改訂)

キャッシュ・フロー計算書

金融商品:開示

サプライヤー・ファイナンス契約に係る開示の改訂

 

 上記基準書の適用が、当連結会計年度の連結財務諸表に与える影響は「18.営業債務及びその他の債務」をご参照ください。

 

4. 見積り及び判断の利用

IFRSに準拠した連結財務諸表の作成において、経営者は会計方針の適用および資産、負債、収益、費用の報告額に影響を及ぼす判断、見積り、仮定を設定することが義務付けられています。実際の業績はこれらの見積りと異なる場合があります。

見積りおよびその基礎となる仮定は継続して見直しています。会計上の見積りの見直しによる影響は、見積りを見直した会計期間および将来の会計期間において認識しています。

会計方針の適用に際して行う判断のうち、連結財務諸表上で認識する金額に最も重要な影響を与える事項は以下のとおりです。

 ・子会社および関連会社の範囲の決定(「3. 重要性がある会計方針 (1)」)

 

当連結会計年度末および翌連結会計年度において重要な修正をもたらすリスクのある将来に係る仮定および当連結会計年度末におけるその他の見積りの不確実性に関する事項は、主に以下のとおりです。

 ・企業結合により取得した資産および引き受けた負債の公正価値の見積り(「3. 重要性がある会計方針 (1)」、「5.企業結合」)

・有形固定資産、使用権資産、のれんおよび無形資産の減損に関する見積り(「3. 重要性がある会計方針 (1) (9)」、「13. のれん及び無形資産」)

 ・関連会社株式の減損に関する見積り(「3. 重要性がある会計方針 (1)」)

 ・金融商品の公正価値の測定方法(「3. 重要性がある会計方針 (3)」、「31. 金融商品の公正価値」)

 ・償却原価で測定する金融資産、FVTOCIの負債性金融資産および貸出コミットメント等の減損に関する見積り(「3. 重要性がある会計方針 (3)」)

 ・有形固定資産、使用権資産および無形資産の耐用年数および残存価額の見積り(「3. 重要性がある会計方針 (6) (7)(8)」)

 ・引当金の認識・測定における判断および見積り(「3. 重要性がある会計方針 (10)」、「21. 引当金」)

 ・ストック・オプションの公正価値(「3. 重要性がある会計方針 (12)」、「29. 株式に基づく報酬」)

 ・収益の認識・測定における判断および見積り(「3. 重要性がある会計方針 (13)」、「33.売上収益」)

 ・繰延税金資産の回収可能性(「3. 重要性がある会計方針 (15)」、「15. 法人所得税」)

 

5. 企業結合

前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日)

前連結会計年度に生じた重要な企業結合はありません。

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

当連結会計年度に生じた重要な企業結合はありません。

 

 

6. セグメント情報

(1) 報告セグメント

 当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。

 当社グループは、「メディア事業」、「コマース事業」および「戦略事業」の3つを報告セグメントとしています。

 「メディア事業」は、主に広告商品の企画・販売・掲載をするための各サービスの企画・運営、情報掲載サービスの提供およびその他法人向けサービスの提供をしています。

 「コマース事業」は、主に中小企業や個人向けにインターネットを介して商品の販売やサービスの企画・提供をしています。

 「戦略事業」は、主に決済金融関連サービスの提供をしています。

 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、クラウド関連サービス等を含みます。

 各報告セグメントの会計方針は、「3.重要性がある会計方針」で参照している当社グループの会計方針と同一です。セグメント利益は連結損益計算書の営業利益と調整を行っており、セグメント利益の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社費用です。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費です。セグメント間の売上収益は市場実勢価格に基づいています。

 なお、2025年3月期第3四半期より、メディア事業に区分されていた「一休.comレストラン」、および「PayPayグルメ」のサービスをコマース事業に移管しています。

これに伴い、前連結会計年度のセグメント情報を修正再表示しています。

 

  当社グループのセグメント情報は以下のとおりです。

 

 

 前連結会計年度(自  2023年4月1日 至  2024年3月31日) 

 

 

(単位:百万円)

報告セグメント

 

その他

 

調整額

 

連結

メディア

事業

 

コマース

事業

 

戦略事業

 

合計

 

 

 

売上収益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外部収益

 

694,377

 

825,192

 

288,220

 

1,807,790

 

6,872

 

-

 

1,814,663

セグメント間収益

 

7,768

 

1,892

 

1,768

 

11,429

 

1,180

 

12,609

 

-

合計

 

702,145

 

827,085

 

289,989

 

1,819,220

 

8,052

 

12,609

 

1,814,663

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セグメント利益

(△は損失)

(注)2

 

187,834

 

76,187

 

31,514

 

232,507

 

3,143

 

21,172

 

208,191

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その他の営業外収益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

33,649

その他の営業外費用

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

43,727

持分法による投資損益(△は損失)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

16,491

税引前利益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

181,621

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費及び償却費(注)1

28,536

 

57,556

 

31,941

 

118,034

 

1,621

 

38,122

 

157,778

 

(注) 1 使用権資産償却費を含みます。

   2 「コマース事業」のセグメント利益には、子会社の支配喪失に伴う利益5,071百万円を含みます。(「35. 子会社の支配喪失に伴う利益」参照)

 

 当連結会計年度(自  2024年4月1日 至  2025年3月31日) 

 

 

(単位:百万円)

報告セグメント

 

その他

 

調整額

 

連結

メディア

事業

 

コマース

事業

 

戦略事業

 

合計

 

 

 

売上収益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外部収益

 

723,768

 

846,116

 

339,886

 

1,909,771

 

7,707

 

-

 

1,917,478

セグメント間収益

 

7,851

 

2,256

 

1,331

 

11,439

 

1,414

 

12,853

 

-

合計

 

731,620

 

848,372

 

341,218

 

1,921,210

 

9,121

 

12,853

 

1,917,478

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セグメント利益

(△は損失)

(注)2、3

 

216,809

 

103,817

 

34,017

 

354,644

 

645

 

38,965

 

315,033

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その他の営業外収益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9,439

その他の営業外費用

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

27,335

オプション評価損益(△は損失)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12,577

持分法による投資損益(△は損失)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9,677

税引前利益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

274,882

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費及び償却費(注)1

30,036

 

59,736

 

26,431

 

116,204

 

1,603

 

42,066

 

159,874

 

(注) 1 使用権資産償却費を含みます。

   2 「コマース事業」のセグメント利益には、子会社の支配喪失に伴う利益29,718百万円を含みます。(「35. 子会社の支配喪失に伴う利益」参照)

   3 「戦略事業」のセグメント利益には、子会社の支配喪失に伴う利益13,336百万円を含みます。(「35. 子会社の支配喪失に伴う利益」参照)

 

(2) サービス別情報

サービス別の外部収益については、「33. 売上収益」に記載のとおりです。

 

 

7. 現金及び現金同等物

現金及び現金同等物の内訳は、以下のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

現金および要求払預金

1,385,746

998,528

定期預金(預入期間が3ヶ月以内)

24,061

42,396

その他

10,622

3,019

合計

1,420,430

1,043,944

 

(注) 当連結会計年度の現金及び現金同等物のうち利用が制限されている資産は234,212百万円(前連結会計年度256,605百万円)です。主な内容は、銀行事業を営む子会社の日銀預け金です。銀行事業を営む子会社は「準備預金制度に関する法律」により、受け入れている預金等の一定比率以上の金額(法定準備預金額)を日本銀行に預け入れる義務があり、法定準備預金額以上の金額を日本銀行に預け入れています。

 

8. 営業債権及びその他の債権

営業債権及びその他の債権の内訳は、以下のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

売掛金

237,088

231,479

預け金

219,752

224,916

決済事業未収入金

105,982

103,057

その他

121,188

113,821

合計

684,011

673,275

 

  当社グループは、資金決済法の規制を受けます。そのため、当該法律にて定められた一定の金額を、金銭もしくは国債で法務局に供託するか、金融機関と保証契約を締結することが要求されています。追加の供託をした場合には、当該拠出は保証金として計上されることとなり、金融機関との信用保証契約により対応した場合には、当該金額に契約上の保証料率を乗じた額が保証料として発生します。
 当社グループは、資金決済法に準拠するため、一部の供託実施と、銀行との間に信用保証契約を締結しています。

 

 

9. 銀行事業の有価証券

銀行事業の有価証券の内訳は、以下のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

債券

432,074

624,769

信託受益権

207,530

282,333

その他

15,469

1,784

合計

655,075

908,887

 

(注) 銀行事業を営む子会社において、主に資金調達や為替決済の担保として資産を差し入れています。銀行事業の有価証券のうち、銀行事業を営む子会社が差し入れた資産の帳簿価額は当連結会計年度で249,055百万円(前連結会計年度186,847百万円)です。

 

10. その他の金融資産

その他の金融資産の内訳は、以下のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

営業貸付金

71,374

88,805

FVTPLの金融資産

83,937

88,577

株式

53,087

43,538

定期預金(預入期間が3ヶ月超)

34,442

33,746

敷金及び保証金

21,617

25,351

中央清算機関差入証拠金(注)

90,200

-

その他

102,152

118,490

合計

456,812

398,510

 

(注) 銀行事業を営む子会社において、為替決済等の担保として中央清算機関に対して差し入れている現金です。

 

 

11. 有形固定資産

有形固定資産の帳簿価額の増減および取得原価、減価償却累計額および減損損失累計額は、以下のとおりです。

帳簿価額

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

建物および
構築物

工具、器具

および備品

機械装置

および
運搬具

土地

建設仮勘定

その他

合計

2023年4月1日

55,035

118,841

18,979

1,845

10,399

8,738

213,839

取得

13,784

34,076

10,524

10

14,012

1,978

74,387

処分

△217

△939

△139

△119

△437

△1,853

減価償却費

△6,792

△36,692

△2,968

△2,295

△48,749

減損損失

△1,495

△204

△1,450

△83

△3,233

科目振替

3,418

13,738

95

△17,946

653

△40

売却目的保有に分類された資産への振替

△109

△212

△20

△343

その他

2,753

1,679

1

70

△146

33

4,392

2024年3月31日

66,376

130,287

25,042

1,926

6,198

8,568

238,399

取得

22,534

32,809

14,369

15,624

1,977

87,315

処分

△149

△1,717

△41

△68

△285

△2,262

減価償却費

△6,294

△34,646

△3,386

△2,662

△46,990

減損損失

△948

△5,488

△250

△6,687

科目振替

3,382

3,760

1

△8,311

1,154

△12

その他

△2,447

△2,842

△1,920

△7

△358

△12

△7,590

2025年3月31日

82,453

122,161

33,814

1,919

13,084

8,738

262,172

 

 

(注) オペレーティング・リースの対象となっている資産は「建物および構築物」および「機械装置および運搬具」に含まれており、前連結会計年度末おける帳簿価額は2,418百万円、当連結会計年度末における帳簿価額は15,559百万円です。

 

取得原価

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

建物および
構築物

工具、器具

および備品

機械装置

および
運搬具

土地

建設仮勘定

その他

合計

2023年4月1日

82,785

238,073

39,003

1,845

10,399

16,115

388,223

2024年3月31日

101,737

269,955

48,305

1,926

6,198

12,721

440,846

2025年3月31日

123,036

274,361

59,171

1,919

13,084

15,299

486,873

 

 

減価償却累計額および減損損失累計額

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

建物および
構築物

工具、器具

および備品

機械装置

および
運搬具

土地

建設仮勘定

その他

合計

2023年4月1日

△27,750

△119,232

△20,024

△7,376

△174,383

2024年3月31日

35,361

139,668

23,263

4,153

202,446

2025年3月31日

40,582

152,200

25,356

6,561

224,701

 

 

12. 使用権資産

    使用権資産の帳簿価額の増減および取得原価、減価償却累計額および減損損失累計額は、以下のとおりです。

使用権資産の帳簿価額

 

 

 

(単位:百万円)

 

データセンター

事務所

物流倉庫

その他

合計

2023年4月1日

79,425

45,996

95,626

172

221,221

取得

16,169

7,878

18,834

25

42,907

減価償却費

△5,880

△16,290

△18,948

△77

△41,196

減損損失

△9,187

△208

△1,550

△10,946

条件変更及び解約による変動

△26,198

2,055

△42

△13

△24,199

売却目的保有に分類された資産への振替

△792

△792

その他

1,028

1,022

242

4

2,298

2024年3月31日

55,357

39,661

94,162

110

189,292

取得

2,597

10,492

26,730

37

39,857

連結除外

△1,816

△2,600

△2

△4,419

減価償却費

△3,258

△13,203

△20,594

△141

△37,199

減損損失

△1,503

△1,503

条件変更及び解約による変動

△10,137

2,418

493

39

△7,186

その他

△99

△808

377

362

△168

2025年3月31日

42,954

36,743

98,569

405

178,673

 

 

取得原価

 

 

 

(単位:百万円)

 

データセンター

事務所

物流倉庫

その他

合計

2023年4月1日

91,234

81,722

154,562

574

328,093

2024年3月31日

80,669

91,716

162,288

571

335,245

2025年3月31日

70,349

78,431

168,885

721

318,388

 

 

減価償却累計額および減損損失累計額

 

 

 

(単位:百万円)

 

データセンター

事務所

物流倉庫

その他

合計

2023年4月1日

△11,808

△35,725

△58,935

△402

△106,872

2024年3月31日

△25,312

△52,054

△68,126

△460

△145,953

2025年3月31日

△27,394

△41,688

△70,315

△316

△139,715

 

 

 

13. のれん及び無形資産

のれん及び無形資産の帳簿価額の増減および取得原価、償却累計額および減損損失累計額は以下のとおりです。

帳簿価額

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

のれん

耐用年数を確定
できない無形資産

耐用年数を確定
できる無形資産

無形資産
合計

商標権

ソフトウェア

顧客基盤

その他

2023年4月1日

2,074,779

538,661

167,644

560,024

1,408

1,267,738

取得

17,581

164

17,745

内部開発

47,540

47,540

企業結合

△4,500

8,028

△0

8,027

連結除外

△963

△16

△16

処分

△6,600

△118

△6,718

償却費

△45,139

△38,104

12

△83,230

減損損失

△1,083

△26

△1,110

科目振替

△924

80

△843

売却目的保有に分類された

資産への振替

△767

△651

△1,418

その他

△1,452

260

949

1,209

2024年3月31日

2,067,862

538,661

178,494

529,948

1,819

1,248,923

取得

18,571

88

18,659

内部開発

54,138

54,138

企業結合

5,754

239

1,097

1,336

連結除外

△89

△119

△78

△198

処分

△1,260

△351

△1,612

償却費

△48,258

△38,327

△253

△86,839

減損損失

△506

△53

△560

科目振替

△169

65

△103

その他

△56

△553

231

△321

2025年3月31日

2,073,470

538,661

200,576

492,717

1,466

1,233,421

 

 

 

取得原価

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

のれん

耐用年数を確定
できない無形資産

耐用年数を確定
できる無形資産

無形資産
合計

商標権

ソフトウェア

顧客基盤

その他

2023年4月1日

2,074,779

538,661

339,337

681,831

14,688

1,574,518

2024年3月31日

2,067,862

538,661

386,260

689,859

11,725

1,626,505

2025年3月31日

2,073,470

538,661

447,168

690,956

9,889

1,686,675

 

 

償却累計額および減損損失累計額

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

のれん

耐用年数を確定
できない無形資産

耐用年数を確定
できる無形資産

無形資産
合計

商標権

ソフトウェア

顧客基盤

その他

2023年4月1日

△171,693

△121,806

△13,279

△306,780

2024年3月31日

207,765

159,911

9,905

377,582

2025年3月31日

246,592

198,238

8,422

453,254

 

商標権の一部について、事業を継続する限り基本的に存続するため、耐用年数を確定できないと判断し、償却していません。

顧客基盤は、被取得企業の企業結合時に存在した顧客から期待される将来の超過収益力を反映したものです。

 償却費は、連結損益計算書上、「売上原価」および「販売費及び一般管理費」に含めて表示しています。

前連結会計年度および当連結会計年度において費用として認識した研究開発費は、それぞれ42,332百万円、      46,597百万円です。

当連結会計年度における、ソフトウェアに関連する自己創設無形資産の帳簿価額は130,991百万円(前連結会計年度91,813百万円)です。

 

 

のれんおよび耐用年数を確定できない無形資産の資金生成単位グループへの配分額は、以下のとおりです。

 

のれん

(単位:百万円)

報告セグメント

資金生成単位グループ

2024年3月31日

2025年3月31日

メディア事業

メディア(注)1

1,431,866

1,431,810

一休(飲食)(注)2

6,433

その他

2,265

2,265

コマース事業

アスクル

42,529

42,861

ZOZO

234,024

234,024

一休(宿泊)

65,611

65,611

一休(飲食)(注)2

6,433

その他

656

656

戦略事業

金融(注)1

284,474

289,807

合計

2,067,862

2,073,470

 

(注) 1 メディア資金生成単位グループは、主にLINEヤフーのマーケティングソリューション資金生成単

    位およびLINEヤフーグループのメディア資金生成単位により構成されています。

     金融資金生成単位グループは、主にPayPay資金生成単位、PayPay銀行資金生成単位およびPayPay

    カード資金生成単位により構成されています。
         企業結合によるシナジー効果は資金生成単位グループ全体に及んでおり、のれんはこれら資金生

    成単位に対し合理的で首尾一貫した基礎により配分できないことから、メディア資金生成単位グ

    ループおよび金融資金生成単位グループにそれぞれ配分しています。

(注) 2 2025年3月期第3四半期より、メディア事業に区分されていた「一休.comレストラン」および

    「PayPayグルメ」のサービスをコマース事業に移管しています。これに伴い、一休(飲食)資金生成

    単位グループをメディア事業からコマース事業に移管しています。

 

耐用年数を確定できない無形資産

(単位:百万円)

報告セグメント

資金生成単位グループ

2024年3月31日

2025年3月31日

メディア事業

メディア

160,116

 160,116

コマース事業

アスクル

20,130

20,130

ZOZO

178,720

178,720

一休(宿泊)

10,120

10,120

 ―

その他(注)1

169,575

169,575

合計

538,661

538,661

 

(注) 1 LINEヤフー(株)が主にYahoo!およびYahoo! JAPANに関連する日本での商標権を取得したことによ

    るものです。

 

上記ののれんおよび耐用年数を確定できない無形資産の減損テストにおける回収可能価額は、金融資金生成単位グループ、アスクル資金生成単位グループおよびZOZO資金生成単位グループは処分コスト控除後の公正価値、その他の資金生成単位グループは使用価値に基づき算定しています。

 

 

使用価値は、経営者が承認した事業計画と成長率を基礎としたキャッシュ・フローの見積額を現在価値に割り引いて算定しています。事業計画は原則として5年を限度としており、業界の将来の趨勢に関する経営者の評価と過去のデータを反映したものであり、外部情報および内部情報に基づき作成しています。永続成長率は資金生成単位が属する市場もしくは国の長期平均成長率を勘案して決定しています。前連結会計年度および当連結会計年度において使用した永続成長率は1.5%です。また、使用価値の測定で使用した税引前割引率は、前連結会計年度は8.2~11.7%、当連結会計年度は8.7~12.9%です。

金融資金生成単位グループにおける処分コスト控除後の公正価値は、主に割引キャッシュ・フロー法によって算定しています。

割引キャッシュ・フロー法における継続価値の算定は、類似企業のEV/EBITDA倍率を参照し算定しており、将来キャッシュ・フローの算定は、経営者が承認した事業計画と成長率を基礎としたキャッシュ・フローの見積額を現在価値に割り引いて算定しています。事業計画は原則として10年を限度としており、業界の将来の趨勢に関する経営者の評価と過去のデータを反映したものであり、外部情報および内部情報に基づき作成しています。前連結会計年度において使用した税引前割引率は22.4%、EV/EBITDA倍率は10.0倍、永続成長率は1.5%、当連結会計年度において使用した税引前割引率は22.4%、EV/EBITDA倍率は12.8倍、永続成長率は1.5%です。当該公正価値の公正価値ヒエラルキーは、測定に用いた重要なインプットに基づきレベル3に該当します。

アスクル資金生成単位グループおよびZOZO資金生成単位グループにおける処分コスト控除後の公正価値は、活発な市場における相場価格を用いて測定しています。当該公正価値の公正価値ヒエラルキーはレベル1に該当します。

 

資金生成単位グループについて、使用価値および処分コスト控除後の公正価値は当該資金生成単位の帳簿価額を十分に上回っており、減損テストに用いた主要な仮定について合理的な範囲で変動があった場合にも、回収可能価額が帳簿価額を下回ることはないと考えています。

また、キャッシュ・フローの見積額の不確実性について、事業計画に含めて測定をしています。

 

 

14. 他の企業への関与の開示

(1) 子会社

当社の主要な子会社の状況は、以下のとおりです。

会社名

住 所

議決権所有割合(%)

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

㈱ZOZO

千葉県千葉市稲毛区

51.5

(51.5)

51.5

(51.5)

アスクル㈱(注)2

東京都江東区

45.0

46.5

PayPay㈱

東京都新宿区

63.9

(57.9)

63.9

(57.9)

PayPayカード㈱

東京都新宿区

100.0

(100.0)

100.0

(100.0)

㈱一休

東京都千代田区

100.0

(100.0)

100.0

(100.0)

PayPay銀行㈱(注)3

東京都新宿区

46.6

(46.6)

46.6

(46.6)

Zフィナンシャル㈱

東京都千代田区

100.0

100.0

ZVC1号投資事業組合

東京都千代田区

100.0

(100.0)

100.0

(100.0)

LINE Plus Corporation

大韓民国京畿道城南市

100.0

(100.0)

100.0

(100.0)

LINE SOUTHEAST ASIA CORP. PTE. LTD.

シンガポール共和国

シンガポール市

100.0

(100.0)

100.0

(100.0)

LINE Financial Taiwan Limited

中華民国(台湾)

台北市

100.0

(100.0)

100.0

(100.0)

Zホールディングス中間㈱

東京都千代田区

100.0

100.0

Z中間グローバル㈱

東京都千代田区

100.0

100.0

 

(注) 1 「議決権所有割合」欄の(内書)は間接所有割合です。

 2 当社はアスクル(株)の議決権の過半数を保有していませんが、議決権の分散状況および過去の株主総会の投票パターン等を勘案した結果、当社がアスクル(株)を実質的に支配していると判断し、同社を子会社としています。

 3 当社はPayPay銀行(株)の議決権の過半数を保有していませんが、同社の取締役会の構成員の過半数を占めているため、実質的に支配していると判断し、同社を子会社としています。

 

(2) 当社にとって重要な非支配持分がある子会社の要約連結財務情報等

① アスクルグループ(アスクル(株)およびその傘下の会社)

 a. 一般的情報

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

非支配持分が保有する所有持分の割合(%)

55.0

53.5

子会社グループの非支配持分の累積額(百万円)

60,174

57,947

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2023年4月1日
  至 2024年3月31日)

当連結会計年度
(自 2024年4月1日
  至 2025年3月31日)

子会社グループの非支配持分に配分された純損益

9,551

4,491

 

 

 

 b. 要約連結財務情報

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

資産合計

318,529

309,917

負債合計

214,353

207,456

資本合計

104,175

102,461

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2023年4月1日
  至 2024年3月31日)

当連結会計年度
(自 2024年4月1日
  至 2025年3月31日)

売上収益

466,986

476,749

当期利益

17,134

8,054

当期包括利益

17,099

8,057

 

(注) 当連結会計年度において、アスクルグループから非支配持分に支払われた配当金は2,002百万円(前連結会計年度1,983百万円)です。

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2023年4月1日
  至 2024年3月31日)

当連結会計年度
(自 2024年4月1日
  至 2025年3月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー(純額)

32,354

30,620

投資活動によるキャッシュ・フロー(純額)

△9,886

△16,253

財務活動によるキャッシュ・フロー(純額)

△20,000

△23,430

現金及び現金同等物に係る換算差額

0

1

現金及び現金同等物の増減額(△は減少額)

2,467

△9,062

 

 

② PayPay銀行(株)

 a. 一般的情報

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

非支配持分が保有する所有持分の割合(%)

53.4

53.4

非支配持分の累積額(百万円)

33,993

31,938

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2023年4月1日
  至 2024年3月31日)

当連結会計年度
(自 2024年4月1日
  至 2025年3月31日)

非支配持分に配分された純損益

2,674

2,014

 

 

 

 b. 要約連結財務情報

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

資産合計

2,050,489

2,174,668

負債合計

1,917,375

2,042,345

資本合計

133,113

132,322

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2023年4月1日
  至 2024年3月31日)

当連結会計年度
(自 2024年4月1日
  至 2025年3月31日)

売上収益

43,949

50,210

当期利益

5,936

5,483

当期包括利益

4,783

2,451

 

(注) 当連結会計年度において、PayPay銀行(株)から非支配持分に支払われた配当金は657百万円(前連結会計年度418百万円)です。

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2023年4月1日
  至 2024年3月31日)

当連結会計年度
(自 2024年4月1日
  至 2025年3月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー(純額)

37,728

81,720

投資活動によるキャッシュ・フロー(純額)

△237,862

△102,509

財務活動によるキャッシュ・フロー(純額)

78,227

△3,558

現金及び現金同等物に係る換算差額

391

△10

現金及び現金同等物の増減額(△は減少額)

△121,515

△24,358

 

 

 

③ ZOZOグループ((株)ZOZOおよびその傘下の会社)

 a. 一般的情報

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

非支配持分が保有する所有持分の割合(%)

48.5

48.5

子会社グループの非支配持分の累積額(百万円)

191,008

191,107

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2023年4月1日
 至 2024年3月31日)

当連結会計年度
(自 2024年4月1日
  至 2025年3月31日)

子会社グループの非支配持分に配分された純損益

17,502

15,738

 

 

 

 b. 要約連結財務情報

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

資産合計

640,588

652,391

負債合計

247,428

258,981

資本合計

393,159

393,410

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2023年4月1日
 至 2024年3月31日)

当連結会計年度
(自 2024年4月1日
  至 2025年3月31日)

売上収益

198,269

214,862

当期利益

35,200

32,469

当期包括利益

35,266

32,395

 

(注) 当連結会計年度において、(株)ZOZOから非支配持分に支払われた配当金は15,548百万円(前連結会計年度13,226百万円)です。

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2023年4月1日
 至 2024年3月31日)

当連結会計年度
(自 2024年4月1日
  至 2025年3月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー(純額)

48,390

67,687

投資活動によるキャッシュ・フロー(純額)

△9,874

△6,244

財務活動によるキャッシュ・フロー(純額)

△43,368

△39,541

現金及び現金同等物に係る換算差額

△7

△1

現金及び現金同等物の増減額(△は減少額)

△4,859

21,900

 

 

 

④ PayPayグループ(PayPay(株)およびその傘下の会社)

 a. 一般的情報

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

非支配持分が保有する所有持分の割合(%)

65.1

65.1

子会社グループの非支配持分の累積額(百万円)

78,431

99,326

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2023年4月1日
 至 2024年3月31日)

当連結会計年度
(自 2024年4月1日
  至 2025年3月31日)

子会社グループの非支配持分に配分された純損益

△5,369

21,158

 

 

 

 b. 要約連結財務情報

2025年3月期より、財務内容のより的確な把握を目的として、PayPayグループの要約連結財務諸表の表示方法を一部変更しています。具体的には、従来、「資産合計」、「負債合計」、「資本合計」について、連結財務諸表に基づく金額を表示していたものを、PayPayグループ各社の個別財務諸表に基づく金額に変更しています。なお、前連結会計年度についても新たな表示方法に基づき組み替えた数値を併せて表示しています。

 

PayPay(株)の要約貸借対照表

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

資産合計

1,182,148

1,427,536

負債合計

1,063,010

1,280,656

資本合計

119,137

146,880

 

 

 

PayPayカード(株)の要約貸借対照表

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

資産合計

1,219,326

1,230,614

負債合計

1,162,517

1,167,849

資本合計

56,809

62,764

 

 

PayPayグループの要約連結損益計算書および要約連結包括利益計算書

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2023年4月1日
 至 2024年3月31日)

当連結会計年度
(自 2024年4月1日
  至 2025年3月31日

売上収益

209,732

246,906

当期利益

△8,147

31,775

当期包括利益

△8,147

31,775

 

 

 

PayPayグループの要約連結キャッシュ・フロー計算書

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2023年4月1日
 至 2024年3月31日)

当連結会計年度
(自 2024年4月1日
  至 2025年3月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー(純額)

△46,089

52,514

投資活動によるキャッシュ・フロー(純額)

△41,311

△49,609

財務活動によるキャッシュ・フロー(純額)

26,800

△374,817

現金及び現金同等物に係る換算差額

85

△46

現金及び現金同等物の増減額(△は減少額)

△60,516

△371,958

 

 

(3) 持分法で会計処理されている投資

 個々に重要性のない持分法で会計処理されている投資の帳簿価額は、以下のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

帳簿価額

 

 

 関連会社

189,834

222,388

 共同支配企業

50,507

43,210

 合計

240,342

265,599

 

 

個々に重要性のない持分法で会計処理されている投資に関する財務情報は、以下のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2023年4月1日
  至 2024年3月31日)

当連結会計年度
(自 2024年4月1日
  至 2025年3月31日)

当期利益の当社グループ持分

 

 

 関連会社

△7,439

△6,970

 共同支配企業

△9,051

△2,707

 合計

△16,491

△9,677

その他の包括利益の当社グループ持分

 

 

 関連会社

434

119

 共同支配企業

50

△16

 合計

485

103

当期包括利益の当社グループ持分

 

 

 関連会社

△7,005

△6,850

 共同支配企業

△9,001

△2,723

 合計

△16,006

△9,574

 

 

 

(4) ストラクチャード・エンティティ

当社グループは、国内外での投資活動を行うため、投資事業組合等を通じて投資活動を行っています。投資事業組合は、組合員たる投資家から資金を集め、出資先企業に対し主として出資の形で資金を供給する組合であり、支配しているかを決定する際の決定的要因が議決権でないように組成されています。

また、非連結のストラクチャード・エンティティとして、投資先の選定等の経営方針について支配していない投資事業組合等への投資を行っています。非連結のストラクチャード・エンティティについては、資産および負債に対して財務的支援を提供する取り決め等は行っていません。
 当社グループが非連結のストラクチャード・エンティティへの関与により晒されている損失の最大エクスポージャーは以下のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

損失の最大エクスポージャー

82,072

87,974

 

当該最大エクスポージャーは、投資の帳簿価額および追加投資に係るコミットメントの合計額に限定されます。

連結財政状態計算書上、投資の帳簿価額は「その他の金融資産」、「持分法で会計処理されている投資」に含めて表示しています。

なお、当該最大エクスポージャーは、生じ得る最大の損失額を示すものであり、その発生可能性を示すものではありません。

 

15. 法人所得税

(1) 繰延税金

繰延税金資産および繰延税金負債の変動の内訳は以下のとおりです。

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

2023年
4月1日

当期利益の
認識額

その他の包括利益の認識額

その他

2024年
3月31日

繰延税金資産

 

 

 

 

 

未払法人所得税

2,162

33

504

2,700

有形固定資産および無形資産

61,169

20,259

△2,955

78,472

繰越欠損金

9,968

△2,358

217

7,826

従業員給付に係る負債(注)

7,504

2,368

△15

9,857

貸倒引当金

8,374

7,745

2

16,122

リース負債

66,204

△3,867

302

62,639

その他

22,692

10,933

△382

2,455

35,699

相殺前 繰延税金資産合計

178,076

35,114

△382

510

213,318

資産・負債の相殺

△133,599

 

 

 

△184,288

相殺後 繰延税金資産合計

44,477

 

 

 

29,030

繰延税金負債

 

 

 

 

 

有形固定資産および無形資産

293,098

△6,129

49

2,755

289,774

FVTOCIの金融資産

9,269

△8

196

△1,639

7,819

持分法で会計処理されている投資

5,761

7,401

△76

2,592

15,678

使用権資産

63,299

△4,586

302

59,015

その他

2,941

△144

226

△407

2,615

相殺前 繰延税金負債合計

374,371

△3,466

395

3,603

374,903

 資産・負債の相殺

△133,599

 

 

 

△184,288

相殺後 繰延税金負債合計

240,772

 

 

 

190,614

 

(注)  従業員給付に係る負債には、賞与および有給休暇にかかる負債を含みます。

 

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

2024年
4月1日

当期利益の
認識額

その他の包括利益の認識額

その他

2025年
3月31日

繰延税金資産

 

 

 

 

 

未払法人所得税

2,700

231

△23

2,909

有形固定資産および無形資産

78,472

△4,746

△32

73,694

繰越欠損金

7,826

△1,742

△41

6,043

従業員給付に係る負債(注)

9,857

1,086

△31

10,912

貸倒引当金

16,122

6,914

△32

23,003

リース負債

62,639

△3,057

△873

58,708

その他

35,699

17,234

△738

△1,339

50,856

相殺前 繰延税金資産合計

213,318

15,920

△738

△2,373

226,127

資産・負債の相殺

△184,288

 

 

 

△181,888

相殺後 繰延税金資産合計

29,030

 

 

 

44,238

繰延税金負債

 

 

 

 

 

有形固定資産および無形資産

289,774

1,126

335

291,237

FVTOCIの金融資産

7,819

△3,029

△529

4,260

持分法で会計処理されている投資

15,678

6,355

△2,911

19,122

使用権資産

59,015

△4,965

△1,117

52,932

その他

2,615

△162

△32

2,420

相殺前 繰延税金負債合計

374,903

2,354

△5,940

△1,344

369,973

 資産・負債の相殺

△184,288

 

 

 

△181,888

相殺後 繰延税金負債合計

190,614

 

 

 

188,084

 

(注)  従業員給付に係る負債には、賞与および有給休暇にかかる負債を含みます。

 

当社グループにおいて、損失が生じている納税主体に帰属している繰延税金資産は前連結会計年度末31,976百万円、当連結会計年度末2,276百万円です。これらの繰延税金資産については、将来の課税所得により使用できる可能性が高い範囲で認識しています。

 

繰延税金資産を認識していない将来減算一時差異および繰越欠損金(繰越期限別内訳)は以下のとおりです。なお、将来減算一時差異および繰越欠損金は税額ベースです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

将来減算一時差異

237,404

205,211

繰越欠損金

 

 

 繰越期限1年以内

321

563

 繰越期限1年超5年以内

4,702

12,416

 繰越期限5年超

76,097

72,904

繰越欠損金合計

81,121

85,885

 

 

繰延税金負債を認識していない子会社等に対する持分に係る将来加算一時差異の総額(所得ベース)は、前連結会計年度末353,789百万円、当連結会計年度末377,915百万円です。

 

(2) 法人所得税

法人所得税の内訳は以下のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(自 2023年4月1日
  至 2024年3月31日)

当連結会計年度
(自 2024年4月1日
  至 2025年3月31日)

当期税金(注)1

81,129

86,044

繰延税金(注)2

△38,581

△13,566

合計

42,548

72,478

 

(注) 1 当期税金費用には、従前は未認識であった税務上の欠損金、税額控除または過去の期間の一時差異から生じた便益の額が含まれています。これに伴う当期税金費用の減少額は、前連結会計年度5,566百万円、当連結会計年度3,770百万円です。

(注) 2  繰延税金費用には、繰延税金資産の評価減または以前に計上した評価減の戻入により生じた費用の額が含まれています。これに伴う繰延税金費用の減少額は、前連結会計年度23,400百万円、当連結会計年度15,043百万円です。

 

各年度の法定実効税率と実際負担税率との調整は以下のとおりです。実際負担税率は税引前利益に対する法人所得税割合を表示しています。

 

 

(単位:%)

 

前連結会計年度
(自 2023年4月1日
  至 2024年3月31日)

当連結会計年度
(自 2024年4月1日
  至 2025年3月31日)

法定実効税率

31.46

31.46

 持分法による投資損益

△0.48

0.72

 税率変更による繰延税金の修正差額(注)1

2.13

 繰延税金資産の回収可能性の評価による影響(注)2

△15.88

△6.50

 その他

8.32

△1.45

実際負担税率

23.43

26.37

 

   (注) 1「所得税法等の一部を改正する法律(令和7年法律第13号)」が2025年3月31日に公布され、

       2026年4月1日以後開始する事業年度より「防衛特別法人税」の課税が行われることになり

       ました。これに伴い、2026年4月1日以後開始する事業年度以降に解消が見込まれる一時差異等

       に係る繰延税金資産及び繰延税金負債については、法定実効税率を31.46%から32.34%に

       変更し計算しています。この変更により、当連結会計年度の繰延税金負債(繰延税金資産の

       金額を控除した金額)が5,863百万円増加しました。

   (注) 2 主に2023年10月1日付で実施したグループ内再編に伴い、繰延税金資産の回収可能性の見直し

       等を行った影響により、前連結会計年度は大きくマイナス調整となりました。

 

(3) グローバル・ミニマム課税による影響

    経済協力開発機構(OECD)が公表した第2の柱に係る法制が、当社グループが事業活動を行っている一部

     の国・地域で制定、または実質的に制定されています。日本では令和5年度税制改正において、グロー

     バル・ミニマム課税に対応する法人税が創設され、それに係る規定を含めた税制改正法(「所得税法等の

     一部を改正する法律」(令和5年法律第3号))(以下、改正法人税法)が2023年3月28日に成立しています。

   改正法人税法では、グローバル・ミニマム課税ルールのうち、所得合算ルール(IIR)が導入され、当連結

     会計年度より、日本に所在する親会社の子会社等の税負担が最低税率(15%)に至るまで、日本に所在する

     親会社に対して追加で上乗せ課税されることになりますが、これらが当社グループの連結財務諸表へ与え

     る影響は軽微です。

 

16. その他の資産

その他の資産の内訳は、以下のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

前払費用

29,592

32,247

顧客に支払われた対価(注)1

23,514

20,503

契約獲得のためのコスト

7,452

9,180

未収還付法人税等

46,213

2,717

売却目的保有に分類された資産(注)2

42,560

868

その他

6,305

5,074

合計

155,640

70,592

 

(注)1 財又はサービスが顧客へ移転した時点で収益の減額処理を要する、顧客に支払われた対価です。

(注)2 「17. 売却目的保有に分類された資産および処分グループ」参照

 

17. 売却目的保有に分類された資産および処分グループ

前連結会計年度(2024年3月31日)

(1) バリューコマースグループ(バリューコマース(株)(以下、バリューコマースという。)およびその子会社)

当社の子会社でありバリューコマース株式を保有する Zホールディングス中間(株)(以下、ZHD中間という。)は、バリューコマースとの間で、ZHD中間が保有するバリューコマース普通株式の一部をバリューコマースが実施する自己株式の公開買付けに応募する旨の公開買付応募契約を2024年3月11日付で締結しました。これに伴い、当社の子会社ではなくなる可能性が非常に高まったため、バリューコマースグループの資産および負債を売却目的保有に分類された処分グループに分類しています。当該処分グループは、売却コスト控除後の公正価値(売却予定価額)が帳簿価額を上回っているため、帳簿価額で測定しています。

なお、2025年3月期第1四半期において、当社の子会社から除外しました。

 

(2) LINE NEXTグループ(LINE NEXT Corp(以下、LINE NEXTという。)およびその子会社)

当社の子会社でありLINE NEXT株式を保有する Z中間グローバル(株)およびLINE NEXTは、CrescendoおよびCrescendoが主導するコンソーシアムとの間で、総額約200億円のLINE NEXTの新株引受契約を締結しました。これに伴い、当社の子会社ではなくなる可能性が非常に高まったため、LINE NEXTグループの資産および負債を売却目的保有に分類された処分グループに分類しています。当該処分グループは、売却コスト控除後の公正価値(売却予定価額)が帳簿価額を上回っているため、帳簿価額で測定しています。

なお、2025年3月期第1四半期において、当社の子会社から除外しました。

 

 売却目的保有に分類された資産および売却目的保有に分類された資産に直接関連する負債に振替えた内訳は、以下のとおりです。

 

売却目的保有に分類された資産

 

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

 

現金及び現金同等物

33,011

 

営業債権及びその他の債権

4,544

 

その他

5,005

 

合計

42,560

 

 

  (注) 連結財政状態計算書上、「その他の資産」に含めて表示しています。

 

売却目的保有に分類された資産に直接関連する負債

 

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

 

営業債務及びその他の債務

4,358

 

その他

5,238

 

合計

9,596

 

 

  (注) 連結財政状態計算書上、「その他の負債」に含めて表示しています。

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

    重要性が乏しいため記載を省略しています。

 

18. 営業債務及びその他の債務

営業債務及びその他の債務の内訳は、以下のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

決済事業未払金

643,399

770,810

預り金(注)1

439,867

474,519

未払金(注)2

306,470

297,145

買掛金

102,640

100,729

その他

59,233

68,940

合計

1,551,611

1,712,145

 

(注) 1  当社グループのキャッシュレス決済サービスにおいてユーザーがチャージした残高および決済サービスの利用等によって付与した外部サービス利用が見込まれるポイント残高を含めています。

(注) 2  当社グループは、第三者金融機関とサプライヤー・ファイナンス契約を締結しており、第三者金融機関に対して注文取引完了月の翌々月第5営業日に支払いを行っています。サプライヤー・ファイナンス契約の一部ではない類似する債務の支払いは注文取引完了月の翌月末日です。当社グループは、サプライヤー・ファイナンス契約のための担保資産あるいは保証の提供は行っていません。
 サプライヤー・ファイナンス契約に係る金融負債の帳簿価額は、当連結会計年度において71,229百万円であり、上記の未払金に含まれています。そのうちサプライヤーが既に支払いを受けている金額は71,229百万円です。
 当連結会計年度において、サプライヤー・ファイナンス契約の対象となる金融負債の帳簿価額に、重要な非資金変動はありません。

 

19. 銀行事業の預金

銀行事業の預金の内訳は、以下のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

普通預金

1,557,965

1,677,981

定期預金

114,780

152,312

合計

1,672,746

1,830,293

 

 

 

 

20. 有利子負債

有利子負債の内訳は、以下のとおりです。

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

平均利率(%)
(注)1

返済期限(注)2

借入金(注)3

1,097,605

945,708

0.97

2025年4月~2047年  4月

コマーシャル・ペーパー

101,000

108,000

0.56

2025年4月~2025年  10月

社債(注)4

469,270

444,374

0.53

2025年4月~2031年  7月

リース負債

213,204

194,941

1.27

2025年4月~2044年  6月

その他

1,671

1,374

合計

1,882,752

1,694,398

 

 

 

(注) 1 平均利率は、当連結会計年度末の残高に対する加重平均利率を記載しています。

2 返済期限は、当連結会計年度末の残高に対する返済期限を記載しています。

3 当社および一部の連結子会社の非流動負債の長期借入金のうち、財務制限条項が付された残高は、当年度末において330,592百万円です。当該財務制限条項に抵触した場合、貸付人の請求によって該当する契約上の債務について期限の利益を喪失する可能性があります。

 

 当該財務制限条項の主な内容は、次のとおりです。

・各決算期における第2四半期と決算期の各末日時点における当社の指定国際会計基準の貸借対照表に表示される純資産の部の金額が、前年同期比75%を下回らないこと。

・各決算期における第2四半期と決算期の各末日時点における当社グループの連結財政状態計算書に表示される純資産の部の金額が、前年同期比75%を下回らないこと。

・各決算期における第2四半期と決算期の各末日時点における当社の指定国際会計基準の貸借対照表において債務超過とならないこと。

・各決算期における第2四半期と決算期の各末日時点における当社グループの連結財政状態計算書において債務超過とならないこと。

・各決算期における決算期末日時点における当社の指定国際会計基準の損益計算書に表示される営業損益又は当期純損益に関して2期連続して損失とならないこと。

・各決算期における決算期末日時点における当社グループの連結損益計算書に表示される営業損益又は当期損益に関して2期連続して損失とならないこと。

・各決算期における第2四半期と決算期の各末日時点におけるネットレバレッジ・レシオ(a)が一定の数値以下であること。(但し金融子会社については計算から除外)

(a) ネットレバレッジ・レシオ=ネットデット(b)÷調整後EBITDA(c)

(b) 当社グループの連結財政状態計算書に示される有利子負債から現金及び現金同等物を控除した金額をいう。なお、ここでいう有利子負債には、資産流動化(証券化)の手法による資金調達取引から生じた有利子負債を含めない、金融子会社の有利子負債および現金及び現金同等物は、有利子負債および現金及び現金同等物に含めない等の一定の調整を加えたものをいう。

(c) 調整後EBITDAは、当社グループの連結損益計算書に示される営業利益に減価償却費および営業費用に含まれる除却損等、金融機関との契約で定められた一定の調整を加えたものをいう。

 

 

4 社債の発行条件の要約は、以下のとおりです。

 

 

 

 

(単位:百万円)

会社名・銘柄

発行年月日

当連結会計年度
(2025年3月31日)
(注)

利率
(%)

償還期限

LINEヤフー㈱

 

 

 

 

第7回無担保社債

2017年12月7日

10,000

0.40

2027年12月7日

第9回無担保社債

2018年12月6日

10,000

0.50

2028年12月6日

第12回無担保社債

2019年7月31日

69,957

0.37

2026年7月31日

第13回無担保社債

2019年7月31日

49,916

0.46

2029年7月31日

第16回無担保社債

2020年6月11日

69,992

(69,992)

0.60

2025年6月11日

第17回無担保社債

2020年6月11日

14,982

0.79

2027年6月11日

第18回無担保社債

2020年6月11日

9,978

0.90

2030年6月11日

第19回無担保社債

2021年7月28日

49,956

0.35

2026年7月28日

第20回無担保社債

2021年7月28日

19,965

0.46

2028年7月28日

第21回無担保社債

2021年7月28日

29,923

0.63

2031年7月28日

第22回無担保社債

2022年9月15日

9,981

0.76

2027年9月15日

第23回無担保社債

2022年9月28日

49,861

0.76

2027年9月28日

第24回無担保社債

2024年9月12日

29,925

0.99

2027年9月10日

第25回無担保社債

2024年9月12日

19,933

1.35

2029年9月12日

合計

 

444,374

(69,992)

 

 

 

        (注) (内書)は、1年以内の償還予定額です。

 

 

21. 引当金

引当金の内訳は、以下のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

資産除去債務(注)1

20,375

20,332

その他(注)1、2

5,255

9,211

合計

25,630

29,544

 

(注) 1 各引当金の詳細は「3. 重要性がある会計方針」に記載のとおりです。

2 「その他」の引当金は、主にポイント引当金です。

 

引当金の増減内容は、以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

資産除去債務

その他

合計

2024年4月1日

20,375

5,255

25,630

繰入

4,157

2,499

6,656

目的使用

△1,348

△3,064

△4,412

その他

△2,851

4,520

1,669

2025年3月31日

20,332

9,211

29,544

 

 

22. 購入コミットメント

当連結会計年度末における有形固定資産・無形資産の購入に関するコミットメントは、20,821百万円(前連結会計年度末は54,344百万円)です。主としてデータセンターに係る資産の購入に関する未履行の契約によるものです。

 

 

 

23. その他の負債

その他の負債の内訳は、以下のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

契約負債

60,191

57,532

未払消費税等

20,901

27,613

未払賞与

25,152

26,378

未払有給休暇

18,721

19,449

未払費用

17,196

17,242

預り源泉税

2,030

2,240

売却目的保有に分類された資産に直接関連する負債(注)

9,596

-

その他

54,420

57,838

合計

208,211

208,293

 

(注) 「17. 売却目的保有に分類された資産および処分グループ」参照

 

24. 退職給付

当社および一部の子会社は、主に確定拠出年金制度を採用しています。
確定拠出制度に係る退職給付費用は、以下のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

確定拠出年金への掛金支払額

3,684

3,481

 

 

 

25. リース取引

(借手側)

 (1)使用権資産

 使用権資産に係る資産クラス毎の帳簿価額の内訳、使用権資産の減価償却費、使用権資産の増加額は、「12. 使用権資産」をご参照ください。

 

(2)キャッシュ・アウトフロー

 リースに係るキャッシュ・アウトフローの合計額は、「41. 連結キャッシュ・フロー計算書の補足情報」をご参照ください。

 

(3)リース負債

 リース負債に係る最低支払リース料総額の内訳は、「30. 金融商品 (2) 財務リスク管理 ③ 流動性リスク 金融負債の期日別残高」をご参照ください。

 リース負債に係る金融費用は、「41. 連結キャッシュ・フロー計算書の補足情報」をご参照ください。

 

(4)リース活動の性質

当社グループは、主に資金の効率的な運用を目的として、データセンター、事務所、物流倉庫等のリース取引を行っています。

 リース契約の一部については、事業上の柔軟性を高めるため、解約オプションおよび延長オプションが付与されています。当該オプションの多くは一定の事前通知期間の後に当社グループのみが行使できるオプションです。リース期間を決定する際に、延長オプションを行使するまたは解約オプションを行使しない経済的インセンティブを創出する全ての事実および状況を検討しており、この評価は当該評価に影響を与えるような事象または状況の重大な変化が発生した場合に見直されます。

  リースにより保有する主要な使用権資産の原資産クラス毎の主なリース期間は、以下のとおりです。

・データセンター   5~28年

・事務所         2~15年

・物流倉庫        4~20年

 なお、データセンター、事務所および物流倉庫は、主に有形固定資産の「建物および構築物」に該当するものです。

 

(5)借手が契約しているがまだ開始していないリース

 当社グループの一部の契約は、定期建物賃貸借予約契約を締結しているものの、リース期間がまだ開始していないために、現状のリース負債の測定に反映されていません。当該リース契約により保有する使用権資産の原資産クラスは主に事務所および物流倉庫であり、翌連結会計年度にリースの開始日を迎え、リース期間は5年~10年です。翌連結会計年度以降の総支払予定額は44,669百万円です。

 

 

(貸手側)

当社グループは、オペレーティング・リースに該当する取引として、データセンター等の賃貸を行っております。

 

オペレーティング・リースに係るリース料の満期分析は、以下の通りです。

 

(単位:百万円)

 

当連結会計年度

(自  2024年4月1日 

至  2025年3月31日)

1年以内

4,385

1年超2年以内

3,035

2年超3年以内

3,035

3年超4年以内

3,035

4年超5年以内

1,346

5年超

合計

14,838

 

 

当連結会計年度におけるオペレーティング・リースのリース収益は、3,653百万円です。

なお、前連結会計年度に係る金額は重要性が乏しいため記載を省略しています。

オペレーティング・リースの対象となっている有形固定資産の帳簿価額は、「11. 有形固定資産」をご参照ください。

 

 

 

26. 流動・非流動の区分

 

前連結会計年度(2024年3月31日)

(単位:百万円)

 

回収又は決済までの期間

合計

12ヶ月以内

12ヶ月超

資産

 

 

 

現金及び現金同等物

1,420,430

1,420,430

銀行事業のコールローン

116,082

116,082

営業債権及びその他の債権

683,884

127

684,011

棚卸資産

35,028

35,028

カード事業の貸付金

552,065

231,804

783,869

銀行事業の有価証券

81,368

573,706

655,075

銀行事業の貸付金

42,680

680,487

723,167

その他の金融資産

152,232

304,580

456,812

有形固定資産

238,399

238,399

使用権資産

189,292

189,292

のれん

2,067,862

2,067,862

無形資産

1,248,923

1,248,923

持分法で会計処理されている投資

240,342

240,342

繰延税金資産

29,030

29,030

その他の資産

117,735

37,905

155,640

資産合計

3,201,508

5,842,461

9,043,969

 

 

 

 

負債

 

 

 

営業債務及びその他の債務

1,551,611

1,551,611

銀行事業の預金

1,658,378

14,367

1,672,746

有利子負債

785,237

1,097,514

1,882,752

その他の金融負債

2,186

24,867

27,054

未払法人所得税

38,361

38,361

引当金

7,944

17,686

25,630

繰延税金負債

190,614

190,614

その他の負債

167,396

40,815

208,211

負債合計

4,211,116

1,385,866

5,596,983

 

 

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

(単位:百万円)

 

回収又は決済までの期間

合計

12ヶ月以内

12ヶ月超

資産

 

 

 

現金及び現金同等物

1,043,944

1,043,944

銀行事業のコールローン

63,000

63,000

営業債権及びその他の債権

673,275

673,275

棚卸資産

32,436

32,436

カード事業の貸付金

744,356

239,433

983,790

銀行事業の有価証券

80,558

828,329

908,887

銀行事業の貸付金

51,192

875,141

926,334

その他の金融資産

179,118

219,391

398,510

有形固定資産

262,172

262,172

使用権資産

178,673

178,673

のれん

2,073,470

2,073,470

無形資産

1,233,421

1,233,421

持分法で会計処理されている投資

265,599

265,599

繰延税金資産

44,238

44,238

その他の資産

32,425

38,167

70,592

資産合計

2,900,307

6,258,039

9,158,346

 

 

 

 

負債

 

 

 

営業債務及びその他の債務

1,712,145

1,712,145

銀行事業の預金

1,815,406

14,886

1,830,293

有利子負債

608,723

1,085,675

1,694,398

その他の金融負債

3,839

22,770

26,610

未払法人所得税

50,060

50,060

引当金

9,755

19,788

29,544

繰延税金負債

188,084

188,084

その他の負債

169,723

38,570

208,293

負債合計

4,369,654

1,369,776

5,739,431

 

 

 

 

27. 資本金及びその他の資本項目

(1) 資本金および自己株式

    当社の授権株式数および発行済株式数は以下のとおりです。

 

 

 

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

授権株式数

 

 

普通株式

24,160,000,000

24,160,000,000

 

 

 

発行済株式数

2023年4月1日

7,633,501,686

増加(注)1

3,567,300

減少

2024年3月31日

7,637,068,986

増加(注)1

6,711,600

減少(注)2

489,597,939

2025年3月31日

7,154,182,647

 

(注) 1  新株予約権の行使による増加です。

 (注) 2  自己株式の消却による減少です。

 

上記の発行済株式数に含まれる自己株式数は、それぞれ前連結会計年度末103,150,424株、当連結会計年度末607,074株です。なお、株式給付信託(J-ESOP)、役員報酬BIP信託および株式付与ESOP信託が保有する当社株式は、それぞれ前連結会計年度末32,948,954株、当連結会計年度末28,167,999株となり、上記自己株式に含めていません。

 

(2) 剰余金

  ① 資本剰余金

会社法では、株式の発行に対しての払込み又は給付に係る額の2分の1以上を資本金に組み入れ、残りは資本剰余金に含まれる資本準備金に組み入れることが規定されています。資本準備金は株主総会の決議により、資本金に組み入れることができます。

 

  ② 利益剰余金  

会社法では、剰余金の配当により減少する剰余金の額の10分の1を、資本準備金および利益剰余金に含まれる利益準備金の合計額が資本金の4分の1に達するまで、資本準備金または利益準備金として積み立てることが規定されています。積み立てられた利益準備金は、欠損填補に充当できます。また、株主総会の決議をもって、利益準備金を取り崩すことができます。

 

 

28. 配当金

配当金の総額は以下のとおりです。

 

 

 

 

 

決議

配当金の総額

(百万円)

1株当たり配当額

(円)

基準日

効力発生日

前連結会計年度
(自  2023年4月1日
 至  2024年3月31日)

 

 

 

 

2023年5月18日 取締役会

41,869

5.56

2023年3月31日

2023年6月2日

当連結会計年度
(自  2024年4月1日
 至  2025年3月31日)

 

 

 

 

2024年5月15日 取締役会

41,888

5.56

2024年3月31日

2024年6月4日

 

 

また、配当の効力発生日が翌年度となるものは以下のとおりです。

 

 

 

 

 

決議

配当金の総額

(百万円)

1株当たり配当額

(円)

基準日

効力発生日

2025年5月16日 取締役会

50,075

 7.00

2025年3月31日

2025年6月5日

 

 

 

29. 株式に基づく報酬

当社および一部の子会社は、株式に基づく報酬として、ストック・オプション制度、役員報酬BIP信託を用いた株式報酬制度、株式交付制度、株式給付信託(J-ESOP)および譲渡制限付株式報酬制度を導入しています。譲渡制限付株式報酬制度は重要性が乏しいため制度の内容に関わる記載を省略しています。

株式に基づく報酬は、各社の株主総会・取締役会において承認された内容に基づき、各社の役員および従業員に付与しています。

株式に基づく報酬は、持分決済型株式報酬および現金決済型株式報酬として会計処理しています。

 

(1) ストック・オプション制度

 ① 制度の内容

 当連結会計年度において存在する当社のストック・オプション制度は、以下のとおりです。なお、一部の子会社の発行するストック・オプションは重要性が乏しいため、開示を省略しています。

 

 当社は当社または当社子会社の役員および従業員に対し、ストック・オプションを付与しています。ストック・オプションの行使により付与される株式は、当社が発行する株式です。

 

発行年度・名称

 

付与日

 

行使期限

 

2020年度

LINE 第22回(注)1、2

 

2021年3月1日

 

自2022年7月29日

至2029年7月8日

 

2020年度

LINE 第24回(注)1、3

 

2021年3月1日

 

自2022年7月29日

至2029年7月8日

 

2020年度

LINE 第25回(注)1、3

 

2021年3月1日

 

自2022年7月29日

至2029年7月8日

 

2020年度

LINE 第26回(注)1、4

 

2021年3月1日

 

自2023年11月5日

至2030年11月5日

 

2020年度

LINE 第28回(注)5

 

2021年3月30日

 

自2023年11月5日

至2030年11月5日

 

2021年度

LINE 第29回(注)6

 

2021年11月10日

 

自2024年11月11日

至2031年10月24日

 

2022年度

Zホールディングス 第1回(注)7

 

2022年8月18日

 

自2025年8月19日

至2032年8月3日

 

 

 

 

 (注) 1 当社および当社の関係会社の役職員に対して発行する新株予約権

    2019年12月23日に締結された経営統合後の当社グループのガバナンス・運営等について定めた資本提携契約書に基づき、Aホールディングス(株)(旧社名:LINE(株))および同社の関係会社の役職員を対象として発行していたストック・オプションと同等の規模感を持つ代替の報酬制度として、当社および当社の関係会社の役職員を対象に当社が新たに発行したストック・オプションです。

 

 (注) 2 権利確定条件

        ① 新株予約権者は、権利行使時においても当社又は当社の関係会社(財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則に定める関係会社をいう。以下同じ。)の取締役の地位にあることを要する。但し、当社又は当社の関係会社における取締役の地位を任期満了により退任した場合又は当社が正当な理由があると認めた場合はこの限りでない。
② 当社普通株式の株価が以下の(イ)から(ハ)に定める条件を満たす場合に限り、当該(イ)から(ハ)に掲げる個数の新株予約権を行使することができます。
(イ) 2022年7月29日から2025年7月29日までの間のいずれの日においても、当該日を含む直前営業日10日間(当社普通株式の普通取引が成立しない日を除く。以下(イ)から(ハ)において同じ。)の東京証券取引所における当社普通株式の普通取引の終値の平均値が、640円(以下、基準株価という。)を超える場合
割当てを受けた新株予約権の総数の20%
(ロ) 2023年7月29日から2026年7月29日までの間のいずれの日においても、当該日を含む直前営業日10日間の東京証券取引所における当社普通株式の普通取引の終値の平均値が、基準株価を超える場合
割当てを受けた新株予約権の総数の30%
(ハ) 2024年7月29日から2027年7月29日までの間のいずれの日においても、当該日を含む直前営業日10日間の東京証券取引所における当社普通株式の普通取引の終値の平均値が、基準株価を超える場合
 割当てを受けた新株予約権の総数の50%

③ 権利行使期間(2022年7月29日から2029年7月8日とする。但し、行使期間の最終日が当社の休日に当たるときは、その前営業日を最終日とする。)にかかわらず、新株予約権者は、新株予約権を、次の各号に掲げる期間(いずれの期間も、初日および末日を含むものとする。)において、すでに行使した新株予約権を含めて当該各号に掲げる限度において行使することができます。この場合において、かかる割合に基づき算出される行使可能な新株予約権の個数につき1個未満の端数が生ずる場合には、かかる端数を切り捨てた個数の新株予約権についてのみ行使することができるものとします。
 A.2022年7月29日~2029年7月8日:新株予約権者が割当てを受けた新株予約権の総数の20%行使可能
 B.2023年7月29日~2029年7月8日:新株予約権者が割当てを受けた新株予約権の総数の50%行使可能
 C.2024年7月29日~2029年7月8日:新株予約権者が割当てを受けた新株予約権の総数の100%行使可能
 

 (注) 3 権利確定条件

① 新株予約権者は、権利行使時においても当社又は当社の関係会社の取締役、監査役、執行役、執行役員又は従業員のいずれかの地位にあることを要する。但し、当社又は当社の関係会社における取締役、監査役又は執行役の地位を任期満了により退任した場合又は当社が正当な理由があると認めた場合はこの限りでない。
② 権利行使期間(2022年7月29日から2029年7月8日とする。但し、行使期間の最終日が当社の休日に当たるときは、その前営業日を最終日とする。)にかかわらず、新株予約権者は、新株予約権を、次の各号に掲げる期間(いずれの期間も、初日および末日を含むものとする。)において、すでに行使した新株予約権を含めて当該各号に掲げる限度を原則とする個数において行使することができます。この場合において、かかる割合に基づき算出される行使可能な新株予約権の個数につき1個未満の端数が生ずる場合には、かかる端数を切り捨てた個数の新株予約権についてのみ行使することができるものとします。
 A.2022年7月29日~2029年7月8日:新株予約権者が割当てを受けた新株予約権の総数の20%行使可能
 B.2023年7月29日~2029年7月8日:新株予約権者が割当てを受けた新株予約権の総数の50%行使可能
 C.2024年7月29日~2029年7月8日:新株予約権者が割当てを受けた新株予約権の総数の100%行使可能

 

 (注) 4 権利確定条件

        ① 新株予約権者は、権利行使時においても当社又は当社の関係会社の取締役の地位にあることを要する。但し、当社又は当社の関係会社における取締役の地位を任期満了により退任した場合又は当社が正当な理由があると認めた場合はこの限りでない。
② 新株予約権者は、当社普通株式の株価が以下の(イ)から(ハ)に定める条件を満たす場合に限り、当該(イ)から(ハ)に掲げる個数の新株予約権を行使することができます。
(イ) 2023年11月5日から2026年11月5日までの間のいずれの日においても、当該日を含む直前営業日10日間(当社普通株式の普通取引が成立しない日を除く。以下(イ)から(ハ)において同じ。)の東京証券取引所における当社普通株式の普通取引の終値の平均値が、640円(以下、基準株価という。)を超える場合
割当てを受けた新株予約権の総数の20%
(ロ) 2024年11月5日から2027年11月5日までの間のいずれの日においても、当該日を含む直前営業日10日間の東京証券取引所における当社普通株式の普通取引の終値の平均値が、基準株価を超える場合
割当てを受けた新株予約権の総数の30%
(ハ) 2025年11月5日から2028年11月5日までの間のいずれの日においても、当該日を含む直前営業日10日間の東京証券取引所における当社普通株式の普通取引の終値の平均値が、基準株価を超える場合
割当てを受けた新株予約権の総数の50%

        ③ 権利行使期間(2023年11月5日から2030年11月5日とする。但し、行使期間の最終日が当社の休日に当たるときは、その前営業日を最終日とする。)にかかわらず、新株予約権者は、新株予約権を、次の各号に掲げる期間(いずれの期間も、初日および末日を含むものとする。)において、すでに行使した新株予約権を含めて当該各号に掲げる限度において行使することができます。この場合において、かかる割合に基づき算出される行使可能な新株予約権の個数につき1個未満の端数が生ずる場合には、かかる端数を切り捨てた個数の新株予約権についてのみ行使することができるものとします。
 A.2023年11月5日~2030年11月5日:新株予約権者が割当てを受けた新株予約権の総数の20%行使可能
 B.2024年11月5日~2030年11月5日:新株予約権者が割当てを受けた新株予約権の総数の50%行使可能
 C.2025年11月5日~2030年11月5日:新株予約権者が割当てを受けた新株予約権の総数の100%行使可能

              
 

 (注) 5 権利確定条件

        ① 新株予約権者は、権利行使時においても当社又は当社の関係会社の取締役、監査役、執行役、執行役員又は従業員のいずれかの地位にあることを要する。但し、当社又は当社の関係会社における取締役、監査役又は執行役の地位を任期満了により退任した場合又は当社が正当な理由があると認めた場合はこの限りでない。
② 権利行使期間(2023年11月5日から2030年11月5日とする。但し、行使期間の最終日が当社の休日に当たるときは、その前営業日を最終日とする。)にかかわらず、新株予約権者は、新株予約権を、次の各号に掲げる期間(いずれの期間も、初日および末日を含むものとする。)において、すでに行使した新株予約権を含めて当該各号に掲げる限度を原則とする個数において行使することができます。この場合において、かかる割合に基づき算出される行使可能な新株予約権の個数につき1個未満の端数が生ずる場合には、かかる端数を切り捨てた個数の新株予約権についてのみ行使することができるものとします。
 A.2023年11月5日~2030年11月5日:新株予約権者が割当てを受けた新株予約権の総数の20%行使可能
 B.2024年11月5日~2030年11月5日:新株予約権者が割当てを受けた新株予約権の総数の50%行使可能
 C.2025年11月5日~2030年11月5日:新株予約権者が割当てを受けた新株予約権の総数の100%行使可能
 

 (注) 6 権利確定条件

        ① 新株予約権者は、権利行使時においても当社又は当社の関係会社の取締役、監査役、執行役、執行役員又は従業員のいずれかの地位にあることを要する。但し、当社又は当社の関係会社における取締役、監査役、執行役の地位を任期満了により退任した場合又は当社が正当な理由があると認めた場合はこの限りでない。
② 新株予約権者は、当社普通株式の株価が以下の(イ)から(ハ)に定める条件を満たす場合に限り、当該(イ)から(ハ)に掲げる個数の新株予約権を行使することができます。
(イ) 2024年11月11日から2027年11月11日までの間のいずれの日においても、当該日を含む直前営業日10日間(当社普通株式の普通取引が成立しない日を除く。以下(イ)から(ハ)において同じ。)の東京証券取引所における当社普通株式の普通取引の終値の平均値が、640円(以下、基準株価という。)を超える場合
割当てを受けた新株予約権の総数の20%
(ロ) 2025年11月11日から2028年11月11日までの間のいずれの日においても、当該日を含む直前営業日10日間の東京証券取引所における当社普通株式の普通取引の終値の平均値が、基準株価を超える場合
割当てを受けた新株予約権の総数の30%
(ハ) 2026年11月11日から2029年11月11日までの間のいずれの日においても、当該日を含む直前営業日10日間の東京証券取引所における当社普通株式の普通取引の終値の平均値が、基準株価を超える場合
割当てを受けた新株予約権の総数の50%       

        ③ 権利行使期間(2024年11月11日から2031年10月24日とする。但し、行使期間の最終日が当社の休日に当 たるときは、その前営業日を最終日とする。)にかかわらず、新株予約権者は、新株予約権を、次の各号に掲げる期間(いずれの期間も、初日および末日を含むものとする。)において、すでに行使した新株予約権を含めて当該各号に掲げる限度において行使することができます。この場合において、かかる割合に基づき算出される行使可能な新株予約権の個数につき1個未満の端数が生ずる場合には、かかる端数を切り捨てた個数の新株予約権についてのみ行使することができるものとします。
 A.2024年11月11日~2031年10月24日:新株予約権者が割当てを受けた新株予約権の総数の20%行使可能
 B.2025年11月11日~2031年10月24日:新株予約権者が割当てを受けた新株予約権の総数の50%行使可能
 C.2026年11月11日~2031年10月24日:新株予約権者が割当てを受けた新株予約権の総数の100%行使可能

 

(注) 7 権利確定条件

    ① 新株予約権者は、新株予約権の権利行使時においても、当社又は当社の関係会社の取締役、監査役、執行役、執行役員又は使用人の地位にあることを要します。ただし、任期満了による退任等当社取締役会が正当な理由があると認めた場合はこの限りではありません。

    ② 割り当てられた本新株予約権の個数の全部又は一部を行使することができる。但し、1個の本新株予約権を分割して行使することはできないものとする。

    ③ その他の新株予約権の行使の条件は、当社と新株予約権者との間で締結する「新株予約権割当契約書」に定められます。

 

 ② 期中に付与したストック・オプションの公正価値

該当事項はありません。

 

 

 ③ 期中におけるストック・オプションの増減および期末におけるストック・オプションの状況

期中におけるストック・オプションの増減および期末におけるストック・オプションの状況は、以下のとおりです。

 

 

株式数
(株)

加重平均
行使価格
(円)

2023年4月1日

未行使残高

224,138,375

452

 

付与

 

失効

△37,072,650

605

 

行使

△3,567,300

299

 

満期到来

2024年4月1日

未行使残高

183,498,425

424

 

付与

 

失効

△5,940,900

438

 

行使

△6,711,600

300

 

満期到来

2025年3月31日

未行使残高

170,845,925

428

 

 

株式数
(株)

加重平均
行使価格
(円)

2024年3月31日

行使可能残高

32,605,075

349

2025年3月31日

行使可能残高

63,786,050

358

 

(注)(1) ストック・オプション制度 「①制度の内容」参照

 

なお、2025年3月31日における未行使残高の状況は以下のとおりです。

 

行使価格帯
(円)

 

株式数
(株)

 

加重平均
行使価格
(円)

 

加重平均
残存契約年数
(年)

201~300

 

78,474,725

 

298

 

4.27

401~500

 

73,759,200

 

478

 

5.83

701~800

 

18,612,000

 

783

 

6.57

合計

 

170,845,925

 

 428

 

5.19

 

 

④ 期中に権利が行使されたストック・オプション

  期中に権利が行使されたストック・オプションの権利行使時の加重平均株価は、以下のとおりです。

 

前連結会計年度

(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

 

当連結会計年度

(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

発行年度・名称

 

行使株数
(株)

 

権利行使時の
加重平均株価(円)

 

発行年度・名称

 

行使株数
(株)

 

権利行使時の
加重平均株価(円)

2020年度

 

3,567,300

 

426

 

2020年度

 

6,711,600

 

431

 

 

 

 

(2) 役員報酬BIP信託を用いた株式報酬制度

 当社および一部の子会社において、取締役向け株式報酬制度を導入しています。

 ① 制度の内容

株式報酬制度は、役員報酬BIP(Board Incentive Plan)信託(以下、BIP信託という。)と称される仕組みを採用します。BIP信託とは、欧米の業績連動型株式報酬(Performance Share)および譲渡制限付株式報酬(Restricted Stock)と同様に、役位等に応じて、当社株式および当社株式の換価処分金相当額の金銭(以下、当社株式等という。)を給付する制度です。対象取締役の役割や職責等に応じてポイントを付与し、一定の条件により受給権の取得をしたときに当該付与ポイントに相当する当社株式等を給付します。

  株式に基づく報酬は、持分決済型株式報酬として会計処理しています。
 

 ② 期中に付与されたポイント数およびポイントの加重平均公正価値

該当事項はありません。

 

(3) 株式交付制度

当社および一部の子会社(以下、対象会社という。)において、執行役員および従業員向け株式交付制度を導入しています。

 ① 制度の内容
株式交付制度は、各対象会社が定める株式交付規程に従い、対象会社の役職員(以下、制度対象者という。)に対し当社株式等を給付する制度です。制度対象者の功績等に応じてポイントを付与し、一定の条件により受給権の取得をしたときに当該付与ポイントに相当する当社株式等を給付します。
 株式に基づく報酬は、持分決済型株式報酬または現金決済型株式報酬として会計処理しています。
 

 ② 期中に付与されたポイント数およびポイントの加重平均公正価値

  該当事項はありません。

 

(4) 株式給付信託(J-ESOP)

当社および一部の子会社において、執行役員および従業員向け株式給付信託(J-ESOP)を導入しています。

  ① 制度の内容

 当社が定めた株式給付規程に基づき、一定の要件を満たした当社の従業員等(当社および当社関係会社の従業員等を含むものとする。以下同じ。)に対し当社株式および当社株式を時価で換算した金額相当の金銭(以下、当社株式等という。)を給付する制度です。制度対象者の功績等に応じてポイントを付与し、一定の条件により受給権の取得をしたときに当該付与ポイントに相当する当社株式等を給付します。

株式に基づく報酬は、持分決済型株式報酬または現金決済型株式報酬として会計処理しています。

 

  ② 期中に付与されたポイント数およびポイントの加重平均公正価値

ポイントの付与日時点の公正価値は、付与日における当社株式の株価に近似していることから、付与日の株価を使用しています。期中に付与されたポイント数およびポイントの付与日時点の加重平均公正価値は、以下のとおりです。

 

 

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

   至 2024年3月31日)

当連結会計年度

(自 2024年4月1日 

至 2025年3月31日)

ポイント数(ポイント)

3,147,543

加重平均公正価値(円)

373

 

 

 

 

(5) 株式に基づく報酬に係る費用および負債

     株式に基づく報酬に係る費用および負債は、以下のとおりです。

 

  株式に基づく報酬に係る費用

                                          (単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

   至 2024年3月31日)

当連結会計年度

(自 2024年4月1日 

至 2025年3月31日)

持分決済型

17,379

7,511

現金決済型

1,819

3,072

合計

19,199

10,584

 

 

  株式に基づく報酬から生じた負債

                                          (単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

   至 2024年3月31日)

当連結会計年度

(自 2024年4月1日 

至 2025年3月31日)

帳簿価額

2,595

4,324

 

 

 

 

 

30. 金融商品

(1) 資本管理

当社グループは、中長期に持続的成長を続け企業価値を最大化するために、最適な資本構成を実現し維持することを資本管理の基本方針としています。

なお、当社グループは各種法令諸規則に基づく資本規制の対象となっており、一定水準以上の自己資本規制比率や純資産の額を維持しています。

当社グループが適用を受ける重要な資本規制は以下のとおりです。

 

① PayPay(株)

PayPay(株)は資金決済法、割賦販売法および貸金業法その他関連する法令諸規則に基づき、純資産の額(資産の合計額から負債の合計額を控除した額)を一定水準以上に保つことが義務付けられています。具体的には、次の金額が最低限満たすべき純資産の額となります。
  a. 100百万円

 

② PayPayカード(株)

PayPayカード(株)は資金決済法および割賦販売法その他関連する法令諸規則に基づき、純資産の額(資産の合計額から負債の合計額を控除した額)を一定水準以上に保つことが義務付けられています。具体的には、次の2つの金額が最低限満たすべき純資産の額となります。
 a. 100百万円
 b. 資本金または出資の額の100分の90に相当する額

 

③ PayPay銀行(株)

PayPay銀行(株)は銀行法および金融庁の告示に基づく自己資本比率規制に基づき、海外に支店等の営業拠点を有しない銀行として、同規制に基づいて算出する自己資本比率を4.0%以上に保つことが義務付けられています。

 

前連結会計年度および当連結会計年度において、資本規制の計算に重要な影響を及ぼすような法令の変更は行われていません。

 

(2) 財務リスク管理

当社グループは、事業を営む上で様々な財務上のリスク(為替リスク、価格リスク、金利リスク、信用リスクおよび流動性リスク)が発生します。当社グループは、当該財務上のリスクの防止および低減のために、一定の方針に従いリスク管理を行っています。

銀行事業を営む子会社は、インターネット専業銀行として、顧客からの預金受入れ等により調達を行い、貸付金および有価証券の購入等にて運用を行っています。
 主として金利変動による時価変動を伴う金融資産および金融負債を有しているため、金利変動による不利な影響が生じないよう、銀行事業を営む子会社では、資産および負債の総合的管理(ALM)を行っています。その一環として、デリバティブ取引を行っています。

 

   ① 市場リスク

a. 為替リスク

当社グループは外貨建取引を行っているため、主に米ドルレートの変動により生じる為替リスクに晒されていますが、当該リスクを回避する目的で為替予約取引および通貨先物取引を利用しています。また、外国為替証拠金取引における為替変動リスクに対しては、顧客等との間の取引により生じる為替ポジションをカウンターパーティとの間で行うカバー取引によってリスクを回避しています。

 

  為替感応度分析

当社グループが保有する外貨建金融商品について、他の全ての変数が一定であると仮定した上で、日本円が米ドルに対して1%高くなった場合の連結損益計算書の税引前利益および連結包括利益計算書のその他の包括利益(税効果考慮前)に与える影響は、以下のとおりです。なお、当該分析には在外営業活動体の資産および負債の表示通貨への換算による影響額は含みません。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

  至 2024年3月31日)

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

  至 2025年3月31日)

税引前利益への影響額(△は減少額)

△266

△83

その他の包括利益(税効果考慮前)への影響額(△は減少額)

△35

△9

 

 

 

 

 

b. 価格リスク

当社グループは、事業戦略上の目的で上場株式等の資本性金融商品を保有しており、市場価格の変動リスクに晒されています。また、市場価格の変動リスクを管理するため、発行体の財務状況や市場価格の継続的モニタリングを行っています。

 

  価格感応度分析

当社グループが保有する活発な市場で取引される有価証券について、他の全ての変数が一定であると仮定した上で、市場価格が10%下落した場合の連結包括利益計算書のその他の包括利益(税効果考慮前)に与える影響は、以下のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

  至 2024年3月31日)

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

  至 2025年3月31日)

その他の包括利益(税効果考慮前)への影響額(△は減少額)

△3,792

△2,135

 

 

 

c. 金利リスク(銀行事業を営む子会社を除く)

当社グループは、主に投資活動に伴う資金の運用において金利変動リスクに晒されています。また、金利変動リスクの未然防止または低減するため、固定金利と変動金利の有利子負債の適切な組み合わせを維持し、変動金利の有利子負債について、金利変動の継続的モニタリングを行っています。 

 

  金利感応度分析

当社グループが保有する金利変動の影響を受ける金融商品について、他の全ての変数が一定であると仮定した上で、金利が1%上昇した場合の連結損益計算書の税引前利益に与える影響は以下のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

  至 2024年3月31日)

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

  至 2025年3月31日)

税引前利益への影響額(△は減少額)

△8,337

△6,651

 

 

d. 銀行事業を営む子会社における金利リスク管理

銀行事業を営む子会社では、金利変動リスクの管理の対象となる資産・負債を特定した上で、そのポートフォリオから生じる現在価値変動額に対してリスク量上限を設定し、日次でその遵守状況を管理しています。また、定期的にイールドカーブの形状変化(パラレルシフトやスティープニング等)に対する現在価値変化の分析も実施し、資産・負債に与える影響をモニタリングしています。リスクモニタリングにあたっては、フロント・ミドル・バックオフィスの組織的な分離を行った上で、業務部門から独立したリスク管理部において実施する体制としています。モニタリング結果は日次で社内報告を行うとともに、定期的にALM委員会や取締役会にも報告し、相互牽制体制を確保しています。
 同子会社では、主要なリスク変数である金利変動リスクの影響を受ける金融資産は、主として銀行事業の有価証券および銀行事業の貸付金であり、金融負債は銀行事業の預金、デリバティブ取引は金利スワップです。
 これらの金融商品について、金利変動によるポートフォリオの現在価値の変化額として「BPV(ベーシス・ポイント・バリュー:金利が0.01%変化したときの時価評価変化額)」を算定し、金利変動リスク管理にあたっての定量的分析に利用しています。BPVの算定にあたっては、対象となる金融商品を商品分類毎に、それぞれ金利期日等に応じて適切なキャッシュ・フローに分解し、同子会社が定める期間毎の金利変動による変化額を用いています。
 金利以外の全てのリスク変数が一定であることを仮定し、当連結会計年度(2025年3月31日)において、指標となる金利が全て1ベーシス・ポイント(0.01%)上昇したものと想定した場合には、当該金融商品の時価評価額が純額で108百万円(税効果考慮前)減少し、逆に1ベーシス・ポイント(0.01%)下落したものと想定した場合には、純額で108百万円(税効果考慮前)増加するものと認識しています。
 なお、当該変化額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他のリスク変数との相関を考慮していません。

 

② 信用リスク

当社グループは、事業を営む上で、営業債権及びその他の債権、契約資産およびその他の金融資産(株式およびデリバティブ等)において、取引先の信用リスクに晒されています。

カード事業の貸付金には、個人向けローンが含まれており、これらは個人顧客の信用リスクに晒されています。
 銀行事業の有価証券には、内国債、外国債等の有価証券および信託受益権が含まれており、債券は主に発行体の信用リスク、信託受益権は原資産の信用リスクに晒されています。

銀行事業の貸付金には、個人向けの非事業性ローン、住宅ローンおよび事業性ローンが含まれており、これらは顧客の信用リスクに晒されています。

当社グループは、保有するこれらの金融資産について主に国内の信用リスクに集中していますが、当該リスクの未然防止または低減のため、当社グループの債権管理規程に従い、取引先毎に与信調査および与信極度額を設定し、取引先の信用状態に応じて必要な担保・保証等の取り付けを行っているほか、取引先毎に期日管理および残高管理を行い、信用状況を定期的にモニタリングしています。

また、銀行事業の貸付金のうち、個人向け非事業性ローンおよび保証付き事業性ローンについては、原則として保証会社による債務保証を受けており、住宅ローンは担保付貸出金です。

外国為替証拠金取引については、顧客との取引を行うほか、顧客との取引により生じるリスクを回避するためにカウンターパーティとの相対によるカバー取引を行っており、顧客が預け入れた証拠金等以上に損失を被ることにより発生する顧客の信用リスクおよびカウンターパーティに対する信用リスクを有しています。顧客の信用リスクに対しては、自動ロスカット制度を採用しているため、信用リスクに対するエクスポージャーは限定的です。カウンターパーティの信用リスクに対しては、信用力の高い金融機関とのみ行っており、契約不履行になる可能性は僅少です。また、カバー取引の実施にあたっては、社内管理規程に基づき為替ポジションや売買損益についてチェックを行う管理体制を整えています。

 

連結財政状態計算書で表示している金融資産の減損後の帳簿価額および貸出コミットメントは、当社グループの金融資産の信用リスクに対するエクスポージャーの最大値です。なお、保有する担保の評価およびその他の信用補完は考慮していません。貸出コミットメントについては、「43. 偶発事象」を参照ください。

なお、営業債権及びその他の債権については、信用補完として保証金(前連結会計年度1,161百万円、当連結会計年度11,341百万円)を受け入れており、銀行事業の貸付金のうち個人向け非事業性ローンおよび保証付き事業性ローンについては、信用補完として債務保証(前連結会計年度213,582百万円、当連結会計年度260,480百万円)を受けています。

また、外国為替証拠金取引については、顧客から証拠金(前連結会計年度10,944百万円、当連結会計年度10,059百万円)を受け入れています。

 

営業債権および契約資産については、全期間の予想信用損失を測定しています。営業債権および契約資産以外の債権ならびに貸出コミットメント等については、信用リスクの著しい増加を評価の上、将来の予想信用損失を測定しています。信用リスクが著しく増加しているか否かは、債務不履行発生リスクの変動に基づいて判断しており、その判断にあたって、取引先の期日経過情報や経営成績の悪化、外部信用格付等を考慮しています。営業債権および契約資産以外の債権ならびに貸出コミットメント等は、原則として12ヶ月の予想信用損失と同額で予想信用損失を測定していますが、信用リスクが当初認識時点より著しく増加した場合には、全期間の予想信用損失と同額で測定しています。

当社グループは、信用減損をもって債務不履行としており、金融資産の見積将来キャッシュ・フローへのマイナスの影響を与える以下のような事象等が発生した場合は、信用減損している金融資産として個別債権毎に予想信用損失を測定しています。金融資産が個別に重要でない場合は、信用リスクの特性や発生した取引の性質に基づいて集合的評価により検討しています。

・発行体または債務者の重大な財政的困難

・利息または元本の支払不履行または遅延等の契約違反

・債務者の破産または財務的再編成に陥る可能性が高くなったこ

 

 

a.信用リスク・エクスポージャー

 カード事業の貸付金に係る当社グループの信用リスク・エクスポージャーは以下のとおりです。

 

前連結会計年度(2024年3月31日)

(単位:百万円)

延滞日数

12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定している金融資産

全期間の予想信用損失に等しい金額で

測定している金融資産

合計

信用リスクが当初認識以降に著しく増大した金融資産

信用減損している

金融資産

延滞なし

728,330

728,330

30日以内

65,989

65,989

30日超90日以内

3,628

3,628

90日超

789

789

合計

794,319

3,628

789

798,738

 

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

(単位:百万円)

延滞日数

12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定している金融資産

全期間の予想信用損失に等しい金額で

測定している金融資産

合計

信用リスクが当初認識以降に著しく増大した金融資産

信用減損している

金融資産

延滞なし

922,452

922,452

30日以内

67,835

67,835

30日超90日以内

4,481

4,481

90日超

763

763

合計

990,288

4,481

763

995,533

 

 

なお、前連結会計年度末および当連結会計年度末において、上記以外は、信用リスクが著しく増加していると判断したものはなく、その帳簿価額に対する信用リスクに重要性はありません。

 

 

b.貸倒引当金の増減分析

 カード事業の貸付金に係る当社グループの貸倒引当金の増減は以下のとおりです。

 

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

(単位:百万円)

 

12ヶ月の予想信用

損失

全期間にわたる予想信用損失

合計

信用リスクが当初認識以降に著しく増大した金融資産

信用減損している

金融資産

期首残高

5,672

1,613

811

8,097

当期増加額(繰入額)

7,185

△380

△10

6,794

当期減少(目的使用)

△22

△22

当期減少(戻入)

その他

期末残高

12,857

1,232

778

14,868

 

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

(単位:百万円)

 

12ヶ月の予想信用

損失

全期間にわたる予想信用損失

合計

信用リスクが当初認識以降に著しく増大した金融資産

信用減損している

金融資産

期首残高

12,857

1,232

778

14,868

当期増加額(繰入額)

1,534

230

△2

1,763

当期減少(目的使用)

△19

△19

当期減少(戻入)

その他

△4,868

△4,868

期末残高

9,523

1,463

756

11,743

 

 

③ 流動性リスク

当社グループは、主に営業取引および投資活動に伴う資金の調達・運用や返済支払において、流動性リスクに晒されています。当該リスクの未然防止または低減のため、資金運用については原則として1年超の運用は行わず、1年以内で資金運用を行う場合は、流動性があり元本欠損リスクが極めて小さいものに限定して行っています。資金調達については、主に銀行借入や社債発行、債権流動化の直接調達を行っており、その返済・償還期間は市場の状況や長期、短期のバランスを調整して決定しています。

なお、銀行事業を営む子会社における資金運用については、市場流動性の高い債券を多く運用する等、緊急時の資金調達力を重視した運営を行っています。資金調達については、短期資金への過度の依存を防ぐために、短期の要資金調達額に対して上限を設定し、日次でその順守状況をモニタリングしています。また大量の預金流出等の緊急時の資金調達に備えるため、資金化が可能な資産の残高状況についてもモニタリングしています。

 

 

金融負債の期日別残高

 

前連結会計年度(2024年3月31日)

(単位:百万円)

 

帳簿価額

契約上の

キャッシュ
・フロー

1年以内

1年超

2年以内

2年超

3年以内

3年超

4年以内

4年超

5年以内

5年超

非デリバティブ金融負債

 

 

 

 

 

 

 

 

営業債務及びその他の債務

1,551,611

1,551,611

1,551,611

銀行事業の預金

1,672,746

1,672,779

1,658,387

4,652

3,059

1,292

1,053

4,334

有利子負債

 

 

 

 

 

 

 

 

 借入金

1,097,605

1,119,470

574,350

105,254

115,586

159,153

122,749

42,375

 コマーシャル・ペーパー

101,000

101,009

101,009

 社債

469,270

477,342

77,209

71,781

121,699

85,923

30,573

90,156

 リース負債

213,204

229,027

43,997

34,380

31,291

23,204

15,112

81,040

 その他

1,671

1,770

407

380

329

271

126

255

その他の金融負債

24,689

24,689

1,244

4,310

4,203

14,931

デリバティブ金融負債

 

 

 

 

 

 

 

 

その他の金融負債

2,365

2,365

1,236

1,129

オフバランス項目

 

 

 

 

 

 

 

 

貸出コミットメント(注)2

12,395,147

12,395,147

保証債務(注)2

2,615

2,615

 

(注) 1 要求払いのものについては「1年以内」に含めています。「銀行事業の預金」には、1,557,965 百万円の要求払預金を含みます。

     2「43. 偶発事象」参照

     3 「その他の金融負債」には、非支配株主に係る売建プット・オプションが含まれています。

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

(単位:百万円)

 

帳簿価額

契約上の

キャッシュ
・フロー

1年以内

1年超

2年以内

2年超

3年以内

3年超

4年以内

4年超

5年以内

5年超

非デリバティブ金融負債

 

 

 

 

 

 

 

 

営業債務及びその他の債務

1,712,145

1,712,145

1,712,144

1

銀行事業の預金

1,830,293

1,830,524

1,815,499

3,531

4,064

695

1,761

4,972

有利子負債

 

 

 

 

 

 

 

 

 借入金

945,708

974,304

399,592

145,489

180,998

172,206

36,309

39,707

 コマーシャル・ペーパー

108,000

108,607

108,607

 社債

444,374

452,238

72,348

121,974

116,325

30,843

70,477

40,268

 リース負債

194,941

206,009

43,931

35,950

27,529

18,312

14,821

65,463

 その他

1,374

1,440

396

346

287

139

88

181

その他の金融負債

10,411

10,411

1,275

4,777

4,275

84

デリバティブ金融負債

 

 

 

 

 

 

 

 

その他の金融負債

16,198

16,198

2,564

1,056

12,577

オフバランス項目

 

 

 

 

 

 

 

 

貸出コミットメント(注)2

9,971,127

9,971,127

保証債務(注)2

3,186

3,186

 

(注) 1 要求払いのものについては「1年以内」に含めています。「銀行事業の預金」には、1,677,981百万円の要求払預金を含みます。

     2「43. 偶発事象」参照

     3 「その他の金融負債」には、売建プット・オプションが含まれています。

 

(3) 金融商品の分類

  金融商品(現金及び現金同等物を除く)の分類別内訳は、以下のとおりです。

 

前連結会計年度(2024年3月31日)

(単位:百万円)

 

FVTPLの
金融資産

FVTOCIの
 負債性金融資産

FVTOCIの
資本性金融資産

償却原価で測定する金融資産

合計

金融資産

 

 

 

 

 

銀行事業のコールローン

116,082

116,082

営業債権及びその他の債権

684,011

684,011

カード事業の貸付金

783,869

783,869

銀行事業の有価証券

15,469

340,579

299,026

655,075

銀行事業の貸付金

723,167

723,167

その他の金融資産

120,012

53,131

283,668

456,812

合計

135,482

340,579

53,131

2,889,825

3,419,019

 

 

 

 

FVTPLの
金融負債

償却原価で測定
する金融負債

合計

金融負債

 

 

 

営業債務及びその他の債務

1,551,611

1,551,611

銀行事業の預金

1,672,746

1,672,746

有利子負債

1,882,752

1,882,752

その他の金融負債

25,529

1,525

27,054

合計

25,529

5,108,635

5,134,164

 

 

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

(単位:百万円)

 

FVTPLの
金融資産

FVTOCIの
 負債性金融資産

FVTOCIの
資本性金融資産

償却原価で測定する金融資産

合計

金融資産

 

 

 

 

 

銀行事業のコールローン

63,000

63,000

営業債権及びその他の債権

673,275

673,275

カード事業の貸付金

983,790

983,790

銀行事業の有価証券

1,784

386,558

520,543

908,887

銀行事業の貸付金

926,334

926,334

その他の金融資産

125,108

43,582

229,819

398,510

合計

126,893

386,558

43,582

3,396,763

3,953,798

 

 

 

 

FVTPLの
金融負債

償却原価で測定
する金融負債

合計

金融負債

 

 

 

営業債務及びその他の債務

1,712,145

1,712,145

銀行事業の預金

1,830,293

1,830,293

有利子負債

1,694,398

1,694,398

その他の金融負債

24,748

1,861

26,610

合計

24,748

5,238,700

5,263,448

 

 

 

 (4) FVTOCIの資本性金融資産

① 主な銘柄毎の公正価値

主として出資を通じた協業により当社のサービスを強化し、利益の最大化を目指すことを目的として保有する投資については、FVTOCIの資本性金融資産として指定しています。

主な銘柄は、以下のとおりです。

                              (単位:百万円)

銘柄

前連結会計年度(2024年3月31日)

当連結会計年度(2025年3月31日)

ビジョナル㈱

17,580

14,496

Snow Corporation

13,821

9,755

㈱ファブリカコミュニケーションズ

1,563

2,186

㈱クレオ

1,177

1,228

Retty㈱

334

300

 

 

② 期中に認識を中止したFVTOCIの資本性金融資産

当社のサービスを強化し、利益の最大化を期待出来ないと判断された金融資産の売却等により、期中に認識を中止したFVTOCIの資本性金融資産の公正価値および累積利得または損失(税引前)は、以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

  至 2024年3月31日)

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

  至 2025年3月31日)

公正価値

19,872

2,746

累積利得または損失(△)

8,891

△1,840

 

 

③ 利益剰余金への振替額

当社グループでは、FVTOCIの資本性金融資産の公正価値の変動による累積利得または損失は、認識を中止した場合、もしくは著しくまたは長期に公正価値が取得原価を下回る場合に利益剰余金に振り替えることとしています。利益剰余金へ振り替えたその他の包括利益の累積利得または損失(税引後)は、前連結会計年度5,637百万円、当連結会計年度△15百万円です。

 

 

31. 金融商品の公正価値

(1) 公正価値ヒエラルキーのレベル別分類

当初認識後に経常的に公正価値で測定する金融商品は、測定に用いたインプットの観察可能性および重要性に応じて、公正価値ヒエラルキーの3つのレベルに分類しています。

レベル1 - 同一の資産または負債の活発な市場における(無調整の)相場価格により測定した公正価値

レベル2 - レベル1以外の直接または間接的に観察可能なインプットを使用して測定した公正価値

レベル3 - 重要な観察可能でないインプットを使用して測定した公正価値

公正価値測定に複数のインプットを使用している場合には、その公正価値測定の全体において重要な最も低いレベルのインプットに基づいて公正価値のレベルを決定しています。

公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、各四半期の期首時点で発生したものとして認識しています。

なお、前連結会計年度および当連結会計年度において、レベル1とレベル2の間における振替はありません。

連結財政状態計算書上の金融商品の帳簿価額は、公正価値と一致または合理的に近似しているため、金融商品のクラス毎の帳簿価額と公正価値の比較表を省略しています。

連結財政状態計算書上、経常的に公正価値で測定する金融商品の公正価値ヒエラルキーに基づくレベル別分類は、以下のとおりです。

 

前連結会計年度(2024年3月31日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

金融資産

 

 

 

 

 外国為替証拠金取引

2,366

2,366

 株式

22,716

56,806

79,522

 債券

7,288

138,102

1,662

147,053

  信託受益権

204,270

204,270

 その他

16,118

1,216

78,644

95,979

合計

46,123

141,685

341,384

529,193

金融負債

 

 

 

 

 外国為替証拠金取引

936

936

 その他

299

1,129

23,164

24,592

合計

299

2,066

23,164

25,529

 

 

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

金融資産

 

 

 

 

 外国為替証拠金取引

4,915

4,915

 株式

18,880

53,438

72,318

 債券

4,639

95,804

9,200

109,643

  信託受益権

279,442

279,442

 その他

1,788

985

87,941

90,715

合計

25,308

101,704

430,022

557,035

金融負債

 

 

 

 

 外国為替証拠金取引

2,229

2,229

 その他

1,391

21,127

22,519

合計

3,620

21,127

24,748

 

 

 

 

(2) 公正価値の測定方法

外国為替証拠金取引については、公正価値は類似契約の相場価格に基づき評価しているため、レベル2に分類しています。

株式のうち、上場株式の公正価値については各四半期末の市場の終値、非上場株式の公正価値については割引キャッシュ・フロー法および類似会社の相場価格等を使用して測定しています。測定に使用する相場価格および将来キャッシュ・フローにかかる永久成長率等のインプットのうち、全ての重要なインプットが観察可能である場合はレベル2に分類し、重要な観察可能でないインプットを含む場合はレベル3に分類しています。

債券および信託受益権の公正価値は、売買参考統計値、ブローカーによる提示相場等、利用可能な情報に基づく取引価格を使用して測定しているほか、リスクフリーレートや信用スプレッドを加味した割引率のインプットを用いて、割引キャッシュ・フロー法で測定しており、インプットの観察可能性および重要性に応じてレベル2またはレベル3に分類しています。

上記以外の連結財政状態計算書上の金融商品の公正価値は帳簿価額と一致または合理的に近似していることから、帳簿価額を公正価値とみなしています。

 

(3) レベル3に分類した金融商品の公正価値測定
① 公正価値の評価技法およびインプット

 レベル3に分類した金融商品の公正価値の評価技法およびインプットについて開示すべき重要事項はありません。

 

 

② レベル3に分類した金融商品の調整表

レベル3に分類した金融商品の調整表は、以下のとおりです。

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

金融資産

金融負債

株式

債券

信託受益権

その他

その他

(注)5

2023年4月1日

70,444

1,615

171,181

68,658

9,865

利得および損失

 

 

 

 

 

 当期利益(注)1

△1,860

3,778

2,602

 その他の包括利益(注)2

1,724

47

△539

6,520

購入または取得

5,180

6,570

90,500

1,251

14,929

売却または償還

△527

△6,570

△56,871

△4,233

レベル3からの振替(注)3

△1,754

その他(注)4

△16,399

△1,564

2024年3月31日

56,806

1,662

204,270

78,644

23,164

 

 

(注) 1 連結損益計算書上、「その他の営業外収益」および「その他の営業外費用」に含めています。

2 連結包括利益計算書上、「FVTOCIの資本性金融資産」、「FVTOCIの負債性金融資産」、「在外営業活動体の換算差額」に含めています。

3 投資先が取引所に上場したことによるものです。

4 「株式」の「その他」には会社分割による株式の移転に伴う減少額6,755百万円、および有償減資に伴う減少額10,307百万円が含まれています。

5 金融負債の「その他」の金額は主に非支配株主に係る売建プット・オプションによるものです。

 

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

金融資産

金融負債

株式

債券

信託受益権

その他

その他

(注)4

2024年4月1日

56,806

1,662

204,270

78,644

23,164

利得および損失

 

 

 

 

 

 当期利益(注)1

△2,041

△4,332

12,892

 その他の包括利益(注)2

△4,980

△77

△1,963

△2,482

購入または取得

6,867

138,260

20,910

売却または償還

△1,766

△1,500

△61,125

△6

その他(注)3、5

△1,447

9,115

△4,791

△14,929

2025年3月31日

53,438

9,200

279,442

87,941

21,127

 

 

(注) 1 連結損益計算書上、「その他の営業外収益」および「その他の営業外費用」に含めています。

2 連結包括利益計算書上、「FVTOCIの資本性金融資産」、「FVTOCIの負債性金融資産」、「在外営業活動体の換算差額」に含めています。

3 金融資産の「その他」の「その他」には子会社の支配喪失に伴う減少額4,327百万円が含まれています。

4 金融負債の「その他」の金額は主に非支配株主に係る売建プット・オプションおよび持分法適用関連会社の持分所有者に係る売建プット・オプションによるものです。

5 金融負債の「その他」の「その他」は子会社の支配喪失に伴う減少によるものです。

 

③ 感応度分析

レベル3に分類した金融商品について、観察可能でないインプットを合理的に考え得る代替的な仮定に変更した場合に重要な公正価値の増減は見込まれていません。

 

④ 評価プロセス

レベル3に分類した金融商品について、当社の投資管理部門担当者は、外部の評価専門家の助言を得ながら公正価値測定の対象となる金融商品の性質、特徴およびリスクを適切に反映できる評価技法およびインプットを用いて公正価値を測定しています。実施した金融商品の公正価値の測定結果は、外部専門家の評価結果を含めて部門管理者によりレビューされ、当社上級執行役員 CFO(最高財務責任者)が承認しています。

 

 

32. 金融資産の譲渡

当社グループは、主に「営業債権及びその他の債権」に含まれる営業債権の一部および「カード事業の貸付金」に含まれるマンスリークリア債権の一部について流動化取引を行っています。しかし、債務者が支払いを行わない場合に、当社グループに遡求的に支払義務が発生する等、流動化債権の回収までの信用リスクは当社グループが負担しています。このような流動化債権については、金融資産の認識の中止の要件を満たさないことから、認識の中止を行っていません。また、当該譲渡により生じた入金額は、「有利子負債」「営業債務及びその他の債務」に含めて表示しています。
 認識の中止の要件を満たさない方法で譲渡された金融資産のうち、主に「営業債権及びその他の債権」には前連結会計年度末および当連結会計年度末において、それぞれ26,729百万円、21,945百万円、「カード事業の貸付金」には、それぞれ8,291百万円、1,149百万円計上しています。また、当該譲渡された金融資産に関連する負債は、それぞれ208,208百万円、73,268百万円計上しています。当該負債は、譲渡資産に対して原債務者からの支払いが行われた場合に重要な遅滞なしに決済されますが、当該負債の決済または原債務者からの支払いが行われるまでの間、当社グループは当該譲渡資産を利用できません。なお、前連結会計年度および当連結会計年度における譲渡された金融資産と関連する負債の主な差額は、「営業債権及びその他の債権」および「カード事業の貸付金」の回収額になります。

 

 

33. 売上収益

(1) 売上収益の分解

報告セグメント毎の売上収益について「検索広告」、「アカウント広告」、「ディスプレイ広告」、「LINEヤフー」、「ZOZO、アスクル」、「FinTech」に分解しています。これらのビジネスから生じる収益は顧客との契約に基づき計上しており、変動対価等を含む売上収益の額に重要性はありません。また、約束した対価の金額に重要な金融要素は含みません。なお、2025年3月期第3四半期より、メディア事業に区分されていた「一休.comレストラン」、および「PayPayグルメ」のサービスをコマース事業に移管しています。詳細につきましては、「6. セグメント情報」をご参照ください。

これに伴い、前連結会計年度の売上収益の情報を修正再表示しています。

売上収益の内訳は以下のとおりです。

 

 

 

 (単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日 

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日 

至  2025年3月31日)

メディア事業

 

検索広告

198,284

199,823

アカウント広告

105,245

125,158

ディスプレイ広告

251,812

247,870

その他

139,035

150,916

メディア事業合計

694,377

723,768

コマース事業

LINEヤフー

152,234

161,623

ZOZO、アスクル

672,958

684,492

コマース事業合計

825,192

846,116

戦略事業

FinTech

287,566

339,628

その他

653

257

戦略事業合計

288,220

339,886

その他

6,872

7,707

合計

1,814,663

1,917,478

顧客との契約から生じる収益 

1,722,727

1,805,731

その他の源泉から生じる収益

91,935

111,747

 

 

その他の源泉から生じる収益には、金融収益108,936百万円(前連結会計年度90,207百万円)を含み、主に償却原価で測定される金融資産から生じる収益で構成されています。

 

 

各セグメントの主なサービス・商品

 

メディア事業

検索広告

Yahoo!広告「検索広告」

アカウント広告

「LINE公式アカウント」、「LINEプロモーションスタンプ」、「LINEで応募」、「LINEチラシ」、その他

ディスプレイ

広告

運用型広告

Yahoo!広告「ディスプレイ広告」(運用型) 、「LINE VOOM」、「LINE NEWS」、「トークリスト」、「Talk Head View」、「Talk Head View Custom」、その他

予約型広告

Yahoo!広告「ディスプレイ広告」(予約型) 等

その他LINE広告

「LINEバイト」、その他

その他

「LINEスタンプ」、「LINE GAME」、「LINE占い」、「LINE MUSIC」、「LINEマンガ」、「LINE Search」、「LYPプレミアム」、「ebookjapan」、不動産関連、「Yahoo!メール」、その他

コマース事業

LINEヤフー

ショッピング事業

「Yahoo!ショッピング」、「LINEブランドカタログ」(※1)、「LINE FRIENDS」、「LINEギフト」、「MySmartStore」(※2)、「Yahoo!クイックマート」(※3)、「Yahoo!マートbyASKUL」(※4)、「LIVEBUY」(※5)、海外EC(「LINE SHOPPING(台湾・タイ)」、「GIFTSHOP」、「MyShop」、その他)

リユース事業

「Yahoo!オークション」、「Yahoo!フリマ」

サービスEC

事業

「Yahoo!トラベル」、「一休トラベル」、「LINEトラベル (台湾)」、その他

その他

その他

ZOZO、アスクル

ZOZO

「ZOZOTOWN」、「ZOZOUSED」、その他

アスクル

アスクル BtoB事業(「ASKUL」、「SOLOEL ARENA」、「APMRO」、「FEEDデンタル」、その他)、「LOHACO」、「チャーム」、その他

その他(※6)

「バリューコマース アフィリエイト」、「バリューポイントクラブ」、「ストアーズ・アールエイト」、「ストアマッチ」、「ビースペース」、その他

戦略事業

Fintech

PayPay連結

PayPay、PayPayカード、クレジットエンジン・グループ(※7)

PayPay銀行

その他金融

PayPayアセットマネジメント(※8)、「PayPayほけん」、「LINE Pay」(※9)、「LINEスコア」、「LINEポケットマネー」、「LINE BITMAX」、「LINE FX」、「DOSI」、その他

その他

その他

 

 

(※1) 「LINEショッピング」は2024年8月20日に「LINEブランドカタログ」にサービス名称を変更しました。

(※2) 「MySmartStore」は2024年7月31日にサービスを終了しました。

(※3) 2024年8月13日に「Yahoo!クイックマート」のサービスを開始しました。

(※4) 「Yahoo!マートby ASKUL」は2024年8月31日にサービスを終了しました。

(※5) 「LIVEBUY」は2024年7月31日にサービスを終了しました。

(※6) バリューコマース(株)は2024年5月2日に当社の持分法適用関連会社へ移行したことから、以降、バリューコマース(株)のサービスを含みません。

(※7) 2025年4月1日付でクレジットエンジン株式会社に社名変更しました。

(※8) 「PayPayアセットマネジメント」は2025年9月末を目途に終了予定です。

(※9) 日本における「LINE Pay」は2025年4月30日にサービスを終了しました。

 

 

(2) 契約残高

契約残高の内訳は以下のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2023年4月1日)

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度

(2025年3月31日)

顧客との契約から生じた債権

224,376

238,369

232,509

契約負債

60,434

60,191

57,532

 

 

当連結会計年度に認識した収益のうち、期首現在の契約負債残高に含まれていたものは42,421百万円(前連結会計年度は44,202百万円)です。また、前連結会計年度および当連結会計年度において、過去の期間に充足(又は部分的に充足)した履行義務から認識した収益の額に重要性はありません。

 

(3) 残存履行義務に配分した取引価格

当連結会計年度末における未充足(又は部分的に未充足)の履行義務に配分した取引価格の総額は 4,624百万円(前連結会計年度末は6,614百万円)です。当該履行義務は、LINE関連サービスから生じており、主に16年以内に認識されると見込まれています。

なお、当社グループは、実務上の便法を適用し、当初の予想期間が1年以内である契約の取引価格およびサービス提供量に直接対応する金額で顧客から対価を受ける契約の取引価格は、上記の未充足の履行義務に配分した取引価格には含めていません。

 

(4) 契約コストから認識した資産

① 契約コスト

契約コストから認識した資産は、以下のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度

(2025年3月31日)

契約獲得のためのコスト

7,452

9,180

契約履行のためのコスト

1,593

1,446

 

 

契約獲得のためのコストは、主にカード会員を獲得するために発生した販売手数料です。なお、認識すべき資産の償却期間が1年以内である場合には、契約獲得のためのコストを発生時に費用として認識しています。

契約履行のためのコストは、LINE関連サービスに係るコンテンツ手数料です。

 

② 償却費および減損損失

契約コストから認識した資産から生じた償却費および減損損失は、以下のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

 至 2024年3月31日)

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

 至 2025年3月31日)

償却費

11,847

13,416

減損損失

 

 

 

34. 売上原価および販売費及び一般管理費

売上原価および販売費及び一般管理費の性質別内訳は、以下のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

商品売上原価

358,859

366,766

人件費

295,201

278,602

販売促進費

145,639

169,850

減価償却費及び償却費

163,619

159,874

業務委託費

145,116

139,194

支払手数料

110,563

118,573

情報提供料

62,376

66,402

荷役運賃

58,351

61,204

その他

271,817

285,032

合計

1,611,543

1,645,500

 

 

 

35. 子会社の支配喪失に伴う利益

前連結会計年度(自  2023年4月1日 至  2024年3月31日)

 2023年8月31日にJDW Co.,Ltd.に対して第三者からの出資が実施されたことおよび、2023年12月27日に(株)yutoriの新規上場による公募増資に加え(株)ZOZOが所有する持分の一部を売却した結果、当社の子会社に該当しないこととなり、子会社の支配喪失に伴う利益を認識しています。

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日 至  2025年3月31日)

 当社の子会社であるIPXグループ(IPX Corpおよびその子会社)について、株主間契約の変更契約を締結した結果、新たに当社の共同支配企業となったため、22,751百万円の子会社の支配喪失に伴う利益を認識しています。

 また、当社の子会社であるLINE NEXT Corp(以下、LINE NEXT)に対して第三者からの出資が実施され、当社グループが保有するLINE NEXTの議決権が過半数を下回った結果、LINE NEXTグループ(LINE NEXTおよびその子会社)は新たに当社の持分法適用関連会社となったため、13,336百万円の子会社の支配喪失に伴う利益を認識しています。

 さらに、当社の子会社であるバリューコマース(株)が実施する自己株式の公開買付けに応募した結果、バリューコマースグループ(バリューコマース(株)およびその子会社)は新たに当社の持分法適用関連会社となったため、6,967百万円の子会社の支配喪失に伴う利益を認識しています。

 

36. オプション評価損益

当連結会計年度(自  2024年4月1日 至  2025年3月31日)

 持分法適用関連会社の持分所有者の一部に付与している売建プット・オプションについて、公正価値で測定したことによる損益です。

 

 

37. その他の営業外収益

その他の営業外収益の内訳は、以下のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

持分変動利益

19,262

3,377

その他

14,386

6,061

合計

33,649

9,439

 

 

 

38. その他の営業外費用

その他の営業外費用の内訳は、以下のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

支払利息

6,518

8,079

持分法による投資の減損損失

22,834

1,910

その他

14,374

17,345

合計

43,727

27,335

 

 

39. その他の包括利益に係る組替調整額および税効果額

その他の包括利益の項目別の当期発生額および組替調整額、ならびに税効果の影響は、以下のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

純損益に振り替えられることのない項目

 

 

確定給付制度の再測定

 

 

当期発生額

△523

3,255

税効果調整前

△523

3,255

税効果額

187

△738

確定給付制度の再測定

△336

2,517

FVTOCIの資本性金融資産

 

 

当期発生額

4,399

△6,266

税効果調整前

4,399

△6,266

税効果額

△1,449

1,349

FVTOCIの資本性金融資産

2,950

△4,916

持分法適用会社に対する持分相当額

 

 

当期発生額

485

103

税効果額

持分法適用会社に対する持分相当額

485

103

項目合計

3,099

△2,296

純損益にその後に振り替えられる可能性のある項目

 

 

FVTOCIの負債性金融資産

 

 

当期発生額

△1,496

△5,374

組替調整額

△48

△109

税効果調整前

△1,544

△5,484

税効果額

472

1,679

FVTOCIの負債性金融資産

△1,071

△3,804

在外営業活動体の換算差額

 

 

当期発生額

33,117

△30,236

組替調整額

△253

△1,245

税効果調整前

32,863

△31,481

税効果額

△2,996

2,911

在外営業活動体の換算差額

29,867

△28,570

項目合計

28,795

△32,375

税引後その他の包括利益

31,895

△34,671

 

 

40. 1株当たり利益

親会社の所有者に帰属する基本的1株当たり当期利益および希薄化後1株当たり当期利益の算定基礎は以下のとおりです。

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

基本的1株当たり当期利益(円)

15.10

21.00

親会社の所有者に帰属する当期利益(百万円)

113,199

153,465

親会社の普通株主に帰属しない利益(百万円)

基本的1株当たり当期利益の計算に使用する利益
(百万円)

113,199

153,465

普通株式の期中平均株式数(千株)

7,498,805

7,307,937

 

 

 

希薄化後1株当たり当期利益(円)

15.04

20.92

当期利益調整額(百万円)

普通株式増加数(千株)

29,263

29,148

希薄化効果を有しないため、希薄化後1株当たり当期利益の算定に含まれなかった潜在株式

LINE第28回新株予約権、

Zホールディングス株式会社2022年度第1回新株予約権。これらの詳細は「29.株式に基づく報酬」に記載のとおりです。

LINE第28回新株予約権、

Zホールディングス株式会社2022年度第1回新株予約権。これらの詳細は「29.株式に基づく報酬」に記載のとおりです。

 

(注) 基本的1株当たり当期利益および希薄化後1株当たり当期利益の算定において、株式給付信託(J-ESOP)、役員報酬BIP信託および株式給与ESOP信託が保有する当社株式を自己株式として処理していることから、期末株式数および加重平均株式数から当該株式数を控除しています。

 

41. 連結キャッシュ・フロー計算書の補足情報

(1) 重要な非資金取引の内容

  重要な非資金取引(現金及び現金同等物を使用しない投資および財務取引)は、以下のとおりです。

 リースにより取得した資産の金額は、「(3) 財務活動に係る負債」の新規リースの欄をご参照ください。

 前連結会計年度において、LINE(株)が営むAIカンパニー事業を、ワークスモバイルジャパン(株)(現 LINE WORKS(株))に会社分割により承継した取引は非資金取引に該当します。

 当連結会計年度において、IPXグループを当社の共同支配企業とする取引およびLINE NEXTグループを当社の持分法適用関連会社とする取引は非資金取引に該当します。詳細については、「35.子会社の支配喪失に伴う利益」をご参照ください。

 

(2)子会社の支配喪失による支出

 バリューコマースグループの支配喪失に係る当連結会計年度の受取対価は、11,000百万円です。また、当連結会計年度に支配を喪失した子会社(IPXグループ、LINE NEXTグループ、バリューコマースグループ)の支配喪失時における資産は71,046百万円(うち現金及び現金同等物34,125百万円)、負債は24,437百万円です。なお、当該資産および負債は、支配喪失時における子会社の個別財務諸表を単純合算した金額から前連結会計年度末における当社グループと当該子会社との間の債権債務等を消去することにより算出しています。

 

(3) 財務活動に係る負債

  財務活動に係る負債の変動は以下のとおりです。

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

2023年

4月1日

キャッシュ

・フローを

伴う変動

キャッシュ・フローを伴わない変動

2024年

3月31日

支配の獲得
による変動

新規リース

その他

(注)

借入金

975,358

127,810

△5,563

1,097,605

コマーシャル・ペーパー

122,000

△21,000

101,000

社債

578,987

△110,000

283

469,270

リース負債

235,400

△40,561

42,907

△24,542

213,204

 

(注) リース負債の減少は、主にリース負債の再測定によるものです。

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

2024年

4月1日

キャッシュ

・フローを

伴う変動

キャッシュ・フローを伴わない変動

2025年

3月31日

支配の獲得
による変動

新規リース

その他

(注)

借入金

1,097,605

△160,261

7,712

651

945,708

コマーシャル・ペーパー

101,000

7,000

108,000

社債

469,270

△25,000

103

444,374

リース負債

213,204

△41,311

36,936

△13,888

194,941

 

(注) リース負債の減少は、主に支配の喪失による変動およびリース負債の再測定によるものです

 

 「借入金」のキャッシュ・フローを伴う変動は、連結キャッシュ・フロー計算書の財務活動によるキャッシュ・フローにおける「短期借入金の純増減額」、「長期借入による収入」および「長期借入金の返済による支出」の純額です。
 「コマーシャル・ペーパー」のキャッシュ・フローを伴う変動は、連結キャッシュ・フロー計算書の財務活動によるキャッシュ・フローにおける「コマーシャル・ペーパー発行による収入」および「コマーシャル・ペーパー償還による支出」の純額です。

  「社債」のキャッシュ・フローを伴う変動は、連結キャッシュ・フロー計算書の財務活動によるキャッシュ・フローにおける「社債の発行による収入」および「社債の償還による支出」の純額です。

 「リース負債」のキャッシュ・フローを伴う変動は、連結キャッシュ・フロー計算書の財務活動によるキャッシュ・フローにおける「リース負債の返済による支出」の金額です。また、当連結会計年度のリース負債に係る金利費用の支払額は2,500百万円(前連結会計年度2,828百万円)です。

 

 

 

42. 関連当事者

 当社グループの最終的な親会社はソフトバンクグループ(株)(日本企業)です。

当社グループと当社の関連当事者である子会社との間の取引は、連結上消去されており、注記には開示されていません。当社グループとその他の関連当事者との取引高および債権債務残高の総額は以下のとおりです。

 

(1) 関連当事者間取引および未決済残高

 

前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

関係の内容

名称

取引内容

取引金額

未決済残高

親会社の役員および本人とその近親者が議決権の過半数を保有している会社

襟川 恵子

(㈱コーエーテクモゲームス)

コンテンツプロバイダーへの手数料(注)1

231

64

 

(注)1 取引条件は、市場価格および役務提供内容等を勘案し、交渉の上決定しています。

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

関係の内容

名称

取引内容

取引金額

未決済残高

親会社

Aホールディングス㈱

自己株式の取得(注)1

149,953

-

親会社の役員および本人とその近親者が議決権の過半数を保有している会社

襟川 恵子

(㈱コーエーテクモゲームス)

コンテンツプロバイダーへの手数料(注)2

191

63

 

(注)1 2024年8月2日開催の取締役会の決議に基づき、公開買付の方法により、当社普通株式386,475,800株を1株当たり388円で取得しています。なお、1株あたりの買付価格は、2024年8月1日の終値が367円、2024年8月1日を基準日とする1ヶ月の終値単純平均値が388円であることから、相対的に高い価格である2024年8月1日を基準日とする1ヶ月の終値単純平均値である388円を公開買付価格として決定しています。

   2 取引条件は、市場価格および役務提供内容等を勘案し、交渉の上決定しています。

 

 

(2) 主要な経営幹部に対する報酬

 役員の報酬は以下のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

短期報酬

1,733

485

退職給付

58

5

株式報酬

3,632

1,138

合計

5,423

1,630

 

(注) 主要な経営幹部に対する報酬は、当社の取締役(社外取締役を含む)に対する報酬です。

 

 

43. 偶発事象

 (1) 貸出コミットメント

当社グループの貸出コミットメントは、主に当社グループのクレジットカード会員へのショッピングおよびキャッシングの利用限度額であり、貸出コミットメントの総額および貸出未実行残高は以下のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

貸出コミットメントの総額

13,424,525

11,242,876

貸出実行残高

1,029,378

1,271,748

貸出未実行残高

12,395,147

9,971,127

 

 

なお、当該利用限度額は、クレジットカード会員がその範囲内で随時利用できるため利用されない額もあり、かつ、当社グループが任意に増減させることができるため、貸出未実行残高は必ずしも全額が貸出実行されるものではありません。また、当該貸出コミットメントの未実行残高の期日は、要求払いのため1年以内となります。

 

 (2) 保証債務

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

保証契約の総額

2,615

3,186

保証残高

2,615

3,186

 

 

44. 重要な後発事象

(LINE Bank Taiwan Limitedへの増資)

 当社は、当社の連結子会社であるLINE Financial Taiwan Limited(以下、LFT)を通じて、当社の持分法適用関連会社である LINE Bank Taiwan Limited(以下、LBT)に対して27億4,500万台湾ドルの増資を行うことを2025年4月10日に決定し、2025年6月に増資を完了しました。

 なお、増資の完了日をもって、LFTは保有するLBTの議決権が過半数を上回ることから、当社はLBTに対する支配を獲得し、LBTは新たに当社の連結子会社となりました。

 企業結合に伴う再測定益は算定中であり、2026年3月期第1四半期に計上する見込みです。

 

(自己株式の取得および消却)

 当社は、2025年5月7日開催の取締役会において、会社法第165条第3項より読み替えて適用される同法第156条第1項および当社定款の規定に基づき、自己株式の取得を行うこと、およびその具体的な取得方法として、自己株式の公開買付け(以下「本公開買い付け」といいます。)を行うことを決議しました。また、当社は、2025年5月7日開催の取締役会において、会社法第178条の規定に基づき、当社が保有する自己株式の一部を消却することを決議しました。

 

(1)自己株式の取得および消却を行う理由

 資本政策の一環としての資本効率の向上および株主還元

 

(2)取得に係る事項の内容

① 取得対象株式の種類

普通株式

② 取得し得る株式の総数

281,425,992株(上限)(発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合3.95%)

なお、自己株式数については、株式給付信託(J-ESOP)、役員報酬BIP信託および株式付与ESOP信託が保有する当社株式(2025年3月31日:28,167,999株)を含めています。

 

③ 株式の取得価額の総額

1,500億円(上限)

④ 取得することができる期間

2025年5月8日から2025年6月30日まで

⑤ 取得方法

自己株式の公開買付け

 

(3)消却に係る事項の内容

① 消却対象株式の種類

普通株式

② 消却する株式の総数

上記(2)に基づき取得した自己株式の全株式数から4,800,000株を控除した株式数

③ 消却予定日

2025年7月1日

 

なお、本公開買付けは2025年6月4日をもって終了しました。

1.取得の概要

(1)取得した株式の種類  普通株式

(2)取得した株式の総数  218,064,491 株

(注)発行済株式総数に対する割合 3.05%(小数点以下第三位を四捨五入。2025 年5月末日の発行済株式総数を基準に算出)

(3)株式の取得価額の総額 116,228,373,703 円

(注)上記金額には、公開買付代理人に支払う手数料その他諸経費は含まれておりません。

(4)取得した期間     2025 年5月8日から 2025 年6月4日まで

(5)取得方法       公開買付けの方法による

 

また、本公開買付けの終了をもって、2025 年5月7日開催の取締役会決議による会社法第 165 条第3項の規定により読み替えて適用される同法第 156 条第1項及び当社定款の規定に基づく自己株式の取得は終了しました。

 

45. 連結財務諸表の承認

本連結財務諸表は、2025年6月17日に当社代表取締役社長CEO 出澤 剛 および当社上級執行役員CFO (最高財務責任者) 坂上 亮介 によって承認されました。